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人口減少と経済損失について講演
伊那市の伊那商工会館で経営セミナーが8日開かれ、南信の商工会議所で広域専門指導員をしている藤田柳治さんが、人口減少による地域の経済への影響について講演しました。 経営セミナーには、上伊那の経営者およそ30人が参加しました。 この日は、南信地域で経営者に専門的なアドバイスなどを行っている藤田柳治さんが「地域の人口減少による経済損失」について講演しました。 上伊那地域の今年1月の人口は18万5,225人で、10年後には約1万人、20年後には約2万4千人が減少すると言われています。 県の家計調査によりますと、平成24~26年年度の1人あたりの1か月の平均消費支出額は10万68円で、これを伊那市の人口減少推移に当てはめると、5年後の2020年の消費支出は約13億円減少することが見込まれるということです。 藤田さんは、人口減少により暮らしや経済に大きく影響が出るとみていて、「製造業が盛んなこの地域は、後継者の育成や女性の人材確保が必要になる」と話します。 藤田さんは「数年後を見据えて地域でどのようなことができるか、各機関が連携して人材確保や教育などに取り組む必要がある」と話しました。
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大芝でイチゴの出荷作業
南箕輪村の大芝水耕生産組合のハウスではイチゴの出荷が行われています。 今年は定植後の気温が高かったことから例年より2週間早い収穫となっています。 8日は、大芝水耕生産組合の武村淳一組合長が朝から収穫作業を行っていました。 イチゴの栽培は今年で15年目です。 6棟のハウスを使って栽培しています。 栽培しているイチゴは章姫という品種で甘みが強く粒が大きいのが特徴です。 毎年9月に定植しますが今年は、定植後の気温が高かったことから、例年より2週間ほど早い11月中旬から出荷を始めています。 ハウス内の温度を、夜は6度、日中は27度で保つよう管理に気を付けてきたということで、武村さんは「糖度が高いイチゴが出来た」と話します。 収穫したイチゴは、パック詰めされます。 現在は1日60パックほどを直売所などに出荷しています。 ピークは、クリスマスから年末にかけてで1日300パックを出荷する予定です。
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女子小学生ソフトボール教室 始まる
女の子にソフトボールに親しんでもらおうと女子小学生ソフトボール教室が6日、伊那市の伊那公園屋内運動場で開かれました。 教室は、園児から小学生を対象にソフトボールの楽しさを知ってもらおうと、伊那市スポーツ推進委員会が開いているものです。 初回のこの日はおよそ30人の子供たちが、フットワークや縄跳びをして体を温めた後、キャッチボールをしました。 低学年の児童は、柔らかいボールを使い、体にボールの感覚が慣れるよう、素手でキャッチボールをしていました。 この教室は、年末年始を除く来年2月21日まで毎週日曜日に開かれていて、興味のある人はいつでも参加できるということです。
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災害時の初動対応を確認
地震など災害が発生したときの情報収集やその伝達などを行う総合防災訓練が7日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。 訓練は上伊那地域で強い地震が発生したとの想定で行われました。 広い範囲で被害が出たときの情報収集や的確な対応ができるように県災害対策本部上伊那地方部が実施したものです。 県の防災担当の職員などおよそ30人が参加し、災害情報の伝達経路などについて確認しました。 各自治体から被害状況について連絡があると受信担当者が内容を簡潔にまとめ報告していました。 ホワイトボードの担当は状況を書き込み全員が情報を共有できるようにしていました。 また地図担当はどの場所でどんな被害が出ているかをまとめ地図上に落とし込んでいました。 県では情報収集やその伝達方法など訓練を通して確認し防災意識を高めていきたいと話していました。
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エレナ冨岡さんインドでの演奏報告
伊那市西箕輪在住でアルパ奏者のエレナ冨岡さんは先月インドで開かれた音楽イベントに出演しました。 エレナ冨岡さんは10月31日から11月8日にかけインド北部で開かれたイベント「ハーモニー2015」に出演しましました。 2日は伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長にイベントへの出演を報告しました。 冨岡さんは、13年前観光でインドを訪れた事がきっかけで、これまでに6回招待を受けイベントや学校などで演奏を行っているという事です。 今回出演したイベントも、主にインドの伝統音楽や踊りを披露するもので、主催者の招待によりゲスト出演し、日本の唱歌やアニメソング等を披露したという事です。 白鳥市長は「今後も交流を通じて伊那の素晴らしさをインドの人にも伝えてほしい」と話していました。
