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橋爪まんぷさん チャリティー展の売上を寄付
伊那市の漫画家、橋爪まんぷさんは、21日、チャリティー展の売上3万円を伊那市社会福祉協議会に寄付しました。
この日は、橋爪さんが、伊那市福祉まちづくりセンターを訪れ、伊那市社協の小池孝行会長に3万円を手渡しました。
橋爪さんは、去年12月から今年1月にかけて、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設みはらしの湯でチャリティー展を行いました。
今年の干支、辰をテーマにカレンダーとその原画を展示販売し、売上の一部を寄付しました。
橋爪さんは毎年このチャリティー展を行っていて「絵を買ってもらった人への感謝の気持ちを寄付という形で表したかった」と話していました。
この日はほかに、みはらしの湯でランプシェードを展示販売した南箕輪村の飯島英之さんと清水信衛さんから、売上金1万円が社協に寄付され、みはらしの湯の保科学支配人から小池会長に手渡されました。
これらの寄付金は社会福祉基金に積み立てられるという事です。 -
芋焼酎「耕作放棄地再生隊」完成
伊那市東春近田原の耕作放棄地を利用して育てたサツマイモを使った焼酎が完成しました。
焼酎の名前は「耕作放棄地再生隊」。「1本飲めば1平方メートル再生」をキャッチフレーズに4月以降に販売を開始します。
焼酎は、耕作放棄地の再生に取り組んでいる伊那市東春近田原で育てたサツマイモを使っています。
地元農家でつくる農事組合法人「田原」では、新宿区などの住民を対象に耕作放棄地再生体験ツアーを実施し、去年6月にサツマイモの苗植え、10月には、収穫体験と焼酎の仕込み体験を行いました。
焼酎は300本製造され、4月以降、地元東春近と新宿区内で販売する計画で、耕作放棄地の解消、発生防止をPRしていくという事です。 -
伊那中病 決算見込み額 5億8千万円の黒字
伊那市の伊那中央病院の今年度の決算見込み額はおよそ5億8千万円の黒字となることが報告されました。
これは、28日にひらかれた、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の議会全員協議会で報告されました。
入院や外来の収益など病院の事業収益は税抜きで102億8千万円、それに対し、人件費や材料費などの事業費用は97億円となり、事業収益から事業費用を差し引いた純利益は、およそ5億8千万円と見込んでいます。
去年12月には、純利益は4億6千万円ほどと見込んでいましたが、患者数の増加などにより更に増益となりました。
伊那中央病院では、平成20年度まで赤字経営が続いていましたが、経営努力などにより平成21年度から3年連続の黒字となっています。
伊那中央病院の事業費の4分の1は、本来であれば構成市町村が負担することになっていますが、事業会計が黒字の場合、高度医療負担額から相当額を減額するため、今年度分については実質的な負担がなくなるということです。
また、中央行政組合全員協議会で、救命救急センターと、研修センターなどの改修工事のスケジュールなどが示されました。
救命救急センターは、本館南側に増設される予定です。一般救急入り口のほか、救急車搬送入り口、要除染患者の入り口が設けられます。
レントゲンやCTの検査も、増築棟で行える計画です。
増築棟の2階には、口腔外科や患者の精神ケアを行う精神科診療室のほか、内視鏡やロボット出綬など最先端の医療機器が導入された研修センターが設けられる予定です。
救命救急センターは平成25年9月に完成、研修センターは、平成26年3月に完成予定です。 -
伊那市友好協会 設立
伊那市と友好提携を結んでいる新宿区や会津若松市など、5つの区や市町村と市民レベルで交流をしていこうと、伊那市友好協会が、28日に発足しました。
