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伊那市西箕輪の大泉新田区 東日本大震災の義援金集める
伊那市西箕輪の大泉新田区は、東日本大震災の義援金を区内142戸から集め、22日伊那市に届けました。
22日は、大泉新田区の唐澤峻区長ら2人が伊那市役所を訪れ、集めた義援金25万106円を預けました。
大泉新田区では、3月15日から21日までの1週間に、組長らが区内142戸をまわり、義援金の協力を呼びかけました。
「市役所まで持っていくことができなかったので助かった」などというお年寄りからの声が多く寄せられたということです。 -
伊那市人事異動内示 中規模
伊那市は22日、4月1日付けの人事異動を内示しました。中規模の異動で異動総数は、312人、昇格は、85人、うち2人が部長級に昇格しています。
保健福祉部長には、伊那中央病院総務課長の原武志さん。
会計管理者兼会計課長には、総務部総務課長の廣瀬一男さんが昇格します。
伊那市では、新たに危機管理課を設置し消防、防災体制などの危機管理機能の充実を図る他、建設部の監理課、建設課の2課体制から、新たに都市整備課を設置し3課体制としました。
また、国との連携を強化するため国土交通省から1人、農林水産省から1人を受け入れます。 -
福島県いわき市から市内に避難
伊那市では東日本大震災での被災者を市営住宅や民間住宅で受け入れています。
21日、市内の民間住宅に避難してきた福島県いわき市の家族に話を聞きました。
持ち主の申し出により市内の民間住宅に昨日から住んでいるのは福島県いわき市の65歳男性家族3人と、娘の家族4人の、合わせて7人です。
自宅が福島県の原子力発電所から25キロほどにあり、15日から男性の妹が住む駒ヶ根市で20日まで滞在していました。
伊那市での受け入れを知り21日から市内の民間住宅に移りました。
この65歳男性は地震当時のことについて次の様に話しています。
「地震の時足場にいて揺れがすごく下に降りれなかった。余震が続き周りにいた小学生の子ども達が泣いていた。原発のニュースをみて早くこっちへ逃げてきた。
早く原発が復旧して福島県に帰りたい」と話していました。
伊那市では、現在市営住宅など32室138人、その他の5つの施設で140人の受け入れ態勢をとっています。
また、会津若松市からの要請で国立信州高遠青少年自然の家で100人程の受け入れを確保しています。
市では今後、福島県から市営住宅に2世帯8人を受け入れるということです。 -
富県公民館で春休みミニおいで塾
春休み中の子ども達が勉強などをして過ごす「春休みミニおいで塾」が、伊那市の富県ふるさと館で22日から始まりました。
春休みミニおいで塾は、子ども達の居場所作りや学習の場として、小学校1年生から5年生までの児童を対象にしています。
講師は、公民館職員などの他、高遠高校福祉コースの生徒がボランティアで務めます。
参加した児童およそ30人は、判らないところを教わりながら宿題に取り組んでいました。
春休みミニおいで塾は、22日から25日金曜日までで、期間中子供達は、宿題や工作の他、燻せい作りなどを行うということです。 -
高校伊那駅伝中止 練習に熱
震災の影響で中止になった春の高校伊那駅伝。
20日無料開放された伊那市陸上競技場には、練習に汗を流す高校生や中学生ランナーの姿がありました。
駅伝の発着点となつていた陸上競技場では、大会に出場する予定だった県内9つの高校生や中学校の生徒たちが、タイムを計ったり、ランニングをしていました。
中学生の記録会で初めて使用される予定だった写真判定システムも作動させました。
この日に備えて、練習を重ねてきた生徒たちのケアも必要として、高校生40人、中学生12人が参加してのタイムトライアルも
行なわれました。
上伊那農業高校陸上部は、参加者に義援金への協力を呼びかけました。
この日、集められた義援金は、伊那駅伝実行委員会を通じて、被災地に送られることになっています。 -
伊那市狐島区が被災地支援開始
