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箕輪町平澤町長 特別職報酬など審議会に白紙諮問
箕輪町の平沢豊満町長は、11日、特別職の報酬などについて審議会に白紙諮問しました。
1回目の審議会が11日、役場で開かれ、委員10人に平澤町長から辞令が交付されました。
平成23年度の町長の給料は条例で定められた額を10%減額した74万7千円、副町長は、同じく10%減の60万3千円、教育長は5%減の53万3,900円となっています。
議員報酬は条例通りの額で、議長が31万7千円、副議長が25万3千円、委員長が24万3千円、議員が22万7千円となっています。
審議会は次回23日(月)に開かれ、今月中に検討結果を町長に答申する予定です。 -
木下山車飾保存会 山車飾完成
箕輪町の木下山車飾保存会が去年11月から制作を進めてきた山車飾りが完成しました。
山車は、14日と15日に行われる箕輪南宮神社の初祭りで奉納されます。
この日は保存会のメンバーが南宮神社で人形の飾り付けを行いました。
境内には、●旅の途中、農家の軒先でたわらに腰かけひと休みする水戸黄門●弓の名手が舟の上の扇をめがけて矢を放つ「新・平家物語」の一場面を描いた「扇の的」●鎌倉幕府を倒すため海へ出る新田義貞など、5つの舞台が設置されました。
保存会のメンバーは去年11月からほぼ毎日人形の制作を行ってきたという事です。
山車飾は、14日と15日の箕輪南宮神社の初祭りでお披露目される事になっています。 -
元オリンピック選手がスケート指導
保育園から中学生までを対象にしたちびっこスケート教室が10日、伊那西スケート場で開講し元オリンピック選手の神津志保美さん、旧姓新谷志保美さんが子どもたちを指導しました。
神津さんは、一昨年カナダで開かれた冬季オリンピックに出場し、その後現役を引退、去年結婚しました。
宮田村出身で幼少の頃は父親に連れられて、伊那西スケート場で滑っていたといいます。
10日は、ちびっこスケート教室の開講に合わせ、子どもたちに滑り方の指導をしていました。
教室に参加した子どもたちは、元オリンピック選手と一緒にリンクを滑り、楽しみながら基本を教わっていました。
教室は、5日間の日程で伊那市を中心に保育園児から中学生まで57人が参加しています。
教室を運営している、伊那市体育協会スケート部では「このスケート場からオリンピック選手が誕生したことは誇りに思います。子どもたちにとっても励みになると思います。」と話していました。 -
映画「ほかいびと 伊那の井月」再上映
映画「ほかいびと 伊那の井月」の再上映が今日から伊那市の旭座で始まりました。
映画「ほかいびと」は去年11月に旭座で8日間上映され、およそ3,500人の入場がありました。
再上映は、「見逃してしまった」あるいは「もう一度見たい」という声が多かったことから、決まったものです。
北村皆雄監督は、「反響が大きく感謝している」と話していました。
11日は、映画の中でも使われている、伊那市長谷の民謡ざんざ節や、きんにょんにょが、上映に合わせて、ざんざ節保存会により披露されました。
再上映は20日金曜日までで、北村監督は「地元での上映はしばらくないので、この機会に鑑賞してほしい。」と話しています。 -
日本酒の寒仕込み作業はじまる
伊那市荒井の宮島酒店では寒さを利用してつくる寒仕込みの作業が始まっています。
11日、宮島酒店では4人の杜氏により純米大吟醸の仕込み作業が行われていました。
寒仕込みは、冬場の冷気で蒸した酒米を冷やすもので、これにより酒の味と香りを引き出します。
純米大吟醸は日本酒のなかでも味、香りとも良好なため、仕込みを行うときは、特に神経を使い、この作業のみに集中するということです。
宮島酒店では年間1升瓶にしておよそ、6万本を出荷していて作業は3月いっぱいまで続きます。
毎年2月4日の立春の日の朝に搾り販売される立春朝搾りの仕込みはすでにおえていて、今年もよい出来になりそうだということです。
