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消防署などがホテル・旅館緊急検査
13日に発生し、7人の死者を出した広島県福山市のホテル火災を受け、消防署や県が、緊急立ち入り検査を行いました。
伊那消防組合では、毎年、6月ごろ、立ち入り検査を行っていますが、広島のホテル火災を受けて、急遽前倒しして立ち入り検査を行いました。
羽広荘では、伊那消防署の署員が、夜間体制や訓練状況などを確認したほか、館内を回って、消防設備などをチェックして回りました。
広島県福山市で起きたホテル火災では、7人が死亡、3人が怪我を負っています。
伊那消防組合では、類似した火災の発生を防止するため、おとといから検査を始めました。
伊那消防署で12か所、高遠消防署が8か所、辰野消防署が5か所、箕輪消防署が8か所の、合わせて33箇所を検査しました。
羽広荘では、防火戸がきちんと開閉するか、カーテンは燃え広がらない素材を使っているかなど、一つ一つ確認していました。
なお、長野県も、17日から宿泊施設の査察を始めていて、結果を6月末までに公表するとしています。 -
伊那プレミアム商品券7月1日発売
伊那商工会議所と伊那市商工会、JA上伊那は、10%のプレミアムがついた総額2億円のプレミアム商品券を、7月1日に発売します。
今回、発売されるのは、1000円券11枚つづりが1万円のプレミアム商品券です。
プレミアム率は10%で、一人の購入限度額は10万円です。
伊那商工会議所と、伊那市商工会、JA上伊那が発行するもので、平成21年の5月と12月に発行されて以来となり、今回で3度目です。
17日は、伊那商工会議所の向山公人会頭・伊那市商工会の森本光洋会長・JA上伊那の春日州一専務理事が、商品券発売に関する記者会見を開きました。
プレミアム商品券の総額は2億円で、商工会議所の会員事業所やAコープなど、市内の参加店舗で活用できます。
プレミアム分の2千万円は、伊那市からの補助金1380万円を当てるほか、商工会議所や参加店舗が負担します。
なお、今回の事業費の中から、50万円を、伊那市富県の児童養護施設たかずやの里に寄付するとしています。
プレミアム商品券の発売は、7月1日、午前9時からで、売切れ次第終了となります。
販売場所は、伊那商工会館や伊那市商工会本所、JA上伊那本所など6か所となっています。 -
一夜の城遺跡から縄文土器
武田信玄の5男、仁科五郎盛信が守る高遠城を攻めるため、織田信長の長男・信忠が陣を構えたとされる、伊那市富県貝沼の一夜の城。現在、発掘調査で出た出土品を洗う作業が行われています。
16日は、伊那市の創造館で、出土品を洗う作業が行われていました。
中心になって調査を進めている伊那市創造館学芸員の濱 慎一さんらが、出土品を洗ったり、分類していました。
一夜の城は、戦国時代に織田信忠が一夜にして築いた遺跡と、地元で言い伝えられていますが、市道の拡幅工事のため、一部を取り壊す計画があります。
伊那市教育委員会では、詳細な調査を行うため、今年1月末から3月末にかけて、発掘調査を行いました。
発掘調査で出てきたのがこれらの出土品です。
戦国時代の天目茶碗などに合わせて、平安時代の陶器、そして縄文時代の矢じりや土器も出土しました。
これらが出土したことにより、一夜の城一帯には、縄文時代から人が住み続けていたことがうかがえます。
濱さんは、発掘調査のまとめを、今年度中には、伊那市教育委員会に報告したいとしています。
また、今回の出土品の展示会についても検討しているということです。 -
長野県シニア大学入学式
平成24年度の長野県シニア大学伊那学部の入学式が17日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
今年度は109人が入学しました。
入学生を代表して、伊那市の飯島尚美さんは、「この年になって夢と希望を持つことができるのは尊い機会。学部生一同皆勤をめざして学びに励みたい」とあいさつをしました。
長野県シニア大学は、高齢者の生きがいづくりや社会参加をすすめようと昭和53年に老人大学の名称で開設されました。
伊那学部では、これまでに3949人が卒業しています。
