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最優秀賞に上牧20会
地域の環境整備や福祉活動、伝統芸能の伝承などに取り組んでいる個人や団体に贈られる伊那市地域づくり大賞の今年度の最優秀賞に上牧20会が選ばれました。
最優秀賞を受賞した上牧20会は地区の高齢者や民生委員など27人で組織し平成12年に発足しました。
地域の園児や小学生と交流したり、花壇の整備などの活動を行っています。
10日は、伊那市役所で表彰式が行われ優秀賞などを受賞した7団体と個人2人に白鳥孝伊那市長から表彰状などが手渡されました。
伊那市地域づくり大賞は地域の活性化を目的に各地域で様々な活動に取り組む団体などを表彰するもので平成22年度から行われています。
上牧20会の代表の小沢つね子さんは「高齢者が多くなる中で少しでもお互いに交流できる場を増やしていきたい」と話していました。
白鳥市長は「こうした活動が一つでも増えていく事が大事。みなさんの取り組みが市民の模範となってほしい」と話していました。 -
補助金新設 空き家バンク登録推進に期待
伊那市は、過疎地域への定住を促進しようと高遠町と長谷地区で空き家バンク制度を実施しています。
今回新たに補助制度を設け、空き家バンク登録に力を入れます。
14日市議会全員協議会で市側が議員に新設する補助制度の概要を報告し、了承されました。
新設される補助制度は、空き家バンク登録促進補助金で、空き家バンクに登録した家の所有者が対象です。
所有者が建物の増改築や修繕をする経費の10分の2以内で150万円を上限に補助が受けられます。
また家財道具の搬出や屋内外の清掃にも10万円を限度に補助金が交付されます。
平成21年の空き家調査で、高遠町には398件、長谷には87件の空き家が確認されています。市では、この補助制度の新設によりバンク登録に弾みをつけたい考えです。
伊那市議会12月定例会は、委員会に付託されていた26議案について委員長報告と採決が行われ、高遠町と長谷地区に設置されている地域自治区の地域協議会の委員の任期を4年から3年にする条例改正案は継続審査となりました。
一般会計補正予算案などを含む残る25の議案は、市側の原案どうり可決され閉会しました。
地域協議会の委員の任期は、伊那市と旧高遠町、長谷村の合併協議で地域自治区の設置に関する協議で4年と決められていましたが、高遠と長谷の地域協議会から任期を3年にしてほしいとの意向が示されていました。
議会側は、「地域自治区のあり方は、任期も含め総体的な議論が必要として継続審査とし、今後の検討事項にしたものです。
伊那市議会は、JR伊那北駅や沢渡駅の無人化方針を示しているJR東海の山田佳臣社長に対し、再考を求める要請書の提出を14日決めました。
12月定例市議会最終日の14日、議員提出議案として提出され全会一致で可決されました。
要請書は、「地域経済の核としての駅を無人化する方針は、地域、自治体にとって大きな損失」とした上で、「飯田線は、将来のリニア新幹線へのアクセス路線として重要で、駅の存在は大きい」などとして、無人化計画を再考するよう要請する内容となつています。
請願・陳情について、「すべての原子力発電所再稼動の中止を求める意見書の提出を求める陳情の委員長の報告は、不採択でしたが、議員からは、反対の意見があり、採決の結果不採択に賛成が13人、反対が7人で原発再稼動中止を求める意見書の提出は見送られました。 -
高遠中の生徒が車いす寄贈
伊那市高遠町の高遠中学校の生徒が10日、特別養護老人ホーム「さくらの里」に車いす2台を寄贈しました。
10日は、高遠中学校3年の吉田ひなたさんと古村翔也君がさくらの里を訪れ、車いすを寄贈しました。
高遠中学校では、年に3回地域住民にアルミ缶回収を呼びかけ通学途中に集めています。
回収したアルミ缶を換金して車いすをさくらの里に贈るのは今年で4年目です。
吉田さんは「地域の人たちの協力で集まったお金で購入しました。ぜひ使ってください」と挨拶しました。
