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信濃雪割草愛好会展示会
早春に花を咲かせる雪割草の展示会が3日から、箕輪町の松島コミュニティセンターで始まりました。
会場には、会員7人が育てたおよそ400鉢が並んでいます。
この展示会は、南信地域の愛好者でつくる信濃雪割草愛好会が毎年開いていて、今年で12回目です。
これまで展示会場として利用していた伊那市民会館の閉館に伴い、今年は松島コミュニティセンターでの開催となりました。
展示されている雪割草は、色や花の形など種類が豊富で、株から育てたものだけでなく、会員が種から育てたものもあります。
種から育てた場合は、花が咲くまでに3年かかるということで、丹精込めた自慢の花が並んでいます。
この雪割草展示会は4日まで、箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれています。 -
湯澤かよこさんが1日消防署長
伊那市出身のソウルシンガー、湯澤かよこさんが、春の火災予防運動に合わせて3日、1日消防署長を務め、火災予防を呼びかけました。
伊那消防署では、1日から7日までの春の火災予防運動に合わせて、地元出身のソウルシンガー湯澤かよこさんを1日消防署長に任命しました。
湯澤さんは最初に、通常点検を行い、署員の服装や手帳などを点検していました。
伊那市内の大型店で行われたトークショーでは、湯澤さんが署員と一緒にストーブやガスコンロの使い方、火災警報器の設置など、防火対策を買い物客に呼びかけていました。
湯澤さんは「1日伊那消防署のみなさんと過ごして頼もしさを感じた。火災予防に注意しなければいけないと感じたし、注意してもらいたいと思います」と話していました。
伊那消防署管内では、今年に入り2月28日現在で6件の火災が発生していて、1人が犠牲になっています。
消防署では「空気が乾燥して火災が起きやすい季節。火を消した後はもう一度消えているか確認するようにしてほしい」と話していました。 -
富県保育園 交流でお世話になった小学生とミニコンサート
伊那市の富県保育園は、1年間交流してお世話になった富県小学校の児童を招いて、23日にミニコンサートを開きました。
富県保育園は、近くの富県小学校と交流をしていて、季節ごと児童が保育園を訪れて園児と一緒に遊んだり散歩にでかけたりしています。
この日は、交流してきた1年生から3年生の児童を保育園に招き、1年間のお礼として園児が歌や演奏を披露しました。
年中のたんぽぽ組は、ペットボトルや空き缶、バケツで手作りした楽器を使って演奏を披露しました。
山崎富子園長は「最初は緊張していたけれど、1年間交流する中で楽しい思い出ができ、子ども達にとって心の成長につながったと思う」と話していました。 -
水資源保全へ 上伊那の11団体が共同声明発表
地下水や湧水などの水資源を上伊那の共有財産として保全するための共同声明が2日、発表されました。
伊那市のいなっせで署名式が行われ、上伊那8市町村や上伊那広域連合など11団体の長が、共同声明に署名をしました。
共同声明は、上伊那の水資源を外国資本などによる買収から守ろうと開いている連絡会議が検討してきたものです。
声明では、地下水や湧水などすべての水資源の重要性について啓発活動を推進し地域共有の財産として保全に努めるとしています。
また上伊那地域の市町村間で森林買収や水源地の所有状況などの情報を共有するほか、水資源の保全を目的とした法律等の早期制定を国、県に要望していくとしています。
今後は、共同声明を踏まえて各市町村で啓発活動に取り組み、条例などについてはそれぞれが対応を検討していくということです。 -
巣立ちの春 高校で卒業式
上伊那の3つの高校で2日、卒業式が行われ卒業生達は夢と希望を胸に学び舎を巣立っていきました。
このうち伊那北高校では、今年度、男子141人、女子121人の合わせて262人が卒業を迎えました。
卒業生は在校生や保護者が見守る中、体育館に入場しました。
各クラスの代表生徒が、松山敏彦校長から卒業証書を受け取りました。
松山校長は、「混迷する現代社会で、困難にひるまない優れた見識を持てる人となるよう、常に学び続け、志を高く歩んでほしい」と式辞を述べました。
卒業生を代表し後藤伸太郎君は「日本の復興を担う社会人となれるよう、高校生活で得た教訓をこれからの人生の糧としていきたい」と答辞を述べました。