伊那市狐島区では、公民館、地域社協合同で、狐島支援活動実行委員会を設置し、20日から救援物資や義援金を集めはじめました。
狐島第一公民館には、緊急の回覧を見た区民が、ティッシュや乾電池などを持ち込んでいました。
受け付けている救援物資は、保存食や粉ミルク、乾電池などです。
狐島区では、目標としている「支えあっていきるまちづくり」を実践する運動として、区民の協力を呼びかけています。 -
不登校の子どもたち支援「はぐカフェ」開店
不登校の子どもたちの地域交流や情報発信の場にしようと、上伊那子どもサポートセンターが初めてのイベント「はぐカフェ」を伊那市内で20日から開いています。
伊那市狐島のレストラン・ドマーニを会場に、不登校や引きこもりの子どもたちの作品展示、手作り品の販売などが行われています。
上伊那子どもサポートセンターは、不登校の子どもたちの支援をしています。
はぐカフェは、子どもたちの交流や情報発信の場を地域の中につくり、その動きを上伊那各地に広めていきたいと開かれました。
また、上伊那農業高校定時制の跡地に青少年支援センターを設立しようと活動していて、その取り組みをアピールするねらいもあります。
上伊那子どもサポートセンターでは、「不登校や引きこもりは多様化、複雑化している。子どもと向き合い、子どもの未来を考え、みんなの心が通う場をつくっていきたい」と話していました。
はぐカフェは、22日まで伊那市狐島のレストラン・ドマーニで開かれています。 -
伊那市手良で春彼岸の数珠まわし
伊那市手良野口のあぜ東松常会では、古くから受け継がれている数珠まわしが20日に行なわれました。
数珠まわしは、安産祈願として、地区の女性によって受け継がれてきました。
20年ほど前までは、毎月行われていたということですが、その後回数は減り、今では、春の彼岸とお花見、忘年会の年3回となっています。
参加者たちは、南無阿弥陀仏と唱えながら数珠を回し、大きな玉の部分が来ると、額に近づけて祈っていました。 -
伊那市が震災被災者を受け入れ
伊那市は、東日本大震災の避難者を受け入れます。
市営住宅に入居を予定しているのは、福島県富岡市と南相馬市からの3世帯18人です。
民間の住宅には、福島県いわき市と大熊町から2世帯8人が入居を予定しています。
伊那市では、市営住宅など32室138人、その他の5つの施設で140人の受け入れ態勢をとっています。
また会津若松市からの要請で、国立信州高遠青少年自然の家で100人程度の受け入れを確保しました。
これは、会津若松市に一時避難している人を対象にしているということです。 -
3つの剣道クラブが交流大会
伊那少年剣道クラブは、市内2つの剣道クラブを招待しての交流大会を12日、伊那東小学校体育館で開きました。
大会には、伊那少年剣道クラブ、伊那北スポーツ少年団、清泉剣友会の3クラブに所属する小中学生およそ50人が参加しました。
大会は、伊那東小体育館で練習をしている伊那少年剣道クラブが、耐震工事で練習できない間2つのクラブに場所を借り、合同で練習をしたことが縁で今回初めて開かれました。
この日は、学年ごと4部門に分かれ、それぞれトーナメント戦で競いました。
伊那少年剣道クラブの唐沢美雪代表は「違うクラブと交流することで、お互い切磋琢磨して技術を高めながら、友達の輪を広げてほしい」と話していました。 -
栄村の被災者支援でJCなどが募金活動
地震の被害にあった長野県北部の栄村を支援しようと、伊那青年会議所などが19日、募金活動をしました。
募金には、伊那青年会議所のほか、サッカーJFL、松本山雅FCを応援する松本山雅南信ペーニャも協力しました。
伊那市の大型店など5か所で行われ、このうちベルシャイン伊那店の前では、仕事の打ち合わせで長野県を訪れていたコント集団、ザ・ニュースペーパーの福本ヒデさんも募金を呼びかけました。
買い物に訪れた人たちは、呼び掛けに応え募金をしていました。
この日1日で集まった義援金はおよそ60万円で、22日に栄村災害支援対策本部に送るということです。 -
上伊那でも避難者受入れ
長野県が設置した「避難者受入対策チーム」によると、震災の避難者を低価格で受け入れる事ができる旅館やホテルは、伊那市で23施設、箕輪町で5施設、南箕輪村で7施設となっています。
