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伊那市地域づくり活動支援金事業報告会
今年度の伊那市地域づくり活動支援金事業の活動報告会が28日夜、伊那市役所で開かれました。
報告会は、特色ある活動を紹介し、今後の参考にしてもらおうと毎年開かれていて、およそ80人が参加しました。
今年度は9団体が採択され、支援金の総額は186万7千円でした。
新規事業として採択された団体のうち、伊那ビデオクラブは、30万円の支援金を受け、「伊那市の歌」や市内の名所の映像化に取り組んだことを報告しました。
赤羽仁事務局長は、「歴史教育に役立ててもらえるように、今後、歴史ビデオを2部、3部と作っていきたい」と話していました。
地域づくり活動支援金事業は当初、今年度で終了予定でしたが、市民の要望もあり3年間の延長が決まっています。
伊那市では来年度、400万円の予算を盛っています。
事業募集は3月1日から22日までで、4月上旬に審査を行い決定する予定です。 -
火災予防呼び掛け 箕輪消防署が初の広報駅伝
1日から始まった春の火災予防運動に合わせ、箕輪町の箕輪消防署は4日、署員が町内を一周して火災予防を呼びかける初めての広報駅伝を行いました。
ランナーは、火災現場で着用する消防服にヘルメット姿で、たすきの代わりに「火の用心」の登り旗を背負って走りました。
広報駅伝は、箕輪町で火災が去年10件、今年はすでに2件発生しているため、町民の意識を高め、火災を減らそうと計画されました。
コースは消防署駐車場を発着点とし、町内を一周する11区間26.8キロです。
ランナーは若手署員11人で、中継地点で旗を立てて広報アナウンスを流し、登り旗を次のランナーにつなぎました。
署員は、火災を1件でも減らそうと、「火の用心」の旗をなびかせ、町内を走り抜けていました。 -
一水十日会の作品展
伊那谷の一水会展出品者でつくる「一水十日会」の作品展が、伊那市のかんてんぱぱミュージアムで開かれています。
会場には3年以内の近作21点が展示されています。
冬の湖や田園、黄色く色づいたゆりの木など、信州の四季折々の風景を描いた作品が並んでいます。
一水十日会は、信州高遠美術館の元館長竹内徹さんが代表を務めていて、現在上伊那を中心に会員11人で構成しています。
ある会員は「抽象的ではない見たままの自然の素晴らしさを感じて欲しい」と話しています。
一水十日会展は、4月1日日曜日まで伊那市のかんてんぱぱミュージアムで開かれています。 -
伊那駅伝出場経験のある玉城監督がランニング指導
去年暮れの京都、都大路全国高校駅伝で長野東高校を8位入賞に導いた玉城良二監督によるランニング指導が4日、県伊那野球場で行われました。
これは4日開かれた長野県ロードレース伊那大会に合わせて行われたものです。
指導は午前と午後の2回あり中高生や市民ランナーなど延べ180人が参加しました。
玉城監督は、長野市出身の50歳で、日本体育大学の駅伝選手として、箱根駅伝にも出場しています。
監督として長野東高校を5年連続全国高校駅伝に導き、去年暮れの大会では県勢女子では最高となる8位入賞を果たしました。
長野吉田高校時代に第1回と第2回の伊那駅伝にも出場するなど伊那市とのかかわりもある監督です。
参加者は、ランナーとしても実績がある玉城監督から練習方法や走り方の指導を受けていました -
色鮮やか洋ラン展 9日まで
色鮮やかな洋ランの展示即売会が、伊那市の産直市場グリーンファームで開かれています。
会場には100種類2000鉢の洋ランが並んでいて、訪れた人たちが品定めしながら購入していました。
展示即売会は9日までグリーンファームで開かれています。 -
東春近小 りんご体験学習感謝の会
伊那市の東春近小学校の4年生は、りんご体験学習でお世話になった伊藤一路さん夫妻を招き感謝の会を28日、開きました。
東春近小学校では、平成6年から毎年4年生が伊藤さんのりんご園で体験学習を行っています。
今年も1年間、摘果や収穫作業などを行ってきました。
28日は、栽培したりんごを使って児童が作ったクレープを全員で食べながら1年間の学習を振り返りました。
他に、この日のために考えたりんごについての劇やクイズを披露しました。