この日は、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで設立総会が開かれ、会員70人ほどが出席しました。
協会は、伊那市と友好都市の住民が互いに訪問しあい交流する事を目的に、高遠を中心とした市民有志が発起人となり設立されました。
会長に選任された旧高遠町長の伊東義人さんは「旧高遠町時代に友好提携を結んだが、合併後は互いの行き来が少なくなってしまった。協会を設立する事で、市民レベルの交流を末永く続けていきたい」と挨拶しました。
協会が交流の対象とするのは、伊那市が友好提携を結んでいる、東京都新宿区、三宅村、福島県会津若松市、猪苗代町、愛知県知立市です。知立市以外は、旧高遠町時代に友好提携しています。
合併前は、旧高遠町から訪問団が交流に出かけていましたが、合併後はほとんどなくなってしまったという事です。
伊那市友好協会は、今年度、10月21日に予定されている新宿フェスティバルを訪問する計画で参加者を募集しています。
今後は、友好都市にも市民レベルの交流を進める組織の立ち上げを呼びかけていくとしています。 -
南箕輪村南原住宅団地 焼却灰今年度除去工事困難
南箕輪村南原の住宅団地に埋め立てられていた焼却灰の除去工事は、今年度中の着工が困難だとして、28日の伊那中央行政組合議会で処分費用を減額する補正予算案が可決されました。
この日開かれた伊那中央行政組合議会で処分費用9千万円を減額する今年度補正予算案が可決されました。
唐木一直南箕輪村長の説明によりますと、当初は今年度中の着工を予定していましたが、詳しい工事設計をする中で、新たに3軒の住宅を移転しなければ工事ができない事がわかったという事です。
新年度予算にも工事費用は計上されず、工事着手は、平成25年度後半になりそうだという事です。
この日の伊那中央行政組合議会では他に、▽伊那中央病院の救命救急センター指定に伴い新たに救急科を設置すること▽形成外科の医師1人と救急科の医師1人を含む医療従事者を、44人増やして594人とする条例改正案が可決されました。 -
サンライフ伊那 作品展
伊那市西春近のサンライフ伊那で、趣味創作教室の受講生とクラブ会員の作品展が開かれています。
会場には、盆栽や木彫、水墨画などの教室の受講生やクラブ会員の作品約250点が展示されています。
作品展は、25日(日)まで開かれていて、24日(土)午前10時からは、煎茶のお披露目会も開かれます。 -
春休みの子どもが建築模型づくりに挑戦
春休み中の子どもに、建築模型作りに挑戦してもらう体験教室が24日、伊那市創造館で開かれました。
24日は、小学1年生から6年生の子どもやその保護者、およそ40人が参加しました。
体験教室は、本格的な模型を作る中で、工作道具の正しい使い方や、精密な模型を作る楽しさを知ってもらおうと開かれました。
創造館などで開かれている建築模型展で、創造館の50分の1の模型を作ったインテリアコーディネーター・白戸武義さんが子ども達を指導しました。
白戸さんは、カッターの歯をまっすぐに入れ、パーツの断面がなるべく垂直になるように指導していました。
子ども達が真剣な表情で工作をする一方、保護者は心配そうにその様子を見守っていました。
参加したある小学生は「とても難しいけど、きれいに切れるととても嬉しい」と話していました。 -
伊那の魅力PR「いーなガイドの会」発足
伊那市を訪れた観光客に観光案内をする「いーなガイドの会」が26日発足しました。
いーなガイドの会は、伊那市観光ボランティアガイドのメンバーが自主的、主体的に活動しようと立ち上げたもので今日は市役所で発足式が行われました。
ボランティアガイドは伊那市観光協会が市内の観光スポットなどを案内してもらおうと平成21年から養成してきたもので、現在53人が登録しています。
これまでは観光協会の要請でガイド活動をしていましたが、より自主的、主体的な組織にしようと「いーなガイドの会」を立ち上げました。
武田宏会長は、「再度おもてなしの心を磨き、伊那市の観光の発展に力になりたい。」とあいさつしました。
