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泥だらけで金魚つかまえる
南箕輪村神子柴の子供たちは10日、区内の田んぼでフナと金魚を捕まえました。 これは、子どもたちに自然体験を楽しんでもらおうと、地域ボランティアでつくるかま塾や神子柴農地水環境保全会などが毎年開いているものです。 春日街道沿いにある休耕田を活用し、6月に金魚とフナ合わせて80匹を放しました。 10は、地区の小学生が参加し、泥まみれになりながら夢中になって金魚などを捕まえていました。 田んぼで育てた金魚は14日の盆踊り大会で金魚すくいとして、フナは敬老会でお年寄りたちに食べてもらうということです。
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南アの成り立ち学ぶジオ教室
夏休み中の子どもたちが、南アルプスの化石を使って南アルプスの成り立ちを学ぶジオ体験教室が10日、伊那市の創造館で開かれました。 このイベントは、子どもたちに南アルプスの成り立ちや地質などについて知ってもらおうと創造館が開いたものです。 10日は、市内の親子合わせて30人が出席しました。 教室では、創造館の捧剛太館長らが化石のレプリカやアンモナイトストラップの作り方を子どもたちに教えました。 化石のレプリカづくりでは、モルタルの粉と水を混ぜ合わせたものを型に流し込みます。 45分待ってレプリカの完成です。 伊那市長谷で見つかったアンモナイトの化石で型をとるストラップづくりも行われました。 子どもたちは、樹脂ねんどをお湯で溶かし5ミリ位の厚さにしたもので化石の型をとっていました。 9月27日から日本ジオパーク全国大会が伊那市で開かれます。 創造館では期間中の28日に、ジオ体験教室を計画しています。
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台風11号 伊那市西町で倒木一部停電
台風11号の影響で10日の伊那地域は午後から雨となりました。 午後4時過ぎ、伊那市で倒れた木が電線にかかり西町の一部が停電となりました。 台風の影響で午後4時過ぎ伊那市西町で倒木がありました。 倒れた木が電線にかかり伊那市西町で一部で停電となりました。 長野地方気象台によりますと強い台風11号は、10日の昼過ぎから夕方にかけ最接近しました。 11日の正午までの24時間に予想される降水量は南部で250ミリとなっていて気象台では、土砂災害などに注意するよう呼びかけています。 午後4時現在、箕輪町、南箕輪村で被害は報告されていません。
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学生が砂防工事の現場見学
土砂災害を防ぐ砂防事業に関心のある大学生と大学院生3人が4日伊那市長谷の女沢川の砂防工事現場を見学しました。 これは天竜川上流河川事務所が砂防事業の意義や役割について理解してもらおうと行っているものです。 4日は日本大学と日本大学大学院、静岡大学大学院の3人が伊那市長谷の美和ダムに水が流れている女沢川の砂防工事現場を見学しました。 工事担当者は、土砂がダムに流れ込むのを防ぐことで周辺の民家や道路、観光施設への災害を抑制することができると話していました。 工事は法面の崩壊を防ぐため鉄筋コンクリートで固めていることやその強度などについて説明していました。 また工事中に土石流が発生する危険があることからセンサーを設置しサイレンが鳴ったら避難するなど安全対策についての話もありました。 学生らは「講義を受けるだけでは分からなかった作業の工程や安全確保の対策などを知ることができた。」と話していました。
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長藤の児童が板山露頭を見学
伊那市高遠町長藤の児童が、南アルプス中央構造線の板山露頭を9日見学しました。 9日は、長藤にある板山露頭に地元の小学生10人が訪れ見学しました。 講師はジオパークガイドの伊東基博さんが務めました。 これは、9月下旬に伊那市で開かれる日本ジオパーク南アルプス大会に向け、地元の露頭を学ぼうと、高遠北小学校PTAが夏休みの地区行事として行ったものです。 板山露頭では、色の違いで中央構造線をはっきり見ることができます。 伊東さんは、展望台で「道路に沿って中央構造線が通っていて、東側は柔らかい地質、西側は堅い地質でできている」と子どもたちに説明していました。