さくらの里では「車いすは利用頻度も高いので大変助かります。有効に使わせていただきます」と感謝していました。 -
アルストロメリア 出荷本格化
出荷量全国一を誇る上伊那の冬の花「アルストロメリア」。
伊那市内のビニールハウスでは、需要の多いクリスマスと正月用を前に出荷作業に追われています。
伊那市美篶の中原睦男さんのビニールハウスでは、中原さん夫妻とパート7人が出荷作業を行っていました。
アルストロメリアは、夏場を除きシーズンを通して出荷していますが、クリスマスや正月前のこの時期は出荷量が多くなるということです。
13棟あるハウス内では、今年から栽培を始めたサンマリノやサフロンなど13品種を栽培しています。
作業は、ハウス内で出荷できる花を選び、機械で同じ長さごとに分けた後、束ねて箱詰めしていきます。
花は、15日に選花場に運ばれ関東や中京方面に出荷されるということです。 -
世相を映す変わり雛
今年1年の世相を映す変わり雛が、南箕輪村神子柴の岩月人形センターに飾られています。
「梅ちゃん先生高視聴率雛」
朝の連続ドラマ梅ちゃん先生が大ブレイクしました。
「ロンドン五輪大健闘雛」
ロンドンオリンピックで、日本人選手が38個のメダルを獲得しました。
「ノーベル医学賞受賞雛」
IPS細胞の開発で山中伸弥教授がノーベル賞を受賞しました。
会場には、今年の世相を映す変わり雛6体が並んでいます。
岩月人形センターでは、開店以来毎年変わり雛の展示を行っていて、他にも平成19年からのものを並べています。
展示は、来年3月3日までとなっています。 -
岡谷工業松田龍之介君 ラグビーで全国へ
伊那市日影在住で岡谷工業高校3年の松田龍之介君は、27日から大阪府で開かれる全国高校ラグビー大会に出場します。
13日は、松田君と両親が伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に出場の挨拶をしました。
ラグビーのエースナンバーといわれている背番号8番をつける松田君。
ポジションはフォワードで、攻撃の起点となります。
身長177センチ体重86キロ、ベンチプレスで115キロを持ちあげるチーム1のパワーと、100メートルを12秒で走る俊足が武器です。
2年ぶり25回目の出場となる岡谷工業は、2回戦を突破したことがないということで「岡工の歴史をぬりかえたい」と話します。
全国高校ラグビー大会は、27日から大阪府で開かれます。
岡谷工業の初戦は、広島県代表の尾道高校となっています。 -
来年度から「地域の科学」導入へ
高遠高校将来像検討委員会の専門部会が7日に開かれ、来年度から地域を教材として活用する「地域の科学」を授業に取り入れることが報告されました。
この日は高遠高校で2回目の専門部会が開かれ、高校の関係者や校外の有識者などおよそ30人が出席しました。
高遠高校将来像検討委員会は、定員割れが続いている高遠高校が、県が策定する第2期高校再編計画の廃止対象になる可能性が高いことから、学校の存続を目的に設置されました。
専門部会では、今すぐに始められることとして、PR活動や文理進学コースの充実など8項目について意見を出し合いました。
その中で「文理進学コース」の充実については「進学を目指す生徒と就職を目指す生徒が混在している。それぞれの希望にあった指導ができる環境が必要」といった意見などが出されていました。
また、地域の教材化・地域との連携について石城正志校長から、ジオパークなど地域の自然を活用した「地域の科学」という授業を来年度から始めることが報告されました。
石城校長は「実際に現場に出向き実地で学ぶことができる授業。高遠高校の新たな魅力として発信できれば」と話していました。
来年1月には、石城校長が上伊那郡内の中学校に出向き、学校のPRをすることも計画されているということです。 -
おもちゃ遊びをリハビリに 玩具療法
おもちゃ遊びをリハビリに役立てる玩具療法。
伊那市の玩具療法士古畑愛さんが10日、東春近の生協ケアセンター春近なないろの家を訪れ、玩具療法を行いました。