また宮島酒店では新商品の発酵調味料「すごいよ塩麹君」の販売も始めました。
塩麹は今注目を集めている商品で宮島酒店では2月から本格に販売を始めます。
「すごいよ塩麹君」は税込400グラム入りが945円、140グラム入りが420円で伊那市の井田屋酒店、ベルシャイン伊那店などで販売されています -
400年の伝統 羽広の獅子舞
伊那市羽広に伝わる小正月の伝統行事「羽広の獅子舞」。
400年の歴史がある羽広の獅子舞は伊那市無形民俗文化財に指定されていて毎年1月15日に仲仙寺で披露されます。
羽広の獅子舞は、勇壮に舞う雄獅子と静粛に舞う雌獅子の舞い合わせが特徴です。
現在は地区住民でつくる羽広獅子舞保存会が、その伝統を継承していて地区内に7つある組のうち、仲仙寺を境に北の1組から3組が雌獅子、南の4組から7組が雄獅子を舞います。 -
1月10日は110番の日 正しい110番通報を呼びかける街頭啓発
1月10日は、110番の日です。
これにあわせ、正しい110番通報を呼びかける街頭啓発が上伊那各地で行われました。
このうち伊那市内の大型店では、伊那市駅前交番の所員5人が、啓発チラシを買い物客に配りました。
街頭啓発は、110番の日に合せて行われたもので、所員らは「110番へはいたずら電話をかけないように」などと呼びかけていました。
伊那警察署によると、管内の去年1年間の110番通報件数は、前の年よりおよそ1,000件多い4,084件で、1日平均11件だったということです。
そのうちの約2割は、緊急でないものやいたずらなど、110番にそぐわないものだということです。
他に店内では、伊那署管内の小中学校の児童や生徒が描いた110番の利用に関するポスター21点が展示されました。
警察では、緊急でない相談などについては、警察安全相談電話「♯9110」を活用するよう呼びかけています。 -
「坂の上の雲」西村さん・・興味深い
NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」のエグゼクティブプロデューサーで伊那市長谷出身の西村与志木さんが9日高遠町歴史博物館を訪れ現在開催中の特別展「伊那に残る日露戦争の記憶」を見ました。
西村さんは、伊那市のふるさと大使もつとめています。
坂の上の雲は、明治維新後の帝国主義化していく日本を日露戦争などを通して描いた司馬遼太郎さんの長編小説で、西村さんがドラマ化しました。
前日に宮田村で講演した西村さんが、日露戦争をテーマにした特別展が歴史博物館で開催されていることを知り立ったものです。
北原紀孝館長が展示している資料や写真の説明をして案内しました。
西村さんは、興味深そうに説明を聞いたり、展示物に見入っていました。
高遠町歴史博物館の特別展
伊那に残る「日露戦争の記憶」は、1月29日まで開かれています。 -
上農高校で百人一首大会
南箕輪村の上伊那農業高校で10日、新春恒例の百人一首大会が開かれました。
百人一首大会は、図書委員会が企画して毎年行なっているもので、全校生徒およそ470人が参加しました。
最初に、クラスごとの個人戦を行い、各クラス代表者4人を選びました。
その後、クラスの代表者によるトーナメント方式のクラス対抗戦が行われました。
図書委員会では「学年の枠を越えた交流として、今後も続けていきたい」と話していました。 -
「いのちありて」DVD販売始まる
飯島町在住の映画監督、後藤俊夫さんが制作したドキュメンタリー映画「いのちありて」のDVDの販売が始まりました。
10日は、後藤監督が伊那市役所でDVD発売の記者会見を開きました。
作品タイトルは「いのちありて 伊那高女 学徒勤労動員の記録」で伊那弥生ヶ丘高校の前身、伊那高等女学校の勤労動員を題材にしたドキュメンタリー映画です。
当時の証言を交えながら戦争の時代を生き抜いた女学生の青春や当時の教師達の苦悩を描いた作品です。
現在の伊那弥生ヶ丘高校の生徒もナレーションや朗読で出演しています。
後藤監督の作品「いのちありて」のDVDはメール電話などで受け付けていて、定価は3600円で販売しています。
