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熊谷友幸さん写真展
伊那市在住の映像クリエイター熊谷友幸さんの写真展が、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリーアイダッシュで開かれています。
会場には、熊谷さんが撮影した伊那谷の風景写真などおよそ50点が展示されています。
熊谷さんは、およそ30年前からテレビ番組の制作などに携わわり、現在は伊那谷各地の自然や風景をハイビジョン映像や写真で記録し発信しています。
会場には、雲海の上に広がる南アルプスと富士山を北アルプスの槍ヶ岳から撮影したものや、およそ1ヶ月をかけて、三峰川で撮影に成功した警戒心の強い野鳥ヤマセミの写真も展示されています。
熊谷さんは、「写真をとおして伊那谷の自然を見つめなおすきっかけにしてほしい」と話し、来場を呼びかけていました。
熊谷友幸写真展縲怩モるさとを旅するは、来月31日まで、伊那市高遠町のカフェ&ギャラリーアイダッシュで開かれています。 -
もりもり上伊那山の感謝祭
林業関係者の表彰・活動報告などを行うもりもり上伊那山の感謝祭が、23日、伊那市のいなっせで行われました。
もりもり上伊那山の感謝祭は、上伊那地域の8割を占める森林の機能を持続的に発展させ、健全な姿で次世代に引き継いでいこうと毎年、行われています。
23日は、森林整備や治山事業・鳥獣保護などに功績のあった7人に、表彰状が手渡されました。
7人を代表して、地域林業の振興に寄与したとして表彰された伊那市の橋爪庄一さんは、「森林業は、未来のために汗を流す職業。これからも地域林業の発展に力を尽くしたい」と話していました。
主催した上伊那地方事務所の市川武二所長は、「森林は、先人達が守り育てた大切な財産。上伊那の森林づくり・山づくりをさらに推進したい」と話していました。 -
新山小 被災地に送るビデオレター撮影
伊那市の新山小学校の児童会は、東日本大震災の被災地の中学校に送るビデオレターの撮影を、23日行いました。
23日は、児童会長の前澤 倭(やまと)君と、副会長の橋爪 竜生(たつき)君が、ビデオカメラを片手に、教室を回りビデオレターを撮影しました。
ビデオレターは、「奇跡の避難」で知られる岩手県の釜石東中学校に送られます。
子どもたちは、釜石東中学校の生徒に向かってメッセージを送っていました。
新山小学校の児童会は、今年1月に、全校で被災地支援に取り組む事を決めました。
釜石東中学校では、中学生から本を読みたいという希望があがっていて、児童会では、本を贈ることにしました。
新山小学校には、釜石東中の生徒からどんな本が読みたいかという希望と、メッセージが届きました。
メッセージは、本を楽しみにしていることなど、感謝の言葉があふれています。
児童会が地域の人やPTAに声をかけたところ、150冊の本が集まりました。
本を贈ることにあわせて、全校ひとりひとりが書いた手紙と、ビデオレターを送ることにしました。
集まった本と手紙、ビデオレターは、23日、釜石東中学校宛に送られます。
新山小学校では、これをきっかけに釜石東中学校との交流を続けていきたいとしています。 -
劇団「歩」25・26日に公演
箕輪町文化センター附属 劇団歩(あゆみ)の第7回定期公演が、今週末25日(土)と26日(日)に開かれます。
22日夜は、箕輪町産業会館で、通し稽古が行なわれていました。
今回の作品は、ごく普通の高校生が暴力団の娘たちと関りあうことで、織田信長などの武将が群雄割拠する戦国時代で生き残るために剣を持って闘うことになるというオリジナルの書き下ろし作品です。
生まれた環境の違いによる差別を受けながらも、生きる事の意味合いを模索する若者達を描いています。
今回の演目は、女性キャストが本格的な殺陣に挑戦しています。
今回の演目で主役の一人、普通の高校生を演じるのは箕輪中学校2年の原 涼音さんです。原さんは、「芝居の中で、主人公が成長していく様子を見て欲しい」と話していました。
去年12月からこの芝居に取り掛かり、2月からは毎日稽古が行われています。
階段を使用し高さのある立ち回りも見どころのひとつ。ホール客席の平らな部分も舞台として使用されるということです。