児童らは「りんごを収穫するまでに、こんなに手間がかかるなんて知らなかった」などと発表していました。
記念写真を撮った後、最後に全員で伊藤さんらにお礼をしていました。 -
伊那市防犯協会総会
伊那市防犯協会は来年度、重点事業として暴力団の排除に関する条例の周知に取り組みます。
暴力団の排除については、伊那市が、現在開かれている市議会に条例案を提出しています。
議会で可決されれば、防犯協会では来年度、この条例の周知と啓発活動に重点的に取り組みます。
防犯協会は伊那市長が会長を務め、議会、消防団、交通安全協会、各地区の防犯協会、学校などの関係者で構成されています。
この活動は来年度の事業計画に盛り込まれていて、29日開かれた総会で承認されました。
総会ではほかに、伊那警察署から行方不明者の1割が認知症またはその疑いがある人で、占める割合が増加傾向にあることが報告されました。
これを受け、認知症の行方不明者が増加している現状の周知も来年度事業に追加することを確認しました。 -
ひな祭り 旧井澤家住宅で甘酒振る舞い
3月3日は雛祭りです。
雛人形の展示会を開いている伊那市の旧井澤家住宅では3日、来館者に甘酒が振る舞われました。
甘酒は、伊那部宿を考える会の女性会員が手作りしたものです。
桃の節句に合わせて、甘酒を飲みながら雛人形を鑑賞してほしいと、平成18年から毎年行われています。
旧井澤家住宅には現在、雛人形やつるし雛などが展示されています。
訪れた人達は、雛人形を鑑賞したあと、人形が飾られた一室で甘酒を味わい、くつろいでいました。
ひな人形の展示は4日までで、4日も甘酒が振る舞われる予定です。
旧井澤家住宅の入館料は、大人200円、子供100円となっています。 -
キャンドルで気仙沼を応援
東日本大震災から1年を迎える11日日曜日、震災で被害を受けた宮城県気仙沼市では、地域を元気にしようとキャンドルイベントが開かれます。そのイベントを伊那地域からも盛り上げようと3日、キャンドル作りが行われました。
この日は、ミツロウなどを販売している南箕輪村のワイルドツリーでキャンドルづくりが行われました。
キャンドルイベントへの協力は、伊那市に住む野溝清美さんが気仙沼出身で、イベントのスタッフに加わっていることから企画されました。
このイベントは、キャンドルに追悼の意を込めて、また未来への希望を込めて行われるものです。
野溝さんは「この支援活動がこれで終わらず、息の長い活動になっていくように、これからも多くの人に支援してもらいたい」と話していました。
参加した人たちは、キャンドルを作り終えると、カードに被災地へのメッセージを書き込んでいました。
参加したある女性は「実際気仙沼に行くことはできないけど、この地域から想いが届くようにメッセージを書きました」と話していました。
野溝さんは9日に気仙沼へ向かう予定で、現地でもキャンドルづくりを計画しています。 -
500人のうたごえ喫茶in箕輪
昔懐かしい歌謡曲などを歌う「500人のうたごえ喫茶in箕輪」が3日、箕輪町文化センターで開かれました。
これは、箕輪町内の喫茶店を会場に町内外の歌仲間が月1回集まる「うたごえ喫茶」の10周年記念として開かれたもので、会場にはおよそ500人が集まりました。
東京都新宿区の歌声喫茶「ともしび新宿店」の6人を迎え、歌謡曲や童謡唱歌などを一緒に歌ったり、ともしびのメンバーの演奏を聞きました。
参加者はピアノやバイオリンの伴奏に合わせて歌い、会場いっぱいに歌声を響かせていました。
実行委員長の山口栄一さんは、「元気で歌える喜びを感じている。多くの人の心の支えになるように活動を続けていきたい」と話していました。
今回は、東日本大震災復興支援チャリティーも兼ねていて、入場券の売上の一部を義援金として寄付するということです。 -
間伐材の利活用で地域活性化
間伐材の利用や森づくりなどについて学ぶ学習会が3日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。
会場には、県内を中心におよそ70人が集まり、情報を交換しました。
県内の6団体で作る「森林に学ぶネットワーク運営委員会では、より良い森林や環境づくり、地域活性化などを目的に県内を中心に学習会を開いています。