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災害ボランティアコーディネーター養成講座
伊那市社会福祉協議会は、災害時にボランティアと被災者を繋ぐ、災害ボランティアコーディネーターの養成研修を9日、福祉まちづくりセンターで開きました。 研修は毎年開かれているもので、10人が参加しました。 災害時に社協などが立ち上げる災害ボランティアセンターの仕組みを、体験を通して学びました。 ボランティアセンターは、災害時に、受け入れや派遣などボランティアに関する調整を行う機関です。 コーディネーターは、被災者からの要望を拾い上げ、センターへつなげる役割を担います。 センターの役割を理解することで、より的確な連携ができるようにというものです。 参加者は、ボランティアの受付や人の振り分け、資材の配分などを体験していました。 講師は、「災害が起きた時に、センターの運営がスムーズにいくよう、地域とセンターの調整役として活躍してほしい」と話していました。 研修は、伊那市の総合防災訓練にあわせて31日にも行われ、避難所で被災者の要望をきく研修を行うということです。 二日間の研修を修了すると、伊那市社協の災害ボランティアコーディネーターに登録されます。
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「伊那谷のたからものプリン」 9日発売
上伊那産の原材料を使用し「完全地産」を目指した「伊那谷のたからものプリン」が完成し、9日から販売が始まります。 「伊那谷のたからものプリン」です。「たまご」と「黒ごま」の2種類があります。 砂糖や生クリームなどを除いて「たまご」は地元の原材料を85%使い、「黒ごま」は100%地元産です。 伊那市通り町の菓子庵石川が開発し、製造業ご当地お土産プロジェクトチームの企業がパッケージを手掛けました。 菓子庵石川の石川信頼さんは、「伊那谷の自然が凝縮されたものができた。プリンを食べて伊那谷の素晴らしさを感じてもらえたらうれしい」と話していました。 伊那谷のたからものプリンは伊那市通り町の菓子庵石川と日影のベルシャイン伊那店で9日から販売されます。 価格は「たまご」が210円でカラメルソース付きが230円、「黒ごま」が250円となっています。
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赤そばの里 種まき
赤そばの里として知られる箕輪町上古田で9日、種まきが行われました。 9日は、古田の里赤そばの会の耕作部のメンバーおよそ10人が、トラクター5台と播種用の機械1台を使って広さ4.2ヘクタールの畑に種をまきました。 種は、高嶺ルビーと呼ばれる品種で、190キロ分をまきました。 9日にまいた赤そばは来月中旬に見ごろになる見込みで、19日にはセレモニーが行われる予定です。
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台風11号 10日に長野県に最も近づく
強い台風11号は、9日の夜から10日のはじめにかけて西日本に接近し、上陸する見込みです。 長野地方気象台では、台風が長野県に最も近づくのは10日朝から昼過ぎ頃とみています。 気象台の発表によりますと、台風11号は午後4時現在、高知県の南の海上をゆっくりと北上していて、長野県には10日朝から昼過ぎにかけて最も接近する見込みです。 台風と前線の影響で、あす正午までの24時間に予想される雨量は、南部の多いところで120ミリとなっています。 気象台では、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、また、強風による果実の落下などの農作物被害や交通障害、落雷に注意を呼び掛けています。
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振りまんどに使うまんど作り
お盆に先祖の霊を迎える伝統行事「振りまんど」に使うまんど作りが9日、南箕輪村で行われました。 9日は、大泉区や北殿区などでまんど作りが行われました。 このうち大泉区では、大泉まんどの会の会員の他、地区の児童とその保護者などおよそ50人が大和泉神社に集まりました。 大泉区では、地区の伝統行事を後世に残していこうと、まんどの会やPTAが中心となってまんどに使用する大麦の栽培を行っています。 振りまんどは、昔は13日から16日までの4日間行っていたとうことですが、現在では2日間となっています。 子ども達は、大人に教わりながら2種類のまんど150本を作りました。 大泉区の振りまんどは、13日と15日に行われます。