修業期間は2年間で、今年度はボランティアに関する講議や短歌や絵手紙の技能演習など16回の講座が開かれることになっています。 -
介護センター花岡 箕輪町に車いす寄贈
福祉用品のレンタル、販売をしている介護センター花岡は創立10周年を記念し、車いす4台を15日箕輪町に寄贈しました。
下諏訪町に本社をおく介護センター花岡は平成13年に花岡家具センターから分社独立し、今年で10周年になります。
10周年を記念し、販売エリアとなっている長野県と山梨県の44市町村に合わせて127台の寄贈を計画し、そのうち箕輪町に4台を贈りました。
車いすはアルミ製で軽く、100キロの耐荷重で丈夫に使えるものだということです。
寄贈された車いすは町内の公共施設で使われることになっています。 -
箕輪西小学校5年生 田植え体験
箕輪西小学校の5年生は、16日、学校近くの田んぼで田植えをしました。
5年生23人は、今年、総合的な活動の時間を使って米づくりについて学んでいます。
今日は、学校近くの0.5aの田んぼで田植えをしました。
児童らは、2、3本束にしたもち米の苗を12センチ間隔で、手で植えていきました。
今後は、地元のお年寄りの指導を受けながら草とりなどをし、9月下旬に収穫を行います。
できた米は、もちつきをして味わい、ワラはしめ縄の材料にするという事です。 -
南箕輪村商工会 新会長に堀正秋さん
任期満了に伴う南箕輪村商工会の役員改選が、16日行われ、新しい会長に、久保の(株)堀建設社長、堀正秋さんが選任されました。
この日開かれた南箕輪村商工会の通常総会で役員改選が行われました。
新しい会長に久保の(株)堀建設社長、堀正秋さんが選ばれました。
新任の挨拶で堀さんは「経済が低迷する中、村や関係者の指導を頂きながら、商工会と地域の発展のために努力していきたい」と話していました。
任期は、3年間で平成27年度の通常総会までとなっています。 -
伊那市土地開発公社ありかた検討委員会設置へ
伊那市は、土地開発公社のあり方について検討する委員会を今月中に設置する事を16日市役所で開かれた議会全員協議会で報告しました。
市の説明によりますと委員会は、民間の有識者数名により構成されるということです。
委員会は、今月から8月までの4回を予定していて、土地開発公社の存続または解散も含めた今後のありかたの検討や解散する場合の工程などについて議論していくことにしています。
土地開発公社が解散した場合は、現在、土地開発公社が保有している土地は伊那市のものとなります。
しかし、土地の価値は時価よりもおよそ5億円目減りしているということです。
議員からは、「土地開発公社が保有地の状況など随時公開するべき」、「解散した場合その後の用地取得はどのような手順で行われるのか」等、意見が出されていました。 -
上伊那鳥獣被害対策協議会 総会
野生鳥獣による農作物などへの被害防止について広域的に取り組む、上伊那鳥獣被害対策協議会の総会が16日に市役所で開かれました。
総会には、上伊那8市町村やJA上伊那など関係者およそ30人が出席しました。
今年度の事業費は、前の年度と比べ半分のおよそ1千90万円となっています。
主な事業は、個体数調整に効果があるとして、くくり罠の購入312万円、一斉捕獲の実施に200万円となっています。
一方、前年度実施した、大規模緩衝帯の整備や、誘導捕獲柵わなの設置などは、見送られています。
協議会では、時代の流れで予算に限りはあるが、上伊那が共に連携し継続的に野生鳥獣対策を行っていきたいとしています。 -
たかずやの里移転候補地「東春近」
上伊那唯一の児童養護施設たかずやの里の移転改築場所の候補地として、東春近地区の上段に絞り込まれた事が、15日富県ふるさと館で開かれた富県社会福祉協議会の総会の中で報告されました。
総会には、富県地区の各区長などおよそ60人が出席しました。
たかずやの里を運営する、たかずや福祉会の埋橋良和理事長は、「候補地として富県に近い東春近の上段の地域に絞りこまれた」と報告し、「今まで、富県の宝として、地元の人たちに守ってきて頂いたが、移転する可能性が出てきた。申しわけないが了承いただきたい」と理解を求めました。
たかずやの里の改築については、支援を決めている上伊那広域連合の整備検討委員会の中で協議が進められています。
