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島崎さん「みどりの文化賞」受賞
伊那市坂下在住で元信州大学教授の島崎洋路さんが、公益社団法人国土緑化推進機構より「第23回みどりの文化賞」を受賞しました。
23日は、島崎さんが伊那市の白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
みどりの文化賞は、緑や森林に関して功績のあった人や団体に1年に1回送られるもので、長野県での受賞者は島崎さんが初めてです。
今月の11日に東京都で開かれたみどりの感謝祭の式典で、受賞しました。
島崎さんは、昭和26年から信州大学で森林の管理や研究に携わり、退官後は横山の「島崎森林塾」を拠点として山仕事に携わる人を育ててきました。
その数は、10代から80代までのおよそ600人で、日本各地で活躍しているとのことです。
島崎さんは、今後も人材育成を続けて、林業従事者が自立して林業に取り組めるような指導をしていきたいとしています。 -
真夏日 最高気温30.3度
21日の伊那地域の最高気温は、今年最高の30.3度を記録し、8月上旬並みの真夏日となりました。
長野地方気象台によりますと、明日22日も30度近くになると予想しています。
伊那市の鳩吹公園のツツジが見頃を迎えています。 -
ジオパークガイド講座 高校生も参加
南アルプスジオパークの魅力を案内するために必要となるスキルを身に着けるための講座が13日開講し、高遠高校3年生が初めて参加しました。
13日は高遠高校の生徒や昨年度までにジオパークガイドの認定を受けた人など30人が参加しました。
ジオパークガイド講座はガイドのスキルアップを目的に南アルプスジオパーク協議会が開いているもので、今年で3年目です。
高遠高校では、今年度から始まった科目「地域の科学」の一環で、地域の環境を学ぼうと3年生10人が初めて参加しました。
初回の13日はジオパークの概要や、ガイドの心構えなどを学習しました。
ジオパーク協議会では「専門的な用語は使わず、言い伝えや自分の体験を加えながら話すと良い」と話していました。
これまでに48人がガイドの認定を受けています。
今年度の講座は6回開かれ、次回からは認定を受けたガイドが自ら講座を受け持ちます。 -
安川保さん、博さん親子「父子展」
昭和初期に伊那美術協会の発足に携わった安川保さんと、その長男でフランス在住の洋画家安川博さん親子の「父子展」が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
フランス在住の洋画家、安川博さんは現在82歳です。
博さんは、昭和6年に伊那市中央で生まれ、多摩美術大学を卒業後、伊那北高校や高遠高校で美術の指導にあたり、35歳の時にフランスへ渡りました。
会場には、博さんがヨーロッパの風景を題材に制作した作品や、伊那の風景を描いた作品60点が展示されています。
父の保さんは、明治37年に伊那市荒井で生まれ、昭和62年に82歳で亡くなっています。
保さんは、司法書士の仕事の傍ら水彩画を描き、昭和8年の伊那美術協会設立に尽力しました。
会場には、伊那谷の風景を題材にした作品や静物画など
30点が展示されています。
伊那で父子展を開くのは今回が初めてです。
企画したはら美術では、「昭和初期の伊那谷の文化、芸術の発展に尽力した父、保さんと、フランスで活躍する博さんの作品を、合わせて楽しんでほしい」と話していました。
安川保さん、博さんの父子展は、26日(日)まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 -
消えゆく伝承 平家落人伝説
小松内大臣平清盛と書かれた赤い旗。
この旗を持っている伊那市長谷浦に住む小松忠人さん。
長谷の浦には壇ノ浦の合戦で敗れ逃れてきた平気落人の伝説がありここの住民はその末裔といわれています。 -
信州大学農学部と中部森林管理局が協定締結
信州大学農学部と中部森林管理局は技術開発などに関する協定を21日締結しました。
21日は信州大学農学部で、中村宗一郎学部長と中部森林管理局の鈴木信哉局長が協定書を取り交わしました。
信大農学部と中部森林管理局は平成22年に協定を結んでいて、共同でニホンジカの行動調査や捕獲などを行ってきました。