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下小沢あかりの会 初めてのそば打ちで交流
伊那市小沢の高齢者でつくる下小沢あかりの会は、1日、小沢地域交流センターで初めてそば打ちに挑戦し交流しました。 下小沢あかりの会は、毎年春と冬に会員が食材を持ち寄って調理をし味わう交流会を開いています。 この日は初めてそば打ちに挑戦しました。 使ったのは、西箕輪産のそば粉3キロで、そば打ちの経験がある会員に習いながら作りました。 およそ2時間で完成し、打ち立てを味わいました。 また、各家庭の畑で採れた野菜や果物も持ち寄り、会員は会話を楽しみながら味わっていました。 下小沢あかりの会は、地区の高齢者クラブとして4年前に発足し、現在38人で活動しています。
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箕輪町北部診療所 来年9月をめどに再開
医師不在のため休診となっていた箕輪町沢の北部診療所は、来年9月をめどに再開される見通しとなりました。 7日に開会した箕輪町議会12月定例会で、北部診療所再開のための改修設計委託料120万円を盛り込んだ一般会計補正予算案が提出されました。 箕輪町沢にある北部診療所は介護予防拠点施設げんきセンターに併設されています。 町が所有する建物を医師に貸し出す形で運営してきましたが、平成25年10月から、医師不在のため休診となっていました。 町によりますと、県内の公立病院に勤務する51歳の男性内科医と再開への協議が整ったという事です。 町では今後施設の改修工事などを行い、来年9月をめどに北部診療所を再開させる計画です。
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箕輪町 空き家対策の条例制定へ
箕輪町は、空き家の適正な管理と活用を図り、町や所有者などの責務を明らかにするための条例を制定する方針です。 7日に開会した町議会で、条例制定案が提出されました。 「空き家等の適正管理及び活用促進に関する条例」は、国の空き家対策に関する特別措置法に基づくものです。 条例案では、放置すれば倒壊のおそれがあったり、適正な管理が行われず著しく景観を損なっている空き家などを「特定空き家」と定義し、その所有者に対し町長が勧告、命令をしてもそれに従わない場合は公表、代執行を行うとしています。 また空き家対策計画の策定などを行う協議会の設置も明記されています。 条例制定案が可決されれば、来年4月1日から施行されます。
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伊那市理容組合が保育園に図鑑寄贈
伊那市理容組合は市内7つの保育園に生き物や宇宙について分かりやすく書いた図鑑を寄贈しました。 7日は伊那市理容組合の組合員4人が伊那市の竜東保育園を訪れ園児に図鑑を贈りました。 これは組合の地域貢献事業として行われたもので、組合に加盟している54件から集めた歳末募金およそ4万円で購入したものです。 内容は魚に関するもののほか、宇宙、鳥の3冊です。 園児たちはうれしそうに図鑑を見たり内容について質問したりしていました。 組合青年部長の丸山明彦さんは「新しい図鑑を見ることで子どもたちにいろんなことに興味を持ってもらいたい。」と話していました。
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安保法廃止訴える 上伊那平和のつどい
今年9月に成立した平和安全保証関連法の廃止を訴える上伊那平和のつどいが6日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 これは住民有志でつくる実行委員会が開いたもので会場にはおよそ600人が集まりました。 平和のつどいでは東京大学大学院教授で九条の会事務局長の小森陽一さんが「憲法と民主主義が生きる日本へ」という演題で講演しました。 小森さんは「平和安全保証関連法は憲法9条の武力によらない平和の理念をくつがえすもの。 署名運動など声をあげることで廃止を求めていかなければならない」と述べました。 平和のつどいではほかに平和安全保証関連法を廃止し平和主義、立憲主義を取り戻すとする上伊那平和のつどいアピールが採択されました。
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寒さ利用し糸寒天づくり
