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高遠町で土砂崩落 復旧のめどたたず
16日午前7時40分頃、伊那市高遠町の高遠城址公園の近くの県道で土砂崩落が発生し現在も通行止めとなっています。 この崩落によるけが人はいませんでした。 伊那建設事務所によりますと土砂崩落が発生したのは伊那市高遠町の県道芝平高遠線です。 崩落現場では、幅10メートル、高さ12メートルにわたり法面が崩れ20立方メートルの土砂が道路を覆っています。 この崩落により、殿坂交差点から白山橋交差点が16日の午前8時頃から通行止めとなっています。 現場近くに住む西村博さんは、きのうから異変があったと話します。 伊那建設事務所では、さらに崩落が発生する恐れがある事から、土砂を取り除くなどの復旧作業は当面行わないという事です。 この場所はさくら祭り期間中一般車両が高遠城址公園から市内へと向かう経路となっていて、伊那市では県からの報告をうけ交通規制の対策を検討するとしています。 復旧のめどはたっていません
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児童に読み聞かせ グループ表彰
富県小学校で児童に読み聞かせを行うボランティアグループ「おはなしたまて箱」は、長年の活動が評価され、伊那市子ども会育成会連絡協議会から表彰されました。 15日に伊那市役所で開かれた総会の中で表彰式が行われました。 式にはおはなしたまて箱を代表して田畑智子さんと仲村淳子さんが出席し、協議会の倉澤邦弘会長から表彰状が手渡されました。 おはなしたまて箱は2006年から富県小学校で月に1回読み聞かせを行っています。 きっかけは、学校司書からの呼びかけで、最初は田畑さんら3人で始めました。 現在は保護者を中心にメンバーが増え9人で活動しています。 協議会では、今後も活動を続けて富県地域の子どもの教育のために頑張って欲しいと期待しています。
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小中学校で卒業式 新たな一歩へ
伊那市と南箕輪村の小中学校10校で16日卒業式が行われました。 このうち南箕輪中学校では、義務教育を終えた生徒たちが卒業証書を手に新たな一歩を踏み出しました。 南箕輪中学校では今年度男子89人、女子79人の合わせて168人が卒業を迎えました。 式では戸谷省吾校長から1人1人に卒業証書が手渡されました。 式辞で戸谷校長は、「いくつもの節を作りながら立派な若竹に成長した。限りない未来へ一歩ずつ進んでいってほしい」と、学校のシンボル若竹に例えてはなむけの言葉をおくりました。 卒業生を代表して唐澤瑠奈さんは、3年間の思い出を振り返りながら感謝と新たな道に進む決意を述べました。
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市議会社会委 宮田廃棄物処分場建設反対陳情採択
伊那市議会社会委員会は、宮田村で計画されている放射性物質を含む廃棄物最終処分場の建設反対を求める陳情について全会一致で採択としました。 市議会には、宮田村大久保地区に計画されている放射性物質を含む廃棄物の最終処分場の建設の反対を求める陳情が宮田村の環境を守る会の会長で宮田村議会の田中一男議長から提出されています。 陳情では、計画地が天竜川と大田切川の合流点に近く下流域への影響が大きいことや、様々な疑問点が解決されていないことから建設反対を求める意見書を阿部守一知事と長野県議会議長へ提出することを求めています。 議員からは、「陳情は上伊那の他の市町村や広域連合議会でも採択されている。 伊那市議会としても採択すべき」との賛成意見が出されました。 箕輪町議会と南箕輪村議会はこの陳情を採択していて、建設反対の意見書案については箕輪町議会が全会一致で、南箕輪村議会が賛成多数で可決しました。
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伊那市防災センター 概要示す
伊那市は、市役所が被災した場合の代替え施設となる伊那市防災センター(仮称)の概要を16日示しました。 16日は伊那市議会総務委員会協議会が市役所で開かれ、防災センターの概要が示されました。 防災センターは、西町のウエストパーク管理センターと勤労青少年ホーム、女性プラザを解体し、その跡地に建設するものです。 平成30年度の利用開始を目指します。 建物の延べ床面積は1,250平方メートルで、会議室や多目的ホールなど7部屋が設置されます。 普段はクラブ活動や講演会などに利用でき、市役所が被災した場合には市の災害対策本部が設置されます。 駐車場は150台以上止める事ができ、災害時には大型の緊急車両の受け入れに使用する計画です。 市では、来年度から既存の建物の解体工事を行い29年度から防災センターの建設を行う予定で、総事業費はおよそ6億円を見込んでいます。
