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台風26号 大きな被害なし
台風26号は今朝、長野県に最接近しました。 上伊那地域には風水害による大きな被害はなかったものの果樹に若干の被害が予想されます。 台風26号は今日の明け方に長野県に最接近し伊那市で最大瞬間風速15.9mを記録しました。 降り始めからの降水量は44.5ミリでした。 JA上伊那によりますと、台風による風の影響で、りんごの表面に傷がつく被害が出ているということです。 傷がついたりんごは価値が下がり直売所などで下級品として安値で販売されるということです。 JA上伊那では伊那市・箕輪町・南箕輪村・辰野町のりんごについて今後1千万円ほどの被害がでると予想しています。 今回の台風でJR飯田線に大きな遅れはなく、中央高速バスは新宿発伊那行の早朝の2便が運休しました。 小中学校では、伊那市・箕輪町・南箕輪村の30校中20校が登校時間を2時間から3時間半ほど遅らせました。 長野地方気象台では、台風が通過したことで上空に寒気が流れ込み、今後数日間は平年より3度ほど朝晩が冷え込み、10月下旬並みになると予想しています。
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リニア見据え 上伊那地域将来ビジョン素案まとめる
上伊那広域連合は、2027年のリニア中央新幹線の開業を見据え、上伊那地域の道路整備や環境形成などまちづくりの在り方を定めた「上伊那地域将来ビジョン」の素案をまとめました。 将来ビジョンの素案ではリニア開通によりプラス面として、移動時間の短縮により、交流人口の増加や、都市圏への遠距離通勤など多様なライフスタイルの可能性を広げるとしています。 一方マイナス面として、企業の支店の統廃合による流出や日帰り客の増加で滞在型の観光客の減少が懸念されるとしています。 将来の地域像としては、上伊那ブランドの確立やグローバル化を目指し、世界に誇れる地域をめざすと共に、地域の事を自分達で考える協働のまちづくりを進めていくとしています。 具体的な案として、県内駅とのアクセス向上に向け、中央道へのスマートインターチェンジの開設や国道153号バイパスの早期開通、リニア県内駅周辺に長時間駐車可能な駐車場整備等をあげています。伊那谷全体を一つの観光圏域ととらえ、広域観光の推進を進めていくとしています。この他に、ソフト、ハード両面からの移住・定住促進対策や、地域全体で景観形成する仕組みづくり推進する仕組みづくりを挙げています。 広域連合では、来月からパブリックコメントを募集し、年度内に将来ビジョンの成案をまとめる方針です。
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第31回上伊那郡市育樹祭
除伐や間伐などの育樹作業を行い、後世に森林の大切さを伝える上伊那郡市育樹祭が16日、箕輪町のながたドームで開かれました。 上伊那郡市育樹祭は、除伐や間伐作業を行い、ヒノキやスギなどの成長を促すことを目的に毎年行われているもので、今回で31回目です。 この日は、森林組合関係者や市町村関係者らおよそ180人が参加しました。 式典で、上伊那地方事務所の青木一男所長は「災害に強い健全な森林を後世に伝えていきましょう」と挨拶しました。 式典後、除伐作業を行う予定でしたが、台風の影響でスクリーンを使った森林教室が開かれました。 森林教室では、県森林総合センターの所長を務めていた岡谷市の片倉正行さんが、県内の森林状況などを説明しました。
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伊那公民館女性教室 押し花絵クラブ作品展
伊那市の伊那公民館女性教室の押し花絵クラブ作品展が16日から、旧井澤家住宅で開かれています。 会場には、会員14人の作品、30点が並んでいます。 講師の野澤伊代子さんは「生花と違い押し花は何十年も美しい色で残すことができるのが魅力」と話していました。 押し花絵クラブ作品展は21日(月)まで旧井澤家住宅で開かれていて、 11月1日から3日間行われる伊那公民館文化祭にも出品するということです。
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伊那DTがアベック優勝
