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南中生徒が被災地へ出発
南箕輪村の南箕輪中学校の生徒有志は、1日朝、東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町でボランティア活動をするため、現地に向け出発しました。 午前6時。中学校前には、被災地に向かう生徒や見送りの保護者の姿が見られました。 南箕輪中の生徒は、1日から、2泊3日の日程で、宮城県南三陸町でボランティア活動を行ないます。 学校が、生徒に参加を呼びかけたところ、70人を超える希望者があり、抽選で41人が決まりました。 交通費や宿泊費は、村が補助します。 去年の南箕輪中の文化祭では南三陸町で住民に避難を呼びかけ続け津波の犠牲となった役場の女性職員を追悼するための歌「あなたへ」を全校合唱しました。 この曲を歌い被災地でライブ活動などを行なっているシンガーソングライターうーみさんのCDジャケットに、南箕輪中学校の文化祭ステージの絵が採用されたことなどが縁で被災地と交流が始まりました。 南箕輪中の生徒の合唱は、去年、南三陸町の仮設住宅にすむ人たちのコンサート会場でも流れました。 50年以上続く伝統行事「落ち穂拾い」で集めた米も被災地に送りました。 こうしたつながりから、今回、南三陸町を訪れ、ボランティア活動をすることになりました。 1日朝、現地に向かうバスには、被災地に届ける野菜などのほか、ボランティアに使う草取り鎌も乗せられていました。 現地に問い合わせたところ仮設住宅の草取りをして欲しいとの要望があったからです。 被災地には、メッセージカードや花の種も届けます。 生徒達は、出発式を行い、代表の生徒が「中学生としてできることをやりましょう」と話していました。 生徒達を乗せたバスは、600キロはなれた南三陸町へと出発しました。 生徒達は、南三陸町でボランティア活動や、現地の人々と交流し、3日に村に帰る予定です。
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サイバー犯罪で伊那の男 書類送致
伊那警察署と県警察本部サイバー犯罪対策室は1日、著作権法違反などの容疑で伊那市の男を長野地検伊那支部へ書類送致しました。 伊那警察署の発表によりますと書類送致された男は、伊那市の33歳の会社員で著作権法違反および私電磁的記録不正作出・同共用の疑いです。 ファイル共有ソフト「Share」を使ってテレビ番組をインターネット上に流し著作権を侵害したほかパソコンでB-CASカードを不正に改変し有料放送を視聴していたものです。 サイバー犯罪対策室がサイバーパトロール中に発見しました。 調べに対し男は容疑を認めているということです。
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伊那中央ロータリークラブ たかずやの里にテレビ寄贈
伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の移転改築に伴い、新しい施設の備品として役立ててもらおうと、伊那中央ロータリークラブは、7月25日、液晶テレビを寄贈しました。 この日は、池田幸平会長ら6人がたかずやの里を訪れ、施設を運営するたかずや福祉会の埋橋良和理事長に目録を手渡しました。 贈られたのは、22万円相当の52インチの液晶テレビです。 テレビは、今の施設の食堂に設置され、新しい施設でも活用するということです。 池田会長は、「いろいろ活用してもらい、勉強にも役立ててください」と話していました。
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「親子自然体験塾」で「まが玉」作り
夏休みを利用して親子で体験学習をする、箕輪町の「親子自然体験塾」が1日から始まり、参加者が古代の首飾り「まが玉」を作りました。 初日の1日は、箕輪町郷土博物館を会場に、古代の首飾り、まが玉作りが行われました。 子ども達は、柔らかくて削りやすい高麗石に鉛筆で形を描き、ブロックを使って削っていきました。 親子自然体験塾は、郷土博物館、図書館、公民館の3館連携事業として行われているもので、3日間連続で行うのは、今年が初めてです。 この日は、町内から約70人の親子が参加しました。 箕輪町では、長岡にある古墳から琥珀で作られたまが玉が、イヤリングや腕輪などの装飾品と共に発掘されています。 博物館では、地元で発掘された文化財にも興味を持ってもらおうと、今回の講座を企画しました。 親子自然体験塾は、3日まで開かれていて、あすは箕輪町図書館で紙粘土工作、3日(土)は、箕輪町公民館で料理教室などが計画されています。