劇団歩の第7回定期公演は、25日(土)26日(日)に箕輪町文化センターで行なわれます。 -
長野県地域いきいき実践塾 活動発表会
地域の活動に積極的に参加するための企画力や自己表現力を養う、長野県地域いきいき実践塾伊那支部の活動発表会が、16日、伊那合同庁舎で開かれました。
地域いきいき実践塾は、長野県長寿社会開発センターが、県下10支部で開いてきました。
伊那支部では、今年度、31人が、講義やワークショップを通して、地域活動への参画について学んできました。
16日は6つのグループがそれぞれ取り組んできた事を発表しました。
ハーモニカを通して社会貢献に取り組んだグループは、初心者から始めた人もいるなかで、高齢者や障害者の社会施設で、慰問活動を行うほど上達した事などを発表していました。
ハーモニカが演奏されると、他のメンバーも自然と歌を口ずさみ、発表者に拍手を送っていました。
発表会のあとには、修了式が行われ、メンバーに修了証書がおくられました。
なお、長野県地域いきいき実践塾は、去年9月に行われた、信州型事業仕分けで抜本的見直しが必要と仕分けされ、県は廃止の方針を示しています。
そのため、実践塾は、今年度で終了し、実践塾の講座内容の一部は、県シニア大学に統合されます。 -
伊那市 二酸化炭素削減目標6%
伊那市環境審議会は、2018年度までに二酸化炭素の排出量を6%削減するとの計画案を、22日にまとめました。
この日、伊那市役所で開かれた審議会で、伊那市地球温暖化対策実行計画の最終案が示されました。
計画案では、京都議定書で基準年に定められた1990年度を基準として、伊那市の二酸化炭素排出量を2018年度までに6%削減するとしています。
削減に向けては、市民、企業、行政が一体となって▽再生可能エネルギーの活用、▽省エネライフ教育、▽森林整備と間伐材の有効利用などに取り組むとしています。
伊那市によりますと、2009年度の二酸化炭素排出量は、55万7,600トンで、2008年度と比べて5.7%、1990年度と比べて17%増加しているという事です。
計画では、2018年度までに44万8,000トンを目標としています。
この計画案は近く白鳥孝市長に報告され、今年度中に正式決定する事になっています。
また、この日の審議会で、飼い犬のフンや死がいの放置の禁止や自動販売機へのごみ箱設置義務など、ポイ捨て禁止に関する条例改正案が示されました。
この条例改正案は、市議会3月定例会に提出される予定です。 -
2月22日 餃子の日感謝デー
伊那地域の飲食店でつくる伊那餃子会は、2月22日を餃子の日感謝デーとして、割引サービスなどを行いました。
伊那餃子会は、餃子を「包む」のごろ合わせで2月22日を餃子の日としています。
伊那市境の花ぜんでは、通常350円のところを割引価格の220円で餃子を提供し、昼時には、次々と注文が舞いこんでいました。
伊那市を中心とした11の飲食店でつくる伊那餃子会は、餃子を通した地域活性化を目指していて、地元野菜やアマランサスを使った餃子、信州味噌を使った味噌だれの開発などに取り組んでいます。
餃子の日の今日は、加盟店で割引やくじ引きなどのサービスが行われました。
伊那餃子会会長で花ぜん代表の羽生義秀さんは「おいしい餃子を食べてもらい、より多くの人に伊那の餃子に関心をもってもらいたい」と話していました。 -
南箕輪村 松くい虫被害7倍に
今年度の南箕輪村の松くい虫被害は、前の年度と比べ、およそ7倍の91立方メートルとなる見通しである事が分かりました。
22日、南箕輪村役場で開かれた森林病害虫等防除対策協議会で、今年度の被害状況や来年度の対策などが示されました。
南箕輪村では、平成22年10月に田畑で初めて松くい虫被害が確認されました。
今年度の被害量は、村全体で91立方メートルで、平成22年度の14立方メートルから、およそ7倍増加しました。
一方、被害地域については、田畑、神子柴で以外で新たな被害は確認さていないと言う事です。
村では、来年度から、大芝高原みなんの森と、殿村八幡宮については、薬剤の樹幹注入で国の補助が受けられる、高度公益機能森林の指定を受けたいとしています。