古畑さんは、今年10月に玩具福祉学会から玩具療法士に認定されました。
玩具療法は、障害者や高齢者がおもちゃで遊び、楽しみながらリハビリに役立てる方法です。
玩具福祉学会によりますと、玩具療法士の資格を持つ人は現在全国に30人ほどで、長野県内では古畑さんだけだということです。
玩具療法では簡単な動作で繰り返し遊べるおもちゃを使います。
おもちゃをつかんだり、手を伸ばす動作を繰り返すことがリハビリになるということです。
この日遊んだ棒を倒さずに引き抜いていくゲームでは、バランス感覚が養われるということです。
古畑さんは、おもちゃを使った療法の講座も開いていて、人材育成に力を入れていきたいとしています。 -
信大農学部 山ぶどうワイン発売
南箕輪村の信州大学農学部の学生が栽培した山ぶどうを使ったワインが大学内の直売所で販売されています。
山ぶどうワインは、学生が実習で育てたぶどうを塩尻の業者が醸造したものです。
今年は雨が少なく日照量も多かったことから、ぶどうは糖度が高く粒も大きいものが育ちました。
できのよいブドウで作った今年のワインは、切れ味の良い酸味が特徴だということで、後味がすっきりして飲みやすい仕上がりになっているということです。
山ぶどうワインは720ミリリットル入りが2,200円、360ミリリットル入りが1,300円で、信大農学部内にある直売所で販売されています。 -
上伊那の米でマリ共和国を支援
JA上伊那などは、13日、食糧不足が続くアフリカのマリ共和国に援助米を送りました。
この日、伊那市美篶で援助米の発送式が行われ、JA上伊那の職員がトラックに米を積み込みました。
JA上伊那では、アフリカのマリ共和国を支援しようと毎年米を送っていて、今年で14年目になります。
今年は、JA上伊那の労働組合や美篶下川手の青壮年部、小学生が農業体験をするあぐりスクールの3団体が育てた米590キロを送ります。
マリ共和国は、農業が産業の中心ですが、国土の70%が砂漠化していて慢性的な食糧不足が続いています。
今年10月、現地のNGOから「国内の政治が不安定な中、難民が増え、米が重宝している」とお礼の手紙が
届いたということです。
この日発送された米は、県内14のJAからの援助米も合わせて、来年1月、輸送船でマリ共和国に届けられるということです。 -
木下山車飾 制作進む
箕輪町の木下山車飾保存会は、来年1月の南宮神社の初まつりに飾る山車飾りの制作に追われています。
作業は、11月下旬から毎日行われていて、13日は、30人ほどが集まり人形を飾る舞台を作りました。
人形の制作作業は、中ほどまで進んでいます。
今回飾る山車は、木曽義仲が神社で戦勝を祈願するシーン、幕末・無血開城する江戸城の大奥の様子、平家一門の滅亡を語る耳なし芳一の話、来年の干支蛇にちなみ、清姫が大蛇となり釣鐘に隠れて安珍をおそうシーン、蛇の船に乗った七福神、その他に、子ども達が制作する一寸法師の、合わせて6つです。
人形は発泡スチロールで顔を、体はワラで作ります。
目玉は、電球やピンポン玉などで表現、鎧も手づくりです。
木下山車飾りは、明治初頭に高遠から木下に養子に来た青年が提案した事から始まり、以来商店、常会・青年会などが中心となり盛大に行われてきました。
戦後、経済状況の変化などで、規模は縮小していましたが、昭和54年に、保存会が発足。昭和63年には、箕輪町の民族無形文化財に指定されました。
保存会の山車飾りは、来年1月12日・13日に行われる南宮神社の初祭りで披露されます。
安珍と清姫の大蛇は、木下駅前に今月17日から展示される予定です。 -
第51回上伊那高校美術展
上伊那地区の8つの高校の美術部員の作品が並ぶ、第51回上伊那高等学校美術展が、13日から伊那文化会館で始まりました。
会場には、上伊那8校の美術部員100人の作品161点が並んでいます。
今年は、例年と比べ30号以上の大作のほか、陶芸などの立体作品も増えたということです。
この美術展は、唯一、全国コンクールにつながっていて、今回の出展作品の中から選抜された14点が県の高校美術展に、更にそこで選抜された作品が全国大会に出品できます。