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女性技術者と市長が森づくり考える
国の行政機関に勤める女性技術者と白鳥孝伊那市長が森づくりなどについて考える意見交換会が3日、伊那市新山のキットハウスで開かれました。 意見交換会は森林資源の活用などを提案する伊那市50年の森林ビジョン策定にともない国の機関と市が連携を図ろうと開かれたものです。 白鳥市長のほか天竜川上流河川事務所の小杉恵さんと南信森林管理署の相馬夏美さんが専門的な立場から意見を交わしました。 小杉さんは天竜川上流河川事務所で砂防に関する仕事をしています。 相馬さんは南信森林管理署で林業の課題改善などに取り組んでいます。 白鳥市長は「様々な意見を聞き連携しながら森づくりを進めていきたい。」と話していました。
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県議会 議長に向山公人氏
県議会の本会議で正副議長選が15日行われ、議長は伊那市区で最大会派自民党県議団の向山公人さんに決まりました。 伊那市区から議長に選出されるのは、28年ぶりとなります。 向山さんは15日の午前9時50分過ぎに、本郷一彦座長に立候補の届け出を済ませ、所信表明をしました。 正副議長選は立候補制で実施しています。 午後1時から開かれた本会議で、正副議長ともに立候補は1人だけだったため各会派の申し合わせにより指名推薦で選出されました。 結果、議長に伊那市区で自民党県議団の向山公人さん、副議長に松本市区で信州・新風・みらいの下沢順一郎さんが決まりました。 伊那市区から議長に選出されるのは向山さんが4人目で、昭和62年から議長を務めた登内英夫さん以来28年ぶりです。 上伊那では、平成7年の清水重幸さん以来となります。 その後開かれた記者会見で向山さんは「議会の存在が理事者側にも県民の皆さんにも伝わるように議会として取り組んでいきたい」と話していました。 申し合わせにより正副議長の任期は1年となっています。
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廃棄物政策審議会 ごみ袋の証紙代金改定など原案通り答申へ
ごみ処理費用有料制度の見直しについて審議している上伊那広域連合廃棄物政策審議会は、ごみ袋の証紙代金を容量別の金額にするなどの改定について、原案通り答申することを15日確認しました。 この日は、5回目の廃棄物政策審議会が伊那市のいなっせで開かれ、ごみ処理費用有料制度の見直しについて最終確認をしました。 原案では、ごみ袋1袋につき一律30円となっている証紙代金をごみ袋の容量別の金額に改定するとしています。 小袋20リットルは現行のまま30円、大袋45リットルは50円に値上がり。 大小の間に35リットル入りの中サイズを新たに設け、料金は40円となります。 原案は去年12月の審議会で示されていて、今回の審議会では、1月中に募集した住民意見の結果と、それに対する広域連合の見解が示されました。 「減量の意識が定着してきているのでチケット制度は廃止してもよいのでは」といった住民意見に対して広域連合は「更なるごみ減量の意識を高める必要があるため、新ごみ中間処理施設稼働後にごみ量等が安定した時点で廃止に向けた検討をする」としています。 審議会では22日に白鳥孝連合長に答申する予定です。
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上伊那初 さくらの湯が木質ペレットを使ったボイラーの運用開始
伊那市高遠町の日帰り温泉施設さくらの湯は、木質ペレットを燃料に使用したボイラーの運用を15日から始めました。 木質ペレットは、間伐材を細かく砕いて粉状にし、固めたものです。 上伊那森林組合が作った「ピュア1号」で、日本木質ペレット協会から全国第1号の認証を受けています。 機械は、電源スイッチを押すと外のタンクから自動でペレットが運ばれ燃焼し、温められたお湯が配管を通って温泉設備や給湯に送られます。 さくらの湯では、これまで灯油ボイラーを使っていましたが、老朽化により機械を替える際に、環境に配慮したペレット燃料の導入を決めたということです。 さくらの湯では、ペレット燃料のPRとして、4月中旬からゴールデンウィーク前まで、小学生の入浴料金300円を100円にするキャンペーンを行います。
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VC長野トライデンツ笹川監督が昇格を報告
南箕輪村を拠点に活動するバレーボールチームVC長野トライデンツの笹川星哉監督は15日、2部リーグにあたるチャレンジリーグⅠへの昇格を唐木一直村長に報告しました。 VC長野トライデンツは2008年設立し、去年日本バレーボールリーグ3部にあたるチャレンジリーグⅡに参入しました。 リーグ戦では、通算17勝1敗で初優勝しました。 入れ替え戦では、東京ヴェルディと対戦し、1勝1敗となりましたがセット率で上回り、チャレンジリーグⅠへの昇格を決めました。 唐木村長は「すばらしい成績で昇格を決めてくれた。村としてもできるだけ応援していきたい」と話していました。