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高遠城址公園で戦国時代の城攻めを体験
伊那市高遠町の高遠城址公園で、1日、子ども達が戦国時代の城攻めを体験しました。 「進徳館軍」を名乗る70人の小学生達は、高遠城を落とそうと、掛け声をあげて一斉に堀を登り始めました。 これは、城を敵の攻撃から守るために造られた堀の作りを学んでもらおうと高遠町公民館が初めて企画した体験学習です。 堀を登って攻め入る進徳館軍を阻止しようと、大人たち扮する高遠城の守備隊たちが応戦します。 しかし、抵抗の甲斐なく、二の丸が落とされました。 次は本丸を目指します。 本丸に続く門が閉ざされているため、再び堀を登ります。 高低差約11mの堀を登り切った進徳館軍は、ついに高遠城を落としました。 高遠町公民館では、来年以降も城攻めを体験する学習会を計画しているということです。
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桑名智絵さん彩画展
伊那市出身で長野市在住の桑名智絵さんの彩画展が1日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 今回の彩画展では1年間で描きためた近作、およそ30点が展示されています。 作品は全て現地へ行ってスケッチし、感動が冷めないうちに仕上げているということです。 桑名さんは色にこだわり、きれいな色を使いたいと「彩画」という独自の世界を作り出しました。 彩画は水彩絵の具で、額に使うマットに描くことで、水彩絵の具のにじみ具合や色合いが変化するということです。 桑名さんの彩画展は6日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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上伊那で非核平和行進
上伊那の市町村や企業などで作る上伊那地区労働組合会議は核の廃絶を訴える非核平和行進を31日行いました。 非核平和行進にはおよそ150人が参加し、辰野町から中川村までを行進しました。 行進は1958年に被爆地広島で行われたのが始まりで、上伊那では28回目です。 箕輪町役場で行われた激励会では、箕輪町職員労働組合青年部の唐澤直之さんが、「核兵器全面禁止を叫び、世界の平和と命を守る」と決意表明をしました。 箕輪町の白鳥一利副町長は、「この声が世界中に届き核兵器のない世界が実現するよう願っています」と激励しました。
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リニアを活かした地域づくり勉強会 初会合
リニア中央新幹線開業後の地域づくりについて検討を進めるリニアを活かした「地域づくり勉強会」の初会合が、31日、飯田市役所で開かれました。 勉強会は、上下伊那の市長や、県、国などで組織し、リニア新幹線開業後の地域の活性化を図る為、課題解決に向けた政策の立案を行います。 出席した、上下伊那の3市長は、リニア開業に向けこれまで以上に広域的な連携が必要とそれぞれ訴えました。 伊那市の白鳥孝市長は「観光、工業、農業とも国内ばかりでなく、世界に目を向けて検討する必要がある」と話していました。 飯田市の牧野光朗市長は「リニアを広域交通拠点ととらえ、それぞれの地域が相互に結びついていくことが大切」と話ました。 駒ヶ根市の杉本幸治市長は「海外までを視野にいれた集客拠点となるような、新たなモデルを作りたい」と話していました。 会議では、リニア中間駅への車でのアクセス向上を求める意見に対し、国交省の職員は、「リニアを新たな交通軸とし、地震や自然災害のリスクを検討し、道路ネットワークの在り方を検討したい」と答えました。 県に対しリーダーシップを求める意見について、県のリニア推進室長は、「リニア開業後の地域の在り方については有識者による検討を進めている。実現に向けたステップにつなげていきたい」と答えていました。 このリニアを活かした勉強会は、次回9月頃に開催される予定です。
