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駒ヶ根市長選 杉本氏が無投票で再選
任期満了に伴う駒ヶ根市長選挙が15日、告示され、現職の杉本幸治さん以外に立候補の届け出がなく杉本さんが無投票で再選を決めました。
杉本さんは、無所属の現職。
現在62歳で、前回の市長選で初当選しました。
2期目の抱負として「愛と誇りと活力にみちた駒ヶ根市を実現したい。」としています。
杉本さんの任期は、平成28年、1月28日となっています。 -
南箕輪村中部保育園年少組がインフルで学級閉鎖
南箕輪村中部保育園の年少組がインフルエンザで学級閉鎖となりました。
南箕輪村によると中部保育園の年少のクラスで19人4人がインフルエンザを発症しました。
そのため、年少のクラスは明日17日から19日までの3日間を学級閉鎖としました。
南箕輪村では手洗い、うがいなどで感染拡大の予防を呼びかけています。 -
高遠そばのそば打ち講座
伊那市高遠町の高遠閣で13日、高遠そばのそば打ち講座が開かれました。
そば打ち講座は、高遠町公民館が毎年開いているもので、伊那市内から16人が参加しました。
講座では、毎回地元の愛好会などが指導にあたっていて、13日は、高遠そば組合の飯島進組合長が指導しました。
そば粉と水を混ぜる作業で飯島さんは、「おいしいそばを作るには水加減が大切。そば粉1粒1粒に均等に水がまわるよう、丁寧に素早く混ぜて下さい」とアドバイスしていました。
参加者で、4年前に高遠町に移り住んだ男性は「普段料理はしないが、せっかく信州に来たのでそば打ちを覚えたいと思った。早く家族に食べさせたい」と話していました。
講座は全部で5回開かれ、最終日の20日には参加者に修了証が手渡されるということです。 -
南箕輪村消防団・奉仕団出初式
南箕輪村消防団と赤十字奉仕団の出初式が15日行われました。
消防団員およそ130人が市中行進をして、役場駐車場で唐木一直村長らの観閲を受けました。
唐木村長は、「活動の重要性、使命を心に刻み、訓練に励み、期待に応えるべく一層精進されるよう期待する」と式辞を述べました。
消防団の松田武夫団長は、「地域防災の充実強化につながるよう、団員確保、火災予防活動に取り組み、地域の自主防災組織と連携して日夜努力していく」と訓示しました。
奉仕団の木下嘉子団委員長は、「健康生活支援講習を今後も行い、地域に根差した活動に取り組みたい」と訓示しました。
南箕輪村では去年1年間に5件の火災が発生し、被害額は42万5千円でした。 -
市内少年剣道クラブで鏡開き
伊那市内にある2つの剣道クラブで15日、鏡開きが行われ、剣士たちが新たな気持ちで稽古に臨んでいました。
伊那少年剣道クラブは、伊那東小学校体育館で鏡開きを行いました。
去年の1月以降に新しくクラブに入った17人が、稽古の成果を披露しました。
代表の伊藤勉さんは「剣道ができることへの感謝の気持ちを忘れず、たくさん練習してもっと強くなってほしい」と話しました。
小学5年の橋爪太一君は、「しっかり稽古をして丈夫な体を作り、ずっと剣道を続けて明るい大人になります」と誓いの言葉を述べました。
クラブ員30人は、防具をつけて合同稽古に励んでいました。 -
水資源保全へ共同声明の内容決まる
上伊那の水資源を保全するための連絡会議が16日、伊那市のいなっせで開かれ、法律の早期制定要望など水資源保全のための共同声明の内容が決まりました。
連絡会議は、上伊那の水資源を、外国資本などによる買収から守ろうと開かれているもので、今回で3回目です。
16日は、水資源保全のための共同声明の案が示され了承されました。
共同声明では、地下水や湧水などすべての水資源の重要性について啓発活動を推進し地域共有の財産として保全に努めるとしています。
また上伊那地域の市町村間で森林買収、また水源地の所有状況などの情報を共有するほか、水資源の保全を目的とした法律等の早期制定を国、県に要望していくとしています。
この共同声明は3月2日に、発表される予定です。
現在、地下水や湧水などの保全に関する法律がなく各自治体が独自に条例を定めているのが実情です。
しかし上伊那8市町村では、地下水の採取や保全、水源流域の保全に関する条例などはほとんど定められていません。
連絡会議では共同声明の発表を機に条例化の検討など各自治体の取り組みに期待したいとしています。 -
全国太鼓フェスティバル実行委員会に寄付