■いのちありて製作委員会
電話 03-3565-6072
メール info@inochiarite.com -
来年度の県立高校入学志願者数 公表
来年度の県立高校入学志願予定者数の第2回の調査結果が、10日、発表されました。
辰野高校です。
普通科前期に64人、
後期に83人。
商業科前期に22人、後期27人が志願しています。
上伊那農業高校です。
生産環境科前期に42人、後期に56人。
園芸科学科前期に44人、後期に50人。
生物科学科前期に53人、後期に56人。
緑地創造科前期に40人、後期に46人が志願しています。
高遠高校です。
普通科前期に42人、後期に71人。
伊那北高校普通科前期は募集が無く、後期に260人。
理数科前期に47人、後期に41人が志願しています。
伊那弥生ヶ丘高校普通科前期は募集が無く、後期に323人が志願しています。
赤穂高校普通科前期は募集が無く、後期に160人。
商業科前期に89人、後期に96人が志願しています。
駒ヶ根工業高校です。
3つの学科一括で、前期に79人、後期に111人が志願しています。
多部制の、箕輪進修高校です。
普通I部前期に35人、普通II部前期に31人、普通III部前期に12人。
普通I・II部の後期は一括の募集で、I部に44人、II部に34人、III部に12人。
工業I部は、前期26人、後期に26人が志願しています。
なお、高校入試前期選抜は2月8日、後期選抜は3月7日に行われます。 -
東春近小で慶祝音楽鑑賞会
3学期の始業式が10日、ピークを迎えました。
伊那市の東春近小学校では3学期の始業式に合わせ恒例の慶祝音楽鑑賞会が行われました。
演奏したのは邦楽愛好者でつくる伊那三曲協会のメンバー8人で、琴や尺八などを披露しました。
伊那三曲協会では日本の伝統音楽の良さを子ども達に知ってもらおうと小学校で演奏する活動を行っています。
東春近小学校では毎年、始業式で演奏していて今年で22年目です。
琴や尺八の演奏に合わせて駒ヶ根市光前寺に伝わる霊犬早太郎の紙芝居も披露しました。
この他に、馴染みのある曲が披露され、児童達は演奏に合わせて歌を歌っていました。 -
園児とお年寄りがまゆ玉作り
伊那市高遠町の養護老人ホームさくらの里で11日、園児とお年寄りが小正月に飾るまゆ玉を作って交流しました。
高遠第2第3保育園の年長園児12人がさくらの里を訪れ、施設で暮らすお年寄り30人と交流しました。
高遠第2第3保育園は年に1回さくらの里を訪れていて、この日は、小正月に飾るまゆ玉を一緒に作り交流しました。
園児らは、米の粉をゆでて色づけしたものをまゆの形にすると、ミズブサの木につけていきました。
お年寄りは、子供と一緒にいるといつもより笑顔が増え会話も弾むという事で、広瀬源司施設長は「外に出る機会が少ないので、いつも楽しみにしている」と話していました。
まゆ玉は、園児が保育園に持ち帰り、しばらくの間飾るという事です。 -
19人が成人の仲間入り
年明けとともに、上伊那各地で成人式が行われ、新成人が大人の仲間入りを果たしました。
1日には伊那市長谷地区の成人式が長谷公民館で行われ、小学校時代に残したタイムカプセルを全員で開封しました。
今年成人を迎えるのは19人で、この日はそのうち16人が出席しました。
タイムカプセルの中から、成人の自分に宛てた手紙や思い出の品が出てくると、新成人らは思い出話に花を咲かせていました。
式では、池上謙長谷公民館長が「大人になったのと同時に権利と義務が生まれる。これまで吸収してきた知識を、地元長谷のために役立ててもらいたい」と式辞を述べました。
新成人を代表して保科勇介さんは「無事成人を迎えられたことに感謝したい。自覚と責任ある行動をとり、広い視野を持つようにしたい」と挨拶しました。 -
イーナちゃんマレットゴルフクラブ初打ち大会
伊那市のマレットゴルフ愛好家でつくる「イーナちゃんマレットゴルフクラブ」の初打ち大会が7日、伊那市東春近の榛原河川公園で開かれました。
