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村議会テレビ中継 議会の結論出れば事業化
南箕輪村の唐木一直村長は、村議会のテレビ中継について、議会の結論が出れば事業化を図る考えを15日示しました。
これは同日開かれた村議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
唐木村長は、議会のテレビ中継について、「開かれた議会、見える議会を考えれば必要」とし、「議会内部で検討してもらい、結論が出れば事業化を図っていく」と述べました。
上伊那8市町村で議会のテレビ中継を実施していないのは南箕輪村だけとなっています。
村議会では今後、議会活性化委員会の中の研究会で正式な議題として研究していくということです。
唐木村長はこのほか、園児数が増えている南部保育園について、来年度、給食室の増改築と保護者用の駐車場の整備を行いたい考えも示しました。 -
伊那図書館 除籍本使ったまちあるきイベント
伊那市の伊那図書館は、除籍本を使ったまち歩きのイベントを、17日、18日に計画しています。
伊那図書館では、毎年、古くなったり、借りられなくなった本を無料で頒布しています。今年は、5千冊の本が頒布されます。
去年から、図書館を中心とする地域通貨「りぶら」を作り、「りぶら」と本を引き換えできる仕組みをつくったほか、古本市を同時開催するなどの取り組みを始めました。
今年は、その取り組みに商店街活性化に向けた仕掛けを取り入れました。除籍本を伊那市中心市街地の店先で配るほか、「りぶら」がクーポン券になり、お店で特典を受けられるというものです。
イベントに参加する商店は、伊那市中心商店街の20店舗です。
「りぶら」は、伊那図書館で、図書館利用カードを提示すると、無料で手に入れることができます。
伊那図書館の平賀研也館長は、「本を使ったイベントを通して、商店街を歩き、新たな魅力を発見してほしい」と話していました。 -
TPP交渉参加反対集会・街宣パレード
JA上伊那などでつくる上伊那農政対策委員会は、TPP・環太平洋連携協定への交渉参加を阻止するための上伊那集会を、15日開きました。
15日は、伊那市のJA上伊那本所に100人ほどが集まりました。
JA上伊那の春日州一専務理事は、「TPPの交渉は参加ありきの方向で動いており危機感を感じている。再度力を集めて、日本の農業と経済を守るため強力な運動を展開していく」と挨拶しました。
集会では、JA上伊那青壮年部長の下平道広さんと、畜産部会協議会青年部長の浦野隆さんが決意表明をしました。
トラクターや軽トラックなど、60台ほどが参加して、TPP交渉参加への絶対反対を訴えながらパレードしていました。
上伊那農政対策委員会では、上伊那の市町村長や議会に対し、参加反対を求める要請と陳情を提出しています。
そのほか、勉強会や参加阻止のための取り組みを行っていく予定です。 -
年賀状の投函受付 始まる
15日から、来年用の年賀状の受付が始まりました。
日本郵便伊那支店では、早速、ポストに年賀状を投函する姿が見られました。
日本郵便伊那支店の入り口には、年賀状専用のポストが設置されていました。
ポストには、訪れた人が、年賀状の束を投函していました。
日本郵便伊那支店は、辰野から宮田までの10支店を管轄していて、去年は、317万通の年賀状を引き受け、230万通を配達しました。
日本郵便では、25日までの早めの投函を呼びかけるとともに、「Eメールなどで挨拶を済ませる人も増えているが、年賀はがきは、日頃お世話になっている人や、なかなか会えない人への最高の挨拶」と話していました。 -
信州伊那高遠の四季展応援作家展
来年7月から開かれる信州伊那高遠の四季展のPRと協賛金を募るための作品展示即売会が、15日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、63人の作家から出品された177点が展示されています。
信州伊那高遠の四季展は、伊那市が主催する全国公募展で、来年5回目を迎えます。
これまで入賞した作家のほか、近隣市町村の有名作家に協力を呼びかけ、作品を展示販売しています。
作品は、通常よりも求めやすい価格に設定されていて、訪れた人が、気に入った作品の購入を予約するなどしていました。