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伊那市中学生サミット
伊那市内の中学校6校の生徒会役員が情報交換する第4回伊那市中学生サミットが8日市役所で開かれました。 サミットは、生徒会同士が情報交換と交流を通じ、視野を広げ、連帯感も高めようと伊那市教育委員会が開きました。 市内6校の生徒会役員が市役所の第一委員会室で紹介DVDを見たり、それぞれの取り組みを紹介しました。 西箕輪中は、人権宣言やふるさとCMづくりに取り組んでいることを発表しました。 質疑応答では、市内全体に広げ、伊那市中学生人権宣言を制定したらどうかという意見がありました。 長谷中は、ジオパーク学習に取り組んでいることや、中央構造線を紹介しました。 高遠中は、花見期間中のおもてなしの紹介をし、第1回信州おもてなし大賞を受賞したことも報告しました。 春富中は、伝統の信用販売について紹介し、伊那市の良さは、人のあたたかさだと発表しました。 東部中は、職場体験学習から学んだことや、東日本大震災の被災地と交流するさくらプロジェクトを紹介しました。 伊那中は、製造業ご当地お土産プロジェクトに参加して、伊那中発の伊那市の魅力を考えていきたいとしました。 現在、プロジェクトのメンバーと打ち合わせが進められているということです。 白鳥孝市長は、1校の発表が終わるたびにコメントし、最後は、「すばらしい中学生たちだと感じた。伊那を日本を支えるモデル地域にするために一緒に生きていこう。」と締めくくりました。
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上伊那初 りんご「夏あかり」出荷
お盆にあわせたりんごの需要に対応していこうと、JA上伊那の初の栽培品種「夏あかり」の初出荷が8日行われました。 夏あかりは、長野市の農家が、品種改良で生み出したりんごです。 これまでの早生種「シナノレッド」よりさらに早い極早生種で、お盆の需要に応えます。 酸味が少なく、噛み応えがあるのが特徴で、これまでのシナノレッドと比べ、ボケずらいということです。 JA上伊那管内では、初めての品種で、今シーズンは、比較的若手の農家7軒が生産しました。 8日は、初めて取り扱う品種ということもあり、作業にあたる人たちは、まず味見です。 選果の基準などを打ち合わせてから作業開始。 ベルトコンベアーに真っ赤に色づいた夏あかねが流れました。 人の目でキズや着色のチェックを終えたりんごは、大きさや熟度などを瞬時に測定する光センサー選別機を通って箱詰めされていきました。 お盆需要に対応しようと、花が咲いてから100日で収穫できるという極早生種の夏あかりは、今年5キロケースで150ケースの出荷を見込んでいます。 出荷作業は盆前には、ほとんど終わるということです。
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伊那市難病患者等福祉金 引き下げ適当と答申
伊那市医療政策審議会は6日、6月に白鳥孝市長から諮問のあった難病患者の福祉金の見直しについて、「引き下げは適当」との答申をしました。 この日は、伊那市医療政策審議会の竹中則子会長と兼子敦彦副会長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に答申書を手渡しました。 福祉金については、伊那市の年間学、6万円に対して、県内の他の市は、1万円から1万5千円。 あるいは制度がないところもあります。 諮問では段階的に引き下げ、平成28年度には1万円にするとしています。 審議会では「見直しは適当」とし、附帯意見として、「金銭による支援ではなく、就労や福祉などに対しての専門的な職員の配置や、患者の精神的な負担軽減となる支援に力を入れること」などをあげています。 伊那市の平成25年度の福祉金支給の対象者は350人となっていて、国の医療制度改革により、 その数は570人にまで増える見通しです。
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ミノワオールスター ソフトボール全国大会出場
