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森林セラピー協議会
モニターツアー結果報告南箕輪村森林セラピー協議会(大熊恵二会長)は29日夜、第6回会議を開き、10月末に大芝高原であった森林セラピーモニターツアーの結果を報告し協議した。
来年4月のセラピーロードのグランドオープンに向けた準備として計画したモニターツアーは10月29、30日、東京都12人、神奈川県4人、長野県内3人の計19人が参加。年代は40歳代から70歳代で、60歳代が最も多く12人だった。
ツアーメニューは大芝高原みんなの森のセラピーロード散策、マレットゴルフ体験、温泉入浴に加え、健康チェック、ストレスチェックなど。
ストレスを調べるアミラーゼ測定は、来村直後の平均値はストレスが「ある」の範囲だったが、みんなの森散策後またはマレットゴルフ後は「ややある」に下がった。
アンケートでは、みんなの森の印象は「とてもよかった」14人、「よかった」5人と好印象。▽散策路が整理され、ひざ、腰にやさしかった▽森の深い所まで道を作ってほしい▽伐採して森の中にもっと光を入れてほしい-などの意見があった。
ツアー全体は「満足」の評価で、改善点には▽健康チェックの時間配分の工夫▽セラピーロードの散策にもっと時間をとってもよかった▽マレットゴルフの時間をもう少し長くしてほしかった-などがあった。
協議会では、ゆとりあるメニュー作り、みんなの森の中だけでなく牧草地まで広げたコースプラン、案内板の整備などの検討の意見があり、大熊会長は「ツアーを参考にグランドオープンに備えていきたい」と話した。 -
花いっぱい運動で村内施設にプランター配布
南箕輪村の花いっぱい運動で28日、南部小学校6年生と信州大学農学部の学生らが、間伐材を利用した手製プランターにチューリップの球根を植え、村内の福祉施設や役場庁舎などに配った。施設では、来年5月の連休ころの開花を楽しみにしている。
信大農学部ISO学生委員会のメンバーらが、演習林の間伐材の有効利用と景観づくりなどの目的で花いっぱい運動に提案。プランターは過日、花いっぱい推進協議会員と学生で製作した。
球根植え作業には南部小6年生26人が協力。南箕輪村ひまわり号の会が寄贈した球根を信大生らと一緒に植えた。プランターは16個あり大芝荘、村社協、老人ホーム、役場庁舎など8カ所に2個ずつ届けた。
信大生は「児童と一緒にとても楽しくやらせてもらえてうれしい。来年もぜひ活動に参加したい」。児童は「球根植えは楽しかった。自然がいっぱいで住みやすい村になってほしい」と話した。 -
南箕輪村の2小学校で邦楽コンサート
南箕輪村の南箕輪小学校と南部小学校で27日、尺八箏の会主催で邦楽グループ「まいまい」が演奏する邦楽コンサートがあった。例年この時期に開くコンサートで、南箕輪小は6年生、南部小は4年生以上が尺八、箏、三味線の演奏の様子を興味深く見つめ、耳を澄ませて邦楽の響きを楽しんだ。
南部小には6人が来校し、箏・三弦・十七弦による「落ち葉の踊り」、尺八も交えたモーツァルトの「まほうの鈴」など古典曲やクラシックなどを演奏。なじみのある「赤とんぼ」「里の秋」など6曲からなる「秋のメドレー」では、児童が演奏に合わせて歌うなどして楽しんだ。
篠笛クラブと太鼓グループ「CoCo龍」の児童による特別演奏もあった。演奏会後は箏、尺八などの楽器に児童が実際に触れ音を出す体験もした。 -
南箕輪村議会12月定例会日程
南箕輪村議会12月定例会は4日に開会し15日までの12日間開く。
提出議案は10件。村消防団員等公務災害補償条例の一部改正案、06年度一般会計などの補正予算案、県後期高齢者医療広域連合の設置、南信地域町村交通災害共済事務組合規約の一部変更、監査委員の選任。
日程は次の通り。
▽4日=本会議開会▽5縲・2日=休会▽13、14日=一般質問▽15日=本会議閉会 -