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山小屋資材ヘリ運搬 入札不成立
中央アルプスの西駒山荘建替えに伴う、建設資材のヘリコプターでの運搬に関する入札が31日、伊那市役所で行われ、不成立となっています。 伊那市によりますと、入札には県外の業者1社が参加しました。 入札の結果、予定価格を上回っていた為、入札は不成立となりました。 市では、今後、不成立となった原因について精査し、業務内容の仕様書の見直しを行い、建設に支障が無いよう、8月中旬に再度、入札を行う予定です。 西駒山荘は、来年7月に営業を再開する予定です。
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輪っこはうす・コスモスの家 盆ござ販売
障害者社会生活支援センター輪っこはうすコスモスの家では、お盆に位牌を奉る棚座用の盆ござを販売します。 輪っこはうすコスモスの家では、利用者が所有する田んぼの白毛餅の稲を青刈りし乾燥させ、麻糸で編んで盆ござを作りました。 30日にボランティア3人と職員4人でおよそ100枚を編みました。 施設では、注文を受け付けていて、来月2日金曜日が締め切りですが希望者がいればそれ以降も販売するということです。 値段は、幅45cmが800円、70cmが1,200円となっています。 受け渡しは来月5日から9日までです。 詳しくは、障害者社会生活支援センター輪っこはうすコスモスの家までお問い合わせください。
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野底堤の歴史看板設置
水不足を補うため、江戸時代に築かれた伊那市野底の「野底堤」の由来や歴史を知ってもらおうと、地域の住民が、看板を設置しました。 27日は、野底にある溜池「野底堤」で看板の除幕式が行われました。 看板は、堤の由来や歴史を知ってもらおうと、野底区と野底つつみ環境保全の会が設置したものです。 「野底堤」は棚沢川の流水が少ない野底地域で日常の飲料水などを含めた水源を確保するため、今から340年前の江戸時代、1673年に溜池としてつくられました。 その後何回かの大飢饉が続き、水田の耕作面積を拡大しようと考えた地元住民は、高遠藩主内藤頼寧に堤の拡張を直訴したということです。 6年に渡る拡張工事は1854年に完了し現在の野底堤の原型が完成しました。 由来や歴史については、野底区の平澤敏男さんが所有する古文書を、2年をかけて解読しました。 野底つつみ環境保全の会の平沢基男さんは、「300年以上、この地区の稲作や生活用水の水源として守られてきた堤を、後世に引き継いで行きたい」と話していました。
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仮称・東箕輪保育園 開園2か月延期
箕輪町は来年度開園予定の仮称・東箕輪保育園について、本体工事の入札が不調となっていることから、開園予定2か月延期し来年6月とする方針です。 31日は箕輪町臨時議会が開かれ、東箕輪保育園の建設事業費およそ6億円を来年度への繰り越しとする議案が可決されました。 これは、25日に行われた本体工事の入札が不調に終わり、工期が年度をまたぐ可能性があるためです。 町では、設計計画と工期を見直して改めて入札を行い、8月中旬には業者を決定したい考えです。 東箕輪保育園は、8月に着工、来年4月に開園を目指していましたが、入札の不調を受け、開園を来年4月から6月に延期する方針です。 東箕輪保育園は、長岡保育園とおごち保育園を統合し建設されるもので、4月からの2か月間、園児はそれぞれの園舎に通います。 平澤豊満箕輪町長は「いいものを作るために工期を2か月伸ばすことはやむを得ない。住民の皆さんに理解をしてもらいたい」と話していました。
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西駒山荘改築 随意契約を結ぶ