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青野恭典さん写真展示会
今年1月に亡くなった写真家の青野恭典さんの作品展が、16日からかんてんぱぱホールで開かれます。 青野さんは、東京生まれの写真家で、全国各地を撮影して回りました。 全国を回る中で、伊那谷の桜と出合い、毎年のように春になると撮影に訪れていたということです。 今回の展示は、「青野恭典が愛した美しいINA Vallayの桜と東北の海」と題し、生前青野さんが愛した伊那谷の桜と撮影に行くことが多かった 東北の海の写真合わせて60点を展示しています。 展示は5月31日までで、入場は無料です。
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モバイルカリング実証結果を報告 2か月で10頭の鹿を捕獲
ニホンジカによる食害を防ぐため、エサを撒いて鹿をおびき寄せ車から猟銃で撃つ方法「モバイルカリング」で、去年10頭の鹿を捕獲したことが、1日報告されました。 この日は、伊那市の長谷総合支所で報告会が開かれました。 報告によりますと、去年10月から11月にかけてモバイルカリングを行い、10頭の鹿を捕獲したということです。 業務を請け負った、東京都の㈱野生動物保護管理事務所の奥村忠誠さんは「暖冬で鹿の移動が遅れ、出没回数が少なく、捕獲数も予想より少なかった。捕獲頭数を増加させるためには、積雪期や春先の残雪期での実施が良いかもしれない」と話していました。 モバイルカリングは、林道の脇にエサを撒いて鹿をおびき寄せ、車の中などから銃により効率的に捕獲する手法です。 中部森林管理局では、今回の結果を踏まえながら、効果的な対策方法を検討していきたいとしています。
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高遠中学校がさくらの里に車椅子寄付
伊那市高遠町の高遠中学校は、福祉活動の一環として車椅子を特別養護老人ホームさくらの里に贈りました。 14日に贈呈式が高遠中学校で行われました。 式では、生徒から、目録と車椅子の写真パネルがさくらの里の西村安司施設長に贈られました。 生徒会長の林龍之介くんは、「先輩方から引き継いできた活動が地域に役立っていることが嬉しい。」と話しました。 高遠中学校では、年に3回町の人たちからアルミ缶を回収し、それを換金したお金で車椅子をさくらの里へ贈っています。 学校では、今後もこの活動を続け、町の福祉に貢献していきたいとしています。 さくらの里からは、お礼に図書券2万円分が贈られました。
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VC長野トライデンツの昇格を祝う懸垂幕
南箕輪村に拠点を置くバレーボールチーム「VC長野トライデンツ」が、VリーグチャレンジⅠに昇格することを祝う懸垂幕が、14日に南箕輪村の村民センターに掲げられました。 VC長野トライデンツは、今シーズン日本バレーボールリーグ3部にあたるチャレンジリーグⅡで優勝しました。 その後行われた入れ替え戦でも勝利し、来シーズンからチャレンジⅠに昇格します。 15日は、笹川監督が村役場を訪れ、優勝と昇格の報告を行います。
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結婚支援の充実と訪れやすい環境へ
いなし出会いサポートセンターは結婚支援サービスの充実や利用者に気軽に訪れてもらおうと、伊那図書館内に移転し14日開所式が行われました。 14日は、白鳥孝市長や市議会議員が出席し開所式が行われました。 出会いサポートセンターは、いなっせ5階からより多くの人に利用してもらおうと伊那図書館に移転しました。 広さは約40平方メートルで、結婚情報関連の書籍や雑誌などを置いた情報スペースや、ボランティアが情報交換できるスペースが新たに設けられました。 出会いサポートセンターは平成20年に開設し、これまでにのべ600人が登録し、85人が結婚に至っているという事です。 出会いサポートセンターが利用できるのは、毎週火曜日から土曜日の午前8時半から午後5時15分までとなっています。
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新教育委員会制度 箕輪町教育長に唐澤義雄さん
教育長と教育委員長の仕事を一本化した箕輪町の新たな「教育長」に現職の唐澤義雄さんが任命されました。 これは、14日に開かれた箕輪町議会3月定例会の中で教育長任命の議案が白鳥政徳町長から提出され、全会一致で同意されました。 唐澤さんは、昭和26年生まれの64歳。 信州大学人文学部卒業後、教員となり伊那市の春富中学校や東部中学校の校長などを務め、平成24年からは箕輪町の教育長を務めています。 教育委員会制度は、法律が改正され去年の4月に施行されました。 唐澤さんの新たな教育長としての任期は、平成28年4月1日から平成31年3月31日までの3年間です。
