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震災から間もなく2年 危機意識薄れる傾向
東日本大震災と長野県北部地震の発生から間もなく2年が経とうとしています。
時間の経過と共に、住民の自然災害への機危意識は薄れる傾向にあるようです。
長野県世論調査協会は、2月22日から24日までの3日間、震災以降[自然災害への不安を感じているか]や[災害への備えはしているか]など、12の項目について電話調査しました。
その結果、「不安を感じている」と答えた人は52%で、震災のあった年の11月に比べ17ポイント、去年2月に比べ8ポイントそれぞれ低下しました。
震災後災害への備えを行ったかの問いには「行った」が19%「見直して進めた」が24%、「これまでに備えており十分」が14%で、現時点で備えている人は57%でした。
1年前と比べると、備えている人は22ポイント減少しています。
「これから行う」と答えた人は最多の32%、「特に必要性を感じていない」と答えた人は11%でした。
この1年間の被災者支援については「実行した」と答えた人は55%でした。
年代別では20代が5割に達しなかった一方で、70代以上で実行した人は6割を超えています。
去年民主党政権が打ち出した「2030年代原発稼働ゼロ」の目標を、安部首相が見直す考えを示したことについては「賛成」が55%、反対が31%で賛成が反対を24ポイント上回りました。
ただ、浜岡原発に近い南信地域では、賛成が5割に満たず反対も県内4地域で1番多い35%となっています。
調査は、県内34市町村の男女合わせて811人を対象に行われました。 -
4月中旬並の暖かさ
7日の伊那地域は日中の気温が、16.8度と今年最高となり、4月中旬並みの温かい一日となりました。
箕輪町福与の福与城跡では、福寿草が見頃となっています。
長野地方気象台によりますと、これから1週間ほど気温が高めの状況が続き、来週水曜日ごろから平年並みに戻るということです。
気象台では、気温の変動が激しいので、水分補給などを心がけ体調管理に気をつけて欲しいと呼びかけています。 -
「雑穀アマランサスを活用した新商品開発等支援会議」アマランサス入りレトルトカレー販売へ
雑穀アラマランサスの特産品化や新商品の開発などに取り組んでいる支援チームの会合が2月28日に開かれ、4月から、伊那市長谷のレストラン野のものでアラマランサス入りのレトルトカレーを新商品として販売する事が報告されました。
これは、2月28日に伊那合同庁舎で開かれた、「雑穀アマランサスを活用した新商品開発等支援会議」で報告されたものです。
支援チームは、アマランサス入りのラーメンやうどんなどの商品開発の支援、栽培方法の研究などを行っています。
新商品として、今年4月に野のものが販売するのは、長谷で栽培した雑穀を使用したアマランサス入りのレトルトカレーです。
商品名やパッケージなどを3月中に決定し4月に発売を予定しているということです。
会議ではほかに、去年7月から行ってきた成分分析の結果が報告されました。
報告によりますと、アマランサスは、小麦粉の代わりとしても使える粘性がある事が検査結果からもわかったということです。
支援チームでは、来年度以降、アマランサスの機能性をさらに研究し、健康に配慮した商品開発にも力をいれていきたいとしています。 -
ろうきん伊那・駒ヶ根支店 たかずやの里に寄付
長野県労働金庫伊那支店と駒ヶ根支店は、児童養護施設たかずやの里に現金30万円を1日、寄付しました。
1日は、長野県労働金庫の橋爪亨理事ら4人がたかずやの里を訪れました。
伊那支店と駒ヶ根支店では、創立60周年を記念したお笑いライブを今年1月に開きました。
今回は、入場料として集まった現金30万円全てを寄付しました。
埋橋理事長は「地域の人が支えてくれているということを子ども達にも伝えていきたい」と感謝していました。 -
小中学校連携で「中一ギャップ」解消を
伊那市教育委員会は、中学校に入学した生徒が環境に馴染めない、いわゆる「中一ギャップ」を解消するため、小学校と中学校の連携を進めるカリキュラムを作成する計画です。
7日に開かれた伊那市議会一般質問の中で、久保村清一教育長は「全市的な取り組みとなるような連携カリキュラムを作成したい」と議員の質問に答えました。