第11回ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が、昨日、駒ヶ根市の赤穂小学校体育館を主会場に行われ、伊那市の伊那ダイヤモンドツインズがアベック優勝しました。 女子の決勝は、白のユニフォーム伊那ダイヤモンドツインズと、黒のユニフォーム駒ヶ根市スポーツ少年団の対戦となりました。 この大会は、伊那ケーブルテレビなどが加盟する上伊那ケーブルテレビ協議会などが後援し行われているもので、今年で11回目となります。 今年は、県内外から11チームが参加しました。 女子決勝戦は、序盤から、伊那ダイヤモンドツインズが、速攻やミドルシュートなどを決め、優勢に進めます。 後半になっても勢いは伊那の勢いは止まらず、47対17で、伊那ダイヤモンドツインズが、駒ヶ根市スポーツ少年団を下し、優勝しました。 男子の決勝も女子と同じカードで白のユニフォーム・伊那ダイヤモンドツインズ対黒のユニフォーム駒ヶ根市スポーツ少年団の対戦となりました。 序盤は、お互いに点を取り合う展開となります。 後半に入り、伊那が、速攻を次々に決め、点差を広げます。 そのまま、伊那ダイヤモンドツインズが差を広げ、58対18で、駒ヶ根市スポーツ少年団を下し優勝しました。 この大会の決勝戦の模様は、今月26日から、ご覧のチャンネルで放送する予定です。
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宮下創平さん告別式
7日に肺炎のため85歳で亡くなった元衆議院議員宮下創平さんの告別式が、14日、伊那市のグレース虹のホール伊那で営まれました。 告別式には、元外務大臣の町村信孝衆議院議員の他親戚や友人などおよそ2,300人が訪れ、別れを惜しみました。 宮下さんは伊那市の名誉市民で、昭和54年に衆議院議員に初当選し、8期24年間務めました。 平成3年の宮澤内閣では防衛庁長官を、平成10年の小渕内閣では厚生大臣を務めています。 式の中で、町村衆議院議員は「私が初当選した年、宮下さんは3期目を務めていた。新人の私にとってはよき見本だった」と話し、当時を振り返りました。 他に、伊那市の白鳥孝市長は「伊那谷は宮下さんの財産であふれている。他に類を見ないこの素晴らしい地域がさらに発展するよう取り組んでいきたい」と弔辞を述べました。 長男で衆議院議員の一郎さんは「父が亡くなった10月7日はくしくも34年前初当選した日と同じ日だった。故郷を愛し日本の発展に尽くした父の思いを受けつぎ仕上げていかねばならない」と挨拶しました。 告別式終了後、陸上自衛隊松本駐屯地の隊員らおよそ130人による送りの儀式が行われました。 参列者の他、近隣住民らが見守る中弔いの銃声が3発鳴り響くと、手を合わせ故人を見送っていました。
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災害復旧費 補正予算案可決
箕輪町は、9月の台風18号の災害復旧費用などを盛り込んだ補正予算案を15日開かれた町議会臨時議会に提出し可決されました。 補正により箕輪町の災害復旧費はおよそ1,130万円増額した1560万円となっています。 内訳は倒木や福与城東の崩落などの農林施設災害復旧費に415万円。 道路修繕などに440万円となっています。 箕輪町の、台風18号による倒木や崩落などの被害額はおよそ1130万円。 果樹などの農家関係の被害額は1670万円となっています。
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国道153号 整備促進などを提言
一般国道153号改良期成同盟会会長の白鳥孝伊那市長は15日、国道153号がリニアの長野県駅へのアクセス道路として大きな役割を果たすとして県に対し整備促進などを提言しました。 国道153号は、2027年に開業が予定されているリニア中央新幹線の長野県駅へのアクセス道路として大きな役割を果たすことから、道路財源を安定的に確保し、必要な箇所の早期整備を推進していくことが必要としています。 また、長野県伊駒アルプスロードの早期ルート確定や早期事業化を求めています。
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台風26号 16日の未明から昼にかけて接近