今年度の伊那北高校の卒業生262人のうち、260人が進学を予定していて、2名が就職するということです。 -
地元企業説明会に194人
来年3月に大学や短大などを卒業する学生を対象にした上伊那地区企業説明会が、2日伊那市のいなっせで開かれました。
参加した企業は、製造業を中心に、去年を4社上回る45社、会場を訪れた学生は、194人でした。
いなっせの5階と6階を使い、人事担当者が訪れた学生に事業内容を説明していました。
今年3月、大学などの卒業予定者の内定率は、1月末現在74パーセントで、平成22年を境に年々回復傾向にあります。
今回の説明会は、来年度卒業予定者を対象にしていますが、厳しい就職環境を踏まえ、この春卒業予定者も参加を受付ました。
今後は、5月11日、8月24日にふるさと就職面接会が予定されています。 -
1月の有効求人倍率 4か月連続下落
ハローワーク伊那が2日発表した上伊那の1月の有効求人倍率は、0.59倍で4ヶ月連続して前の月を下回り、県内で最低水準となっています。
上伊那の1月の月間有効求人倍率は、0.59倍で、去年12月を0.04ポイント下回りました。
新規求人数は、12月を60人上回る828人でしたが、新規求職者数は、944人で12月の741人を大幅に上回りました。
長野県の有効求人倍率は、0.8倍で、12月を0.04ポイント上回っています。
上伊那の労働市場の悪化についてハローワーク伊那では、「製造業が主力の上伊那は、円高やタイの洪水の影響を強く受けている。雇用情勢は依然として厳しく、持ち直しの動きに足踏みがみられる。」としています。
なお、この春高校を卒業する高卒者の内定率は、1月末現在で93.2パーセントと、県内2位の高水準となっています。 -
平和の文化と女性展
2002年に東京からスタートし、これまでに全国29都市を巡回している平和の文化と女性展が、2日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。
県内では、初めての開催となりました。
平和の文化と女性展は、国連が2001年に定めた「世界の子どもたちのための平和の文化と非暴力の国際10年」にあわせ2002年、東京を皮切りにスタートしました。
これまでに全国29都市をまわり、実行委員会によりますと111万人が鑑賞しているということです。
会場内には、平和の文化構築のために女性が果たす役割や使命について写真やイラストで紹介するパネルが多数並んでいます。
実行委員会では、「戦争などで社会が混乱したときに最も苦しんだのは、女性たちだったが常に明日を切り開いてきたのも女性。平和の文化構築のために何が出来るかを考えるきっかけにしてほしい」と来場を呼び掛けています。
平和の文化と女性展は、4日日曜日まで開かれています。 -
箕輪町の畜産農家柴勇一郎さん 農林水産大臣賞を受賞
箕輪町の畜産農家柴勇一郎さんは、2月に東京都で開かれた全国青年農業者会議の意見発表で、最高賞にあたる農林水産大臣賞を受賞しました。
2日は、柴さんが伊那市のJA上伊那本所を訪れ、宮下勝義組合長に受賞を報告しました。
農業者会議は、若手農業者が農業経営について意見を発表するもので、柴さんが出場した畜産部門には、全国から4人が出場しました。
受精卵を利用した和牛の繁殖、飼育を行っている柴さんは、地域の畜産振興を視野に入れたこれからの農業経営や、これまでの取り組みについて発表しました。
柴さんは「地域の看板を背負っているという自覚を胸に、自分の思いが伝えられた」と話します。
宮下組合長は「地域のために取り組む姿勢がとても心強い。若い人が地域を元気にしていってほしい」と話していました。 -
伊那消防署 新しい救助工作車導入
伊那消防署は、大規模災害に備え、新しい救助工作車を導入しました。
新たに導入されたのは、5人乗りの救助工作車1台です。
油圧を活用した大型の救助器具などの救助用資機材を充実させました。
他に、作業中であることを知らせるLEDタイプの表示板が、車両後部に新たに設置されました。
乗車スペースは、天井が高くなったことで、車内での準備が可能になり、より迅速な対応がとれるということです。
救助工作車は、これまでの車両の老朽化に伴い導入され、費用はおよそ8,400万円です。
うち、2,400万円は国の補助金で賄われます。
2日は、伊那消防署で入魂式が行われ、関係者およそ50人が集まりました。
伊那消防組合の白鳥孝組合長は「ハード面での充実は、市民にとっても心強い。いつ発生するか分からない大規模災害に備え取り組んでほしい」と話していました。 -