唐木一直村長は、「大芝を中心に薬剤注入しながら、なんとしても北上を防ぎたい」と話していました -
伊那食品塚越会長 100万寄附
伊那食品工業株式会社の塚越寛会長は、児童擁護施設「たかずやの里」の環境整備などに役立ててもらおうと22日上伊那広域連合に100万円を寄附しました。
この日は、伊那食品の塚越会長らが伊那市役所を訪れて、白鳥孝上伊那広域連合長に100万円分の小切手を手渡しました。
寄附した100万円は、昨年、叙勲を受けた塚越会長の祝賀会の会費の一部や、個人的な好意を合わせたものです
塚越会長は、「たつずやの里が財政面で困っていること新聞記事でよんだ。これが、支援の火種となり、多くの人に関心を持ってもらえれば」と話していました。
白鳥連合長は「子ども達の為役立つよう使っていきたい。今後、たかずやの里の支援を目的とした基金の創設を検討していきたい」と話していました -
大学生が酒造りを学ぶ
新潟大学の学生が、伊那市高遠町の株式会社仙醸で酒造りについて学んでいます。
インターンシップで仙醸を訪れているのは伊那市長谷出身で新潟大学農学部3年の伊藤七実子さんです。
21日は、大吟醸をしぼる作業を体験しました。
伊藤さんは、杜氏から話を聞いたりして作業をしていました。
仙醸でのインターンシップの受け入れは今回が初めてで、黒河内貴社長は、「大学で学ぶことの出来ない酒造業の伝統産業を肌で感じてほしい」と話していました。
伊藤さんは、今週の25日まで実習を行うことになっていて、麹造りや酵母の培養などについて体験するということです。 -
春日姫の供養
高遠城主、仁科五郎盛信の側室だった春日姫の供養が11日、伊那市高遠町の弘妙寺で行われました。
この日は、春日姫が追っ手に捕らえられた伊那市高遠町の元半対(はんずい)集落の住民4人が出席しました。
春日姫は、織田軍が高遠城を攻めてきたとき、城をのがれて半対の集落に身を隠しました。
しかし、追っ手に捕まり殺されてしまったという言い伝えがあります。
江戸時代から明治の初めにかけ半対集落に不幸な出来事がたてつづけに起きた事から、それ以降毎年、春日姫の供養を行っています。
ある出席者は、「今後もこうした行事を続け後世に残していきたい」と話していました。 -
公立高校後期選抜 募集人員を発表
長野県教育員会は21日、平成24年度公立高校後期選抜の募集人員を発表しました。
上伊那8校の募集人員は次の通りです。
辰野高校です。普通科72 人、商業科20人の募集です。
上伊那農業高校です。
生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造ともに20人ずつの募集となっています。
高遠高校は普通科72人の募集です。
伊那北高校は普通科200人、理数科4人の募集です。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人の募集です。
赤穂高校です。普通科160人、商業科40人の募集です。
駒ヶ根工業高校です。
機械、電気、情報技術一括60人の募集です。
箕輪進修高校です。
普通I部・II部合わせて40人、普通III部28人、工業I部が20人の募集です。
後期選抜志願者数の発表は、24日(金)と3月1日(木)、後期選抜試験は3月7日(水)となっています。 -
マンガの間取りと建築模型の制作者ギャラリートーク
マンガの間取りと建築模型展を開いている伊那市創造館でその制作者による、ギャラリートークが19日、開かれました。
話をしたのは、岩手県の不動産会社社長、影山明仁さんです。
影山さんはマンガの主人公が住む家を間取り図として再現し、各地で展示会を開いています。
仕事がきっかけでマンガの間取り図を書くようになった影山さんは、マンガの中から調査推理し、間取り図を書くということです。
影山さんは、これまでに書いたものをスライドに写しながら、どのようにして書き上げたかを説明していました。
トークショーには、間取り図を元に家の模型をつくっている山形県の建築士、鎌田顕司さんも訪れ、影山さんの話を興味深そうに聞いていました。
伊那市創造館では2人が製作したマンガの間取りと建築模型展4月1日まで開いていて、「大人から子どもまで楽しめる展示なので足を運んでもらいたい。」と来場を呼びかけています。 -