いーなガイドの会では、年間を通して伊那市の歴史案内、イベントでの観光案内などカイド活動を通して、伊那市の魅力を伝えていくということです。 -
春富中学校 耐震補強工事等竣工
平成20年度から始まった伊那市の春富中学校の耐震補強工事と改築工事が終了し、27日、竣工式が行われました。
27日は、改築された昇降口前で伊那市や学校関係者が、テープカットをして竣工を祝いました。
耐震性が低いと診断された、昭和56年以前の建物の耐震化に対応するための工事で平成20年度から始まり、第1体育館と管理教室棟、特別教室棟が耐震補強されました。
また、昇降口とその2階に音楽室が改築されたほか、伊那市の中学校では初めて、剣道や柔道の授業に対応した武道館が建設されました。
体育館で行われた竣工式で、白鳥孝市長は、「生徒の皆さんが、いきいきと勉学に励み、大きく成長する場所として、地域住民の生涯学習の活動の場所として、また、災害発生時には、応急避難所として安心して利用してもらいたい」と挨拶しました。
生徒を代表して、生徒会長の北原悠哉君は「それぞれが大切に利用し、心をこめて隅々まで掃除をしたい。安心して過ごせることへの感謝の気持ちを忘れず大切に使いたい」とお礼の言葉を述べました。
式では、全校生徒による伊那市の歌の合唱や、合唱部と吹奏楽部による記念演奏も披露されました。
伊那市内の学校の耐震化工事は、平成23年度末で78.8%が完了し、全てが完了するのは、平成26年度末の計画です。 -
子ども達が伝統芸能に触れる
伊那市富県の歌舞劇団田楽座は、伝統芸能にふれてもらおうと春休み中の子ども達を対象としたイベントを27日、開きました。
これは、子ども達に田楽座を知ってもらい伝統芸能にふれてもらおうと開かれたものです。
27日から3日間の日程で開かれていて、市内の小学校から33人の子ども達が参加し、北海道の民謡ソーラン節を体験しました。
田楽座のメンバー4人が子ども達の指導にあたり、ソーラン節の動作をひとつひとつ解説していました。
メンバーは、しっかり腰を落とし自分の体を支えるようアドバイスし、子ども達は、動作を確認しながら踊っていました。
田楽座では「この機会に伝統芸能にふれてもらい、子ども達の交流の場にもなれば」と話していました。 -
いな歌謡祭 歌声披露
伊那市などのカラオケ教室の生徒が練習の成果を発表するいな歌謡祭が25日、伊那市のいなっせで開かれました。
いな歌謡祭は伊那地域などのカラオケ教室に通う人達の発表の場として毎年この時期に開かれています。
今回は伊那市を中心に60人が参加し66曲が披露されました。
参加者たちは、ドレスや華やかな衣装に身を包み、スポットライトを浴びて熱唱し、日頃の練習の成果を発揮していました。
中には社交ダンスをバックにして歌を披露する人もいました。
会場には家族や友人などおよそ400人が駆け付け歌声に耳を傾けていました。 -
信州まつもと空港地元利用促進協議会 空港利用をPR
松本空港の周辺市町村などでつくる「信州まつもと空港地元利用促進協議会」は22日、上伊那地域で空港の利用を呼びかけました。
22日は、松本市観光温泉課課長の寺沢和男団長ら宣伝キャラバン隊5人が、伊那市役所や箕輪町役場など7か所を訪問しました。
この内、伊那市役所の観光課では、田中章課長に時刻表と空港周辺の観光施設を紹介したパンフレットを手渡しました。
現在まつもと空港からは、札幌空港と福岡空港にそれぞれ往復便が1日1本でています。
定員およそ80人に対する1日の利用率は、2月末現在札幌空港が67%、福岡空港が61%となっています。
利用促進協議会では、「空港の利用者を増やすことで、往復便の数を増やしていきたい」と話していました。 -
跳躍素振り大会
伊那市を拠点とする剣道クラブ「伊那剣心館」は25日、日頃の稽古の成果を披露する跳躍素振り大会を開きました。
大会は、一年の練習の成果を披露する場として行われていて、何回素振りを続けられるかを競います。
25日は、保育園児から中学生まで21人が参加しました。