今日は24節気の一つ大雪。寒さが一段と厳しくなる頃とされています。 伊那市東春近ではその寒さを利用した糸寒天づくりが行われています。 頂上付近が雪で覆われている中央アルプス。 7日の伊那地域の最低気温は午前7時過ぎ0.1度を記録しました。 伊那市東春近で糸寒天づくりを行っている小笠原商店では天日干しの作業が行われています。 小笠原商店は富士見町で大正5年に創業し東春近に移って16年目となります。 原料となるテングサを煮詰めたものを寒暖の差で凍らせたり溶かしたりを繰り返します。 この手間暇を惜しまない昔ながらの方法により糸のような白さとつやのある糸寒天ができるということです。 確かな品質が認められ昭和30年代から和菓子の老舗として知られる虎屋のようかんの原料として使われ続けています。 糸寒天づくりへのこだわりは老舗を支えているという使命感がそうさせているといいます。 小笠原商店は今年、寒天品評会で県知事賞を受賞するなどその品質が改めて評価されています。 東春近田原の工場直販で、一般向けにところてんの販売も行っていて価格は290グラム300円となっています。
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エコリーダー協議会 温暖化対策で電気やガソリンの使用量削減を
地球温暖化対策を進める伊那市のエコリーダー協議会が7日に開かれ、二酸化炭素削減のため電気やガソリンの使用量削減に引き続き取り組んでいく事が確認されました。 今年度2回目の協議会で、今年度4月から9月までの、伊那市の二酸化炭素排出量の報告がありました。 排出量は15万5千トンで、前年度と比べ0.2%の増となっています。 協議会では今後の取り組みとして、二酸化炭素排出の多くを占める電気やガソリンの使用量削減に力を入れ、エコドライブやウォームビズ、再生可能エネルギーの推進などを行う事が確認されました。
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女子大生の目線で地域の魅力発見
首都圏や関西の大学に通う女子大生や地元の中高生が古い地図を頼りに目的地となる住宅を探すイベントが6日伊那市富県で開かれました。 このイベントは、女子大生が1泊2日のホームステイを通して仕事や子育て、地域とのつながりなどについて学ぶ、「家族留学」の一環で開かれたものです。 イベントは、慶応義塾大学の学生が8月にキャリア教育で伊那市を訪れたことがきっかけとなり開催されました。慶応の学生と地元有志で作る実行委員会が主催し、首都圏や関西から女子大生6人が参加しました。 参加者は、6つのグループに分かれグループごとに車に乗り込むと、目隠しをしてスタート地点へと移動します。 スタート地点に到着すると、富県の古い地図が手渡され、屋号を頼りに目的地の家を探します。 地域の人を見つけると、家の方角や目印などを聞き目的地の家を目指していました。 目的地に到着すると、参加者は地元産の野菜などをお土産に受け取っていました。 その後、参加者全員とイベントのサポートをした地域のボランティアなど60人が富県ふるさと館で郷土料理を囲み会話を楽しみました。 実行委員会では「女子大生の感覚とネットワークで伊那の良さを発信してもらい、来年度も継続して開いていきたい」と話していました。
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西春近南小 親子で正月飾りづくり
伊那市の西春近南小のPTA活動の一環で、正月用のしめ飾りづくりが行われました。 6日は、希望者80人ほどが参加し、親子で協力しながらしめ飾りを作りました。これは、PTAの活動の一環で毎年行われています。 地域住民など3人が指導に当たりました。 PTAでは、「地域の先輩から伝統を学び、親子で触れ合う時間になった」と話していました。
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木下山車飾保存会 製作進む
来年1月9日と10日に行われる箕輪町南宮神社初祭りに向け、木下山車飾保存会は、山車飾の製作に取り組んでいます。 神社境内にある祭典準備室で連日製作が行われています。 山車飾りは、明治の初めころ、高遠から木下に養子に入った青年が、「高遠の山車飾りのようなものを祭りに飾ったらどうか」と提言したことが始まりとされています。 今年のメインの一つは、大阪夏の陣をモチーフにしたもので、真田幸村が徳川家康の本陣まで攻め入る場面です。 5日は地元の小学生でつくるスマイル山車クラブのメンバーも製作にとりくんでいました。 とんちで有名な室町時代の僧、一休さんを題材に、人形と屏風を作ります。 子供達は、保存会の会員からアドバイスを受けながら製作していました。 来年の干支サルにちなみ、17日には、JR飯田線木ノ下駅前に長谷に伝わる民話、孝行猿の山車が展示されます。 今年は境内と駅前合わせて6舞台が展示される予定です。