高遠高校の美術部顧問は、「上伊那地区の高校の作品が一堂に会する機会。他校の活動を見ることでレベルアップにもつながっている」と話し、来場を呼びかけていました。
この作品展は、16日(日)まで開かれています。 -
新酒「やまむろ」13日販売
伊那市高遠町の山室地区で採れた酒米・ひとごこちを使い、高遠町の酒蔵が作った酒・やまむろの、今年の新酒が13日から発売されています。
やまむろは、高遠町の酒販店で作る旨い酒研究会が、地域活性化を目指して、平成18年から毎年作っています。
13日は、高遠町の鉾持(ほこぢ)神社の境内にある、酒の神様「松尾神社」の前に関係者が集まり、神事をして新酒の完成を祝いました。
酒米のひとごこちは、農事組合法人山室が委託を受け生産していて、今年は、3.2ヘクタールの田んぼで、1.8トン収穫できました。
その米をつかって、高遠町の酒蔵・仙醸が醸造し、新酒を作り上げます。
今年は、粒が大きく収量も多く、米のできはよく、酒は、辛口でキレのある上品な味に仕上がったということです。
新酒やまむろは、720ミリリットル入り1,260円で、旨い酒研究会に加盟する高遠町内8店舗で購入することができます。 -
町消防団第6分団統合40周年
箕輪町の長岡・北小河内・南小河内で組織する箕輪町消防団第6分団の統合40周年記念式典が9日、南小河内公民館で開かれました。
12月1日に統合40周年を迎えたことから長岡・北小河内・南小河内で組織する第6分団統合40周年記念式典が開かれました。
式には町の関係者やOBなど110人が出席しました。
小笠原岳大分団長は「今後も地域の安全・安心に務め第6分団の誇りを胸に団員が一丸となって消防団活動に精進したい」と挨拶しました。
また、初代分団長を務めた清水俊彦さんは「発足当初は120人の規模でスタートし地域の皆さんに盛り上げていただいた。」と当時を振り返り、「今後も地域のみなさんに期待に答えられるよう頑張ってほしい」と激励していました。
第6分団は現在30人の団員で活動しています。
今年行われた県のポンプ操法大会自動車ポンプ車操法の部で初優勝を果たすなどの成績を収めています。 -
戸草ダムの今後について意見交わす
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が、13日に開かれ、多目的ダムとしての建設中止が決定している伊那市長谷の戸草ダムについて、治水ダムとしての早期建設を求めていこうと、意見交換が行われました。
この日開かれた対策協議会では、三峰川総合開発工事事務所から、多目的ダムとしての建設中止となった経緯の説明があり、治水ダムとしての戸草ダム早期建設について意見が交わされました。
委員からは、「戸草ダムは、上流域だけでなく天竜川流域全体の治水対策として必要であることを具体的に訴えていくべき」「飯田下伊那地域も含めた問題としてとらえてもらうためにも情報発信をしていくべき」「地元の生の声を直接国に届ける機会が必要」「県民の安全を守る立場として県の取り組み方も検討が必要」などの意見が出されていました。
協議会会長の白鳥孝伊那市長は「早期に建設が実現できるよう、期成同盟会などを中心にしっかり国に要望していきたい」と話していました。 -
高遠美術館に響く生の音楽堪能
伊那市のサン工業(株)の社員教育の一環で二胡&ポップスコンサートが8日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。
サン工業では社員教育の一環として、生の音楽を聴こうと毎年コンサートを開いています。
出演したのは、歌手で元H2Oの赤塩正樹さんです。
赤塩さんは駒ヶ根市在住で、サン工業が行っている英語教育の講師をしていることが縁で今回出演することになりました。
赤塩さんはジャズやクリスマスソングなどを歌ったほか、H2Oのヒット曲も披露しました。
会場には社員や地域住民などおよそ140人が訪れ、美術館に響くプロの歌声を堪能していました。 -
唐木一直氏 村長選3期目出馬表明
