-
信州型事業仕分け説明会
長野県は、去年9月に実施した信州型事業仕分けの結果を、今後の事業にどう反映させるかを、11日伊那市の伊那合同庁舎で説明しました。
説明会には、仕分け人や判定人を務めた県民など、およそ50人が参加しました。
信州型事業仕分けは事業の必要性などを議論し、行政の効率化国など役割分担を明確にするものです。
去年9月に伊那と長野会場で行われ、伊那会場は伊那合同庁舎など3会場でした。
11日は、伊那会場で仕分けの対象となった事業を県の担当者が説明しました。
伊那会場で仕分けが行われた21事業のうち要改善が13事業、現行どおり、拡充が7事業、役割分担、見直しが1事業でした。
このうち、「要改善」と判定された信州型エコ住宅、環境の住まい整備推進事業では、多くの県民に助成出来るよう1件あたりの助成額を減額し助成件数を拡大するとしています。
平成24年度の当初予算案での対応として、新築・購入に対する1件当たりの助成額を100万円から50万円に減額し助成件数を150件から200件に拡大しています。 -
環境美化活動に貢献 個人・団体を表彰
伊那市連合衛生自治会は、環境美化活動に貢献した個人と団体を8日表彰しました。
個人で表彰されたのは、伊那市荒井の竹内荘一さん(88)です。
竹内さんは長年、伊那市駅構内やロータリー、公衆トイレの清掃を続けているほか、地区内の街路樹の手入れをしています。
団体で表彰されたのは、東春近の中殿島こども会です。
6月から11月までの毎週土曜日の朝、東春近神社の清掃に取り組んでいて、この活動は90年以上続いているということです。
連合衛生自治会では、地域で環境美化に取り組んでいる個人や団体を表彰していて、表彰は5年ぶりです。 -
伊那市介護保険料 月額960円引き上げへ
伊那市は4月から65歳以上が支払う介護保険料の月額基準額を960円引き上げとする改定案を13日、市議会全員協議会に示しました。
それによりますと、これまで3600円だった月額基準額が26.7%増の4560円となります。
またこれまで9段階だった所得区分を11段階とし、最高で8664円としています。
介護保険料、引き上げの主な要因は、65歳以上の被保険者数の増加などによるものです。
市では介護給付金準備基金5000千万円を取り崩すなどして、大幅な引き上げの抑制を図ったとしています。
伊那市の平成23年度の被保険者数は18,762人で
要介護認定者は2,863人となっています。
市によりますと県内の平均は約5,000円になる見通しで県下19市では最も低い水準どということです。 -
解決金1,000万円・債権債務なしを確認
NECライティングの伊那工場閉鎖により伊那市が補助金の返還を求めている民事調停で、NECライティングは解決金1000万円の支払いと市との間で債権債務がないことを確認することの2点を提案していることが分りました。
13日、伊那市役所で市議会全員協議会が開かれ、伊那市の顧問弁護士、長谷川洋二弁護士からNECライティングの提案について説明がありました。
提案では、解決金を800万円から1,000万円に増額するとしています。
また伊那市とNECライティングとの間で一切の債権債務がないことを相互に確認するとしています。
これについて、多くの議員は、「これ以上この問題が長引けば今後の企業誘致に影響を与える。」「増額については誠意を感じる」などとして提案を受け入れるべきとしました。
一方、一部の議員からは「補助金全額の1億5,800万円余りを求めるべき」「債権債務がないということ認めれば、市民有志がNECライティングに補助金返還を求める住民訴訟に影響を与えるものであり、筋違い」との意見が出されていました。
住民有志は、白鳥市長に対し、NECライティングの工場用地造成に伴う損害賠償など5億5,000万円あまりをNECライティングに支払うよう命令することなどを求めています。
次回調停は3月1日に開かれることになっています。 -
地域自治区と総合支所のあり方について意見交換
長谷地域自治区懇談会が10日、伊那市長谷総合支所で開かれ地域自治区と総合支所のあり方について意見を交しました。
地域自治区は旧伊那市、高遠町、長谷村が合併した際、地域住民の声を行政に反映させようと設置されたもので、地域住民でつくる地域協議会を運営しています。
合併特例法による地域自治区は設置期間が10年と決まっていて平成27年度で終了となります。