カリキュラムは、来月開かれる小中学校の校長会で呼びかけ来年度をめどに作成する方針です。
久保村教育長は「校舎が廊下でつながっている西箕輪小学校と中学校は特に思いきった連携を進めてほしい。西箕輪小高学年で中学校の教員が教える教科担任制を取り入れてほしいと学校に要望している」と話していました。 -
県公衆衛生専門学校卒業式
伊那市荒井の長野県公衆衛生専門学校の卒業式が、7日行われ、歯科衛生士の技術を修得した学生達が学びやを巣立ちました。
3年間の課程を終えた卒業生17人が、在校生などの拍手に迎えられ入場しました。
式では、味沢 孝校長から、一人ひとりに、卒業証書と専門士の称号が手渡されました。
平成22年の、歯科衛生法の改正に伴い、修業期間が2年から3年になりました。
今年度が、3年制になってから初の卒業生となります。
味沢校長は式辞で「安心で質の高い歯科医療の担い手として役割を果たして欲しい。」と激励しました。
卒業生を代表して、箕輪町の浦野 彩香さんは、「実習を通して、自分がどんな衛生士になりたいのかしっかりと見えた。仕事に対する考え方も大きく成長できた。辛い実習も、仲間が一緒だからがんばれた」と、答辞を述べました。
卒業生は、今月3日に、歯科衛生士の国家試験を受験していて、27日に合格発表が行われる予定です。
なお、17人全員が、南信を中心に、県内の歯科診療所に就職を予定しています。 -
伊那市 「子ども・子育て会議」6月設置へ
伊那市は、子供の子育てや教育全般に関する実態調査と計画を策定する、仮称「子ども・子育て会議」を、6月を目途に設置する計画です。
これは、7日に開かれた伊那市議会一般質問で、白鳥孝市長が議員の質問に答えたものです。
「子ども・子育て会議」は、国の、「子ども・子育て支援法」に基づき市町村での設置が求められているものです。
これを受け伊那市では、設置に関する条例案を6月定例市議会に提出し、可決されれば6月中の設置を目指すとしています。
現在設置されている、保育、教育、医療関係者らでつくる次世代育成推進協議会と、保護者や民生児童委員らでつくる保育行政審議会の2者を調整しながら、新たな会議の構成を検討していくということです。
会議では、子どもの医療費無料化や保育園の民営化、家庭教育の在り方など、子育て全般に関する事項の実態調査を行い、計画を策定していく考えです。 -
中アルプスビジネスフェア 115社が参加
上伊那のものづくりの力をPRする展示会、「中央アルプスビジネスフェア」が、7日から2日間の日程で始まりました。
会場には、機械加工、電気・光学、食品、ITなど、多彩なブースが並んでいます。
去年、初めて開催された中央アルプスビジネスフェアは、74社の参加でしたが、今年は、それを41社上回る115社が集まりました。
ビジネスフェアは、情報交換の場として2009年に始まった上伊那工業交流プラザを発展させた展示会です。
去年の経験を生かして、より商談成立に結びつけるためのブースの展示方法について勉強会を開くなどの準備を行ってきました。
会場では、担当者同士が名刺交換をしたり、製品の説明を受けたりしていました。
上伊那地域の工業高校の生徒も招待されていて、熱心に担当者から話を聞いていました。
今回は、更にビジネスマッチングの機会を作ろうと、それぞれの企業の強みをPRするデータも作成され、会場で検索できるようになっています。
中央アルプスビジネスフェアは、8日までで、8日は、就職活動対策のセミナーや、6社によるプレゼンテーションが予定されています。 -
500人が一斉に夜の街に繰り出す
伊那市の飲食店を飲みあるく伊那夜の街オリエンテーリングが6日夜、市内の飲食店で行われました。
イベントにはおよそ500人が参加し、スタートの合図とともに一斉に夜の街へと繰り出しました。
参加者は、3,000円のチケットを購入し87店舗のうち指定された4軒を回ります。
上伊那民主商工会が毎年企画しているもので、今年で9回目です。
今年は、去年より6店舗多い87店舗が参加しました。
1つの店に滞在できるのは20分ほどですが、参加者は「色々なお店の雰囲気を味わえてよかった」と話していました。
イベントの最後には、総額10万円分の飲食券があたる抽選会が開かれました。
有賀文昭実行委員長は「飲みに出る機会が増えれば街は活性化する。お気に入りの店を見つけるきっかけになればうれしい」と話していました。 -
