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学生235人が巣立ち
信州大学農学部の卒業式が23日、南箕輪村の農学部のキャンパスで行われました。
この日は、信州大学の山沢清人学長から代表の学生に卒業証書が手渡されました。
今年卒業するのは、学部生170人、修了生62人、博士課程3人の、合わせて235人です。
中村宗一郎学部長は「みなさんへの社会からの期待は大きい。何事にも前向きに、持てる力を存分に発揮して頑張ってください」とあいさつしました。
卒業生を代表して、森林科学科の桑畑亜矢子さんは「大学で学んだ多くのものを糧に、自分を磨きながら社会の一員として精進していきたい」と謝辞を述べました。
式の最後には、南箕輪村のイメージキャラクターまっくんの指揮で蛍の光を斉唱しました。
式が終わると、後輩たちから花束を渡されたり、仲間と写真を撮るなどして別れを惜しんでいました。
ある卒業生は「大学のある地域に就職するので、この地域を元気にできるような社会人になりたいです」と話していました。
今年卒業を迎えた学生のうち、博士課程をのぞいた、232人ほとんどの進路は決まっていて、6割の学生が就職、4割が大学院への進学となっています。 -
木目込人形展 華やか400点並ぶ
人型の土台に布を押し込んで装飾を施す伝統工芸「木目込み人形」の作品展示会が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
展示会は、中南信地域に教室がある、東京木目込人形師範会・清水総支部・暁朋会が2年に1度開いているもので、会員111人の作品、およそ400点が並んでいます。
木目込み人形は、日本に古くから伝わる伝統工芸で、桐のおがくずを固めた土台に、布を押し込んで衣装を着ているように装飾するものです。
着物を着せる前の土台の補正作業や頭を乗せる角度など、微妙な違いで雰囲気が変わるということで、同じ土台を使っても個性が出るということです。
黒河内暁朋支部長は「会員ひとりひとりの個性を感じてもらえたらうれしい」と話していました。
木目込人形作品展は24日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
い~な雑穀ネットワーク ロゴマーク発表
伊那市の食品業者や農家などでつくるい縲怩ネ雑穀ネットワークのロゴマークのデザインが決まりました。
マークは雑穀のPRに使っていこうとい縲怩ネ雑穀ネットワークが募集したもので、37点の応募がありました。
23日は伊那市の伊那商工会館で表彰式が行われました。
ロゴマークは、上伊那農業高校一年の守屋琴音さんがデザインしました。
今回決まったロゴマークは、い縲怩ネ雑穀ネットワークの会員が色を決め、3月中に正式決定する予定です。 -
公立高校後期選抜試験合格発表
公立高校後期選抜試験の合格発表が22日、県内一斉に行われました。
上伊那の公立高校では1,004人が合格し、喜びの春が訪れました。
このうち伊那市の伊那弥生ヶ丘高校では、朝8時半に合格者の受験番号が張り出されると、受験生やその保護者らが自分の番号を確認していました。
長野県教育委員会によりますと、県内の公立高校全日制では1万2,516人が受験し、1万1,517人が合格。
定時制では、186人が受験し158人が合格。
多部単位制では185人が受験し172人が合格しています。
伊那弥生ヶ丘高校では、240人の定員に対し263人が受験し、244人が合格しました。
受験生や保護者らは、番号を見つけると、写真を撮ったり家族や友人に電話をかけていました。
伊那弥生ヶ丘高校の入学式は、来月4日に行われます。
なお、上伊那の高校の再募集は、辰野高校普通科が3人、商業科が14人、上農高校生物科学科が2人、高遠高校普通科が6人となっています。 -
地域自治区の存続求める建議書 市長に提出
