-
確定申告受け付け始まる
平成24年分の所得税確定申告の受付が18日から始まりました。
伊那税務所の申告会場となっている伊那市のいなっせにも多くの人が訪れ手続きをしていました。
所得税の確定申告は自営業者や所得が2,000万円以上ある人などが対象となっています。
会場ではインターネットを使ったe-Taxによる申告も行われていて申告会場を訪れた人たちは、係員から教わりながら、パソコンに入力していました。
伊那税務署によりますと、毎年期間中はおよそ5,000人が手続きに訪れるということです。
確定申告は3月15日まで行われています。 -
JICA国際協力エッセイコンテストに上農加納さん入賞
国際協力機構JICAが主催する高校生エッセイコンテスト2012で、南箕輪村の上伊那農業高校2年の加納彩夏さんが駒ヶ根青年海外協力隊訓練所所長賞を受賞しました。
19日は駒ヶ根青年海外協力隊訓練所の仁田知樹所長らが上伊那農業高校を訪れ、賞状を手渡しました。
35人に贈られた国内機関長賞の一つ、駒ヶ根青年海外協力隊訓練所所長賞を受賞したのは2年生の加納彩夏さん。
加納さんは「笑顔は世界共通」をテーマに笑顔を通じて外国人と交流した体験を書きました。
このほか、2年生の湯澤充尋君が佳作を受賞したほか、上農高校は4年連続で60作品以上の応募がある学校に贈られる特別学校賞を8年連続で受賞しています。
コンテストにはおよそ2万8千もの応募がありました。 -
(有)フジサワ造花 図書「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」寄贈
伊那市西町に本社を置く(有)フジサワ造花は、亡くなった人への感謝の気持が綴られた図書を、伊那市内の学校に寄贈しました。
14日、フジサワ造花の藤澤健二社長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
贈られたのは、亡くなった人への手紙として思い出や感謝の気持を綴った「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」2巻と3巻、それぞれ28冊です。
全国の葬儀社などでつくる実行委員会が年に一度手紙を募集しています。
藤澤さんは、「亡くなった人への想いが凝縮されている本。子供のうちから悲しみがどういうものかを知り、人が悲しい時に同じ気持ちになってあげられることが大切だと思う」と話していました。
白鳥市長は「人が亡くなるということを、冷静に文字を通して伝えていきたい」と話していました。
本は、市内21の小中学校と、高校にも配布される予定です。 -
「ハードルを越える」為末 大さん講演
元プロの陸上競技選手、為末大さんの講演会が17日、伊那市で開かれました。
為末さんは、広島県生まれの34歳。
男子400メートルハードルの日本記録保持者で、世界選手権で2度銅メダルを獲得したほか、3度オリンピックに出場しています。
現役時代は、賞金で生活するプロとなり、去年現役を引退しました。
為末さんの講演は、伊那商工会議所青年部が開いたものです。
講演で為末さんは25年間の現役生活をもとに、どのように人生の苦難を乗り越えていけがよいかアドバイスしていました。
会場には、およそ160人が集まり為末さんの話に熱心に耳を傾けていました。 -
「五色百人一首」初めての南信大会
100枚の札を5色に色分けして小学生でも楽しめるように開発された教材「五色百人一首」の初めての南信大会が17日、伊那市西箕輪の仲仙寺で開かれました。
大会には、伊那市や箕輪町など上伊那の12の小学校から72人の児童が参加しました。
五色百人一首は、100枚の札が20枚ずつ5つの色に分けられています。色ごとに試合を行うので、100枚全ての歌を覚えなくても20枚覚えれば試合に参加できます。小学校低学年から利用できる教材として開発され、取り札は平仮名で書かれています。
大会を企画したのは、教育関係者でつくるNPO法人長野教師力向上NET・TOSSです。
これまで、長野市で県大会を開いてきましたが、南信の子供たちにも大会に出場する機会をつくろうと、初めての南信大会を開催しました。