売り上げの一部は、四季展の運営に役立てられます。
この信州伊那高遠の四季展応援作家展は、19日まで、かんてんぱぱホールで、20日と21日には伊那市役所に会場を移して開かれます。 -
ろうきんがチャリティ収益金寄付
長野県労働金庫伊那支店は、10月に行ったチャリティーイベントの収益金で購入した図書カード10万円分を、14日、南箕輪村に寄付しました。
14日は、ろうきん伊那支店小林 正昭さんら3人が、南箕輪村民センターを訪れ、征矢 艦教育長に目録を手渡しました。
ろうきんは、10月に、「親子ふれあいアニメ祭り」をおこない、1200人が訪れました。
今年で13回目で、その収益金を支店の管内の4市町村に2年に1度寄付しています。
全額を寄付していて、今年は収益金24万5000円のうち南箕輪村に10万円分、伊那市に14万5000円分を寄付しました。
毎年、社会福祉協議会に送っていましたが、今年から、次代を担う子どもたちに役立ててもらいたいと、図書カードにしました。
征矢教育長は「子供たちのために大切に使わせていただきたい」と感謝していました。 -
「災害語り継ぐ」声明を発表
三六災害から50年の節目となった今年、南信地域で様々な記念事業を行ってきた実行委員会が将来の災害対策について声明を発表しました。
昨年10月に結成された三六災害50年実行委員会。
県や市町村など20以上の 組織が連携して36災害について様々な事業を行ってきました。
14日の委員会ではこれまでの成果を振り返り今後の災害対策向上のための声明を発表しました。
声明には今後も災害を語り継いでいくこと。
各地で行った防災学習を継続していくこと。
地域の交流と連携を重視した防災学習を発展させること。
主にこれら3つの要素が盛り込まれています。
また50周年事業の成果としてジンポジウム、パネル展、防災訓練など60団体が100の事業を実施し、延べ1万4000人が参加したことが報告されています。
1年2か月に渡り活動をしてきた委員会も14日で解散となりました。
今後は取り組みを通して培ってきた、組織を越えた連携を継続するため、おなじ委員で構成する連絡会を立ち上げる予定です。 -
NECライティング調停案12月議会に提出せず
伊那市は、NECライティングの補助金問題で、NECライティングが800万円の解決金を市に支払う調停案を12月議会には提出しないことを決めました。
これは、14日開かれた伊那市議会会派代表者会で酒井茂副市長が報告したものです。
調停案は12月議会には提出せず、議会最終日の16日に、顧問弁護士から調停の経過などの説明を聞く場を設けるということです。
市議会では今後、弁護士の話を参考に、市民の意見も聞いて判断していくということです。 -
国際ボランティアに参加した人達の写真展
大学を休学したり仕事を辞めるなどして国際ボランティアに参加した人達の写真展が13日から、南箕輪村の信州大学農学部で開かれています。
ボランティアは、世界各地で合宿型のボランティアを行っているNGO、NICEが主催したもので、全国から16人が参加しました。
信州大学農学部4年生の古川博一さんもその1人です。
古川さんは、大学3年の夏から7か月間、インドとアメリカに渡りました。
現地では、飲み水を確保する為のタンクを作ったり、ダムを作る作業をしました。
写真展は、活動について知ってもらおうと開かれているもので、会場には16人が現地で撮影した写真およそ600枚が展示されています。
写真展は、15日木曜日まで信州大学農学部で開かれています。 -
箕輪町新しい保育園の建設予定地 平澤町長再検討の考え示す
箕輪町のおごち保育園と長岡保育園の統合により建てられる新しい保育園の建設予定地を、JA東箕輪支所とすることに反対する住民の署名を受け取った平澤豊満町長は14日夜、建設予定地を白紙に戻し再検討する考えを示しました。
この日新しい保育園の建設予定地に反対する住民15人が箕輪町役場を訪れ、平澤町長に1,245人分の署名を手渡しました。
新しい保育園の建設予定地は、箕輪東小学校東側で現在はJA東箕輪支所の敷地となっています。
町では、これまでワークショップや保護者会対象の説明会で、新保育園の建設計画を進めてきました。
この日署名を届けたのは、おごち保育園の保護者を中心に地域住民で組織する「JA跡地に建設することに反対する会」です。予定地は近くに県道があり、交通の面から危険だとして399世帯、1,245人分の反対署名を集めました。
