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福祉防災支援員養成講座開催
災害時の被害を減らす社会作りのためのリーダーを養成しようと、福祉防災支援員養成講座が伊那市の伊那文化会館で18日開かれました。
消防団や福祉施設の関係者、一般など、伊那市などから19人が参加しました。
これは、NPO法人環境・福祉事業評価センターが初めて開いたもので、県内6会場のうち伊那は5会場目です。
講師は、危機と共存する社会づくりに向け活動しているNPO法人シュアティ・マネジメント協会理事長の佐藤唯行さんです。
佐藤さんは、災害時に被害を減らすためには、信頼できる社会を作る必要があると話しました。
地震や台風などの危機が社会の弱い部分と出合うことで災害が起きると説明し、弱い部分を改善することで災害は防ぐことができると話しました。
佐藤さんは、災害に対処するために、危機が発生した後の自分を想像し、状況や行動を考えておいてほしいと呼び掛けていました。 -
各地のジオパーク活用法学ぶ
全国各地のジオパーク保有地域が交流する「ジオパーク交流集会」が18日、いなっせで開かれ、ジオパークの活用方法などについて学びました。
この日は、伊那市を中心におよそ270人が参加しました。
ジオパークは、地質・地形を見所とする自然公園として認定された地域のことです。
交流集会は、全国に27施設ある国立青少年自然の家のうち、8施設の地域にジオパークがあることから、その8地域の自然の家のスタッフを招いて、初めて開かれました。
各地域の自然の家で行われているジオパークを活用した教育活動の発表では、高遠の他、新潟県の妙高と長崎県の諫早が発表しました。
妙高では、糸魚川構造線を活用した体験学習が行われていて、断層や翡翠、化石などの採集体験を通じて子ども達に夢を与える学習を企画しています。
高遠では、石探しや砂金の採集体験などを通じ地質への理解を深める学習を行った所、子ども達の協同学習への意欲に変化がみられたということです。
こうした発表を受け、国の教育研究機関の五島政一さんは「自分の地域を知る事で、子ども達は自分の地域を誇りに思い、地域を好きになる。地域の大人が子ども達に伝承しながら教えてあげてほしい」と話していました。
ある参加者は「地域に世界に誇れるものがあるということをPRするために、いろんな地域の情報を聞いて、協力して活動していけたら素晴らしいと思う」と話していました。
白鳥孝伊那市長は「非常に有意義な交流だった。各地の活用法を聞き、地域に合った活用方法を探るきっかけになった。ジオパークを学習に取り入れるというのはとても面白いと思う」と話していました。
交流集会では、ジオパーク保有地域の市長や村長によるシンポジウムも行われました。 -
農業振興論文コンクールで上農赤堀さん最優秀賞
県内の高校生を対象に開かれた農業振興論文コンクールで、上伊那農業高校1年の赤堀優未さんが最優秀賞に選ばれました。
赤堀さんは上農高校生産環境科の1年生です。
論文では、地元の米の歴史やもち米を使ったマフィンとドーナツを作り文化祭で販売した活動などが書かれています。
コンクールには県内7校から19点の応募があり、赤堀さんの論文は、活動内容が今後につながる点などが評価され最優秀賞に選ばれました。
赤堀さんは「最優秀賞に選ばれたときはあまり実感がなかったけど、今はとても嬉しい。将来は地元の野菜を使って地域おこしができるような職業に就きたい」と話していました。 -
V.C.NAGANO 地元で2連勝
実業団チームとクラブチームが出場する全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会が、18日と19日、南箕輪村で開かれています。
地元のクラブチーム、V.C.NAGANOは、2試合を戦って2勝でした。
大会には全国から16チームが参加し、東日本と西日本に分かれて総当りのリーグ戦を行なっています。