南箕輪村の唐木一直村長は、任期満了に伴い来年4月に実施される村長選へ向け立候補する事を表明しました。
これは、12日役場で開かれた、村議会12月定例会一般質問の中で議員の質問に対し答えたものです。
出馬の理由については、「後援会からの強い推薦をいただき、次期村長選への立候補を決意した」とし。「これまで行ってきた福祉や産業振興など施策の不十分な面をさらに充実させる事が責任と考えた。
さらに住民が安心して暮らせる村を目指したい」と話していました。
唐木村長は、昭和23年5月14日生まれで現在64歳です。昭和42年に村職員となり、産業課長、総務課長、助役などを歴任し、平成17年に南箕輪村長に初当選し現在2期目です。
3期目の方針については、現状と課題を分析し来春に示したいとしています。
南箕輪村長選挙は、来年4月2日告示、7日投開票の予定です -
新西箕輪公民館の概要示す
伊那市が老朽化により移転建替を計画している西箕輪公民館の新たな建設位置や基本設計の内容が12日示されました
これは市役所で開かれた、伊那市議会総務委員会協議会の中で市から示めされたものです。
それによりますと、建設場所はJA上伊那西箕輪支所の南側で、敷地面積は約3500平方メートルとなっています。
建物は、平屋建で延床面積は約1200平方メートルあり、現在の公民館の1.5倍の広さだということです。
建設位置や、基本設計についてはこれまで、市と地域住民の代表者が6回にわたり協議し決定したという事です。
市では来年度、新しい公民館の工事に着手し平成26年度の完成を目指します。
また、今日開かれた、総務委員会では、地域協議会の委員の任期を変更する条例改正案が賛成1、継続審査5で、継続審査となっています。 -
災害時 自治体がFMを使い情報提供学ぶ
災害時に、自治体がケーブルテレビなどと協力し、防災情報をラジオのFM電波で放送する「臨時災害放送局」の説明会が12日、伊那市役所で開かれました。
説明会は、総務省信越総合通信局が開いたもので、上伊那の市町村の担当者や、ケーブルテレビの関係者など、およそ30人が出席しました。
信越総合通信局の大橋秀行局長は「東日本大震災では、防災無線は、津波などにより十分に情報を伝える事が出来なかった。車や家庭などどこにでもある、ラジオを使い、誰でもすぐに聞ける体制を作る事が大切」と説明していました。
臨時災害放送局は、自治体でアンテナなどの機器整備や、FM放送をするための免許申請を行います。
災害が発生した場合、ケーブルテレビなどの防災情報をラジオを通じて放送するもので、信越全域で計画が進められています。
出席者からは、開局までのスケジュールの流れや、隣接する自治体で共同して取り組んでもよいのか等の質問が出されていました。
信越総合通信局では、今月下旬に行動計画を公表し、早いところで来年1月から先行する市町村で運用を開始する事にしています。 -
仙丈ヶ岳で遭難していた静岡県の兄弟ともに死亡
南アルプスの仙丈ヶ岳で遭難していた静岡県の兄弟が2人ともなくなっていたことが12日、分かりました。
伊那警察署の発表によりますと、遭難したのは静岡県浜松市の兄弟、井上務さん53歳と井上和弘さん47歳です。
行方不明のままだった和弘さんが12日新たに発見されました。
2人の母親の届け出を受け10日から警察などが捜索にあたったところ、昨日午後0時半ころ兄の務さんが六合目付近で、心肺停止状態で見つかりました。
死因は低体温症でした。
弟の和弘さんが見つかったのは、12日午前9時半ころで、兄の務さんの発見現場から北沢峠方面へ約100メートル下った地点です。
長野県側に滑落し、心肺停止状態で発見されたもので、死因は多発外傷だということです。 -
中国の反日運動の影響 県内17社「ある」
長野県は尖閣諸島国有化以降の中国の反日運動の影響調査の結果をまとめました。
それによりますと、県内62社のうち17社が日本製品不買の影響があると答えました。
12日は、伊那市の伊那合同庁舎で上伊那地域経済情報交換会が開かれました。
上伊那の自治体や金融機関など29団体が出席し、情報の共有を図りました。
