-
伊那ビデオクラブが試写会
16日に伊那映像祭を行なう伊那ビデオクラブは、10日にいなっせで上映を予定している2つの作品の試写会を開きました。
今回は、伊那市の歌と高校生2人が案内役をつとめ楽しみながら伊那の歴史を学ぶタツヤとミズキの伊那市の歴史ハンターの2本て゛す。
伊那市の歌は、四季折々の市内の自然や風土、イベントなどを歌詞にマッチさせて制作しました。
タツヤとミズキの伊那市の歴史ハンターは、高校生の2人組みが伊那市の古代から現代までの歴史を専門家の話を聞きながら理解を深めていく内容です。
伊那ビデオクラブの第4回伊那映像祭は、16日午後1時30分から入場無料で行なわれます。 -
箕輪町交通少年団 入退団式
箕輪町内の小学5・6年生でつくる、箕輪町交通少年団の入退団式が10日、松島コミュニティセンターで行われました。
式には、退団する6年生や来年度から入団する4年生など187人が参加しました。
唐澤利夫団長は退団する6年生に対し「中学生になっても交通安全に対する意識を持ち続けて下さい」と呼びかけていました。
この後、各学校の6年生の代表者が感想文を発表しました。
このうち、箕輪東小の上田法華さんは「事故をおこすと家族や友人など多くの人が悲しむ。これからも交通安全を呼びかけ、少しでも事故をへらしていきたい」と話していました。
箕輪町交通少年団では、春と秋の交通安全運動期間に合わせ、事故防止を呼びかける手紙の配布や、新成人に飲酒運転防止の呼びかけなどを行っています。 -
雪で倒木 1,900戸が停電
9日夜から降った雪の影響で、伊那市高遠町などでは、10日朝からおよそ1900戸が停電とりました。
これらの停電は10日午後6時13分に全戸復旧しました。
中部電力によりますと停電が発生したのは、伊那市高遠町の東高遠から長藤にかけてや、長谷地区、伊那市の横山で1900戸あまりに影響が出ました。
停電は、10日午前7時半から10時ごろにかけ発生し、いずれも昨夜から降った雪の重みで倒れた木が、電線を切断したり、送電機器を故障させたのが原因と言う事です。
倒木により、交通にも影響が出ました。
このうち、高遠町藤沢の倒木現場では、市の職員など8人が、倒れて道を塞いだ木をチェーンソーや重機を使い取り除いていました。
中部電力によりますと、今回発生した停電は午後6時13分に全戸復旧したということです。
また、国道152号でも倒木により、杖突峠が午前7時から、分杭峠が午前10時45分から通行止めとなりました。
午後4時現在、道路を管理する伊那建設事務所によりますと、杖突峠は、午後3時から片側交互通行が可能となったということです。
分杭峠については復旧の見通しがたってないと言う事です。 -
「ありがとう119系」引退を惜しむ
昭和58年、1983年からJR飯田線を走り続けてきた、119系の今月いっぱいでの引退に合わせて10日、記念イベントが行われました。
今月いっぱいで引退する119系の先頭部分には「ありがとう119系」のステッカーが貼られています。
イベントは10日、11日の2日間行われ「ありがとう119系記念号」と名付けられた臨時列車が、伊那市駅と飯田駅間を運行します。
昭和58年、1983年に、老朽化していたゲタ電に変わって119系は飯田線を走り始めました。
駅間が短くて総距離が長く、急勾配が多いことなど、飯田線の特殊な条件から119系が開発されました。
最初に登場した119系は、飯田線と並行して流れる天竜川をイメージした青い塗装と、アルプスをイメージした白いラインが車体に描かれました。
伊那市駅には多くの鉄道ファンが訪れ、119系の写真を撮るなどして引退を惜しんでいました。
松本市から訪れたある男性は「飯田線にしか走っていない車両。何度も乗ったわけではないけど、なくなってしまうのは残念」と話していました。 -
ごみ処理方式 2方式に絞り込み
新しいごみ中間処理施設の処理方式や施設規模について検討する「施設整備検討専門委員会」が10日開かれ、ごみ処理方式を4つから2つに絞り込みました。
委員会は、伊那市のいなっせで非公開で行われ、会議後に結果が報告されました。
