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酒井一さん木製の歌碑 富県小学校に寄贈
伊那市西春近の大工、酒井一さんは、校歌を一文字ずつ糸鋸で刻んだ木製の歌碑を、26日、富県小学校に寄贈しました。
この日は、全校生徒が体育館に集まり贈呈式が行われました。
歌碑は、縦90センチ、横180センチで、富県小学校の校歌が一文字ずつ刻まれています。
糸鋸で一文字ずつ削り、校歌の4番まで185文字が並んでいます。
材料には、酒井さんの地元、諏訪形にある諏訪神社の御神木や、桑、栗、かえでなどの木が使用されています。
酒井さんは、木の温もりを子供たちに知ってもらいたいと木製の歌碑を制作し、これまで、春富中学校や駒ヶ根工業高校などにも寄贈してきました。
児童会長の増澤知也くんは、「校歌は大切な歌。これを見ながらみんなで歌っていきたい」と感謝していました。
酒井さんは、来月、東春近小学校にも歌碑を贈るということです。 -
図柄入りリンゴを収穫
上伊那農業高校の果樹班は、10月23日に長野県で開かれる高校の農業クラブ全国大会をPRしようと、9月30日、図柄の入ったリンゴを収穫しました。
図柄は、第63回日本学校農業クラブ全国大会をPRする内容で、地域の関係機関などに配られます。
大会の催し物の一つ、クラブ員代表者会議を上伊那農業が中心的に運営することから、この図柄の入ったリンゴに取り組みました。
特殊の遮光シートを表面に張り、日光をさえぎった部分が文字として浮かびあがります。
2種類の図柄をPR用のシナノドルチェという品種に一部貼って今日収穫を行い、2,500枚をシナノスイートに貼り、大会直前の10月の第3週に収穫を予定しています。
図柄入りのシナノスイートは、全国大会で販売されるほか、参加する全国の400校にプレゼントされる予定です。
また、来年度開催予定でしたが震災で開催が不可能となった宮城県の農業高校に贈る復興祈願のリンゴも300個用意されています。 -
最高気温28.2度 10月の観測史上最高
1日の伊那市の最高気温は28.2度で、10月の観測史上最高となりました。
長野地方気象台によりますと、1日の伊那市の最高気温は午後2時9分に28.2度と8月下旬並で、1993年の統計開始以来10月の観測史上最高の暑い一日となりました。
衣替えの1日、伊那市の伊那西高校では生徒が紺のブレザーにスカートの冬服で登校しました。
中にはブレザーを脱ぎカーディガン姿で登校する生徒もいました。
今朝の伊那市の最低気温は平年より5.6度高い17度で、9月上旬並みとなりました。
ある生徒は、「ブレザーを着ると暑いので、早く涼しくなってほしい」と話していました。
長野地方気象台によりますと、今週の土曜日頃までは暖かい日が続きそうだということです。 -
来年の伊那まつり開催日決定
伊那まつりの最高決定機関、伊那まつり委員会が1日市役所で開かれ、来年の伊那まつりは8月3日土曜日と4日日曜日に開催することが決まりました。
1日は委員会で日程案が示され、来年の第41回伊那まつりは8月3日土曜日と4日日曜日に開催することが決まりました。
また、毎年10月から3月まで活動していなかった実行委員会の通年化が決まりました。
第40回に向け市民が加わり活動していた企画会議が役目を終えることから、市民は実行委員会を構成する7つの専門委員会に参加し、より具体的に関わっていってほしいとしています。
10月中には組織の在り方や方向性などを話し合うということです。 -
台風17号 大きな被害なし
全国各地に被害をもたらした台風17号が30日夜から1日未明にかけて県内を通過しました。伊那地域でも収穫前の果樹が落ちるなどしましたが大きな被害はありませんでした。
伊那市西箕輪の梨農家は、落ちた梨のうち、ジュースに加工し出荷できるものを拾い集めていました。
こちらの畑では風避けのネットを張って台風に備えていたということです。
同じく伊那市西箕輪のぶどう畑では、台風の影響を心配した農家が、朝から畑を見回っていました。
JA上伊那によると、上伊那地域の農作物への被害はなかったということです。
JR飯田線は、30日夜から1日にかけて、愛知県の新城駅から辰野駅まで運転見合わせとなった便もありましたが、朝から天竜峡以北では通常運行していて、通勤、通学に影響はありませんでした。
30日午後5時から運行を見合わせていた南アルプス林道バスは、安全が確認され、午後0時40分から運行が再開されています。
伊那ケーブルテレビエリア内の3市町村によると、台風による人や建物への被害は報告されていないということです。 -
深層崩壊調査結果でる
国土交通省中部地方整備局は、山崩れなどの斜面の崩落のうち比較的規模の大きな崩壊現象「深層崩壊」についての調査結果を1日、報告しました。
今後は、調査結果を基に地域防災力の向上を図る考えです。
1日は、調査を行った天竜川上流河川事務所の岩間登副所長らが、マスコミ向けに調査結果の説明を行いました。
山崩れなどの斜面崩壊のうち、厚さ0.5mから2m程度の表層が崩れる「表層崩壊」は、比較的規模の小さな崩壊といわれています。
一方、「深層崩壊」は、表層だけでなく、その下の基盤を含んで崩れることから、規模が大きくなり、ひとたび発生すると大きな被害を及ぼします。
国土交通省中部地方整備局では、平成21年度から全国の危険度の高い地域を対象に調査を行ってきました。
調査では、地質や気候など条件が同じと考えられる4つの地帯構造ごとに、過去の深層崩壊発生状況と地質構造、地形量の3つの要素を基に、深層崩壊が発生するおおよその危険度を分析しています。
調査が行われたのは、天竜川を挟んだ中央アルプスと南アルプス一帯で、伊那地域では高遠と長谷エリアの一部で相対的にやや危険度の高いエリアがあると報告されています。
天竜川上流河川事務所では、深層崩壊の頻度が高い地域を中心に、大規模な崩壊の発生を早期に検知するセンサーを、今年度中に設置します。
今回の調査結果は、地域住民の避難行動の基礎資料として活用し、地域防災力の向上を図っていきたいとしています。 -
第7回三峰川まつり
楽しみながら三峰川の良さを知ってもらおうと、第7回三峰川まつりが30日に伊那市高遠町の山田河原河川敷で行われました。
地元を中心に70人の親子釣れが訪れ、釣りや魚つかみ体験に歓声を上げていました。
まつりは、2年ぶりの開催で関係者は、「楽しみながら三峰川に親しんでもらいたい」と話していました。 -
サン工業がたかずやの里に100万円寄付
伊那市西箕輪に本社を置くサン工業株式会社は、たかずやの里の整備費用に100万円を寄付しました。
24日は、サン工業の川上健夫社長など3人が、伊那市役所を訪れ、上伊那広域連合長の白鳥孝市長に、目録を手渡しました。
サン工業は、西箕輪の伊那インター工業団地に本社を置く、金属の表面処理加工を行う製造業者です。
サン工業では、たかずやの里の移転の話を聞き、地元に密着した緊急性の高い事業と考え、今回100万円を寄付しました。
川上社長は、「地域に貢献できればと寄付した。こういう契機に支援の輪が広がれば」と話していました。
たかずやの里を運営するたかずや福祉会の埋橋良和理事長は「皆さんの温かい気持ちを感じ取って子ども達もすばらしい子どもになると思う」と感謝していました。
たかずやの里の整備に寄せられた寄付は、今日現在282件、985万4961円となっています。 -
台風接近 リンゴ農家は・・・
30日夜から1日未明にかけて長野県に再接近すると見られている強い台風17号ですが、土砂災害に加え、果樹の落下も心配されます。
りんご栽培が盛んな伊那市西箕輪でお話を聞きました。
伊那市西箕輪の2ヘクタールでリンゴを栽培している重盛さんは、「防ぎようがない。とにかく祈るのみ」と話し空に手を合わせました。
午後4時半現在、長野地方気象台によりますと、台風17号は、県内に、30日夜はじめから1日未明にかけて、最も近づく見込みです。
台風の接近に伴って、県内は非常に激しい雨が降る所もあると予想されていて、気象台では、土砂災害や川の増水に警戒するよう呼びかけています。
10月1日午前6時までの24時間に降る雨の量は、多い所で南部で200ミリと予想されています。
また、夜はじめから1日未明にかけて、北または西の風が強く吹く見込みで、最大風速は15メートル、最大瞬間風速は30メートルと予想されています。
気象台では、大雨による土砂災害や強い風による果実の落下や倒木などにも注意するよう呼びかけています。
台風の接近に伴い、南アルプス林道バスは、30日の午後5時から運休しています。 -
第6回ケーブルテレビ杯上伊那6年生サッカー大会
第6回ケーブルテレビ杯上伊那6年生サッカー大会が30日、伊那市長谷の美和湖グラウンドで開かれ、宮田村のトップストーンJrが優勝しました。
大会には、上伊那の少年サッカーチーム10チームが出場し、トーナメント戦で優勝を争いました。
伊那ケーブルテレビエリア内では、東春近と南箕輪が準決勝に進出しましたが、決勝に進むことはできませんでした。
大会の結果、トップストーンJrが、2年ぶり4度目の優勝を果たしました。 -
伊那シニアが全日本シニアソフトボール大会出場
29日から香川県で開催される第26回全日本シニアソフトボール大会に長野県代表として伊那シニアが7年連続で出場します。
24日は西岡洋児監督らが伊那市役所を訪れ、酒井茂副市長に全国大会出場の挨拶をしました。
伊那シニアは、伊那市を中心とした59歳以上のソフトボールチームです。
7年連続で全国大会に出場していて、そのうち3回準優勝しています。
酒井副市長は、「苦しい練習に耐えた人が初めて輝かしい場所に出られる。伊那シニアの総合力でがんばってください」と激励していました。 -
故・福澤綾子さん偲び書の作品展
去年10月に23歳で亡くなった伊那市の故・福澤綾子さんの書の遺作展が、29日から2日間、伊那文化会館展示ホールで開かれています。
会場には、福澤さんの力強く、迫力のある作品9点と友人らの作品20点が並んでいます。
故・福澤綾子さんは、伊那市出身で、伊那弥生ヶ丘高校を卒業後、新潟大学の書の専門コースに入学。大学卒業後は伊那市の建設会社で働いていました。
去年10月、車の運転中に交通事故に遭い、23歳の若さで亡くなりました。
大学時代は、中国、唐の時代の書の四大家とされる、顔真卿の作品を好んで書いたという福澤さんの作品は、大きなものが多く、一文字一文字が力強く書かれています。
大学時代の同級生高野礼奈さんは「作品制作のために朝早くから夜遅くまでがんばっていた。力強さのある彼女らしい作品を見てもらいたい」と話していました。
遺作展は福澤さんの作品を地元の友人や知人にも見てもらおうと福澤さんの家族が企画したものです。
父の福澤厚さんは「綾子のために何かしてあげたいと思い展示を企画した。綾子が頑張って書いた文字を友人・知人、多くの方に見ていただきたい」と話していました。
故・福澤綾子さんの遺作展は、30日まで、伊那文化会館展示ホールで開かれていて、時間は午前9時から午後3時までとなっています。 -
エコチル調査 上伊那では1,140人の母親が協力
去年1月から全国一斉にスタートしたエコチル調査について、上伊那地域では1140人が調査に協力していることがわかりました。
これは、出産期の母親の77.9%にあたるということです。
これは、29日に伊那市のいなっせで開かれたエコチルフェスティバルで報告されたもので、会場には子連れの母親などおよそ140人が訪れました。
エコチル調査は、アトピーや食物アレルギーなど、子どもの健康上の問題と化学物質などの関連性を調べようと、胎児期から13年にわたって調査をするもので、甲信地域では上伊那が調査対象に選ばれています。
この日は、エコチル調査甲信サブユニットセンター長で信州大学医学部の野見山哲生教授から現状について報告がありました。
報告によりますと、上伊那地域でこれまでに調査に協力した母親の数は1140人で、全体の77.9%でした。
全国の平均は78.1%で、上伊那はほぼ平均値だということです。
また調査の効率化を図るため、今年7月には信州大学農学部に出張所を設置したことも報告しました。
野見山教授は「エコチル調査を知っている母親が増えてきて、協力してくれるようになってきた。協力してくれている人たちには本当に感謝したい」と話していました。
この日は、子どもの健康に関する講演も行われ、訪れた母親たちが講師の話に耳を傾けていました -
台風接近で収穫作業急ピッチ
大型で非常に強い台風17号の接近を前に、箕輪町中原の北原農園では、梨の収穫作業が行われていました。
35アールある北原農園の畑には、収穫を控えた梨が3万個以上実っています。
今年は雨が少なく日照時間が長かったため、甘みがのり出来は良いということです。
通常10日ほどかけて収穫作業をするということですが、30日から10月1日にかけて台風の直撃が予想されるため、急ピッチで作業を行っていました。
北原農園の北原次夫さんは「今年は本当に出来が良い。出来が良いだけになんとか台風をしのぎたい。もう10日遅く来てくれれば竏秩vと話していました。
長野地方気象台によりますと、大型で非常に強い台風17号は、30日の夜から10月1日の未明にかけて長野県に最接近する見込みで、早ければ30日の夕方から雨が降り始めそうだということです。
30日夕方から10月1日未明にかけての県内の総降水量は、多いところで120ミリを予想しています。
気象台では、雨、風が強いことが予想されることから、河川の増水、土砂災害、倒木、果実の落下などに注意を呼びかけています。 -
信州みのわ山野草クラブ 秋の山野草展示会
箕輪町の信州みのわ山野草クラブの第19回秋の山野草展示会が木下公民館で開かれています。
会場には会員18人の作品およそ200点が展示されています。
箕輪町を中心とした愛好家で作る信州みのわ山野草クラブは毎年この時期に展示会を開いています。
今年は暑い日が続いたことから管理に苦労したということです。
白鳥征男会長は、「植物の種類が多く、見ごたえがあるので、ぜひ見に来てほしい」と話していました。
信州みのわ山野草クラブによる秋の山野草展示会はあすまで木下公民館で開かれています。 -
古田の里赤そば花まつりにぎわう
古田の里赤そば花まつりが29日から箕輪町上古田の上古田公民館で始まりました。
会場には多くの人が訪れ、打ち立てのそばを味わっていました。
赤そば花まつりは、地元でとれたそばを味わってもらい、地域の元気につなげようと毎年上古田区が行っているものです。
会場では信州箕輪そばうちの会を中心にした有志のメンバーがそばを打っていました。
盛りそば500円、田舎そばが600円で販売されていて、赤そばは先着100食限定で提供されます。
会場の外では、そば粉を使ったそば饅頭や地元の農産物が販売されています。
赤そば花まつりは明日まで上古田公民館で開かれています。 -
凌駕ZEROがケアセンターでラーメンふるまう
箕輪町木下のラーメン店凌駕ZEROが27日一の宮のケアセンターふれあいの里でラーメンをふるまいました。
27日は凌駕ZEROのオーナーなどが訪れ、利用者と職員60人ほどにラーメンをふるまいました。
凌駕ZEROは、なかなか外に出られない利用者に地域の味を食べてもらおうと、無料でラーメンをふるまう活動を行っていて、今回はふれあいの里から依頼を受けました。
ふるまったのは魚介類のスープを使ったにぼししょうゆラーメンです。
利用者は27日を楽しみにしていたということで、スープを飲み干す人もいました。
ある利用者は、「あまりにもおいしくて夢のようだった。作り立てで麺の硬さもちょうどよかった」と話していました。 -
東部中 被災地中学校と桜で絆深める
伊那市の東部中学校は、東日本大震災で被災した宮城県仙台市の高砂中学校に桜の苗木を贈ることを決めました。
東部中では、費用の捻出方法や桜の種類について話し合い、11月中の実現を目指します。
28日は、臨時生徒集会が開かれ、意見交換が行われました。
東部中は、昨年度義援金を高砂中学校に送ったことが縁で交流を続けています。
震災で高砂中学校は、校舎が1メートルほど海水に浸かる被害を受けました。
校門には、学校のシンボルとなる2本の桜がありましたが、このうちの1本が海水の影響で枯れてしまいました。
これを聞いた東部中の生徒らは、今年4月に「桜プロジェクト」を立ち上げ、この件について話し合ってきました。
意見交換では、「何年かけても成功させたい」「一部の人ではなく全校をあげて交流したい」などの意見の他、「桜が枯れてしまった時のことも考えておく必要がある」など、意見がだされました。
集会では、桜を贈るかどうかについて多数決をとりました。
多数決の結果、贈ることに決まりました。
生徒らが現地に行って植樹した場合の費用は20万円ほどということで、今後は費用の捻出方法や桜の種類について話し合います。
東部中生徒会では、全校生徒の意見を聞きながら、11月中の実現に向け取り組むということです。 -
8月の月間有効求人倍率 0.63倍
上伊那地域の8月の月間有効求人倍率は、7月より0.01ポイント低下し、0.63倍となりました。
前の年の同じ時期と比べると、0.03ポイント低く、31か月ぶりに前の年を下回りました。
上伊那の8月の月間有効求人倍率は、0.63倍で、前の年の同じ時期の0.66倍より0.03ポイント下回りました。
平成21年2月から前の年の同じ時期を上回り続けていましたが、31か月ぶりに下回りました。
一方、新規求人数は、1,000人と前の年の同じ時期を9.3%上回っています。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢については依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに停滞がみられる」としています。 -
第一美術展 出品者による作品展
全国公募展「第一美術展」に作品を出品している南信地区の有志による展示会が、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリーアイダッシュで開かれています。
展示会は、第一美術展について多くの人に知ってもらおうと会員有志が開いたもので、今年で2回目です。
会場には、絵画や彫刻、陶芸など南信地区の会員の作品28点が展示されています。
展示会は、10月31日水曜日まで、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリーアイダッシュで開かれています。 -
国体出場選手を激励
今月29日から岐阜県で開かれる国体に出場する伊那市の選手の壮行会が24日、市役所で開かれました。
伊那市から国体に出場するのは選手と監督合わせて16人です。
このうち市役所を訪れたのは 9人です。
陸上競技の走り幅跳びとリレーに出場する伊那中学校3年の西村千明さん。
同じく陸上競技の棒高跳びに出場する高遠高校3年の竹松多恵子さん。
少年男子サッカーに出場する東海大三高校1年の佐々木哲也君。
新体操に出場する伊那西高校3年の吉原真子(まこ)さん。
女子バスケットボールに出場する上伊那農業高校3年の松崎葵さんと登内美沙(とのうちみさ)さん。
セーリングに出場する伊那消防署の井上瑶さん。
軟式野球に出場するルビコン(株)の辻和馬さん。
弓道に出場する上伊那薬剤師会の山田静香さんです。
壮行会では国体に出場する選手一人一人が大会での目標をはなしていました。
酒井茂副市長は「国体に出られない人の分まで一生懸命努力しし頑張ってきてほしい」と激励していました。 -
東海大三3年 北川さん国体出場を報告
箕輪町松島の高校3年生の北川直美さんは、今月29日から岐阜県で開かれる国民体育大会、バスケットボール競技の少年女子の部に出場します。
北川さんは、18日、箕輪町役場を訪れ平澤豊満町長に出場の報告をしました。
北川さんは、東海大学付属第三高校に通う3年生です。
県内の高校生から選手を選抜して作る県代表のチームでレギュラーを務めています。
173センチの高さを生かし、ゴール下でリバウンドを取り攻守のリズムを作る事を心がけているという北川さんは、全国大会に向け「体力や運動量では負けないよう、まずは一勝したい」と話していました。
平澤町長は「自分の力を発揮できるよう頑張ってきてください」とエールを送りました。
バスケットボール競技、女子の部は、29日から岐阜県高山市で開かれ、長野県は初戦、東京都と対戦します。 -
青年海外協力隊員佐藤さん エルサルバドルへ
伊那市の佐藤祐美子さんは、独立行政法人国際協力機構JICAの青年海外協力隊員として、24日から、中米のエルサルバドルに派遣されます。
20日は、佐藤さんと駒ヶ根青年海外協力隊訓練所所長の堀内好男さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に出発の挨拶をしました。
佐藤さんは、伊那市美原出身の31歳。
大学を卒業後、外資系のホテルで4年間働いていました。
28歳の時、世界一周の船に乗り途上国を含む様々な国を訪れ、貧困や社会が抱える問題を解決する仕事につきたいと考えるようになりました。
白鳥市長は「国際貢献をしつつ、見聞を広げてきてください」と激励しました。
佐藤さんの任期は2年間で、現地では、農業関係者の支援に携わります。 -
盗難の車 中央道で事故
中央道下り線で26日、警察の追跡を受けていた車が、伊那市の小黒川パーキングエリア入口で衝突事故を起こしました。
これにより運転していた男性が軽いケガを負いました。
高速隊によりますとケガを負ったのは千曲市の無職の男性26歳です。
男性が運転していた車は盗難届けが出ていて発見したパトカーが追跡していました。
松本市内の長野道で発見された車が逃走し小黒川パーキングエリア入口で衝突したもので、高速隊では追跡方法に問題はなかったとしています。
この事故により伊那インターチェンジから駒ヶ根インターチェンジの間の下り線が26日午後7時頃からおよそ2時間半にわたり通行止めとなりました。 -
平成23年度決算 5億3千万円の黒字
伊那中央病院の平成23年度決算は純利益が5億3千万円と3年連続で黒字となりました。
これは27日、伊那市役所で開かれた伊那中央行政組合議会で報告されたものです。
平成23年度は患者数、診療単価が増加したほか経費の抑制などにより、およそ5億3千万円の純利益を確保するとともに、累積赤字をおよそ19億円に縮減しています。
年間延べ患者数は外来で延べ19万3776人で前年度に比べ7952人、率にして4.3%増加しました。
伊那中央病院では今年度から救命救急センターと医療技術を習得するための研修センター増築のほか地下水上水道システム設置工事を計画しています。 -
水神町と伊那市社会福祉協議会が災害時の協定結ぶ
伊那市山寺の水神町と伊那市社会福祉協議会は27日、災害時等の協力応援体制の協定を結びました。
27日は伊那市の福祉まちづくりセンターで調印式が行われ、水神町の小木曽義典総代と、伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長が協定書を取り交わしました。
協定では、水害時などに福祉まちづくりセンターを一時的な避難場所として避難者を受け入れるとしています。
また、災害時などに社協の運営する福祉まちづくりセンター及び障害者社会就労センター輪っこはうす・コスモスの家の利用者の避難誘導に関して地域の人の協力を求めることを取り決めました。
伊那市社協では、これまでに御園区や高遠町長藤区など、4つの区と災害時等の協力応援体制協定を結んでいます。
伊那市社協の小池会長は、「これからも利用者や地元の方の安全対策に努めていきたい」と話していました。
水神町の小木曽総代は、「常日頃の準備をしっかりすることによって大事になることを防ぐことができるのでは」と話していました。 -
中アのニホンジカ駆除へ
ニホンジカによる食害対策を行っている南信森林管理署は今年度中に30頭を目標に中央アルプスに生息するニホンジカの駆除に取り組むことを決めました。
27日は、上伊那、下伊那、諏訪地区の市町村で構成する協議会が伊那市の南信森林管理署で開かれました。
協議会は各市町村が抱える国有林についての課題を南信森林管理署が聞き、その対策を検討するもので、27日は市町村長などおよそ20人が出席しました。
協議会では伊那市の白鳥孝市長が中央アルプスで目撃情報があるニホンジカについて、「爆発的に増える前に対策をとってほしい」と要望しました。
これについて南信森林管理署の田中徹署長は、「センサーカメラを設置し、現状把握につとめている。頭数が増える前に対応したいと」答えました。
センサーカメラは今年6月、標高1500メートルから1900メートルに4台、8月には2700メートルの登山道周辺に10台設置しています。
目撃情報やセンサーカメラにニホンジカが写っていたことにより南信森林管理署では10月から地元猟友会の協力により罠をしかけ、駆除することにしています。
協議会では中央アルプスでのニホンジカ駆除について、「木曽地域との連携も必要ではないか」との意見が出されていました。
駆除は雪が降るまでの間、継続して行っていく計画で今年度中に30頭を目標にしています。 -
高遠辛味大根を高遠北小児童が間引き
伊那市高遠町の高遠北小学校3年の児童が高遠の特産品「高遠辛味大根」の間引き作業を27日高遠町藤沢の畑で行いました。
27日は高遠町の伊藤正樹さんの畑5アールに植えられた高遠辛味大根の間引き作業が行われました。
間引き作業は、社会科の授業の一環で農家の仕事や地元の特産品について学んでもらおうと今回初めて行ったものです。
高遠辛味大根は、保科正之が高遠そばの薬味として食べていたといわれていますが、近年地元では育てられていませんでした。
福島県大沼郡金山町で育てられていたことから、旧高遠町役場の職員らが種を貰い受け、平成15年に復活したということです。
児童は、小さいものを選んで次々と間引いていました。
間引きした高遠辛味大根は、学校に持ち帰り葉の部分をおひたしにして食べるということです。 -
伊那市富県保育園 稲刈り体験
伊那市の富県保育園の園児は26日、保育園近くの田んぼで稲刈りを体験しました。
この日は、年長園児24人が、地元農家でつくるJA上伊那青壮部富県支部のメンバーに教わりながら稲刈りを体験しました。
園児は、今年5月に青壮年部のメンバーと一緒に、この田んぼに白毛餅の苗を植えました。
収穫したもち米は、1週間ほど乾燥させ、年明けに餅つきをして味わうということです。 -
高遠ブックフェスティバル
3年前から高遠町を本の町にしようと始まった、高遠ブックフェスティバルが、今年は地域住民主導で開かれました。
高遠町商店街の店舗前には本棚が置かれ、誰でも手に取って読んだり、買ったりすることができます。
「読み終わった本でも、他の人にとっては読みたい本かもしれない」と地域に本を募ったところおよそ4千500冊が寄せられ、店頭や空き店舗などに本が並べられました。
高遠ブックフェスティバルは、読書愛好家らでつくるグループが始めたもので、今年から地域住民が主体となって運営を行いました。
本の町プロジェクトの春日裕代表は「5年後、10年後に町の横に本が佇むようなイベントにしていけるよう頑張っていきたい」と話していました。
ブックフェスティバルを運営する本の町プロジェクトでは、今回の売り上げ全額を東日本大震災の義援金として寄付するということです。