南箕輪村平成24年度一般会計47億7千万円
南箕輪村は平成24年度当初予算案を今日発表しました。
一般会計の総額は、47億7千万円で今年度に比べ3億7千万円率にして7.2%の減額となっています。
予算発表で唐木一直村長は「不況で厳しい時期でなので村民生活に役立つような予算にした。」と述べました。
歳入のうち村税は、19億5,000万円を見込んでいて今年度と比べ2,800万円、率にして1.4%の減となっています。
このうち法人村民税は1億6,000万円で、ほぼ同額、一方個人村民税は6億5000万円で
5,000万円、7.8%の増を見込んでいます。
地方交付税は12億6,000万円を見込んでいて1億3,000万円11.5%の増となっています。
歳出では、主な事業として発達障害の子どもを支援する事業関連に1,600万円。
受験対策として村内全ての中学3年生を対象としたインフルエンザ予防接種費用補助に64万円。
1人暮らしの老人世帯を対象とした救急情報キット設置に15万円などを盛り込んでいます。
また南箕輪村土地開発公社造成の南原住宅団地に埋められていた焼却灰の撤去費用については、かかる予算が未定のため計上されませんでした。
南箕輪村の平成24年度当初予算案は3月の定例村議会に提出されます。 -
伊那市平成24年度 一般会計295億2千万円
伊那市は、平成24年度当初予算案を21日、発表しました。
一般会計の総額は295億2千万円で今年度に比べて2億8千万円、率にして1%の増となっています。
白鳥孝伊那市長は、震災の教訓のもとに「市民の安全・安心の確保」を第一に考えた上で「お年寄りと子どもにやさしいまち」「子どもは未来への財産」「産業の振興」「伊那らしい観光と環境」を4つの重点項目として予算化した。と話していました。
歳入のうち市税は81億1千万円を見込んでいて今年度と比べ3900万円、率にして0.5%の減となっています。
このうち法人市民税は、0.2%1500万円減の6億1千万円を見込んでいます。
一方、個人市民税は4.0% 1億1千万増額の30億円を見込んでいます。
地方交付税は、100億円を見込んでいて1億4800万円1.5%の増となっています。
歳出では主な事業として、伊那市営球場のスタンドなどの改修に1億2千万円。
西箕輪公民館の改築に8000万円。
老朽化した西駒山荘と塩見小屋の建て替えや塩見岳の新しい登山ルートの研究などに850万円。
外国人旅行客の誘致事業に200万円。
伊那市内の古い地名の調査に170万円。
JR飯田線伊那市駅開業100周年記念事業に150万円などとなっています。
伊那市の平成24年度当初予算案は3月の定例市議会に提出されます。 -
村唐木村長 不適正受給問題で陳謝
南箕輪村の唐木一直村長は、県からの補助金を村が不適正に受給した問題について21日、陳謝しました。
村では、2月27日に補助金全額を県に返還するとしています。
この問題は、県が村に交付した補助金について、村が事実と異なる報告をし、補助金を不適正に受給したものです。
この件について担当した村顧問弁護士の長谷川洋二弁護士は「今回の件は故意ではなく不注意であり、法にふれるものではない」と述べました。
村では、2月27日に補助金全額のおよそ1,000万円を県に返還するということです。
関係者の処分については、村長が給料10%減額を2か月、副村長が8%減額を2か月とする条例改正案を村議会3月定例会に提出します。
また、関係する職員5人のうち、2人が10%減額を2か月、1人が戒告、残りの2人はすでに退職しているため、処分の対象にはならないということです。
唐木村長は、「村開発公社等複数組織が関与する事業については、お互いに慣れ合いになることなく責任の所在を明確にし、今後このような問題が起きないよう、再発防止に努めたい」と話しました。
村では、法令順守の職員研修の実施、実施中の事務事業を複数の職員でチェックするなど、再発防止に努めていくということです。 -
南箕輪村2つの制度資金 期限を延長へ
南箕輪村商工業振興資金審議会が20日開かれ、中小企業の資金繰りを支援する2つの制度資金について期限の延長を決めました。
審議会が1年間の期限延長を決めたのは、特別経営安定化対策資金と災害対策資金の2つです。