南箕輪村大泉営農組合
野沢菜と大根の収穫体験南箕輪村の大泉営農組合による恒例「野沢菜と大根の収穫体験」が25日、村道5号線のあずまや近くの畑で始まった。村内外から訪れた夫婦や親子が、青々と育った野沢菜を収穫した。
野沢菜は8・4アールの畑に、鶏ふん「森の大地」のみの無農薬で栽培した。出来はいいという。
伊那市と箕輪町から訪れた親子は、「良心的でいい。新鮮さが違う」と、収穫体験は3年目になる。今年は例年より少なめだが50キロ漬ける予定といい、カブを切り落とし、野沢菜の長さを切りそろえるなど手際よく作業していた。
体験日は26日、12月2、3日もある。いずれも午前9時縲恁゚後4時。野沢菜は1束(5キロ)200円。大根は予約制で1本50円。 -
南箕輪村商工会女性部40周年記念式典
設立40周年を迎えた南箕輪村商工会女性部は23日、記念式典を商工会で開き、40年の歩みを振り返り、節目を祝った。
女性部は講演会、一人暮らしのお年寄りに手作り弁当の配布やマレットゴルフ交流、サツキ植樹作業、簿記や帳簿の勉強、料理健康の研修、趣味講座、パソコン勉強会など熱心に活動してきた。
記念事業は、記念誌をパソコン教室が作成し、式典会場は絵手紙など趣味の講座の作品を展示、祝賀会料理は料理・漬け物教室が準備するなど、これまでの活動を取り入れ手作りした。
記念事業の柴親子実行委員長は「自分を磨くため、女性部が女性部であるため、頑張っていきたい」、女性部の後藤幸子部長は「これから40年、今日からまた皆さん一緒に歩み始めましょう」とあいさつした。
記念事業で「歌のつどい」も村民センターで開いた。歌手として活動する神谷ありこさんを招き、南箕輪小学校と南部小学校の合唱部も参加し、ふるさとの歌をうたって交流を深めた。 -
チェルノブイリ原発事故
ナロジチ再生・菜の花プロジェクト現地訪問報告会チェルノブイリ原発事故の放射能汚染地ナロジチ地区の再生のため「ナロジチ再生・菜の花プロジェクト」に取り組む伊那谷いのちがだいじ!連絡会(NPO法人チェルノブイリ救援・中部)と伊那谷菜の花楽舎は19日、現地訪問報告会を南箕輪村の村民センターで開いた。来年4月から5カ年計画で菜の花を栽培し実験に取り組む予定で、現地の写真を見せながらプログラムを説明した。
伊那谷いのちがだいじ!連絡会は16年間、チェルノブイリ原発事故の被災者に対する支援活動をしてきた。
ナロジチ地区は事故現場から西へ70キロ、面積は伊那市の約2倍で人口1万300人。地区の90%以上が汚染地域で、日本の1万5千倍の汚染状況。現地では放射能に汚染された食品を食べざるを得ないため、日本人の800倍という体内放射能で病気が続発している現状という。
菜の花プロジェクトは、食品による体内被爆の連鎖を断つため、菜の花による放射能の吸着(土壌浄化)の技術に着目し、菜の花を栽培し土壌中の放射能を吸収、菜種からバイオディーゼル燃料(BDF)の精製、葉・茎・根から熱源となるメタンガスの精製などに取り組む。菜種が吸収した放射能は低レベル放射性廃棄物として厳重に管理する。BDFはトラクターの燃料にし働く環境を整え、エネルギーの自給自足で貧困からの脱出と自立の道をつくる。
9月5日から14日までの現地調査で、ナロジチ地区行政や国立農業生態学大学を訪問。連絡会の原富男さんとBDF製造に取り組む伊那谷菜の花楽舎の関浩行さんが報告した。
プロジェクトは大学の協力を得て4ヘクタールの畑で来年4月から菜の花栽培を始める。伊那谷菜の花楽舎の技術を基にBDF製造設備も整える。準備のため1月に再びナロジチを訪問するという。
全体では3千万円の事業だが、当面は菜の花の作付け、栽培、BDF製造装置の整備などで1千万円の費用が必要。カンパを募っている。問い合わせは原さん(TEL73・9355)へ。 -
南箕輪村「まっくんファーム」設立総会