伊那市は中央アルプス西駒山荘建て替え工事で伊那市に本社を置く建設会社西武建工と随意契約を結びました。 今年度建て替えが予定されている西駒山荘は中央アルプスの将棊頭山にある山小屋です。 伊那市は今年度当初予算に6,000万円の事業費を計上しましたがヘリコプターで資材を運搬するなど特殊な状況にあることから請負業者を決める入札が2回不成立となっていました。 30日は3回目の入札が行われましたが、不調に終わり、最低価格を提示した西武建工と随意契約を結びました。 西武建工の見積もり採用金額は、5,355万円でした。 市はヘリコプターでの運搬費用などとして2,100万円を追加補正していて、31日は資材運搬についての入札が予定されています。 西駒山荘は来年の7月に営業を再開する予定です。
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7月の真夏日 17日
伊那地域の31日の最高気温は33.6度で真夏日となりました。 長野地方気象台によりますと今月真夏日を記録したのは17日で、去年を1日上回りました。
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県が黄色ブドウ球菌食中毒注意報発令
長野県は、黄色ブドウ球菌による食中毒が、7月に入り県内で2件発生したことから、30日、黄色ブドウ球菌食中毒注意報を発令しました。 黄色ブドウ球菌による食中毒は、今年に入り、5月に木曽地域で、今月10日に、松本地域で、22日に諏訪地域で発生しています。 ここ数年、年に1件程度の発生件数で、今年は多い発生状況となっていることから、今日、食中毒注意報を発令しました。 黄色ブドウ球菌は、健康な人の皮膚や鼻腔などに存在していて、増殖するときに毒素を産出します。 この毒素は、加熱処理をしても壊れることはありません。 長野県では、料理には素手で触らない、調理後は冷蔵庫に入れ室温で放置しないなど、食中毒防止を呼びかけています。
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中央アルプス遭難3人死亡1人心肺停止
駒ケ根市の中央アルプス・檜尾岳で遭難した、韓国人登山者9人のうち男性3人が死亡、1人が心肺停止状態となっています。 駒ヶ根警察署によると、30日午前、心肺停止で3人が発見され、死亡が確認されました。もう1人については捜索が続けられていました。 行方不明で捜索されていた最後の男性1人は、午後4時10分頃心肺停止で発見されました。 他の男性4人と女性1人の計5人は午前、檜尾避難小屋近くの尾根などで無事が確認されました。5人は下山し、午後1時ころ駒ヶ根署に入り、聴取受けました。 一行は旅行会社のツアーで訪れていて、ガイドはついていませんでした。
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求人倍率回復も景気判断は据え置き
上伊那の6月の月間有効求人倍率は0.74倍で5月の0.62倍を0.12ポイント上回りました。 ただ、短期雇用の派遣求人の増加が倍率を引き上げた要因とみて、景気判断は据え置かれています。 ハローワーク伊那が発表した6月の月間有効求人倍率は5月を0.12ポイント上回る0.74倍で、3か月ぶりに県下最低を脱出し、リーマンショック後の平成20年12月以降最も高い倍率となっています。 新規求人数は、1,445人で5月を27.5%上回りました。 新規求職者数は、755人で5月を19.5%下回っています。 産業別の新規求人数は、派遣求人を含むサービス業で前の年の同じ月を110.5%と倍以上上回る644人となっています。 このうち8割が製造業への派遣となっていることについてハローワーク伊那では「2か月前後の短期の受注が多く先行きが不透明なため、派遣求人が増えた」とみています。 雇用情勢については「依然として厳しい状況にあり持ち直しの動きに足踏みがみられる」としています。
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村営農センター 園児にスイートコーンプレゼント
南箕輪村営農センターは、地産地消の推進と野菜の消費拡大を目的に、村内5つの保育園にスイートコーンをプレゼントしました。 このうち南部保育園には、営農センターの宮下勝美会長や生産者の木下尊英さんらが訪れ、園児と職員全員分の125本をプレゼントしました。 これは、村でとれた野菜を幼児期から食べてもらうことで地産地消につなげていこうと4年前から行っているものです。 おやつの時間に味わうために、年長園児43人が125本全ての皮を剥いていました。 営農センターでは、5つの保育園に合わせて580本のスイートコーンを贈ったということです。