29日から兵庫県で開かれる第11回全日本一般男子ソフトボール大会に、箕輪町のミノワオールスターが出場します。 8日は、代表の山浦秀一さんが箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長に出場の挨拶をしました。 ミノワオールスターが全国大会に出場するのは8年連続9回目です。 メンバーは辰野町から駒ヶ根市までの26人で、週に3回番場原第一運動場などで練習をしています。 平澤豊満町長は、「暑い中ですが、皆さんの活躍に期待しています」と激励しました。 ミノワオールスターは、30日に、群馬県代表と和歌山県代表の勝者と対戦するということです。
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行楽シーズンに合わせて安全運転啓発活動
行楽客が増える時期に合わせてドライバーに安全運転を呼び掛ける啓発活動が、伊那市西箕輪与地の国道361号沿いで8日行われました。 この日は、伊那警察署の署員と伊那地域交通安全活動推進委員会の委員16人が、のぼり旗を持ち安全運転を呼び掛けました。 これは、この時期に行楽客が増えるのに合わせてドライバーに安全運転の意識を持ってもらおうと行われました。 国道361号沿いでは、平成24年1月と7月に合わせて2件、3人が亡くなる交通死亡事故が発生しました。 事故以降この場所には警察官そっくりの案山子を設置したり、取り締まりを行うなど、交通事故防止の啓発活動を行ってきました。 伊那警察署管内での交通事故の発生件数は、今年度239件で、死亡事故は発生していません。
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建設業組合が南ア国立公園指定記念寄付
伊那市建設業組合は6日、南アルプス国立公園指定記念寄付として20万円を伊那市に寄付しました。 6日は伊那市建設業組合の唐木和世組合長ら3人が伊那市役所を訪れました。 寄付は南アルプスが今年国立公園に指定されて50周年を迎えることを契機として今後の環境整備や景観保護に協力してもらおうと法人を対象に伊那市が募ったものです。 寄付にはメリットがあり納税が軽減されるほか南ア国立公園指定50周年記念事業の看板やパンフレットに企業名が掲載されます。 組合では地域資源の南アルプスの環境保全などに役立ててもらいたいと話していました。
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ものづくりの楽しさ体験
小学生を対象にした、ものづくりの楽しさを体験するイベントが27日、伊那市の伊那商工会館で行われました。 このイベントは伊那商工会議所と市内の企業でつくる製造業ご当地お土産プロジェクトが行ったものです。 27日は午前の部、午後の部合わせて140人の親子が参加し伊那市のイメージキャラクターをデザインしたプラモデル「とことこイーナちゃん」を組み立てました。 「とことこイーナちゃん」は左右の足の重さが違い、斜面におくと歩きだす仕組みになっていて組み立てを終えた子どもたちは、自分で作った作品の出来栄えを確かめていました。 「とことこイーナちゃん」を開発した製造業者は「イベントをきっかけに子どもたちにものづくりに興味を持ってもらいたい。」と話していました。
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「夢大学」 中学生が経営者から学ぶ
長野県経営者協会上伊那支部などは、7日、中学3年生が経営者の話を聞いて将来について考える「夢大学」を初めて行いました。 伊那市内の中学3年生27人が参加し、企業訪問をしながら直接経営者の話を聞きました。 1日かけて市内3か所を回り、このうち、ますみヶ丘にある建設会社、フォレストコーポレーションでは、小澤仁社長の話を聞きました。 小澤社長は、「中学生だった時は内向的な性格だったが、高校生、大学生、社会人、社長就任、と数々の経験を積んでいく中で積極的な性格になった。性格は変えられるので、何かの壁に当たったら自分を変えるチャンスだと思って一歩踏み出してほしい」と話しました。 他に伊那市の菓子店Shimizu代表の清水慎一さんは「職業は生きるための手段。手段にこだわるのではなく、どのような事を考え、どう生きていくかを大切にしてほしい」と話しました。 夢大学は、経営者協会、市町村の教育委員会、行政の産学官が連携し初めて開かれたもので、あすは箕輪町で開かれる事になっています。