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国道153号伊那バイパスの延伸で沿線を「特定用途制限地域」に
伊那市は、国道153号伊那バイパスの延伸が予定されている伊那市の野底から上の原の一部について、地域で望まない建築物を制限する事ができる「特定用途制限地域」に指定する方針です。 伊那市議会経済建設委員会協議会が開かれ、市側から説明がありました。 特定用途制限地域の指定を目指すのは野底、若宮、前原、上牧、上の原の一部で、延伸が予定されている伊那バイパス沿線で、道を挟んで両側100メートル程度の幅をもって検討しています。 開通後の乱開発を防ぎ計画的な土地利用へ誘導する目的です。 伊那市では現在関係する区の役員を対象に説明を行っていて、来年度から住民説明会などを開く予定です。 そこで出された意見をもとに建設を規制する建物の高さ、店舗などの面積を決定するほか、遊戯施設の制限や建設を制限する工場の種類などを決定するという事です。 伊那市では平成29年度に都市計画法に基づく特定用途制限地域に指定したい考えです。
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宮本高行さん 分杭峠パワースポットの本を小中学校に寄贈
平成6年から2年9か月、三峰川総合開発工事事務所長をつとめ、分杭峠のパワースポットの発見に関わった宮本高行さんは、ゼロ磁場の総合ガイドブックとなる自身の本を、14日に伊那市の小中学校に寄贈しました。 宮本さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に本を手渡しました。 宮本さんは平成6年から2年9か月、三峰川総合開発工事事務所長をつとめていました。 当時、地元の有志とともに美和ダム水源地の地域振興を模索する中で分杭峠のパワースポット発見に至ったという事です。 去年ゼロ磁場発見20周年を記念して総合ガイドブックを作成することになり、宮本さんが担当しました。 本にはゼロ磁場発見の経緯や伊那谷の自然や歴史、みどころなどが書かれています。 本は125冊寄贈され、市内小中学校に配布されることになっています。
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みはらしファームにバーベキューができる施設を来年度建設へ
伊那市は平成26年度から29年度までの4年間で、みはらしファームのリニューアルを進めています。 来年度は収穫体験をした食材を使ってその場でバーベキューなどができる施設を建設する計画です。 現在は市民農園となっている場所の一部に、バーベキューなどができる地域食材提供施設を建設します。 事業費は4,200万円です。 収穫体験などで収穫した野菜を自分たちで調理して味わえる簡易施設を6棟建設する予定です。 西側に5つのテーブルで40人が利用できる施設を作り、北側に1つのテーブルで8人が利用できる小型施設を5棟建設します。 みはらしファームのリニューアルは、国の農山漁村活性化プロジェクト支援交付金を活用して平成26年度から4年間の計画で進められています。 4月1日には雨の日でも200人が利用可能な体験施設がオープンする事になっています。
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東ティモール協会 北原巖男会長講演
日本東ティモール協会会長で、元東ティモール特命全権大使を務めた伊那市高遠町出身の北原巖男さんが、13日、伊那市のJA上伊那本所で講演しました。 北原さんは、伊那市高遠町出身で、伊那市ふるさと大使です。 中央大学卒業後、当時の防衛庁に入り、官房長、防衛施設庁長官などを歴任。 退官後、2008年から2014年まで東ティモールの特命全権大使を務め、現在は、日本東ティモール協会会長として、友好親善、文化交流などを進めています。 東ティモール民主共和国は、岩手県と同じくらいの面積で東南アジアに位置し、2002年にインドネシアの占領から独立しました。 占領下では、人口80万人のうち20万人が虐殺された歴史を持ちます。 現在は平和になり、平均年齢は18歳の若い国です。 北原さんは、「東日本大震災のときには、小さな国にとって大金である100万ドルを日本に贈ってくれた。リーダーたちは、国民を一番に考え、ユーモアにあふれた素晴らしい人物」と話していました。 この講演会は、上伊那の5つのロータリークラブが開いたもので、一般も含め100人ほどが、講演を聞きました。
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謎󠄀解きイベント 隠された宝を探せ!