子ども達は、色ごとに試合を行い、20枚の札を1対1で取り合っていました。
TOSSでは、五色百人一首の普及を図るため、3月29日に伊那市のいなっせで、教員むけの講座を開くということです。 -
洋らんの花を咲かせる会 らん展
箕輪町富田のガーデン和らぎでは、洋らんが満開になっていて、一足早い春を感じさせます。
らんの展示会は、中南信の愛好家でつくる洋らんの花を咲かせる会親睦会が開いたものです。
会場には会員が育てた230点が並び、中には会独自で交配して生み出した品種もあります。
展示会は、箕輪町のガーデン和らぎで明日まで開かれています。 -
国の改正受け保健計画見直し
南箕輪村は、国の健康に関する方針の改正を受けて、具体的な数値目標を掲げた村の保健計画を平成25年度中に策定します。
6日夜は、南箕輪村健康づくり推進協議会が村役場で開かれ、医師や歯科医師など、12人が唐木一直村長から委員に委嘱されました。
南箕輪村は、平成22年度に、村保健計画を策定し、平成26年度まで、その計画に基づいて施策が行われていますが、国の健康に関する方針の改正を受けて、今回、計画の見直しを行います。
国の改正は、生活習慣病の発症予防と重症化の予防の徹底を掲げるものです。
協議会では、委員に、がんや脳血管疾患、糖尿病などの国の現状値と目標値、南箕輪村の現状値などが示されました。
南箕輪村では、これらの数値を基に、村の目標値を定め保健計画に盛り込むことにしています。
保健計画は、平成25年度中に策定する事になっています。 -
伸和コントロールズ100万円寄付
神奈川県に本社を置き伊那市高遠町に主力工場を構える機械メーカー伸和コントロールズは8日、児童養護施設たかずやの里の整備費用に100万円を寄付しました。
伸和コントロールズの幸島宏邦社長ら3人が8日、伊那市役所を訪れ、白鳥孝広域連合長に目録を手渡しました。
幸島社長は「上伊那に1つしかない児童養護施設。地域と交流するための施設の整備に使ってほしい」と話しました。
他に「会社として施設利用者の受け皿になれるよう考えていきたい」と話しました。
白鳥孝連合長は「県の社会福祉施設等整備事業として2億2,500万円の補助を受けられる見通しになった」と話しました。
たかずやの里の整備に寄せられた寄付は、8日までに3千万円を超えています。 -
伊那養護学校職員と県教委が懇談
長野県教育委員会と伊那養護学校職員の懇談会が、14日に開かれ、伊那養護学校分教室の取り組みなどが報告されました。
この日は、櫻井久江県教育委員長など8人が伊那市の伊那養護学校を訪れ、職員と懇談しました。
伊那養護学校は、上伊那農業高校、駒ヶ根市の東中学校、中沢小学校に分教室がり、県内で唯一、小中高校の分教室を設置しています。
県は、養護学校の子供が地域で学べる「地域化」を進めていて、分教室設置もその一環です。
懇談会は、その取組について、現状を把握し、効果を検証しようと開かれました。
伊那養護学校からは、分教室の取組として、休み時間に教室を開放し子供どうしの交流の機会を作っていることなどが報告されたほか、一対一の教育を行えるよう、職員の数を増やしてほしいなどの要望が出ていました。
委員からは、「交流は地域の学校の教諭にどのような影響を与えているか」「継続するには何が必要か」などの質問が出ていました。
櫻井教育委員長は、「地域との交流の大切さを改めて知った。養護学校の地域化を進めるため、今後の教育行政に活かしていきたい」と話していました。 -
アルミ缶回収でたかずやを支援
伊那市の西箕輪中学校と小学校は、アルミ缶回収で集めた7千円を15日、たかずやの里に寄付しました。
この日は中学生3人と小学生2人が市役所を訪れ、上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長に寄付金を手渡しました。
西箕輪中と西箕輪小では、去年11月から12月末までの2か月間、アルミ缶回収を呼びかけました。
生徒や地域住民からおよそ140キロのアルミ缶が集まり、金額は7千円になりました。