今年で発足10周年を迎えるイーナちゃんマレットゴルフクラブでは、新年の初打ち大会も毎年の恒例となっています。
7日は会員およそ70人が参加し、一部に雪が残るコースを回ってプレーしていました。
平澤久会長は、「仲間を大切にして、仲良く楽しくプレーし、よい年にしたい」と話していました。
大会の結果、男子の優勝は福澤幸民さん、女子の優勝は浅井フミ子さんとなっています。
イーナちゃんマレットゴルフクラブでは、3月から12月までのシーズン中に公式戦30試合を行うということです。 -
無火災・無災害誓い新たに
箕輪町消防団の出初式が8日行われ、団員らは防火・防災への誓いを新たにしていました。
箕輪町消防団の団員211人は、木下の箕輪南宮神社に参拝し、今年一年の無火災・無災害を祈願しました。
参拝後、団員らは神社から役場までのおよそ2キロを行進し、防火意識の向上を呼びかけました。
地域交流広場の前では、平澤豊満町長と小松孝寿団長の観閲を受けました。
行進の後行われた、出初式で平澤町長は、「消防団は、地域の安心・安全の確保には欠かせない存在。地域防災の要として貢献してほしい」と団員を激励しました。
小松団長は「大震災など予期せぬ災害の発生が心配される時代。“我が古里はわれらが守る“という消防団精神を胸に、住民の期待に応えられるよう、日々の訓練に励んでほしい」と訓示しました。
去年、箕輪町では10件の火災が発生し、被害額は約350万円となっています。 -
五穀豊穣願う ほんだれ様
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで8日、五穀豊穣を願う「ほんだれ様」を飾り付けました。
ほんだれ様は、米やアワ、ヒエなど西箕輪地区で作られていた穀物の穂が垂れた様子を見立てて古くから伊那地域の農家などに小正月に飾られていました。
みはらしファームではかつては多くの家庭で飾っていたほんだれ様を後世に伝えていこうと毎年、とれたて市場前に飾りつけています。
8日は、みはらしファームの関係者が集まり山から取ってきたコシアブラを30センチほどに切り、その木の半分だけ皮を削りました。
今年は良い年になるよう願い、末広がりの88本を作りました。
それを、およそ3メートルのナラの木に一つひとつ飾りつけて行きました。
ほんだれ様はみはらしファームのとれたて市場前に21日まで飾るということです。 -
かま塾の子ども達が凧作りに挑戦
南箕輪村神子柴の子ども達は7日、凧作りに挑戦しました。
これは、神子柴の住民ボランティアでつくる「かま塾」が開いたもので、この日は地元の子ども30人が参加しました。
子ども達は、ボランティアのお年寄りに教わりながら凧を作り、完成すると早速外で凧揚げをしていました。 -
伊那ローメンズクラブ ローメンを県知事にPR
伊那ローメンズクラブと、ローメンの公式ソングを歌っているアイドルユニット、オトメ☆コーポレーションが4日、県庁を訪れ、阿部守一知事にローメンの県内外へのPR協力を求めました。
オトメ☆コーポレーションの3人は、去年12月に発売されたローメンの公式ソングを披露し、ローメンをPRしました。
伊那ローメンズクラブの正木金内衛会長らは、去年の11月に姫路で開かれたB1グランプリに出場したことを報告し、「ローメンや県内の食文化を全国に発信してほしい」と協力を求めました。
阿部知事は、伊那で食べたというローメンの味について、「二度、三度と食べると癖になる味」と話しました。
ローメンのPRについては「観光地と食文化のつながりができるようにしたい」と答えていました。 -
第9回漸進展
伊那市在住など伊那市にゆかりのある洋画家による作品展「漸進展」が、伊那市のいなっせで5日、始まりました。
今年で9回目を数える作品展で、12人の作家が一人1点ずつ出品しています。
油彩とアクリルで、50号から100号までの大作がそろっています。
漸進展は、中央の展覧会に出品している作家が集まり、それぞれの絵の方向性を深めていこうと毎年開いています。
作家12人は、会派やスタイルが異なり、会場にはそれぞれの個性を生かした作品が並んでいます。