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古田人形芝居定期公演 若手が演目を披露
箕輪町の伝統芸能「古田人形芝居」の定期公演が5日、町文化センターで開かれ、20代の若手メンバーによる演目も披露されました。 演目は、「伊達娘恋緋鹿子 火見櫓の段」です。 登場するのはお七(しち)という娘です。 殉死を命じられた恋人を助けるため、江戸の町の門を開けようと、火見櫓の半鐘を打ち鳴らすという話です。 娘を操るのは、古田人形芝居保存会に所属する20代のメンバーで、全員が初舞台です。 見どころは、火見櫓に登っていく場面で、人形遣いは櫓の中から人形を操ります。 定期公演は、一年間の練習の成果を多くの人に見てもらおうと毎年12月に開かれています。
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青葉の会写真展 13日まで
伊那市内の写真愛好家でつくる「青葉の会」の写真展が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、会員14人が今年1年で撮影した作品28点が並んでいます。 青葉の会は、市内で写真講座を受講していた生徒達が、講座が終わっても写真撮影を続けようと15年前に発足しました。 会員は市内在住の50代から最高齢は83歳で、各々に風景写真を中心に県内外に出かけて撮影しているということです。 青葉の会写真展は、13日(日)まで伊那図書館で開かれています。
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ベースボールサミット初開催 野球人口拡大へ
上伊那地域の野球指導者などが集まる「ベースボールサミット」が、5日初めて開かれ、野球人口の拡大にむけて連携を強化することなどを確認しました。 5日は、上伊那の中学や高校で野球を指導する教員の他、少年野球チームの監督などおよそ130人が伊那市の東部中学校に集まりました。 サミットは、指導者同士の連携を図り幼少期の野球人口を増やしレベルアップにつなげていこうと、上伊那の中学校体育連盟と高校野球連盟が開きました。 実行委員会によりますと、少子化に加え、サッカーなどの他のスポーツの競技人口増加に伴い、全国的に野球人口が減っているということです。 県内の昨年度の小学生の野球人口は、平成22年度より570人少ない1,759人、中学生は1,266人少ない3,647人となっています。 また、上伊那の33の少年野球チームのうち、5、6年生を合わせても9人に満たないチームが来年度は13チーム、再来年度は20チームになるということです。 5日は、幼年期の野球人口の拡大をテーマに分科会が開かれ、現状や課題などを共有しました。 実行委員会では今後、連携強化を図るための組織「上伊那青少年野球協議会」の設立にむけ、取り組んでいきたいとしています。
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まちの縁側サミット 意見を交わす
伊那市社会福祉協議会が進める「まちの縁側づくり」について考える研究集会「まちの縁側サミット」が、5日、伊那市の長谷中学校で開かれました。 サミットには、地域のボランティアなどおよそ130人が参加しました。 伊那市社協では、個人の庭や商店の店先など少人数が集う日常的な居場所を地域につくり、コミュニティを再構築していこうと、今年7月から「まちの縁側」づくりに取り組んでいます。 5日は、6つのグループに分かれ、まちの縁側に登録している個人や商店と意見を交換しました。 このうち、荒井で自宅の離れを縁側として開放している唐沢洋子さんは自身の体験を話しました。 ワークショップでは、どんな縁側があったらうれしいかについて意見を交換しました。 昼食時には、地域の飲食店や個人が作った郷土料理などが並ぶ「つながりメシ大会」が企画もあり、参加者同士会話を楽しみながら料理を味わっていました。 伊那市社協では今後、長谷中学校を拠点に、長谷地域のコミュニティの再構築を図っていく考えです。
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全国植樹祭に向けて 実行委員会設立
来年6月に長野県を会場に行われる第67回全国植樹祭に向けた上伊那地区県民植樹実行委員会が4日に設立しました。 会議には市町村や林業団体の代表者など25人が出席し実施計画などについて協議しました。 第67回全国植樹祭は来年6月5日に52年ぶりに長野県で行われます。 当日は長野市のエムウェーブで式典が行われ長野市、松本市、上田市、伊那市の植樹会場の様子を各会場で中継します。 上伊那地区の会場は伊那市の鳩吹公園で、アクセスがよいことや「市民の森林」として活用されている点などから選ばれました。 当日は、ますみヶ丘平地林でコナラなど12種類の苗を植樹します。 今後、植樹参加者を上伊那から500人募集する予定です。 なお、当日はエムウェーブで天皇皇后両陛下も植樹する予定で、樹種の1つにタカトオコヒガンザクラも選ばれたということです。