伊那市西春近の株式会社まつり工房は、太鼓グループなどから集めた義援金およそ130万円を、陸前高田市の全国太鼓フェスティバル実行委員会に寄付しました。
16日は、まつり工房代表の北原永さんが、全国太鼓フェスティバル実行委員会会長の及川修一さんに、義援金130万538円を手渡しました。
まつり工房では、太鼓グループなどに呼びかけ、これまで2回に分けて合計240万60円を実行委員会に届けています。
今回は3回目の寄付ということで、及川さんが、お礼を兼ねて伊那市を訪れました。
陸前高田市は、太鼓の盛んな地域で、全国太鼓フェスティバルが行われていました。
これまでに北原さんが、プロデュースしたグループも出演し交流が続いていました。
しかし東日本大震災により、市民およそ2万4000人のうち2000人が亡くなり、22回続いてきた全国太鼓フェスティバルも開催できませんでした。
しかし北原さんらの義援金により、去年10月にナゴヤドームで太鼓フェスティバルを開催することができました。
及川さんは、今年10月に、全国太鼓フェスティバルを、陸前高田市で開催したいと考えていて、「太鼓を通して陸前高田の思いを全国に伝えたい。」と話しています。 -
上古田保育園の園児スケート楽しむ
箕輪町の上古田保育園の園児は、近くにある上古田スケート場で16日、スケートを楽しみました。
上古田保育園の年中と年長園児とその保護者のあわせておよそ40人がスケートを楽しみました。
上古田保育園では、地域ならではの冬の遊びに小さい頃から親しんでもらおうと、毎年スケート遊びを行っています。
井澤恵美子園長は「子ども達は、何回転んでも弱音をはかずに挑戦しているので感心しています」と話していました。
スケート遊びは、全部で10回予定しているということです。 -
お筒粥神事 世相は7分3厘
箕輪町木下の箕輪南宮神社で14日、今年の世相や作物の作況を占う、お筒粥の神事がありました。
今年の世相は7分3厘で去年を1分3厘上回りました。
お筒粥の神事は、1年の無事を祈念して行われる初祭りの、占い神事です。
37本の葦の中に入った米の割合などで今年1年を占います。
それによりますと世相は7分3厘となっています。
農作物は小豆や、梨、玉ねぎなど7品目が極上。
季節は冬が極上となっています。 -
イチゴの初せりの売り上げを義援金として届ける
伊那市の農業公園みはらしファームは、1月1日に行ったイチゴの初せりの売り上げを義援金として、13日、伊那市に届けました。
13日は、みはらしファームの羽広いちご生産組合の井踏岩夫組合長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に義援金3万6千円を届けました。
組合では、1月1日に開かれたみはらしファームスタート祭りで、今年初めてイチゴの初せりを行いました。
通常でも数千円の値がつく商品ですが、お正月という事もあり高い物で2万円の値が付きました。
せりに参加したという白鳥市長は「落札することはできなかったが、おもしろかった。今後も続けてほしい」と話していました。
義援金は、東日本大震災と長野県北部地震の被災地に届けられます。 -
伊那市出初式850人が参加
伊那市の出初式が15日行われ、消防団や赤十字奉仕団など850人が参加しました。
出初式では消防団などが行進し防火意識の向上を呼びかけました。
旧道の春日公園下から坂下入舟までの分列行進では白鳥孝伊那市長や伊藤仁団長の観覧を受けました。
伊藤団長は「住民の生命財産をより確実により速やかに守れる組織となるよう、日々努力してもらいたい。」と訓示しました。
去年伊那市では34件の火災があり損害額はおよそ4900万円、消防団員の出動は延べ4344人となっています。 -
400年の伝統 羽広の獅子舞
今年で399回目を数える伊那市羽広の伝統行事「羽広の獅子舞」が15日、仲仙寺で披露されました。
羽広の獅子舞は、口を閉じている雄獅子と口を開いている雌獅子の2頭による舞い合わせが特徴です。
雄と雌が一緒に舞う獅子舞は全国的にも珍しいといわれていて「阿吽の舞」と呼ばれています。
舞い方も雄、雌によって違い雄は勇壮に雌は静粛に舞います。
舞は剣の舞や、豊穣の舞など五つで構成されていて、およそ15分にわたります。
仲仙寺での舞が終わると雄雌二手に分かれて区内をそれぞれ20軒ほどまわり家内安全などを祈る戸毎舞が行われました。
保存会では伝統の羽広の獅子舞を地区の宝として後世に伝えていきたいと話しています。 -
