-
伊那市が調停案受け入れ議案 9日にも提出へ
NECライティングの補助金問題で、伊那市議会会派代表者会は8日、最終調停案受け入れの議案を今議会に提出したいとする市側の提案を、9日の議会運営委員会に諮ることを了承しました。
議会運営委員会で了承されれば、9日の本会議に議案が提出されることになります。
伊那市は、NECライティングに対し補助金の全額1億5千万円余りの返還を求めていて、2日付の最終調停案では、NEC側が支払う解決金は1千万円となっています。
市議会は会派代表者会を開き、市側から提案された調停案受け入れの議案提出を議会運営委員会に諮ることを了承しました。
議会運営委員会は9日午前9時から開かれ、議案提出が了承された場合、10時開会の議会本会議の冒頭で市側が議案を提案します。
議案は経済建設委員会に付託され、12日に審査されることになります。 -
箕輪中部小体育館完成を祝う
箕輪町の箕輪中部小学校で、老朽化にともない、去年6月から建て替えを進めていた体育館が完成し8日、竣工式が行われました。
式には、全校児童や町、工事関係者など750人あまりが出席し完成を祝いました。
新しい体育館は、鉄骨2階建てで延べ床面積はおよそ1060平方メートル、事業費は1億8千5百万円あまりとなっています。
ミニバスケットボールのコートが2面取れるアリーナや視聴覚室としても利用できる軽運動室、倉庫などを備えています。
災害時には避難所として使用できるよう、入り口にスロープが設けられた他、停電時でも電力を直ぐに確保できるよう発電機接続盤が設置されています。
当初の計画では、3月中旬の完成予定でしたが卒業する6年生に少しでも使ってもらおうと予定より10日早め、先月末に完成しました。
岡田誠校長は、「いつまでも綺麗で、大事にしたいという気持ちを持ち続けられるよう大切に使っていきましょう」と子どもたちに呼びかけていました。
児童会長の唐沢壮君は、「中部小の児童全員、大切にたくさん使わせて頂きます」と感謝していました。 -
第3弾支援はアマランサス
県や信大農学部などでつくる上伊那農商工連携等推進会議は、平成24年度から伊那市のアマランサス研究会の支援を行います。
8日は、伊那市のいなっせで推進会議が開かれました。
上伊那農商工連携等推進会議は、上伊那の地域資源を活用した新たな事業や商品開発の支援をしようと平成21年度に設置されました。
農商工連携事業の掘り起こしとともに、今後に期待できる事業を支援しています。
これまで、飯島町の唐辛子ビネガーの開発、駒ヶ根市のゴマの商品化などの支援チームを設置し活動してきました。
第3弾として、平成24年度からは雑穀アマランサスの栽培・商品化などに取り組んでいるアマランサス研究会を支援することが、8日の会議で了承されました。
支援チームでは、アマランサスの効率の良い生産体制・商品開発の支援を行う予定で、アマランサスの産地化、商品のブランド化を目指します。
次回会議は5月を予定していて、来年度中のアマランサスの支援チームの発足に向けた検討が行われるということです。 -
松くい虫被害 北上はなし
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が、8日、伊那合同庁舎で開かれ、上伊那管内で被害の北上は見られないことが報告されました。
上伊那地域の12月末現在の松くい虫被害量は、4,673立方メートルで、去年の4586立方メートルから、2%の微増となっています。
箕輪町の福与で平成20年に被害が確認されたのが最北端で、今のところ北上はしていないものの、伊那市では、緩やかではありますが東西への拡大が始まっているということです。
松くい虫防除対策協議会では、DNA鑑定による新たな診断法の導入を検討していて、被害の先端地域の判定に活用したいとしています。 -
伊那技専修了課程発表会
伊那技術専門校を3月に修了するメカトロニクス科と情報システム科の訓練生が、8日、修了課題の発表を行いました。