今回、南箕輪村に本拠地を置くV.C.NAGANOが初めて大会に参加したことから南箕輪村で試合が行われました。
V.C.NAGANOの戦績はここまで2勝0敗で、この日は長野の富士通グループ長野と千葉の新日鉄君津と対戦し、ともに勝利しました。
V.C.NAGANOを応援しようと会場には多くの人が訪れ、選手がスパイクを決めると、観客席からは歓声が上がっていました。
リーグ戦は19日を含め残り3日間行われる予定で、東日本、西日本の上位2チームがプレーオフに出場することになっています。
南箕輪村での試合は、19日も村民体育館と南箕輪中学校体育館で行われ、V.C.NAGANOは、東京の東京海上日動と対戦します。 -
春告げる洋ランがずらり
春の訪れを告げる洋ランの展示会が、箕輪町富田のガーデン和らぎで始まりました。
会場には、白やピンク、黄色など、色鮮やかな洋ラン40種類280点が並んでいます。
展示会は、町内外の洋ラン愛好家でつくる「洋らんの花を咲かせる会」が毎年開いているものです。
会のメンバーによると、洋ランは種類によって夏や秋に咲くものもあるということですが、この時期に咲く種類が一番色鮮やかだということです。
今年は例年に比べ気温が低いため、展示会に合わせて花を咲かせるのに苦労したということですが、訪れた人たちは色鮮やかな洋ランを眺めながら一足早い春を楽しんでいました。
会場を訪れたある女性は「今年は寒かったので会員のみなさんの苦労を感じる。色鮮やかな洋ランを見たら一気に春が来た感じ」と話していました。
洋らんの花を咲かせる会の平松生男会長は「今年は花を咲かせるのに苦労も多かった。会員が丹精込めた洋ランが並んでいるので是非足を運んで下さい」と話していました。
この洋ラン展は19日まで、箕輪町富田、与地・辰野線沿いのガーデン和らぎで開かれていて、時間は午前9時から午後4時までとなっています。 -
南箕輪村中部保育園でひな人形飾り付け
ひな祭りを前に、南箕輪村の中部保育園で17日、ひな人形の飾り付けが行われました。
中部保育園では、毎年リズム室にひな人形を飾っています。
17日は、年長と年中園児およそ60人が交代で人形を並べました。 -
長谷保育園 寸劇で人権意識啓発
伊那人権擁護委員協議会は、小さいうちから人権意識を持ってもらおうと15日、伊那市の長谷保育園で啓発活動を行いました。
この日は、伊那人権擁護委員協議会の伊那の委員を中心に委員17人が長谷保育園を訪れ、歌や、寸劇などを披露しました。
寸劇は、育児休暇をとった父親や幼い子どもをテーマに、家族の協力や親子の愛情の大切さをうったえる内容になっています。
伊那人権擁護委員協議会の上村秀一会長は、「家庭や学校などで、みんな仲良く助け合って暮らしてもらいたい」と話していました。
最後に人権イメージキャラクターのまもる君とあゆみちゃんが登場し、友達を大切にしてほしいと園児に呼び掛けていました。 -
旧井澤家住宅で あすから雛人形展
伊那市の伊那部宿を考える会は、雛人形やつるし雛などの展示会を旧井澤家住宅で明日から開きます。
伊那部宿を考える会では、平成18年から毎年この時期、女性会員が中心となって、旧井澤家住宅で雛飾りの展示を行っていて、今回で7回目です。
伊那部宿の東條さん宅の蔵から出てきたという押し絵雛は、江戸時代後期の天保時代に松本で作られたものとみられるということです。
そのほか、昭和初期から現代のものまで、100体ほどの人形が並んでいます。
つるし雛は、今年から数が大幅に増え、45組が並んでいます。
伊那市や箕輪町、駒ヶ根市の13人が手づくりしたということで、1つ1つ表情の異なる飾りが楽しめます。
また、西箕輪から伊那部にお嫁に来た人の嫁入り衣装など、豪華な古い着物も展示されています。
伊那部宿を考える会では「日本古来のよき風習を、古民家の雰囲気の中で伝えたい」と話しています。
この展示会は明日から3月4日(日)まで開かれる予定で、3月3日と4日は、甘酒の振る舞いも予定されています。