西箕輪中恒例の百人一首
伊那市の西箕輪中学校で毎年恒例の百人一首大会が12日、開かれました。
全校生徒約180人が体育館に集まり、学年の枠を超えて23の班で札を取り合いました。
この大会は、日本の伝統的な百人一首に親しむことで古典文学への関心を高めてもらおうと、毎年この時期に開かれています。
2学期に2、3時間程度国語の授業で百人一首を勉強し、さらに個々に歌を暗記したり、札を取る練習をして準備してきたということです。
個人戦とクラスマッチを兼ねていて、生徒達は百人一首に熱中していました。 -
かんてんぱぱ小学生絵画コンクール表彰式
伊那食品工業株式会社が主催する第7回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールの表彰式が14日、伊那市のかんてんぱぱホールで行われました。
最高賞のかんてんぱぱ賞を受賞したのは、伊那小学校3年の宮澤りんさんです。
クラスで飼育しているウコッケイを抱いている自分を描きました。
かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは、絵を描くことを通じてふるさとの自然や生活に目を向けてもらおうと行われ、今年で7回目です。
今年は市内の15の小学校から911点の応募があり、個人賞は24人、学校奨励賞は3校が受賞しました。
主催者を代表して伊那食品工業の塚越寛会長は、「伊那谷の風景は世界に誇れる。自分の郷土に誇りを持ち、それを絵に描いてほしい」と呼びかけていました。
コンクールの応募作品は22日まで、かんてんぱぱホールに展示されています。 -
箕輪町内の小正月飾りを訪ねる
箕輪町内の小正月飾りを訪ねる講座が14日開かれました。
住民20人が参加し、町内5カ所を巡りました。
このうち中曽根の介護予防拠点施設では、駐車場に飾られたほんだれ様を見学しました。
講座は、古くから郷土に伝わる町内各地の小正月飾りを知ってほしいと、箕輪町郷土博物館が開いたものです。
町学芸員の柴秀毅さんが説明しました。
ほんだれ様は、アワやヒエの穂に見立てた木や繭玉を飾って五穀豊穣を願うものです。
柴さんは、「昔は農家のお正月として、小正月行事が重要だったことを知ってほしい」と話していました。
参加者は説明を聞き、伝統的な小正月飾りに関心を寄せていました。 -
「でえもんじ」
伊那市西箕輪上戸で、小正月の伝統行事「でえもんじ」が14日早朝に行なわれました。
午前4時30分、でえもんじ開始を告げる太鼓が始まります。
この太鼓を合図に区民がそれぞれ作った巾着飾りを持って集落の中心部の三ツ辻に集まります。
長さ12メートルあまりのでえもんじ柱が辻まで担ぎ出され、各戸から集まった巾着袋や役員たちが事前に色紙で作った花が飾り付けられていきます。
このでえもんじは、鎌倉時代末期にはじまり、上伊那へは、松本方面から辰野・箕輪・伊那と伝わったとされています。
厄落としと、1年間の無事を祈っての願掛けの行事で、過去に一度この祭りを中止したところ村に疫病がはやり死人も出たと言い伝えられています。
飾りつけが終わるといっきに柱建てに。
今年は、電線などにひっかかることなくあっという間に建ちました。
でえもんじ建ては、無事終了。
1月20日の早朝までこのまま飾られます。
早川正行実行部長は「今年1年が無事でありますように」とでえもんじ柱を見上げました。
柱の脇にある作業小屋では、区民らがお神酒を酌み交わし、今年1年の無事を願っていました。 -
留学生バティストさん 弓道に熱
伊那弥生ヶ丘高校に短期留学中で、弓道部に所属しているフランス人、バティスト・バレンさんは14日、初射会に参加しました。
14日は弥生弓道部の初射会が弓道場で開かれ、1・2年の部員44人と一緒に、留学生のバティストさんも参加しました。
バティストさんは、AFSの留学プログラムを利用して9月に日本を訪れました。
伊那市西春近でホームステイしながら学校に通っていて、1年のクラスで授業を受けています。
日本の文化に興味があったことや教諭に勧められたことなどから、10月に弓道部に入部しました。
始めたばかりの頃は、動作や構えがうまくできなかったということですが、現在では他の部員と一緒に矢を射ることができるようになりました。
今日の初射会でも、28メートル先の的に、8射中半分の4射を的中させていました。
弓道部顧問の北嶋晋教諭は「まじめな性格でコツコツやるタイプ。上達も早かった」と話していました。