この日は南箕輪村役場で商工業振興資金審議会が開かれ、唐木一直村長が審議会に資金制度の期限について諮問しました。
特別経営安定化対策資金は、経済状況がいまだ厳しい事、中小企業の資金繰りの安定化を図る必要がある事などから、期限の延長を決めました。
災害対策資金については、国や県の制度と重なる部分があるものの、今後継続されるかが、現時点では不確定なため、村としては期限を延長する事としました。
特別経営安定化対策資金は平成21年2月から実施され、これまでの利用件数は25件、融資額は5,677万円となっています。
東日本大震災を受けて去年4月に貸付条件を拡充した害対策資金はこれまで利用はありません。
2つの資金制度の期限は、来年3月31日となっています。 -
ライオンズクラブと聴覚障害者が交流ボウリング大会
伊那、駒ヶ根、辰野のライオンズクラブと、聴覚障害者との交流ボウリング大会が、19日、南箕輪村で開かれました。
南箕輪村久保のボウリング場で開かれた大会には、伊那、駒ヶ根、辰野のライオンズクラブと、上伊那聴覚障害者協会、上伊那手話サークルのメンバーと家族など約70人が参加しました。
大会は、ライオンズクラブが障害者支援を目的に始めたもので今回で11回目になります。
ライオンズクラブのメンバーは簡単な手話を教わって「上手ですね」などと会話をしながらゲームを楽しんでいました。
辰野ライオンズクラブの林勝一会長は、「楽しみながら交流する事で、お互いの理解を深めていきたい」と話していました。 -
箕輪町木下 天神様に学問成就を祈願
学問の神様にこの一年の学問成就を祈る天神様祭りが、19日、箕輪町木下で行われました。
この日は、箕輪町木下の上の段常会にある天神様が祭られている社の前で神事が行われました。
天神様祭りは、地域の子どもたちの健康と学問成就を願って、木下区青少年健全育成会が毎年行っているものです。
天神様は、学問の神様とされる菅原道真のことで、命日の2月25日に合わせて各地で祭りが行われています。
集まった100人ほどの小学生は、頭をさげ学問の成就を祈っていまいした。
木下区青少年健全育成会の木下實会長は、「勉強をしっかりして、体も鍛え、お父さん、お母さんを喜ばせてあげてください」と子ども達に呼びかけていました。 -
今年の桜の開花傾向 高遠城址公園の桜の開花はほぼ平年並みの4月10日頃
民間の気象予報会社ウェザーニューズは、今年の桜の開花傾向を発表しました。
伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花はほぼ平年並みの4月10日頃となっています。
発表によりますと、高遠城址公園の開花は4月10日頃、満開は4月15日頃と予想しています。
全国的には、2月の気温が平年より低いところが多く、つぼみの生長が遅れているため、過去5年の平均よりも遅くなるとみています。
ウェザーニューズでは、3月5日に開花予想を発表するということです。 -
保育園建設予定地白紙撤回で減額補正可決
箕輪町臨時議会が20日、箕輪町役場で開かれ、新しい保育園建設を予定していた箕輪東小学校隣りのJA上伊那所有地の白紙撤回にともなう約6億円の減額補正予算案が可決されました。
町は、保育園建設関連予算案を提出し賛成多数で可決されました。
平沢豊満町長は建設予定地を白紙撤回するとの方針を議会で正式に表明したほか、これまで通り、おごち、長岡両保育園の統合を推進し新しい用地の選定について区と連携して進めていくとの方針を示しました。
町では、おごち保育園と長岡保育園を統合した新しい保育園の建設場所を箕輪東小学校隣りのJA上伊那所有地としていました。
去年9月の町議会で、およそ6億円の保育園建設関連予算案が可決されていましたが道路事情など安全面での不安の声が保護者から上がっていました。 町ではこれまでに新保育園の設計、測量など関連予算およそ400万円を支出していて、議員からは「税金を無駄にしてしまった」「議会にも議決責任がある」といった意見のほか町長の報酬カットで対応するべきとの声があがっていました。
これについて平沢町長は「当初の目的に向かって進めてきた必要経費だった」と述べました。