長野県内で低価格のサービスを提供できる宿泊施設は152施設となっていて、このうち伊那市は23施設、箕輪町は5施設、南箕輪村は7施設となっています。
長野県では、避難者のなかでも、医療行為が必要な人、住宅を失った人、避難指示を受けている人を優先して、料金のかからない公営住宅などに受け入れることにしています。
また長野県は、救援物資の受付け品目のうち毛布については、支援先の岩手県で必要量が確保できる見込みとなったため受付けを中止すると発表しています。 -
伊那市民会館 ホール無料開放
今月31日をもって伊那市の伊那市民会館は閉館となります。
18日から、市民会館の無料開放がはじまり様々な催しが行われています。
18日夜には、中国を代表する民族楽器、二胡のコンサートが行われました。
演奏したのは、伊那市や諏訪などで二胡の教室を開いている劉鉄鋼さんです。
劉さんは中国のハルピン師範大学音楽教育学部を卒業後、日本で二胡の指導をしながら、作曲や演奏活動を行っています。
コンサートは、伊那市民会館を二胡教室で使っていたことや、教室が開講8周年を迎えた事を記念して行われました。
この日の夜は、劉さんのオリジナル曲や日本のポップスなどが披露され、会場に訪れた人達は、二胡が奏でる独特の音色に聞き入っていました。
劉さんは「素晴らしい夜になった。無くなってしまうのはもったいない」と話していました。 -
上伊那和裁連盟が針供養
折れたり古くなった裁縫針に感謝する針供養が10日、伊那市の常円寺で行われました。
針供養は上伊那和裁連盟などが毎年行っていて、この日は会員45人が出席しました。
会員は、針をこんにゃくに刺し、感謝の気持ちを込めて手を合わせていました。
針供養の日は2月8日とされていますが、上伊那和裁連盟では一月遅れの3月に行っています。
連盟の福澤幸子会長は、「針に感謝し、裁縫の上達と業界の発展を祈願します」とあいさつしました。
常円寺の角田泰隆住職は、「針を大切にすれば針も私達を大切にしてくれる。針だけでなく、すべてのものを大切にしてほしい」と話していました。 -
東日本大震災救援物資 被災地へ
東日本大震災の被災者のために伊那合同庁舎に寄せられた救援物資が18日、岩手県へ送られました。
午前10時、飯田合同庁舎で物資を積んだトラックが伊那合同庁舎に到着し、積み込み作業が始まりました。
16日から伊那合同庁舎に寄せられた救援物資は、水15箱、保存食18箱、使い捨てカイロ23箱、幼児用紙おむつ26箱などとなっています。
職員らは、およそ1時間かけて、品目別に積み込みました。
搬送は、長野県トラック協会と長野県石油商業組合の協力で、県全体で5台のトラックを使って行われます。
トラックの運転手は「事故のないよう気をつけて行きたい」と話していました。
これらの物資は、岩手県の救援物資の集積拠点となっている滝沢村に届けられます。 -
伊那市「農林部」と「商工観光部」設置へ
伊那市は来年度から、産業振興部を分割し、「農林部」と「商工観光部」を設置します。
18日に閉会した伊那市議会3月定例会で条例改正案が賛成多数で可決されました。
伊那市は、観光、農林振興にそれぞれ重点的に取り組むため、今回の組織再編を行います。
新設される農林部の部長には、国から派遣される農林水産省の職員が就く予定です。
伊那市では、国や県に関わる課題が多く、パイプ作りのために職員派遣を要請したとしています。
農林部と商工観光部は、4月1日から設置されます。 -
公立高校の後期選抜試験合格発表
県内の公立高校の後期選抜試験の合格発表が18日行われ、全県で1万1651人に春の便りが届きました。
伊那市の伊那北高校では、午前8時半に受験番号が書かれた一覧表が掲示されると、発表を待ちわびた受験生や保護者らが、番号を確認していました。
番号を見つけると、抱き合って喜びあったり、自分の番号を写真に収めていました。
伊那北高校は、普通科240人の募集に対し249人が受験し242人が合格。
理数科は4人の募集に対し16人が受験し、5人が合格しました。