絞り込まれたごみ処理方式は、熱した砂でごみをガス化する「ガス化溶融方式(流動床式)」と、コークスの燃焼熱でごみをガス化する「ガス化溶融方式(シャフト炉式)(コークスベット式)」の2つです。
委員会では、4つの方式を評価項目やプラントメーカーのアンケートなどを基に点数評価しました。
絞り込んだ2つの方式は、ほかの2つと比べ点差が大きかったということです。
評価の詳細は後日公表される予定です。
今後は、2つの処理方式を入れた施設整備基本計画案を4月の委員会で審議する予定で、計画は8月の上伊那広域連合正副連合長会で決定される予定です。 -
「飯田線を活かした元気なまちづくり」シンポジウム
10日は「飯田線を活かした元気なまちづくり」をテーマにしたシンポジウムが駒ヶ根市で開かれました。
シンポジウムは飯田線を活用した地域づくりについて考えようとJR飯田線利用促進連絡協議会が開いたもので、会場にはおよそ250人が集まりました。
シンポジウムでは白鳥孝伊那市長など4人がパネリストをつとめ白鳥市長は飯田線の活用について次のように述べました。
JR飯田線利用促進連絡協議会副会長 白鳥孝伊那市長「毎月、飯田線で何かやっているぞ、ということで全国から人を集めることができるのではないか。辰野ではホタル列車。伊那では、さくら祭り号など電車を使って観光に訪れる人を増やすことをやっている。これから飯田線100年の記念行事として秘境列車を走らせるほか、縁結びの婚活列車など様々なことを上伊那8市町村で検討している。そういうことによって客足が増えてくるということ。そうすると便利さのほかに別な要求が出ることもあるので、そうしたときに飯田線の高速化ということがステップアップするチャンスが来る気がする。」
シンポジウムでは、それぞれの自治体の立場から飯田線を活用した観光振興や、地域発展につなげようとする意見が出されていました。 -
リニアと在来線について意見交わす
県内5地区のリニア中央新幹線建設促進期成同盟会とJR東海との意見交換会が10日、駒ヶ根市で開かれました。
意見交換会は2027年、平成39年を予定しているリニアの開業を各自治体とJRが協力して地域の発展につなげようとリニア中央新幹線建設促進長野県協議会が開いたものです。
10日は、上伊那など県内5地区の期成同盟会とJR東海、県からおよそ30人が出席しました。
意見交換会は冒頭のみ公開で開かれ出席者によりますと、リニア開通にともなう在来線の整備などについて意見が交わされたということです。
上伊那既成同盟会会長 白鳥孝伊那市長
「飯田、木曽、伊那を含めた広域観光のためにも鉄道は大事。それを意識した取り組みをしてほしいという
要望をJRにした。
総体的には前向きな印象を受けた。」
飯伊既成同盟会会長 牧野光朗飯田市長
「飯田線を交差する道路整備はJRとの協議になっていて、そういうのもをなるべく早く進めるためにご尽力いただくことが地元との信頼関係を深めることになる。」
JR東海取締役 宇野護中央新幹線推進本部長
「飯田線については、たくさんの社員が鉄道の安全安定した輸送を守ろうと取り組んでいる。そういう取り組みはずっと続ける。飯田線の維持運営ということはしっかりとやっていく。 」 -
伊那市が調停案合意議案を議会に提出
NECライティングに対する補助金返還問題で、伊那市は、ライティング側が市に解決金1,000万円を支払い、相互に債権・債務がないことを確認するとした調停案に合意するための議案を9日市議会に提出しました。
伊那市は、NECライティングに補助金1億5,800万円の返還を求めています。
今回、長野地裁が示した調停条項は、伊那市内の工場を閉鎖したNECライティングが伊那市に対し、従来の解決金800万円に200万円を上乗せした1,000万円を支払い、市とNECライティングの間には、債権債務がないことを確認するというものです。
市側は、裁判官が中心になってまとめた調停条項案で、裁判と同様の司法判断だと議会に説明しました。