上農高校3年生コサージュ作り
南箕輪村の上伊那農業高校園芸科学科の3年生は、3日の卒業式を前にコサージュ作りを2日に行いました。
コサージュ作りを行ったのは、観賞植物コースの3年生13人です。
学校生活で学んだ事を活かそうと、園芸科学科の生徒全員分のコサージュを毎年製作しています。
生徒らは、ピンクやオレンジの花を1つひとつ丁寧に飾り付けていました。
ある生徒は「3年間の思いを込めて作りました。このコサージュを胸に、3日の卒業式では胸を張って歩きたいです」と話していました。 -
みのわ営農が水系別作付け研究へ
箕輪町の農事組合法人みのわ営農は、新たに稲の水系別作付けの研究を始めます。
稲の水系別作付けの研究は、平成24年度の新規事業として25日の総会で承認されました。
この事業は、町内の河川などの水系別に農地をブロックに分け、それぞれのブロック内の水田で同じ時期に田植えをすることで、収穫時期をそろえるものです。
これにより、コンバインでの刈り取りがブロックごとに行うことができ、効率的な運用が図れるというものです。
市川隆男理事長はあいさつの中で、「水稲の作付け時期の調整を行い、水田農業の効率的な運営を図りたい」と話していました。 -
公立高校入試後期選抜 最終志願者数発表
長野県教育委員会は1日、平成24年度の公立高校・後期選抜の志願者数について、志望変更締め切り後の最終集計結果を発表しました。
全県の全日制の志願者は1万2,451人で倍率は1.03倍です。
辰野高校です。
普通科は61人で0.85倍、商業科は18人で0.9倍となっています。 -
上伊那ファーマーズの集い
農業のこれからについて考える上伊那ファーマーズの集いが1日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
これは上伊那地方事務所などが毎年開いているもので、農業委員や市町村の担当者などおよそ 200人が、これからの農業について考えました。
株式会社農林中金総合研究所特別理事の蔦谷栄一さんが、「転換点に立つ日本農業と再生の方向」と題して講演しました。
蔦谷さんは、「大規模化に日本の農業の未来はない。日本の農業は手間暇を惜しまない小規模なもの。風土を生かすことが重要」と話しました。
今後の農業については、消費者と一体となった農業を作ることを提案しました。
蔦谷さんは、「生産者と消費者が一体となることで、新しい展望が開ける」と話していました。
農業に従事し優れた功績のあった6人と3団体の表彰や、農業名人の認定証授与なども行われました。
農産物の生産と直売に取り組み、現在はグリーンツーリズムのオーナー事業などに取り組んでいる箕輪町大出の唐澤誠さんは、「多くの仲間や地域の方がいたからこそ成し得た。さらに研鑚を重ねていきたい」と受賞者を代表してあいさつしました。 -
高遠城址公園 咲き始めから有料に
伊那市の高遠城址公園のさくら祭り期間中の入場料は、今年、咲きはじめから、散り終わりまでが有料となります。
これは、1日、高遠町総合福祉センターで開かれたさくら祭り対策打ち合わせ会議の中で、伊那市が方針を示したものです。
高遠城址公園のさくら祭りでは、毎年、4月1日前後の公園開きの日から、散り終わりまでを有料としていました。しかし、咲いていない桜に入場料を払う事に対して、観光客から苦情が寄せられていたことなどから、桜が咲いている期間を有料とすることにしました。
有料となるのは、開花宣言が出された翌日から、散り終わりまでです。
今年は、さくら祭り期間中に、伊那市内の宿泊施設に泊まると高遠城址公園の入園料が無料となるサービスも初めて行われます。協賛している宿泊施設は、市内の16店となっています。
その他、一昨年、無料で試験的に行った伊那市役所からのシャトルバスの運行について、今年は往復100円の有料とし、最盛期の土日に実施する予定です。
伊藤 俊規高遠町地域自治区長は、「気持ちよく、高遠で過ごしてもらえるよう笑顔で観光客を迎えることを推進していきたい」と話していました。 -
電気店「クエスト」写真展示場に
アマチュアカメラマンが写真を持ち寄る写真展示場。カメラを持った人などがくつろいでいます。
ここは、伊那市日影にある電気店「クエスト」。
電化製品が並ぶその一角には写真が展示してあります。
現在20人ほどが撮影した写真30点ほどが展示されています。
作者名も、題名も、テーマもありません。