14日の検討委員会では、移転先の候補地として、富県地区の3か所、東春近の1か所、あわせて4か所が提示されました。
富県地区の3か所については、用地面積が狭い事や、取得が困難などの理由から候補地から外され、東春近が移転先として絞り込まれました。
上伊那広域連合によりますと、たかずやの里の改築については、県の補助が受けられるよう、来年度の予算編成に間に合うよう8月までに、建設地や基本設計などを盛り込んだ整備計画まとめたいとしています。
また、14日には、上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長が長野市の県庁を訪れ、県に対し財政支援の要望をおこないました。 -
リニア 延伸工事現場をマスコミに公開
JR東海は、山梨リニア実験線の延伸工事が行なわれている現場を14日、報道機関に公開しました。
JR東海は、現在およそ18キロの山梨リニア実験線を42キロに延ばす工事を行なっています。
14日は、東京よりのこの場所、山梨県上野原市の工事現場を公開しました。
この場所は、平成22年の12月にも公開されていました。
リニアの路線では、トンネル以外の場所を「明かり区間」と呼びます。
大半の明かり区間は、フードで覆われます。
フードは、コンクリート製で厚さは20センチ。
雪や風除け、騒音の低減、セキュリティーを考慮して設置されるものです。
この日は、トンネルの内部も公開されました。
実験線の延伸工事部分には、トンネルが10箇所ありますが、そのすべてが今年3月までに貫通しています。
トンネル内部の高さは8メートル、幅は12.6メートルで今年の夏には土木工事を終え、電気工事に移行し、ガイドウェイと呼ばれる電磁石の設置が行なわれる予定です。
延伸工事は、来年完了する計画で、走行試験も再開される予定です。 -
上戸廃棄物問題 地権者と和解
伊那市西箕輪上戸地籍の市が埋め立てた廃棄物をめぐる問題で、市は、地権者の一人と和解することが16日わかりました。
この問題での和解成立は、今回が初めの事です。
16日は、伊那市議会臨時会が市役所で開かれ市が地権者の一人の男性と損害賠償としておよそ200万円を支払い和解する事についての議案が、全会一致で可決されました。
この問題は、去年の3月、伊那市西箕輪の上戸で住宅地などの土の中から一般廃棄物が見つかり、その後の調べで市が昭和45年頃に埋め立てたものであることがわかりました。
市の調べによると廃棄物は、およそ1,000平方メートルに、800トン余りが埋まっているということです。
市では、これらの廃棄物を取り除くことを基本方針に、地権者や関係者17人と協議を進めていて、このうち、7人と金銭補償を含め、折衝を行っているということです。
伊那市では、できるだけ早い段階で、すべての地権者や関係者と和解を成立させたいとしています。 -
伊那防犯協会連合会定期総会で防犯功労者表彰
伊那防犯協会連合会定期総会が16日伊那市役所で開かれ、防犯功労者7人が表彰されました。
16日は防犯功労者7人のうち、出席した5人に表彰状が手渡されました。
表彰されたのは、箕輪中部小学校安全みまもり隊で箕輪防犯協会の吉崎進さん、
美篶地区防犯協会の北原利治さん、西春近北小学校こども見守り隊隊員で西春近地区防犯協会の櫻井道丸さん、防犯ボランティア団体「伊那エンジェルス隊」倉田幸子さん、白鳥はる子さんです。
そのほかに富県地区の子供見守り隊隊員で富県地区防犯協会の北條増造さん、伊那エンジェルズ隊の唐沢秀行さんが受賞しています。
伊那警察署によると、今年4月までの犯罪件数は211件で、昨年より22件増えているということです。
受賞者を代表して吉崎進さんは、「一層心を引き締めて防犯活動にあたっていきたい」と話していました。 -
就職戦線 依然として厳しく
来春大学や短大などを卒業する学生を対象にしたふるさと就職面接会が、11日伊那市のいなっせで開かれました。
参加した企業の求人数は、全体で50人減となっていて、相変わらず厳しい就職戦線となっています。
11日参加した事業所の数は、43社、求人件数は、102件でほぼ去年並みの状況ですが、求人数は、187人と、去年に比べ51人少なくなっています。
卸・小売業で大幅な減となりました。