この漸進展は、9日まで伊那市のいなっせで開かれています。 -
無病息災願い 坂下でどんど焼き
伊那市坂下の天竜川河川敷で、どんど焼きが7日行われ、坂下区の親子が今年一年の無病息災を願いました。
坂下区のどんど焼きは、坂下公民館、子供育成会、子供会が行ったもので、親子およそ50人が参加しました。
区内の家およそ350戸から集めた正月飾りやだるまが積み上げられ、勢いよく燃え上がりました。
参加者は、今年一年が平穏な年になるように願っていました。
正月飾りが焼けておきになると、もちを焼いて食べていました。 -
広域連合 たかずやの里支援へ
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は、伊那市富県にある児童養護施設たかずやの里について、建て替えなどの支援をしていきたいとする意向を示しました。
これは6日に伊那市内で開かれた広域連合の新春名刺交換会で白鳥連合長が説明したものです。
白鳥連合長は「子ども達の教育の場として環境整備の必要性を他の市町村長に呼びかけたところ、みなさん賛同してくれた。協力してより良い方向に進めていきたい」と話していました。
たかずやの里は、上伊那地域唯一の児童養護施設で、現在上伊那を中心に34人を受け入れています。
昭和27年に虚弱児施設高烏谷保養園として認可を受けスタート。平成10年に名前をたかずやの里に変えました。
昭和49年に現在の場所に建て替えられてから40年近く経ち、建物の老朽化と耐震化が課題となっています。
山口明雄施設長補佐は「高校生が増え個室が必要になってきたほか、プレハブでは朝晩の寒さも厳しい。金銭的に厳しいのでそういった話をしていただけて大変ありがたい」と話していました。
上伊那広域連合では今後、移転も含め、建て替えなど支援内容について検討を進めていくということです。 -
まちづくり考える企画「伊那谷ゲリラ年賀状」
上伊那出身の大学生でつくる伊那谷デザイン会議は3日、まちづくりについて考える企画、「伊那谷ゲリラ年賀状」を実施しました。
この企画は、約束なしで家庭を訪問して年賀状を手渡し、地域の課題や行政への要望などを絵馬に書いてもらおうというものです。
伊那谷デザイン会議は、若者が中心になって、まちづくりについて考えようと平成21年に発足しました。
この日は伊那市を中心にメンバーおよそ20人が、家庭を訪問し、絵馬80枚ほどが集まりました。
絵馬には、医療福祉の充実や人が集まる地域にしたいなど様々な要望が書かれていて、メンバーはそれを受けた自分の考えを紙に書き張り付けていました。
今回集まった絵馬は、伊那図書館に展示する予定で、伊那谷デザイン会議では、まちづくりについて考える参考にしたいとしています。 -
家内安全願い「神願様」奉る
伊那市羽広の仲仙寺参道に3日、家内安全を願う神願様が奉られました。
神願様は毎年3日、仲仙寺の周りに住む人や寺総代などがワラで作ります。
大きく開けた口に長い体、しっぽがあることから、大蛇あるいは竜をかたどったものといわれ、長さは4メートルほどあります。
背中の部分に付ける御幣は通常12本ですが、うるう年の今年は、1本多く、13本付けるのがならわしです。
神願様が完成して土台にとりつけると、神事がおこなわれます。
その後仲仙寺参道まで運びさわらの木にかけられます。
家内安全にご利益があるといわれる神願様は1年間ここに奉られます。 -
箕輪町出身の千葉選手に声援
千葉健太選手を応援する会が3日箕輪町で開かれ、箕輪町出身で箱根駅伝に出場した駒沢大学の千葉選手に声援を送りました。
この日は千葉健太選手後援会などおよそ30人が箕輪閣に集まり、大型スクリーンに映る千葉選手に声援を送りました。
駒沢大学の千葉選手は箱根駅伝復路の6区、山下りのコースを首位の東洋大から6分43秒遅れの4番目にスタート。
千葉選手の映像が映し出されるたびに、集まった人たちは、声援を送っていました。
次の7区を走る選手に無事タスキをつなぐとバンザイで千葉選手の力走を称えていました。 -