旧井澤家住宅の入館料は、大人200円、子供100円となっています。 -
南箕輪村補助金返還問題 村長の処分も
南箕輪村の唐木一直村長は、県から補助金の返還を求められた問題の対応について、村長を含めた関係者の処分を行うとの考えを示しました。
南箕輪村の唐木一直村長は、17日、報道機関に対し、今後の対応などについて文書を送りました。
これは、南箕輪村に交付した補助金について事実と異なる報告を県にしたなど不適切な需給事実があったとして、県が交付を取り消し、村に1000万円あまりの補助金の返還を請求した問題について、唐木村長が、今後の対応などへの考えを示したものです。
文書には、顧問弁護士に事実関係の調査を委託しており、調査結果をそのまま公表すること、村長を含む関係者の処分を行う予定であることなどが記されています。
唐木村長は、「大変ご迷惑をおかけし、また、村民の皆様の信頼を裏切る形となりまして大変申し訳ありません。」とコメントしています。
村では、調査結果の公表も含めて21日(火)に会見を開く考えです。 -
伊那市の陶芸家伊藤真一さん展示会白い器展
伊那市の陶芸家伊藤真一さんの展示会「白い器展」が17日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、コーヒーカップや茶わんなど、白を基調とした作品およそ300点が並んでいます。
物作りが好きだったという伊藤さんは、18歳で陶芸の道に進みました。
陶芸歴は19年で、かんてんぱぱホールでの展示会は5回目です。
会場は、凹凸がない真っ白な作品、薪窯で焼いて微量の色を出した作品、食材の魅力を引き出す作品と、3つのコンセプトに分かれています。
伊藤さんは、「使用する釉薬や作業工程の違いで同じ白でも様々な質感がでる。土本来の色をいかに出すかが陶芸家の仕事だと思っている」と話します。
伊藤真一さんの「白い器展」は、20日月曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
南アルプス食害協議会 活動報告
ニホンジカによる食害対策に取り組んでいる南アルプス食害対策協議会が17日開かれ、高山植物の回復についてバランスよく生息させていくことが必要などと報告しました。
17日は、伊那市役所で活動報告会が開かれ、関係者およそ80人が集まりました。
協議会は、伊那市など4市町村の他、国や県、信州大学農学部などで組織していて、17日は、これまでの取り組みについて報告しました。
このうち、仙丈ヶ岳の防除柵の設置による高山植物の回復効果について研究している信州大学農学部の渡邉修准教授は「2008年の柵設置から2年間で、4品種の高山植物が多く見られようになった。しかし、特定の植物が優位となり、他の植物の回復を妨げていることが分かった。種の多様性の観点からも、バランスよく生息させることが必要」などと話しました。
他に、捕獲されたシカのストレスについて調べた竹田謙一准教授は「捕獲方法別によるシカに与える影響を調べたところ、主流となっているくくり罠は、ストレスを最も与えることが分かった。ストレスが多いシカの肉は、食用に向かなくなるのでシカの拘束時間の短縮や、罠の改良などを行ってストレス軽減を図ることが必要となってくる」と話しました。
協議会では、「南アルプスの貴重な自然を守るためにも、今後も各分野で協力して取り組んでいきたい」と話していました。 -
上伊那消防広域化 将来像示す
上伊那地域にある伊那消防組合と伊南行政組合が一本化し、広域化した場合の消防の将来像が、17日伊那消防組合議会で示されました。
広域化に向け本格的な検討を行なう協議会の設置は、各市町村の意向を確認し、3月22日に決定します。
上伊那地域にふたつある消防本部を一本化する広域化は、伊那や伊南の消防長、6つの消防署の署長などが研究会を組織し検討を進めています。
今回議会に示された将来像には、本部機能を一本化し、1つの消防本部と指令センター、現在ある6つの消防署で業務を行なうことが明記されています。