主力の製造業は、参加企業数、求人数とも去年とほぼ変わらず、円高などにより依然として厳しい状況がうかがえます。
職種別では、技術職・専門職は、去年並みの43件、73人ですが、事務・営業・販売は、去年の133人から73人とほぼ半減していて、文系学生にとっては、特に厳しい状況です。
第2回目のふるさと就職面接会は、8月24日に開かれる予定です。 -
やまびこソフト開幕
40歳以上のソフトボールリーグ「やまびこソフトボールリーグ」が14日、開幕しました。
14日は、伊那市の富士塚スポーツ公園で開幕式が行われました。
初めに、前年度の優勝チームなどからトロフィーの返還がありました。
やまびこソフトボール連盟の伊藤易明会長は「ソフトボールをみんなで楽しみながらケガのないよう頑張っていただきたい」と挨拶しました。
選手を代表してみすずクラブのキャプテン三沢正一さんが選手宣誓をしました。
今年は7チームが参加し、総当たりで試合を行います。 -
箕輪町セーフコミュニティ認証記念看板除幕式
箕輪ロータリークラブが寄贈した、箕輪町のWHOセーフコミュニティ認証を記念する看板の除幕式が15日行われました。
セーフコミュニティ認証の記念看板は、箕輪町役場の正面玄関前に設置されました。
看板には「安全・安心なまちづくり セーフコミュニティ認証の町」という文字か書かれています。
看板の上部にはWHOのセーフコミュニティのロゴマーク、箕輪町のセーフコミュニティシンボルマーク、箕輪町章が入っています。
高さ3.2メートル、幅45センチで、金属とウレタンでできています。
箕輪ロータリークラブの山口昇会長は「認証から5年後には調査があり、これからが大切な時期。町民一丸となって立派なまちづくりをしていきたい」と話しました。 -
運動あそび 未満児に力を入れる
南箕輪村が平成18年度から導入している運動あそびの活動報告会が14日、村役場で開かれ、今年度は未満児に力を入れていくことなどを確認しました。
南箕輪村では平成18年度から松本短期大学の柳沢秋孝教授が考案した運動あそびを導入していて今年で7年目です。
現在、1人の運動保育士が村内の5つの保育園で運動あそびの指導を行っています。
今年度は、未満児に力を入れていくとしています。
柳沢教授は、未満児から運動あそびをすることで動ける体の基礎をつくれると話していました。
他に、万歩計をつかって年長の日常生活の活動量を調査する計画です。
出席した保育士からは「子供たちは運動あそびを楽しみにしている」「担任の保育士達も工夫して運動あそびを取り入れている」などと報告がありました。 -
金環日食の安全な観察方法を学ぶ
21日の金環日食を前に、伊那市の西箕輪小学校で15日、児童たちが安全な観察方法などについて学びました。
西箕輪小学校では、野口輝雄教諭が子供たちに金環日食についての授業を行っています。
金環日食は、太陽が月に隠れてリング状に見えるもので、1987年9月に沖縄本島で観察された以来25年ぶりです。
野口教諭は、日光には有害な紫外線などが含まれているため直接見ないよう子供たちに呼びかけていました。
野口教諭は、安全に観察や写真撮影をしてもらおうとガイド冊子を作成しました。
冊子では、野口教諭が考案した空き箱を使った観察方法も紹介されています。
野口教諭によると伊那市では21日の午前7時31分頃からおよそ3分間、金環日食が観察できるということです。 -
クラシックカーでツーリング
外国のクラシックカーの愛好家が伊那市西春近に集まり、12日ツーリングをしました。
12日はイギリスのクラシックカー「ロータスエラン」45台など、あわせて100台ほどが集まり、ツーリングをしました。
全国持ち回りのロータスエランのツーリングが今回伊那で開催されることになり、南信の愛好者でつくる伊那ミーティングが運営に当たりました。
東京や大阪からなど全国から集まった参加者は西春近から岐阜県境の安房峠までの往復200キロほどをツーリングしました。
伊那ミーティングを運営する土生田勝正さんは「ロータスエランは小回りがきいて自分の思い通りに動かせるのが魅力。全国から来た人たちに新緑の信州でのドライブを楽しんでもらいたい」と話していました。 -
ミノワクラブ準優勝
40歳以上のチームでつくる全日本壮年ソフトボールの長野県大会が12日と13日に伊那市の富士塚スポーツ公園で行われました。