新しい保育園の建設場所については今後、町と区で検討を進めていくことにしていますが、今回の予定地白紙撤回で町の保育園統合施設整備計画の遅れなど影響が出るものとみられています。 -
伊那広域シルバー人材センターの会員作品展
伊那広域シルバー人材センターの会員作品展が、23日木曜日まで開かれています。
会場には、会員89人の作品およそ200点が並んでいます。
趣味で作ったという木彫や写真、手芸などジャンルは様々です。
作品展は今年で19回目となっていて、毎年楽しみにしている人も多いということです。
シルバー人材センターでは「力作、大作が揃っているので、是非多くの人に来てもらいたい」と来場を呼び掛けています。
作品展は23日木曜日まで、伊那市の伊那広域シルバー人材センターで開かれています。 -
上伊那地域戦略会議
上伊那地域が持つ特徴を活かした政策などを検討する上伊那地域戦略会議の3回目の会合が20日、伊那合同庁舎で開かれ、5つの主要施策をまとめた上伊那地域ビジョンの素案を確認しました。
地域戦略会議は、行政やJA上伊那、上伊那医師会などの委員17人で構成されていて、20日は、地域ビジョンの素案について協議しました。
上伊那地域ビジョンは、上伊那地域が持つ特性や課題を踏まえ、平成25年度から5年後の上伊那の目指す姿と、実現する為の施策について示すものです。
素案では、これまでに委員から出された意見を基に、5つの主要施策をまとめました。
主要施策は、▽豊かな自然環境の保全と地域資源の活用▽産業基盤づくりの推進▽将来を担う人づくりへの取り組み▽安全・安心な社会の構築▽将来を見据えた活発な交流促進 の5つです。
意見交換で委員からは「守りに入った政策というイメージ。生物多様性や温暖化対策など、グローバルな考え方を取り入れるべき」などの意見が出されました。
次回の会合では、ビジョンの原案が示される予定です。 -
開かれた議会目指し市議会基本条例案示す
伊那市議会全員協議会が20日、伊那市役所で開かれ、市民が参画しやすい開かれた議会運営を行うなどとする伊那市議会基本条例案が示されました。
条例案は、議員のあり方を明確にし市民の福祉向上や市政発展に寄与しようと、議員でつくる議会改革特別委員会が示したものです。
条例案では、基本理念として市民の意思を市政に反映させるために公平かつ公正な議論を尽くすことにより市政における唯一の議決機関としての役割を果たし、真の地方自治の実現を目指すとしています。
また基本方針として、情報公開や、市長などの監視機能の強化政策の立案、政策提言に積極的に取り組むとしています。
この議会基本条例案は3月議会に議員提出議案として出されることになっています。 -
4月から小学生 通学路で交通ルール学ぶ
4月から小学校に通う、伊那市の竜東保育園の年長園児は、15日、保育園周辺を歩き横断歩道の渡り方や信号機の見方などを学びました。
この日は、地域の交通安全協会のメンバーなどが、横断歩道の渡り方や、交差点での注意点などを教えていました。
保育園の前の道路では、左右の安全確認をした後に、遠くのドライバーにも分かるように大きく手をあげて渡るようにする。
また、信号機のある交差点では、青信号になっても、あわてず、車が来ないか確認してから渡るようにと教えていました。
この日は、4月から小学校に入学する子どもたちを見守ってもらおうと、竜東地域の民生児童委員などおよそ15人も、園児と一緒に歩きました。
竜東保育園の山岸加代子園長は、「事故にあわないよう、交通ルールを覚え、地域の助けも借りながら、4月からは、元気に小学校に通ってほしい」と話していました。 -
JA上伊那酪農部会が飲むヨーグルトPRで配る
19日、伊那市消防団音楽隊定期演奏会の会場となった伊那文化会館で飲むヨーグルトの無料配布が行われました。
これはJA上伊那酪農部会などが、上伊那産の乳製品をPRしようと行われたものです。
この日は、「すずらん牛乳飲むヨーグルト」700本が用意され、来場者に配られていました。
すずらん牛乳飲むヨーグルトは、上伊那産の牛乳を100%使っていて、まろやかな口あたりが特徴だということです。
酪農部会では「様々な機会を通して、顧客の開拓につなげていきたい」。と話していました。 -
山室で火事 男性が火傷