広域化は、現場到着までの時間短縮や大規模災害への対応、効率的な財政運営を目的に行なわれるもので、期限までに行なうと国から財政的な支援が受けられます。
今回初めて現在と広域化後の財政シュミレーションも示され、将来的に各市町村の負担金が減る見通しとなっています。
職員の給与は、数年間かけて統一化していくとしています。
議員からは、「新しい伊那消防署の庁舎が本部となる可能性が高いので、建設場所選定にあたり伊那以外の住民の意見を聞くべき」「消防団との関係性は、これまで通り保持してほしい」などといった質問や意見がありましたが、広域化に反対する意見はありませんでした。
この将来像は、伊南行政組合でも20日に報告されることになっています。
今後は、各市町村で意思を決定し、3月22日の伊那消防組合議会に結果を持ち寄り組合としての方針を決定します。
理解が得られた場合、市町村長らで組織する協議会を設置して、広域消防運営計画を策定。
順調に進んだ場合、平成26年度に計画を決定し、27年度、広域消防が発足する見通しです。 -
「高校生レストラン」の仕掛け人 岸川政之さん講演
テレビドラマ化された「高校生レストラン」の仕掛け人で、三重県多気町役場職員の岸川政之さんの講演会が10日、JA上伊那本所で開かれました。
岸川さんは、「地域の宝を探し、育ててほしい」と呼びかけました。
岸川さんは、地元の相可高校食物調理科の生徒たちが切り盛りするレストラン「まごの店」設立に奔走。
岸川さんの情熱が、高校・行政・地域を巻き込んで高校生自らが調理、接客、コスト管理を行なうレストラン誕生に至りました。
高校生レストランは、15歳で料理の道を目指す高校生たちの道場だと説明し、▽地元にあるものばかりを見ていて、ないものは探していない▽コンサルタントの手は借りず自分たちですべて考えている▽ビジネスを意識し、町の補助は一切受けていないなどと地域おこしのポイントを話しました。
岸川さんは、「高校生が真剣勝負の調理をして、お客が喜んで食べる。そこに感動が生まれる」と話しました。 -
伊那市消防団音楽隊 19日に定期演奏会
伊那市消防団音楽隊 練習道場とあります。階段をのぼっていくと軽快なリズムが聞こえてきました。
どうやらアニメ、となりのトトロのメロディーです。
伊那市消防団音楽隊は、今週末の19日に県伊那文化会館で、第1回目となる定期演奏会を開きます。
本番を目前にひかえた15日の夜、JA上伊那伊那支所にある倉庫では、メンバーたちが仕上げの練習に入っていました。
この楽曲は、アニメのストーリーを演奏の合間に入れた立体的な構成となっています。ナレーションを担当するのは、伊那市消防団副団長の三沢俊明さん。聴衆をひきつける重要な役をまかされました。 -
甲子園出場の挨拶
14日は、伊那市出身の選手たちが白鳥孝伊那市長を表敬訪問しました。
市役所を訪れたのは2年で春富中出身の酒井隆次君。
1年で伊那東部中出身の登内惇平君と河野純也君の3人です。
3人は、それぞれ大会での目標を話していました。
白鳥市長は、「まずは一勝を目指して頑張ってください」と激励していました。
第84回選抜高校野球は3月21日に開幕します。
対戦校は3月15日の抽選会で決まることになっています。 -
伊那市西町の小黒常会 牡丹餅を作り交流
伊那市西町の小黒常会の住民は、12日、牡丹餅を作って交流しました。
牡丹餅作りは、住民同士の交流を深めようと、西町区社会福祉協議会小黒支部が毎年行っているものです。
この日は、地域の子供からお年寄りまで75人が参加し、地元農家から提供してもらったもち米とうるち米を使って牡丹餅を作りました。
釜でたいた米を軽くつぶして俵形にすると、子供達は、ごま、きなこ、あんこで味をつけていきました。
西町社協小黒支部の富田広支部長は、「こうした機会にお互い顔みしりになり普段から挨拶をする事で、災害など万が一の時に助け合える地域をつくっていきたい」と話していました。 -