始めの合図とともに全員が一斉に竹刀を振りおろしました。
剣心館師範の矢野昌史さんによると「跳躍素振りを続ける事は体力や精神力が必要で、日頃の稽古の差が出やすい」と言うことです。
初めのうちは全員、力強く竹刀を振っていましたが3000回を超えると、疲れが出たのか半分ほどが脱落していきました。
およそ1時間を過ぎると大会は終了となり記録は、4100回で打ち切られ9人が残りました。 -
品のある日本舞踊披露
宗家若柳流錦友会による日本舞踊の発表会が24日、伊那市のいなっせで開かれました。
発表会では、錦友会の会員14人が長唄などに合わせて16の演目を披露しました。
錦友会は、松本をはじめ、伊那市や飯田市などに会員がいます。
会場にはおよそ50人の観客が訪れ、品のある踊りに見入っていました。
日本舞踊は足の運び方や、目線などひとつひとつの動きに品をもたせることを大切にしているということで、出演者は、神経を集中させ踊りを披露していました。 -
企業合同フレッシュマン研修
この春高校や大学を卒業し、企業に入社を予定している新社会人を対象にした「企業合同フレッシュマン研修」が26日、伊那市の信州INAセミナーハウスで行われました。
研修には、上伊那地域の企業7社に入社を予定している新社会人42人が集まりました。
社会人としての自覚や、基礎を身につけてもらおうと伊那商工会議所が初めて行ったものです。
東京都などで新入社員や管理職の社会人教育を行っている渕野広喜さんが講師を務め、社会人としての心構えやビジネスマナーなどについて話をしました。
社会人と学生との違いについて渕野さんは「学生は自分の評価を自分自身で行うが、社会に出るとお客様や上司など第3者が行うようになる。第3者に評価されて初めて認められる」と話しました。
他に「入社して1番最初にできることは心遣い。どうしたら相手が喜ぶのかを考え、かわいがられる社員となって下さい」と話しました。
研修は、26日と27日の2日間行われます。 -
医療機器産業参入へ入門勉強会
医療用機器産業への新規参入を検討している企業などを対象にした入門勉強会が26日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
勉強会は財団法人長野県テクノ財団メディカル産業支援センターなどが開いたもので、会場には伊那市の製造業者などおよそ40人が集まりました。
勉強会では医療機器開発コンサルタントの久保田博南さんが講師を務めました。久保田さんは、「日本は
工学的に高い技術を保有しているにもかかわらず、これが先進医療機器の開発に生かされていない。」としたうえで、「その技術を生かすための医工連携が必要」だと話していました。
医療機器分野は、その必要性が高まっていることから、伸びる産業として期待されていますが新規参入にいたるまでには法律などによる規制があります。
このことからメディカル産業支援センターでは研究開発や販路開拓など県内企業の新規参入を支援していくとしています。 -
高校ギターマンドリン演奏会
県内の高校のギターマンドリンクラブが一堂に会する演奏会が、20日、伊那文化会館で開かれました。
20日は、県内8校のギターマンドリンクラブが出場しました。演奏会は、県内の3地区が持ち回りで毎年開いています。
毎年、各クラブ全体で課題曲と自由曲を披露してきましたが、今年は少人数での演奏で個々の実力を発揮してもらおうと、課題曲以外は、アンサンブルでの発表形式を取りました。
伊那弥生ヶ丘高校からは、アンサンブルに4グループが出演しました。
演奏の後には、全日本高校ギターマンドリン音楽振興会による講評も行なわれ、「音の強弱をもっとつけて」などと高校生にアドバイスしていました。
弥生ヶ丘高校の顧問によりますと、長野県内のギターマンドリンクラブは、全国的にレベルが高く、歴史も古いということです。 -
シャッターの絵で賑わいを
商店のシャッターに絵を描き、伊那市の中心市街地を明るくする取り組み。第一号となるシャッターアートが完成し25日に披露されました。