8日は、メカトロニクス科と情報技術科の2年生12人が取り組んできた成果を披露しました。
伊那技専では、毎年、修了生が課題に取り組んでいますが、全校の前でプレゼンテーションを行うのは今年が初めてです。
プレゼンテーションの後は、完成した装置を披露しました。メカトロニクス科のA班は、タッチパネルで音符の長さや音階を入力し、自動的に演奏させる機械を作りました。B班は、おもちゃの車の色センサーで識別し、記憶・管理させる観覧車型の機械を作りました。
牧田英明訓練指導員は、「習ったことだけでなく、プラスアルファの知識・技能が必要となる。チームで動くのでコミュニケーション能力も向上し、会社に入っても生かせると思う」と話していました。 -
釜石東中学校に新山小から本とビデオレター
東日本大震災の支援に取り組んでいる伊那市の新山小学校から、奇跡の避難で知られる岩手県の釜石東中学校の生徒に、本やビデオレターが届けられました。
6日は、新山小学校と釜石東中学校との縁を取り持った伊那市の職員・小牧学さんら4人が、本などを持って岩手県の釜石東中学校を訪れました。
釜石東中学校と隣接する鵜住居(うのすまい)小学校の児童と生徒は、海からわずか500メートルという近距離にもかかわらず、地震発生と同時に全員が迅速に避難し、押し寄せる津波から生き延びたことから、奇跡の避難とも呼ばれています。
東中学校の校舎は、津波に飲み込まれ、使用できなくなっているため、東中の生徒達は、釜石中学校の校舎を間借りして学校生活を送っています。
図書館の本を借りるのに遠慮してしまうという話を聞いた新山小学校の児童が、本を送る支援を行うことになり、小牧さんらが届けました。
生徒たちは手にした本を早速開いていました。
新山小学校からは、ビデオレターも届けられ、中学生は、小さな子供たちからのメッセージに頬を緩めていました。 -
長野県芸術文化総合フェスティバル水墨画展 8日から
長野県芸術文化総合フェスティバルの水墨画展が、8日から伊那文化会館で始まります。
会場には、長野県水墨画協会南信支部の会員の作品111点が展示されています。
作品展は、8日から11日(日)まで伊那文化会館美術展示ホールで入場無料で開かれます。 -
箕輪町男女共同参画計画 策定へ
箕輪町男女共同参画計画の策定に向けた1回目の会合が2月29日に開かれ、条例に基づいた数値目標を盛り込むなどの意見が委員からだされました。
この日は、町文化センターで1回目の策定委員会が開かれ、委員長に知識経験者の伊藤徳治さんが選ばれました。
箕輪町男女共同参画計画は、▽意識づくり▽環境づくり▽生活づくりの3つの目標をもとに策定していきます。
策定にあたり、去年制定された箕輪町男女共同参画条例を全員で確認しました。
委員からは、「条例は、町民、企業、行政の役割がかなり具体的に明記されているので、計画ではこれを実行できるような数値目標を設定するべき」「計画が実行されているかチェックする機能の検討も必要」などの意見がありました。
策定委員会では、来年3月をめどに計画案を決定する方針です -
地域に伝わる郷土芸能を披露する催し
地域に伝わる郷土芸能を披露する催しが4日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。
この催しは、地域の文化を伝承する場にしようと、高遠さくらホテルが開いているもので、今年で8回目です。
4日は、これまでで最も多い21団体およそ210人が出演し伝統芸能を披露しました。
このうち、高遠小学校の児童9人が高遠町に伝わる舞踊「孤軍高遠城」を披露すると、客席からはおひねりが飛んでいました。
プログラムの最後には、参加者全員が輪になり伊那節を踊りました。 -
東日本大震災記録写真集「未来へ伝えたい陸前高田」
伊那市西春近で和太鼓を製造している、株式会社まつり工房では東日本大震災の記録写真集、「未来へ伝えたい陸前高田」を販売しています。