この日はたかずやの里の子ども達も同席し「私たちのためにありがとうございます」とお礼の手紙を読みました。
たかずやの里の施設整備のために寄せられた寄付は昨日現在で545件、3,062万9,070円となっています。 -
寒さの中にも春の足音・・・
2月も半ばを過ぎ、雪深い中にも徐々に春の足音が近づいています。
天竜川水系では渓流釣りが解禁となり、待ちわびた釣り人達が川に釣り糸を垂らしていました。
小沢川には県内外から釣り客が訪れ、久しぶりの感触を楽しんでいました。
しかし、前日の雪の影響で川の水温が下がったためか、魚の動きが鈍り、釣果は今ひとつのようでした。
釣りをしていた南箕輪村の男性は「まったく釣れなかったが、待ちに待った解禁。」 -
南アルプスリレー講座
南アルプスの世界自然遺産登録に向け、関連する県内4つの市町村を巡回する南アルプスリレー講座が16日伊那市創造館で開かれました。
講座は、去年8月の大鹿村を皮切りに南アルプスがまたがる富士見町、飯田市の順に開催され、今回の伊那市が最後です。
景観をテーマに信州大学名誉教授の伊藤精晤さんが話しました。
伊藤さんは、長谷の杉島集落や秋葉街道などを例にあげ、「世界自然遺産登録のために森林などの自然のほかに山村の人々の生活も景観の一部であることを示していくことが必要だ」と話しました。
伊藤さんは、「これまで培った文化を保全しそれを無理なく営んで継続していくことが大切」とまとめました。
リレー講座は南アルプスへの知識を深め、世界自然遺産登録への意識を高めようと4市町村で作る南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会が開いたものです。
現在、日本で世界自然遺産に登録されているのは鹿児島県の屋久島や北海道の知床など4か所あります。 -
利用者・地域住民 利活用を検討
伊那市内のJR飯田線の駅や駅前の利活用について考えるワークショップが16日、伊那市創造館で開かれ、幅広い世代から様々な意見が出されました。
この日は、地元の高校生や駅前商店の店主、観光団体、交通事業者など、およそ30人が参加しました。
伊那市内の駅の特徴を生かし、まちづくりの拠点として利活用するにはどうしたらよいか、利用者や地域が一緒になって考えようと、今回初めて開かれました。
この日のワークショップは「これからの駅とまちはどうなったらいい?」をテーマに、7つのグループに分かれて行われました。
途中席替えをしながら、およそ1時間半にわたって意見を出し合いました。
この中で、特に駅を利用する高校生の立場からは次のような意見が聞かれました。
ある男子高校生は「高校生にとって魅力ある商店街ができれば駅周辺の利活用進むと思う」ある女子高校生は「電車を見ながら安心して休める公園を駅の近くに作れば母親と子ども達が利用すると思う」と意見を述べていました。
最後にグループごとに「場所をつなぐ駅から人をつなぐ駅へ」「若者が立ち寄る店が近くにある駅前」など、まとめを発表しました。
参加した女子高生は「幅広い年代や職種の人達のいろいろな意見を聞くことができて、自分の意見も聞いてもらうことができてとても楽しかった」と話していました。
また駅前近くに店を構える商店主は「商店街の人達だけで考えるものとは全く違う意見を聞くことができた。考えるのは利用者、実行するのが私たち、というスタンスをとっていくことができれば良いかもしれない」と話していました。
白鳥孝伊那市長は「参加した人達がそれぞれの立場で意見を出し合って、長い時間をかけて何か新しいアイデアが生まれることに期待したい」と話していました。
主催した伊那市では、今後もワークショップを開く予定で、この日参加した人以外にも参加を呼びかけています。
次回は3月3日に伊那市創造館で開かれる予定です。 -
御園友愛会環境美化に貢献
伊那市御園で、地域の環境美化に取り組んでいる住民有志グループ「御園友愛会」は、長年の活動が評価され、伊那市連合衛生自治会から表彰されました。
5日、市役所で平成25年度の定期総会が開かれ、その中で表彰が行われました。
御園友愛会は、アクセス道路の開通に伴い、ゴミの不法投棄などを防ごうと、花壇の整備や清掃活動を40年近く行ってきました。