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立秋~最高気温は33.7度で真夏日~
7日は立秋。暦の上では秋ですが、7日の伊那地域の最高気温は33.7度で、真夏日となりました。 南箕輪村の西部保育園では月遅れの七夕集会が開かれ、保育士のパネルシアターを全員で見ました。 西部保育園では、地域の習慣に合わせて、毎年、旧暦の8月7日に七夕を行っています。 8月5日に飾りを作り、8日に園の庭で燃やして七夕送りをするということです。 暦の上では秋となりましたが、今日の伊那地域の最高気温は33.7度で3日連続の真夏日となりました。
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伊那西高校生徒が被災地訪問
伊那市の伊那西高校の生徒有志は、学校創立30周年記念として、8月1日~4日までの3泊4日で、東日本大震災の被災地、岩手県大槌町を訪れました。 6日は、被災地を訪問した生徒の代表4人が、学校に集まりました。 被災地を訪れたのは、1年生から3年生までの有志26人です。 バスで、1日かけて岩手県に向かい、被災地を見学したほか、大槌町の子ども達と交流しました。 被災地訪問は、岩手県北上市在住で、死者の顔を安らかにして棺に納める復元納棺士・笹原 留似子さんが、去年11月伊那西高校で講演したことが縁で行なわれました。 生徒達は、大槌町役場を訪れ、黙祷をささげた後、被災者の女性から話を聞きました。 大槌町の被災した子ども達が集まる場所、「子ども夢ハウス」を訪れ、生徒たちが考えたゲームなどをして、子ども達を楽しませたということです。 生徒達は、写真を見ながら、現地での様子を振り返り、自分の身に置き換えて被災地を感じたと話していました。 被災地を訪問した生徒達は、22日に、今後継続的に何ができるかなどを話し合うまとめを行い、秋ごろをめどに、記念誌を作り、報告会を開く予定です。
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七夕の伝統行事 「さんよりこより」
伊那市美篶の上川手・下川手と富県桜井の天伯社に伝わる七夕の伝統行事「さんよりこより」が、7日、行なわれました。 この祭りは旧暦の七夕にあたる、8月7日に毎年行われています。 七夕の飾り付けをした竹竿を手に、子ども達が美篶の天伯社に集まってきます。 笠をかぶり、鬼に扮した大人二人を囲んで、竹竿を持った子ども達が円陣を作ります。 「さんよりこより」と唱えながら、鬼の周りを回り、合図とともに、鬼をたたきます。 伝承によると、川手地区の天伯様は、もとは高遠町の片倉にありましたが、洪水により富県桜井に流れ着き、その後再び洪水によって、現在の場所に流れ着いたといわれています。 子どもたちは、鬼を追いかけて、厄をはらっていました。 さんよりこよりが終わるとご神体を乗せたみこしを担いで、富県の桜井にある天伯社へと向かいます。 年に一度、三峰川を渡って対岸の神に会いに行くためだといわれていて、神事の日には絶対に三峰川が荒れないと伝えられています。 富県桜井の天伯社でも、同様にさんよりこよりのお祭りが行われました。
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2つのアルプス描いた子ども達の絵をTシャツに
中央アルプスの麓の伊那西小学校の児童と、南アルプスの麓の長谷小学校の児童が、7日、両アルプスを一望できる伊那市長谷の鹿嶺高原で、お互いの住む山を描きあいました。 描いた絵は、Tシャツにデザインされ、31日に開かれる山のフェスティバルのファッションショーで披露されます。 7日は、伊那西小学校の児童9人と、長谷小学校の児童6人が参加しました。 伊那西小の児童は、南アルプスを、長谷小学校の児童は、中央アルプスを描きました。 子どもたちは、アルプスの稜線を描いたり、バッタやトンボを捕まえて絵にしていました。 これは、伊那市を中心とする若者でつくる、アルプスと伊那活性化プロジェクト実行委員会が初めて開いたものです。 南アルプスこもれび山荘の関係者や、シェフ、アートディレクターなど様々な職種の若者が、互いのネットワークを通じて集まり、アルプスを使った地域振興を行っていこうと、実行委員会を立ち上げました。 その第一弾のイベントとして今回、自然や山を子どもたちに描いてもらい、それをTシャツにすることにしました。 