平澤町長は、「これだけ多くの反対意見がよせられている。無理に説得して進めることはない」と話し、建設予定地について再検討する考えを示しました。
平澤町長は、今後、関係する北小河内、南小河内、長岡の3区長と懇談し、議会の意見を聞いて、町としてどう対応するか検討することにしています。 -
地震の影響で飯田線に遅れ
13日午後1時頃、岐阜県を震源とする地震がありました。
この地震で、JR飯田線が天竜峡、七久保間で徐行運転となり上下線の一部で20分以上の遅れがでました。
JR東海によりますと、地震の影響で、天竜峡、七久保間が徐行運転となり、上下線の一部で20分以上の遅れがでました。
14日午後1時1分に発生した地震は岐阜県美濃東部を震源とするもので、震度は、伊那市と箕輪町で3、南箕輪村が2となっています。
各市町村、消防によりますと、この地震による被害はなかったという事です。 -
インフルエンザ流行し始め 長野県注意呼びかけ
長野県は、インフルエンザが流行し始めたとして感染の拡大防止につとめるよう呼びかけています。
県の発表によりますと、先週5日から11日までの一医療機関あたりのインフルエンザ患者数は、県全体で1.16人となっています。これは、流行開始の目安となる1人を超える数となっています。
県では、発熱などの症状がみられたら早めに休養をとる事、外から帰ったらうがい、手洗いをする事、マスクを着用する事など、感染拡大防止に努めるよう呼びかけています。
また、県は14日、ノロウイルス食中毒注意報を発令しました。
ノロウイルスは主に冬に流行する事から、感染予防として、手洗い、食材の十分な加熱などをするよう呼びかけています。 -
伊那北高生と留学生が交流
オーストラリアやタイなどの留学生が、14日伊那市の伊那北高校を訪問し、生徒と交流しました。
留学生は、公益財団法人AFSが行っている東アジアの青少年交流で日本を訪れました。
オーストラリアやシンガポール、ニュージーランド、タイの15歳から17歳の高校生です。
9日に日本に到着し、飯田、下伊那などでも高校生と交流してきました。
14日は、伊那北高校を訪れ、授業を見学したほか、ゲームで交流を深めました。
全員が自己紹介したあと教室の中央に幕を張り、降ろした瞬間に相手の名前を呼び合うゲームで楽しみました。
この事業は東アジアの連帯を図る土台づくりのほか、好意的な対日感情を持ってもらおうという狙いもあります。
留学生は15日、駒ヶ根市を訪れその後帰国する事になっています。 -
放射能測定器購入の陳情採択
伊那市議会総務委員会が14日、伊那市役所で開かれ、食品の放射能を測定する機器の購入についての陳情が全会一致で採択されました。
陳情は、伊那市の有志およそ25人でつくる、子どもたちを放射能から守る伊那谷ネットワークが提出していたものです。
ネットワークでは、伊那市が市立の保育園と小中学校の給食について放射能測定していることについて評価する一方、問題点も指摘しています。
問題点として私立の保育園、幼稚園は対象外としていること。
牛乳を単体では測定していないこと。事後の測定であることなどを挙げています。
ネットワークでは子どもたちの安全性を確保し市民の不安を解消するためにも測定器は市に一つは必要だとしています。
また測定器については財団法人中部公衆医学研究所で使っている型のものが、性能、価格の面から適当だとしていて価格は400万円台だということです。
委員会では議員から「子どもの将来のことを考えると必要」「放射能問題は長期的なものになるので購入すべき。」といった意見が出され、採決の結果、全会一致で採択されました。
この件について市では、本会議での採決の結果をまって、検討していきたいとしています。 -
江田慧子さん伊那市に絵本を寄贈
絶滅危惧種に指定されている蝶のオオルリシジミの研究をしている信州大学大学院博士課程2年の江田慧子さんは13日、伊那市に絵本を寄贈しました。
13日は、江田さんが伊那市役所を訪れ久保村清一教育長に絵本30冊を手渡しました。
江田さんは絶滅危惧種に指定されている蝶、オオルリシジミの生態について研究しています。
その生態について多くの人にしってもらおうと絵本を 今年9月に出版しました。
寄贈した絵本は「ちょうちょのりりぃ オオルリシジミのおなはし」です。