写真集には去年3月11日津波に襲われた岩手県陸前高田の様子がおよそ100ページにわたり掲載されています。
高い建物の屋上に避難した人たち。
波にのみこまれる家。
陸前高田では市民およそ2万4千人のうち2千人が亡くなるか行方がわからなくなっています。
この写真集を販売している、まつり工房代表の北原永さん。
地域をあげて太鼓が盛んな陸前高田では毎年、全国太鼓フェスティバルが開かれていて北原さんが演出をてがけたグループも出演していました。
しかし去年の東日本大震災で、交流のあったフェスティバルの実行委員や東北の太鼓グループのメンバーなど仲間を亡くしました。
震災以降、北原さんは地元の太鼓グループに呼びかけ全国太鼓フェスティバル実行委員会に義援金を贈る活動を続けてきました。
写真集「未来へ伝えたい陸前高田」は全国太鼓フェスティバル実行委員会の会長が出版したもので、北原さんも販売に協力することにしました。
写真集は税込み1,500円で、まつり工房で販売されていて売り上げは被災地支援に役立てられるということです。 -
長谷を中山間地域での小水力発電のモデル地区に
伊那市の白鳥孝市長は、長谷地域を中山間地域での小水力発電のモデル地区とする考えを、7日に示しました。
これは、7日に開かれた伊那市議会一般質問で、議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は、質問に対し、「伊那市での自然エネルギーの活用は、小水力、太陽光、木質バイオマスなど複数選択肢があるが、小水力を重点的にとらえている」と答えました。
小水力発電について伊那市では、農業用水路や砂防堰堤を活用した発電の可能性を検証し、長谷を小水力発電普及のモデルケースとする方針です。
白鳥市長は、「特に大規模災害が発生し、地域が孤立していまったような場合でも電力がまかなえるようなケースを想定しながら取り組んでいきたい」と話していました。 -
企業誘致に関する条例改正 事業主の責務の規定を検討
伊那市の白鳥孝市長は、企業誘致に関する条例改正について、補助金の取消、返還事由の明確化、事業主の責務の規定を検討している事を明らかにしました。
これは、7日に開かれた伊那市議会一般質問で、「NECライティングの撤退に伴い補助金の返還が問題となる中、企業誘致に関する条例改正についてどう考えているか」との議員からの質問に対し答えたものです。
白鳥市長は、現在の経済状況の中でしばりを設けるのは企業にとって負担であり誘致にマイナスであるとしながらも、今回のNECライティングの事例や調停の結果を踏まえ、企業に定着してもらうための制度改正を早急に検討したい」と述べました。
具体的には、補助金の取消、返還事由の明確化、事業の継続努力など事業主の責務について規定する事を検討しているという事です。
白鳥市長は、「企業誘致は自治体間の厳しい競争であり、他市町村の例も調査しながら、より工場用地が売れるような制度を研究したい」と話していました。 -
JA上伊那 地球環境高を米で支援
JA上伊那は、春の甲子園に県代表として出場する地球環境高校の保護者会に上伊那産の米などを2日贈りました。
JA上伊那本所で行なわれた贈呈式には、保護者会長の酒井和彦さんと副会長の河野哲三さんが出席し、宮下勝義組合長から目録を受け取りました。
JAが贈ったのは、上伊那産コシヒカリ、伊那華の米10キロと、カミーちゃんりんごジュースふた2ケース、伊那華のカリンのど飴10袋です。
宮下組合長は、「のど飴でかぜ予防にも役立ててください」と選手たちの活躍に期待していました。
地球環境高校野球部は、上伊那出身者が5人。3人が伊那市出身です。
今日贈られた米などは、壮行会でチームに手渡され、11日から徳島県で予定している合宿で選手たちに提供されます。
保護者会の酒井会長は、「子どもの為に、良いものばかりいただきありがたい」と感謝していました。
春の甲子園全国大会は、21日から始まります。 -
高校入試 後期選抜試験