Tシャツのデザインを手がけるのは、実行委員会のメンバーの一人、辰野町在住の服飾デザイナー若尾 浩和さんです。 実行委員会では、山と自然を活用した伊那谷活性化を目指すキックオフフェス「A STEP to THE ALPS アルプスへの一歩」を、31日に、伊那市創造館で開きます。 子ども達の絵をデザインしたTシャツが披露されるほか、アウトドアブランドのファッションショー、アウトドア雑誌のモデルのトークショーなどが行なわれる予定です。 実行委員会では、山ブームにより、山がおしゃれな遊び場になっていることなど今のアウトドア情勢を理解し、伊那が持つ魅力に気付くイベントにしたいとしています。 なお、完成したTシャツは、今日参加した子どもたちにプレゼントされるということです。
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上農青空まるしぇに向け店舗づくり
上伊那農業高校の学校共同組合の委員20人は今月23日に期間限定で開設する農産物直売所づくりを6日しました。 この日は、委員20人が国産材を活用した資材「組手什(くでじゅう)」を使い店舗を制作しました。 組手什は、幅およそ4センチ、長さ2メートル、厚さ1・5センチの木材に、一定間隔で溝を付けた同一規格の部材で溝と溝をあわせ木槌で組み合わせていきます。 平成21年に地域材の活用を目的に信州大学農学部出身の渡辺径さんらのグループが考案したものです。 今回は学校共同組合を指導する教諭が信大で渡辺さんの後輩だったことが縁となり、屋台用の部材を贈る事になったという事です。 作業開始からおよそ2時間、屋台の屋根、商品を並べる台が完成しました。 農産物直売所は、学校創立120周年記企画の一環で、今月23日午後9時半から生徒玄関で行われる計画です。
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広島原爆投下から69年 平和への誓いあらたに
1945年8月6日広島に原爆が投下されてから69年が経ちました。 伊那市山寺の丸山公園では市民らが平和への誓いをあらたにしました。 6日は、原爆が投下された時刻の午前8時15分に合わせ集まった50人あまりが黙とうを捧げました。 平和の日の集いは、非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会が毎年8月6日に開いていて今年で28回目です。 会場の丸山公園には、原爆投下後に爆心地近くの被災した建物から移された原爆の火がともされています。 非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会代表の建石繁明さんは「世界にある全ての核兵器が一日も早く無くし、平和の尊さと大切さを市民に発信していきたい」と話していました。
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南アの外来植物除去作業
南アルプスの高山植物をニホンジカの食害から守る活動などをしている、南アルプス食害対策協議会は6日、外来植物の除去作業を行いました。 外来植物除去作業は、6月にユネスコエコパークの認定を受けたことや、ジオパーク全国大会が開かれることをきっかけに今年初めて行われました。 作業には、南信森林管理署や信州大学、小中学生など33人が参加しました。 この日は、主にビロードモウズイカとヒメジョオンを除去しました。 作業は、歌宿から戸台大橋までの林道南アルプス線沿いで行われました。 参加者は、外来種を確認すると根こそぎ除去していました。 除去した外来種はその場でGPSカメラで撮影し、外来種の分布を調べるデータにしていくということです。 信州大学農学部の渡邉修准教授は、「ビロードモウズイカは鈴なりに花が咲き、種を撒き散らし繁殖力が強いため、外来植物を減らすには早めの対処が必要」と話していました。 南アルプス食害対策協議会は、「来年以降も続けていきたい」と話していました。
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美篶保育園 サンセットウォッチ