主人公のりりぃが困難にあいながらも成長していく物語です。
久保村教育長は「自然に興味をもってもらえる絵本。活用させていただきたい」と話していました。
寄贈された絵本は、市内の小中学校や図書館などに贈られることになっています。 -
雇用・生活支援ワンストップサービス
年末年始を前に伊那保健福祉事務所は13日、生活困難な人達を対象としたワンストップサービスを行いました。
雇用、生活支援ワンストップサービスは、仕事の紹介に加え、生活保護や住宅手当に関する相談など仕事を失った人への生活支援を行うもので、県内5か所で行われています。
伊那市のサンライフ伊那内にある伊那緊急求職者サポートセンターには相談者が訪れていました。
この他、生活福祉資金貸付や多重債務などの相談も行っています。
ワンストップサービスは12月15日も伊那緊急求職者サポートセンターで行われます。
時間は午後1時30分から午後4時30分までとなっています。 -
劇制作に向け聞き取り調査
JR飯田線伊那北駅開業100周年に合わせ、伊那市の伊那小学校の児童が飯田線にまつわる劇の制作に取り組んでいます。
12日は地元の人から当時の話の聞き取り調査をしました。
劇の制作に取り組んでいるのは伊那小学校6年孝組の児童達です。
孝組では、地域の人達に喜んでもらおうと孝組座として劇やダンスなどを毎月発表しています。
伊那北駅開業100周年に合わせ、劇を制作し発表する事になりました。
12日は、班に分かれて伊那北駅周辺に住む人達から昔の伊那北駅などについて話を聞きました。
このうち、伊那市で洋服店を営む尾崎晃一さんの店には5人の児童が訪れました。
尾崎さんは「60年前、伊那北駅から乗りきれないほど多くの人が乗車した」など、子どもの頃の思い出を話し、昔と今の伊那北駅の移り変わりを写真で説明していました。
伊那小6年孝組座は、12月21日に伊那市のきたっせで劇を発表します。 -
環境影響評価の中間結果報告
新しいごみ中間処理施設の建設に伴い6月から実施している環境影響評価の中間結果が13日、伊那市議会社会委員会協議会で示されました。
環境影響評価は、今年6月から行われていて気象や大気、動植物など13項目について調査しています。
このうち気象調査では地上付近で南東と西北西の風が吹く割合が約15%と最も多い事が分かりました。
上空500m以上では南風が主でした。
ダイオキシン類など大気の調査では、すべての地点で環境基準を大きく下回る良好な状態であることが報告されました。
8月と10月に行った動植物調査では、哺乳類が10種、植物およそ350種などが確認されました。
候補地の周囲1キロ以内にオオタカ等の猛禽類の営巣は確認されませんでした。
今回の調査結果は上伊那広域連合のホームページや広報上伊那で周知しています。
今後は、調査を1月と4月を中心に行い来年7月頃には全体の調査結果をまとめ報告会を開きます。
その後、周辺の環境に影響がないか予測と評価を行い10月頃に準備書にまとめて県の条例に基づき説明会を行っていくとしています。 -
伊那西部保育園 休園へ
伊那市は、伊那西部保育園の来年度の入園希望者が定員の半数30人に満たなかったため、来年度から休園することを決めました。
これは13日開かれた伊那市議会社会委員会協議会で報告されたものです。
伊那市では今月、7日付で地元の区長をはじめ保護者会などに保育園休園の方針を文章で送りました。
伊那市によると11月30日まで行った伊那西部保育園の入園希望者数は来年度の進級園児を含む12人でした。
市では、定員の半数の30人を下回り、健全育成や効率的な保育運営などが困難とし休園を決めました。
市では、今後5年間、入園希望者が30人以上にならなければ廃園とする方向です。
伊那西部保育園の在園児7人については来年度から入園する保育園の希望をとっているということです。
議員からは、「伊那西小学校との連携についても考えていく必要がある」などの意見が出されました。
伊那市では16日に、保護者を対象とした説明会を開く予定です。 -
満光寺で雪吊り作業
本格的な冬の訪れを前に伊那市高遠町の満光寺で13日、境内の松を雪から守る雪吊り作業が行われました。
満光寺の境内には、一目みるだけで極楽往生できるといわれている樹齢500年の松があり、13日はその松を含む3本に、雪吊りが行われました。