この日は、デザインした伊那西高校の小田切花香さんや絵を描いた伊那西高校の美術部のメンバーが、タウンステーション伊那まちのシャッターにサインを書き入れ完成を祝いました。
描かれたのは、「花と音楽の街」をコンセプトに商店街から花やピアノ、ラッパなどが賑やかに飛び出してくる様子をイメージした作品です
シャッターアートは、休業日や夜間の商店街を賑やかにしようと、中心市街地の活性化に取り組む伊那まち再生やるじゃん会が企画しました。
やるじゃん会によりますと、夏には2件目のシャッターアートを完成させると言う事です。 -
女王蜂を会員に配布
伊那市地蜂愛好会の総会が25日、伊那市の羽広荘で開かれ参加した会員に女王蜂が配られました。
愛好会では会員が持ち帰った女王蜂をそれぞれが山に放つ事で、各地で蜂追いがたのしめるように毎年、人工的に越冬させた女王蜂を総会で配布しています。
25日は、去年の秋から春にかけて越冬させた女王蜂が会員1人につき100匹づつ配られました。
小木曽大吉会長は、「暖かくなるまで砂糖水をあげて世話をしてほしい」と会員に呼びかけていました。
伊那市地蜂愛好会は蜂追い文化の伝承や地蜂の保護を目的に平成9年に発足し、地蜂の巣の重さを競うコンテストなどを行っています。
今年の7月下旬から8月の上旬には会員を対象とした蜂追い体験学習を計画しています。 -
合宿の高校生にイチゴプレゼント
伊那市羽広のみはらしいちご園は、春の高校伊那駅伝に出場後、羽広荘で合宿している高校生に22日、イチゴをプレゼントしました。
みはらしいちご園の太田雅士副組合長が、合宿中の高校生にイチゴを渡しました。
羽広荘には、春の高校伊那駅伝に出場した佐久長聖高校、秋田工業高校、九州学院高校の3校が、駅伝当日の18日から23日朝までの日程で合同合宿しています。
生徒たちが毎朝、みはらしファーム内のごみ拾いをしていることから、感謝の気持ちを込めてイチゴを贈りました。
イチゴは紅ほっぺという品種で、コーチと生徒43人に1人5粒ずつ食べてもらえるように用意したということです。
生徒を代表して佐久長聖高校駅伝部の臼田康一郎主将は、「イチゴをしっかり食べて元気を出して、最後まで集中力を切らさずに頑張ります」と感謝していました。 -
井月ボランティアガイド養成へ 初の講座
伊那谷で1,800余りの句を残した漂泊の俳人、井上井月を観光資源として活用しようと、ボランティアガイドの養成講座が24日、伊那図書館で開かれました。
講座には伊那市を中心におよそ40人が参加しました。
これは、観光客に井上井月の説明ができるガイドを育成しようと、井上井月顕彰会が初めて開いたものです。
講師は、井月顕彰会副会長の竹入弘元さんが務め、井月の句を紹介しながらエピソードや当時の時代背景を説明しました。
句の紹介では、句碑の場所が記された句碑マップを使いながら説明していました。
また、徘徊しながら句を詠んだ井月が、30年以上伊那谷に滞在した理由について竹入さんは「伊那谷には俳人が多くいたこと、農作物が豊富で住民の人柄が良かったこと」などをあげていました。
ある参加者は「ガイドをするときに井月のことは頭に入れておきたいと思い参加した。大変勉強になった」と話していました。
井上井月顕彰会の平沢春樹副会長は「花見が目的の人、食事が目的人など観光客は様々。井月という人物を目的に訪れる人に対処できるように人材を育成していきたい」と話していました。
講座は25日にも伊那図書館で開かれる予定で、時間は午後1時から午後4時、受講料は無料となっています。 -
農事組合法人南福地ファーム設立
農業の生産性の向上を図ろうと伊那市富県南福地の農家は農事組合法人南福地ファームを設立しました。
18日は、南福地公民館で設立総会が開かれ農家およそ50人が出席しました。
南福地ファームは、農作業の共同化などにより、生産性の向上を図るもので、106人の会員で構成されています。