確定申告 始まる
16日から全国一斉に、平成23年分の確定申告が始まりました。伊那税務署の申告会場となっている伊那市のいなっせには、多くの人が訪れ早速申告を済ませていました。
伊那税務署では、3月15日までの期間中、毎年、いなっせ2階展示ギャラリーに確定申告の会場を設置しています。
確定申告は、農業や個人商店などの自営業者や、年収2000万円を超えるサラリーマンなどが対象となっています。
今年は、東日本大震災や県北部地震で家屋が倒壊したなどの被害を受けた人は、申告により、所得税の還付や軽減が受けられる措置がとられます。
そのため被災地から避難している人も、もよりの税務署で相談が受けられるようになっています。
所得税・贈与税の確定申告は3月15日まで、受付時間は、午前9時縲恁゚後4時までとなっています。
伊那税務署では、「期限間際になると大変込み合う。早めに申告を済ませて欲しい」と話していました。
また、自宅やオフィスでも申告ができる電子申告・納税システム(e竏探ax)を利用すると、添付書類の省略や還付が早いなどのメリットがあるとして、e-Taxの活用を呼びかけています。 -
箕輪町松島で住宅全焼
16日午前5時10分ごろ、箕輪町松島で住宅を全焼する火事がありました。この火事によるけが人はありませんでした。
火事があったのは箕輪町松島の上田 幸生さん宅です。
火事は午前5時10分ごろ発生し、1時間10分後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅、およそ244平方メートルと、物置20平方メートルを全焼しました。
この住宅には、上田さん夫妻が暮らしていましたが、けが人はありませんでした。
火事の原因については伊那署で調べを進めています。 -
春高伊那駅伝 過去最多チーム数出場
3月18日に予定されている春の高校伊那駅伝の参加校が決定しました。過去最高の174チームが出場します。
春の高校伊那駅伝の出場校は、男子106チーム、女子68チームで、過去最高の174チームが出場します。
初参加高が30チームと大幅に増えました。
また、去年は、東日本大震災の影響で中止となったため、今年は特別に、3年生をメンバーにいれたチームの出場を認めています。
春の高校伊那駅伝は、3月18日(日)に伊那市陸上競技場を発着点に行われます。 -
高齢者交通安全対策 専門チームが啓発活動
高齢者の交通事故防止のため、県の高齢者交通安全対策専門チームが16日、伊那市の西町地区で啓発活動をしました。
城南町公民館に交通安全教育車両が用意され、訪れた高齢者が身体機能検査をしました。
運転と歩行の能力診断をする機械は、点滅するランプを押すことで認知度や判断力を調べます。
訪れた人たちは、点滅するランプを懸命に押していました。
交通安全対策専門チームは、県の委託を受け、県内を巡回して高齢者への交通安全の普及などを行っています。
伊那署管内では月1回のペースで活動しています。
16日は、高齢者の家庭訪問も行われ、専門チームのメンバーが交通事故防止を呼び掛け、チラシや反射材を渡していました。
来月は東春近地区での開催が予定されています。
高齢者の交通死亡事故が多発していることから、伊那市では積極的に参加して、交通安全意識を高めてほしいと呼び掛けています。 -
信州大学農学部でジャム販売
南箕輪村の信州大学農学部で15日から学生が実習でつくったジャムの販売が始まりました。
ジャムは教育実習の一環として栽培した果物を加工したものでりんごやイチゴ、ブルーベリーなど8種類です。
ジャムは構内の生産品販売所で売られていて、訪れた人たちは試食してから選んでいました。
販売されているジャムは1瓶200g入りで合計およそ8千個が用意されています。
価格は種類別に320円から500円となっていて、なくなり次第販売は終了します。
ジャムは生産品販売所で平日の午前8時半から午後5時まで販売されています。 -