調査は、長野県が10月に県内の62社にアンケートを行ったものです。
調査によりますと、日本製品不買運動の影響について「ある」と答えたのは17社の27.4%で、「ないが、ある見込み」「ないが、今後に不安あり」と答えた企業は27社で43.6%でした。
また、日本製品不買以外の影響については、「ある」と答えた企業が12社の19.4%で、「通関の遅れにより業務に支障がでている」「現地企業との密な連携が困難」などといった影響があるということです。
情報交換で伊那市は「領土問題があってからすぐに影響がでて、先行きの見通しがたっていない企業もある」と報告しました。 -
東農大生 漆戸醸造で酒造り学ぶ
東京農業大学醸造科学科の学生が、伊那市西町の酒蔵・漆戸醸造で、泊り込みで酒造りを学んでいます。
今年は、醸造科学科の3年生2人が、漆戸醸造でインターンシップ体験をしています。
13日は、もろみの水分や温度などを均一化させるための櫂入れや、現在、酒がどのような状態かをチェックするなどの作業を行っていました。
漆戸醸造の社長漆戸正彦さんが、東京農業大学の卒業生であることが縁で、受け入れを始めて10年になります。
全国で50ほどの醸造会社が学生を受け入れていて、上下伊那では、漆戸醸造のみが受け入れているということです。
受け入れは、21日までの12日間で、学生達は、蒸した米とこうじを合わせる作業から、酒を搾る作業まで、酒造りに関るほぼ全ての工程を泊り込みで学びます。
学生達が仕込んだ南箕輪村産のひとごこちという酒米を使った純米酒は、年明けから楽しめそうだということです。 -
上伊那医師会付属准看護学院の実習室完成
上伊那医師会付属准看護学院実習室の竣工式が12日伊那市狐島の上伊那医師会館で行われました。
実習室は鉄骨平屋建てで、延べ床面積は189平方メートル、総事業費は約5千600万円で、全額を国の補助金である地域医療再生基金で賄いました。
実習室にはベッド10床を入れることになっていて、1学年の定員40人が一度に実習できます。
竣工式には23人が参加しました。
実習室の増築は、上伊那地域医療再生計画に基づき看護師不足の解消のため行われたものです。
上伊那医師会の北原敏久会長は、「引き続き上伊那の看護職員不足への対応を考えていきたい」と話していました。
実習室は、12日から使用されました。 -
伊那華の年越しそば 15日発売
JA上伊那は、上伊那産のそばを使った「年越しそば」を、15日から販売し上伊那産そばの消費拡大を図ります。
JA上伊那のプライベートブランド伊那華シリーズの13品目として販売される伊那華の年越しそばは、保存料を使っていないためそばの風味を楽しめるのが特徴だということです。
ソバガラを混ぜて挽く「藪そば」という製粉方法で作られていて、原料には、10月に収穫された上伊那産のそばが使われています。
今年の上伊那地域のそばの収穫量は520トンで、去年より2割ほど増えているということです。
JA上伊那では、地域ブランドとして定着させ上伊那産のそばの消費拡大につなげたい考えです。
年越しそばは、1パック3食入り840円で、15日からファーマーズあじ縲怩ネなどで販売する他、県外の提携店でも販売するということです。 -
第5次水環境保全総合計画についての懇談会
長野県が策定する平成25年度から5年間の第5次水環境保全総合計画についての懇談会が11日、伊那合同庁舎で開かれ、県と地域住民が意見を交換しました。
懇談会は、水環境保全総合計画を策定するにあたり、地域の声を聞こうと県内10か所で開かれているものです。
11日は、河川愛護団体など関係者およそ40人が出席し、意見を交換しました。
出席者からは「河川改修により魚が川に住める状態ではない」「私有林の売買について罰則規定は必要ないのか」「環境美化活動について、市民団体主体では疲労感が増す。行政と市民団体との在り方を検討してほしい」などの意見が出されました。
計画に定める水質環境の基準達成率について、昨年度と平成17年度を比較すると河川が8.2%、湖沼が10.4%、地下水が1.1%改善しています。