高遠城址公園 4月10日開花予想
日本気象協会は6日、今年の高遠城址公園の桜の開花予想日を4月10日と発表しました。
日本気象協会の発表によりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は、平年より2日早く、去年より6日早い4月10日と予想しています。
満開は、平年より2日早く、去年より6日早い4月15日と予想しています。
日本気象協会によりますと、3月の気温は寒暖の変動を繰り返しながらおおむね平年並みになると予想しています。 -
上伊那消防広域化協議会の提案を市議会が承認
伊那市議会は6日開かれた市議会全員協議会で上伊那消防広域化協議会が提案した消防広域化に関する8市町村の負担割合を了承しました。
提案では上伊那広域消防運営費について年間およそ15億円とする試算をまとめていて、このうち伊那市の負担額は5億5千万円となっています。
これらについて議員からは、消防広域化を進めることが第一だとして提案を承認しました。
提案は上伊那8市町村の議会で報告され承認を得たのち4月の協議会で決定されることになっています。 -
雑木林と農機具小屋1,000平方メートル焼く
6日午前11時55分頃、伊那市美篶芦沢で、雑木林と農機具小屋を焼く火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは伊那市美篶芦沢の雑木林です。
午前11時55分頃、近くの住民が土手焼きをしていたところ、その火が燃え広がったものです。
火は1時間後の午後1時6分に消し止められましたが、雑木林と農機具小屋1棟、およそ1,000平方メートルを焼きました。
この火事によるけが人はいませんでした。
現在、春の全国火災予防運動期間中で、伊那消防署では「屋外で火を使うときは、消防署に届け出をして、風の強い日は避けてほしい」と注意を呼びかけています。 -
南箕輪村長選挙 届出説明会 現職のみ出席
任期満了に伴い4月2日告示、7日投開票の日程で行われる南箕輪村長選挙の立候補届け出説明会が6日南箕輪村役場で行われ、現職の1派のみが出席しました。
説明会には、すでに出馬を表明している現職の唐木一直さんの一派のみが出席し、立候補手続きの注意点などについて、説明を受けました。
現在、南箕輪村長選挙に立候補することを表明しているのは、南殿で無所属、現職二期目の唐木一直さんのみで、前回平成21年の選挙では、無投票で再選しています。
南箕輪村長選挙は、4月2日に告示、7日に投開票となっています。 -
伊那市推奨みやげ品にサクラコマ認定
伊那市観光協会が認定する伊那市の推奨みやげ品に、まわすと花びらが開く「サクラコマ」が新たに認定されました。
新たに認定されたのは、伊那市富県の設計デザイン会社有限会社スワニーの「サクラコマ」です。
6日は伊那市役所で推奨みやげ品の審査会が開かれました。
サクラコマは回すと花びらが開くコマで、設計から製造、組み立てまで伊那で行われる完全地産の製品です。
先月発売したもので、価格は1,200円です。
おもちゃの推奨みやげ品は、木の笛「ユカイナ」に続いて2品目です。
6日はこのほか、10品目の更新が認定されました。
現在伊那市の推奨みやげ品はサクラコマを加え67品目となっています。 -
公立高校後期選抜志願者数
長野県教育委員会は、6日、来年度の公立高校後期選抜志願者数の志望変更締切後の最終集計結果を発表しました。
伊那北高校理数科は、1.5倍、普通科は1.1倍となっています。
それでは上伊那8校の状況をお伝えします。
辰野高校普通科は74人で1.03倍、商業科は6人で0.3倍となっています。
上伊那農業高校です。
生産環境科は26人で1.3倍、園芸科学科は21人で1・05倍、生物科学科は17人で0.85倍、緑地創造科は20人で1.0倍となっています。
高遠高校です。68人で0.94倍となっています。
伊那北高校普通科は220人で1.1倍、理数科は6人で1.5倍となっています。
伊那弥生ヶ丘高校は263人で、1.1倍となっています。
赤穂高校普通科は174人で1.09倍、商業科は45人で1.13倍となっています。
駒ヶ根工業高校です。
3つの学科一括で74人が志願し1.23倍となっています。
続いて、多部・単位制の箕輪進修高校です。
普通I部、II部、あわせて39人が志願していて0.98倍、普通III部は6人で0.16倍、工業I部は19人で0.95倍となっています。