合併特例法により設置期間が平成28年3月までとなっている地域自治区と総合支所の在り方について検討してきた伊那市高遠町と長谷の地域自治区地域協議会は、地域自治区の存続などを求める建議書を22日、白鳥孝市長に手渡しました。
22日は、高遠町地域協議会の小松晃会長と長谷地域協議会の西村篝会長が白鳥市長に建議書を手渡しました。
協議会では、設置期間が合併から10年間とされている地域自治区の在り方について、去年1月から検討してきました。
建議書では、合併から10年となる平成28年4月1日以降について、●高遠町と長谷の両地区に地域自治区と地域協議会を引き続き設置すること●総合支所の機能を充実させることなどを要望しています。
小松会長は「高遠町長谷地域は、市の中心部から離れていて面積も広い。利便性を考え支所の継続をお願いした」と話し、西村会長は「支所の耐震化と機能の充実を図って欲しい」と付け加えました。
白鳥市長は「1番良い形となるよう十分検討したい」と話していました。
合併特例法による地域自治区の設置期間は、平成28年3月31日までとなっています。 -
伊那市職員6か月の処分
伊那市は、一昨年10月に市内で交通死亡事故を起こした職員を停職6か月の処分とすることを22日、公表しました。
死亡事故は、一昨年10月伊那市狐島で発生したもので、事故を起こしたのは教育委員会の45歳の職員です。
この職員は免許取り消しなどの行政処分と罰金100万円の刑事処分を受けています。
伊那市は、懲戒処分の指針に基づき事故当時の上司である水道部の56歳の職員を厳重注意としています。
白鳥孝市長は「度重なる不祥事を受け臨時職員を含めた全ての職員に対し、交通法規の遵守と交通安全の推進を図りたい」とコメントしています -
新ごみ施設「公設民営」報告
上伊那広域連合が計画している、新しいごみ中間処理施設の事業方式について、専門家らでつくる委員会は、「公設民営」が適当とする報告書をまとめ22日、白鳥孝上伊那広域連合長に報告しました。
22日は、施設整備検討専門委員会の北澤秋司委員長が、伊那市役所を訪れ白鳥連合長に報告書を手渡しました。
報告書では、公設民営方式について自治体が施設の建設をする事で地域住民の信頼を得やすい事や、民間が長期的に運営する事で維持管理が安全かつ効率的に実施できるとしています。
事業費については、従来の公設公営に比べ15年間でおよそ8億円削減できると試算しています。
白鳥連合長は「報告書をよく読み、判断したい」と話していました。
新ごみ中間処理施設の事業方式については、来月、上伊那の全ての市町村長が集まる、会合で決定する事になっています。 -
箕輪町 人事異動内示
箕輪町は、4月1日付の人事異動を22日内示しました。
移動総数は、74人で小規模、課長級への昇格は1人です。
新設される危機管理・セーフコミュニティ推進室の室長には、セーフコミュニティ推進担当の向山静雄さんが任期付で採用されます。
任期は、3年で課長待遇となります。
向山さんは、元長野県警の警備部長で、セーフコミュニティを担当しています。
係長級の異動は、10人で内昇格が5人、総数で74人と小規模です。 -
伊那市の全保育園で卒園式
伊那市内の保育園で22日一斉に卒園式が行われ、全体で586人が慣れ親しんだ学び舎を後にしました。
このうち竜東保育園では、年長児50人が卒園しました。
卒園式では、園児2人一組で手をつないで入場すると、山岸加代子園長からひとりひとりに保育証書が手渡されました。
園児たちは、名前を呼ばれると「ありがとうございます」と言って証書を受け取っていました。
竜東保育園は、昭和30年に建設され、昭和51年に全面改築されましたが、老朽化が進んでいるため、新しい園舎が来年2月の完成予定で新築さることになっています。
新しい園舎が完成するまでは、市役所東側の仮設の園舎で過ごすことになっていて、現在の建物では最後の卒園式となりました。