大型で非常に強い台風26号は16日の未明から昼にかけて県内南部に接近する見込みで、長野地方気象台は、土砂災害などに注意するよう呼びかけています。 長野地方気象台によりますと、台風26号は北に進んでいて16日の未明から昼にかけて県内に接近する見通しです。 このため、県内は発達した雨雲の影響で大雨となる見込みです。 県南部の16日の昼までの24時間に降る雨の量は250ミリと予想しています。 また、16日未明から昼にかけ強い風が吹く恐れがあり最大風速は南部で15メートルと予想されています。 伊那市西箕輪の果樹園では、台風に備え一足早く収穫をしていました。 気象台では土砂災害や河川の増水、強風に十分注意するよう呼びかけています。
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由紀さおりさん招き童謡で伝える会
歌手の由紀さおりさんを招いた童謡で伝える会が、13日と14日に伊那市内の保育園で開かれました。 13日には、伊那市の富県保育園で、富県や東春近、高遠地区の保育園の保護者や園児を対象に開かれました。 古くから歌い継がれてきた童謡を通して、親子のふれあいやふるさとを思うきっかけにしてもらおうと、童謡のよさを伝える活動をしている由紀さんを招きました。 由紀さんは、めだかの学校や大きな古時計などの童謡を園児や保護者と一緒にうたいながら、歌詞の意味を問いかけていました。 由紀さんは、「ゆたかでたおやかでやさしい響きを持つ日本語を小さなこどもに伝えるには、保護者に歌っていただく以外にてだてがない。童謡を聞いて想像してイメージを広げることは、感性、感受性、情緒感を育てることにつながる。」と来場者に訴えていました。 13日は、保護者・園児合わせて200人ほどが、由紀さんと童謡を歌いながら子育てや言葉の大切さについて思いをあらたにしている様子でした。
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南アふるさと祭り 賑わう
伊那市長谷の恒例のイベント南アルプスふるさと祭りが13日、伊那市長谷の美和湖公園で行われました。 祭りは、中山晶計ふるさと祭り実行委員長の開会宣言でスタートしました。 旧長谷村時代から行われていて、今年で30回目です。 オープニングでは消防団による、「あまちゃんのテーマ」曲などが演奏され、訪れた人は手拍子をして聞いていました。 祭りでは、長谷の7地区による子どもみこしがお囃子の音色に合わせて会場内を練り歩きました。 他に、地元の野菜を使った豚汁や五平餅が販売され家族連れなどが味わっていました。 この売り上げの一部を使い、去年から交流している、東日本大震災の被災地、岩手県宮古市の田老第一小学校の子どもたちに伊那のお土産、「サクラコマ」を送るということです。 中山実行委員長は「祭りを通して地域の絆が深まればうれしい」と話していました。
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池坊伊那支部青年部20周年
いけばなの池坊伊那支部青年部の創立20周年を記念した花展が13日と14の2日間、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 会場には、12人の役員による合作をふくめ40点のいけばな作品が並んでいます。 20周年記念花展は、14日まで、伊那市のヘルシャイン伊那店2階文化ホールで開かれています。
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大泉新田地名調査委員会が調査の結果を報告
古い地名の調査を進めている伊那市西箕輪の大泉新田地名調査委員会は、調査の結果を報告書にまとめ、13日地区の区民祭で報告しました。 13日は調査委員会の原正章副会長が報告しました。 報告書には、昔の小字名の由来や地区の歴史のほか、屋号の由来がまとめられています。 大泉新田では同じ姓の家が多いことから、日常生活で屋号が頻繁に使われているということです。 調査の結果、方角を表す東西南北や上中下、本家との関係を示す屋号が多いことがわかりました。 古い地名の調査は伊那市が地域の歴史を後世に残していこうと今年度から進めています。