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戦争中の国策宣伝の『写真週報』展示
太平洋戦争中の国策を宣伝した冊子、写真週報などを展示した、ビジュアル資料で知る戦争展が伊那市創造館で開かれています。 写真週報は、戦争中の昭和13年から20年にかけて国の機関が発行していたものです。 戦争にかんする国策を写真や絵で宣伝した冊子で375号が発行されました。 伊那市創造館ではそのうちの159号が保存されていて今回の展示ではそれらが、モニターやアイパッドでも見ることができます。 写真週報からは当時の政府や軍部の考え方が分かるほか、国民を戦争へと向かわせることに躍起になっている文章が多く見られます。 伊那市創造館となる前の上伊那図書館に勤務し写真週報の整理作業にあたっていた、伊那市の湯澤敏さん。 湯澤さんは、写真週報が戦争を知るうえで貴重な資料になると思い大切に保管したといいます。 戦争展ではほかにポスターなども並べられています。 ビジュアル資料で知る戦争展は8月31日まで伊那市創造館で開かれています。
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南ア北部救助隊岩場で訓練
夏山シーズンを迎え、南アルプス北部地区山岳救助隊は30日、万が一に備え伊那市長谷黒河内の岩場で訓練を行いました。 救助隊は、民間や行政などおよそ80人で構成されています。 救助訓練は毎年この時期に行われていて、30日は救助隊およそ20人が参加しました。 訓練には、市役所の新人職員3人も参加し、ロープの結び方などを教わっていました。 隊員らはザイルの扱い方や命綱の結び方を確認し、高さおよそ20メートルの岩場を登っていました。 西村和美隊長は、「マナーを守らない登山者が増えていて事故につながる恐れがある」とし話しています。 また、29日に中央アルプスで発生した遭難事故について「天候が悪いのに行動したこと。ガイドをつけなかったことが原因」などと話していました。 管轄するエリアでは昨年度、死亡者が2人、遭難や滑落などが6件発生しています。 救助隊では今年10月に県警のヘリと合同で訓練を行う予定です。
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福島県の親子伊那でリフレッシュツアー
福島第一原発の事故の影響を受けている福島県在住の親子を伊那市に招待し、自然に触れてもらう「信州伊那谷親子リフレッシュツアー」が伊那市高遠町で行われています。 参加しているのは福島県南相馬市と飯舘村の8組19人の親子です。 福島第一原発事故後、安心して外で遊ぶことができない子どもや不安に思う親達に、自然の中でリフレッシュしてもらおうと、今回初めて開かれました。 27日に始まったこのツアーは、上伊那地域の住民有志で作るボランティア団体「伊那谷リフレッシュプロジェクト」が企画したものです。 29日は高遠町の三義交流館やまびこで、木工教室が開かれました。 プロジェクトのメンバーと地域ボランティア13人が講師を務め、木の船や鉄砲の作り方を教えていました。 信州伊那谷リフレッシュプロジェクトでは、ツアー前に寄付金を募ったところ、100万円以上が集まり、来年以降の実施も検討しています。 参加者は3泊4日のツアーの中で、そば打ちやブルーベリー狩りなどを体験しました。
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リニア開通見据え 上下伊那が連携
上伊那と下伊那地域は、リニア中央新幹線開通を見据えた地域活性化に取り組むため、新たに3つの連携組織を設置します。 これは、29日伊那市役所で開かれた、市議会全員協議会で報告されたものです。 新たに設置されるのは、リニア中央新幹線の整備を地域振興に活かす組織で、構成員は県と上下伊那の関係市町村。発足は8月中旬以降で調整しています。 伊那市、駒ヶ根市、飯田市の3市は今月2日、阿部知事にリニアの整備効果が伊那谷全体の発展つながるよう県で広域的な調整を担うことなどを要望しています。 またこの組織に国土交通省中部地方整備局などを加えた別組織、リニアを活かした「地域づくり勉強会」が発足することになっていて、 主に道路整備について協議していきます。 勉強会の初会議は7月31日に予定されていて今年度中に4回の会合を開きます。 他に現在あるJR飯田線利活用促進連絡協議会を発展させたJR飯田線活性化期成同盟会が9月中旬以降に発足します。 伊那市ではリニア開通にともない上下伊那の連携を強化していくことで伊那谷全体の地域活性化につなげていきたいとしています。