今回の協定ではより広い分野で協力していこうと、新たに林業の技術開発や実証などを行います。
県内初の取り組みとして、伐採と造林を一貫して行う作業システムを開発し、造林のコスト軽減の効果を調査します。
両者は、今回の協定を通じ、森林資源の有効活用や林業の再生、地域産業の活性化を目指していくとしています。 -
キョウデン小型電気自動車開発
箕輪町に本社を置くプリント基盤などの製造会社、株式会社キョウデンは小型電気自動車を開発しました。
キョウデンでは全国で月、200台を販売目標としています。
21日は、箕輪町の地域交流センター前で試乗会が行われ企業をはじめ、地域住民など200人が訪れました。
キョウデンでは、CO2削減や高齢者の外出支援、宅配の効率化などを目的に2年前から開発を進めてきました。
小型電気自動車は一般自動車と同様の操作性で普通免許があれば運転できます。
キョウデンでは市場調査をしたところ2人乗りの車両にニーズがあるとし国内で唯一2人乗りの小型電気自動車を開発しました。
最高速度は35キロで、低速だが安全をコンセプトとしています。
家庭用のコンセントで充電が可能で走行距離は最大50キロです。
訪れた人たちは担当者から説明を受け実際に運転をしていました。
キョウデンでは電気自動車の普及のカギは低価格だとしていて価格は税込み49万8000円としました。
7月から全国販売されることになっていて月200台を販売目標としています。 -
40歳以上やまびこソフトボール リーグ戦開幕
40歳以上のソフトボールリーグ、やまびこソフトボールのリーグ戦が13日、開幕しました。
13日は富士塚スポーツ公園で開幕式が行われ、参加する7チームから、およそ100人が集まりました。
開幕式終了後、早速試合が行われ選手がハツラツとプレーしていました。
やまびこリーグは今年36年目を迎えます。
リーグ戦は参加7チームが2回ずつ総当たりで9月末まで行われます。 -
広域で野生鳥獣による被害防止を協議
野生鳥獣による農林産物への被害防止に広域的に取り組む上伊那鳥獣被害対策協議会総会が13日、伊那市役所で開かれました。
総会は野生鳥獣による被害防止対策を実施することで農林業の経営安定を図ろうと開かれたものです。
総会には上伊那8市町村のほか農林業の関係者およそ30人が出席しました。
総会では今年度事業として、くくりわなや捕獲檻の購入設置、被害防止施設の調査のほか緩衝帯整備を推進していくことが了承され、事業費は928万円となっています。
協議会では野生鳥獣による農林産物に対する被害は依然として発生しているが対策を実施した地域では効果が着実に表れているとして今後も広域的、継続的な対策を進めていく必要があるとしています。 -
緑色のぼたん「豆緑」咲く
ぼたん寺として知られる伊那市高遠町山室の遠照寺で豆緑と呼ばれる珍しい、緑色のぼたんが花を咲かせました。
遠照寺境内にはおよそ160種類2,000株近くのぼたんが植えられています。
今年は中国ぼたんで5年前に植えた、緑色の豆緑と呼ばれる花が初めて咲きました。
遠照寺によりますと見た目の華やかさはありませんが、珍しい品種だということです。
遠照寺では現在ぼたん祭りが行われていて今週中頃から見頃になるということです。
入園料は高校生以上400円で国の重要文化財に指定されている釈迦堂や多宝塔を見ることができます。 -
桜井区最終判断は投票で
上伊那広域連合が建設を計画している新しいごみ中間処理施設建設の候補地となっている伊那市富県の桜井区は、建設同意の最終判断を区民の投票で決めたいとの考えを示しました。
19日は上伊那8市町村長が桜井区公民館を訪れ、上伊那広域連合の白鳥孝連合長が、桜井区の藤沢繁弘区長に建設同意を求める依頼書を手渡しました。
建設同意については12月上旬頃までを回答時期とし、地元要望については、7月末頃までに取りまとめて欲しいと要望しました。
これに対し藤沢区長は「将来を左右する大きな事項。期限については確約できないが最大限の努力をしていきたい」と答えました。
19日示された施設の計画では、建設予定地が桜井区の水田2.5ヘクタールである事や、周辺地域への影響は極めて小さいとする環境影響評価の結果などが報告されました。
出席したおよそ80人の住民からは質問や意見はありませんでした。
桜井区では各常会から選出された9人で対策委員会を組織し勉強を重ねていて、今後は住民から意見を吸い上げ最終的な判断は投票で決めたいとしています。