集落営農組織の南箕輪村「まっくんファーム」の設立総会が20日、村役場であった。加入者505人のうち450人の出席で、組合規約承認、役員選任など14議案を原案通り可決し、設立した。
「まっくんファーム」は加入者505人、加入面積274ヘクタール(水田265ヘクタール、畑9ヘクタール)。役員に組合長、副組合長、会計、監事を置き、専門部として総務、企画、作業の各部を設ける。11支部あり、組合員10人前後で班を編成。それぞれ支部長、班長を置く。
主な事業は、組合員が供した農用地での稲作、麦作、大豆、ソバ作などの農業。組合員はこれまで同様に自分の農地は自分で経営する。経理は一元化。出資は1人当たり千円。
06年度事業計画は、組合の体制作り、07年産麦作の共同事業など。06年度は種の小麦栽培面積は23ヘクタール。
組合長に選任された倉田庄衛さんは「皆さんのお知恵をいただき、スムーズにまっくんファームが進むよう一緒にやっていきたい」とあいさつした。
役員は次の皆さん。
▽組合長=倉田庄衛▽副組合長=原英雄、木下尊英、田中実▽会計=征矢誠之▽監事=唐沢俊次、五味一廣 -
おはなしむらスペシャル
南箕輪村図書館は18日、おはなしむらスペシャルで伊那市の図書館だいすきの会を招き「藤田浩子さんの小道具で遊んじゃおう」を村民センターで開いた。語りやお手玉遊びなど見たり、聞いたり、遊んだりして親子で楽しんだ。
一つのお手玉を使い、わらべうたを歌いながら頭の上に乗せたお手玉をおじぎして片手や両手で取る遊びを紹介。上手に取れても取れなくても、笑顔がこぼれた。
脇の下に挟んだお手玉を左右交互にキャッチするゴリラジャグリングにも挑戦。ゴリラになりきるのがポイントで、「ウッホ、ウッホ」と足踏みをしながら遊んだ。 -
大芝高原松くい虫予防対策
樹幹注入実施の方針南箕輪村は17日、大芝高原の立木調査結果を村議会経済常任委員会に中間報告し、唐木一直村長が松くい虫予防対策として本年度から4年間かけて年間1千万円の予算で500本から600本を目安に薬剤の樹幹注入をする方針を示した。12月議会に本年度分として約1200万円の対策費の計上を予定する。
村は、9月議会に上程した松くい虫予防対策の大芝高原立木調査委託料190万円の補正予算の可決を受け、専門家に調査を依頼した。
中間報告によると、調査対象は大芝高原102ヘクタールにある赤松1万3297本。98・74%は問題がなく、「悪い木」「枯死木」は47本だった。松くい虫は確認されていないが、広域農道や中央高速道路があるため、伊那市まで北上してきた松くい虫が早い段階で広がる可能性があると指摘。47本の速やかな伐倒、「森林との共生を重視すべき森林」とし、区域によっては「多様な森林であることが望ましい」と樹種転換の提案もあった。
村の今後の対応は、枯死木など47本すべてを伐倒し、今年から4年間で全体の約20%の赤松に樹幹注入する。対象は樹齢80年の木、広域農道沿いや都市公園部分を集中的にする。12月議会に計上を予定する補正予算約1200万円は樹幹注入や伐倒処理費。一部区域の広葉樹への転換も検討する。
唐木村長は、「早めの対応が必要と判断した。大芝の赤松は残していきたい。無くなったら大芝高原の価値が無くなる」と話した。 -
第1回みなみみのわフォトグランプリ表彰式
南箕輪村の第1回みなみみのわフォトグランプリ表彰式は16日、村役場であった。最優秀賞「なずなつみ」の伊藤好幸さん=伊那市=ら12人を表彰した。
昨年度までは大芝高原まつりに限ったフォトコンテストだったが、本年度は村の良さをPRする写真を-と作品を募集。12人54作品の応募があり、10月に審査会があった。
表彰は最優秀賞1点、優秀賞はネイチャーフォト部門、ヒューマンドキュメント部門、Oshibaフェスティバル部門で各2点、佳作5点。
唐木一直村長は「すばらしい作品を出品していただき、感銘を受けた。改めて村の魅力、良さを再発見し、認識を新たにしている」とあいさつした。