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小松総合印刷と市土地開発公社が土地売買契約へ
伊那市横山の株式会社小松総合印刷は事業拡大に備え伊那市土地開発公社と土地売買契約を今月31日に結びます。 小松総合印刷が新たに取得するのは、今の社屋の隣接地およそ3300平方メートルです。 金額はおよそ2700万円で将来の事業拡大に備えるための用地取得となります。 今回契約を締結する伊那市土地開発公社は解散するとの方針が決まっていて9月議会で議決後、10月に正式に解散となります。
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ミノワオールスター全国大会へ
箕輪町のソフトボールチーム、ミノワオールスターは、8月に山形県で開かれる全日本一般男子ソフトボール大会に県代表として出場します。 29日は、監督の山浦秀一さんら4人が箕輪町役場を訪れ平澤豊満町長に大会出場のあいさつをしました。 ミノワオールスターは県内7チームが出場した県大会で優勝し全国への切符を手にしました。 全国大会は7年連続8回目の出場でこれまでの最高成績は3位。 しかし去年は初戦で敗退したため、今年はまず1回戦突破を目指します。 大会は8月9日から山形県で開かれることになっていて48チームが出場。 ミノワオールスターは埼玉県と宮崎県の勝者と対戦することになっています。
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新山保育園 来年度再開の見通し
園児数の不足により休園となっている伊那市の新山保育園。 来年度、再開の基準となる園児20人を確保できる見通しがたったことがわかりました。 28日新山保育園で開かれたイベントの中で、地域住民でつくる新山保育園・小学校を考える会が再開基準となる園児20人を確保できる見通しがたったことを保護者に説明しました。 新山保育園は平成21年度から園児数の不足で休園となっていて現在は富県や美篶保育園などに通っています。 伊那市では園児数が20人以上となった場合は保育園を再開するとしています。 考える会によると、来年度の園児数は新山地区で年長2人、年中3人、年少6人、未満児が9人の合わせて20人が希望しているということです。 また、平成28年度までは園児数が確保できる見通しとしています。 考える会では、今後は子どもの確保に向け、定住対策にも力をいれていきたいとしています。 伊那市では、11月初旬に来年度の入園予定者がまとまった段階で20人に達すれば再開に向け準備を進めていくとしています。
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ますみヶ丘平地林で昆虫などを観察
夏休み中の子供たちが28日、伊那市のますみヶ丘平地林に生息する昆虫を観察しました。 これは夏休み中の子どもたちに珍しい昆虫や植物が生息するますみヶ丘平地林で自然に親しんでもらおうと伊那市と信州大学農学部が合同で開いたものです。 28日は、市内の親子21組51人が参加しました。 指導には信州大学農学部の中村寛志教授らがあたりました。 中村教授は、ここでおよそ70種類のチョウを観察することができると説明していました。 子どもたちは、虫かごと網をもって平地林内をあるいてチョウやバッタなどを捕まえていました。 中には、カブトムシを捕まえる子どもの姿もありました。 観察会では他に、ますみヶ丘平地林近くの田園にも訪れました。 ここでは、環境省の絶滅危惧種に指定されているチョウ・ミヤマシジミを観察することができます。 28日もミヤマシジミを観察することができました。 県の支援金事業を活用し平成24年度に伊那市が作成したガイドブックを使って名前や生態についての学習を行いました。 9月にも、ますみヶ丘平地林でトンボやバッタなどの観察会が行われることになっています。
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新山保育園で夏パーティー