作業は、長さおよそ8メートルの支柱を松に対して垂直に立てます。
支柱の上部からおよそ100本の縄をらせん状に垂らし、松に結び付けていきます。
作業にあたった人達は、ロープが絡まないよう、1本1本確かめながら作業を進めていました。 -
グレイスフル箕輪「社員の子育て応援宣言」の登録企業に
箕輪町の社会福祉法人サン・ビジョングレイスフル箕輪は、企業が従業員の仕事と子育ての両立を支援する県の「社員の子育て応援宣言」の登録企業となりました。
13日は、南信労政事務所の増田隆司署長が、グレイスフル箕輪と辰野の施設長3人に登録証を手渡しました。
社員の子育て応援宣言は、従業員の仕事と家庭の調和を図ることで安心して働ける職場の環境作りを進めていこうと、県が平成19年度から取り組んでいる事業です。
グレイスフル箕輪では、有給休暇取得率の目標を80%にしている他、育児休業を取りやすい環境づくりを進めています。
今回登録した企業9社を含む南信労政事務所管内の登録企業数は16社で、県全体では162社となります。 -
JA上伊那などが援助米を発送
JA上伊那などは14日、飢餓で苦しむアフリカのマリ共和国へ援助米、690キロを発送しました。
14日は、JA上伊那の職員など、およそ10人が伊那市美篶にあるJAの倉庫前で援助米をトラックに積み込みました。
JA上伊那では平成11年から飢餓で苦しむマリ共和国に援助米を送る国際協力田運動に参加しています。
送られる米は下川手青壮年部や農業団体労働組合のほかJA上伊那あぐりスクールが休耕田を利用して栽培してきたものです。
今年は、県下15のJAがこの運動に参加し合わせておよそ6.5トンの援助米が集まる見込みです。
援助米が送られるマリ共和国には、サハラ砂漠があり、国土のおよそ7割を占めています。
農業が産業の中心ですが干ばつにより収穫量が少なく、慢性的な食料不足が続いているということです。
援助米は衣類や缶詰などほかの支援物資と一緒におよそ40日かけて船で運ばれるということです。 -
新山山草等保護育成会が奨励賞受賞
伊那市新山でハッチョウトンボなどの保護育成活動を行っている新山山野草等保護育成会は、優れた地域活動を表彰する「中部の未来創造大賞」で奨励賞を受賞しました。
14日は、会員で事務局の筒井弘さんと武村輝雄さんが伊那市役所を訪れ酒井茂副市長に授賞の報告をしました。
会は、伊那市新山で国内で最も小さいハッチョウトンボの保護活動などを行っています。
会員らは、ハッチョウトンボが生息している一帯に木橋をつくることで一般の人たちがトンボの観察をしやすくしたり、草刈りをするなど整備に努めてきました。
中部の未来創造大賞は国土交通省中部地方整備局が実施する地域づくり活動応援事業で、会の活動が特色があり活発なことが評価されました。 -
村農業集落排水施設いずみ苑 後利用計画示す
南箕輪村は、公共下水道への統合を計画している農業集落排水施設いずみ苑の後利用について、防災施設として利用する計画を12日、示しました。
村が関東農政局に提出していた後利用計画の報告が受理されたことから、12日開かれた南箕輪村議会全員協議会で示されたものです。
いずみ苑は平成6年の供用開始から15年が経過し老朽化しているため、村では公共下水道への統合を計画しています。
いずみ苑の後利用計画は、地域に役立つ防災施設と位置付け、防災備蓄倉庫、防火水槽として利用するというものです。
残りのスペースは、郷土資料保管庫、資料品の復元や整理を行う作業所として使います。
改築工事は平成25年度に行う予定です。 -
助産師鹿野恵美さん 母子保健奨励賞受賞
伊那市富県の助産師、鹿野恵美さんが、全国各地で母子保健の発展のために活躍している人を表彰する第33回母子保健奨励賞を受賞しました。この賞の受賞は、長野県からは7年ぶりです。
12日、鹿野さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
この賞は、財団法人母子衛生研究会が、全国各地で母子保健の発展のために活躍している個人を表彰するもので、毎年15人に贈られます。
鹿野さんは、助産師として伊那中央病院に勤務した後、自治体の保健師になりました。
平成20年に助産所を開業した鹿野さんは、「妊婦の気持ちに寄り添いながら、その人らしいお産、安心安全なお産のお手伝いをしている」と話していました。