今回の学習会では「間伐材の利活用に挑戦」をテーマに学生や企業、団体が活動を発表しました。
このうち、伊那市で薪ストーブの販売などを行なっている株式会社DLDは、間伐材を使った薪活用のメリットなどを説明しました。
DLDでは、2007年から薪の宅配サービスを行なっていて、上伊那地域で薪の需要が増えている現状を説明し「薪の活用は木材の地産地消につながる」と話していました。
間伐材を有効に活用することで、薪ストーブユーザー、林業関係者、薪を作る人、配達する人など、薪を中心に循環が生まれ地域の活性化につながると説明していました。
ある参加者は「今まで気づかなかった活用法を学ぶことができた。自分の地域でも活かしてみたい」と話していました。 -
信濃雪割草愛好会展示会
早春に花を咲かせる雪割草の展示会が3日から、箕輪町の松島コミュニティセンターで始まりました。
会場には、会員7人が育てたおよそ400鉢が並んでいます。
この展示会は、南信地域の愛好者でつくる信濃雪割草愛好会が毎年開いていて、今年で12回目です。
これまで展示会場として利用していた伊那市民会館の閉館に伴い、今年は松島コミュニティセンターでの開催となりました。
展示されている雪割草は、色や花の形など種類が豊富で、株から育てたものだけでなく、会員が種から育てたものもあります。
種から育てた場合は、花が咲くまでに3年かかるということで、丹精込めた自慢の花が並んでいます。
この雪割草展示会は4日まで、箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれています。 -
湯澤かよこさんが1日消防署長
伊那市出身のソウルシンガー、湯澤かよこさんが、春の火災予防運動に合わせて3日、1日消防署長を務め、火災予防を呼びかけました。
伊那消防署では、1日から7日までの春の火災予防運動に合わせて、地元出身のソウルシンガー湯澤かよこさんを1日消防署長に任命しました。
湯澤さんは最初に、通常点検を行い、署員の服装や手帳などを点検していました。
伊那市内の大型店で行われたトークショーでは、湯澤さんが署員と一緒にストーブやガスコンロの使い方、火災警報器の設置など、防火対策を買い物客に呼びかけていました。
湯澤さんは「1日伊那消防署のみなさんと過ごして頼もしさを感じた。火災予防に注意しなければいけないと感じたし、注意してもらいたいと思います」と話していました。
伊那消防署管内では、今年に入り2月28日現在で6件の火災が発生していて、1人が犠牲になっています。
消防署では「空気が乾燥して火災が起きやすい季節。火を消した後はもう一度消えているか確認するようにしてほしい」と話していました。 -
富県保育園 交流でお世話になった小学生とミニコンサート
伊那市の富県保育園は、1年間交流してお世話になった富県小学校の児童を招いて、23日にミニコンサートを開きました。
富県保育園は、近くの富県小学校と交流をしていて、季節ごと児童が保育園を訪れて園児と一緒に遊んだり散歩にでかけたりしています。
この日は、交流してきた1年生から3年生の児童を保育園に招き、1年間のお礼として園児が歌や演奏を披露しました。
年中のたんぽぽ組は、ペットボトルや空き缶、バケツで手作りした楽器を使って演奏を披露しました。
山崎富子園長は「最初は緊張していたけれど、1年間交流する中で楽しい思い出ができ、子ども達にとって心の成長につながったと思う」と話していました。 -
水資源保全へ 上伊那の11団体が共同声明発表
地下水や湧水などの水資源を上伊那の共有財産として保全するための共同声明が2日、発表されました。
伊那市のいなっせで署名式が行われ、上伊那8市町村や上伊那広域連合など11団体の長が、共同声明に署名をしました。
共同声明は、上伊那の水資源を外国資本などによる買収から守ろうと開いている連絡会議が検討してきたものです。
声明では、地下水や湧水などすべての水資源の重要性について啓発活動を推進し地域共有の財産として保全に努めるとしています。
また上伊那地域の市町村間で森林買収や水源地の所有状況などの情報を共有するほか、水資源の保全を目的とした法律等の早期制定を国、県に要望していくとしています。