公立高校後期選抜試験が7日、県内で一斉に行われ全県で1万2800人あまりが、受験に望みました。
このうち伊那市の伊那北高校では、受付開始の30分ほど前から受験生が試験会場に向かっていました。
伊那北高校は、普通科が2百人の募集に対し201人が志願していて倍率は1.01倍。
理数科は、4人の募集に対して10人が志願し倍率は2.50倍となっています。
県教育委員会によりますと、上伊那の高校で試験開始時間の遅れなどはなく無事終了したという事です。
後期選抜試験の合格発表は、19日、月曜日となっています。 -
村でコンプライアンス研修会
南箕輪村は、県からの補助金を不適正に受給した問題をうけ、再発防止を図ろうと職員対象にしたコンプライアンス研修会を7日、村民センターで開きました。
南箕輪村は、平成21年度から22年度にかけ事実と異なる報告をし県からの補助金を不適正に受給したとして、この補助金の全額1000万円余りを返還しています。
研修会は、問題発生を受け不祥事の再発防止と公務員倫理の徹底を図ろうと保育士を除く全職員を対象に開かれこの日は41人が出席しました。
講師を務めた、南箕輪村の顧問弁護士長谷川洋二弁護士は、「公務員の給料は民間企業と違い税金で賄われている。公務員は全体の奉仕者でなければならない」と話し
「信用を失わないよう、日々の業務から、職員としての自覚が必要」と話していました。
唐木一直村長は「なぜ、問題が起きたのかを職員全員で考え、村の信頼回復に向け勤めてきたい」と話していました。 -
南箕輪村議会 3月定例会開会
南箕輪村議会3月定例会が6日開会し村側から25議案が提出されました。
提出されたのは、県から補助金を不適正受給した問題の処分として、村長と副村長の給料を減額する条例改正案など25議案です。
今議会にはこの他に総額47億7千万円の新年度一般会計予算案などが提出されました。
南箕輪村議会3月定例会は3月16日までの11日間で、14日と15日が一般質問、16日に閉会する予定です。 -
箕輪町議会3月定例会 26議案提出
箕輪町議会3月定例会が6日開会し、町側から26議案が提出されました。
提出されたのは、高齢者の健康促進やいきがいづくりなどに役立てる「箕輪町元気はつらつ基金条例」の制定など26議案です
今議会にはこの他に、総額81億5千万円の来年度一般会計予算案などが提出されました。
箕輪町議会3月定例会は、12日と13日に一般質問、19日委員長報告、採決を行い閉会する予定です。 -
松島保育園お別れ会で年長児一芸発表
箕輪町の松島保育園で、この春卒園する年長児のお別れ会が1日開かれ、年長児が一人一芸を発表しました。
お別れ会では、年長の50人が、これまでの園生活の中で頑張ったことや自分の得意なことを一人ずつ発表しました。
園児はステージに立ち、保育園で楽しかったことなどを発表したあと、跳び箱や鉄棒、ピアノ演奏などを順番に披露しました。
未満児から年中までの園児は、発表を見て、拍手を送っていました。
保護者も訪れ、我が子の成長した姿を見守っていました。
発表が終わると、在園児から年長児に卒園証書を入れる筒がプレゼントされました。
筒は年中の子どもたちが手作りしたもので、26日の卒園式で使われることになっています。 -
はなまる地域探検隊 料理で国際交流
伊那市内の小中学生がさまざまな体験をする「はなまる地域探検隊」は4日、外国人と一緒に世界の料理を作って交流しました。
交流会は伊那市のいなっせで開かれ、およそ70人が参加しました。
上伊那地域の高校や小中学校で英語指導助手などをしているアメリカ、イギリス、ベトナムなど5カ国の7人が、母国の料理を紹介しました。
料理を通じた国際交流は、地域に暮らす外国人と交流し、小さいうちから国際感覚を養ってもらおうと毎年行われていて、今年で5年目です。
子どもたちは、英語を交えて会話しながら、タコスや揚げ春巻きなどを作っていました。 -
オペラ春香 チケット好調
今年6月に上演されるオペラ春香のチケットが6日から発売となりました。