後期選抜試験は12日、合格発表は22日に行われます。 -
伊那市 自然エネルギー普及へ新部署設置
伊那市は、4月から自然エネルギーの普及を目指し、市の組織内に新たな部署を設置します。
これは6日開かれた市議会一般質問の中で、議員の質問に白鳥孝市長が答えたものです。
白鳥市長は、「東日本大震災以降、電力を取り巻く状況は変わりつつある。小水力発電やバイオマス発電などの自然エネルギー推進に向け部署を設置し、市内で研究をしているグループに対し法律や技術、資金などの面から後押しをしたい」と話していました。
伊那市では、平成23年7月に小水力の導入に関する研究会を設立していて、これまでに長谷の水路や高遠ダムなどの調査を行ってきました。
結果、高遠ダムや富県の農業用水路では、採算が取れると試算しています。
長谷の水路については採算が合わないものの、防災や観光を考えると事業性はあるとしています。
市では、4月1日から自然エネルギーに係る部署を設置するとしています。
この他に、南アルプスジオパークとユネスコエコパークの情報発信や関係自治体との連携強化を図るための新たな部署を設置し、4月から専門職員を置くことにしています。 -
啓蟄 16日までは4月上旬の気温
5日は二十四節気のひとつ啓蟄です。
啓蟄は、大地が暖まり冬眠していた虫が穴から出てくるころとされています。
伊那地域の5日の最高気温は、11.4度と3月下旬並みとなりました。
長野地方気象台では、16日までは4月上旬並みの気温になるとみています。 -
東海第三2年三村拓夢さん 柔道全国出場
伊那市在住で東海第三高校2年の三村拓夢さんは、19日から東京都で開かれる全国高校柔道選手権大会の個人戦90キロ級に出場します。
28日は、三村さんが伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長に出場の挨拶をしました。
三村さんは身長169センチ、体重89キロ。ベンチプレスで120キロを持ちあげるパワーが武器です。
小学校1年生から柔道一筋という三村さん。
東海第三高校ではキャプテンを務めるなどチームの中心的存在です。
高校での全国大会は初めてで、得意の足技で勝利を目指します。
全国高校柔道選手権大会は、3月19日から東京都の日本武道館で開かれます。
三村さんは、二回戦兵庫県代表と栃木県代表の勝者と対戦します。 -
四季折々の風景写真並ぶ
四季の風景をテーマにした写真が並ぶ「写真同好五人展」が2日から伊那市東春近の喫茶店で開かれています。
上伊那地域の写真愛好家5人で作る「写真同好五人会」が開いているもので、会場には20点の作品が並んでいます。
1年間テーマを持って撮影していて、展示会はその集大成の場として開かれました。
今年は四季をテーマに展示会が開かれ、霧に焦点を当てる会員もいました。
宮下文男会長は「こだわりの作品が並んでいる。会場に足を運んで、それぞれの個性を感じてもらいたい」と話していました。
写真同好五人展は、10日(日)まで伊那市東春近のぎゃらりー喫茶・花鳥四季彩で開かれていて、時間は午前10時半から午後5時までとなっています。 -
詐欺を防止 金融機関に感謝状
伊那警察署は5日、金融商品などを高値で購入させ、現金をだまし取る「もうかります詐欺」を未然に防いだとして金融機関に感謝状を贈りました。
感謝状が贈られたのは、アルプス中央信用金庫いほく支店と八十二銀行伊那支店です。
アルプス中央信用金庫では、2月13日に60代の女性が窓口で現金を振り込もうとした際に、職員が女性の言動を不審に感じ金融商品への振り込み被害を防ぎました。
八十二銀行では2月26日40代女性が犯人の要求に従い窓口で多額な現金を振り込みましたが、事務処理手続きで不審に思った職員が上司に報告し被害を防ぎました。
伊那署によるとここ最近ギャンブル必勝法や金融商品などを高額で購入させ金をだまし取る「もうかります被害」が増えているということで、不審に思ったら警察に連絡をしてほしいと呼びかけています。 -
広域消防本部庁舎建設費用など負担額示す
上伊那8市町村でつくる上伊那消防広域化協議会は、広域消防本部庁舎の建設費用を、1億5400万円とする試算と負担額を5日開かれた伊那消防組合全員協議会で報告しました。