大会の結果、箕輪町のミノワクラブが準優勝を果たしました。
大会には、県内から32チームが出場し全国大会の切符をかけて熱戦を繰り広げました。
大会はトーナメント戦で行われ、決勝戦は白のユニホームミノワクラブと安曇野市のLe‘s黒岩の対戦となりました。
試合は、序盤に黒岩が先制するとその後もタイムリーなどで点を追加します。
ミノワクラブもチャンスはつくるものの後一本が出ず、8対0で敗れました。
準優勝のミノワクラブは6月2日から富山県で開かれる北信越大会に出場することになっています。 -
西箕輪中学校 職場体験学習を前に事前講演会
伊那市の西箕輪中学校は、今月下旬の職場体験学習を前に事前講演会を11日、開きました。
事前講演会は、体験学習に臨むにあたり職場で大切なことや心構えなどを学んでもらおうと初めて開かれたものです。
会場には、2、3年生およそ120人が集まりました。
11日は、KOA株式会社顧問の浦野正敏さんと菓匠Shimizu社長の清水紀光さんが講師を務めました。
このうち浦野さんは「職場で気持ちのいい挨拶ができるかどうかが重要。自己紹介では、名前の他に得意なことなどアピールをするとよい」と話しました。
他に「コミュニケーションをとることがチームワークの向上に繋がり、いい仕事ができる。積極的に話しかけてみて下さい」と話しました。
西箕輪中学校の職場体験学習は22日から3日間実施されます。 -
彫刻家中村喜平についての展示会 18日から伊那市創造館で開催
伊那市を代表する彫刻家中村喜平についての展示会が、18日から伊那市創造館で開かれます。
創造館では、展示会「伊那谷の生んだ彫刻家中村喜平展」を18日から開きます。
中村喜平は、大正2年伊那市坂下で生まれました。
伊那尋常高等小学校を卒業し、大工の見習いとなった中村喜平は、彫刻の魅力にひかれ、18歳の時から作品を作るようになりました。
伊那市を中心に、上伊那地域の小中学校や文化施設などに中村喜平の作品が飾られています。
伊那市駅前の作品「希望」も、そのうちの1つです。
上伊那教育会は、今年3月に中村喜平についての本を出版しています。
中心となって執筆に携わった高遠中学校の飯島隆志教諭は「郷土を誇る彫刻家をより多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
展示会では、ブロンズ像などおよそ30点が展示される他、中村喜平のアトリエが再現されるということです。
「伊那谷の生んだ彫刻家中村喜平展」は、18日金曜日から伊那市創造館で開かれます。 -
新宿区の小学生 間伐体験
伊那市と友好都市提携を結んでいる東京都新宿区の小学生は14日、ますみヶ丘平地林にある新宿の森で間伐体験を行いました。
間伐を体験したのは、新宿区の落合第六小学校の6年生28人です。
新宿の森は、伊那市と新宿区との間で締結されている協定に基づき設けられているおよそ1,200平方メートルです。
落合第六小学校は、身近にない自然環境の中で様々な体験をする移動教室を毎年伊那市で行っています。
14日は、伊那谷森と人を結ぶ協議会のメンバーから間伐の方法を教わり、実際にノコギリを使って木を切りました。
直径10センチ、高さ10メートルの木が倒れると児童らは歓声をあげて喜びました。
児童らは、2泊3日の日程で伊那市に滞在し、15日は田植えを行うということです。
23日には、新宿区の別の小学校の児童らが訪れることになっています。 -
南箕輪村大泉所山でニホンジカの駆除報告
南箕輪村有害鳥獣対策協議会が14日南箕輪村役場で開かれ、西山の大泉所山で始めてニホンジカを駆除したことが報告されました。
協議会には、会員8人が出席し昨年度の事業実績などが報告されました。
それによりますと南箕輪村の飛び地の西山、大泉所山でニホンジカ15頭、南原で2頭が駆除されたことが報告されました。
協議会会長の唐木一直村長は「西山にも、いよいよニホンジカがはいってきた。繁殖力が強いので食害による林業などへの影響が心配だ」と述べました。
今年度村では、昨年度に引き続き罠設置免許取得と更新の補助など、およそ130万円を有害鳥獣対策にあてることにしています -
伊那市でクールビズ始まる