予約を含めおよそ1000枚のチケットが売れました。
窓口の伊那市生涯学習センターには朝から多くの予約の電話がありました。
事務局によりますと1300席の内、予約を含めおよそ1000枚のチケットが売れたということです。
チケットはS席が4000円、A席が3000円、全席指定となっています。
チケットは伊那文化会館と伊那市生涯学習センターの窓口で販売しています。 -
春高伊那駅伝 太鼓で選手を応援
今月18日に伊那の春の風物詩、春の高校伊那駅伝が行われます。
走る選手達を応援しようと長谷の太鼓グループ創龍会が練習を行っています。
応援に向けての練習は、今年に入ってから毎週2回、長谷中学校で行っていて、会の発足当初のメンバー宮下由紀夫さんが指導しています。
創龍会は、5年前から選手たちが宿泊する仙流荘と入野谷で大会前日に歓迎の太鼓を披露していました。
今年は、多くの選手たちを応援しようと初めて沿道で演奏します。
大会当日はセントラルパーク前の伊那橋で選手を太鼓で応援することになっています。
創龍会は32年前、一ノ瀬地区の青年部のメンバーが集まり発足しました。
地元の祭りや地区の行事などで太鼓の演奏を行っています。
メンバーは多い時では20人余りいたということですが、現在は長谷地区の住民を中心に7人で活動を行っています。
春の高校伊那駅伝は今月18日に行われ、全国から過去最多の174チームが参加します。 -
広域支援を考えるパネル展
東日本大震災からまもなく1年となるのを前に、現地の支援活動などが紹介されたパネル展が6日から、駒ヶ根市の市民活動支援センターで始まりました。
これは、広域支援を今後どのように考えるかをテーマに国土交通省天竜川上流河川事務所などが開いたものです。
会場には、震災直後の写真から現在の復興作業の様子や現地での支援活動など52点が展示されています。
このうち、天竜川上流河川事務所では、震災後から職員を宮城県に派遣しました。
写真では堤防の点検調査や、配水ポンプ車による活動が紹介されています。
このパネル展は、3月11日まで駒ヶ根市の市民活動支援センターで開かれています。 -
伊那市高齢者施策推進協議会 高齢者の防災対策などを新たに盛り込んだ計画案を報告
高齢者施策の課題や計画などについて検討してきた伊那市高齢者施策推進協議会は、高齢者の防災対策などを新たに盛り込んだ計画案を6日、白鳥孝市長に報告しました。
6日は、協議会の中畑英樹会長と池上弘祥副会長が伊那市役所を訪れ、白鳥市長に検討結果を報告しました。
計画は、3年ごとに見直しが行われていて、今回は24年度からの3年間についてです。
今回新たに、災害時における介護を必要とした高齢者の支援と防災対策などについて盛り込まれました。
他に、増加する認知症対策として、医療と福祉の連携が継続的に行われるような仕組みづくりについて検討する場を設けるとしています。
伊那市では、安心と生きがいのある長寿のまちづくりの実現に向け、この計画に沿って取り組んでいくということです。 -
伊那市 高所得者の保育料引き上げ
高所得世帯の保育料の引き上げについて検討してきた伊那市保育行政審議会は6日、検討結果を白鳥孝市長に答申しました。
6日は、審議会の黒河内浩会長が伊那市役所を訪れ、白鳥市長に答申書を手渡しました。
伊那市の保育料は、現在、前年度の所得に応じ13階層に分かれていて、見直しにより14階層となります。
引き上げられるのは、前年度の所得税額が73万4,000円を超える世帯で、平成23年7月現在11世帯が対象となっています。
引き上げ額は、未満児が7,000円、3歳以上は2,000円です。
黒河内会長は「未満児保育の急増と家庭での教育についてが、これからの課題だと思う。引き続き住民の意見を聞きながら協議していきたい」と話していました。 -
二十四節季の1つ啓蟄
3月5日は、二十四節季の1つ啓蟄です。
啓蟄は、大地が暖まり冬眠していた虫が穴から出てくる頃とされています。