山岸園長は、「年長さんたちは、いろんなことを力いっぱいやってくれた。心と体についた力を持って小学校に行ってください」と卒園児たちによびかけました。
この日通いなれた園舎を巣立った子どもたちは、4月から小学1年生としてあらたな一歩を踏み出します。 -
南箕輪村教育委員会が信大と連携協定
南箕輪村教育委員会と信州大学は、教育に関する連携協定を22日締結しました。
南箕輪村民センターで、南箕輪村教育委員会の清水篤彦教育委員長と信州大学の山沢清人学長との間で協定書が取り交わされました。
連携協定締結により、新年度から信州大学の学生が村内の小中学校で教育実習をしたり、大学の教授と小中学校の教師との交流、大学生と児童生徒との交流が活発に図られます。
山沢学長は、「両者が前向きに進めるよう期待したい」とあいさつ。
清水教育委員長も、「村の教員にとってもうれしいこと」と期待していました。
なお、信州大学が地方自治体の教育委員会と連携協定を結ぶのは、今回が初めてで、近いうちにキャンパスがある上田市や松本市、長野市でも予定しています。 -
伊那市人事異動内示
伊那市は、4月1日付の人事異動を22日内示しました。
移動総数は、221人で小規模、部長級への昇格は5人となっています。
参事・市民生活部税務課長には、市民生活部税務課長の牧田弘さんが昇格します。 -
老若男女、幅広い世代が参加
お金を賭けない、タバコを吸わない、お酒を飲まないをモットーに、気楽にマージャンを楽しむ健康マージャン教室の麻雀大会が16日、伊那市内で開かれました。
伊那市の総合型地域スポーツクラブが、一昨年から教室を開いている「健康マージャン教室」。
この日は1年の最後のイベントとして大会が開かれました。
誰でも気軽に参加してもらおうと、土曜日を中心に1年間教室が開かれています。
老若男女、30代から80代まで幅広い年齢層の人達が教室に入っていて、麻雀特有の静かで緊張感がある雰囲気でなく、会話を楽しみながら麻雀をしています。
ある参加者は「雰囲気も良いし、気軽にできるのでとても楽しい」と話していました。
高島彬代表は「笑いながら楽しくやることが重要。たくさんの人に楽しんでもらいたい」と話していました。
4月からは新年度の教室がスタートすることになっていて、随時募集を行っているということです。 電話0265-73-8573(伊那市総合型地域スポーツクラブ) -
伊那公園 ロトウザクラほぼ満開
伊那市中央にある伊那公園のロトウザクラが、ほぼ満開となっています。
周辺をふくめ、10本ある伊那公園のロトウザクラが咲き始めています。
公園北の東屋隣りに植えられたものは早めに咲き始め、現在、ほぼ満開です。
管理をしている伊那公園桜愛護会によりますと、平年より4日ほど早い、今月17日に咲き始めたということです。
伊那公園でも早咲きの、シキザクラも17日頃から咲き始めたということです。
シキザクラは、年に2回、春先と秋に花を咲かせます。
伊那公園には、全部で12種類の桜が植えられています。愛護会では、シキザクラ、ロトウザクラの見頃は今月いっぱいで、その後、4月の始めには、コヒガンザクラが咲き始めると予想しています。 -
南箕輪村長選挙 無投票の公算大
任期満了に伴い4月2日告示、7日投開票の日程で行われる南箕輪村長選挙。
現在、立候補を表明しているのは、現職1派のみで、無投票の公算が大きくなっています。
21日、村役場で行われた立候補届け出書類の事前審査には、現職の1派のみが出席しました。
現在、南箕輪村長選挙への立候補を表明しているのは、現職で2期目、無所属・南殿の唐木一直さん(64)のみです。
告示まで、10日余りとなりましたが、唐木さんのほかに表立った動きはなく、無投票の公算が大きくなっています。
3期目を目指す唐木さんは、前回平成21年の選挙で、無投票で再選しています。
南箕輪村長選挙は、4月2日に告示、7日に投開票となっています。