報告によりますと広域消防本部庁舎に伊那消防署事務所を併設した場合、8市町村の負担は1億5400万円と試算しています。
1億5400万円の8市町村の負担額は伊那市が5100万円、箕輪町が2000万円、南箕輪村が1300万円、また伊南では、駒ケ根市が2500万円、飯島町が970万円、などとなっています。
負担割合の方式は、これまでに定められていた均等割16%,人口割84%となっています。
上伊那広域消防運営費については年間、15億6千万円と試算していて、伊那市が5億5千万円、箕輪町が2億1千万円、南箕輪村が1億2千万円、伊南では駒ケ根市が2億6千万円、飯島町が8900万円などとなっています。
伊那消防署の移転建設については3億5千万円と試算していて伊那市と南箕輪村が負担します。
5日の報告は各市町村に説明し25日開かれる伊那消防組合議会で意見を集約することになっています。 -
南箕輪村むらづくり賞 大賞にかま塾
南箕輪村の発展に貢献した個人や団体に贈られる今年度の南箕輪村むらづくり賞の大賞に、かま塾が選ばれました。
かま塾は、小中学校が週休2日制になったことを受け、子ども達の休日の居場所づくりを担おうと、平成13年に活動を始めました。
今年度は、みそ作りやサツマイモ掘り、正月の伝統遊びなど26のイベントを実施しました。
委員らは「年間を通して様々な活動を行っている」「子ども達の学びの場所になっている」などと評価し、今年度のむらづくり大賞に決まりました。
表彰式は、今月中に行われる予定です。
なお、近年参加団体が減少していることから、村では当面の間むらづくり賞の実施を見合わせるということです。 -
生産者と利用者をつなげ消費拡大図る
生産者と利用者をつなげ地元産の農畜産物の消費拡大を図る「上伊那早春メニュー提案フェスティバル」が5日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
信州サーモンを使ったカルパッチョ、鯉と地元産の野菜を揚げた甘味噌かけ、みはらし豆腐を使ったしめじの餡かけ。
これら13品目の料理は、上伊那の特徴を活かした新たなメニューを提案し農畜産物の利用促進を図ろうと、JA上伊那や県などでつくる「上伊那!食べたい 提案隊」が企画したものです。
会場には、上伊那の12の宿泊施設の関係者や、生産者など60人が集まり、料理の感想について話したり、情報交換などを行っていました。
提案隊の隊長でJA上伊那の御子柴茂樹代表理事組合長は「生産者と消費者が直結した仕組みづくりが重要となってくる。農畜産物の消費拡大に向けた企画の提案を積極的に行っていきたい」と話していました。 -
飯田線全線人間すごろく 完成
伊那市創造館南側の敷地に、JR飯田線全ての駅名を表示した、人間すごろくが4日、完成しました。
創造館の捧剛太館長や職員による手作りの人間すごろくが4日完成しました。
これは創造館で現在開かれている企画展「飯田線マニアックス」に合わせて作られたものです。
すごろくは愛知県の豊橋駅がスタートでゴールの辰野駅を目指します。
駅名を書いたプレートには、駅の特色や完成した年などが記されていて辰野駅までの94駅に加え川岸駅と岡谷駅もあります。
プレートに書かれている内容は、
館長が調べたもので、全てに駅の写真も添えられています。
またゲーム性をもたせるために1回休みなどもあり楽しみながら飯田線や各駅のことを知ることができるようになっています。
飯田線全線人間すごろくは、無料でいつでも楽しむことができ、学校の春休みが終わるまでは、設置しておくということです。 -
町議会開会 29議案提出
箕輪町議会3月定例会が4日開会し町から除雪にかかる費用1,000万円を盛った一般会計補正予算案など29議案が提出されました。
補正予算案では除雪にかかる費用1,000万円と融雪剤購入費用100万円の、合わせて1,100万円が盛られています。
これにより今年度の除雪と融雪剤にかかる費用は合わせて2,200万円となっています。
今定例会には総額89億4千万円の新年度一般会計予算案など29議案が提出されました。
箕輪町議会3月定例会は、18日までの15日間で11日と12日に一般質問18日に、委員長報告と採決が行われ閉会する予定です -
先月28日からスギ花粉飛散始まる
飯田保健福祉事務所は、例年より4日遅い先月28日にスギ花粉の飛散が始まったと4日発表しました。