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荒井神社で奉納こども相撲大会
伊那市荒井神社で13日奉納こども相撲大会が開かれました。 荒井区の小学1年から6年までの児童88人が、神社境内にある土俵で力の入った取り組みを繰り広げました。 この相撲大会は、荒井神社の例大祭にあわせ毎年開かれているもので、今年で32回目になります。 男子は47人、女子は41人が参加しました。 各学年、男女別にトーナメントを行い優勝者を決めました。 土俵のまわりには、保護者も大勢つめかけ、境内には、声援が響いていました。
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中学生ロボットコンテスト南信大会
中学生ロボットの南信1位を決める中学生ロボットコンテスト南信大会が13日伊那市で行われました。 決勝戦は、伊那市の東部中学校と辰野中学校の対戦です。 東部中は、チーム名「機動要塞グングニル」辰野中は、「Kmijima1号」です。 ルールは、直径7センチ、幅4.5センチのリングを指定された場所に水平に置き、高く積み上げるほど高得点となります。 東部中は、ロボットもさることながら操作のコンビネーションもよく、順調に得点をかさね、12対6のダブルスコアで辰野中を下し優勝しました。 大会には、南信地区を中心に北は飯山、南は飯田からも参加があり合わせて6校から21チームが参加し予選リーグと決勝トーナメントが行われました。 中には女子チームもあって、競技の途中にハンダゴテを手に種理する姿もありました。 大会は、中学生の創造力を高めようと開かれていて今年で10回目になります。 11月には、更埴市で県大会が開催されることになっています。
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春近神社で奉納演芸発表会
伊那市東春近の春近神社で12日、奉納演芸発表会が行われました。 春近神社では毎年この時期に、五穀豊穣に感謝する例祭が開かれています。 12日は宵祭りが行われ地区住民が演芸を発表しました。 始めに、およそ250年前から下殿島に伝わる伝統芸能、土蔵獅子舞囃子方保存会による獅子舞が奉納されました。 土蔵の獅子舞は、雌獅子のみが舞うのが特徴です。 また、子どもたちによるお囃子も披露され、おひねりの代わりにお菓子が投げ入れられていました。 舞台では他に、地元の詩吟グループなど10団体による発表もありました。 春近神社の境内には、屋台が並び家族連れなどで賑わっていました。
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南箕輪村女性消防団員が全国大会に出場
南箕輪村消防団の女性団員は17日に神奈川県で開かれる全国女性消防操法大会に長野県代表として出場します。 12日は南箕輪村役場駐車場で激励会が開かれ、女性団員がポンプ操法を披露しました。 大会は、2年に1度開かれています。 出場するのは村消防団の中で選抜された団員7人で、長野県消防協会の推薦を受け、初めて県代表として出場します。 唐木一直南箕輪村長は、「楽しく力強く正々堂々と頑張ってください」と激励しました。 選手を代表し征矢和代さんは、「優勝を目指してがんばります」と決意を述べました。 全国女性消防操法大会は17日に神奈川県で開かれます。
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伊那愛犬主催 ドッグショー
南箕輪村のペットショップ伊那愛犬が主催するドッグショーが、12日、伊那市高遠町の高遠城址公園駐車場で開かれました。 ドッグショーには、県内外から50種類218頭がエントリーしました。 伊那愛犬が主催するのは8年ぶりです。 年齢ごと3つのクラスに分け、同じ品種の中から1頭ずつ代表を選びます。 その後、代表に選ばれた50頭からそれぞれのクラスで順位を決めていきます。 審査員は、適正な大きさや骨格であるかどうかや、歩く姿や毛並みなどをチェックしていました。 出番を待つ参加者は、毛並みを綺麗に見せる化粧をしたり、ブラッシングをするなどしていました。 会場では、あすとあさっても別のクラブが主催するドッグショーが開かれます。
