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高齢者世帯に夕食用弁当配達
生活協同組合コープながのは65歳以上の高齢者世帯に、夕食用弁当の宅配を21日から始めました。 この日は、箕輪町松島のコープながの伊北センターで出発式が行われました。 夕食用弁当の宅配は、組合員からの声にこたえたもので、既に宅配を始めている北信、中信地区では、1日およそ1,000件の利用があるということです。 弁当宅配は、月曜日から金曜日までの週5日で配達料は無料です。 弁当は、おかずの数やご飯との組み合わせで3種類あり、カロリーや塩分などの栄養バランスが栄養士によって考えられています。 早速配達に出かけた配達員の一人は「待っているお客様とコミュニケーションを取りながら、安全運転に努め、確実に届けたい」と話していました。
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交通事故発生状況を再現し交通ルールを学ぶ
交通事故が発生する状況を再現し、防止方法や交通ルールにについて学ぶ「スケアードストレイト交通安全教室」が20日伊那市のJA上伊那西箕輪支所の駐車場で開かれました。 スケアードストレイトとは、事故現場を再現する事でその怖さを実感し、交通ルールの大切さを学ぶものです。 この日は、交通指導員をしていた人達でつくるNPO法人交通教育トラフィックSistersのメンバーと佐川急便の社員が、自転車がかかわる交通事故の現場を再現しました。 メンバーらは、自転車に乗るときは「必ず、周囲の安全確認をする事」や「道路標識を守る事」を、集まった人たちに呼び掛けていました。 ある児童は、「ビデオとは違い、目の前で事故の怖さを感じました。注意したいです」と話していました。
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地蜂の巣コンテスト 優勝 5.8㎏
地蜂の巣の重さを競うコンテストが20日、伊那市で開かれました。 4月の霜や夏の猛暑などの影響が心配されましたが、今年優勝は、5.8㎏と例年並みの大きさとなっています。 午前8時半、会場のみはらしファームには次々と巣が持ち込まれ煙幕を使って気絶させた蜂を取り除く作業が行われていまいた。 コンテストは、伊那市地蜂愛好会が毎年開いているもので、上伊那を中心に県内各地の29人が自慢の巣37個を出品しました。 愛好家らは、初夏に山で蜂追いをして巣を採取します。しかし、今年は、4月の霜の影響や夏の猛暑もあり、上伊那で地蜂を見つける事ができず、多くの愛好家が愛知や岐阜などに行き、巣を採ってきたという事です。 審査の結果、下諏訪町の藤森政美さんの出品した巣が5.8㎏で優勝しました。去年の優勝は3.5㎏でしたが今年は例年並みの5キロ台の大きさとなっています。 コンテストに出品された巣の一部は、1㎏あたり約8千円で売りに出され訪れた人は、お目当ての物を見つけ買い求めていました。 地蜂愛好会の田中耕一会長は、「上伊那の自然を守りながら、蜂文化を後世に伝えていきたい」と話していました。
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箕輪中吹奏楽部 ファイナルコンサート
箕輪中学校吹奏楽部の3年生の最後の舞台となるファイナルコンサートが20日、箕輪町文化センターで開かれました。 このコンサートは3年生の引退に合わせ、最後にもう一度全員で演奏しようと企画され、今年で3回目です。 この日は、コンクールでの課題局など16曲が披露されました。 顧問の金子正洋教諭は「3年生は部活での経験を活かし、人との繋がりを大切にしてほしい」と話していました。
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雨でも賑わい 行者そば祭り