今後は、共同声明を踏まえて各市町村で啓発活動に取り組み、条例などについてはそれぞれが対応を検討していくということです。 -
巣立ちの春 高校で卒業式
上伊那の3つの高校で2日、卒業式が行われ卒業生達は夢と希望を胸に学び舎を巣立っていきました。
このうち伊那北高校では、今年度、男子141人、女子121人の合わせて262人が卒業を迎えました。
卒業生は在校生や保護者が見守る中、体育館に入場しました。
各クラスの代表生徒が、松山敏彦校長から卒業証書を受け取りました。
松山校長は、「混迷する現代社会で、困難にひるまない優れた見識を持てる人となるよう、常に学び続け、志を高く歩んでほしい」と式辞を述べました。
卒業生を代表し後藤伸太郎君は「日本の復興を担う社会人となれるよう、高校生活で得た教訓をこれからの人生の糧としていきたい」と答辞を述べました。
今年度の伊那北高校の卒業生262人のうち、260人が進学を予定していて、2名が就職するということです。 -
地元企業説明会に194人
来年3月に大学や短大などを卒業する学生を対象にした上伊那地区企業説明会が、2日伊那市のいなっせで開かれました。
参加した企業は、製造業を中心に、去年を4社上回る45社、会場を訪れた学生は、194人でした。
いなっせの5階と6階を使い、人事担当者が訪れた学生に事業内容を説明していました。
今年3月、大学などの卒業予定者の内定率は、1月末現在74パーセントで、平成22年を境に年々回復傾向にあります。
今回の説明会は、来年度卒業予定者を対象にしていますが、厳しい就職環境を踏まえ、この春卒業予定者も参加を受付ました。
今後は、5月11日、8月24日にふるさと就職面接会が予定されています。 -
1月の有効求人倍率 4か月連続下落
ハローワーク伊那が2日発表した上伊那の1月の有効求人倍率は、0.59倍で4ヶ月連続して前の月を下回り、県内で最低水準となっています。
上伊那の1月の月間有効求人倍率は、0.59倍で、去年12月を0.04ポイント下回りました。
新規求人数は、12月を60人上回る828人でしたが、新規求職者数は、944人で12月の741人を大幅に上回りました。
長野県の有効求人倍率は、0.8倍で、12月を0.04ポイント上回っています。
上伊那の労働市場の悪化についてハローワーク伊那では、「製造業が主力の上伊那は、円高やタイの洪水の影響を強く受けている。雇用情勢は依然として厳しく、持ち直しの動きに足踏みがみられる。」としています。
なお、この春高校を卒業する高卒者の内定率は、1月末現在で93.2パーセントと、県内2位の高水準となっています。 -
平和の文化と女性展
2002年に東京からスタートし、これまでに全国29都市を巡回している平和の文化と女性展が、2日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。
県内では、初めての開催となりました。
平和の文化と女性展は、国連が2001年に定めた「世界の子どもたちのための平和の文化と非暴力の国際10年」にあわせ2002年、東京を皮切りにスタートしました。
これまでに全国29都市をまわり、実行委員会によりますと111万人が鑑賞しているということです。
会場内には、平和の文化構築のために女性が果たす役割や使命について写真やイラストで紹介するパネルが多数並んでいます。
実行委員会では、「戦争などで社会が混乱したときに最も苦しんだのは、女性たちだったが常に明日を切り開いてきたのも女性。平和の文化構築のために何が出来るかを考えるきっかけにしてほしい」と来場を呼び掛けています。
平和の文化と女性展は、4日日曜日まで開かれています。 -
箕輪町の畜産農家柴勇一郎さん 農林水産大臣賞を受賞
箕輪町の畜産農家柴勇一郎さんは、2月に東京都で開かれた全国青年農業者会議の意見発表で、最高賞にあたる農林水産大臣賞を受賞しました。
2日は、柴さんが伊那市のJA上伊那本所を訪れ、宮下勝義組合長に受賞を報告しました。
農業者会議は、若手農業者が農業経営について意見を発表するもので、柴さんが出場した畜産部門には、全国から4人が出場しました。