代表理事に選任された牛山清人さんは、「法人設立により、農家の収入の安定化を図るとともに、耕作放棄地の解消に努めていきたい。」とあいさつしました。
南福地ファームでは来年度、米や麦をはじめ、白ねぎや、ブロッコリー、キャベツなどを生産する計画で、およそ3500万円の収入を見込んでいます。 -
伊那公園桜愛護会 さくら功労者表彰を受賞
伊那公園の桜の管理などをしている伊那公園桜愛護会は、平成24年度さくら功労者表彰を受賞しました。
さくら功労者表彰を受賞した愛護会の会員は24日、伊那公園の桜の見頃を前にぼんぼりの取り付け作業などを行いました。
さくら功労者表彰は、財団法人日本さくらの会が、桜の振興事業に功績があった個人・団体を表彰するものです。
伊那公園桜愛護会は、平成13年の3月に設立し、今年で12年目を迎えます。
公園内に300本以上ある桜の剪定や、植樹など、維持管理を行なっています。
今回、長年の功績が認められ表彰されました。
横森孝心会長は「11年間会員のみなさん、地域のみなさんに協力していただきそのおかげで受賞できたと思う」と話していました。
3月26日月曜日に東京で表彰式が行われ、会員が参加する予定です。
なお、4月2日にはぼんぼりの点灯式が行われる予定で、愛護会の会員によると、ヒガンザクラなど早咲きのものは10日頃から咲き始めるということです。 -
いなっせ管理組合防災訓練
災害時に備え、伊那市のいなっせ管理組合は防災訓練を16日、行いました。
訓練には、いなっせ内の店舗や事業所などの関係者およそ40人が参加しました。
いなっせ管理組合では、万が一に備え、春と秋の年2回防災訓練を行っています。
16日は、地震体験や伊那消防署員による地震発生時の対処法などの講義が行われました。
このうち、いなっせ北側広場で行われた地震体験では、参加者が2人1組で震度7の揺れを体験しました。
いなっせ管理組合の松澤一男理事長は「震度7の地震がどのくらい揺れるのかを確認し、職場や家庭での防災に活かしてほしい」と話していました。 -
伊那市らしいのは「山岳景観」
伊那市民が、伊那市らしいと感じるのは南アルプスなどの山岳の景観、良好な景観を害しているのは耕作放棄された田園というアンケート調査の結果が出ました。
アンケート結果は、22日開かれた第3回伊那市景観懇談会で報告されました。
景観行政団体への移行を目指す伊那市が、去年11月に伊那市民3千人を対象に行った調査で、1251の回答を得ました。
伊那市らしいと感じる景観はとの問いには、複数回答で、南アルプスや中央アルプスなどの山岳の景観が84.7%で最も多く、続いて、山々や市街地・田園地帯を一望できるパノラマ景観が60.5%、高遠町などの歴史・文化を感じさせる景観が49.8%と続きます。
良好な景観を害しているものはとの問いでは、複数回答で、農地の放棄地などで田園の質が低下している場所があるが40.6%と最も多く、市街地などで空き家・空き店舗などを含め、周囲と調和がとれていない建物があるが22.1%と続きます。
景観のために必要なルールについては、複数回答で、緑化を促進し気持ちのよい景観へと誘導するが62.5%で、続いて、地域に不釣合いにならないよう建物などの高さや規模を制限するが38.6%となっています。
そのほか、自由記入欄では、まちづくりに若者の意見を取り入れて欲しいといった記述が多くみられたということです。
景観懇談会では、アンケート結果のほか、市内10か所で開いた地域別懇談会で出された地域の景観資源、景観阻害要素などを、景観計画案策定の参考にしたいとしています。 -
伊那西部保育園で巣立ち式
伊那市内の22の保育園で23日、一斉に卒園式が行われました。
このうち、来年度からの休園が決まっている伊那西部保育園では、巣立ちの式が行われ全ての園児が園舎に別れを告げました。
23日は、家族や地域の人が見守る中、年長園児11人と、年中園児6人が式にのぞみました。
伊那西部保育園の来年度の入園希望者数は、進級園児を含め12人で、認可保育園の最低基準となる30人を下回るとして来年度からの休園が決まっています。