上伊那広域連合では、5月31日に隣接する高遠町上山田区に建設に対する協力の申し入れをすることになっています。
新しいごみ中間処理施設は、平成30年度の稼働を目指しています。 -
焼却灰撤去と処分に5億8千万円
南箕輪村の南原住宅団地に焼却灰が埋められていた問題で、村土地開発公社は来年度から除去工事をはじめ、期間は1年半、工事費と処理費を合わせた費用はおよそ5億8千万円になるとの見通しを示しました。
これは20日村役場で開かれた村土地開発公社理事会で示されたものです。
この問題は平成19年に南原住宅団地内に焼却灰が埋設されていることが分かり、その除去作業のために合わせて10世帯が移転するものです。
当初は7世帯が対象でしたが、その後の調査で3世帯が加わったもので、居住者の移転や調査などでこれまでに要した費用は、およそ4億円となっています。
除去工事は対象世帯の移転待ちの状態で村土地開発公社では来年度当初からの工事着手を念頭に工期はおよそ1年半、工事費は4億円。
焼却灰の処理費用についてはおよそ1億8千万円で合わせて5億8千万円を見込んでいます。
工事については対象範囲をテントでおおい、ダイオキシンなどが飛散しないようにするとしています。 -
伊那市でクールビズ始まる
伊那市の職員は、20日から上着やネクタイを着用せずに勤務するクールビズを始めました。
20日は担当職員がクールビズ開始の案内を庁舎内に掲示していました。
職員はネクタイを外した軽装で仕事に取り組んでいました。
伊那市では平成17年度からクールビズに取り組んでいて、東日本大震災をうけ平成23年度からは、5月から実施しています。
今年度は、昨年度と同様冷房の設定温度を28度とするほか、今月末に庁舎南側にグリーンカーテンを設置します。
伊那市によりますと、昨年度の夏のピーク時の最大電力は325kwで、平成22年度の452kwに比べ27.9%減りました。
伊那市では「市民の皆様にご理解をいただき、無理のない範囲で節電に取り組んでいきたい」と話していました。
伊那市のクールビズは9月30日までを予定しています。 -
県シニア大学伊那学部25年度入学式
平成25年度長野県シニア大学伊那学部の入学式が、16日伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
伊那学部には、今年度107人が入学します。
長野県シニア大学は、高齢者の仲間づくりや生きがいづくりを目的に、昭和53年に老人大学として開校し、平成20年度からシニア大学に名称を変更しました。
新入生を代表して、伊那市野底の井口尚樹さんは、「精一杯努力をして、それぞれの目標に向かって頑張りたい」と決意を示しました。
今年度、伊那学部では17回の講座を予定していて、環境や医療に関する講演を聞いたり、書道や俳句などの実技講座も行うことになっています。 -
景色を眺めながらウォーキング
景色を眺めながらマイペースで歩くイーナちゃんウォーキングカーニバルが19日、伊那市ますみヶ丘の鳩吹公園を発着点に行われました。
これは、歩くことを通じて健康づくりの場にしようと毎年開かれていて19日は、市民およそ400人が参加しました。
鳩吹公園を発着点にウォーキングのみを楽しむコースと途中のでゲームやクイズを行うウォークラリーコースの2種類が用意されました。
このうちウォークラリーでは、地域にまつわる問題が出題された他、山にあるものを使ったゲームなどがチェックポイントに設けられていました。
参加者たちは仲間同士で協力してゲームをしたり、景色を眺めながらウォーキングを楽しんでいました。
主催した伊那市では「これをきっかけにウォーキングに親しんでもらえればうれしい」と話していました。 -
県少年少女合唱祭
県内の合唱団が一堂に集まり発表する長野県少年少女合唱祭が19日、伊那市の伊那文化会館で行われました。
合唱祭は、日頃の練習の成果を発表するとともに団員同士の交流の場にしようと行われていて今年で24回目です。
19日は県内の市町村で独自に活動している合唱団10団体が出演しました。
合唱祭は平成2年に伊那文化会館の自主事業で始まり、その後各合唱団の持ち回りで行われています。
伊那市での開催は今回で4回目で平成14年以来10年ぶりとなります。