受精卵を利用した和牛の繁殖、飼育を行っている柴さんは、地域の畜産振興を視野に入れたこれからの農業経営や、これまでの取り組みについて発表しました。
柴さんは「地域の看板を背負っているという自覚を胸に、自分の思いが伝えられた」と話します。
宮下組合長は「地域のために取り組む姿勢がとても心強い。若い人が地域を元気にしていってほしい」と話していました。 -
伊那消防署 新しい救助工作車導入
伊那消防署は、大規模災害に備え、新しい救助工作車を導入しました。
新たに導入されたのは、5人乗りの救助工作車1台です。
油圧を活用した大型の救助器具などの救助用資機材を充実させました。
他に、作業中であることを知らせるLEDタイプの表示板が、車両後部に新たに設置されました。
乗車スペースは、天井が高くなったことで、車内での準備が可能になり、より迅速な対応がとれるということです。
救助工作車は、これまでの車両の老朽化に伴い導入され、費用はおよそ8,400万円です。
うち、2,400万円は国の補助金で賄われます。
2日は、伊那消防署で入魂式が行われ、関係者およそ50人が集まりました。
伊那消防組合の白鳥孝組合長は「ハード面での充実は、市民にとっても心強い。いつ発生するか分からない大規模災害に備え取り組んでほしい」と話していました。 -
上農高校3年生コサージュ作り
南箕輪村の上伊那農業高校園芸科学科の3年生は、3日の卒業式を前にコサージュ作りを2日に行いました。
コサージュ作りを行ったのは、観賞植物コースの3年生13人です。
学校生活で学んだ事を活かそうと、園芸科学科の生徒全員分のコサージュを毎年製作しています。
生徒らは、ピンクやオレンジの花を1つひとつ丁寧に飾り付けていました。
ある生徒は「3年間の思いを込めて作りました。このコサージュを胸に、3日の卒業式では胸を張って歩きたいです」と話していました。 -
みのわ営農が水系別作付け研究へ
箕輪町の農事組合法人みのわ営農は、新たに稲の水系別作付けの研究を始めます。
稲の水系別作付けの研究は、平成24年度の新規事業として25日の総会で承認されました。
この事業は、町内の河川などの水系別に農地をブロックに分け、それぞれのブロック内の水田で同じ時期に田植えをすることで、収穫時期をそろえるものです。
これにより、コンバインでの刈り取りがブロックごとに行うことができ、効率的な運用が図れるというものです。
市川隆男理事長はあいさつの中で、「水稲の作付け時期の調整を行い、水田農業の効率的な運営を図りたい」と話していました。 -
公立高校入試後期選抜 最終志願者数発表
長野県教育委員会は1日、平成24年度の公立高校・後期選抜の志願者数について、志望変更締め切り後の最終集計結果を発表しました。
全県の全日制の志願者は1万2,451人で倍率は1.03倍です。
辰野高校です。
普通科は61人で0.85倍、商業科は18人で0.9倍となっています。 -
上伊那ファーマーズの集い
農業のこれからについて考える上伊那ファーマーズの集いが1日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
これは上伊那地方事務所などが毎年開いているもので、農業委員や市町村の担当者などおよそ 200人が、これからの農業について考えました。
株式会社農林中金総合研究所特別理事の蔦谷栄一さんが、「転換点に立つ日本農業と再生の方向」と題して講演しました。
蔦谷さんは、「大規模化に日本の農業の未来はない。日本の農業は手間暇を惜しまない小規模なもの。風土を生かすことが重要」と話しました。
今後の農業については、消費者と一体となった農業を作ることを提案しました。
蔦谷さんは、「生産者と消費者が一体となることで、新しい展望が開ける」と話していました。
農業に従事し優れた功績のあった6人と3団体の表彰や、農業名人の認定証授与なども行われました。
農産物の生産と直売に取り組み、現在はグリーンツーリズムのオーナー事業などに取り組んでいる箕輪町大出の唐澤誠さんは、「多くの仲間や地域の方がいたからこそ成し得た。さらに研鑚を重ねていきたい」と受賞者を代表してあいさつしました。 -
高遠城址公園 咲き始めから有料に
伊那市の高遠城址公園のさくら祭り期間中の入場料は、今年、咲きはじめから、散り終わりまでが有料となります。