伊那市創造館で開かれている企画展に合わせ、館内を周って宝物を見つけるナゾ解きイベントが開かれています。 ナゾ解きに使うのは、創造館の前身となる上伊那図書館建設時に作られた館内の平面図です。 平面図に示された場所を見つけ、ナゾ解きをして鍵を開ける番号を集めます。 13日は家族連れが訪れ、ナゾ解きに挑戦していました。 「終戦直後の70年前に、アメリカ軍兵士によって隠された財宝を探す」という設定です。 旧上伊那図書館には、終戦直後実際に進駐軍アメリカ部隊が3か月間滞在していて、兵士が本棚にサインを残しています。 このイベントは、現在開かれている企画展「伊那市創造館と秘密の書庫」に合わせて行われています。 ナゾ解きをしながら地域の歴史を学んだり、建物の雰囲気を楽しんでもらおうと企画されました。 このイベントは、5月30日まで、開館日の午前10時から午後4時まで随時参加することができます。 参加費は1回につき200円となっています。
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郷土芸能を語り継ぐ集い
地域に伝わる芸能を披露する郷土芸能を語り継ぐ集いが13日伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。 集いには、上伊那と木曽地域から20団体が出演し、地域に伝わる歌や踊りを披露しました。 このうち高遠囃子保存会桜奏会は、町内の仲町と霜町に伝わるお囃子を披露しました。 高遠囃子は、江戸時代から城下町に伝承されていて、8つの地区にそれぞれ違う曲が伝わっています。 郷土芸能を語り継ぐ集いは、各団体で作る実行委員会が開いているもので、今年で12回目です。 北原紀孝実行委員長は、「地域に継承されている文化を後世に伝えていってほしい」と話していました。
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春高駅伝応援 三峰川堤防に文字
20日に行われる春の高校伊那駅伝を盛り上げようと、伊那市美篶の三峰川堤防に応援の文字が書かれました。 伊那市美篶青島のナイスロード沿いの三峰川堤防に文字が見えます。 制作したのは、矢島信之さんと北村弘さんです。 二人は、手分けをして、林業で使うピンク色のテープを使って、文字を書いていきました。 矢島さんは、毎年、堤防に文字を書いていて、今回で4年目です。 園芸用のテープも使って応援グッズも作っています。 春の高校伊那駅伝は20日に、伊那市陸上競技場を発着点に行われます。
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松くい虫被害増加
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が11日、伊那合同庁舎で開かれ松くい虫被害が増加していることが報告されました。 今年度の12月末現在の被害量は4299立法メートルで前の年度の同じ時期に比べて3%増加しました。 被害量は平成20年度の6357立法メートルをピークに減少傾向にありましたが最終的に今年度は前の年度と同じかやや増える可能性があるということです。 協議会では被害拡大を防ぐためより効果的な防除対策を進めていくとしています。
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老子研究の第一人者 加島祥造さん遺作展
日本を代表する老子研究の第一人者で去年12月に92歳で亡くなった、詩人で墨彩画家の加島祥造さんの遺作展が伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、加島さんが制作した墨彩画や書およそ200点が展示されています。 東京出身の加島さんは、中国の思想家老子の思想を詩の形で表現し、数々の書籍を出版しました。 2007年に出版された詩集「求めない」はベストセラーとなりました。 25年ほど前に駒ヶ根市に移り住み、伊那谷の風景や自作の詩を墨彩画で表現していました。 遺作展には、詩集の題名にもなった「求めない」という言葉が含まれた作品が多く展示されています。 はら美術では、2002年から加島さんの個展を開いていて、今回で7回目になります。 加島祥造 遺作展は21日(月)まで伊那市のはら美術で開かれています。
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集団移住で廃村となった芝平の住民がふるさとへ