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全日本エルデストソフトボール大会 伊那で開催
50歳以上の女性チームが出場する「全日本エルデストソフトボール大会」が12日から、伊那市内で始まりました。 大会には、北は秋田県南は熊本県まで全43チームが出場しました。 今回で12回目で、伊那市で開催されるのは平成19年の第6回大会以来2回目です。 12日は、市内7会場に別れ2回戦までを戦いました。 このうち、2回戦から出場の赤いユニホーム「伊那サンフラワーズ」は、茨城県の美野里ビサイレンツと戦いました。 伊那サンフラワーズは、3回の裏に7点を奪われるなど12対1で敗れました。 大会は14日月曜日まで開かれます。
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熱田神社で9年ぶり 中尾歌舞伎公演
江戸時代から伝わる伊那市の無形文化財中尾歌舞伎の秋季定期公演が、12日、伊那市長谷の熱田神社と東春近の白山神社で行われました。 このうち、熱田神社での公演は平成16年以来9年ぶりで、屋外での1日2公演は初めてです。 演目は、江戸時代の下町を舞台にした「人情噺文七元結」です。 主人公は、博打と酒が好きな長兵衛。その娘のお久は、長兵衛の借金を返すために自ら吉原に行き身売りします。 長兵衛は「期限までに返さなければ娘を女郎(じょろう)として店に出す」という条件で50両を借ります。 しかしその帰り道、売り上げをすられ川に身投げしようとする見ず知らずの文七という男に、長兵衛は50両全てを渡してしまいます。 中尾歌舞伎は江戸時代の1770年頃、中尾地区に来た旅芸人が神社で演じたのが起源とされています。 太平洋戦争を機に自然消滅していましたが、地域の若者が中心となって昭和61年に復活させ、今年で26年目を迎えます。 物語の最後では、命を救われた文七と奉公先の主人が長兵衛の家を訪れ、文七の嫁としてお久を貰いたいと切り出しました。 熱田神社での公演終了後、出演者達は急いでマイクロバスに乗り込み、次の公演場所へと向かっていました。
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バラまちフェスタ2013・秋 後藤みどりさんセミナー
10月1日から伊那市の中心市街地で始まった「バラまちフェスタ2013秋」に合わせて、秋にバラを咲かせるための1回目のセミナーが7日、伊那市のいなっせで開かれました。 このセミナーは、春に咲いてから再び秋に多くの花を咲かせるための育て方を学ぶもので、山梨県でバラの苗の専門店を営み、NHKの番組にも出演している後藤みどりさんを講師に招きました。 この日は中心市街地の店先や自宅でバラを育てているおよそ50人がセミナーに参加しました。 後藤さんは「1年先のバラのことを考えて今からできることをやれば、綺麗なバラは咲きます。冬の寒さが厳しい長野県でバラを育てるには、冬から夏にかけての液肥の与え方が最も大切」と話していました。 バラまちフェスタ2013秋は30日まで開かれていて、2回目のセミナーでは、ガーデンデザイナーの白井温紀さんを招いて街角のガーデニングについて学びます。
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上農文化祭で伊那雑穀カレー販売へ
南箕輪村の上伊那農業高校は、上伊那産の雑穀を使った伊那雑穀カレーを、去年に引き続き今年も20日の文化祭で販売します。 上農高校の生産環境科作物班では、「地産地消や地域振興に役立てようと」雑穀を普及させる活動を8年前からしています。 作物班では、伊那雑穀カレーを200食限定で販売し、去年に引き続き売上金のすべてを、東日本大震災の被災地、宮城県に義援金として送るということです。 伊那雑穀カレーは雑穀アマランサスやもちきびを使用し、小麦や乳製品は一切使われていないので、アレルギーの人でも食べられるということです。 尚、雑穀の選別に時間がかかることを農家の人から聞いた作物班は、自動雑穀選別機をつくり、20日にお披露目するということです。 今年はこのほか、雑穀の事を知ってもらおうと、子供向けに紙芝居の上演も計画しています。 上伊那農業高校の文化祭の一般公開は20日(日)で、農産物の販売もあります。