19日、伊那市高遠町山室で火事があり、この家に住む男性1人が火傷を負いドクターヘリで県内の病院に搬送されました。
伊那警察署の発表によりますと、火傷を負ったのは、この家に住む橋爪徳司さん79歳です。19日午後1時頃、山室区長の原今朝文さんが、橋爪さん宅から火が出ているのをみつけ消防に通報しました。
火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、木造2階建て住宅と敷地内の小屋などが燃えました。
通報した原さんによりますと、火は風呂を沸かしたあと外に出していた、取り灰から出ていて、その火が建物に燃え広がったということです。
橋爪さんは、妻と2人暮らしだということで、妻は、外出していて無事でした。
橋爪さんは顔などに火傷を負い、ドクターヘリで県内の病院に搬送されました。
伊那署では火事の原因など調べをすすめています。 -
伊那市消防団音楽隊 第1回定期演奏会
伊那市消防団音楽隊の第1回定期演奏会が19日、伊那文化会館で開かれました。
市内4つの中学校との共演もあり、迫力ある演奏が披露されました。
伊那市消防団音楽隊は、これまで、年に1回「スーパーファミリーコンサート」と題して演奏会を開いてきましたが、活動拠点だった伊那市民会館の閉館により会場を伊那文化会館に移し、初めての定期演奏会を開くことにしました。
この日は、歌謡曲や、ジャス、クラシックなどが披露され、訪れた人は一緒に口ずさむなどして演奏を楽しんでいました。
そして、今回の演奏会には、人気子どもタレント鈴木福くんのビデオレターが届きました。
母方の祖母が伊那市出身の福くんは、伊那市の特命大使にも任命されています。
福くんが唄ってヒットしたマルマルモリモリが演奏されると、会場の子ども達も一緒に踊って楽しみました。
第2部では、春富、西箕輪、伊那、東部の4つの中学校と音楽隊との合同演奏が行われ、総勢200人に上る大迫力の演奏を披露しました。
この第1回伊那市消防団音楽隊定期演奏会の模様は、3月6日からご覧のチャンネルで放送します。 -
JICAエッセイコンテスト 上農特別学校賞受賞
国際協力機構JICA主催の国際協力高校生エッセイコンテスト2011で、南箕輪村の上伊那農業高校が特別学校賞を受賞しました。
14日は、青年海外協力隊長野県OB会の伊藤茂昭事務局長ら2人が上農高校を訪れ、代表者2人に表彰状を手渡しました。
エッセイコンテストは、身近な話題から国際協力について考えてもらおうと、JICAが毎年行っているものです。
特別学校賞は、5年以上継続して60作品以上を応募した学校などに贈られます。
上農高校では、毎年1、2年生が夏休みの課題として取り組んでいて、今年度は301人が応募しました。
上農の特別学校賞は7年連続で、県内では2校が選ばれています。
塩崎正校長は「普段の学習の中で課題を見つけ、国際理解を養ってほしい」と話していました。
なお、生物科学科1年の湯澤充尋君が、個人賞を受賞しています。 -
元岩波書店専務 気骨の出版人を語る
駒ヶ根市出身で現在東京都三鷹市に住む元岩波書店専務の今井康之さんが、10日伊那市の美篶きらめき館で「東京から見たふるさと伊那谷」の演題で講演しました。
今井さんは、赤穂中学卒業後岩波書店に入社。
働きながら早稲田大学ロシア文学科を卒業しました。
岩波書店では、宣伝部長、代表取締役専務を歴任し、現在は、岩波書店社友で、信州岩波講座などに携わっています。
今井さんは、同じく駒ヶ根出身で気骨の出版人と言われる元岩波書店会長の小林勇さんの人生をひもときながら伊那谷について語りました。
「伊那谷出身のジャーナリスト、学者、政治家から見ると、人のふところに入るのが得意で公平、ねばり強く探究心があり人間味があるのが伊那谷の人々の気風・気質の特徴と話しました。
小林元岩波書店会長が関係した横浜事件、大江・岩波裁判について、「横浜事件は、治安維持法が悪法だったことを国に認めさせた事件、
大江・岩波裁判は、歴史の真実を守るための裁判でどちらも小林・岩波側が勝っている」として戦争と小林元会長、岩波書店の歴史的立場を説明し、
「震災後の日本は、再び戦争に進むことなく復興の道を歩まなければならない」と来場者に呼び掛けていました。