飛散の始まりは1平方センチメートル当たり1個以上の花粉が2日続けて確認された初日とされていて、飯田保健福祉事務所では先月28日からスギ花粉の飛散が始まったと発表しました。
飯田保健福祉事務所では天気がよく風の強い日にはスギ花粉が多く飛散するとして、外出の際マスクや眼鏡を着用するほか、医療機関、薬局に相談するよう呼びかけています。
また花粉症でない人も花粉を室内に持ち込まないよう協力してほしいとしています。 -
伊那東小中村君 土砂災害防止絵画で優秀賞受賞
国土交通省の、「平成24年度土砂災害防止に関する絵画・作文」で、伊那市の伊那東小学校5年中村勇太君の絵画が優秀賞にあたる事務次官賞を受賞しました。
4日は伊那東小で表彰伝達が行われ、長野県伊那建設事務所の原明善所長から表彰状が手渡されました。
中村君の作品は、避難をテーマにしていることや、落石、音といった土砂災害の予兆が正確に描かれている点などが評価されました。
土砂災害防止に関する絵画・作文は6月の土砂災害防止月間中に関心を高めてもらおうと毎年募集しているもので、今回は全国からおよそ4千7百点の応募がありました。
ポスターは、国が開くイベントなどで使われるということです。 -
南箕輪村議会3月定例会開会
南箕輪村は除雪費400万円を追加する補正予算案を4日開会した3月定例村議会に提出し、可決されました。
南箕輪村は、今年度当初予算案で、500万円の除雪費を盛っていましたが、予想を上回る降雪で、さらに400万円を追加しました。
他の事業から流用した314万円も除雪費用に充てられているため、今年度の除雪費は、1,214万円となっています。
また、融雪剤の当初予算案は140万円でしたが、ほかの事業費から260万円分を流用しているため、今年度は合わせて400万円となっています。
今定例会には、総額51億5千万円の新年度一般会計予算案など25議案が提出されました。
南箕輪村3月定例会は15日までの12日間で、13日と14日に一般質問、15日に委員長報告と採決が行われ、閉会する予定です。 -
震災被災地 心の支援を
東日本大震災から、まる2年がたとうとしています。
箕輪町のみのわふれ愛センターでは3日、東日本大震災を風化させず、被災地支援について改めて考えてみようと、災害ボランティア活動報告会が開かれました。
報告会は、箕輪町社会福祉協議会が、震災から2年が過ぎようとしている今、被災地の現状を知り、支援について考えるきっかけにしてもらおうと企画しました。
この日は、町内から被災地に行き、ボランティア活動をした人達の発表や、これからの支援の在り方について意見を交わしました。
報告では、個人や団体合わせて4組が発表を行いました。
このうち、震災直後から去年11月までに8回東北でボランティア活動を行った今井孝二さんは、「震災直後は、がれきの片付けが主な仕事だったが、今は趣味や話を聞くなど心の支えが必用」と話していました。
町内の休耕田で野菜をつくり、被災地に贈るなどの活動をしている「ふれあいネット箕輪」代表の原豊さんは、仮設住宅が無くなるまで支援を続けていきたいと話しました。
意見交換では、会場から、「社協が中心となり、被災地支援の為の基金を作ってはどうか」、「原発事故の避難で、故郷に帰れない人達の心のケアを、忘れてはいけない」などの意見が出されていました。
この報告会の模様は、10日から伊那ケーブルテレビコミュニティーチャンネルで放送する予定です。 -
効果的な省エネ考える環境講演会
昨今の電力事情を理解し、効果的な省エネを考える環境講演会が、2月28日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
講演会は、伊那市女性団体連絡協議会などで作る豊かな環境づくり上伊那地域会議などが開き、各種団体の代表や一般などおよそ70人が参加しました。
中部電力(株)伊那営業所の滝澤茂樹さんが、これまでとこれからの電力事情についてと題して、現状と課題について話しました。
滝澤さんは「太陽光発電基1基が1年間かけて発電する電力を原子力発電所なら6時間で補える。現状では、再生可能エネルギーはコストが高く大量の電力需要をまかなうことはできない」と話していました。
会場からは、「原子力発電のメリットのみを強調しているのではないか」と疑問の声があがっていました。
滝澤さんは、「電力会社の立場で話している」と答えていました。