クエストのオーナーが、営業のため音響設備の写真を店内に飾っていたところ、いつの間にか、知り合いが、撮影したスナップ写真を持ってくるようになりました。
写真を持ち込む人が次々に増え、クエストの店内の一角は、写真の展示場になりました。
写真は、季節を感じさせるもの、動物を撮影したものなど様々。撮影者が、気が向いたときに更新していて、早い人では2週間ごと作品が変わるということです。
それぞれが、お互いの写真について講評しあうことで、撮影技術も上がっているということです。
写真好きが集うサロン。街の電気屋さん「クエスト」では、今日も、写真の話しに花が咲きます。 -
伊那夜の街オリエンテーリング
伊那市の飲食店をめぐる伊那夜の街オリエンテーリングが29日夜行われました。
29日夜は、伊那市のセントラルパークに、オリエンテーリングの参加者560人ほどが集まり、午後7時のカウントダウンにあわせて、一斉に夜の街に繰り出しました。
夜の街オリエンテーリングでは、3000円のチケットを購入し、指定された4店舗を回ります。
これまで行ったことのない店を知ってもらう機会にしてもらおうと、上伊那民主商工会が毎年開いていて今年で8回目です。今年は、81店舗が参加しました。
一斉にスタートし、指定の順序で店を回り、スタンプを貰って、午後9時までに、4店舗を回るというものです。
上伊那民主商工会では、「中心市街地の活性化につなげたい。歓送迎会のシーズンを前に、新しい店を知る機会にして欲しい」と話していました。 -
高遠城址公園の桜 4月10日開花の予想
日本気象協会は、今年3回目の桜の開花予想を発表しました。
伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花は、ほぼ平年並みの4月10日頃となっています。
発表によりますと、高遠城址公園の桜の開花はほぼ平年並みで、去年より3日早い4月10日頃、満開は4月14日頃と予想しています。
日本気象協会では、全国的に平年より遅いか、平年並みとみていますが、長野県は平年並みと予想しています。 -
伊那西部保育園でやしょうま作り
伊那市の伊那西部保育園の園児は28日、伊那地域に残る行事食「やしょうま」を地域の人達と作りました。
28日は、平沢区の女性でつくるJA上伊那平沢生活班のメンバーと園児およそ30人が、小沢地域交流センターに集まり、やしょうま作りをしました。
地域に伝わる行事を受け継いでいこうと、保育園が平沢生活班に依頼したもので、今回初めて行われました。
米粉を蒸したものに、ココアや食紅などで色をつけ、断面がチューリップやアジサイの模様になるように組み合わせていました。
平沢生活班では、「子ども達が楽しそうにやっていたのでよかった。今後も地域の伝統を伝えていきたい」と話していました。 -
旧馬島家住宅 雛人形飾りつけ
伊那市高遠町の旧馬島家住宅で29日、江戸時代から現代までの雛人形の飾りつけが行われました。
地元の住民有志でつくる高遠をこよなく愛する会のメンバー5人が雛人形の飾り付けを行いました。
雛人形は、地域住民から寄付されたものや馬島家で古くから伝わるもので、平成16年から毎年展示しています。
江戸から明治、大正、昭和と、人形のつくりの変化がわかるよう、時代ごとに並べて展示されています。
最も古いものは江戸時代中頃、1700年代につくられた享保雛と呼ばれる雛人形です。
面長、きれ長の目で能面のような表情をしていて、着物の中に綿を多く入れ丸く膨らませた姿が特徴です。
この雛人形は、高遠城址公園の花見シーズンが終わる4月下旬まで、旧馬島家住宅で展示されることになっています。 -
伊那中央病院災害時に備え地下水利用検討
伊那市の伊那中央病院は、地震などの非常時に地下水をくみ上げ、水道水として利用するシステムの設置を検討しています。
これは28日、伊那中央病院で開かれた運営審議会で、病院側が来年度の事業計画として明らかにしました。
中病の説明によりますと、昨年3月の東日本大震災では、建物は無事だが、途中の水道管が破損し、病院への水の供給が止まった事例が数多くあったということです。
水道が止まった病院では、手術時の器具の洗浄や人工透析の治療などが行えず、患者の受け入れができなくなったと言う事です。
中病では、現在、病院で使用する水、1週間程度を地下に貯蔵し、非常時に備えていますが、地下水と2重化することにより、更に災害に強い病院を目指しています。