現在会員は、70代を中心に、100人程で活動しているという事です。
賞状を受け取った、小松宏副会長は、「今回の表彰を励みに、御園の御の字が美しいとなるよう、一所懸命、磨きをかけていきたい」と挨拶しました。 -
小学生女子ソフトボール教室
女子児童を対象にしたソフトボール教室が9日伊那市の県営野球場東側にある屋内運動場で開かれました。
9日は20人ほどが参加しました。
ソフトボール教室は、ソフトボールに親しんでもらおうと市内のチームアルプスい縲怩ネちゃんソフトボールクラブと伊那市体育協会ソフトボール部が開いているもので、今年で7年目です。
9日は低学年と高学年に別れ練習をしました。
低学年の児童は、柔らかいボールとバットを使い、ソフトボールを安全に楽しめるゲームをしました。
初めて参加した児童は、大人に打ち方を教えてもらいながらゲームをしていました。
ソフトボール教室は、3月31日までにあと7回開かれる予定で、関係者は「興味のある人は参加してほしい」と呼びかけていました。 -
県工科短大設置場所 県会の方向性見守る
伊那市議会の伊藤泰雄議長は15日、上伊那地域へ設置が検討されている県工科短大について、市議会として具体的な場所についての要望はせず2月県議会で方向性が出されるのを待つとの考えを示しました。
県工科短大の設置については県の「工科短大機能あり方検討会」で「上伊那地域での設置を中心に県で検討を進める」との報告書がまとめられています。
これを受け上伊那PTA連合会南部支会などは駒ヶ根工業高校との連携を考え駒ヶ根市へ設置するよう県へ要望書を出しています。
これについて伊那市議会の対応として伊藤議長は2月県議会で方向性が出されるのを待つとの考えを示しました。
県工科短大の設置場所についてあり方検討会からは、南箕輪村の伊那技術専門校の校舎活用などの案が出されています。 -
伊那市議会 本会議の映像をネット配信
伊那市議会は、動画共有サービス「YouTube」を利用した議会本会議の録画放送を、15日から始めました。
動画は市の公式ホームページから見ることができます。
伊那市議会では、市民が参画しやすい開かれた議会運営を目指していて、今回の動画配信もその一環で行われるものです。
配信される動画は、前回開催された12月定例会からで、市長あいさつ、提案説明、一般質問、委員長報告と目的別で見ることができます。
今後開かれる議会は、5年間保存され見ることができるということです。
動画配信は、15日の午後5時から始まりました。
なお、インターネット回線を使った動画配信は、上伊那8市町村では箕輪町で行っています。 -
朝から雪 11センチの積雪
本州の南海上を通過する全線を伴った低気圧の影響で15日の伊那地域は朝から雪となりました。
朝から降り始めた雪は午後になっても止まず、市街地では住民総出で雪かきに追われていました。
伊那市荒井の上伊那地方事務所では、降り始めから午後4時までに11センチの積雪を観測しました。
この雪で車のスリップ事故もおきています。
伊那市荒井の国道361号では、大型トラックがスリップし道を塞いだため、午後2時からおよそ2時間通行止めとなりました。
伊那警察署によりますと、午後4時現在物損事故がおよそ50件起きているということです。
中央道は午後4時現在、伊北ICから東京方面の県内の区間が上下線とも通行止めとなっています。
高速バスは午後4時現在駒ヶ根竏註V宿間で上下線12本が運休となっています。
JR飯田線は、朝から通常運行しています。
農業施設への被害や、停電などの被害はおきていません。
長野地方気象台によりますと、16日以降天気は回復するということですが、夜は冷え込むため路面の凍結に注意を呼び掛けています。 -
一水十日会の作品展
伊那谷の一水会出品者でつくる一水十日会の作品展が15日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、会員11人の作品43点が展示されています。
冬の景色を中心に信州の四季折々の風景画が並んでいます。