懇談会は期間終了後の地域振興などについて考えようと開かれたもので、区長や各種団体の代表などおよそ20人が出席しました。
地方自治法に基づく地域自治区となって40年以上を経た旧伊那市の支所の職員数は現状3人、公民館が2人となっています。
参加者からは、「災害がおきたときは、孤立してしまう場合がある。防災の拠点となる総合支所に職員が少ないのは不安」などの意見が出されていました。
中山晶計地域自治区長は「声をあげなければ、終わってしまう。
地域の要望を反映させるためにはどうすればいいか考えていきたい。」と話していました。 -
羽広の獅子舞 400周年に向け練習
伊那市の無形民俗文化財に指定されている西箕輪の「羽広の獅子舞」が来年400周年を迎えます。
400周年に向けた練習が11日から始まりました。
11日は、保存会のメンバーおよそ50人が羽広公民館に集まりました。
羽広の獅子舞が来年400周年を迎えることから羽広区では伝統の獅子舞を保存、継承していこうと来年4月に計画している記念行事に向け定期的に練習を行っていきます。
練習では、地域の長老たちが指導にあたっていました。
羽広の獅子舞は口を閉じた雄獅子と口を開いた雌獅子の舞い合わせが特徴で、2頭が一緒に舞うのは全国的に珍しいということです。
長老たちは、若手たちに細かな手足の動きなどをアドバイスしていました。
羽広区では今後、毎月2回練習を行うことになっていて、羽広の獅子舞のDVDや新しいパンフレットを制作する予定です。
記念式典は来年4月に羽広公民館で行うことになっています。
また、400周年を記念して市内などの獅子舞が一堂に会する獅子舞サミットも計画しています -
村 介護保険料790円増の4,570円へ
南箕輪村は、来年度から介護保険料を、これまでより790円増となる4,570円に改定する考えを示しました。
これは、13日開かれた村議会全員協議会で村が説明したものです。
現在、村の介護保険料の基準額は3,780円となっていて、改定後はおよそ21%増の4,570円となります。
介護保険料は3年ごとの見直しが行われていて、今回の改定は地域密着型施設ふれあいの里が去年9月に開所したことや、要介護者が増えたことなどにより、介護保険利用額の全体の合計にあたる給付額が増加したためです。
平成23年度、村内で介護保険制度に加入している65歳以上の人は2,944人で、要介護認定者は399人となっています。
村では、「基金の取り崩しを行い、上昇率を最低限に抑えた。今後も福祉サービスの向上に努めていく」としています。
保険料金の改定については、3月議会に提出され、承認されれば4月1日からの適用となります。 -
南箕輪村 来年度保育園入園希望者数3園で定員超え
南箕輪村は来年度の入園希望者数が、定員を超えている南部、中部、南原の3つの保育園について、定員を増やす条例改正案を3月議会に提出します。
定員を越えているのは、南部保育園と中部保育園、南原保育園の3園です。
南部保育園は、定員130人に対し、18人多い148人、中部保育園は定員160人に対し177人、南原 保育園は定員100人に対し118人となる見込みです。
この為、村では南部保育園を20人、中部保育園と南原保育園の定員をそれぞれ10人ずつ増やす条例の改正案を、3月議会に提出します。
村では、「年間の人口推移や、出生状況などから、園舎の増改築などについて検討していく」ということです。 -
橋爪まんぷさんの「江戸風俗まんが絵展」
伊那市の漫画家橋爪まんぷさんの「江戸風俗まんが絵展」が13日から、伊那市のニシザワ双葉食彩館で開かれています。
会場には、江戸時代の日常生活を切り取ったイラスト22点が並んでいます。
3年ほど前にまんぷさんが描いたイラストに、今回は中国の文献などから探した絵に合う四字熟語を添えました。
このイラストは「凡人の中に傑出して目立つ人物がいる」という意味の「鶏群一鶴」が添えられています。
まんぷさんは、「庶民の心豊かな暮らしぶりを、イラストと古き良き時代の四字熟語で表しているので楽しんで欲しい」と話します。
橋爪まんぷさんの江戸風俗まんが絵展は、3月31日土曜日まで、伊那市のニシザワ双葉食彩館で開かれています。 -
自然観察インストラクターなど合同研修会
自然観察インストラクターなどの合同研修会が8日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
上伊那地域の自然観察インストラクターと長野県自然保護レンジャーの年1回の合同研修会で、この今日は23人が参加しました。