日本営業写真家協会員、日本写真文化協会員の小松豊さんは講評で「トリミングやシャッターチャンスを工夫すると、もう少し変わった写真が撮れたかなという点がある。デジタルカメラを使うと、もっと違った写真も入ってくるのでは。もっと大勢の方に応募してほしい」と話した。 -
南箕輪村ナイターソフトボール連盟リーグ戦閉幕
南箕輪村ナイターソフトボール連盟の06年度リーグ戦が14日、閉幕し、表彰式が村公民館であった。
リーグ戦は5月10日から9月5日まで。15チームが参加し、全105試合あった。第2回連盟会長杯争奪トーナメント大会は9月11日から10月6日まで。
結果は次の通り。
◆リーグ戦
(1)スパークス、タイヤテック伊那12勝2敗(3)南原ソフトクラブ11勝3敗(4)北殿一心会、沢尻ナイターソフト10勝4敗(6)久保ソフトクラブ、大泉ホエールズ9勝5敗
◆トーナメント大会
(1)北殿一心会(2)久保ソフトクラブ(3)タイヤテック伊那、塩ノ井 -
南箕輪村結婚相談所
所長に三沢一二三さん南箕輪村結婚相談所は11月から、所長と相談日が変わった。所長は三沢一二三さん。相談日は毎月第2・4月曜日と第3日曜日。午前9時縲恁゚後6時。場所は赤松荘(TEL74・9553)。問い合わせは村社会福祉協議会(TEL76・5522)へ。
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温泉のお菜洗い場設置
大芝高原17日、箕輪町長田18日から箕輪町長田の「みのわ温泉ながたの湯」の西に18日から、恒例のお菜洗い場が開設される。15日、町役場産業振興課が洗い場や看板を設置した。
温泉で温かく作業ができ、お湯で洗うことことでやわらかくおいしく漬かると人気のお菜洗い場。
開設期間は12月17日まで。毎週火曜日は休み。時間は午前8時縲恁゚後9時。無料。
産業振興課は「お菜くずは必ず持ち帰り、順番に仲良く使って」と呼びかけている。
南箕輪村では、大芝高原に恒例のお菜洗い場を設置する。
期間は17日から12月20日まで。午前8時20分縲恁゚後8時。無料。
村開発公社は、お菜くずの持ち帰り、順番を守った使用を呼びかけると共に、「不凍栓は勝手にしようしないで」と話している。 -
南部小学校の児童が南原保育園の園児とともに収穫祭
南箕輪村の南部小学校の児童と南原保育園の園児が13日、秋の収穫祭を兼ねた交流会を開いた。寒空の下、元気良く遊んだ子どもたちは、3年生の作った焼きいもやさつま汁で体を温めた。
3年生以下の児童と園児らは毎年、園の横にある畑でサツマイモをともに作っており、収穫を終えたこの時期に収穫祭をしている。調理は3年生が担当。男子が焼きいも、女子がさつま汁作りをしている間、1、2年生と園児らが一緒に遊ぶ。
小学校と保育園は、運動会を一緒に開催するなど、普段からも交流を進めている。この地域では南原保育園の園児のほとんどが南部小へ進学しているが、保育園のころからつながりができることで、新入時の不安解消にもつながっている。また、南部小の児童にとっても、世代の異なる兄弟以外の子どもと関わることで、縦の関係づくりを学ぶ機会になっている。 -
南箕輪村むらづくり委員会
実践に向けた具体策検討へ南箕輪村むらづくり委員会(唐沢俊男会長)は13日夜、村役場で開き、9月下旬に第4次総合計画の基本計画や都市計画マスタープランなどの答申を終えた委員会の今後の活動について協議し、実践に向けた具体策や提案を検討することを決めた。
07年3月まで部会ごとに、基本計画の「ずく出しプロジェクト」の中から優先順位で目標・重点対策を決定し、実践に向けて住民が参加できるような具体策と提案を検討する。
提案後の4月以降は、再度委員会で検討して決めるが、現時点では専門委員会などを設置し▽実践部隊と村の執行部をどのようにつないでいくか▽組織的な連携をどうするか▽外部評価をどうするか-などを検討する予定。 -