唐木さんのほかに立候補者がいない場合は、2日に無投票で3期目の当選が決まります。 -
来年度新入社員合同研修会
伊那商工会議所は、新入社員を対象にした合同研修会を、21日から、伊那市の信州INAセミナーハウスで開いています。
研修は、来年度上伊那の企業に就職する新入社員を対象に開かれています。
2日間の日程で、挨拶や名刺交換などビジネスマナーの基本や、社会人としての心構えなどを学びます。
21日は、5つの班に分かれて、会社生活と学生時代との違いなどについて、話し合っていました。
この研修は、昨年度から伊那商工会議所が開いているもので、今年で2回目です。
今年は、会員企業だけでなく、上伊那地域全体に声を掛けました。
今回は、上伊那6つの企業から高卒や大卒など、この春新社会人となる31人が参加しています。
社会人と学生との違いについて新入社員は、「自分の態度によって、企業のイメージダウンにつながることもあるので、マナーや礼儀が大切になる」などと発表していました。
伊那商工会議所では、「こうした研修を通して、優秀な人材を育成し、地域の発展につなげたい」と話していました。
次回は、今月25日と26日の2日間の日程で、13社から28人が参加する予定です。 -
「みのわ健康アカデミー」卒業式
箕輪町がシニア世代を対象に行っている健康教室「みのわ健康アカデミー」の、今年度受講生の卒業式が、21日に行われました。
卒業式では、平澤豊満町長から受講生に卒業証書が手渡されました。
今年度は、箕輪町内の男性17人、女性26人の、合わせて43人が受講し、平均年齢は63.3歳となっています。
平澤町長は「仲間とのコミュニケーションを大切に健康づくりに励んでもらうことが町の活性化と将来の財産につながる。健康寿命長寿のまちを目指して、これからも健康づくりに励んでください」と話していました。
卒業生を代表して木下の鳥山佐代子さんは「ここで学んだ知識と経験を忘れず、これからも実践していきたい」と話していました。
みのわ健康アカデミーは、毎週1回の機械を使った筋力トレーニングやウォーキングなどの在宅トレーニングを通して生活習慣病予防や介護予防を目指すものです。
今年度の効果として、ウエストが10.9センチ細くなったり、体重が11.8キロ減った人がいたということです。 -
子ども人形劇場 300人が楽しむ
子ども人形劇場が伊那市のいなっせで20日行われ、子どもたちが公演を楽しみました。
会場には親子連れ300人ほどが訪れました。
20日は、腹話術やマジックを交えた一人芝居の専門人形劇団「よろず劇場とんがらし」が公演しました。
今回演じたのは、「まいごのおまわりさん」で、記憶を失ってしまった不真面目なおまわりさんが心を入れ替えるというお話です。
子ども人形劇場は、伊那市などが人形劇に親しんでもらおうと行っているもので、今年で9回目です。
子どもたちは、腹話術や不思議な仕掛けに夢中になっていました。
ある保護者は、「次から次へといろんな仕掛けが出てきて迫力がありました」と満足している様子でした。 -
みのわ太鼓ジュニア 退会者が最後の演奏
箕輪町の子ども太鼓グループみのわ太鼓ジュニアの閉講式が17日、町地域交流センターで行わて、今年度の退会者が仲間とともに最後の演奏を披露しました。
みのわ太鼓ジュニアは町文化センターの講座のひとつとして開かれていて今年で発足10年の節目を迎えています。
小学3年生から中学生まで25人が所属していて月4回、稽古に励んでいます。
中学卒業生など退会する5人を代表して北原亮太君があいさつをしました。
北原君は「太鼓を続けるなかでみんなの集中力が高まり悔いのない演奏ができるようになった」と話し指導者や仲間に感謝していました。
来年度は10人以上が入会を予定していて、三沢興宣代表は「多くの仲間とともにレベルアップを図っていきたい」と話していました。 -
伊那市地域防災計画 修正案了承