高校入試前期選抜 合格発表
県内の公立高校前期選抜試験の合格発表が15日、行われ合格した4508人の受験生に一足早く春が訪れました。
このうち伊那市の高遠高校では、午後1時に玄関前の掲示板に合格者の番号が張り出されると、生徒や保護者が番号を確認していました。
前期選抜試験は、今月8日に実施され高遠高校普通科の募集定員は48人で、倍率は1.19倍でした。
インタ
上伊那では677人が受験し407人が合格しています。 -
箕輪出身の漆戸駿投手 甲子園へ
3月21日に開幕する選抜高校野球大会に、地球環境高校エースとして出場する箕輪町出身の漆戸駿投手が、15日、箕輪町役場を訪れ、平沢豊満町長に甲子園での健闘を誓いました。
この日は、漆戸投手が箕輪町役場を訪れ、平澤町長に甲子園出場の挨拶をしました。
漆戸投手は箕輪町北小河内出身で、現在は地球環境高校野球部に所属し、寮生活をしています。
小学2年生から地元の「守屋スネークス」で野球を始め、中学時代は辰野町の伊北リトルシニアに所属していました。
ピッチングはストレートが主体で、打たせて取るのが持ち味だという事です。
現在は、甲子園にむけ、走りこみを中心に体力づくりに力を入れています。
平澤町長は、「箕輪町の皆さんが応援しているので、まずは初戦突破を目標に頑張ってください」と激励していました。 -
県が南箕輪村への補助金交付決定を取り消し
長野県は南箕輪村に交付した補助金について不適正な受給事実があったとして、交付決定を取り消すことを15日発表し、約1千万円の返還を請求しました。
県によりますと交付を取り消された事業は、平成21年度から22年度にかけて、県の雇用創出関係基金を活用して行った地場産品活用事業と大芝高原整備事業です。
補助金の交付額の合計は1千万余りとなっています。
交付取り消しの理由は、事業の実施条件となっている、労働者の募集の公開を行うことなく特定の者を雇用し募集の公開が図られなかったこと。
また募集の公開が図られていないことを知りながら地方新聞記事掲載などにより公募したと、事実と異なる報告書を県に提出したことをあげています。
県では南箕輪村に対し15日付けで交付決定の取り消しを通知するとともに、補助金1千万円余りの返還を請求しています。
この補助金を利用して平成21年度から22年度にかけて合計7人を雇用していました。
県では今後、確認作業を厳しくするなどして、再発防止につとめるとともに、平成20年度以降雇用創出関係基金を活用した事業について一斉調査するとしています。 -
箕輪町在住の木彫工芸家、中澤達彦さん個展
箕輪町在住の木彫工芸家、中澤達彦さんの個展が箕輪町文化センターで開かれています。
地元での本格的な個展は2回目で、会場には53点が展示されています。
中澤さんは現在54歳。高校卒業後、木彫の道に進んで36年になります。
1991年に日展に初入選し、これまでの入選回数は15回、現在は、日展会友、日本現代工芸美術家協会本会員として制作活動をしています。
個展では、作風の移り変わりがわかるよう、制作された年代に沿って作品が展示されているほか、日展入選作品も展示されています。
中澤さんは、水や雲、風など身近な風景から感じるものを、木の色や形を活かしながら表現しているという事です。
この中澤達彦木彫展は、18日(土)まで箕輪町文化センターで開かれています。 -
さつき盆栽の手入れ学ぶ
盆栽にした、さつきの手入れ方法など学ぶ講習会が、13日箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれました。
講習会は箕輪町公民館が行っている出前講座として開かれたもので愛好家5人が参加しました。
指導にあたったのは、さつきの盆栽を趣味として30年以上の上田博生さんです。
上田さんは、手入れした盆栽を町内の公共施設に飾り訪れた人を楽しませています。
講習会では、剪定の時期や病害虫の防ぎ方のほか、見栄え良く仕上げる方法などについて指導していました。