一水十日会の代表を務める竹内徹さんは「雪景色の中にも暖かみを感じる。信州の風景の良さを見てもらいたい」と多くの来場を呼び掛けています。
一水十日会の展示は27日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
相次ぐ交通死亡事故
ここ5日間で2件の交通死亡事故が起きた箕輪町は、15日交通死亡事故多発非常事態宣言を発令し、26日まで緊急対策を実施します。
箕輪町では、9日に買い物客が車にはねられる死亡事故が、13日には、ガードレールに衝突し運転手が死亡する事故が相次いで発生しました。
箕輪町は、事態を重く受け止め、今日非常事態宣言を発令したものです。
26日まで行う緊急対策は、大型店や交通の要所などでの啓発活動や事故現場の現地診断などを予定しています。
15日は、非常事態宣言をうけ伊那警察署で安全協会との連携した緊急対策についての検討会が開かれました。
伊那署は、「対策としては、取り締まり・広報・啓発以外ない。昼夜問わずドライバーに緊張感を与える必要がある」として、26日まで箕輪町で取り締まりを強化する考えを示しました。
一方、伊那交通安全協会は、「箕輪だけでなく広域的に取り組まなければならない」として、期間中の街頭啓発活動や高齢者に向けた広報活動を重点的に取り組むことを確認しました。
県内の交通事故死者は、今年に入って6人で、そのうち2人が箕輪町での死者となっています。 -
小林さん 東ティモールに
伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームの小林史麿会長は、高遠出身の前の東ティモール大使北原巌男さんの縁で2日から11日まで東ティモールを訪問し、農村の視察などを行いました。
東ティモールは、ほぼ赤道直下の東南アジアの国で、2002年にインドネシアの占領から開放され独立しました。
21世紀最初の独立国です。
国民の過半数が1日2ドル未満で暮らす貧困層で開発途上国に分類されます。
小林さんは、貧しい農村の現状を視察し、改善点を見出そうと、東ティモールからNPOを通じて招かれました。
エルメラ県に点在する3か所の農村を視察。
農村での主力産業となっているコーヒー豆の焙煎現場を見たり現地の人たちと交流しました。
7日には、商業産業環境省でアベル副大臣と会談しました。
小林さんは、魚を魚粉化し家畜や野菜の肥料として利用するための会社設立や効率的な日本製農機具の活用を提案しました。
小林さんは、今後東ティモールのコーヒー豆のグリーンファームでの販売や日本の農機具の提供などで協力していきたいと話しています。 -
ふるさとCM大賞知事賞受賞報告
長野朝日放送が主催するCMコンテスト「ふるさとCM大賞NAGANO」で2位となる知事賞を受賞した西箕輪中学校の生徒が5日伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に受賞報告をしました。
5日は総合学習でCM制作コースを選んだ3年生12人と顧問の教諭が市役所を訪れました。
コンテストは、市町村が地元の魅力をPRするもので、県内から91作品の応募がありました。
西箕輪中が制作したCMは、伊那谷の名物、馬刺しをテーマしています。
バスケットボールの場面では76回目のシュートでゴールに入ったということです。
CMは、今年長野朝日放送で50回放送されることになっています。 -
【カメラリポート】市川團十郎さん逝去の知らせに
肺炎のため今月3日に66歳で亡くなった歌舞伎俳優の十二代目市川團十郎さん。
ゆかりのあった、伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、團十郎さんの死を悼んでいます。
8日夜、中尾座では、11日の農村歌舞伎祭に向け稽古が行われていました。
突然の訃報に、保存会のメンバーは、悲しみにつつまれています。
中尾歌舞伎保存会師匠の西村清典さんは話します。「我々としても本当に気の抜けたような気がします。入院なさったという話は聞いていて、心配はしておりましたけれど、まさか亡くなられるとは思いませんでした。ずいぶんと中尾歌舞伎でもお世話になりました。指導も受けましたし、ここに来てこけら落としに踊りを踊ってくれましたので。我々一同、本当に悲しく思っているわけです。」 -