地下水上水道システムの事業費は、4千2百万円となっています。
今後は、隣接する、御園、山寺の両区で説明会を開催し、地元住民の同意を得て事業に着手したいとしています。
伊那中央病院の川合博院長は、「震災を教訓に、準備を進め地域の安心と安全をまもっていきたい」と話していました。
中央病院の来年度予算については、来月開かれる、伊那中央行政組合議会に提出されることになっています。 -
南小6年3組バンドーラ合同合奏会
南箕輪村の南箕輪小学校の6年3組は、5年生の頃から取り組んできた、手づくりの弦楽器「バンドーラ」の交流合奏会を29日、村民センターで開きました
バンドーラはギターに似た弦楽器で木曽郡上松町の元教諭、中澤準一さんが考案したものです。
6年3組では、中澤さんと交流のある、担任の宮澤由英教諭の指導のもと5年生の頃からバンドーラ作りを行ってきました。
子ども達は、6年生になり完成した楽器を使って練習をおこない、これまで参観日などで発表してきました。
宮澤教諭は「いろいろな体験を通して、楽器に愛着をもち、製作や演奏、交流など活動にも幅が広がった」と話していました。
今回は、楽器作りを通じて知り合った、上松町の女性グループや同志社女子大学の学生と思い出を作ろうと交流合奏会を開きました。
合奏会の最後には、出演した全員で、2曲を演奏し、手づくりの音を響かせていました。
南箕輪小6年3組では、来月4日午後1時30分縲恆コ民センターで卒業コンサートを開催する予定です。 -
上伊那積雪20センチ 交通機関に乱れ
29日の上伊那地域は、低気圧の影響でまとまった雪となり、JRや高速道路などの交通機関で乱れが発生しました。
伊那市荒井にある伊那消防署の観測によると、28日の午後3時からの29日の午前9時までに最大20センチの積雪を観測したということです。
伊那警察署によりますと、管内では車のスリップ等による物損事故が20件発生しましたが、人身事故は無かったという事です。
JR飯田線では辰野町の羽場駅構内の信号機が故障した他、中川村の片桐駅と松川町の伊那大島駅の間で線路内に竹が倒れるなどの影響がありました。
これにより、午前7時縲恁゚前8時半まで上下線とも運転が見合わされ、一部、運休や遅れが発生しました。
中央自動車道は事故と雪の影響により東京方面に向かう上り線が、伊那・諏訪インター間などで午前中通行止めとなりました。
この通行止めの影響で、伊那バスでは東京方面の高速バスの上下線で最大3時間の遅れが発生し6便が運休となりました。
長野地方気象台によりますと、明日3月1日は、高気圧に覆われ天気は回復しますが、朝は氷点下となる見通しで路面の凍結に十分注意してほしいと呼びかけていました。 -
南小ドラゴンズ卒団式
南箕輪小学校の児童でつくる少年野球チーム南小ドラゴンズの卒団式が25日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われました。
今年度、卒団するのは6年生9人です。
保護者やチームメイトが見守る中、卒団する6年生が入場しました。
南小ドラゴンズは今年度、県大会でチーム初のベスト4進出を果たしました。
式では、今年度で退任する小林祐司監督が選手一人ひとりに祝いの言葉を贈りアルバムを手渡しました。
卒団選手を代表し、小林聖弥君は、「いつも恵まれた環境で野球が出来たことに感謝しています。野球で学んだことを今後も活かしていきたい」と話していました。 -
記念事業プロジェクトチーム発足
伊那まつりの企画会議が27日に開かれ、第40回の記念事業プロジェクトチームを発足させることなどを確認しました。
プロジェクトチームは、今年で40回を迎える伊那まつりの記念事業について検討しようと発足するものです。
委員は、引き続き伊那まつり企画会議の委員が中心となり検討します。
より多くの人に参加してもらおうと、企画委員の一般公募を行っています。
18歳以上の市民であれば誰でも参加する事が出来ます。
伊那市役所観光課で募集していて多くの参加を呼び掛けています。
第1回目の記念事業プロジェクトチームの会議は、3月19日に開かれることになっています。 -
伊那朗読の会の発表会
伊那市などの朗読愛好家でつくる伊那朗読の会の発表会が25日、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那朗読の会は、子ども達に本を読んであげたいと有志が集まり、およそ30年前に発足しました。
発表会は、毎年開かれていて、今年で27回目です。