参加した人たちは、質問をしたりメモをとったりしながら、熱心に話を聞いていました。
さつきは、木が丈夫で折れても芽吹きが早いことや、花を咲かせる楽しみがあることから、盆栽の愛好家の中でも人気があるということです。
講習会に参加した人たちは、「大変参考になりました。花をつけるのが今から楽しみです。」と話していました。 -
美篶小学校創立記念110周年記念式典
伊那市の美篶小学校は、創立110周年を祝う記念式典を14日、開きました。
記念式典には、全校児童の他、保護者や来賓などおよそ500人が集まりました。
望月弘校長は「110年の歴史と伝統を受け継ぎ、美篶に育つ子ども達が大いに躍動するよう取り組んでいきたい」と話しました。
児童を代表して春日彩花さんは「チャレンジ精神で何事にも取り組み、先輩方が築いてきた伝統を守っていきたい」と挨拶しました。
記念式典にあわせ、各クラスが総合学習で学んだ事を発表しました。
このうち3年1組は、正月に行われる獅子舞など美篶地区の伝統行事について調べたことを発表しました。
美篶小では、学校目標の「本気、根気、和気、元気」を胸に、様々なことに取り組んでいってほしい」と話していました。 -
自主防災組織説明会
伊那市は、自主防災組織の役割や活動について考える自主防災組織説明会を13日、伊那市のいなっせで開きました。
説明会は、自主防災の在り方について考えてもらおうと、今回初めて開かれたもので、各地区の区長や町総代などおよそ180人が集まりました。
説明会で、市の危機管理課の職員は「阪神淡路大震災で被災した人のうち、救助隊に助けられた人は全体の2%に満たず、ほとんどが自力、または家族や地域の人の力によるものだった。地域の防災力を高めるためにも、行政と自主防災組織が連携を深めていく必要がある」などと話しました。
他に、住民と職員による意見交換では、次々と質問や意見が出されました。
伊那市では、3月22日に自主防災組織視察研修を行う他、9月1日と2日には美篶小学校で総合防災訓練を行うということです。 -
かんがい整備事業の負担割合示す
伊那西部土地改良区連合総会が14日南箕輪村の村民センターで開かれ、農地のかんがい整備事業の負担割合の案が示され了承されました。
伊那西部土地改良連合では、辰野町から伊那市の天竜川西岸の段丘上にあるかんがい設備で施設や送水するポンプの老朽化に伴い国の補助などを受けて改修します。
事業費のうち地元負担が20億円となっていて、3分の2が国、6分の1を県が負担し、残り6分の1の約3億3千万円を4市町村と4つの土地改良区が分担します。
負担割合は土地の広さの割合とし、面積は、西部伊那土地改良区が1336haで比率が52%。
西部西箕輪土地改良区が809haで比率が31%。
西部南箕輪土地改良区が360haで比率が14%.
西部辰野土地改良区が56haで比率2%となっています。
各市町村とそれぞれの土地改良区の負担割合は協議して決めることになっています。
改修は来年度から平成33年度までの10年間実施され計画です。 -
伊那まつりの方針案を確認
伊那まつり企画会議が13日伊那市役所で開かれ、第40回の実施方針などについて確認しました。
伊那まつり企画会議は、第40回の伊那まつりに向け実施方針や40回記念事業などについて協議していて今回で5回目です。
13日は、第40回の伊那まつりの実施方針案について確認しました。
市民おどりについては伊那節・勘太郎月夜唄とダンシングオンザロードの時間を分けることなく実施する他、「伊那節・勘太郎月夜唄」は歴史的背景を踏まえ次世代のまつりを担う子どもへ普及を推進するとしています。
また、40回の記念事業として委員からは、これまでの伊那まつりを振り返る歴史展の開催や高遠、長谷など地域の踊りを披露する場を設けてみてはどうかなどの意見が出されていました。
伊那まつり企画会議は27日に開かれることになっていて、次回は40回の記念事業案についてまとめることになっています。