エレベーター内で家事 南箕輪村のマンション
12日午後10時30分ごろ、南箕輪村神子柴のマンション・ハイビスカスのエレベーター内の床を約0・4平方メートル焦がす火事が発生し、約5分後に鎮火した。けが人などは出なかった。
伊那署の調べによると、マンション住人の男性がエレベーター内でビニール袋のようなものが燃えているのを発見し、消防署へ通報したという。
同署では不審火とみて、原因を捜査している。
床を焦がす火事があったマンションのエレベーター -
信大でシクラメン販売16日から
南箕輪村の信州大学農学部は16日から、学生が育てたシクラメン約2千鉢を販売する。ハウスの中では、色とりどりに咲いたシクラメンが、販売の時を待ちわびている。
シクラメンは毎年、食料生産科学科の2年生が実習の中で育てているもの。今年も赤やピンク、ミックスなど約20品種が咲きそろった。花びらのふちが波打っているフリンジタイプや、香りを放つ白色の鉢などもある。
農学部では鉢の土に元肥を入れて育てているため、家庭に持ち帰っても水と日光だけで育つ。また、1鉢の花の数が多く、長いものだと翌年の6月ころまで咲くという。リピーターもおり、毎年年内には売り切っている。
鉢は5号。花の大きさは普通サイズと、やや小さめのミディがあり、それぞれ1200円、千円となっている。ミディより小さいミニサイズもいくつか販売する予定。
販売はクリスマスまでの毎週木・金曜日に農学部構内にある生産物販売所で行う。時間は午前8時半縲恁゚後5時。
問い合わせは信州大学農学部(TEL77・1318)へ。 -
南みのわわくわくクラブテニスカップ開催
南箕輪わくわくクラブテニスカップ(NPO法人南箕輪わくわくクラブ主催)が12日、大芝公園のテニスコートであり、会員や一般42人がプレーを楽しんだ。
親ぼくと技術向上を目的に、8回目。ダブルスの男女別と混合の3部門で、男子は10組が2グループで総当り戦、1、2位同士で決勝戦をした。女子は5組、混合は6組が参加し、それぞれ総当たり戦で優勝を争った。 -
税を知る週間
南箕輪役場で児童・生徒の作品展南箕輪村は11日から17日の「税を知る週間」に合わせ、書道と標語の作品に応募した村内小・中学生の入選作品展を17日まで、役場ホールで開いている。
村関係分の応募作品数は小学生対象の書道が456点、中学生対象の標語が63点。
作品は期間中に展示替えする。 -
伊那防火管理協会 消火通報コンクール
伊那市など4市町村の企業でつくる伊那防火管理協会(藤澤洋二会長)は10日、消火通報コンクールを伊那市営プール駐車場で開いた。消火器操法など2種目に11事業所から16チームが参加し、訓練の成果を披露した=写真。
15回目のコンクール。消火器と屋内消火栓を正しく取り扱い災害発生時に活用すると共に、正確な119番通報の習得を目指す。
競技は、木箱とオイルパンからの出火を消火器を用いて消火する「消火器操法」と、ホースを伸ばし標的へ放水する「屋内消火栓操法」があり、それぞれ操作時間や動作の正確さを競った。
消火器操法では、用意した2本の消火器のうち、1本だけで消火するチームや、2本使用するチームなど成果はさまざまだった。
入賞したチームは次の通り。
【消火器操法】(1)伊那バス(2)中部電力伊那営業所(3)石川島汎用機械B
【屋内消火栓操法】(1)中部電力伊那営業所(2)石川島汎用機械(3)伊那市役所 -
南箕輪村で地区防犯部の青色回転灯パトロール始まる
南箕輪村で10日夜、村内12地区に設置している防犯部による青色回転灯パトロールが始まった。初回は久保区の防犯部で、役員が青色回転灯を装着した自動車に乗り込み、1時間強かけて村内を回った。