この調停案での合意に反対する議員からは、NECライティングにからみ6億7,000万円をかけた上の原工業団地の拡張造成について「起案書や決裁書がないままの巨額な債務負担行為には、過失があった。」と市側の責任を追及する一方で、工場用地造成にあたり、ライティング側と合意があった上でのことで、伊那市には損害賠償請求権がある。」と詰め寄りました。
これに対し白鳥孝市長は「契約書は取り交わしていない。NECライティングとは、用地交渉の途中で、つめの段階での断念だった」と答弁しました。
この議案は、12日の経済建設委員会で審査されます。
今議会で可決されれば、4月23日の調停で合意が成立します。
この問題については、市民が市を相手どり補助金や用地整備費の支払いを求める住民訴訟が係争中です。 -
がれき 県民の8割が受け入れに前向き
東日本大震災で発生した宮城・岩手のがれきの処理の受け入れについて、県民の8割以上が「放射線量を検査して、国の基準以下ならば受け入れてても良い」と考えていることがわかりました。
世論調査協会が、先月24日から26日にかけて電話で調査したもので、県内に住む20歳以上の男女804人から回答を得ました。
がれきの処理受け入れに関しては「放射線量を検査して国の基準以下ならば受け入れても良い」と答えたのが81.7%で、受け入れに前向きな回答が8割を超えました。
一方、放射性物質が心配なので受け入れるべきではないと反対したのは14.9%でした。
自然災害への不安に関して、66%が不安感を持っています。
災害への備えに関して、震災後に行なった人は、31.1%、見直してさらに進めた人は、27%で6割近くが何らかの行動を起こしていて、これまでに備えている20%を加えると県民の8割が備えをしています。
中南信が高く東信が低い傾向にあります。
原子力発電に関しては、運転40年を過ぎたものから停止し、徐々に廃炉にすべきと答えた人が、44%と最も多く、このまま全部をすぐに停止し、すぐに廃炉作業に着手すべきと答えた人は、23.1%で、脱原発は、67%となっています。
一方、地震対策などの安全性を確認した後、再稼動をするべきと答えた再稼動容認は24.3%となっています。
原発が停止した場合の暮らしのあり方について、「火力・水力発電の増強をする」が50%、太陽光発電や自然エネルギーの利用には時間がかかるので、当面生活水準の低下はやむをえないが43%と割れました。
電気料金の値上げに関しては、60%が反対、やむをえないが36%で、反対が容認を大きく上回りました。
特に会社役員や管理職、自営業者は、75%以上が反対の意向を示しています。 -
南箕輪村社会福祉協議会 シンボルマーク決定
南箕輪村社会福祉協議会で募集していたシンボルマークが8日に決まりました。
南箕輪村社協では、地域の人達により親しんでもらえるようにとシンボルマークを募集していました。
17人から応募があり、8日に開かれた検討委員会の結果、南箕輪村大芝の横道崇さんの作品に決まりました。
「ふれあう手、かよう心」をキャッチフレーズに、南と心をかたどったマークになっています。
南箕輪村社協では今後、このマークを車やTシャツなどにつけ活用していくということです。 -
小沢地域社協と伊那西部保育園の児童が交流
伊那市小沢の住民でつくる小沢地域社会福祉協議会と伊那西部保育園の園児は9日、お手玉などで交流しました。
伊那市の小沢地域交流センターで開かれた交流会には、園児と地域のお年寄りおよそ50人が集まりました。
9日は、園児が粘土板やラップの芯を使って作った手づくりの楽器で演奏を披露しました。
他に、手遊びやお手玉で交流を深めました。
伊那西部保育園の春日朝子園長は「地域の人と交流することで、園児が外に目を向けるきっかけになる。保育園の中だけでは学ぶことができない多くのことを体験できた」と感謝していました。 -
女子児童ソフトボール6年生が卒団
女子児童のソフトボールチーム、アルプスいーなちゃんクラブの6年生を送る会が4日、伊那市の中央区公民館で行われました。
送る会にはクラブのメンバーのほか、保護者や監督などおよそ50人が出席しました。