研修では、長野県環境保全研究所の須賀丈主任研究員が生物多様性について話しました。
須賀さんは、「人間の生活は生物多様性が生み出す自然の恵みに支えられているが、現代の人間の消費活動により、生物多様性が世界的に危機的な状況にある」と話しました。
国内の生物多様性に影響を及ぼす危機として、人間による開発や密猟、森林や農耕地の利用衰退とシカの分布拡大、外来生物の持ち込み、地球温暖化を挙げました。
須賀さんは、危機への対応策として戦略的な環境アセスメントの導入や、森林税を生物多様性に役立つものに改良することなどを挙げていました。 -
高遠町で伝統のだるま市
伊那市高遠町で江戸時代から続く伝統のだるま市が11日開かれ、だるまを買い求める人で賑わいました。
およそ400年前から続くと言われる高遠のだるま市は家内安全や五穀豊穣などを願う鉾持神社の祈願祭に合わせて毎年開かれています。
参道に様々なだるまが並び訪れた人達が値段交渉をして買い求めていました。
値段交渉が成立すると威勢の良いかけ声と手拍子で手締めを行って家内安全や商売繁盛を祈っていました。
だるまは手のひらに乗るような小さいものから高さ60センチを超える大きなものまでありますが30センチほどのものが中でも人気でした。
商店街では高遠町の店主らでつくる本町実業団によるさくらだるまの販売や、空き店舗を利用して高遠小学校の5年生が木でつくったオリジナルの飾りなどの販売をしていました。
天候に恵まれた11日は、多くの人達が歴史のある高遠町の風情を楽しんでいました。 -
生協ケアセンター春近 なないろの家 上棟式
上伊那医療生活協同組合が、今年4月の開所を目指し伊那市東春近で建設している認知症対応のグループホームの上棟式が、12日に行われました。
グループホームは、伊那市東春近中組の天竜川沿いに建設されます。
生協組合員や地元住民などが出席し、現地で行われた上棟式では、屋根の上から紅白の餅が投げられ、施設の棟上げを祝いました。
グループホーム「生協ケアセンター春近 なないろの家」は、延床面積960平方メートル、鉄骨平屋建てで、ベット数は27床です。
認知症高齢者が9人一組のグループで生活する認知症対応型共同生活介護の他、一時的な宿泊やデイサービスを行います。
黒川照子施設長は、「地域のより所となるような施設にしていきたい」と話していました。
生協ケアセンター春近なないろの家は4月1日開所予定で、現在利用登録者を募集しています。 -
中尾歌舞伎保存会が熱演
伊那谷で伝統芸能を継承している団体が集う信州農村歌舞伎祭が12日伊那市の県伊那文化会館で開かれ、見せ場になるとおひねりや声援が飛んでいました。
今回は、伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会、下伊那郡大鹿村の大鹿こども歌舞伎、下伊那郡下條村の下條歌舞伎保存会の3団体が公演しました。
このうち、中尾歌舞伎保存会は、去年の秋季公演でも演じた「恋女房染分手綱、重の井子別れの段」を演じました。
母と子が名乗ることもできずに別れていくシーンになると、会場からはおひねりが飛び、拍手がおきていました。
お昼をはさみ、映画大鹿村騒動記で全国的に注目を集めた大鹿村からは、大鹿中学校の1年生5人が出演し、夫婦愛を描いた「壺坂霊験記 沢市住家の段」を演じました。
精一杯演じる中学生に会場からは、拍手や声援が寄せられていました。 -
アマランサスうどん 今日から新発売
伊那地域アマランサス研究会のメンバーで伊那市高遠町の製麺会社「株式会社木曽屋」は、雑穀アマランサスを生地に練り込んだうどんの販売を、10日から始めました。
新商品についての説明会が9日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
研究会では、商工会議所や信州大学、食品加工会社などと連携して、アマランサスを活用した地域振興を目指し、新商品の開発などを行っています。
伊那市では、毎月17日を雑穀の日としている他、去年8月からは、市内の小中学校の学校給食にアマランサス入りのうどんを取り入れています。
木曽屋の熊谷和寛社長は「学校給食のうどんをベースに独自の加工法で商品化に辿りついた。色や食感など、市販のうどんとの差別化を図ることに苦労した」と話します。
また、信州大学農学部の根本和洋助教によると「市販の物に比べてアマランサス入りは、鉄分は3倍、カルシウムは6倍多く含まれている」ということです。