ステージでは、お揃いの衣装に身を包んだ子どもたちが日頃の練習の成果を発表していました。
このうち地元の、いな少年少女合唱団は民謡やわらべうたなど5曲を披露しました。
会場には保護者などが訪れ子供たちの歌声に聞き入っていました。 -
様々な視点から東日本大震災について考える
市民、行政、報道のそれぞれの視点から東日本大震災について考えるフォーラムが19日、伊那市の創造館で開かれました。
フォーラムは、上伊那の有志でつくる市民団体いななき学舎が開いたものです。
伊那市の白鳥孝市長、信濃毎日新聞編集委員の増田正昭さん、被災地で農地の放射能除去活動などを行っている原富男さんの3人がそれぞれの立場から「東日本大震災から見えてきたもの」をテーマに話をしました。
「これからの被災地支援について」白鳥市長は、日が経つにつれて風化してきているのが事実。日本中で再確認して自分達ができることをもう1回、2回も3回もやるべき と話しました。
増田さんは、個々別々のニーズに応じた支援をしていく必要がある と話しました。
「土壌汚染について」原さんは、国は汚染された土壌にメガソーラーを作らないかと農家に話を持ちかけている。土地をきれいにするよりもその方がいいのではと揺れてきている人もいる。元通り土地をきれいにしていく為に国はお金を使うべき と話しました。
「今後の備え」について白鳥市長は、医療関係や社会的インフラの確保に努めていく と話していました。 -
交通安全啓発案山子 再設置
何者かによって壊された、国道361号沿いの交通安全啓発案山子が修復され、20日国道361号権兵衛街道に再設置されました。
案山子が設置された国道361号は去年、交通事故が多発し、3人が亡くなりました。
交通事故防止のために、伊那市高遠町の矢澤親男さんが去年12月に交通安全啓発案山子を設置しました。
しかし、今月の連休明けに案山子を支える土台と支柱が壊されているのが見つかり、矢澤さんが修復作業を行っていました。
修復にあたっては、胴体部分に使う角材などの素材を新しくして、腰や肩の強度を強くしたということです。
矢澤さんは、「風で壊れることは想定していたが、誰かに壊されることは想定外だった。今後は壊されることがないことを祈っている。」と話していました。 -
小沢花の会の芝桜見頃
伊那市小沢の農道沿いにある花の公園で芝桜が見ごろとなっていて、観光客でにぎわっています。
花を管理する小沢花の会によりますと、芝桜は25日頃まで見ごろだということです。 -
試験田に10種類の苗を植える
上伊那地域に適した米の品種を調べるため、10品種の苗が15日伊那市美篶の試験田に植えられました。
15日はJA上伊那や上伊那農業改良普及センターなどでつくる伊那米総合試験地運営委員会の委員25人ほどが広さ11アールの試験田に10品種の苗を植えました。
上伊那地域での推奨品種の選定のため、同じ条件の田んぼの中で収量や品質を調査するものです。
植えられた苗は、うるち米7種類、酒米2種類、もち米が1種類です。
委員は、11平方メートルの区画の中に苗を植えていました。
植えられた苗は生育状況を調査し、9月に収穫。
品質や食味なども調べ、今後の栽培に役立てるということです。 -
山野草や樹木について学ぶ
見頃を迎えた山野草や樹木について学ぶ講座が18日、箕輪町の萱野高原で開かれました。
講座は身近な自然に親しんでもらおうと箕輪町郷土博物館が開いたもので親子連れなどおよそ15人が参加しました。
講師は信州大学農学部で植物の生態などについて研究している荒瀬輝夫准教授が務めました。
荒瀬准教授によりますと、標高およそ1200メートルの萱野高原には山野草や樹木など200種類ほどの植物が群生しているということです。
このうち白い花を咲かせる広葉樹アオダモは大リーグヤンキースのイチロー選手がバットとして愛用している木材だと説明していました。
参加者は萱野高原を散策し楽しみながら、山野草や樹木の生態などについて学んでいました。
町郷土博物館では地域の自然観察にも力を入れることにしていて山野草のほか鳥や昆虫についての講座も計画しています。 -
アツモリソウ・盆栽など250鉢ずらり
絶滅危惧種のアツモリソウや100年ものの盆栽などが並ぶ、伊那市西箕輪の中条盆栽山野草クラブの展示会が、18日から中条公民館で始まりました。
会場にはアツモリソウを中心に山野草や盆栽など、およそ250鉢が並んでいます。