25日は、メンバー17人がステージに立ち、それぞれ好きな物語を朗読しました。
メンバー唯一の小学生美篶小6年の宮下能さんは、母親と一緒に朗読を発表しました。
第2部では、日本の児童文学作家斎藤隆介の作品が紹介されました。 -
聴覚障害者へのサポート考える
上伊那で手話を学んでいる人達の手話学習発表会が26日、南箕輪村公民館で開かれました。
発表会では、上伊那地域の手話サークルなど7団体が聴覚障害者へのサポートについて理解を深めようと、学んだ成果を寸劇などで披露しました。
このうち、伊那手話サークルは、ラーメン店を舞台に、客のろうあ者と店員とのやり取りを通しコミュニケーションの方法について発表しました
大きな声でしゃべれば伝わると、多くの人が誤解しているが紙に書いて伝えるのが確実と訴えていました。
また、箕輪手話サークルは、手話は聞こえない人達にとって大切な言葉であることを理解し学んでいきたいと発表しました。
学習発表会は、上伊那聴覚障害者協会と上伊那手話サークルが開いていて、今回で4回目となります。
上伊那聴覚障害者協会の樋口絹子会長は「聴覚障害者をとりまく問題について、それぞれが考え、意識を高めてほしい」と話していました。 -
1年早い平成26年度単年度黒字化
伊那市は平成27年度の単年度黒字化を目指していた下水道整備事業について計画より1年早い平成26年度に黒字化となる見通しを示しました。
これは、28日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で示されたものです。
当初の計画では平成26年度単年度で、およそ2,200万円の赤字となる見込みでした。
しかし水洗化率の向上や、窓口業務の民間委託などの効果で、およそ4,000万円の黒字になるとの見通しです。
伊那市によりますと、市内の水洗化率は今年度末で80%を達成できそうだということです。
市では、さらなる水洗化率の向上や経費削減などにより、収益の改善に取り組みたいとしています -
JA上伊那 米殻施設再編される見通し
JA上伊那が運営するカントリーエレベーターなどの米殻施設は老朽化が進んでいます。
効率のいい運営を進めるため、それらの施設は3年から5年かけて再編される見通しとなりました。
JA上伊那の臨時総代会が28日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、米殻施設の再編案が可決されました。
現在、上伊那に11か所あるカントリーエレベーターやライスセンターは、建設から30年が経過したものもあり、米の品質保持に必要なコストが膨らんでいます。
JAでは、施設の効率良い再編により広域利用体制へ移行させたい考えです。
再編計画によりますと、上伊那に14基ある施設のうち、南箕輪ライスセンター、美篶カントリーエレベーター、飯島カントリーエレベーターの3施設を上伊那の拠点施設として整備するものです。
再編に伴い、東春近ライスセンターなど4施設を一時集荷のみ行う中継基地とする他、残る施設についても改修を行う計画です。
再編に係る経費は3年から5年の間におよそ17億円を見込んでいて、そのうちのおよそ10億円を国の補助事業で賄う考えです。
臨時総代会にはおよそ290人が出席し、米穀施設の再編案は賛成多数で可決されました。 -
学校給食の放射線測定来月6日から測定
伊那市は、福島第一原発事故に伴い市民の間に広がっている不安を払拭しようと今年1月に食品の放射線を測定する機器を導入しました。
来月6日から市独自で市内の小中学校や保育園などの給食の放射線の測定を始めます。
機器は市役所1階に設置されています。
28日は、校務技師4人が機器の運用に備えてのトレーニングを行いました。
伊那市では去年10月から市内の小中学校や保育園などの給食の放射線分析検査を飯田市の中部公衆医学研究所に委託をしていました。
これまでの検査で基準を超える数値は確認されていないということです。
導入した機器は公衆医学研究所と同じもので、およそ460万円。
容器にその日の給食のおかずなどを入れると重さ1キロあたりの放射線の量を示すベクレル値の計測ができます。
高い数値がでると赤い色で表示されます。
28日のトレーニングでは、長谷学校給食共同調理場の給食が測定されました。
測定の結果、基準を超える数値はでませんでした。
伊那市では、検査体制を整え来月6日から放射線の測定を独自に実施していくことになっています