また、命の出前講座で子どもたちに命の大切さも伝えています。 -
スポーツに携わる仕事がしたいという子どもを対象にした講演会
将来、何らかの形でスポーツに携わる仕事がしたいという子どもを対象にした講演会が10日、伊那市のいなっせで開かれました。
講演会は、伊那市総合型地域スポーツクラブが開いたもので、会場には、小学生から高校生までおよそ80人が集まりました。
高校の校長や、市内の中学校教諭、整骨院の院長など4人が講師を務めました。
このうち健康スポーツコースを取り入れている岡谷東高校の松崎旻校長は「自分が将来どうありたいか、何になりたくて勉強しているのか、目的をしっかりもってほしい」と話しました。
他に、中学校の教諭で部活動の顧問としてスポーツに携わっている三澤裕美教諭は「生徒と1番近い距離で成長を見守れるのが教職員の仕事のおもしろさだと思う」と話しました。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは「今後も、子ども達の夢の実現に向け取り組んでいきたい」と話していました。 -
12年間伊那市議会議員を務めた伊那市美篶の・ス嶋利春さん 旭日単光章を受章
昭和62年から12年間伊那市議会議員を務めた伊那市美篶の・ス嶋利春さんは、旭日単光章を受章しました。
12日は、・ス嶋さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長から表彰状が伝達されました。
・ス嶋さんは、大正12年生まれの88歳。
昭和62年から平成11年まで3期12年間に渡り、市議会議員を務めました。
任期中、経済委員会の委員長として、地域経済の発展と観光振興に取り組みました。
平成7年に完成した三峰川右岸農道の開通に貢献し、翌年には伊那市西箕輪のみはらしの湯の建設に尽力しました。
白鳥市長は、「これからも体に気をつけ、地域の為に活躍されることを願います」と話しました。 -
箕輪町北小河内のふれあいセンターの新設と公民館改修工事の完成祝賀会
箕輪町北小河内のふれあいセンターの新設と公民館改修工事の完成祝賀会が11日、現地で開かれました。
会場には、住民およそ80人が訪れ、完成を祝いました。
北小河内ふれあいセンターは、多くの人が集まることができる施設がほしいという住民の声をうけ今回新たに建てられたものです。
総事業費はおよそ4,200万円で、鉄骨造りの平屋建てです。
会議などに使える交流室2部屋と厨房、障がい者用のトイレなどが備えられています。
合わせて公民館の屋根の補修や壁紙の張り替えなど改修工事も行われました。
北小河内の久保田幸一区長は「地域の情報文化や福祉活動の拠点施設として愛される施設にしていきたい」と挨拶しました。
平澤豊満町長は「今後も北小河内が各区のリーダーとして、地域の活性化を進めてほしい」と話していました。 -
地域産業の活用について考えるセミナー
地域産業の活用について考える長野県産業観光推進セミナーが12日、伊那合同庁舎で開かれました。
セミナーには、観光関係の仕事をしている行政職員や、企業などからおよそ90人が集まりました。
セミナーでは、名阪近鉄旅行株式会社の高野慎二さんが講師を務め、産業観光のあり方などについて話しました。
高野さんは「上っ面の観光地から脱皮して魅力的な観光地に工夫すること、新たな魅力ある観光スポットを作りあげ展開していくことが必要」と自身の考えを話しました。
他に、「今注目されている日帰りバスツアーはいずれ飽きられる。各地域の密着度の濃い内容で商品を提供していく必要がある」と話しました。 -
第49回技能五輪全国大会
青年技術者の技能レベルを競う第49回技能五輪全国大会が12日から始まりました。
技能五輪全国大会は、ものづくりや技能の大切さを実感してもらうことを目的に、昭和38年から開かれているものです。
静岡県を中心に行われている今年の技能五輪全国大会には、40種目におよそ1,000人が参加しています。
このうち、フライス盤の競技が南箕輪村の伊那技術専門校で行われました。
競技は、自動車や家電製品の部品を作るのに使われるフライス盤で、4種類の金属部品を作ります。
決められた時間の中で、品質、スピード、見た目などを競います。
会場には、出場者の家族や会社の同僚が訪れ、作業を見守っていました。
技能五輪全国大会は19日月曜日まで開かれます。