クラブを退団する6年生は8人で送る会には7人が出席しました。
4日は、後輩たちがメッセージを書いた色紙が、丸山正雄監督から1人1人に手渡されていました。
クラブは上伊那唯一の女子児童のソフトボールチームとして4年前に発足しました。
今年度は公式戦が8大会あり、そのうち2回準優勝を果たすなど年々、力をつけてきています。
卒団者の中には、中学でもソフトボールを続けたいと話すメンバーもいて、活躍が期待されています。
送る会ではクラブを退団するメンバーから後輩たちのために応援旗が贈られました。
丸山監督は「子どもたちは練習や試合を通して体力面、精神面ともに成長してきた。これからも一緒にプレーした仲間を大切にしてもらいたい」と話していました。 -
箕輪町防災会議 地域防災計画見直し
箕輪町防災会議が8日、箕輪町役場で開かれ、新たに原子力災害対策などについて盛り込んだ地域防災計画が承認されました。
8日の会議には、関係者およそ30人が出席しました。
地域防災計画は、国の防災基本計画に基づき各市町村で作成しているものです。
今回新たに、福島第一原発の事故を受け、放射能で汚染された廃棄物の取り扱いや町外からの避難者の受け入れなどについて示した原子力災害対策を盛り込みました。
他に、町内の5つの小学校と箕輪進修高校、社会体育館を新たに二次避難所に指定しました。
箕輪中学校の体育館については、耐震化工事終了後に指定するということです。
地域交流センターは、これまで避難所に指定されていましたが、今後は地震の時の対策本部となります。
他に、パブリックコメントとして寄せられた知的障がい者の福祉避難所について、福祉施設との協定の締結を進めるなど計画に反映させたということです。
地域防災計画については、伊那市と南箕輪村でも見直しを行うということです。 -
池坊伊那支部のいけばな展
550年の歴史を持つ池坊伊那支部のいけばな展が9日から、伊那市の伊那商工会館で始まりました。
池坊は、平安時代に始まったとされるいけばなの流派です。
会場には、伊那支部の会員の作品およそ180点が並んでいます。
さくらやチューリップなど、春の花を取り入れた作品が多く展示されています。
「立て花」と呼ばれるこの作品は、いけばなの原型とされています。
他にも花の種類を少なめにし、広い空間を表現している現代の作品など時代ごとの生け方を展示しています。
いけばな展は、12日月曜日まで伊那市の伊那商工会館で開かれています。
10日までは前半の部の作品が、11日からは後半の部の作品が展示されるということです。 -
なずな摘み 始まる
今日の伊那地域の最高気温は14.2度で、4月上旬並みの暖かさとなりました。
伊那市ますみが丘では、なずな摘みをする人の姿が見られました。
なずな摘みをしていた人は、「おかげさまで暖かい。今年初めてのなずな摘みです」と話していました。 -
伊那市が調停案受け入れ議案 9日にも提出へ
NECライティングの補助金問題で、伊那市議会会派代表者会は8日、最終調停案受け入れの議案を今議会に提出したいとする市側の提案を、9日の議会運営委員会に諮ることを了承しました。
議会運営委員会で了承されれば、9日の本会議に議案が提出されることになります。
伊那市は、NECライティングに対し補助金の全額1億5千万円余りの返還を求めていて、2日付の最終調停案では、NEC側が支払う解決金は1千万円となっています。
市議会は会派代表者会を開き、市側から提案された調停案受け入れの議案提出を議会運営委員会に諮ることを了承しました。
議会運営委員会は9日午前9時から開かれ、議案提出が了承された場合、10時開会の議会本会議の冒頭で市側が議案を提案します。
議案は経済建設委員会に付託され、12日に審査されることになります。 -
箕輪中部小体育館完成を祝う
箕輪町の箕輪中部小学校で、老朽化にともない、去年6月から建て替えを進めていた体育館が完成し8日、竣工式が行われました。
式には、全校児童や町、工事関係者など750人あまりが出席し完成を祝いました。