雑穀アマランサスうどんは、上伊那地域のニシザワとベルシャイン全店で、1袋128円で販売されています。 -
あすはだるま市 人形飾りなど並ぶ
11日のだるま市を前に、伊那市高遠町の商店街では、恒例の大だるまと人形飾りが展示されています。
商店街には、高さと幅、共に4メートルほどある赤い大だるまが飾られています。
10日は、近くの高遠第1保育園の年長から年少までの園児およそ60人が見学に訪れました。
大だるまは、五穀豊穣を祈願する「だるま市」に合わせ、毎年展示されているものです。
他にも、商店街には人形飾りが並べられていて、園児らは、自分の好きなキャラクターを探したり、人形の前で写真を撮ってもらったりしていました。
この他に、今年のだるま市には、住民有志などによる人形飾りが5点展示されています。
だるま市は10日、午前7時から午後5時まで伊那市高遠町の鉾持神社を中心に行われます。
伊那市観光協会では多くの来場を呼び掛けています。 -
箕輪南小で二胡の演奏会
中国の伝統楽器「二胡」の演奏会が11日、箕輪町の箕輪南小学校で開かれました。
演奏したのは、伊那市や飯田市などで二胡の教室を開いている劉鉄鋼さんと、その教室に通う生徒6人です。
箕輪南小では、月に3回全校集会を開いていて、演奏会はそれに合わせて開かれたものです。
二胡は、中国の伝統的な楽器の1つです。
劉さんらは、二胡を使って中国語の挨拶を教えた他、子ども達にも馴染みのある日本のアニメの曲などを演奏しました。
箕輪南小学校では「世界の様々な文化や音楽に興味を持つきっかけとなればうれしい」と話していました。 -
南箕輪村福祉計画策定懇話会 福祉計画の検討結果報告
南箕輪村福祉計画策定懇話会は、村が今年度中の策定を目指す「障がい者福祉計画」と「高齢者福祉計画・介護保険計画」についての検討結果を10日、唐木一直村長に報告しました。
10日は、懇話会の孕石勝市会長ら3人が役場を訪れ、唐木村長に検討結果を報告しました。
福祉計画は、国の障害者自立支援法により、各市町村に計画策定を義務付けています。
報告によると、障がい者福祉計画には、村が新たに建設している療育施設の内容についてや、障がい者に対する相談支援サービスを行うことなどが盛り込まれました。
高齢者福祉計画・介護保険計画では、介護予防や家族介護者支援などの地域支援事業に力を入れていくことなどが挙げられています。
唐木村長は「障がい者との座談会で、生活の現状やグループホーム整備の必要性などを感じた。新年度に向け計画を基にした新しい施策を予算に盛り込んでいきたい」と話していました。 -
伊那で県リニア交通特別委員会
リニア新幹線を見据えた県の交通のあり方を検討する特別委員会が10日伊那合同庁舎で開かれ、上伊那の市町村長らが飯田への道路網の整備やJR飯田線高速化、均衡あるビジョンの策定を求めました。
長野県は、リニア中央新幹線の開業を見据えた新しい総合交通ビジョンの骨子を来年度の早い時期をめどに策定します。
10日は、策定作業にあたる検討委員12人のうち4人が参加し、上伊那の市町村長らと意見交換しました。
特別委員会では、リニア開業に伴う交通体系の骨子を来年度の早い時期までにまとめ、国やJRとの検討の場に提示していきたい考えです。 -
親子で小麦粉粘土遊び
伊那市の上の原子育て支援センターで9日、親子が小麦粉粘土遊びを楽しみました。
これは、毎月行われている子育て講座の中の一つです。
小麦粉粘土は、小麦粉に食用油と水、食紅を混ぜて作るもので、子どもが口にしても安全ということです。
子どもたちは、カラフルな粘土を丸めたり、好きな形を作って遊んでいました。 -
第19回きさらぎ友好杯剣道大会
上伊那地域の剣道クラブが一堂に会す「第19回きさらぎ友好杯剣道大会」が5日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれました。
大会には、上伊那地域や岡谷市、佐久市などから15団体、およそ200人が参加しました。
大会では、予選のリーグ戦と決勝のトーナメント戦が行われ、勝敗を競いました。
試合が始まると、子ども達は大きな掛け声とともに、日頃の稽古の成果を相手にぶつけていました。
橋爪利彦大会長は「試合を通して課題を見つけ、今後の練習に活かしてほしい」と話していました。 -
伊那西高校芸術フェスティバル 10日から