伊那市防災会議が19日、市役所で開かれ、広域相互応援計画を新たに盛り込んだ地域防災計画の修正案が示され了承されました。
会議には、災害時に応援協定を市と結んでいる医療や建築などの団体から35人が出席しました。
地域防災計画は、各市町村が作成しているものです。
今回新たに、県内外への支援や受け入れを明確に示す「広域相互応援計画」の他、災害復旧や復興への備えとして、復旧の基礎となるデータの保存やバックアップを行っていくことなどが盛り込まれました。
会議では他に、水防計画についての修正案も示され了承されました。 -
中村時計店前のロトウザクラ 綻び始める
19日の伊那地域の最高気温は20.4度と4月下旬並みとなり、18日の春の嵐から一転おだやかな暖かい1日となりました
伊那市中央の未来通り沿いにある中村時計店の敷地では、魯桃桜(ロトウザクラ)が綻び始めました。
ロトウザクラは桃の一種で、春を告げる桜と言われています。
また日本気象協会は19日、5回目の桜の開花予想を発表しました。
高遠城址公園の桜の開花を4月6日、満開を11日と予想しています。 -
信大にタカトオコヒガンザクラ植樹
信州大学松本キャンパスに、医療機器を開発する「信州地域技術メディカル展開センター」が完成したのを記念して、伊那市からタカトオコヒガンザクラの苗木が贈られました。
19日に行われた式典には、伊那市から白鳥孝市長が参加し、タカトオコヒガンザクラを植えました。
信州大学と伊那市は、産業振興や教育・人材育成などの分野で協力するための連携協定を2005年に結んでいます。
今回、信州大学松本キャンパスに、医学部と工学部、一般企業が連携して医療機器を開発する「信州地域技術メディカル展開センター」が完成したのを記念して伊那市が苗木4本を贈りました。
式典で信大の山沢清人学長は「とても貴重な桜をいただいた。これから末永く信州大学を見守る桜となってほしい」と話していました。
白鳥市長は「タカトオコヒガンザクラは『門外不出』の桜だが、今回の寄贈は伊那市としてもとても嬉しいこと。信州大学の発展とともにこの桜も大きくなってほしい」と話しました。
今回贈られたタカトオコヒガンザクラは、来月上旬には花を咲かせるということです。 -
上伊那の中学校で卒業式ピーク
上伊那のほとんどの中学校で19日、卒業式が行われ、生徒達は9年間の義務教育を終え、新たな第一歩を歩み出しました。
このうち伊那市の春富中学校では、男子73人、女子75人の合わせて148人が卒業を迎えました。
式では、村田正美校長から生徒一人ひとりに卒業証書が手渡されました。
春富中学校は、昭和38年に富県中学校と東春近中学校、西春近中学校の3校が統合しました。
今年度は、統合して50周年を迎えます。
50年の歴史の中で、今年度卒業する148人を加え、延べ1万106人を輩出してきました。
式辞で、村田校長は「部活動や文化祭では、努力することの大切さ、希望と勇気を与えてくれた。中学校生活で学んだ事を心に刻み、新たな道を歩んでほしい」と挨拶しました。
卒業生を代表して北原悠哉君は「進路の実現に向け全員で合格するために必死にやってきた。悔いは無い」と話していました。
卒業生148人は、胸を張って通い慣れた学び舎を後にしていました。
公立高校後期選抜試験の合格発表は、22日金曜日に行われます。 -
上田果歩さんと西藤俊哉君 世界選手権出場へ
箕輪町木下の上田果歩さんと沢上の西藤俊哉君は、4月4日からクロアチアで開かれるフェンシング世界・カデ選手権大会に出場します。
18日は、上田果歩さんと西藤さんの父親が役場を訪れ、平澤豊満町長に出場を報告しました。
女子のエペ種目で出場する上田さんは伊那北高校の1年生です。
上田さんは、この種目の日本ランキング1位となり世界選手権出場を決めました。
去年に続き2回目で、前回大会で果たせなかった決勝トーナメント出場を目指します。
中学3年の西藤君は、フェンシングをするために現在東京都の中学校に通っています。