新しい体育館は、鉄骨2階建てで延べ床面積はおよそ1060平方メートル、事業費は1億8千5百万円あまりとなっています。
ミニバスケットボールのコートが2面取れるアリーナや視聴覚室としても利用できる軽運動室、倉庫などを備えています。
災害時には避難所として使用できるよう、入り口にスロープが設けられた他、停電時でも電力を直ぐに確保できるよう発電機接続盤が設置されています。
当初の計画では、3月中旬の完成予定でしたが卒業する6年生に少しでも使ってもらおうと予定より10日早め、先月末に完成しました。
岡田誠校長は、「いつまでも綺麗で、大事にしたいという気持ちを持ち続けられるよう大切に使っていきましょう」と子どもたちに呼びかけていました。
児童会長の唐沢壮君は、「中部小の児童全員、大切にたくさん使わせて頂きます」と感謝していました。 -
第3弾支援はアマランサス
県や信大農学部などでつくる上伊那農商工連携等推進会議は、平成24年度から伊那市のアマランサス研究会の支援を行います。
8日は、伊那市のいなっせで推進会議が開かれました。
上伊那農商工連携等推進会議は、上伊那の地域資源を活用した新たな事業や商品開発の支援をしようと平成21年度に設置されました。
農商工連携事業の掘り起こしとともに、今後に期待できる事業を支援しています。
これまで、飯島町の唐辛子ビネガーの開発、駒ヶ根市のゴマの商品化などの支援チームを設置し活動してきました。
第3弾として、平成24年度からは雑穀アマランサスの栽培・商品化などに取り組んでいるアマランサス研究会を支援することが、8日の会議で了承されました。
支援チームでは、アマランサスの効率の良い生産体制・商品開発の支援を行う予定で、アマランサスの産地化、商品のブランド化を目指します。
次回会議は5月を予定していて、来年度中のアマランサスの支援チームの発足に向けた検討が行われるということです。 -
松くい虫被害 北上はなし
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が、8日、伊那合同庁舎で開かれ、上伊那管内で被害の北上は見られないことが報告されました。
上伊那地域の12月末現在の松くい虫被害量は、4,673立方メートルで、去年の4586立方メートルから、2%の微増となっています。
箕輪町の福与で平成20年に被害が確認されたのが最北端で、今のところ北上はしていないものの、伊那市では、緩やかではありますが東西への拡大が始まっているということです。
松くい虫防除対策協議会では、DNA鑑定による新たな診断法の導入を検討していて、被害の先端地域の判定に活用したいとしています。 -
伊那技専修了課程発表会
伊那技術専門校を3月に修了するメカトロニクス科と情報システム科の訓練生が、8日、修了課題の発表を行いました。
8日は、メカトロニクス科と情報技術科の2年生12人が取り組んできた成果を披露しました。
伊那技専では、毎年、修了生が課題に取り組んでいますが、全校の前でプレゼンテーションを行うのは今年が初めてです。
プレゼンテーションの後は、完成した装置を披露しました。メカトロニクス科のA班は、タッチパネルで音符の長さや音階を入力し、自動的に演奏させる機械を作りました。B班は、おもちゃの車の色センサーで識別し、記憶・管理させる観覧車型の機械を作りました。
牧田英明訓練指導員は、「習ったことだけでなく、プラスアルファの知識・技能が必要となる。チームで動くのでコミュニケーション能力も向上し、会社に入っても生かせると思う」と話していました。 -
釜石東中学校に新山小から本とビデオレター
東日本大震災の支援に取り組んでいる伊那市の新山小学校から、奇跡の避難で知られる岩手県の釜石東中学校の生徒に、本やビデオレターが届けられました。
6日は、新山小学校と釜石東中学校との縁を取り持った伊那市の職員・小牧学さんら4人が、本などを持って岩手県の釜石東中学校を訪れました。
釜石東中学校と隣接する鵜住居(うのすまい)小学校の児童と生徒は、海からわずか500メートルという近距離にもかかわらず、地震発生と同時に全員が迅速に避難し、押し寄せる津波から生き延びたことから、奇跡の避難とも呼ばれています。