園児数の不足により休園となっている伊那市の新山保育園で28日、夏パーティーが開かれました。 夏パーティーには、地元新山地区を中心におよそ60人が参加しました。 これは新山の小さい子どもがいる家族の交流の場にしようと、地域住民でつくる新山保育園・小学校を考える会が開いたものです。 会場には、ヨーヨー釣りの他、やきそばやフランクフルトのコーナーも設けられました。 中でも、長さおよそ10メートルの竹をつかって行われた流しソーメンは子供たちに大人気でした。 子どもたちは我先にと箸を伸ばしていました。 新山保育園は平成21年度から園児数の不足で休園となっていて、現在園児は富県や美篶保育園など他地域の保育園に通っています。 新山保育園・小学校を考える会では、こうした機会を通して自然を生かした新山保育園の良さをしってもらい保育園の再開につなげていきたいとしています。
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芳賀さん おもちゃ作り講座
仙台市在住の手作りおもちゃ作家でパフォーマーの芳賀哲さんの「玩具づくり講座」が、28日、伊那市の伊那図書館で開かれました。 芳賀さんは、仙台市在住で、東日本大震災で被災しましたが、子供たちに笑顔になってもらおうと被災地で手作りおもちゃを使ったパフォーマンスを行っています。 この日は、市内を中心に、親子連れなど80人が参加しました。 玩具づくり体験では、紙とストローで作る「はばたくチョウ」を作りました。 芳賀さんは、震災直後に気仙沼の小学校に入学する新1年生1000人にこのチョウをプレゼントしたということです 参加した子供たちは、チョウの形に切り取られた画用紙に、ペンやクレヨンを使い、色を付けていました。 羽の部分とストローをホッチキスで固定し完成すると、子供たちは、羽を動かし楽しんでいました。 参加したある保護者は、「家でも簡単に作れそうなので、子供といっしょに楽しむ、良いきっかけになりました」と話していました。
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アニメの名場面を再現する自転車イベント
アニメ「究極超人あ~る」の場面を再現するサイクリングイベントが27日、JR飯田線沿線で行われました。 27日は、全国からアニメファンや飯田線ファン、自転車愛好家など70人が参加し、ゴールの伊那市駅を目指して、飯島町の田切駅を出発しました。 アニメファンが物語の舞台を訪れる事は、「聖地(せいち)巡礼(じゅんれい)」と呼ばれています。 「究極超人あ~る」は、その聖地巡礼が最初に行われたアニメだということで、スタートの田切駅で、「聖地巡礼発祥の地宣言」が行われました。 アニメ「究極超人あ~る」では、主人公らが東京駅から伊那市駅までのスタンプラリーに参加し、そのクライマックスで田切駅から伊那市駅まで自転車で走ります。 イベントは、そのシーンを再現しようというものです。 参加者はゴールの伊那市駅前に到着すると、用意されたスタンプを押していました。 このイベントは去年飯田線開業100周年を記念し行われ、参加者に好評だったため今回は伊那まちの再生やるじゃん会が引き継ぎ行いました。 いなっせ北側広場では閉会式が行われ、参加者らが完走を喜んでいました。
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三洋グラビア 手作りの感謝祭
包装用フィルムパッケージの企画・製造・販売を行っている伊那市西箕輪の三洋グラビア株式会社は、27日に感謝祭を開きました。 本社がある西箕輪のウイングファクトリーでは、かき氷やわたあめの模擬店のほか手作り講座のスペースも設けられ、子どもからお年寄りまで楽しむことができるよう趣向が凝らされていました。 感謝祭は、社員の家族や友人を招待し、交流を深める場として毎年開催されていましたが、東日本大震災以来自粛していて今年は3年ぶりとなりました。 社員がレクリエーションチームを組織して企画立案、運営をしました。 原敬明社長は、「職場を見てもらいながら家族間や来場者同士の交流を深めてもらいたい」と話していました。 ある来場者は、「三洋グラビアに西箕輪来てもらって感謝している。感謝祭は、社長にも会えるし、孫をつれてくるのも楽しみ」と話していました。 三洋グラビアは、今年で操業56年を迎えた全国でも屈指のグラビアラミネート企業です。