式では、春日朝子園長が卒園児1人ひとりに保育証書を手渡すと、園児達は保護者にお礼を言っていました。
年中園児6人は、4月から竜西保育園と竜南保育園へ転園となるため、6人には巣立ち証書が手渡されました。
園児達は「最初は登れなかったドングリの木に登れるようになった」「人前で大きな声で話せるようになった」などと、歌に合わせて思い出を発表しました。
伊那市では今年度、594人の年長園児が保育園を卒園したということです。
なお、箕輪町と南箕輪村では、26日月曜日に全ての保育園で卒園式を予定しています。 -
長谷地域協議会 循環バス無料化などを建議
伊那市の長谷地域協議会は、アンケート結果に基づいて循環バスの80歳以上の無料化などを盛り込んだ建議書を23日白鳥孝市長に手渡しました。
西村篝会長らが市役所を訪れ白鳥市長に提案しました。
アンケートは、長谷地区に住む65歳以上の高齢者のみの208世帯を対象に実施し、181世帯、87%から回答を得ました。
内容は、買い物などの生活に関するもので、約3割の世帯が買い物に対し不便だと感じていること、4割が循環バスを使ったことがあることなどが浮き彫りになっています。
これを踏まえ長谷地域協議会では、家から出かけやすくする支援として、80歳以上の高齢者の循環バス運賃無料化、乗り降りのしやすい低ステップバスへの更新、バスを小型化した買い物バスの運行をあげています。
一方、買い物に出かけられない人への支援として、買い物を頼める支援員の設置、移動販売ビジネスの誘致をあげています。
長谷循環バスの平成23年度利用状況は、のべ1万6,438人、一便あたりの平均利用者数は3.54人となっています。
全人口に占める65歳以上の割合は、伊那市全体では、26%ですが、長谷地区では、36%と高齢化が進んでいます。 -
市みやげ品 新たに5品お墨付き
伊那市観光協会は、お茶や最中など新たに5品を登録みやげ品として23日認定しました。
認定されたのは、カク万伊藤園のさくら茶 「高遠さくら小町」のリーフタイプとティーバックタイプ、末広のしまうりの漬物「高遠漬」、赤羽菓子店の最中「三万三千石最中」、服部製麺所の「信州伊那の勘太郎そば2食入り」の4つの業者から申請のあった5品です。
23日市役所で審査委員会が審査し、決定しました。
伊那市観光協会の登録みやげ品は、これで62品目となりました。 -
上伊那書道協会の作品展
上伊那地域の書道愛好家などでつくる上伊那書道協会の作品展が23日から、伊那文化会館で開かれています。
会場には、楷書や行書、篆刻など様々なジャンルの作品104点が並んでいます。
大きさは、2メートルを超えるものや、30センチほどのものなど様々です。
会員によると、数年前までは漢詩を書き写したものが多かったということですが、最近は漢字と平仮名を織り交ぜた作品が増えているということです。
作品展は25日日曜日まで、伊那文化会館で開かれています。 -
白鳥市長「環状南線は市が主体」
伊那市の白鳥孝市長は、ナイスロードを西に伸ばす環状南線の整備について市が主体となって実施する必要があるとの考えを示しました。
これは、22日、市役所で開かれた定例記者会見の中で、伊那消防署の移転に伴う道路整備についての記者の質問に答えたものです。
老朽化にともなう伊那消防署の移転新築先は、12日に庁舎建設検討委員会が、富士塚グラウンド周辺を候補地とする答申を行っています。
白鳥市長は、移転先について、「答申通り、富士塚グラウンド周辺で意見はまとまると思う」との考えを示した上で、「環状北線については県に実施して欲しいとお願いしている。県には、国道153号の整備もお願いしているので、環状南線については、市が自力でやるしかないかと考えている」と答えました。
ただし、財政健全化プログラムを最優先にするとし、財政シミュレーションをしてみて、見通しが立てば合併特例債などを使いながら、事業をスタートさせたいとしています。