伊那市の職員は14日から上着やネクタイを着用しないクールビズをはじめました。
14日は担当職員がクールビズがはじまったことを知らせる案内を庁舎内に掲示していました。
職員はネクタイを外し上着を脱いで仕事にあたっていました。
今年度伊那市では、節電計画として冷房の温度を昨年度の29度より1度下げ28度に設定することにしています。
また照明は窓際や、廊下などは消し必要最小限の点灯を実施します。
伊那市によりますと、昨年度1年間の電力使用量は80万キロワットアワーで前の年度と比べ16%の削減、本庁舎など公共施設合計の経費はおよそ430万円の削減につながったということです。
伊那市のクールビズは9月30日までを予定しています。 -
還付金詐欺で42万円騙し取られる
14日、伊那市内の70歳代の女性が42万円を騙し取られる還付金詐欺がありました。
伊那警察署の発表によりますと、 14日伊那市内の家庭に市役所職員を名乗る電話があり、指示された偽の社会保険事務所に電話したところ、口座番号などを聞きだされ、「ATMに医療費の返還分が振り込まれているかどうか確認してほしい」と言われました。
振り込まれていない場合は連絡してほしいといわれ、連絡したところATMの操作を指示され、気づかないうちに現金を振り込んでしまったというものです。
伊那署では、不審電話があった場合は、自分だけで判断せず、家族に相談するか、警察に連絡するよう注意をよびかけています。 -
シャッターアート製作で感謝状
伊那市通り町の情報拠点施設タウンステーション伊那まちのシャッターアートに協力したとして、伊那西高校美術部の生徒に12日、感謝状が贈られました。
この日は伊那西高校美術部の生徒5人に感謝状と記念品が贈られました。
シャッターアートは、街を明るく楽しく演出しようと「伊那市中心市街地再生協議会」が制作協力を呼びかけたものです。
伊那西高校美術部の小田切花香さんの「花と音楽の街」をテーマにした作品が採用され、美術部員の協力のもとシャッターに描かれました。
小田切さんは「個人制作が多い私達が、協力して街を賑やかにすることができて良かった」と話していました。
夏には2つ目のシャッターアートの制作も予定されています。 -
母の日 日頃の感謝の気持ちを花で
13日は、母の日です。
日ごろの感謝の気持ちを伝えようと花を買い求める人の姿が多く見られました。
伊那市のサンスイ生花店では、朝から多くの人がプレゼント用の花を買い求めていました。
サンスイ生花店によりますと、ここ数年は、ピンク系のカーネーションが人気だということです -
子育て世代間交流事業「にじいろサロン」の初めての企画 開催
伊那市社会福祉協議会が4月から取り組んでいる、子育て世代間交流事業「にじいろサロン」の初めての企画が13日、伊那市の若宮区公民館で行われました。
にじいろサロンは、地域での世代を超えた交流を広げようと伊那市社協が今年度から取り組んでいる事業です。
子どもからお年寄りまで、三世代が関わるイベントに伊那市社協が補助金を出すというものです。
初めての企画開催となった13日は、伊那市の若宮区地域社会福祉協議会がふれあい子育て交流会を開き、住民およそ40人が集まりました。
交流会では、1人暮らしのお年寄りの健康状態などをチェックする民生委員の仕事を、児童らが体験しました。
児童らは、グループごとに分かれ、体の調子や今やりたいことはあるかなど質問し、まとめたことを発表していました。
他にも、ペットボトルを使ったボーリングゲームで交流を深めました。
伊那市社協によると、今後も花壇づくりやウォーキングなど各地区でイベントが予定されているということです。 -
伊那市西町の恒例ウォーキング大会
晴れ間の広がった13日、伊那市西町の恒例ウォーキング大会が開かれました。
ウォーキング大会には、小学生から大人まで住民およそ140人が参加しました。
住民同士の交流の場にしようと毎年開かれていて今年で9回目です。
コースは、伊那文化会館を出発し伊那西小学校を目指すおよそ8キロで、参加者は南アルプスの景色や会話を楽しみながら歩いていました。
中には、ワラビやヨモギなどの山菜を摘みながら歩く人の姿もありました。
西町区の山岡彬秀区長は「住民同士の繋がりを今後も大切にしていきたい」と話していました。