国際大会で活躍できる選手を育成するために国が行っているエリートアカデミー事業の選手に選ばれています。
西藤君の父親は「調子が上がってきていると聞いている。初めての世界選手権で上位を狙ってほしい」と話していました。
平澤町長は「箕輪町民みんなが応援している。頑張ってください」と話していました。
世界選手権は、4月4日からクロアチアで開かれます。 -
桜並木の歴史を後世に
伊那市美篶青島の桜並木について継続して学習してきた美篶小学校の6年生は19日、現地に桜並木の歴史などを紹介する大型看板を設置しました。
19日は大型看板の除幕式が行われ、この春卒業した6年1組の児童ら30人が出席しました。
児童たちは1年生の時から桜並木の歴史などについて学習していて、これまで、桜の手入れや、訪れた人たちの休憩場所にしてもらおうと手作りのベンチを設置するなどの活動を行ってきました。
大型看板は学習の集大成として桜並木の歴史を後世に伝えていこうと設置しました。
看板は高さ2.4メートル幅2.8メートルで児童たちが考えた紹介文を一文字ずつ堀り、バザーなどで集めた35万円で建てました。
看板には、先人たちが桜を植えた歴史や、災害により桜が切られてしまったことなどが書かれています。
美篶小学校では、6年生の活動を引き継ぎ来年度も学校全体で桜並木の活動に取り組んでいくということです。 -
アマランサスのレシピの小冊子完成
栄養価が高いとされている雑穀アマランサスのレシピなどを紹介する小冊子が完成しました。
19日は、伊那商工会議所で小冊子がお披露目されました。
これは、消費者からアマランサスの調理方法がわからないなどの声があったことから多くの人たちにより知ってもらおうと伊那地域アマランサス研究会が作成したものです。
料理のレシピは、雑穀料理研究家の吉田由季子さんが監修しました。
小冊子は14ページで調理方法の他に、研究会の活動や地元アマランサス商品の紹介なども紹介されています。
小冊子は、県の補助金で5000冊作成し、伊那市でアマランサスを扱う店舗や商工会議所の窓口などで無料配布されることになっています。
伊那地域アマランサス研究会では、多くの人に小冊子を手に取ってもらい、アマランサスの普及に繋げていきたいとしています。 -
最大瞬間風速 24.1メートル
18日の上伊那地域は、発達中の低気圧の影響で風が強い1日となり、午後1時20分に伊那で24.1メートルの最大瞬間風速を記録しました。
10分間の平均の最大風速は、15.7メートルで3月では観測史上最高となりました。
伊那市荒井の現在は営業していないホテル、伊那ステーションホテルでは、午後1時頃、屋上に設置されている看板が落下しました。
看板は1m四方程度で、この看板落下による物損被害や通行人などへの怪我はありませんでした。
落下した看板は、業者により撤去されましたが、ホテルでは、風が吹くたびに、屋根材が上下していました。 伊那市上新田のauショップ伊那店では看板のフタが外れ、風にあおられていました。
駐車場では、看板の落下を警戒して警備会社が駐車場の誘導をしていました。
箕輪町松島のシューマート箕輪店では、バイパス沿いにある看板の一部が、風により飛ばされそうになった為、店の関係者が、上部のパネルを撤去していました。
店によりますと、午後0時半頃客からの連絡を受け、警察と消防に相談し、看板の一部を解体する事にしたという事です。
また、この他に、JR飯田線の松島第一踏切近くでは、架線にビニールが引っ掛かった為、10分ほど電車が立ち往生し、車や人の行き来ができなくなりました。
伊那消防署によると、午後5時半現在強風によるけが人などは出ていないということです。
長野地方気象台によると、18日、午後1時20分に伊那で24.1メートルの最大瞬間風速を記録しました。
10分間の平均の最大風速は、15.7メートルで3月では観測史上最高となりました。