部活の友達ともすぐに打ち解け、とても仲が良いということです。
バティストさんは「弓道は、集中するのが難しいが、毎日友達と練習をしてとても楽しい」と話していました。
2月には半年間の留学プログラムが終了しフランスに帰国する予定で、バティストさんは「それまでにさらに練習を積み、母国に帰っても弓道を続けていきたい」と話していました。
弥生弓道部は、去年開かれた全国高校弓道選抜大会の県予選、北信越予選で、共に男子団体が優勝していて、3月に岐阜県で開かれる全国大会に出場することになっています。
北嶋教諭は「全国大会への団体での出場は今回が初めて。結果を残せるように練習していきたい」と話していました。 -
担任ら受験生を激励
大学入試センター試験が14日から全国一斉に始まりました。
南箕輪村の信州大学農学部も試験会場となり、受験生が1日目の試験を受けました。
14日朝は、午前9時半の試験開始を前に、南信地区の受験生が信大農学部に設置された試験会場に向かっていきました。
センター試験は14、15日の2日間行われ、1日目の今日は国語、外国語など、4教科17科目の試験が行われました。
長野県内では13会場で試験が行われ、このうち南信地区の受験生は、信大農学部と駒ヶ根市の長野県看護大学で受験しました。
会場を訪れた受験生達は、担任などから励ましの言葉を受け会場に向かっていました。
会場を訪れていたある教諭は「みんな良い表情。受験できることがまずひとつ。これまで苦しんで勉強してきたものがしっかり出せるように頑張って欲しい」と話していました。
今年のセンター試験志願者数は、全国で55万8千984人、県内では前年度より198人少ない1万463人となっています。
なお去年の大学入試で携帯電話を使った不正行為があったことを受け、今年は試験前に携帯電話の電源を切ってカバンにしまうことが各会場で統一され、試験監督が確認を行うことになっています。
南信地区の試験会場となっている2つの大学によりますと、14日午後4時現在、信大農学部の会場で試験監督からの説明で2縲・分、開始が遅れた教室があったということです。県看護大学の会場では予定通りに進んでいるということです。
15日は、理科、数学の2教科13科目の試験が予定されています。 -
大芝水耕生産組合 イチゴの収穫始まる
南箕輪村の大芝水耕生産組合のハウスでは、イチゴの収穫が始まっています。
大芝水耕生産組合の18棟のハウスでは、赤く色づいたイチゴの収穫が行われています。
毎年12月上旬に収穫を始めますが、今回は病気を防ぐために水やりの方法を変えたため、1か月ほど収穫時期が遅れました。
組合長の武村淳一さんによりますと、今年は寒暖の差が大きかったため、糖度が高くできがいいという事です。
日中は30度ほどに温度が保たれたハウスには6万4,000株の苗が植えられていて、収穫作業の最盛期は2月から3月です。
大芝水耕生産組合のイチゴは今週末から上伊那の直売所などの店頭に並ぶという事です。 -
高遠出身の西村さん 来期サッカーのJ1でプレー
伊那市高遠町出身の高校3年生西村竜馬さんは、来シーズン新潟のサッカーJ1チーム、アルビレックス新潟への加入が決まりました。
西村さんは、13日に伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長にJ1加入を報告しました。
西村さんは、小学3年の時、地元の少年サッカーチーム、アルカス高遠に入りサッカーをはじめました。
その後、南箕輪村のM.A.C SALTOジュニアユースに入り、高校は、ジャパンサッカーカレッジに通いながら新潟の開志学園で学び、アルビレックス新潟ユースに所属。
高校を卒業するこの春、アルビレックス新潟への加入が決まりました。
ポジションは、ディフェンダー。
アルビレックスによりますと、一対一の対人能力に優れ、182センチの長身を生かしたヘディングが魅力ということです。
伊那市出身で、Jリーガーとなったのは、西村さんで3人目だということです。
白鳥市長は、「早速応援団を作らなくては」と、西村さんの活躍に期待を寄せていました。 -
糸ぐるま 新作紙芝居長谷中で初披露
伊那市長谷の大型紙芝居朗読グループ「糸ぐるま」は、地元の美和ダムの湖に沈んだ集落の思い出を紙芝居にした「湖底のふるさと」を制作し、13日長谷中学校で初めて披露しました。
旧長谷村の公民館長を務めた故池上良秋さんが綴った4編の詩をもとに糸ぐるまが4枚の切り絵の紙芝居を制作。