中条盆栽山野草クラブは、33年前の発足当初は盆栽クラブとして活動を始めましたが、現在はアツモリソウの栽培にも力を入れています。
色の白っぽい北海道原産の礼文アツモリ、濃い紫で本州を中心に自生する釜無ホテイアツモリ、淡い紫色の南アルプスアツモリなどが並んでいます。
今年は、芽が出た後の寒の戻りで多くの山野草が霜の被害にあったということで、全体の展示数も例年より50点ほど少なくなっています。
白鳥昭平会長は「33年やっていてこんな陽気に出くわしたのは初めて。厳しい環境の中苦労して咲かせたその成果を見てもらいたい」と話していました。
中条盆栽山野草クラブの展示会は19日まで中条公民館で開かれていて、時間は午前7時から午後4時までとなっています。 -
継続的な支援必要 約50万円を被災地へ
伊那商工会議所青年部は、平成24年度の復興支援リストバンドの収益およそ50万円を、東日本大震災で被災した福島県浪江町と宮城県気仙沼市に義援金として届けました。
伊那商工会議所青年部のメンバー18人は、15日・16日の2日間、5月例会として被災地を訪れました。
1日目に訪れた福島県二本松市にある浪江町役場仮庁舎では、義援金およそ25万円を、浪江町の檜野照行副町長に手渡しました。
青年部では、継続的な被災地支援を行っていこうと、平成23年度から復興支援リストバンドを製作・販売していて、その収益の全額を義援金にしています。
リストバンドは、伊那まつりなどのイベントで販売。平成24年度は約1,000本が売れ、収益は50万円になりました。
おととしの伊那まつりで被災地のご当地グルメを紹介したことが縁で、義援金は福島県浪江町と宮城県気仙沼市に届けています。
宮城県気仙沼市では、市役所の熊谷修一保健福祉部長に義援金およそ25万円を手渡しました。
視察を通して青年部では、復興が進んでいない現状や、支援の意識が薄れてきていることを目の当たりにしたと話します。
青年部の橋爪麻人部長は「喜んでもらいこちらも嬉しかった。復興は進んでいないが、支援する側の意識は薄くなってきている。現状を言葉で伝えるのは難しいので、行動で示してみんなが支援活動に協力してくれるような環境を作っていきたい」と話していました。
復興支援リストバンドは今年もイベントなどで販売され、集まった収益は今年度中に浪江町と気仙沼市に届けたいとしています。 -
【カメラリポート】自転車・ガーデニングをもっと身近に
自然豊かな伊那谷での生活を楽しんでもらおうと、アウトドアのライフスタイルを提案するイベントが、5月25日(土)、26日(日)の2日間、伊那市高遠町で計画されています。
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第8回西町区「美術作品展」
伊那市の西町区民による「美術作品展」が、17日から西町公民館で始まりました。
西町区「美術作品展」は今回8回目で、会場にはおよそ50人から90点が集まりました。
絵画を中心に、書道や彫刻など、区民が1年間かけて制作した作品が並んでいます。
城倉昭治区長は、「作品展を通して、地域との関わりを大切にしていきたい」と話していました。
第8回西町区美術作品展は、19日日曜日まで、西町公民館で開かれています。 -
「美篶の歌」作曲者見つかる
伊那市の美篶地区で歌い継がれている「美篶の歌」の作曲者や発表年月日などが書かれている楽譜が、この程見つかりました。
今年の3月に見つかった「美篶の歌」の楽譜です。
作詞者で、昭和6年まで旧美篶村の村長を務めた赤羽源一さん宅で見つかりました。
赤羽源一さんが作詞したことは分かっていましたが、作曲者と発表年月日は不明でした。
見つかった楽譜には、現在の伊那市富県新山出身で1980年に亡くなった羽場匡雄さん作曲で、発表年月日は、昭和21年7月18日と書かれていました。
羽場さんは、今の東京芸術大学を卒業後、飯田市を中心に作曲活動をしていました。
美篶の歌は、美篶の地理や歴史が歌詞になっていて、1番から12番まであります。
13日は美篶公民館で「童謡歌唱の集い」があり、40人の美篶区民と講師の有賀千づるさんが美篶の歌を歌いました。
参加した区民は、「素晴らしい美篶の歴史を歌い継いでいきたい」と話していました。 -
伊那市職員エコドライブ体験
伊那市は、自動車から排出される二酸化炭素削減を目指そうと17日、職員を対象にしたエコドライブ講習会を開きました。