南原保育園 雛人形の飾りつけ
南箕輪村の南原保育園の園児は、14日、雛人形の飾りつけをしました。
全園児がリズム室に集まり、1年間大切に保管していた雛人形が箱から取り出されました。
南原保育園では、毎年、2月の大安の日に飾りつけを行っています。
今年は地域の住民から、使わなくなった雛人形を譲り受け初めてお披露目されました。
ひとりひとり人形を受け取ると、雛壇まで運び、丁寧に並べていきました。
飾りつけが終わると、全員で歌を歌いました。
松崎由紀子園長は、「女の子は、かわいく美しく、夢を持って成長してほしい」と話していました。
南原保育園では、3月1日に雛祭り会を開く予定です。 -
完全地産「サクラコマ」組み立て開始
伊那市の製造業者など7事業所がタッグを組んでご当地みやげ品として開発した、まわすと花びらが開くコマ、「サクラコマ」。
このコマの初の組み立て作業が、14日、伊那市の障害者社会就労センター、輪っこはうす、コスモスの家で行われました。
午前10時半頃、出来上がった部品を持って、サクラコマを設計した有限会社スワニーの橋爪 良博社長らが、伊那市社会福祉協議会が運営する輪っこはうす・コスモスの家を訪れました。
サクラコマの組み立ては、障害者が作業をしやすいようにと工程などを工夫してきました。
初の作業となる14日は、行程を覚えるためと、作業がしやすいかどうかの確認も兼ねて、通所者のほか、社協の職員なども作業に加わりました。
1作目のコマが完成すると、拍手が沸きました。
サクラコマは、コマをまわすと遠心力で花びらが開き、回転がとまると再び閉じるユニークなコマです。
スワニーの橋爪社長は、地元製造業で設計し、部品も全て作り、組み立ても行う、完全地産に取り組もうと、去年から、スワニー、伊那市社会福祉協議会を含む7つの事業所でこのサクラコマプロジェクトを進めてきました。
1年間の取り組みの成果を橋爪社長は喜んでいました。
サクラコマは、7日からインターネット上で先行予約を受け付けていて、既に50個ほどの予約が入っているということです。
出荷の開始は18日を予定していて、高遠さくらホテルなどで、1200円程度で販売する予定です。
4月の高遠城址公園の桜の見頃には、城址公園でも販売する予定で、障害者の工賃アップにも期待がかかります。
スワニーでは、サクラコマの販売に協力してくれる店舗などを募集しています。(有)スワニー 電話73-6033(代表) -
経営者らが地域再生学ぶ
箕輪地区しんきん経営者の会の講演会が8日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれました。
講演会は、アルプス中央信用金庫箕輪支店といほく支店の取引先の企業や商店主らを対象に毎年開かれているもので、会場にはおよそ100人が集まりました。
この日は、佐久市岩村田本町商店街振興組合の阿部眞一理事長が講演しました。
岩村田本町商店街は、大型店の近隣への出店で、一時はシャッター通りになりました。
しかし、商店主らが空き店舗を活用した取り組みなどで、活気ある商店街に立て直したといいます。
阿部さんは「商店主が講師を務める料理教室を開くなど、商店街に足を運んでもらえるシステムづくりをした」と話していました。
また、空き店舗内を6つのスペースに分け、賃貸料を1万5千円ほどに分割して貸出したところ、44人の若者から応募があったと話し「若手の育成は商店街の活性化につながる。若手が活躍できる環境づくりも重要なこと」と説明しました。
阿部さんは「描けない夢は実現しない。まずはどんな店にしたいのか、どんな商店街にしたいのかを考えてみることが大切」と話していました。 -
伊那西スケート場入場者数 一日の平均、過去10年間で最多の80人
2月10日で今シーズの営業を終了した伊那西スケート場の入場者数は1,272人で、一日の平均入場者数は過去10年間では最多の80人となりました。
伊那市教育委員会は、13日、今シーズの伊那西スケート場の入場者数を発表しました。