伊那西高校の生徒が制作した美術作品などを展示する芸術フェスティバルが、伊那市のかんてんぱぱホールで10日から開かれます。
会場には、美術と書道の選択授業やクラブ、折り紙工芸クラブなどの作品あわせて180点ほどが並んでいます。
この展覧会は、美術・書道を選択した生徒の卒業記念として始まりました。
5年目の今年、内容をさらに充実させていこうと、名称を芸術フェスティバルに変更し、2、3年生の作品を展示しました。
今年は、写真クラブが初参加し、県展に出品した10作品を展示しました。
2年生が家庭総合学習で取り組んだ手作り絵本も展示しています。
伊那西高校では、高校生らしい大胆で完成豊かな作品がそろっているとして、来場を呼び掛けています。
芸術フェスティバルは10日(金)から13日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれます。
11日と12日は箏や吹奏楽クラブの演奏、茶華道クラブによるお茶席、12日には音楽大学に通う卒業生のフルート演奏が予定されています。 -
ネクスト・信州新世代アーティスト展
長野県の若手芸術家支援事業、ネクスト・信州新世代のアーティスト展が、伊那文化会館で、10日から始まります。
長野県は、2010年度から、若手芸術家を支援するため、長野県にゆかりのある、プロ・あるいはプロの芸術家を目指す30代までの若手芸術家を対象に、発表の場を提供するなどの活動をしています。
長野市のホクト文化ホールと、伊那文化会館を会場に展示会が開かれていて、今年は5人の作家が作品を出品しました。
1975年長野市で生まれた陶芸の本間友幸さん、
1979年安曇野市で生まれた鍛金の中嶋明希さん、
1972年上水内郡信濃町で生まれた版画の中村眞美子さん、
1984年現在の佐久市で生まれたメディア・アートの金箱淳一さん、1973年南佐久郡小海町で生まれたアニメーションの新海 誠さんの作品が展示されています。
伊那文化会館では、「今を伝える新しい美術を新発見できる展示会」と話し多くの来場を呼びかけています。
この、信州新世代のアーティスト展は、26日(日)まで、伊那文化会館美術展示ホールで開かれています。 -
上農高校園芸科学科課題研究発表会
南箕輪村の上伊那農業高校の園芸科学科の3年生が9日、課題研究で学んだ事を発表しました。
9は、園芸科学科の3年生45人ほどが、課題研究の成果を発表しました。
発表会は、3年間の学習の成果を発表しようと毎年行われています。
園芸科学科には、鑑賞植物コース、植物育種コース、食用植物コースがあります。
きゅうりの自根苗と接木苗との生育を比較したグループは、接木苗のほうが、種から育てた自根苗よりも、収穫本数が多かったと報告しました。
接ぎ木苗は、生徒たちが、カボチャの台木にキュウリの穂木を挿して栽培しました。
生徒達は、「接ぎ木苗は、生育・収穫面で効果があるが、自宅で育てるには、自根苗でも問題ない」とまとめていました。
上伊那農業高校では、16日にも、3年生の各コース代表者による課題研究発表会を、伊那市のいなっせで開く予定です。 -
美和ダム分派堰 水没重機引き上げ
伊那市長谷の美和ダム上流の分派堰内に水没していた重機が、9日、引き揚げられました。
重機などからの油漏れは無いということです。
9日午前9時過ぎから、美和ダム上流の分派堰内の重機を引き揚げる作業が行われていました。
重 機はたまった土砂を取り除くために、ダム内に仮り置きされていましたが、6日からの雨で、およそ91トンの水がダム内に流れ込み、7日朝に重機とガソリンが入った携行缶が水没していることが確認されました。
ガソリンの携行缶は、8日回収され、重機は9日、クレーン車で引き揚げられました。
三峰川総合開発事務所によると、重機などの引き上げ作業などは無事終了し、水没による油漏れなどはなかったということです。 -
陶灯あかり展
伊那市の日帰り温泉施設みはらしの湯ロビーで、陶器でできたランプシェード「陶灯」の作品展が開かれています。
会場には、「陶灯」と呼ばれる陶器でできたランプシェード27点が並んでいます。
展示をしているのは、南箕輪村南原の飯島英之さんと、大泉の清水信衛さんです。
飯島さんは陶芸歴12年ほどで、今回は16点を展示しました。
清水さんは陶芸歴20年ほどで、今回は11点を展示しました。
陶灯の展示会は、飯島さんが南箕輪村内で始めたもので、清水さんは第2回展から参加し、2人での展示は今回で8回目です。
作品は、暖かい心なごむ幻想的な光を放つのが特徴ということです。