しかし、近年は外国資本等による目的不明の森林売買や地下水の減少、放射性物質による水質への不安などが課題となっています。
県では、各地域であげられた意見を参考に、今年度中に計画を策定し、水環境の保全に努めたいとしています。 -
赤穂浪士が交通安全呼びかけ
11日から年末の交通安全運動がはじまりました。
伊那市役所前のナイスロードでは、山寺義士踊り保存会のメンバーが赤穂浪士の姿で道行くドラーバーに交通安全を呼びかけました。
11日は、山寺義士踊り保存会のメンバーや伊那交通安全協会など、およそ60人が参加しました。
交通安全運動は飲酒の機会が増えたり、路面が凍結して事故が起きやすいこの時期に毎年行われています。
運動の重点は高齢者の事故防止、飲酒運転の根絶などとなっています。
参加者たちは、ドライバーに「安全運転でお願いします。」などと呼びかけながら啓発チラシを配っていました。
伊那警察署管内の今年1月から12月10日までの交通死亡事故件数は5件で6人が亡くなっています。
年末の交通安全運動は12月31日まで行われます。 -
桜の冬支度本格化
11日の伊那地域の最低気温はマイナス8.7度とこの冬一番の寒さとなりました。
伊那市の高遠城址公園では来年の観桜期に向け桜の冬支度が本格化しています。
11日は、桜守の稲辺謙次郎さんら3人が高所作業車を使って作業を行っていました。
冬支度は、毎年11月中旬からはじまり公園内にある桜およそ1500本の手入れを行います。
作業は雪の重みで枝が折れないよう枯れた枝を払い、切り口には殺菌防腐剤が塗られていました。
この他にも枝を支える支柱の取り替えや木を叩いて中に空洞がないかチェックしていました。
稲辺さんはこの時期に桜の手入れをすることが大切と話していました。
高所作業車を使った作業は今月20日まで行われることになっています。
年明けからは市内各地の桜の木を見て回るということです。 -
南ア仙丈ヶ岳で遭難 1人見つかる
南アルプスの仙丈ケ岳で遭難した静岡県の兄弟2人の捜索が今朝から行われ、11日の午後0時25分に男性1人が心肺停止状態で見つかりました。
伊那警察署の発表によりますと遭難したのは静岡県浜松市の井上務さん53歳と井上和弘さん47歳です。
2人は7日から9日までの予定で仙丈ケ岳に登山に出かけたまま連絡がとれなくなり10日、家族が警察に届け出ました。
11日の朝、警察や南アルプス遭難防止対策協会のメンバーなど20人が捜索に向かい、午後0時25分頃、仙丈ケ岳へ通じる登山道で男性1人を発見しました。
男性は心肺停止の状態だということです。
現場は悪天候のため天候の回復を待って12日の朝から捜索を再開する予定です。 -
園児がツリーの飾りつけ
クリスマスを前に、南箕輪村北部保育園の園児が10日、クリスマスツリーの飾りつけをしました。
この日は園児90人が、リズム室に置かれたツリーにクリスマス飾りを取り付けました。
園児は気に入った飾りを手に持ち、高いところは保育士に抱え上げてもらうなどして取り付けていました。
北部保育園のクリスマス会は21日に予定されています。 -
衆院選 世論調査
長野県世論調査協会は衆議院議員選挙の調査報告書をまとめました。
それによりますと長野5区の小選挙区の投票先については、回答者のうち最も多いのが自民党で25%、次いで民主党が17.9%となっています。
調査は県世論調査協会の登録モニター530人を対象に、11月28日から12月6日にかけて行われ、回収率は96.4%でした。
このうち長野5区の小選挙区の投票先については、自民党25%、民主党17.9%、日本未来の党6%、投票したい候補者はいないが23.8%などとなっています。
北陸信越の比例代表については、日本維新の会20.9%、自民党20.2%民主党14.3%日本未来の党5.1%、投票したい政党はないが20.2%などとなっています。
他に投票については、「必ず行く」が62.4%「行くつもり」が29.2%、「まだわからない」が7%などとなっています。