知人にメロディーをつけてもらい、代表の久保田文子さんが歌にして、歌いました。
紙芝居を見終わった生徒からは、「美和ダムにそんな歴史があるとは、知らなかった」「ダムを建設し、下流の地域に恩恵を与えた長谷の人たちは、すばらしいと感じた」などと感想を発表していました。 -
南箕輪大泉で「ほっぽんや」
各地で小正月の伝統行事がさかんに行なわれています。
13日は、南箕輪村の大泉で鳥追いの行事「ほっぽんや」が行なわれました。
大泉は、南箕輪村内で唯一ほっぽんやが行なわれていたとされる地域で、お年寄りたちがその伝統を伝えていこうと西部保育園で毎年行なっています。
柳の木にわらを巻き、松の木でいぶして模様をつけた50センチほどの棒を両手に持ってたたきながら独特の歌を歌います。
鳥や猪を追い払い五穀豊穣を祈る小正月の行事で、70年ほど前までは、神社や各家で子どもたちが行なっていたということです。
園児たちは、お年よりたちの歌やしぐさを真似しながら保育園の庭をぐるぐる回っていました。
地域の老人クラブ会長の清水武茂さんは、「この行事のことを思い出にしてほしい」と子どもたちに呼び掛けていました。 -
箕輪西小の恒例スケート学習
箕輪町の箕輪西小の恒例行事、スケート学習が13日から始まり、全校児童が氷の感触を確かめながら元気に滑走しました。
13日は、箕輪西小学校の全校児童およそ100人が、学校の近くにある上古田スケート場に集まりました。
箕輪西小では、冬の体力づくりを目的に、毎年朝と1時間目の時間を利用して、スケート学習を行っています。
13日朝の伊那地域の最低気温は、マイナス9.7度と今シーズン1番の冷え込みとなりましたが、防寒着に身を包んだ子ども達は、白い息を吐きながら滑走していました。
1年生はスケート学習が初めてでしたが、保育園の時から滑っていたという児童がほとんどで、担任の先生やイスに捕まりながら滑っていました。
箕輪西小学校のスケート学習は、1月末まで行われることになっています。 -
御殿場遺跡竪穴住居の茅葺き替え
県の史跡に指定されている伊那市富県の御殿場遺跡で、復原された竪穴住居の茅の葺き替えが行われています。
11日は茅を取り外す作業が、12日は骨組みの修理作業が行われていました。
御殿場遺跡は、昭和41年に開田事業に先立って発掘調査が行われました。
縄文時代中期の竪穴住居址が22戸、平安時代の住居址が1戸、国の重要文化財に指定された顔面付釣手形土器などが出土しています。
保存を願う市民の声もあり、遺跡公園として整備され、昭和46年に県の史跡に指定されました。
竪穴住居は、出土した縄文時代の住居址のうち1戸を選び、昭和46年に復原されたものです。
住居は高さおよそ4・5メートル、地面をおよそ70センチ掘り下げています。
茅の葺き替えは昭和63年に行われ、今回が2度目です。
この作業に合わせ、17日には、近くの富県小学校の6年生が現場を見学し、縄文時代の生活について学習する予定です。
葺き替えは3月末に終了するということです。 -
冬の体力維持にグラウンドゴルフ
南箕輪村マレットゴルフ同好会は、マレット場が使用できない冬場の体力維持のため、グラウンドゴルフを楽しんでいます。
12日は、グラウンドゴルフの初例会で、大芝屋内運動場に会員およそ40人が集まりました。
この例会は、マレット場が使用できない冬場も体力維持のために体を動かそうと、同好会の有志が参加して開いています。
4人程度のグループに分かれ、8ホールを4回まわってプレーしていました。
同好会では、「冬の健康増進のため、グラウンドゴルフは恒例になっている。みんなで楽しくプレーしたい」と話していました。
例会は週2回で、3月の始めまでに17回の開催を予定しています。 -
新山小学校の児童被災地支援へ
伊那市の新山小学校の子どもたちは、東日本大震災の被災地支援の取り組みを行うことを、12日、全校で決めました。
新山小では、児童会が中心となって、被災地のために何か支援活動をしたいという声があがっていました。
被災地はどのような状況なのか、どのような支援が求められているのかを知るために、12日は、伊那市の危機管理課職員の小牧 学さんを講師に招きました。
小牧さんは、先月、岩手県の釜石市を訪れ、ボランティア活動を行ないました。
小牧さんが紹介したのは釜石東中学校の避難についてと現在の状況です。
震災当日、釜石市の釜石東中学校の生徒は隣接する小学校の児童を連れて避難していて、全員が無事だったという避難は「奇跡の避難」とも呼ばれています。