伊那市荒井内の萱で20日、行者そば祭りが行われ、あいにくの雨にもかかわらず多くの人で賑わいました。 行者そば祭りは、そばによる地域起こしの行事として毎年行われていて、今年で27回目です。 20日はあいにくの雨にもかかわらず会場には多くの人が訪れ、伊那市そば打ち名人の会会員による打ちたてのそばを味わっていました。 行者そばは1300年ほど前、駒ケ岳へ修行に向かう行者が内の萱でもてなしを受け、その礼として置いていったそばの種を地域の人たちが守り伝えているとの言い伝えが由来となっています。 祭りでは2千食ほどが用意され訪れた人たちが味わっていました。 一方、もてなす側の地域住民は、器を片付けたり、客への対応などで大忙しのようでした。 行者そばは大根おろしの汁に焼き味噌を入れた「辛つゆ」で食べるのが特徴です。 祭りを開いた荒井区では「近年は関東や中京方面からも訪れる行事になってきた。 区をあげて信州そば発祥の地伊那市をPRしていきたい。」と話していました。
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イベント列車第一弾 歌声列車運行
飯田線に乗って景色を眺めながら懐かしの童謡や唱歌を歌うイベント「歌声列車」が19日、箕輪町から飯田市までを往復運行しました。 イベントには、上伊那地域からおよそ90人が参加しました。 歌声列車は、飯田線の利用促進などを目的に、上伊那観光連盟が県の元気づくり支援金を活用して行うイベント列車事業の第一弾企画として開かれたものです。 列車は2両編成の貸し切りで、箕輪町の伊那松島駅を発着に飯田市の天竜峡駅を折り返すおよそ6時間のコースです。 このイベントを中心となって企画したのは、上伊那地域の歌愛好家でつくる歌声喫茶のメンバーです。 参加した人達は、アコーディオンの演奏に合わせ昭和の懐メロや童謡などを歌っていました。 上伊那観光連盟では、今年度後2回同様のイベントを企画していて、来月2日には伊那市社会福祉協議会と協力した「ふれあい列車」を、来年3月には公募により集まった企画の中から1つ選んで実施する計画です。
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南アルプス 初冠雪
南アルプス仙丈ケ岳で17日に2、3センチの積雪があり初冠雪を記録しました。 平年並みだということです。 仙丈小屋によりますと、18日から19日朝にかけても積雪があり現在4センチほど積もっているということです。 19日朝の気温はマイナス2度だったということです。
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伊那中央病院で災害対応訓練
伊那市の伊那中央病院は、大地震の発生を想定し、災害対応訓練を19日行いました。 訓練は、震度6強の地震が発生し、多数のけが人が出たとの想定で行われました。 正面玄関前ではけがの重症度に応じて治療の優先順位を判断するトリアージセンターが設置されました。 患者に札をつけ、それぞれ緊急度に合わせた治療スペースに運んでいきます。 玄関ホールには、赤色の札がつけられた重症患者の治療スペースが設けられ、応急処置を受けたあと入院病棟などへ運ばれていきました。 伊那中央病院は、24時間被災者を受け入れる上伊那地域の災害拠点病院に指定されています。 訓練は毎年行われていて、20日は職員ら270人ほどが参加しました。 伊那中央病院では、大規模な災害時は、重症患者の治療が優先されるため軽症患者が殺到すると支障が生じるとして、「軽傷の場合は最寄りの診療所を受診してもらいたい」と話していました。
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長野県の事業を有識者が点検
長野県の対象事業を県民がチェックする、事業点検が今日伊那市の伊那合同庁舎で行われました。 19日は2会場に別れ、有識者と県政モニターが文化事業や県産材推進事業、福祉事業の10の事業を点検しました。 これは、平成23年度まで行われていた「信州型事業仕分け」の内容を見直して、改めて実施されたものです。 判定は6段階で、議論を基に有識者とモニターがシートに記入します。 その結果、「事業規模・内容を見直す必要あり」とする事業のうち、芸術文化推進の2事業、県産材推進の4事業、家庭福祉相談事業は「規模拡大」、中国帰国者地域生活支援事業、一人親家庭福祉推進事業、就職・自立支援センター事業は「規模は維持で内容や方法を見直す」との結果になりました。 「行政が実施する必要無し」「国・市町村での実施が望ましい」とする事業はありませんでした。 県では、今回の点検の結果を検討し、どう対応するかは今年度中に公表する考えです。 20日は長野県庁で12の事業を点検します。