東中学校の校舎は、津波に飲み込まれ、使用できなくなっているため、東中の生徒達は、釜石中学校の校舎を間借りして学校生活を送っています。
図書館の本を借りるのに遠慮してしまうという話を聞いた新山小学校の児童が、本を送る支援を行うことになり、小牧さんらが届けました。
生徒たちは手にした本を早速開いていました。
新山小学校からは、ビデオレターも届けられ、中学生は、小さな子供たちからのメッセージに頬を緩めていました。 -
長野県芸術文化総合フェスティバル水墨画展 8日から
長野県芸術文化総合フェスティバルの水墨画展が、8日から伊那文化会館で始まります。
会場には、長野県水墨画協会南信支部の会員の作品111点が展示されています。
作品展は、8日から11日(日)まで伊那文化会館美術展示ホールで入場無料で開かれます。 -
箕輪町男女共同参画計画 策定へ
箕輪町男女共同参画計画の策定に向けた1回目の会合が2月29日に開かれ、条例に基づいた数値目標を盛り込むなどの意見が委員からだされました。
この日は、町文化センターで1回目の策定委員会が開かれ、委員長に知識経験者の伊藤徳治さんが選ばれました。
箕輪町男女共同参画計画は、▽意識づくり▽環境づくり▽生活づくりの3つの目標をもとに策定していきます。
策定にあたり、去年制定された箕輪町男女共同参画条例を全員で確認しました。
委員からは、「条例は、町民、企業、行政の役割がかなり具体的に明記されているので、計画ではこれを実行できるような数値目標を設定するべき」「計画が実行されているかチェックする機能の検討も必要」などの意見がありました。
策定委員会では、来年3月をめどに計画案を決定する方針です -
地域に伝わる郷土芸能を披露する催し
地域に伝わる郷土芸能を披露する催しが4日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。
この催しは、地域の文化を伝承する場にしようと、高遠さくらホテルが開いているもので、今年で8回目です。
4日は、これまでで最も多い21団体およそ210人が出演し伝統芸能を披露しました。
このうち、高遠小学校の児童9人が高遠町に伝わる舞踊「孤軍高遠城」を披露すると、客席からはおひねりが飛んでいました。
プログラムの最後には、参加者全員が輪になり伊那節を踊りました。 -
東日本大震災記録写真集「未来へ伝えたい陸前高田」
伊那市西春近で和太鼓を製造している、株式会社まつり工房では東日本大震災の記録写真集、「未来へ伝えたい陸前高田」を販売しています。
写真集には去年3月11日津波に襲われた岩手県陸前高田の様子がおよそ100ページにわたり掲載されています。
高い建物の屋上に避難した人たち。
波にのみこまれる家。
陸前高田では市民およそ2万4千人のうち2千人が亡くなるか行方がわからなくなっています。
この写真集を販売している、まつり工房代表の北原永さん。
地域をあげて太鼓が盛んな陸前高田では毎年、全国太鼓フェスティバルが開かれていて北原さんが演出をてがけたグループも出演していました。
しかし去年の東日本大震災で、交流のあったフェスティバルの実行委員や東北の太鼓グループのメンバーなど仲間を亡くしました。
震災以降、北原さんは地元の太鼓グループに呼びかけ全国太鼓フェスティバル実行委員会に義援金を贈る活動を続けてきました。
写真集「未来へ伝えたい陸前高田」は全国太鼓フェスティバル実行委員会の会長が出版したもので、北原さんも販売に協力することにしました。
写真集は税込み1,500円で、まつり工房で販売されていて売り上げは被災地支援に役立てられるということです。 -
長谷を中山間地域での小水力発電のモデル地区に
伊那市の白鳥孝市長は、長谷地域を中山間地域での小水力発電のモデル地区とする考えを、7日に示しました。
これは、7日に開かれた伊那市議会一般質問で、議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は、質問に対し、「伊那市での自然エネルギーの活用は、小水力、太陽光、木質バイオマスなど複数選択肢があるが、小水力を重点的にとらえている」と答えました。