営業日数は、去年12月25日から今年2月10日までの、過去5年間で最も少ない16日間、入場者数も過去5年間で最も少ない1,272人でした。
今シーズは、営業期間中に2度の大雪があり営業日数は16日間のみでしたが、一日の平均入場者数は、過去10年間で最も多い80人となっています。
主なイベントの参加者数はいずれも昨シーズンを上回っていて、ちびっこスケート教室が80人、市民体育祭が120人、プチカーリングを行う氷上運動会が130人となっています。 -
伊那華のみそ娘
上伊那産の大豆と米麹でつくるJA上伊那の特産みそ「伊那華のみそ娘」の寒仕込みが本格化しています。
みその味を左右するという麹づくり。
上伊那産のコシヒカリを使っています。
この麹に上伊那産の大豆と塩をまぜ1年間寝かせます。
みそを仕込んでいるのは、地域の農家の主婦でつくる伊那華のみそ娘加工組合。
平成12年に地産地消による安全な食品の提供を目指し結成され、今年で13回目の仕込みです。
地元農産物と塩だけを使用したみそ作りを進めていて、昔ながらの田舎の味に近づけるよう努力を重ねています。
雑菌が入らないようにと寒仕込みです。
今年は、2月7日から準備を進め、10日から本格的に作業が始まりました。
毎日5人で作業にあたります。
みそは、たるに詰め、1年間熟成させます。
人口の減少や味噌汁離れが進んだためか、年々生産量は減少気味で今年は、12トンを仕込みます。
組合長の小林都志子さんは、「多くの人に味噌汁を飲んでもらい、地元産味噌の良さを知ってもらいたい」と話しています。
仕込みは、3月20日頃まで行なわれます。 -
県技術委員会 新ごみ施設アセス準備書意見まとめる
上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設の建設に係る、環境アセスメント準備書の県の技術委員会による審議が行われ、既存の井戸への影響が的確に把握できる場所に、モニタリング用の井戸を設置する事などを求める意見が出されました。
県の技術委員会では、上伊那広域連合が進める、ごみ中間処理施設建設に伴う大気や水質、騒音など環境アセスメントの結果に基づき、予測と評価について記した準備書の審議を去年12月から行ってきました。
13日は、最終となる3回目の審議が長野県庁で開かれ、審議の結果「既存の井戸への影響を把握する為にモニタリング用の井戸を設置する事」、「現在の環境と比較評価を実施する事」、「建物の設計にあたっては、計画地周辺の景観に配慮する事」、「絶滅危惧種の蝶、ミヤマシジミの保全対策を検討する事」の4つの意見が出されました。
広域連合では、候補地となっている伊那市富県の天伯水源付近で、2011年6月から1年かけて環境アセスを実施しました。
その結果、大気や騒音、振動について国の基準値を下回り、環境への影響はほとんどないとし、施設の建設と稼動が周辺に及ぼす影響は、適切な保全措置を講ずることで最小化できるとしています。
県では、13日の技術委員会の意見を基に、知事意見としてまとめ3月中旬頃に広域連合に示す予定です。 -
シカ肉の調理方法学ぶ
調理師免許を持っている人達を対象に、シカ肉の調理方法を学ぶ講習会が、13日、宮田村民会館で開かれました。
長野県では、去年、野生のシカやイノシシの肉を活用し、総合的なジビエ振興を図っていこうと、県や猟友会、調理師会などで組織する信州ジビエ研究会を設立しました。
講習会は、長野県調理師会上伊那支部が、ジビエ料理の技術普及を目的に初めて開催し、飲食店の関係者など10人程が参加しました。
講師を務めたのは、上伊那の飲食店で鹿肉料理などを提供している石澤幸男さんと、稲垣孝俊さんの2人です。
この日は、モモやスネ肉を使い、洋風に仕上げた料理や、ミンチした肉を使った餃子など5品を作りました。
石澤さんは、「購入する時は、脂身の少ない肉の方が匂いがしない」などとアドバイスしていました。
2時間ほどで、料理が完成すると、参加者全員で試食しました。
長野県によりますと、昨年度、上伊那で捕獲されたニホンジカはおよそ7千4百頭で、このうち、食用として処理されたのは、7%だという事です。