過疎による集団移住で廃村となった伊那市高遠町芝平のかつての住民でつくる全国芝平会は、12日ふるさとを訪れました。 12日は県内のほか東京都から14人が集まり、離村の碑の前で手を合わせました。 昭和20年頃、芝平にはおよそ100戸500人が住んでいて、林業や養蚕で栄えていました。 その後産業の移り変わりで村外への移住者が増え、昭和53年には全住民が集団移住し廃村となりました。 12日は芝平の諏訪神社にも訪れました。 諏訪神社では、かつて毎年10月に秋祭りが行われ、住民が踊りや太鼓を奉納しました。 子どもが生まれた際には必ずお参りをするなど、人々の集まる場所だったということです。 戦時中には、出征する兵士をここで見送りました。 全国芝平会は、ふるさとを忘れないようにしようと3年に一度集まっていて、芝平を訪れたのは2回目となります。
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伊那よさこい青龍発足 伊那で初
伊那地域で初めてとなるよさこいの団体「伊那よさこい青龍」は、9月に諏訪市で開かれる大会に向け活動を始めました。 12日は、西春近のスタジオにメンバーが集まり、代表を務める小松恵さんの指導で練習が行われました。 よさこいは、高知県発祥の踊りで、全国に団体があります。 伊那よさこい青龍は、踊りを通して伊那市をPRしようと今年1月に発足しました。 練習しているオリジナルの曲は、織田軍と武田軍が戦った高遠城の戦いを題材にしたものです。 メンバーは、小学校3年生から50代までの36人で週に2回練習を行っています。 今後は、衣装をそろえて9月に諏訪市で開かれる大会を目指して練習していくということです。 代表の小松さんは、「100人を目指して活動していく」ということで、一緒に踊るメンバーを随時募集しているということです。 (090-1466-9357)
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さよなら原発上伊那の会 原発廃止を訴え
東日本大震災から5年の節目となったきのう、さよなら原発上伊那の会は街頭活動を市街地で行い、原発廃止を道行く人に訴えました。 12日は、キャンドルおよそ50個に火を灯し、犠牲者の冥福を祈りました。 上伊那の有志でつくるさよなら原発上伊那の会は、毎週金曜日にいなっせ北側で原発廃止を呼び掛ける「いな金行動」を行っています。 3月11日と重なった昨夜は、集まったおよそ40人が「原発事故による被災者を2度と出してはいけない」「安全で平和な自然エネルギーへの転換を」などと道行く人に呼び掛けていました。 大津地方裁判所が運転差し止めを命じた仮処分決定を受け、関西電力は10日から福井県の高浜原発3号機と4号機の稼働を停止させています。 参加者は、「あきらめずに声を上げ続けていきたい」と話していました。
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富県北福地 御柱祭に向けて曳き綱づくり
3月から4月にかけて御柱祭が行われる伊那市富県北福地で、里曳きに使用する曳き綱づくりが、12日行われました。 木遣りの合図で作業が始まりました。 北福地では、今月26日に山出しが、来月3日に里曳きが予定されていて、12日は御柱を曳くための綱をつくる綱打ちを行いました。 1本40メートルの縄を12本使い、綱をよっていきます。 北福地では、平成4年から地区全体で御柱祭を実施するようになりました。 平成16年には、諏訪市で曳き綱づくりの講習をうけ、現在のような綱を作っています。 綱づくりでは、途中に「山の神」という飾りをつけます。 柱を結ぶ側に「飾り房」を作って完成です。 作業は、1本およそ1時間かかり、これを柱4本分作りました。 北福地の御柱祭は、26日に見立て式と山出しが、来月3日に里曳きと建て御柱が行われることになっています。
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車座ふるさとトーク箕輪町 副大臣と意見交換
大臣や政務官が地方に赴き住民の意見を聞く「車座ふるさとトーク㏌箕輪町」が、12日、町保健センターで開かれました。 12日は、厚生労働省の竹内譲副大臣が箕輪町を訪れ、保育士や子育て中の親、長寿クラブの会員など12人と意見を交わしました。 テーマは、「子どもから高齢者まで各ライフステージにおける健康づくり」で、町の独自の取り組みを例に話しをしました。 平成16年度から進めている保育園の運動あそびについて保育士や親は、「腕の力がついたことで転んだ時に顔や頭を守れるようになった」「集中力が高まり、話しを聞けるようになった」などと話しました。 平成23年度から取り組んでいる元気はつらつ箕輪の大先輩活動支援事業について参加者は、「ボランティアをするとポイントがもらえるので、楽しみながら人のために何かできるということが生きがいになっている」などと話していました。