村は、11月から毎月ゼロのつく日を「南箕輪村防犯の日」と定め、パトロールなどに取り組む。住民主体の各区の防犯部も活動に参加し、村所有の青色回転灯装着車両で順番にパトロールする。村内を1周するパトロールマップのコースを基本とし、各部で工夫して巡回。運行日報を書く。時間は定めず、各部に任せている。本年度は3月末までに全防犯部が1回実施する計画になっている。
久保の防犯部は原弘満部長ら役員4人が参加。原部長は「何事もないように祈って回りたい」と話し役場を出発した。 -
南箕輪村開発公社
無料入浴券利用分の入湯税未納額15日に納付南箕輪村開発公社の無料入浴券利用分の入湯税が未納だった問題で公社は10日、村の更正決定に基づき入湯税と未納分の延滞金を15日に村に納入することを明らかにした。
入湯税については10月25日の公社理事会で、税法解釈の誤りから未納だったことを報告。税金更正決定の3年間、03年9月までさかのぼって調査し、資料が残っている範囲で延滞金も含め村に納付する方針を示していた。
村は11月1日付で更正決定した。未納分は、大芝荘の宴会利用客と宿泊客に配っている無料入浴券が05年4月から06年9月まで、大芝の湯回数券に付いている無料券は03年10月から06年9月まで、まっくんバス回数券の無料券は発売された03年11月から06年9月まで。納入される税額は12月の村議会に補正予算で計上する。
大芝荘での無料入浴券配布は来年2月末で終了し、配布分の入湯税は公社が負担。3月1日から300円の割引券に切り替える。公社は、「サービスを下げることなく今後も頑張っていきたい」としている。 -
南箕輪村集落営農組織「まっくんファーム」20日設立へ
南箕輪村集落営農組織「まっくんファーム」は20日、村役場で設立総会を開く。設立委員会は8日、役場で開き、組織への加入状況を報告し、設立に向けた事前説明会や設立総会の日程、規約や事業計画などの最終確認をした。
「まっくんファーム」は、加入者503人、加入面積272ヘクタール。村内の農業経営者は987人で、加入率は51%。
特定農業団体「農用地利用改善組合」の立ち上げを目指してきたが、現段階では同意者が要件に達していないため、特定農業団体と同等との位置付けで、集落営農組織「まっくんファーム」を設立する。
主な事業は、組合員が供した農用地での稲作、麦作、大豆、ソバ作などの農業。11支部を構成し、組合員はこれまでと同様に自分の農地は自分で経営する。経理は一元化する。出資は1人当たり千円。
事業計画では、本年度は組合の体制作りに取り組む。事業面積は小麦栽培は22ヘクタール(06年度は種)。そのほかは07年見込みで大豆21ヘクタール、ソバ13ヘクタール、水稲208ヘクタール、畑8ヘクタール。
今後の日程は、設立総会事前説明会を13、14日の午後7時から各地区公民館で開催。設立総会は20日午後6時30分から役場2階講堂で開く。 -
熱戦・あるしん南箕輪支店杯ゲートボール
南箕輪村ゲートボール連盟のアルプス中央信用金庫南箕輪支店杯は8日、同村の大芝公園屋内運動場で開いた=写真。8チーム、約45人が出場し、「久保A」が優勝した。
地区別に構成したチームや身体障害者の「同好会」などが参加し、2グループに分かれ、それぞれ2試合ずつ対戦。勝ち数、特失点差、得点率で成績を決め、上位3チームにトロフィーと賞状を授与した。
試合の結果は次の通り。
(1)久保A(2)久保B(3)神子柴A -
南箕輪村内に避難所案内看板設置
南箕輪村は住民との協働事業として、村内の公民館や小・中学校などの避難所に案内看板を設置した。黄色の目立つ看板で、有事の際に避難所がより分かりやすくなった。
県の補助事業を活用し、村が費用を負担して看板を作成。地区自主防災組織が看板を設置した。避難所は村公民館、村民体育館、小・中学校、保育園、各地区の公民館、信大農学部、上伊那農業高校の25カ所。