伊那市の美篶保育園の園児や保護者は5日、園庭で夏の夕暮れを楽しむ「サンセットウォッチ」を行いました。 午後6時から7時半にかけ園児と保護者、地域の人達など200人以上が園庭で日が沈む様子を観察しました。 この催しは、ろうそくの明かりを見ながら家族と過ごす時間を楽しんでもらおうと初めて開かれました。 園庭には、子供達がペットボトルや玉子のパックで作ったオブジェが300個近く並べられ、陽が傾きはじめると、中のろうそくに火がつけられました。 参加したある保護者は「今日は、ロウソクの灯りの中で遊べ夏の思い出になりました」と話していました。
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小学生が木の活用考える「活樹祭」
木に触れたり間伐作業をしながら木の活用方法を学ぶ林業体験プログラム「活樹祭」が5日、南箕輪村の大芝高原などで行われました。 活樹祭は、子ども達が職場体験できる東京都のテーマパーク運営会社が、都会の子ども達にも林業体験をしてもらおうと毎年岩手県で開いています。 今回は、上伊那の林業関係者などでつくる実行委員会がその会社の協力で今回初めて開きました。 参加したのは、村内の小学生15人で、はじめに伊那市西箕輪の有賀建具店の有賀恵一さんから様々な木の種類の違いを聞きました。 大芝高原では、ヒノキの間伐作業を行いました。 児童は、ノコギリの使い方や力の入れ方を教わりながら作業をしていました。 実行委員会では、「今後は都会の子ども達を呼んで、地元の子ども達と一緒に木に親しむ機会を設けていきたい」としています。
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南箕輪中学校の生徒が村のキャッチフレーズ考えるワークショップ
南箕輪中学校の生徒が、村の将来のキャッチフレーズを考えるワークショップが5日、南箕輪村の村民センターで開かれました。 これは、南箕輪村第5次総合計画の基本構想に子ども達の意見も反映しようと今回初めて開かれました。 参加したのは南箕輪中学校の生徒33人で、5つのグループに分かれて将来の村のキャッチフレーズを考え、発表しました。 村では、今日中学生から出た意見を参考に、村づくり委員会で検討していくことにしています。
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地震や土砂災害を模型で学ぶ
南箕輪村の信州大学農学部で5日、夏休み中の子どもたちが、地震や土砂災害を模型で学びました。 これは、子どもたちの夏休みの自由研究に役立ててもらおうと、伊那市総合型地域スポーツクラブが初めて開いたものです。 信州大学名誉教授の北澤秋司さんや小学校教諭、伊那建設事務所の職員などが講師を務め子どもたちにわかりやすく解説しました。 教室は、4日から開かれていて、地震や災害の実験模型を使って伊那谷の災害を研究しました。 この模型は、北澤名誉教授が考案したもので、土砂災害が起きたら集落がどうなるかを確認することができます。 子どもたちは、模型を使って集落に土砂が流れでてくる様子を再現したり、ダムなどをつくって土砂災害を防ぐ仕組みを実験していました。 また、地すべりがどのように起きるか実験したり、それを防ぐための方法なども学びました。 他に、北澤名誉教授が、昭和36年6月に伊那谷を襲った集中豪雨災害、三六災害の体験談を話しました。 当時中学校の教諭をしていた北澤名誉教授は「生徒たちを死なせないとの思いだった。土砂災害が起きる前兆は川の水が止まった時。その時は必ず逃げる事が必要」と子どもたちに呼びかけていました。 伊那市総合型地域スポーツクラブでは7日8日にも、天竜川と三峰川の石を拾って標本をつくる教室を計画しています。
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子どもたちが地元の自然を満喫
子どもたちが地元の自然を楽しむイベントが5日、伊那市富県で開かれました。これは、富県公民館が開いている富県生きもの探検隊と農地保全活動を行う貝沼の自然環境を守る会が企画したもので15人が参加しました。 朝7時に富県ふるさと館を出発し、あぜ道を歩きながら里山へ向かいました。 途中、田んぼで、どじょうやカエルなどを見つけ、持ってきたバケツなどに入れていました。 山では、コクワガタ2匹を捕まえました。 子どもたちはこの後、普段入る事が出来ない、中島堤を訪れました。 地元の小牧亮久さんが昭和24年頃、夏は水泳、冬はスケートをしたと子どもたちに説明していました。 ここでは、前日に仕掛けた網を引き上げるとたくさんのスジエビがかかっていました。 富県生きもの探検隊では、9月にザリガニ採りをするということです。