受講したのは、市役所本庁と高遠町総合支所、長谷総合支所の職員4人です。
4人は、燃費や走行パターンが計測できる機器を取り付けた車でまず市役所周辺の3キロを走行しました。
普段通りに走った結果、ある職員の燃費は、ガソリン1リットルあたり8.77キロでした。
受講者たちは、その後スタート時の緩やかなアクセルの踏み込みやアイドリングストップなどエコドライブのコツを学びました。
そして再び3キロを走ると燃費は、1リットルあたり11.6キロに改善しました。
今回のエコドライブを実践し、1年間に1万キロを走った場合、ガソリン278リットルの節約につながります。
削減される二酸化炭素の量は、645キロで、杉の木を46本植えたのと同じ効果が得られる計算になるということです。
伊那市では、今後、事業者や市民に対してもエコドライブを広めていきたい考えです。 -
前期高齢者対象脳いきいき教室
骨や関節、筋肉などの疾患や認知症の予防につなげようと伊那市は、前期高齢者を対象にした脳いきいき教室「65歳からの健康クラブ」を17日、初めて開きました。
初開催となる17日は、6人が参加しました。
介護予防などを目的としたのういきいき教室は、市内105か所で開かれ、1,700人が参加しています。
うち、65歳から74歳までの前期高齢者はおよそ22%の332人に留まっています。
「65歳からの健康クラブ」は、前期高齢者の参加を増やすことやこれまでの脳いきいき教室では物足りないなどの声があがっていることなどから、年齢制限を定めて開くものです。
参加者は、職員からトレーニング方法などを教わっていました。
伊那市には、65歳以上の人はおよそ1万9,000人います。
このうち、介護保険サービスを利用している人はおよそ3,000人で、利用額は年間およそ56億円となっています。
65歳以上のうち前期高齢者はおよそ8千人と5割に近いことから、市では早いうちからの体力づくりを呼び掛けています。
65歳からの健康クラブは、毎週金曜日にほっとセンターみすずで開かれます。
また、毎週月曜日には男性限定で、西町のぶぁんて・あんで開かれます。 -
工科短大新設案「ハードル高い」
長野県は、平成29年度までに着工する計画の工科短大南信キャンパスの設置場所について、伊那技術専門校を活用する案が有力との見方を17日駒ヶ根市で開かれた説明会で示しました。
説明会は、駒ヶ根市への設置を要望している伊南地域の教育委員会で組織する上伊那南部市町村教育委員会連絡会が開いたものです。
県からは、商工労働部の西澤清人材育成課長らが出席し、設置場所を上伊那地域とすることが決まった経過や工科短大の内容が示されました。
建設事業費は、南箕輪村の伊那技術専門校を活用する場合が16億円、ほかの地域に新設する場合が38億円と試算されています。
出席した教育関係者からは、駒ヶ根工業高校との連携を視野に入れ、駒工周辺に新設して欲しいとする意見や質問が相次ぎました。
これに対し西澤課長は、「総合的な検討をして建設場所は決定するが、大きな争点は、経済的なもの。早期着工したい観点からも新設案はハードルが高い」として、伊那技専活用案が有力との見方を示しました。
建設場所の決定時期については、26年度当初予算案を作成する今年の秋頃までが一つ目安になると話し、今後は、上伊那広域連合や上伊那産業振興会との協議で絞込みが進むものと見られます。 -
山雅後援会南信州支部来月設立
サッカーJ2の松本山雅FCを応援する南信地区の企業やファンなどで作る山雅後援会南信州支部が、来月設立されることになりました。
16日は、箕輪町内の飲食店で設立に向けた準備総会が開かれ、上下伊那を中心に南信地区の企業や山雅の社員など関係者およそ40人が集まりました。
後援会は、南信地区の会員同士のネットワーク構築や観客・スポンサーの拡大などを目的としています。
松本山雅FCは、平成17年に前身の山雅サッカークラブから名称を改め始動、去年からJ2に昇格しています。
現在、県内には地域支部が上田と塩尻にある他、企業などでつくる職域支部が2つあります。
総会では、地元サッカークラブや学校に選手を招く講習会や会員交流会の開催など事業計画を確認しました。
設立総会・支部認証式は、来月26日に箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれます。