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春の河川一斉パトロール
長野県などは、不法投棄されている廃棄物の実態を把握しようと4日、春の河川一斉パトロールを行いました。
パトロールは、毎年春と秋の2回行われていて、4日は県や市町村の職員、警察など32人が参加しました。
参加者は4つの班に分かれ上伊那8市町村の河川を見回りました。
このうち、伊那市の小沢川では伊那建設事務所と市の職員4人が、河川敷に捨てられているレジ袋やペットボトルなど7袋分のゴミを拾いました。
県では「ゴミはゴミ箱に捨てるという当たり前のことを守って欲しい」と呼びかけています。
今回のパトロールで集めたゴミはおよそ302キロで、テレビなどの電化製品は捨てられていなかったということです。 -
金星の太陽面通過観察会
金星が太陽の前を横切り、黒いほくろのようにみえる「金星の太陽面通過」の観察会が、6日、伊那市の西箕輪小学校で開かれました。
今朝の伊那地域は、曇りがちでしたが、金星の太陽面通過が始まる、午前7時15分頃になると、雲の切れ間から太陽が見え始めました。
通学してきた子供たちは、日食メガネや、モニターに写し出された天文ショーを興味深げに観測していました。
観察会は、西箕輪小学校の理科教諭の野口輝雄さんが開いたもので、子供たちは、休み時間や授業の合間に、理科室を訪れていました。
1年生が観測を予定していた、午前9時頃には、空は厚い雲に覆われ、太陽を見る事ができませんでした。
野口教諭は、朝、撮影した映像を使い、「小さく見えるが、金星は地球と同じ大きさです。240日程かけ自転するので、太陽側の表面温度は470度近くあるなど」と話してしていました。
20分ほどすると、雲の隙間から太陽が見え始め、子供たちは、興奮した様子で太陽をみていました。
次回、金星の太陽面通過が観測できるのは、105年後だということです。 -
南箕輪村南部小児童 間伐材に「夢の鳥」描く
南箕輪村の南部小学校の3年生は、6日、間伐材の板に、子供たちが想像した「夢の鳥」の絵を書きました。
南部小学校の3年生は、総合学習で木の観察や森林での遊び等、森を通した体験学習を行っています。
今回は、上伊那地方事務所が仲介役となり、駒ケ根市に工場のある塗料メーカーの協力のもと、上伊那地域の間伐材で作られた縦20センチ、横30センチほどの板に絵を描きました。
子供たちは、「なでると空の旅に連れて行ってくれる」や「病気を治し幸せを運んでくれる」等、自分たちが考えた鳥の絵を描いていました。
殆どの子供たちは、ペンキを使って絵を書くのは初めてという事もあり、最初は慎重に描いていました。
今日描いた絵は、学校の敷地に飾る予定です。 -
たかずやの里移転候補地「東春近東原工業団地内」
伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の改築支援について協議する、上伊那広域連合の検討委員会は、東春近の東原工業団地内にある伊那市の所有地を移転改築の候補地とする方針をまとめました。
5日は、上伊那8市町村や施設を運営するたかずや福祉会、地元住民など委員14人が出席し、伊那市内で3回目の会合を開きました。
移転改築の候補地としては、富県の3か所と東春近の1か所、合わせて4か所が示されていて、通学や通院など送迎の負担軽減や、富県地区とのつながりへの配慮など4点を基に選定が行われました。
協議の結果、富県の3か所は用地面積が狭いことや取得が難しいことから、東春近の東原工業団地内にある市有地を候補地とする案をまとめました。
たかずやの里では、移転後、子供たち数人が共同生活する、小規模なグループケアを行う計画をしています。
そのため委員会では、施設整備のプランでは、子供たち8人が一組となり共同生活する建物5棟と、相談室などを兼ね備えた管理棟1棟等を建てる案を検討しています。
今後は、財源や市町村負担などについてシュミレーションをし、次回の委員会では改築事業の素案をまとめたいとしています。
次回の委員会は、6月下旬に開かれる予定です。 -
二十四節季「芒種」 エゴマの種まき
今日は二十四節季のひとつ「芒種(ぼうしゅ)」です。
穀物の種を撒く頃とされています。
伊那市長谷の障害者就労センターさくらの家の利用者らが5日、エゴマの種まきを行いました。
さくらの家近くの畑で、伊那ライオンズクラブのメンバーと一緒にエゴマの種を撒きました。
エゴマは10月頃収穫し、来年4月の桜まつりで販売するということです。 -
大学ラグビー東西の強豪校が激突
第16回伊那市大学ラグビー招待試合、 関東学院大学対同志社大学の一戦が3日、伊那市陸上競技場で行われました。
関東学院大学ラグビー部は1960年創部で、これまでに大学選手権で6回優勝。一方、同志社大学ラグビー部は、1911年創部で、大学選手権で4回優勝と、東西を代表するチームの対戦となりました。
両校とも、新体制となったばかりで、これから、秋のシーズンに向け戦術面などチームを作っていく段階と関係者は話していましが、スタンドに集まったおよそ1400人の観衆は、選手たちが見せる激しいタックルや、ボール回しなど、トップレベルのプレーを楽しんでいました。
試合は、両チームとも、ボールをテンポ良く回すラグビーを行い、互角の戦いを見せていました。
試合の結果関東学院大学が、31対29で勝利しました。 -
高遠城址公園さくら祭り反省会
今年度の高遠城址公園さくら祭りについての反省会が5日開かれ、有料化の時期などについての意見が相次ぎました。
反省会には、伊那市や観光協会、警察など関係者およそ40人が出席しました。
今年度のさくら祭りには、公園開きから散り終わりまでの期間におよそ22万8,000人が訪れました。
今回初めて有料入園を開花宣言の翌日からと定めたため、有料入園者数は17万4,729人と昭和58年の有料化以来6番目に少ない数となりました。
出席者からは、「市の経済状況や人件費などを考えても、開園日から入場料をもらうべき」「入場料をとって施設のリニューアルにあて、通年を通して観光客を呼べる公園整備を目指すべき」などの意見がだされました。
他に、「今年のように開花が遅れそうな時は、人の手を使って早く咲く木があってもいいのでは」などの意見もありました。
市では、こうした意見を基に来年度以降にいかしていきたいとしています。
5日はこの他、蓮華寺の境内にあるコヒガンザクラ7本が、檀家の要望により伐採されたことをうけ「桜は高遠全体のものという意識を共有していくべき」との意見もだされていました。 -
東箕輪地区保育園建設対策特別委員会設置
箕輪町議会は、おごち保育園と長岡保育園を統合する新たな保育園の建設場所などについて調査、研究などをする東箕輪地区保育園建設対策特別委員会を5日設置しました。
5日開会した箕輪町議会6月定例会に議員提出議案として提出され可決されました。
特別委員会は全議員の15人で構成され、新たに建設される東箕輪地区の保育園建設に関する研究や調査などを行います。
今議会の会期中に、委員会を開き委員長等を決め協議していくとしています。
5日開会した6月定例会には一般会計補正予算案など10議案が提出されました。
一般会計補正予算案は4300万円を追加するものです。
箕輪町議会6月定例会は18日までの14日間で11日と12日に一般質問が行われます。 -
伊那まつりTシャツデザイン決まる
8月に行われる伊那まつりのTシャツとうちわのデザインが5日、決まりました。
5日は、伊那浄水管理センターで審査会が開かれました。
Tシャツのデザインは、33人から38点、うちわのデザインは、29人から32点が寄せられました。
審査の結果Tシャツのデザインは、伊那市の等々力心太朗さんの作品に決まりました。
デザインの工夫や祭りの楽しさが表現されていることなどが評価されました。 -
沖さんが鼻煙壺を寄贈
株式会社ファミリーマート代表取締役などを務めた東京都の沖正一郎さんが4日、嗅ぎタバコを保管する容器、鼻煙壺を伊那市に寄贈しました。
4日は、沖さんと友人で井上井月顕彰会会長の堀内功さんらが伊那市役所を訪れ、鼻煙壺100点を伊那市に寄贈しました。
沖さんが鼻煙壺を公共施設に寄贈したい希望があり友人の堀内さんを介して、伊那市への申し出がありました。
鼻煙壺は、嗅ぎタバコを保管する容器です。
嗅ぎタバコは鼻から吸う粉末状のタバコで、17世紀から18世紀にヨーロッパの貴族を中心に流行したということです。
素材にはガラス、陶器、金属などが使われていて、高度な工芸技術と多様な材料によって作られています。
沖さんが初めて鼻煙壺を手にしたのは25年ほど前に出張で出向いた上海のアーケードでした。
寄贈された作品は信州高遠美術館で保管し、展示会を行う計画です。 -
バラ祭り9日から
今月9日から伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでバラ祭りが始まります。
ガーデンでは、色とりどりのバラが咲きはじめ訪れた人たちの目を早くも楽しませています。
しんわの丘ローズガーデンは平成19年の6月にオープンしました。
8千平方メートルの敷地内におよそ130種類2600本のバラが植えられていて咲くタイミングや色など、様々なバラが楽しめます。
祭りがスタートする今週末を待たずに、ここ数日の暖かさで次々と花が咲き始めています。
現在は、葉に、ふが入っているのが特徴の紅。
咲き始めから先終わりまで花が色あせないソリドール。
イギリスのダイアナ妃にちなんで品種開発されたダイアナプリンセス オブ ウェールズなどが楽しめます。
5日は、訪れた人たちが、バラを写真に収めたり、香りを楽しんでいました。
しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りは今週末の9日から7月の8日まで行われることになって
いて、5日は、伊那市振興公社の職員が祭りに向けて準備をしていました。
期間中はバラの苗木の販売やコンサートなどを計画していて、伊那市では多くの来場を呼び掛けています。 -
チョウゲンボウのひな換気扇の中で育つ
伊那市在住で松本大学地域総合研究センター研究員の建石繁明さんは、ビルの換気扇で、ふ化したチョウゲンボウのひなの観察を続けています。
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南箕輪村6月定例会開会 9議案提出
南箕輪村議会6月定例会が4日、役場で開かれ、一般会計補正予算など9議案が提出されました。
一般会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ8,200万円を追加し総額を48億5,200万円とするもので、4日の本会議で可決されました。
歳出の主なものは、南箕輪中学校の音楽教室棟の床の張り替え工事費に400万円、北殿駅前の駐輪場修繕工事費に380万円などとなっています。
6月定例会は、15日までの12日間で、13日と14日に一般質問が行われます。 -
上伊那歯科医師会が無料健診
4日から始まる歯の衛生週間にあわせ、上伊那歯科医師会は、3日に伊那市保健センターで無料歯科健診を行いました。
伊那市保健センターには、親子で歯科検診を受ける人の姿が目立ちました。
上伊那歯科医師会が、歯や口の健康の大切さを多くの人たちにわかってもらおうという新たな取り組みです。
3日は、約50人が会場を訪れ、歯科医師に診察してもらい、アドバイスも受けていました。
上伊那歯科医師会では、「歯はすべての健康に通じることを知ってもらいたい」と歯の大切さを訴えています。 -
蒸し麺の語呂合わせ ローメンの日
6月4日は蒸した面の語呂に合わせたローメンの日。
4日は、それに合わせた割引サービスのほか、新キャラクターの投票が行われました。
日本記念日協会にも登録されているローメンの日。
今日は伊那ローメンズクラブ加盟店で並盛が400円で提供され、お昼時には多くのローメンファンが訪れていました。
蒸した麺を羊の肉やキャベツとともに煮込み、仕上げは、酢や七味、ソースなど自分好みの味つけをして食べる、伊那の名物。
ご当地グルメの祭典。B1グランプリにも出場しました。
伊那ローメンズクラブ会長の、正木金内衛さん。
ローメン一筋60年の大ベテランです。
4日は、ローメンをPRするための新キャラクターの投票も行われ、訪れた人たちが6つの候補の中から気にいったものを選んでいました。
ローメンの新キャラクターは8月の伊那まつりで、お披露目されることになっています。 -
市議会開会 9議案提出
伊那市議会6月定例会が4日開会し一般会計補正予算案など9議案が提出されました。
一般会計補正予算案は、歳入歳出にそれぞれ4900万円を追加し、総額を295億8,000万円としています。
歳出の主なものは、災害時に情報収集などにあたるオフロードバイク隊の整備に150万円、給水車整備に1,100万円などとなっています。
6月定例会は22日までの19日間で12日から14日まで一般質問が行われます。
一般質問は、議会改革の一環として、会議時間の延長を抑えることなどを目的に通常より時間を30分繰り上げ、午前9時半から始めることにしています。 -
中病ボランティアに中央行政組合が感謝状
伊那市の伊那中央病院でボランティアを行っている個人や団体に伊那中央行政組合から感謝状が4日、贈られました。
感謝状は、病院でボランティアを行っている個人や団体に贈られるもので、今回が初めてです。
3年以上活動を続けている5人と3つの団体に川合博院長から感謝状が手渡されました。
伊那中央病院では、現在の場所に移転した平成15年からボランティアを募っていて、4日現在101人が登録しています。
子どもが恐がらないよう点滴をとめるテープに絵を描く人や、花壇の整備を行う団体など内容は様々です。
川合院長は「職員だけではまかなえないことも多く、大変助かっている。患者さんが気持よく利用できるよう、今後も力を貸していただきたい」と感謝しました。 -
伊那市で土砂災害想定し実践的訓練
3日は、土砂災害を想定した全国統一の訓練が行われました。
伊那市は、長野県の代表市として、西箕輪地区を中心に実践的な訓練を行いました。
梅雨前線の影響により西箕輪地域で土砂災害が発生したとの想定です。
伊那市は、災害対策本部を設置。
9時15分に避難勧告、10時25分に避難指示を出し、羽広区全域を警戒区域に指定しました。
西箕輪南部保育園では、避難準備情報を受け、西箕輪小学校に避難をし、保護者に受け渡す訓練が行われました。
避難場所に指定されている公民館では、発災対応型訓練が行われました。
発災対応型訓練は、地域内で発生した災害に対し、住民が主体的に対処する訓練です。
羽広公民館では、崩れた土砂を取り除き、生き埋めになった人を救助する訓練が行われました。
伊那市では、「実践的な訓練の結果、情報伝達などの部分で課題も見えた。今回の反省を活かして、市の防災計画などにも反映させていきたい」としています。 -
オペラ春香 64年ぶり上演
伊那市の名誉市民、故・ス木東六さんが作曲したオペラ春香が64年ぶりに、3日、伊那文化会館で上演されました。
オペラ春香は、「韓国版、ロミオとジュリエット」ともいわれる純愛物語で、韓国の古典文学「春香伝」をもとに、・ス木さんが昭和22年(1947年)に疎開していた伊那で作曲した作品です。
物語は、ヒロインの春香が貴族の男性と身分を超え恋に落ちますが、春香を見初めた役人によって2人の仲は引き裂れてしまうというストーリーです。
春香は、昭和22年から23年にかけ東京や大阪で上演されましたが、朝鮮半島の南北国家分裂などの影響もあり、オリジナル作品はそれ以降は上演されていませんでした。
2008年に小坂樫男前伊那市長が、韓国大統領就任式に出席した事がきっかけとなり、春香の舞台となっている韓国の南原市との民間交流が始まりました。
より文化的な交流につながればと、市民有志がオペラ春香実行委員会を組織し、3年をかけ上演の準備を進めてきました。
舞台では、上伊那を中心とした音楽愛好家、およそ200人が出演し演奏や歌声を披露していました。
実行委員会の北沢理光事務局長は「64年間上演されていなかった物を形にするのは大変だったが、実現できうれしく思う」と話していました。
また、・ス木東六さんの長女の・ス木緑さんは「春香が生まれた伊那市で、伊那の人たちにより、再び演じられることに大きな意味がある。」と話していました。 -
伊那青年会議所45周年記念式典
社団法人伊那青年会議所の創立45周年記念式典が3日伊那市で行われました。
記念式典には、伊那青年会議所の会員や県内各地の青年会議所の代表者など130人が出席し、45周年の節目を祝いました。
向山賢悟第45代理事長は、「若い世代の力を結集し、街づくり運動を行っていきたい。郷土愛を持ち続け、仲間を大切にして、地域の賛同、共感を得ながらムーブメントを起こしていきたい。」とあいさつしました。
伊那青年会議所は、伊那市を中心に若手経営者ら32人の会員がいて、今年度は、「地域から必要とされ、頼られそして、期待される伊那JCに向けて」をスローガンに活動しています。 -
伊那バラまちフェスタ始まる
バラが咲き始めた伊那市の中心市街地で、3日からバラまちフェスタが始まりました。
伊那市山寺から西町までのおよそ1キロの中心市街地には、1,000鉢200種類のバラが並べられていて、現在3分咲きです。
見ごろは、遅咲きのものが咲きそろう来週以降になりそうです。
伊那バラまちフェスタは、伊那まちの再生やるじゃん会が花と音楽のまちづくりの一環で行っていて、今年で2年目です。
通りでは、買い物客らが足を止め、花をながめたり、写真を撮ったりしていました。
イベントの期間は、30日までで、初日の3日は、シャンソンコンサートや記念講演会などが開かれました。
午前中は、歌手の浜砂伴海さんがバラにちなんだシャンソンを歌いました。。
セントラルパークには、多くの人が訪れ、バラとシャンソンの共演を楽しんでいました。 -
伊那市次世代育成支援推進協委嘱
少子化など子ども達の育つ環境が変化する中で、市民の意見を施策に反映させるための、伊那市次世代育成支援推進協議会の1回目の会議が、30日夜、市役所で開かれました。
30日夜は、1回目の会合が開かれ、酒井茂副市長から、新しい委員17人に委嘱状が手渡されました。
協議会は、伊那市の子育て事業で更に推進すべき点などについて市民から意見を聞こうと設置されているものです。
会長には、読み聞かせなどの活動を行なっている子育て支援グループ代表の金丸 恵美子さんが選ばれました。
金丸さんは、「子どもは地域で育てるという考え方をそれぞれが持たないと、子どもは健全に育っていかない。市全体の子どもが健やかに育つ事を願って任期を勤めたい」と挨拶しました。
酒井副市長は、「社会・経済の情勢は、複雑・多様化している。みんなの力で、子どもを健やかに育てるために議論をお願いしたい」と挨拶しました。
委員の任期は2年となっています。 -
灯油タンクから灯油漏れ
南箕輪村久保で2日、畑に設置されている灯油タンクから灯油が漏れ水路に流れ出しているのが見つかりました。
伊那警察署では流れ出した灯油の量や原因について調べを進めています。
伊那警察署の発表によりますと、灯油漏れがみつかったのは南箕輪村久保の畑です。
昼ごろ水路に油が浮いているのを発見した近くの住民が村役場に知らせ、職員が現場に駆けつけました。
灯油が流れだした水路では、職員らがオイルフェンスを張ったり、吸着マットで灯油を吸い取るなどの作業にあたっていました。
水路近くには田んぼもあり一部に灯油が流れこんだとみられています。
伊那署では灯油が流れだした原因や量について調べを進めています。 -
伊那市創造館2周年記念フォーラム
旧上伊那図書館を改修した伊那市創造館の開館2周年記念フォーラム「片倉館 その歴史と建築を探る」が2日、創造館で開かれました。
記念フォーラムでは、旧上伊那図書館の基本設計者の森山(もりやま)松之助(まつのすけ)が設計した諏訪市の片倉館について、講演とパネルディスカッションが行われました。
片倉館は昭和3年に諏訪市周辺で製糸業を営んでいた片倉家が、公共の福利厚生施設として建設した温泉施設で、国の重要文化財に指定されています。
諏訪市博物館の五味裕史館長が片倉館の歴史や建築について講演しました。
五味さんはビデオを交えながら、「片倉館をこれからも子供たちに受けついでいきたい」と話していました。
パネルディスカッションでは近代建築史研究家の古田智久さんと伊那市創造館の捧剛太館長を交え、近代建築について話しました。
古田さんは片倉館の屋根に着目し、「屋根一つとっても、片倉館には優れた建築技術を見ることができる」と話していました。
捧館長は、「建築を深く見ていくのはとても楽しいことで、近代建築の魅力をたくさんの人に知ってほしい。」と話していました。 -
夏山シーズン到来
6月に入り夏山シーズンが到来しました。