5日の伊那地域は、前線を伴った低気圧の影響で1日中雨となりました。
最高気温は6.5度と2月中旬並みで、虫達にとっての春の訪れはもう少し先のようです。 -
スギ花粉の飛散 始まる
飯田保健所は、3月1日から飯田、下伊那地域でスギ花粉の飛散が始まったことを、5日発表しました。
スギ花粉の飛散が確認されたのは、3月1日木曜日です。
これは、例年並みだった去年に比べ1週間ほど遅いということです。
今後天気が良く風の強い日には花粉が多く飛散すると予想していて、飯田保健所では、花粉症の人は医療機関や薬局に相談するなど早めの対策を行うよう呼び掛けています。 -
中国教育関係者が伊那を視察
中国の小中学校の校長や教育関係者が修学旅行で訪れる観光地選定参考にしようと29日、伊那市の農業公園みはらしファームでいちご狩りを体験しました。
信州・長野県観光協会では、県内の自然や歴史文化をPRし、学生達による国際交流などを目的に海外からの修学旅行を積極的に誘致しています。
中国から、県内を訪れる修学旅行客は平成22年度が54団体、およそ3千人でしたが今年度は震災の影響もあり1月までに15団体、およそ300人と落ち込んでいます。
協会では、県内の安全性をPRし、震災前の水準に観光客が戻るよう、今後も積極的、誘致活動をしていきたいとしています。
一行は、3泊4日のスケジュールで県内各地を視察していて上伊那では、みはらしファームでイチゴ狩りの体験や企業の視察などを行いました。 -
被災地への支援物資提供呼びかけ
東日本大震災からまもなく1年となるのを前に伊那市中央の洋画家、奥村憲さんが支援物資の提供を呼びかけています。
現在70歳の奥村さんは、水産加工に関する水質保全の技術者として長年東北地方で勤務してきました。
去年3月11日の東日本大震災で務めていた会社の仲間や多くの友人を亡くしました。
震災直後から募金や支援物資を送る活動をしていて集まった衣類や、食糧、生活用品は自宅玄関先に高く積み上げられています。 -
雑穀活用の取り組み発表
いーな雑穀ネットワークによる雑穀フェスタが4日、伊那商工会館で開かれました。
これは、アマランサスなど雑穀を使った商品開発により、地域振興につなげようと活動している、いーな雑穀ネットワークなどが開いたもので会場にはおよそ
40人が集まりました。
フェスタでは会員による活動の成果発表や商品の展示販売が行われました。
このうち上伊那農業高校の生徒は製品化した雑穀カレーについて発表しました。
雑穀カレーは上農の生徒が製品化したもので東日本大震災により被害にあった宮城県の高校に支援物資として贈りました。
生徒らは味の改良やイベントでの販売により雑穀カレーの普及につとめるほか、東北支援として売上の募金や雑穀による農地復興の手助けにも取り組みたいと話していました。
会場ではほかに、市内のケーキ店などが雑穀入りお菓子の展示販売を行い人気を集めていました。
ネットワークでは、栄養価が高く、様々な食べ物と合う雑穀を一般の人たちが身近なものに感じてもらえるよう活動を続けていきたい。」と話していました。 -
伊那西小学校で6年生を送る会
卒業式を前に、伊那市の伊那西小学校で5日、6年生を送る会が開かれました。
伊那西小学校を今年度卒業するのは7人です。
6年生への感謝の気持ちを表そうと、毎年児童会が中心になって開いています。
在校生の手づくりのアーチをくぐって入場すると、くす玉を割って6年生の卒業を祝いました。
送る会では、児童会が企画したゲームを全校児童で楽しんだ他、中学校に行ってがんばりたいことなどを6年生が発表しました。
在校生を代表して、5年生の田村恭祐君は「今の6年生に追いつけるよう、この学校をしっかり支えていきたい」と決意を表しました。
最後に卒業生がリコーダーを演奏。
6年生は「すばらしい会を開いてくれてありがとうございます。新6年生を中心に頑張ってください」と感謝していました。
伊那西小学校の卒業式は、17日土曜日に予定されています。