小水力発電について伊那市では、農業用水路や砂防堰堤を活用した発電の可能性を検証し、長谷を小水力発電普及のモデルケースとする方針です。
白鳥市長は、「特に大規模災害が発生し、地域が孤立していまったような場合でも電力がまかなえるようなケースを想定しながら取り組んでいきたい」と話していました。 -
企業誘致に関する条例改正 事業主の責務の規定を検討
伊那市の白鳥孝市長は、企業誘致に関する条例改正について、補助金の取消、返還事由の明確化、事業主の責務の規定を検討している事を明らかにしました。
これは、7日に開かれた伊那市議会一般質問で、「NECライティングの撤退に伴い補助金の返還が問題となる中、企業誘致に関する条例改正についてどう考えているか」との議員からの質問に対し答えたものです。
白鳥市長は、現在の経済状況の中でしばりを設けるのは企業にとって負担であり誘致にマイナスであるとしながらも、今回のNECライティングの事例や調停の結果を踏まえ、企業に定着してもらうための制度改正を早急に検討したい」と述べました。
具体的には、補助金の取消、返還事由の明確化、事業の継続努力など事業主の責務について規定する事を検討しているという事です。
白鳥市長は、「企業誘致は自治体間の厳しい競争であり、他市町村の例も調査しながら、より工場用地が売れるような制度を研究したい」と話していました。 -
JA上伊那 地球環境高を米で支援
JA上伊那は、春の甲子園に県代表として出場する地球環境高校の保護者会に上伊那産の米などを2日贈りました。
JA上伊那本所で行なわれた贈呈式には、保護者会長の酒井和彦さんと副会長の河野哲三さんが出席し、宮下勝義組合長から目録を受け取りました。
JAが贈ったのは、上伊那産コシヒカリ、伊那華の米10キロと、カミーちゃんりんごジュースふた2ケース、伊那華のカリンのど飴10袋です。
宮下組合長は、「のど飴でかぜ予防にも役立ててください」と選手たちの活躍に期待していました。
地球環境高校野球部は、上伊那出身者が5人。3人が伊那市出身です。
今日贈られた米などは、壮行会でチームに手渡され、11日から徳島県で予定している合宿で選手たちに提供されます。
保護者会の酒井会長は、「子どもの為に、良いものばかりいただきありがたい」と感謝していました。
春の甲子園全国大会は、21日から始まります。 -
高校入試 後期選抜試験
公立高校後期選抜試験が7日、県内で一斉に行われ全県で1万2800人あまりが、受験に望みました。
このうち伊那市の伊那北高校では、受付開始の30分ほど前から受験生が試験会場に向かっていました。
伊那北高校は、普通科が2百人の募集に対し201人が志願していて倍率は1.01倍。
理数科は、4人の募集に対して10人が志願し倍率は2.50倍となっています。
県教育委員会によりますと、上伊那の高校で試験開始時間の遅れなどはなく無事終了したという事です。
後期選抜試験の合格発表は、19日、月曜日となっています。 -
村でコンプライアンス研修会
南箕輪村は、県からの補助金を不適正に受給した問題をうけ、再発防止を図ろうと職員対象にしたコンプライアンス研修会を7日、村民センターで開きました。
南箕輪村は、平成21年度から22年度にかけ事実と異なる報告をし県からの補助金を不適正に受給したとして、この補助金の全額1000万円余りを返還しています。
研修会は、問題発生を受け不祥事の再発防止と公務員倫理の徹底を図ろうと保育士を除く全職員を対象に開かれこの日は41人が出席しました。
講師を務めた、南箕輪村の顧問弁護士長谷川洋二弁護士は、「公務員の給料は民間企業と違い税金で賄われている。公務員は全体の奉仕者でなければならない」と話し
「信用を失わないよう、日々の業務から、職員としての自覚が必要」と話していました。
唐木一直村長は「なぜ、問題が起きたのかを職員全員で考え、村の信頼回復に向け勤めてきたい」と話していました。