伊那市と富士見町境にある入笠山が2日、山開きとなり、多くの登山者が頂上を目指して山を登りました。
この日は入笠山登山口で山開きの式典が行われ、伊那市や富士見町の関係者、一般登山者など150人が参加しました。
白鳥孝伊那市長や一般登山者らが、神事で登山の安全を祈願しました。
入笠山は、標高1955メートル。登山口から頂上まで30分ほどと比較的登り易い山で、毎年多くの登山者が訪れています。
この日も県内外から多くの登山者が訪れ、頂上を目指して登って行きました。
静岡県から訪れた男性は「自分が生まれた年と標高が同じ数字だったので去年から登り始めている。短時間で誰でも気軽に登れるところが良い」と話していました。
入笠山観光連絡協議会会長の小林一彦富士見町長は「伊那市と連携しながら登山者が楽しめるようにおもてなしをしていきたい」と話していました。
入笠山は、これから秋にかけ、様々な花を楽しめるということです。 -
荒井区少年少女球技大会
伊那市荒井区の少年少女球技大会が2日、伊那小学校のグラウンドで開かれ、子ども達がキックベースで地域の絆を深めました。
この日は、荒井区の11常会から9チーム、189人が参加し、キックベースをしました。
これは、学年の枠を越えて地域の絆を深めてもらおうと毎年開かれている荒井区の恒例行事で、今年で35回目になります。
参加した全員が楽しめるようにと、1・2年生はボールをホームベースの上に置いて蹴っていました。
荒井区の小松朝雄区長は子ども達の健全育成とともに、地域を中心に学校を盛り立てていきたい」と話していました。
大会の結果、室町Bチームが優勝しています。 -
英語教室の子ども達が村に2万円を寄付
南箕輪村の英語教室「放課後英語」で学ぶ子ども達が1日、教室で集めた募金2万円を寄付しました。
この日は教室に通う年長から小学6年生までの10人が村役場を訪れ「地域の緑のために使って下さい」と加藤久樹副村長に2万2千175円を手渡しました。
放課後英語では、国際社会に貢献できる大人になってもらおうと、環境問題についても考えています。
環境のために、授業中に飲み物を飲む時に使う紙コップをやめマイカップにしていて、紙コップを使ったつもりで募金をしようとお金を集めました。
この日は子ども達から加藤副村長に環境に関するクイズが出され、6年生はオゾンホールが広がる季節を「英語で答えてください」と問いかけていました。
加藤副村長が「ウインター」と答えると、子どもから「間違いです。正解はスプリングです」と指摘されていました。
加藤副村長は「村の緑のために大切に使わせてもらいます」と話していました。
今回の寄付は大芝高原の整備に使われるということです。 -
消防広域化研究会事務局長に三井さん
伊那市は、上伊那消防広域化研究会設置に伴う6月8日付の人事異動を1日内示しました。
部長級の伊那消防組合派遣、上伊那消防広域化研究会事務局長には、消防次長の三井栄二さん(54)が昇格します。
消防広域化研究会設置に伴う、消防本部、伊那消防署の異動総数は、三井さんも含め10人となつています。 -
衣替え 夏の装いで登校
6月に入り衣替えのシーズンとなりました。
各地の学校などでは、生徒が装いを夏服に変えて登校していました。
このうち、伊那市の伊那西高校では、チェックのスカートと白い半袖のシャツの夏の制服をきて登校していました。
今朝7時頃の伊那地域の気温は15.3度でしたが、カーディガンを羽織っている生徒の姿が多く見られました。 -
第34回プロドライバー事故防止コンクール表彰伝達式
第34回プロドライバー事故防止コンクールの表彰伝達式が31日伊那市の伊那警察署で行われました。
第34回プロドライバー事故防止コンクールでは、伊那市の株式会社丸登運送伊那営業所と伊那市高遠町の高遠観光タクシー有限会社が優良賞を受賞しました。
プロドライバー事故防止コンクールは、交通事故の防止を目的に、長野県交通安全協会などが昭和53年から行っています。
伊那警察署の田中泰史署長は、「プロのドライバーが模範となって、市民へいい影響を与えてほしい」と話していました。
このほか、これまでに3回最優秀賞を受賞した伊那バス株式会社が特別賞を、伊那タクシー株式会社と有限会社白川タクシーが最優秀賞を受賞しています。