この陶灯「あかり」展は2月末まで、伊那市のみはらしの湯ロビーで開かれています。 -
伊那市長杯南信ジュニア卓球選手権大会
南信地区の高校生が出場する、伊那市長杯南信ジュニア卓球大会が4日、伊那市勤労者福祉センター体育館で開かれました。
この日は団体戦のみ行われ、南信地区の高校18校から45チームが出場しました。
団体戦は1チーム4人以上で、シングルス4試合、ダブルス1試合の合計5試合で勝敗が決まります。
南信地区では団体戦の大会が少なく、5月のインターハイ予選までに、今回の大会が最後の団体戦となります。
選手は、自身の実力やダブルスの相性などを確認しながら試合をしていました。
出場した伊那北高校の男子生徒は「今回の結果がインターハイ予選にプラスになるよう練習をしていきたい」と話していました。
大会の結果、男子は飯田高校が、女子は飯田長姫高校が優勝しています。 -
畳針に感謝 恩徳寺で畳組合が針供養
針供養の日の8日、南箕輪村の恩徳寺で、畳針に日頃の感謝を込める供養が行われました。
県畳商工組合上伊那支部の組合員9人が集まりました。
針供養は、折れたり曲がったりして使えなくなった針に、感謝の気持ちを込めて行われるものです。
組合は、昭和46年に恩徳寺境内に供養のための針塚を建立しました。
以来毎年2月8日に、針供養を行っています。
組合員は、長年畳を縫うために使った針を豆腐に刺し、手を合わせていました。
県畳商工組合上伊那支部の小松正一支部長は「針を供養して、商売繁盛を願った。心新たに1年頑張りたい」と話していました。 -
公立高校前期選抜試験実施
公立高校の前期選抜試験が8日、県内一斉に行われました。
このうち南箕輪村の上伊那農業高校では、午前8時すぎから受験生が次々と試験会場に向かっていました。
前期選抜の実施は昨年度から各校の判断になっていて、上伊那8校のうち、伊那北高校、伊那弥生ヶ丘高校、赤穂高校の普通科では実施していません。
前期選抜を行った上伊那農業高校は各科募集定員が20人で、倍率は生産環境科が1.6倍、園芸科学科が2・15倍、生物科学科が2・65倍、緑地創造科が2.05倍となっています。
公立高校前期選抜試験の合格発表は15日(水)に行われます。 -
集落営農組織ネットワーク、認定農業者合同研修会
JA上伊那は、地域農業の振興を目的に、「集落営農組織ネットワーク・認定農業者合同研修会」を8日、伊那市のJA上伊那本所で開催しました。
研修会は、集落営農組織の法人化や、地域農業の中心的な担い手づくりなど、持続可能な農業組織を作っていこうと開かれました。
会場には、集落営農組織の代表や、市町村の認定を受けた認定農業者、自治体の農政担当者などおよそ150人が出席しました。
JA上伊那の宮下勝義代表理事組合長は「政府のTPPへの参加表明など農業をとりまく状況は厳しくなっている。
今後も、地域で持続可能な農業を継続していくために、環境変化に対応できる担い手づくりをしていかなければならない」と挨拶しました。
JA上伊那によりますと、上伊那地域には、集落営農組織が43、認定農業者が465人いるということです。
JA上伊那では、今後、集落営農組織と認定農業者が、一体となり地域の農業基盤を築き、次世代の担い手作りをする、環境を作っていきたいとしています。 -
上伊那インフル流行拡大
上伊那地域のインフルエンザ患者数は、1医療機関あたり90.38人となり、県内11地区で最も高い数値となりました。
上伊那地域の1月30日から2月5日までの1医療機関あたりの患者数は90,38人となり、県内の11地区でもっとも高い数値となりました。
長野県のまとめによりますと、県平均は41.42人で、依然として警報レベルの基準30人を上回っています。
上伊那では、去年12月から、8週連続で1医療機関あたりの患者数が増加していて、1月22日までの1週間で35.25人と警報レベルを超えて以来、59.75人、90.38人となっています。
今日現在、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市内の小学校で1クラス、箕輪町内の小学校で5クラス、南箕輪村内の小中学校で3クラスが学級閉鎖となっています。
南箕輪村では、村内の小学校で、1クラスがあすから学級閉鎖を予定しています。
伊那保健所では、感染予防の為に、手洗い・うがいをこまめにすると共に、感染が疑われる場合は早めに医療機関で受診するよう呼び掛けています。