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水道大口使用者に特割制度
伊那市は、2か月あたり4,000立方メートル以上の水道水を使用している事業者を対象に来年10月からをめどに特割制度を適用させる考えです。 来年度から3年間の水道料金と下水道使用料の改定案を審議してきた伊那市下水道事業運営審議会が11日白鳥孝市長に答申しました。 水道料金と下水道使用量の大きな料金改定はありませんが、水需要の喚起を狙いに大口使用者に対する特割制度「個別需給給水契約」を新たに導入します。 これは、大口使用者と市で取り決めた基準水量を超えて水道水を使用した場合、1立方メートルあたり195円の通常料金を76円に引き下げるというものです。 伊那市水道部によりますと、昨年度実績で12の事業者が該当するということです。 市は、審議会で了承が得られたことから関係条例案を12月の定例市議会に提出し、来年10月からの導入を目指します。 伊那市の下水道事業は、累積赤字が21億8,400万円となっていることから答申書では、附帯意見として健全化計画の着実な実施と経営改善に最大限の努力をするよう求めています。
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南箕輪村6次産業化検討ワーキングチーム 加工品試食
地元農産物の加工販売を目指す南箕輪村6次産業化検討ワーキングチームの会議が10日役場で開かれ、27日の農産物フェア・軽トラ市に出品する加工品の試食が行われました。 この日は、村内の青年農業者やJA営農部、役場関係者ら10人が集まり、27日の農産物フェア・軽トラ市でどの加工品を販売するのかを決めるため試食しました。 6次産業化検討ワーキングチームでは、長期間保存できるドライ加工に焦点をあて、開発しました。 その結果、パセリで作ったジェラートとパン。 ドライ加工したりんごのスナック。 きのこ、ねぎ、パセリ、トマト、キャベツをドライ加工したものは料理の具として販売します。 南みのわ農産物フェア軽トラ市は、27日午前9時から午後2時まで、大芝高原味工房駐車場で開かれます。
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ちずサミット
タブレット型端末器などのデジタル機器を使った地域情報の蓄積、編集、発信の可能性を探ろうと、11日伊那市創造館でちずサミット デジタルコモンズシンポジウムが開かれました。 全国各地で地域づくりをプロデュースしたり、デジタルアーカイブの研究・活用に取り組んでいる5人が講演しました。 会場には、各地の図書館職員や教育関係者が訪れ、講師の話に耳をかたむけました。 地図アプリを制作している京都の高橋徹さんは、これまで手がけたアプリを紹介しました。 古い地図の上にGPS機能で現在地を表示し、自然や歴史を体感できるしくみです。 東京で地域アーカイブの活用について研究している中村佳史さんは、タッチパネルを水平に置く工夫で、複数で情報を楽しむことができ、世代を超えた物語が生まれると話していました。 中村さんは、「デジタルアナログのそれぞれのよさをどういう形で発信するかがポイント。経済と文化の良い関係性を築いていくことが求められる。」と締めくくりました。 シンポジウムでは、ちずを切り口にデジタル機器やデータを使った地域の活動プログラムについてその可能性を探りました。
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池上信子さん「おかげさまの書展」はじまる
伊那文化会館開館25周年事業「伊那文とともに地域のがんばる人応援事業」の第1号受賞者に選ばれた、伊那市在住の書道家、池上信子さんの書展が11日から始まりました。 初日の日は、受賞式とオープニングセレモニーが行われました。 この賞は、地域で芸術活動に取り組んでいる人に送られるもので、池上さんは、半世紀以上にわたり書芸術の研究、後継者の育成に尽力をしたとして表彰されました。 セレモニーの中で池上さんは「長い間書道を続けてこれたのは、良い人と出会うことができたからです」と挨拶をしました。 池上さんは、かな書道を得意とし、昭和55年から伊那公民館で書道教室の講師を務めています。 会場には、昭和48年頃から最近手がけた作品まで、122点が飾られています。 伊那谷を放浪した俳人井上井月の句が作品の半分程を占めています。 池上信子さんの「まあ~はちじゅういちにもなれば。いけがみのぶこおかげさまの書展」は、14日(月)まで、伊那文化会館で開かれています。