町営上古田スケート場がオープン
箕輪町の天然リンク「上古田スケート場」が7日にオープンし、訪れた人が初滑りを楽しみました。
この日は、午前7時のオープンとともに親子連れが初滑りを楽しんでいました。
上古田スケート場は、グラウンドに水を張り、冬の寒い気候を利用して凍らせて作った天然リンクです。
ここ数日、気温の低い日が続き、氷の厚さは10センチほどになりました。
例年、1周200メートルほどですが、今年は250メートルと長くなっていて、訪れた人達は、いつもより長いトラックで氷の感触を楽しんでいました。
この日訪れた人は「毎年来ているが今年は広く感じた。広々として悠々と滑ることができた」と話していました。
スケート場を管理している飯島岱さんは「とても良い氷ができている。多くのみなさんに楽しんでもらいたい」と話していました。
夜間の利用者が少ないことから、今年は夜間の運営を中止していて、来年以降の運営については今後検討していくということです。
上古田スケート場は、平日は午前7時から7時40分まで、休日は午前7時から10時までで、2月5日までの予定です。 -
伊那スキーリゾート初のナイトイベント
伊那スキーリゾートで12月30日、初めてのナイトイベントが行われました。
午後6時、スキー場の照明がすべて消され、ゲレンデを20人のスキーヤーが松明を持って滑走しました。
伊那スキーリゾートでは、ナイター営業のPRとして初めてこのナイトイベントを企画し、松明の滑走を行いました。
スキーヤーは10分ほどかけてゆっくりと滑り下り、ゲレンデは幻想的な雰囲気に包まれていました。 -
美篶笠原で一足早くまゆ玉
小寒の6日、伊那市美篶笠原で一足早くまゆ玉づくりが行なわれました。
まゆ玉は、小正月の行事ですが、子どもたちの日程にあわせ今年は、一足早く行なわれました。
笠原の北村地区では、地域のボランティアグループが農村伝統の行事を子どもたちに知ってもらおうと毎年まゆ玉作りをしています。
6日は近くの小学生10人ほどが廣徳館を訪れ、そよぎの木に思い思いに形作ったまゆ玉を飾りつけていきました。
まゆ玉は、蚕に感謝し、五穀豊穣などを祈願する小正月の行事ですが、養蚕が姿を消した今農家でも目にする機会は、ほとんどなくなりました。
ボランティアグループの代表者は、「昔の行事を通して祈りの心を少しでも学んでもらいたい」と話していました。 -
小中学校で3学期スタート
上伊那地域の一部の小中学校で6日から3学期が始まりました。
伊那ケーブルテレビ放送エリアの伊那市、箕輪町、南箕輪村では、小学校5校、中学校5校で3学期が始まりました。
このうち南箕輪村の南箕輪小学校では、全校児童750人が体育館に集合し、始業式が行なわれました。
児童を代表し、3年生の伊藤菜央さんは、漢字と算数をがんばりたいと今年がんばりたいことを発表しました。
5年生の内川なごみさんは、4月から6年生になるので、下級生の見本になるようあいさつをしっかりしたいと3学期の目標を発表しました。
内山和夫校長は、「新しい気持ち、新しい決意で新しい生活を始めてほしい」と児童たちによびかけました。
南箕輪小学校の3学期は、今日から卒業式が行なわれる3月16日までの50日間です。 -
大人の自覚胸に 長谷地区成人式
年明けとともに、上伊那各地で成人式が行われ、新成人が大人の仲間入りを果たしました。
1日には伊那市長谷地区の成人式が長谷公民館で行われ、小学校時代に残したタイムカプセルを全員で開封しました。
今年成人を迎えるのは19人で、この日はそのうち16人が出席しました。
タイムカプセルの中から、成人の自分に宛てた手紙や思い出の品が出てくると、新成人らは思い出話に花を咲かせていました。
式では、池上謙長谷公民館長が「大人になったのと同時に権利と義務が生まれる。これまで吸収してきた知識を、地元長谷のために役立ててもらいたい」と式辞を述べました。
新成人を代表して保科勇介さんは「無事成人を迎えられたことに感謝したい。自覚と責任ある行動をとり、広い視野を持つようにしたい」と挨拶しました。