これは、1日、高遠町総合福祉センターで開かれたさくら祭り対策打ち合わせ会議の中で、伊那市が方針を示したものです。
高遠城址公園のさくら祭りでは、毎年、4月1日前後の公園開きの日から、散り終わりまでを有料としていました。しかし、咲いていない桜に入場料を払う事に対して、観光客から苦情が寄せられていたことなどから、桜が咲いている期間を有料とすることにしました。
有料となるのは、開花宣言が出された翌日から、散り終わりまでです。
今年は、さくら祭り期間中に、伊那市内の宿泊施設に泊まると高遠城址公園の入園料が無料となるサービスも初めて行われます。協賛している宿泊施設は、市内の16店となっています。
その他、一昨年、無料で試験的に行った伊那市役所からのシャトルバスの運行について、今年は往復100円の有料とし、最盛期の土日に実施する予定です。
伊藤 俊規高遠町地域自治区長は、「気持ちよく、高遠で過ごしてもらえるよう笑顔で観光客を迎えることを推進していきたい」と話していました。 -
電気店「クエスト」写真展示場に
アマチュアカメラマンが写真を持ち寄る写真展示場。カメラを持った人などがくつろいでいます。
ここは、伊那市日影にある電気店「クエスト」。
電化製品が並ぶその一角には写真が展示してあります。
現在20人ほどが撮影した写真30点ほどが展示されています。
作者名も、題名も、テーマもありません。
クエストのオーナーが、営業のため音響設備の写真を店内に飾っていたところ、いつの間にか、知り合いが、撮影したスナップ写真を持ってくるようになりました。
写真を持ち込む人が次々に増え、クエストの店内の一角は、写真の展示場になりました。
写真は、季節を感じさせるもの、動物を撮影したものなど様々。撮影者が、気が向いたときに更新していて、早い人では2週間ごと作品が変わるということです。
それぞれが、お互いの写真について講評しあうことで、撮影技術も上がっているということです。
写真好きが集うサロン。街の電気屋さん「クエスト」では、今日も、写真の話しに花が咲きます。 -
伊那夜の街オリエンテーリング
伊那市の飲食店をめぐる伊那夜の街オリエンテーリングが29日夜行われました。
29日夜は、伊那市のセントラルパークに、オリエンテーリングの参加者560人ほどが集まり、午後7時のカウントダウンにあわせて、一斉に夜の街に繰り出しました。
夜の街オリエンテーリングでは、3000円のチケットを購入し、指定された4店舗を回ります。
これまで行ったことのない店を知ってもらう機会にしてもらおうと、上伊那民主商工会が毎年開いていて今年で8回目です。今年は、81店舗が参加しました。
一斉にスタートし、指定の順序で店を回り、スタンプを貰って、午後9時までに、4店舗を回るというものです。
上伊那民主商工会では、「中心市街地の活性化につなげたい。歓送迎会のシーズンを前に、新しい店を知る機会にして欲しい」と話していました。 -
高遠城址公園の桜 4月10日開花の予想
日本気象協会は、今年3回目の桜の開花予想を発表しました。
伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花は、ほぼ平年並みの4月10日頃となっています。
発表によりますと、高遠城址公園の桜の開花はほぼ平年並みで、去年より3日早い4月10日頃、満開は4月14日頃と予想しています。
日本気象協会では、全国的に平年より遅いか、平年並みとみていますが、長野県は平年並みと予想しています。 -
伊那西部保育園でやしょうま作り
伊那市の伊那西部保育園の園児は28日、伊那地域に残る行事食「やしょうま」を地域の人達と作りました。
28日は、平沢区の女性でつくるJA上伊那平沢生活班のメンバーと園児およそ30人が、小沢地域交流センターに集まり、やしょうま作りをしました。
地域に伝わる行事を受け継いでいこうと、保育園が平沢生活班に依頼したもので、今回初めて行われました。
米粉を蒸したものに、ココアや食紅などで色をつけ、断面がチューリップやアジサイの模様になるように組み合わせていました。
平沢生活班では、「子ども達が楽しそうにやっていたのでよかった。今後も地域の伝統を伝えていきたい」と話していました。