小牧さんは、釜石の学校には、まだ瓦礫が残っていることや最近になって中学校と小学校で図書館の本を取り合ういざこざがあるなど、被災者が精神的に疲れてきていることを話しました。
話を聞いた子どもたちは、全校で、どのような支援をしたいのかを話し合いました。
話し合いでは「手紙を書こう」「ビデオレターを送ろう」「実際に現地を訪ねよう」といった意見が出されました。
結果、手紙を書くこと、本を贈ることで、子どもたちの意見がまとまりました。
小牧さんが訪問した釜石東中学校に手紙や本を贈る方針で活動は動き始めます。
新山小学校では全校児童で手紙を書くほか、地区の住民にも協力を仰ぎながら、中学生が読むのに適した本を集め、被災地に贈りたいとしています。 -
この冬一番の冷え込み 伊那竏・.4度
12日の伊那地域は、この冬一番の冷え込みとなり、マイナス9.4度を記録しました。
伊那市の高遠城址公園では、積雪の季節に合わせて、桜の枝を支える支柱を設置する作業が行われました。
この冬一番の冷え込みとなった12日朝、伊那市の桜守、稲辺謙次郎さんら3人が城址公園で作業にあたっていました。
毎年11月頃から、雪の重みで枝が折れてしまわないように、積雪の時期に合わせて支柱が立てられます。
今日は、神社の屋根に掛かりそうな枝など3箇所に支柱を立てました。
一昨年の4月には花が咲いてから大雪となり、桜の枝が折れるという被害が発生しました。
老木となり、芯が弱くなってしまっている桜は、支柱で支える必要があるということです。
訪れた人たちの視界の邪魔にならないようにと、支柱は角度を揃えてたてられます。
心配りの桜守と手をかけられた桜が、今年も春の訪れを待ちます。 -
第3回 スケッチ旅行作品美術展
上伊那美術教育研究会OB有志によるスケッチ旅行作品美術展が、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれています。
会場には、8人の作品35点が展示されています。
上伊那美術教育研究会は、学校教諭のOBで結成されていて、25年以上前から、研修として年に2回ほど国内外でスケッチ旅行をしています。
スケッチ旅行は、行きたい人が行けるときに行くというスタイルで続いているということです。
作品展は、スケッチ旅行の集大成を発表しようと開かれていて3回目です。
事務局を務める小林修一郎さんは、「美しいと感じる対象も、感じる心も、人によって違う。
感じたことを表現した個性を見てほしい」と話していました。
この第3回スケッチ旅行作品美術展は、17日(火)まで、いなっせ2階ギャラリーで開かれています。 -
「コスモ教室」押花絵展
伊那市の住民でつくる押し花絵の教室「コスモ教室」の作品展が、伊那市の高遠さくらホテルロビーで開かれています。
コスモ教室は伊那市に8つの教室を持つ赤羽栄子さんが指導していて、赤羽さんの作品展を見たことがきっかけで結成されました。
4人が、月に一回集まり、作品を制作していて、6年目になります。
今回が初めての作品展で、それぞれの個性が溢れる展示となりました。
会場にはほかに、12カ国から1500点が寄せられたコンテストで特選を取った赤羽さんの作品も展示されています。
このコスモ教室押花絵展は、30日(月)まで、高遠さくらホテルロビーで開かれています。 -
第7回かんてんぱぱ小学生絵画コンクール作品展
第7回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールの作品展示会が、7日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、伊那市内の15校から寄せられた応募作品、911点が並んでいます。
かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは、絵を描くことを通じてふるさとの自然や生活に目を向けてもらおうと、伊那食品工業株式会社が毎年開いています。
作品の審査にあたった伊那市高遠町在住の洋画家、竹内徹さんは「低学年は豊かな表情が、中高学年は故郷を誇りに思う気持ちが表現できている」と講評しています。
第7回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは、22日までかんてんぱぱホールで開かれていて、14日には入賞作品の表彰式が行われることになっています。