看板は「ひなん所 南箕輪村」の文字と全国統一の避難所のマークが書いてある。縦50センチ、横40センチ、高さは地上約1・5メートル。道路際の見やすい場所に支柱で立てた。
今回、横井戸や湧水など非常時用水源地の案内看板も作成した。 -
風景の大切さ模型から学ぶ
日本造園学会中部支部大会の公開講演会が4日、南箕輪村の信州大学農学部であった。景観模型工房(大阪府)の盛口正昭さん(56)が講師を務め、「万里の長城」など世界の風景模型約60点を展示し、自然や人間の営みを映した地球の風景の大切さを伝えた。
模型作りは、10年ほど続く、国際協力機構(JICA)などの博物館学研修の成果の一つ。世界各国から来日した研修員が同工房のスタッフの指導で「自国の大切な風景」を模型で表現した。これらは2月までの5カ月間、大阪府で展示し、日本展示学会の学術賞を受賞している。
講演では、研修員らがその風景を選んだ理由や思い出などを説明し、参加者約30人と展示を見学。バリ島のタナロット寺院、米国の大樹世界一のセコイアの森など、300分の1のスケールで再現した精巧な模型を目の前に、目を見張り、写真撮影する人もいた。
盛口さんは「自分にとって好きな風景とは何か、それらが他人にはどのように映るのかを模型を通じて感じてほしい。風景の大切さに目を向けて」と話した。 -
救急法救急員養成講習
南箕輪村消防団主催の救急法救急員養成講習が4日、大芝研修センターで始まった。
村消防団は救護班を中心に人命救助などの勉強や訓練に取り組んでいる。村民にも救急法の知識や実技方法を身に付けてほしいと、年2回講習を開いている。
3日間18時間の講習と学科・実技検定で、赤十字救急法、心肺そ生法、傷と止血、急病・運搬・救護などについて学ぶ。3日間受講すると受講証を渡し、検定合格者には救急員認定証が交付される。
消防団員と一般の15人が受講。初日は赤十字救急法について講義を受け、体位の変換や毛布を使った傷病者の保温方法などを実習した。
体位変換では、受講者が2人1組になって練習。講師は、一人でやる場合と数人でやる場合の負担の違いも見せ、「自分一人でなんでもしようと思わず、できるだけ多くの協力者を求めて。自分も楽だし、なによりも傷病者に負担を与えない」と話した。 -
南箕輪中5期生がコヒガンザクラ3本を植える
南箕輪中学校5期生(51年度卒業)の同期会が5日、南箕輪村の大芝荘であった。古希(70歳)を祝い、大芝荘東側の大芝公園にコヒガンザクラの幼木3本を植えた。
同期会は2年に1度で、3クラスが合同で開いている。今回は地元をはじめ、東京都、愛知県、大阪府などから約40人が集まった。
大芝公園には桜の木が少なく、花が楽しめるようにとコヒガンザクラを選んだ。
参加者は一人ずつスコップなどを使い、高さ3メートルほどの幼木に土をかけた。「春になったら、花見に来なくっちゃ」と楽しみにしていた。
そのあと、健康についての講演を聞いたり、宴会をしたりと久しぶりに会った仲間と楽しいひとときを過ごした。 -
南箕輪村民文化祭
06年度南箕輪村民文化祭(村文化団体連絡協議会主催)は3、4日、村民センターであった。作品展示、ステージ発表、野点コーナーなど盛りだくさんの内容で、多くの村民が訪れて生涯学習の成果を鑑賞し、楽しんだ。
作品展示会は3、4日の2日間あった。生花、陶芸、写真、パッチワーク、カントリードール、彫塑など多彩な作品が並んだ。小・中学生の絵画や書、小学生の俳句、南箕輪中1年生がパソコン学習で作った大芝高原のPR作品など、村内の児童・生徒の学習の成果も展示。来場者は力作の数々を興味深く鑑賞していた。
4日のステージ発表はハーモニカ、ウクレレ、日本舞踊、フラメンコ、バンド演奏、ジャズダンス、吹奏楽、太鼓など40プログラム。最後は発表者と会場の全員で「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」を踊り、幕を閉じた。