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ほうかごえいご学習発表会
南箕輪村の英会話教室、ほうかごえいごの学習発表会が11月29日、村民センターで開かれました。 29日は教室で学ぶ3歳から高校1年生までの80人が、英語と日本語を交互に話し、学習の成果を発表しました。 発表会ではオリジナルの劇を披露しました。 願い事を叶えてくれる魔法の木の実を巡り世界で争いが起こるというストーリーです。 ほうかごえいごは、南箕輪村のオフィスTOJI(トジ)翻訳事務所の英語教室で、大勢の前で英語を話す機会にしようと毎年学習発表会を開いています。 天田美咲代表は、「考えたことや感じたことを言葉にして伝えることに挑戦していってほしい」と話していました。
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ASTTALシードルクラブがシードル用のりんご収穫
伊那市内の飲食店の店主らでつくるASTTALシードルクラブは、りんごの発泡酒、シードルに使うりんごを11月29日に伊那市西春近の農園で収穫しました。 29日はメンバーおよそ20人がシードルに使うりんごを収穫しました。 アスタルシードルクラブでは、地元でお金が循環する仕組みづくりや地域の魅力向上につなげようと、去年から伊那産のりんごを使った発泡酒シードル作りに取り組んでいます。 今年は「フジ」のみを使ったものに加え、新たに、12品種のりんごを使ったものの2種類を作ります。 去年の倍の700キロを仕込むということです。 醸造は市内の伊那ワイン工房で行われることになっていて、来年6月頃、市内の飲食店などで販売する予定です。
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箕輪町木下で住宅全焼する火事 けが人なし
3日午後10時30分頃、箕輪町木下で住宅1棟を焼く火事がありました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは、箕輪町木下の今井英明さん宅です。 出火当時、家には家族2人がいましたが避難して無事でした。 この火事で、木造2階建ておよそ170平方メートルが全焼しました。 現場はJR飯田線木ノ下駅のすぐ近くで、電車は上下線とも一時運転を見合わせました。 JR東海によりますと、上り線に47分、下り線に39分の遅れが発生し、上下線合わせておよそ20人に影響が出たということです。 出火の原因については伊那警察署で調べを進めています。
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寒い一日
伊那地域の4日の最高気温は、午前3時半の5.1度で1月上旬並みの寒い1日となりました。 午前9時前の箕輪町の様子です。 田んぼにうっすらと雪が積もりました。 4日の最低気温は、午前8時36分の1.1度でした。 午後になっても気温は上がらず、午後1時に3.7度、午後2時には2.9度と1月上旬並みの寒さとなりました。 長野地方気象台によりますと明日は寒さは緩み、その後1週間は平年よりも気温は高めで推移するということです。
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みのわふるさと便を発送
箕輪町観光協会が地域の特産、りんごに小学生のメッセージを添えて全国に発送するふるさと便の発送作業が4日行われました。 箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場で作業が行われました。 地域の特産、りんごのふじが詰まった段ボール箱に箕輪町観光協会長の白鳥正徳町長のあいさつ文と町内の小学生が書いた絵や町を紹介する便りが入れられます。 遠方の親族や友人知人におくる人が多く、今年度は、りんご5キロ入りが107箱、10キロ入りが55箱で、長いもも5キロ入りで115箱の申し込みがありました。 小学生から寄せられた絵や便りは152点で、カラーコピーしてひと箱に6点ずつ入れられました。 箕輪町観光協会では、「箕輪のこの時期の旬の味をメッセージとともに味わってもらいたい」と話しています。
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市長給料据え置きを答申