平均風速が15メートルを超える風は、人が風に向かって歩くのが難しく、場合によっては転倒する強さとされています。
強い風は、今夜遅くまで続くということです。 -
東部診療所に新医師着任
箕輪町南小河内の町国民健康保健東部診療所に新しい医師、川妻史明さんが18日着任しました。
18日は箕輪町役場で辞令交付式が行われました。
川妻さんは、大阪出身の48歳。
自治医科大学を卒業後、大阪で勤務し専門は内科、外科などです。
平成13年に長野県に移り浅間総合病院内科医長などを務めました。
前任の家田正寿医師は勤務医のなり手がなかった福島第一原発からおよそ21キロ地点にある診療所での勤務を希望し退任しました。
東部診療所はこれまで水曜が休診でしたが、今後は土日が休診となります。 -
危機管理・セーフコミュニティ推進室を設置
箕輪町は新たに、役場組織に危機管理・セーフコミュニティ推進室を設置し危機管理体制の強化充実を図ります。
これは18日役場で開かれた町議会全員協議会で平澤豊満町長が報告したものです。
新たに総務課に設置される、危機管理・セーフコミュニティ推進室は、これまで他の業務を兼務していた、セーフコミュニティ推進室と違い防災、防火、交通安全対策などセーフコミュニティの推進を専門に行います。
これによりひとつの組織として責任を明確にしより安心安全な町づくりを進めていくとしています。
職員体制は課長級の室長をはじめ係長、係員の3人体制で室長は任期付き一般職の職員として採用し任期は3年間となっています。
新体制は4月1日からで町では危機管理体制の強化充実を図りたいとしています。 -
伊那市政治倫理条例要綱を12月定例会提出へ
伊那市議会の議会改革特別委員会が今日伊那市役所で開かれ、伊那市政治倫理条例要綱を12月議会に提出することなどが確認されました。
特別委員会では議員の責務や政治倫理の基準などを定めた伊那市政治倫理条例要綱案について意見が交わされました。
要綱案は議員の責務を明確にし議員の政治倫理を市民に示そうと定められるものです。
案では議員の責務として資質を高め市政に関わる機能を自覚するとしています。
一方、市民の責務についても定めていて、議員に対し政治倫理基準を逸脱する行為を求めてはならないとしています。
他には、会社経営など兼業の報告義務や公共工事、物品購入など特定の者に有利または不利となるような働きかけをしてはならないとしているほか政治倫理審査会に関する規定などが定められています。
黒河内浩委員長によりますと、条例を定めているところは、県内では長野市など少数で上伊那では初めてだということです。
また市議会議員の資産の公表は行わないとしています。
委員会では条例要綱案を5月の市報に掲載し市民からパブリックコメントを求め、市議会12月定例会で議員提出議案として提出することにしています。 -
伊那谷遺産に31件追加
伊那谷の先人が残した土木建築物や自然災害の歴史が残されたものが指定される伊那谷遺産に、新たに31件が追加されました。
31件のうち、伊那ケーブルテレビ放送エリア内に関係するのは7件です。
このうち、「濁流の子縲怦ノ那谷災害の記録」が本として初めて選定されました。
1961年、昭和36年に大雨により発生した三六災害をまのあたりにした小中学生などの作文を集めたもので、1964年に発行されたものです。
このほか、伊那市長谷の美和ダムや、高遠町から美篶にかかる虹橋、伊那市小沢の西天竜幹線水路流末の階段工、伊那市伊那の小黒発電所、箕輪町の伊那路橋、伊那市三峰川の森林鉄道跡が選ばれました。
選定対象地域は、上伊那地域と飯田下伊那地域の22市町村で、今回追加分を含め79件が選ばれています。
伊那谷遺産プロジェクトは防災教育や地域振興の観点から、治水や自然災害の歴史を後世に引き継いでいこうと国土交通省・天竜川上流河川事務所が進めているプロジェクトです。
今後選定数100を目標に、逐次遺産が追加されます。