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特別展 松島王墓を考える
箕輪町にある上伊那唯一の前方後円墳「松島王墓古墳」に関する特別展が19日から、箕輪町郷土博物館で始まりました。 特別展は、町郷土博物館の開館40周年を記念して開かれました。 松島王墓古墳は、箕輪町松島にある前方後円墳です。 県の史跡となっていることから手がつけられないため、これまで本格的な調査が行われておらず詳しいことが分かっていません。 今回は、古墳の形状、地域の伝承、出土した埴輪、周辺地域にある遺跡との関連の4つの視点から松島王墓古墳の謎に迫ります。 開館40周年記念特別展は、来月17日日曜日まで、町郷土博物館で開かれていて、入場は無料です。 期間中は、記念講演会や町内の古墳を見て歩くイベントなどが計画されています。
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本の町高遠町定着へ 古本市
本の町を定着させようと高遠町の本の町高遠プロジェクトは19日と20日の2日間、旧北条ストアーで古本市を開いています。 本の町高遠プロジェクトは、高遠町を本の町にしようと活動していて、毎年ブックフェスティバルを開催しています。 年に1度の活動ではなかなか本の町が定着しないと考え、毎月1度「月並古本市」を開くことにしました。 今回は松本市の古本専門店の協力を得て1回目の市が開かれました。 会場には地元高遠高校の美術専攻の生徒と卒業生が描いた作品が展示されていて、落ち着いた雰囲気になっています。 今回は松本の古本専門店で2,000円以上購入した、先着30人に猫まんじゅうがプレゼントされています。 「第1回月並古本市」は20日まで開かれています。
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第36回 伊那市民美術展
第36回伊那市民美術展が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 会場には、会員が今年製作した作品63点が並んでいます。 伊那市民美術会は37年前に創立され、翌年から毎年美術展を開催しています。 現在会員は、伊那市を中心にプロからアマチュアまで76人います。 作品は、洋画を中心に、日本画や版画、工芸とジャンルも様々です。 美術展への出展は、会員なら誰でも出展することができ、毎回賞は付けていません。 第36回伊那市民美術展は、22日火曜日まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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第4回日本画院高遠展-今に生きる日本画の心-
関東を中心とした日本画の作家でつくる日本画院の作品展「今に生きる日本画の心」が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 日本画院は、関東のほか長野県、山梨県などを中心に全国の日本画の作家、約200人が所属しています。 信州高遠美術館で作品展を開くのは今回が4回目で、身近な風景や植物などを題材にした68点が展示されています。 日本画院では、伝統的な日本画の画材、岩絵の具を使いながら、西洋の技術を取り入れているということで、洋画のようなタッチの作品も数多く展示されています。 日本画院では、「伝統的な日本画に西洋の新しい技術をとりいれたモダンな作品を楽しんでもらいたい」と話しています。 第4回日本画院高遠展-今に生きる日本画の心-は11月24日まで信州高遠美術館で開かれています。
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長野銀行 国重要文化財の熱田神社保護ため10万円を寄付
長野銀行は、国の重要文化財に指定されている伊那市長谷の熱田神社の保護に役立ててもらおうと10日、10万円を寄付しました。 長野銀行の金子英雄常務らが伊那市長谷総合支所を訪れ、熱田神社を管理している溝口区の小松重蔵区長に目録を手渡しました。 熱田神社の本殿は、平成5年に国の重要文化財に指定されています。 長野銀行では、地域の文化財保護に役立てもらおうと3年前から寄付を行っています。 今年は、栄村の復興支援も含めて県内11か所に合計150万円を寄付しています。 熱田神社の賽銭箱が去年、何者かによって持ち去られてしまったということで、区ではその購入費用にあてるということです。
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中心商店街で第12回秋の呑みあるき
伊那谷で造られたお酒を伊那市の中心商店街で味わうイベント「第12回秋の呑みあるき」が18、伊那市の中心市街地で行われ、およそ500人が参加しました。 このイベントは、お酒を飲みながら中心商店街をにぎやかにして活気づけていこうと、実行委員会が毎年開いているものです。 この日は、辰野町から飯田市までの8蔵と酒造メーカー4社が参加しました。 前売り1500円で販売された道中手形を見せると全ての種類のお酒を好きなだけ飲むことができます。 ブースはいなっせ北側広場から入船交差点まで並び、メイン会場となるいなっせ北側広場では、道中手形と御猪口を片手に、大勢の人でにぎわいました。 呑みあるきは毎年春と秋に開かれていて、当日券より500円お得な前売り券は毎回完売するということです。
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ひと夏過ごし牛たちが里へ
夏の暑い時期を伊那市高遠町の入笠牧場で過ごした牛たちが、18日それぞれの畜産農家のもとへ帰っていきました。 標高1,500メートルほどの入笠牧場は、JA上伊那が管理運営しています。 広さは、約300ヘクタールです。 今年は、6月6日に南信地域の牛40頭が放牧されました。 8月の中間検査の際19頭が山を下ったため今日は残る21頭の下牧です。 牛たちは、列になって、体重をはかったり衛生検査を受けました。 検査を終えた牛たちは、飯田や諏訪、上伊那方面別にトラックに載せられていました。 この放牧は、最盛期には200頭ほどいたということですが、今年は種牛がいなかったこともあり40頭にとどまりました。 乳牛のホルスタインを中心に暑さをしのぎながら足腰を強くするのが目的です。 雨が少なく、えさとなる牧草の伸びも悪かったということですが、体重は1割から2割増え一回り大きくなって山を下っていきました。 一時問題になったニホンジカによる牧草の食害も個体数調整などによりこのところ沈静化しているということです。
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伊那中央病院の上田典胤医師が厚労大臣表彰
長年にわたり、地域のお産を支え産科医療の推進に貢献したとして、伊那市の伊那中央病院産科の上田典胤医師は産科医療功労者厚生労働大臣表彰を受賞しました。 18日は上田さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。 表彰式は2日に東京都で行われました。 長年にわたり、地域のお産を支え産科医療の推進に貢献したことが評価されました。 今年の表彰は全国で41人、長野県では上田さん1人でした。 上田さんは昭和56年9月に市営伊那中央総合病院の産婦人科に勤務し、32年間上伊那地域の産科医療の発展に貢献してきました。 多い年には年間1,200人の妊婦を受け入れたということです。 白鳥市長は「出産には上田先生の経験を必要とすることが多い。ぜひこれからも頑張ってもらいたい」と話していました。
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箕輪町学校給食アイディア料理コンテストの審査会
箕輪町が小中学生を対象に応募している学校給食アイディア料理コンテストの審査が、9日に行われました。 コンテストには、小学6年生と中学生から272点の応募があり、各学校の代表者、6人のレシピが選ばれました。 9日夜は、入賞者が、自分の料理をPRし、審査が行われました。 箕輪中部小学校の上條雪奈さんは、「栄養たっぷりの学校給食」 箕輪北小の今井 歌乃さんは、「秋の野菜でお腹は満腹献立」 箕輪東小の漆戸 愛理さんは、「秋野菜たっぷり献立」 箕輪西小の柴 尚玖くんは、「野菜いっぱい赤そば風給食」 箕輪南小学校の神戸 優月さんは「私のおすすめメニュー献立」 箕輪中学校2年の尾坂 樺月さんは「秋野菜のおいしい給食」です。 それぞれの給食を審査員が試食し、季節感・味・彩りなどを採点していました。 審査の結果、箕輪西小の柴 尚玖君のレシピが最優秀賞に選ばれました。 最終審査まで残った優秀献立は、それぞれの学校で給食のメニューにされる予定です。
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南アルプス 原生林の魅力
伊那市長谷・南アルプスの気軽に楽しめる散策コース、原生林の登山道の魅力を紹介します。 国立公園内に整備された原生林の登山道は、北沢峠のバス停から300メートルほどにある国立公園一種の入り口付近から始まり、およそ30分の下りのコースです。 この日は、伊那市南アルプス林道バス林道管理係長の伊藤卓郎さんが、コースを案内してくれました。 登山道は、平坦な下りの道のりで、スニーカーでも歩くことができます。 シラビソやコメツガを中心とする原生林で、朽ち木に生い茂ったコケが木漏れ日に光を受けて輝きます。 大平山荘前で、一旦林道を横切り、再び登山道へ入ってきます。 国立公園内のため、道からそれることは禁止されていますが、それゆえの無垢の自然を楽しむことができます。 南アルプス林道バスは、今年からフリー乗降サービスを始めていて、原生林の散策を希望すれば入り口で乗り降りさせてくれます。 南ア林道バスは、雪が降り始める11月中旬頃まで運行を予定しています。
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三澤久夫さん油彩画展
南箕輪村在住の三澤久夫さんの油彩画展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれました。 松本市出身で南箕輪村在住の三澤さんは、30歳の時に画家竹内徹さんと出会ったことがきっかけで油絵を始めました。 会場には、風景画を中心に62点が並びました。 三澤さんは、県内各地に実際に足を運び、作品を描いているということです。 展示されている作品の中には、一水会展や日展で入選した作品もあり、今回の油彩画展は、一水会入選30回を記念して開かれました。
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南ア林道 紅葉見頃に
伊那市長谷南アルプスの林道の紅葉が見頃を迎えています。 南ア林道バスは、標高860mの仙流荘から2032メートルの北沢峠までの21キロ間を1時間かけて結びます。 その道のりでは、色づき始めた紅葉を楽しむことができます。 山々はダケカンバやナナカマド、ツルアジサイなどで赤や黄色に染まっています。 この日は、紅葉と雲の共演を楽しむことができました。 ホシガラスが、これから訪れる冬に備えて、次々に実をついばんでいました。 南アルプス林道バスは、今年から希望した場所でバスを降りることができる、フリー乗降サービスを始めています。 南ア林道バスの運転手は「南アルプスは山登りだけの場所ではないことを知ってもらいたい。バスを使って紅葉を楽しんでもらいたい」と話していました。 バスの料金は仙流荘から北沢峠まで片道1,100円で、紅葉の見頃は、20日ごろピークを迎えるということです。
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長谷地域協「過疎」「世界遺産」について協議
伊那市長谷地域自治区地域協議会が昨夜開かれ、急速する過疎化や、南アルプス世界遺産登録に向けた取り組みについて話し合われました。 16日夜は、長谷総合支所で協議会が開かれました。 地域協議会では、中山晶計地域自治区長から、「これまでも空き家を紹介するなど過疎化への対策を講じてきたが、近年過疎化が急速に進み、緊急の対策が必要となっている。深刻さを受け止め空き家の数など実態を把握し、地区毎に定住計画をつくるなどの姿勢をつくらなければいけない」と呼びかけました。 委員からは、どの程度人口が減ったのかなど具体的な数字を示してもらった上で、検討をしたいとの声がありました。 また、伊那市などが取り組む南アルプスの世界自然遺産登録について、「地元である長谷地域の住民が、充分に理解できないまま進んでいる。住民に納得して賛成してもらえるよう前向きな気持ちで、動きに注目して欲しい」と呼びかけました。 委員からは、「登録されれば、住民サイドにどのような影響があるのか。もっと情報提供して欲しい」との声があがっていました。
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障害者就職・雇用相談会
上伊那地域の障害者を対象にした就職・雇用相談会が、17日、伊那市のいなっせで開かれました。 これは、障害者の雇用促進を図ろうとハローワーク伊那が毎年この時期に開いているものです。 今年は、企業は、去年より6社多い25社、求職者は去年より2人多い102人が参加しました。 参加企業が増えたことについてハローワーク伊那では、今年4月から障害者の法定雇用率が1.8%から2%に引き上げられたためと見ています。 ハローワーク伊那管内の障害者の9月末の有効求職者数は412人で、内訳は 身体障害が147人、知的障害が82人、精神障害が174人などとなっています。 412人のうち45歳以上が222人で、中高年の割合が高くなっているということです。 参加した40代の男性は、「法律が変わっても、障害者雇用について浸透していないと感じる。去年も参加しているので、今年こそ良い結果を出したい」と話していました。 ある企業の人事担当者は、「法定雇用率を達成することが必要だし、幅広く活躍してくれる人をみつけたい」と話していました。 ハローワーク伊那では、「上伊那の求人倍率は、0.79と県内でも2番目に低く、厳しい雇用情勢は続いている。一般・障害者の求人が増えるように求人開拓を進めたい」と話していました。
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「長衛荘」新名称に1,300点超応募
伊那市長谷、南アルプスの北沢峠にある山小屋「長衛荘」の新名称に、全国から1300点を超える応募がありました。 北沢峠にある山小屋は「長衛荘」の名で親しまれてきましたが、近くにある「北沢駒仙小屋」の名称を「長衛小屋」に戻したことから、登山客の混乱を避けるため、伊那市が新名称を募集していました。 伊那市は、全国の山岳雑誌や、公式ホームページなどで9月30日まで募集を呼びかけてきました。 その結果、全国45の都道府県の916人から予想を上回る1301点の応募がありました。 1301点のうち、審査対象となったのは978点で、山岳関係者や地元住民などで作る「長衛荘新名称選定委員会」が選考を行います。 第2回新名称選定委員会は、今月28日に開かれる予定で、それぞれの委員が絞込んできた名称を検討するということです。 委員会が選考した新名称は、12月市定例議会に提出され、可決されれば、決定する予定です。
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南箕輪村西部保育園の園児が特大カボチャを収穫
南箕輪村の西部保育園の園児は17日、ハロウィン用の大きなカボチャの収穫を体験しました。 カボチャは、大泉の農家、唐澤俊男さんが園児たちのために育てたものです。 去年カボチャをプレゼントした唐澤さんは、今年は園児を畑に招き収穫も体験してもらいました。 カボチャは、中身を取り出し目や口を切り抜いた後、各クラスに飾るということです 17日朝の伊那地域の最低気温は10月下旬並みの5.3度で、この秋一番の冷え込みとなりました。 長野地方気象台では、寒気の影響であす朝も平年より低い気温になると予想しています。
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JAXA黒川怜樹さん夢についての講演会
独立行政法人宇宙航空研究開発機構JAXA広報部、黒川怜樹さんの講演会が11日、伊那市の西春近北小学校で開かれました。 記念講演は、今年度、西春近北小学校の創立140周年を記念して、同窓会やPTAなどにより開かれたものです。 黒川さんは、宇宙飛行士の毛利衛さんが宇宙で相撲をとっている実験映像を使って、無重力だと力が逃げてしまうことを説明していました。 また、宇宙服の値段が一着10億円で、重さが120キロと説明すると、児童たちは驚いていました。 黒川さんは、「夢をあきらめないで欲しい、周りの人たちも安易に無理だなどと言わず、応援してあげてください」と話していました。 西春近北小学校の140周年記念式典は11月2日(土)に開かれることになっています。
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疎開児童 戦後68年ぶりに伊那を訪問
太平洋戦争中、東京から伊那市手良に疎開していた8人が終戦後初めて、16日、伊那を訪れ当時の同級生や地域の人達と交流しました。 伊那市を訪れたのは戦時中、東京都世田谷区の旧中里国民学校に通い、昭和20年5月から終戦後の11月まで手良地区に集団疎開していた8人です。 手良地域の歴史や文化などについて研究しているグループが去年、手良誌を発刊しその記念事業の一環として招待しました。 旧中里国民学校の児童は、昭和19年に松本市へ集団疎開しました。 しかし、松本で空襲に遭い昭和20年5月に児童およそ50人が手良地区へ再疎開し終戦後の11月まで過ごしたという事です。 一行は、小学校から野口区公民館に移動すると、当時寝泊りしていた常光寺で世話になった寮母や小学校時代の同級生達と再会しました。 一行は17日まで伊那に滞在し市内観光も行う計画です。
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天然ガスパイプライン検討 勉強会発足へ
上伊那の市町村長と県経営者協会上伊那支部が15日懇談し、天然ガスを供給するパイプラインの上伊那地域への整備について官民合同の勉強会を立ち上げ、検討していく事が確認されました。 上伊那の市町村長と県経営者協会上伊那支部は2008年から毎年懇談会を開いています。懇談は冒頭のみ公開で行われ、今年は天然ガスのパイプライン整備などについて話し合いました。 上伊那では、天然ガスを使用する都市ガスが整備されておらず家庭や企業ではプロパンガスを使用しています。 経営者協会上伊那支部によると、天然ガスはプロパンガスと比較し二酸化炭素の排出量が少なく、発熱量あたりの単価が低いという事です。 パイプラインの整備は、リニア開業などの交通網整備を見据え将来的な企業誘致にも有利な条件となると期待しています。 天然ガスを供給するパイプラインは、新潟県から諏訪市を経由し静岡県まで整備されています。 経営者協会上伊那支部では、「天然ガス供給業者の誘致や、整備費用、プロパンガスを扱う既存の事業社への対応など課題は多い」とし、「まずは、技術的な面から導入可能かどうか検討していきたい」としています。
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園児と祖父母がコロッケ作り
伊那市東春近にあるNPO法人山の遊び舎はらぺこで8日、園児が祖父母と一緒にコロッケ作りをしました。 8日は園児と祖父母あわせておよそ50人が参加しコロッケ定食を作りました。 コロッケは園児が畑で収穫したジャガイモとゴボウなどが入ったジャガイモコロッケ。 祖父母の手を借りながら、包丁でゴボウと玉ねぎ、人参をみじん切りにしていました。 ジャガイモが茹で上がると、熱そうに皮を剥いていました。 できたコロッケは園児が収穫した新米と一緒にテーブルに並び、祖父母と味わいました。 保育士の小林成親さんは「園児が作った物を祖父母と一緒に味わうことができて良かった」と話していました。
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いなっせ10周年 いな少年少女合唱団フレンドコンサート
いなっせ開館10周年記念企画として、いな少年少女合唱団と横浜の赤い靴ジュニアコーラスのフレンドコンサートが13日、伊那市のいなっせで開かれました。 いな少年少女合唱団は今年8月、地方都市では初めてとなる、第18回「花とライオン児童合唱音楽賞」を受賞しました。 この賞は全国の児童合唱団を支援している団体が毎年選考していて、優秀な歌唱力と長年に渡る音楽活動を行った団体に贈られているものです。 この日は両団体あわせて30曲を歌いました。 いな少年少女合唱団は受賞後初のコンサートという事で、ロビーには受賞の盾と賞状が飾られ、訪れた人達にお披露目していました。 両団体は、伊那市の名誉市民でもあり、赤い靴ジュニアコーラスの指導者でもある故髙木東六さんが縁で3年前からコンサートなどで交流を行ってきました。 赤い靴ジュニアコーラスは1997年に第2回「花とライオン児童合唱音楽賞」を受賞しています。 会長の北沢理光さんは、「お互いに良き友として、良きライバルとして長い付き合いを続けたい」と話していました。