伊那市特別職報酬等審議会は、市長などの給料を据え置き、市議会議員の報酬を引き上げる審議結果を4日白鳥孝市長に答申しました。 現在の白鳥市長の給料月額は、92万8,000円で、合併前の平成17年に決められました。 副市長は、76万8,000円、教育長は65万4,000円です。 人口規模で伊那市は県内19市中7位ですが、給料は市長・副市長とも5位です。 審議会では、トップセールスなどの行動力と財政状況を改善させている点が評価でき、据え置くとの意見で一致しました。 一方、市議会議員の報酬は、議長が45万9,000円、議員は36万円です。 審議会では、無投票の増加や候補者数の減少を危惧し、それぞれ5,000円の増額を答申しました。 白鳥市長は、答申を尊重する考えです。 来年の3月定例議会に条例改正案を提出し議決されれば来年の4月から引き上げられます。 審議会会長の川上健夫伊那商工会議所会頭は、任期中に1回は審議会を開くよう口頭で白鳥市長に要望しました。
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地域の見守り協定 2団体追加
伊那市は、地域見守りネットワーク事業で、4日新たに2つの団体と協定を締結しました。 伊那市が新たに協定を締結したのは、伊那市金融団と株式会社セブンイレブンジャパンです。 金融団は、市内の各金融機関7行29店舗です。 セブンイレブンは、市内13店舗です。 4日は、それぞれの団体の関係者と白鳥孝市長が市役所で協定を締結しました。 事業者が業務活動中に高齢者等のなんらかの異変を察知した場合は、市役所や警察、消防に通報します。 白鳥市長は、「高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう協力をお願いしたい」とあいさつしました。 伊那市は、平成24年度からこうした協定の締結を進めていて、今回で9つの業種55の事業者となりました。
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美篶小学校の児童が大工道具体験
伊那市の美篶小学校の開校114周年を祝う記念行事が1日に行われ、特別企画として地元の大工を招いた木工体験教室が開かれました。 木工体験は、毎年開校記念行事に合わせてイベントを企画している美篶小学校資料館運営員会が今年初めて行ったものです。 教室は、昔からある大工道具に触れてもらおうと開かれました。 上伊那建設労働組合美篶支部の6人が道具の使い方を指導し、児童は カンナやノコギリを使いながら木に触れていました。 ある児童は「カンナを初めて使って力が必要だと思った。手で作業することの大変さが分かった」と話していました。
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野溝嘉彦さん絵画展
伊那市東春近在住の画家・野溝嘉彦さんの県内の風景画を中心とする絵画展が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 会場には、6号から15号までの近作、およそ40点が並んでいます。 作品は、伊那谷、安曇野、木曽路など、県内を中心とした風景画です。 野溝さんは、現在79歳。30代のころ、指導者や仲間と一緒に歩いた道を一人でたどって、現在、絵を描いていることです。 野溝さんは、懐かしい風景を描いているということで、絵を見た人の中には、50年ぶりにふるさとに帰る決心をした人もいるということです。 野溝嘉彦さんの絵画展は、8日(火)まで、伊那市のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開かれています。
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伊那市社協が進める「まちの縁側」事業 登録順調
伊那市社会福祉協議会が進める少人数が日常的に集う場「まちの縁側」が、順調にその数を増やしています。 3日は、伊那市のふれあい~なで登録された縁側に贈るための「看板」づくりが行われていました。 看板は、ますみヶ丘で間伐したアカマツから作られたもので、一つ一つ丁寧に、スタンプを押していました。 伊那市社協では、今年7月から、「まちの縁側」づくり事業に取り組んでいます。 日常的に人が集まる場所を認定することで、すでにある自然に生まれた住民同士のつながりを評価するとともに、日常的なコミュニティを再構築しようというものです。 これまでに個人の庭や離れ、商店の店先など15か所が登録されていて、順調に数を伸ばしています。 取り組みに呼応して、伊那市の中心市街地では、多くの商店が「まちの縁側」に登録しようという動きが出ています。 すでに縁側に登録している店の他に、伊那まちの再生やるじゃん会が中心となり、20店舗ほどに声がかけられています。 伊那市社協ではまず100か所の登録を目指したいとしています。 公民館、学校、自宅、神社の森、お店の中など、あらゆる場所が縁側の候補になるとしています。 問い合わせ 伊那市社協 電話73-2541