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南箕輪中が伝統の落ち穂拾い
南箕輪中学校で10日、伝統の落ち穂拾いが行われました。 10日は、全校生徒およそ450人が地区ごとに分かれ落ち穂を拾いました。 落ち穂拾いは、地区の農家にお願いし、稲刈りが終わった田んぼで毎年行っています。 1人1キロを目標としていて、生徒たちは稲刈りのときに落ちた穂を拾っていました。 落ち穂は自宅で干した後、学校に集めるということです。 去年は集めた米を精米して、南三陸町へ送りました。 南箕輪中学校では今年の8月に南三陸町へボランティアに行くなど震災後から交流を続けています。 今年は集めたお米を各地域に引き取ってもらい、それと引き換えに寄付をつのって、南三陸町に義援金として送るということです。
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まほらいな市民大学 入学式
人づくり地域づくりを目的とした伊那市の生涯学習講座「まほらいな市民大学」の入学式が10日に行われ、73人が2年間の学習をスタートさせました。 伊那市のいなっせで入学式が行われ、50代から80代まで73人の新入生が出席しました。 式辞で学長の白鳥孝市長は「学習意欲にもえて入学したみなさんに2年間を大切に過ごしてもらいたい」と式辞を述べました。 新入生を代表して西町の神山民江さんは「日々の暮らしに追われる中、再び学習できる事に感謝し、社会に貢献できるよう学んでいきたい」と挨拶しました。 まほらいな市民大学は平成10年から始まり、今年は16期生が入学しました。 学生は、月2回開かれる教室で健康、芸術文化、人権、奉仕活動など6つの分野の学習を行うことになっています。
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元記者の八木さん 古い建物で居酒屋&カフェ オープンへ
大阪府出身で、信州大学農学部を卒業した、元新聞記者の八木 択真(たくま)さんは、伊那市坂下に残る築75年の建物を、地域情報発信の拠点となる、居酒屋&カフェとして11日にオープンさせます。 オープンするのは、小沢川沿いにある、昭和13年に建築された元橋場歯科を改装した建物です。 店主の八木さんは、現在34歳。大阪府堺市出身で、信州大学農学部卒業後、産経新聞社の記者になりました。 大学時代に伊那にいた頃から、この地域の魅力を感じていたといいます。 東日本大震発災直後に、現地に八木さんが取材に行き記事を書きました。 仕事は充実していましたが、幸せとは何かを考えるようになりました。 9年間勤めた仕事を辞めて、今年2月に伊那に戻り、この店を開く準備を進めてきました。 森林科学科を卒業した八木さんは、地元の間伐材を使ってカウンターを手づくりしたほか、地元の木工職人に家具の製作を依頼するなど内装にもこだわりました。 2階にもスペースを設け地域の若者が集まる場所にしたいと話します。 「酒とカフェ はしば」は、11日、居酒屋のみの営業でオープンし、カフェは、11月頃から始めたいとしています。
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伊那図書館 ライブラリー大賞候補に
これからの日本の公共図書館のあり方を示唆する先進的な機関に対して贈られる「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」で伊那市の伊那図書館が大賞受賞候補となっています。 ライブラリー・オブ・ザ・イヤーは、東京に本部をおくNPO法人が、2006年から表彰しているもので今年は推薦された24機関の中から、伊那図書館を含む4機関が優秀賞に選ばれました。 伊那図書館は、タブレット端末を使ったアプリケーション「高遠ぶらり」を活用した街中探索や、地域通貨「りぶら」で本と地域商店をつなげる取り組みなどが評価されました。 今月29日に横浜市で開かれる図書館総合展で一般公開の審査が行われ、優秀賞4機関の中から大賞が決定する予定です。