合格者が募集人員に達しなかった全日制の46校、定時制の16校、多部制の2校では再募集が行われます。
上伊那では、辰野高校、上伊那農業高校、高遠高校、赤穂高校、箕輪進修高校で行われます。 -
上伊那医師会附属准看護学院の学生 修学旅行の積み立て金の一部を寄付
上伊那医師会附属准看護学院の学生らは、東日本大震災の影響により中止した修学旅行の積み立て金の一部を、義援金として寄付しました。
19日は、代表者5人が市役所を訪れ、義援金として3万円を寄付しました。
准看護学院の1年生23人は、今月三重県への修学旅行を予定していました。
しかし、東日本大地震が発生したことを受け、医療を志す者として中止としました。
学生らは、自分達に何かできることがないかを考え、今回積み立てた旅行代金の一部を寄付することにしました。
学生らは、「災害時に医療で役にたてるように、残り1年間資格取得を目指し勉強していきたい」と話していました。 -
民事調停案賛成多数で原案通り可決
伊那市がNECライティングに対し補助金全額の返還を求めて民事調停を申し立てる議案が18日の伊那市議会で賛成多数で可決されました。
共産党伊那市議団は、全額の返還を求めるのなら、民事調停ではなく、民事訴訟で争うべきとする修正案を今日の市議会経済委員会と本会議に提出しましたが、委員会、本会議とも賛成少数で否決されました。
本会議では、民事調停で補助金全額の返還を申し立てることになる市提出議案が原案通り、賛成多数で可決されました。
伊那市が申し立てを行う民事調停は、伊那市がNECライティングに対し、平成18年から21年まで4年間に交付した補助金の全額1億5,888万7,000円の返還を求めるものです。
共産党伊那市議団は、「双方が歩み寄る民事調停では、全額返還の可能性はない。議会も全額返還を求める市民からの陳情を全会一致で採択した責任がある」などと賛同を求めましたが、修正案は、賛成少数で否決されました。 -
伊那市の日帰り温泉施設1時間短縮
伊那市西箕輪の日帰り温泉、みはらしの湯では、被災地への石油製品の供給の一助になればと営業時間を短縮する措置を来週22日からとる予定です。
みはらしの湯では、午後9時30分までの営業時間を1時間短縮して午後8時30分までとします。
高遠のさくらの湯も1時間短縮し午後8時までとします。長谷の仙流荘も外来入浴、宿泊者の入浴を1時間短縮し、午後9時までとします。
入野谷は、宿泊者の入浴を1時間短縮し午後9時までとします。
実施期間は、22日から当分の間としています。
また伊那市は、親善交流都市の会津若松市に毛布を贈るため市民の協力を呼びかけています。
会津若松市は、原発関連の避難民を受け入れていることから伊那市に毛布の提供を依頼しました。
毛布は、新品または、クリーニング済みのもので、ビニール袋に入っているものです。
受付場所は、市役所103会議室、受付は土日、祝日を含む毎日で、時間は、午前8時30分から午後6時です。
白鳥市長は、3月定例市議会の閉会あいさつで、市民の協力を求めました。 -
箕輪町が救援物資受付開始
箕輪町と箕輪町社会福祉協議会は17日から、東日本大震災の被災地に送る救援物資の受付を始めました。
受付窓口の箕輪町ボランティアセンターでは、物資を受け入れる準備が整えられています。
受け付ける救援物資は、水、毛布、保存食、粉ミルクなど長野県が指定している物資と同じ15品目です。
町での受付は今月31日までで、窓口はボランティアセンターと箕輪消防署です。
受付は、ボランティアセンターは月曜日から金曜日までの午前9時から午後5時まで、箕輪消防署は土日祝日も含め24時間受け付けます。
また、伊那市でも17日から救援物資の受付を開始しています。
救援物資の窓口は、伊那市役所103会議室、市役所社会福祉課、各総合支所保健福祉課となっています -
白鳥市長「結論出す段階ではない」
震災をうけ各地でイベントが中止されているなか、伊那市の白鳥孝市長は、伊那まつりについて、開催か中止か結論を出す段階ではないとの考えを示しました。
17日は伊那市役所で、伊那まつり委員会が開かれました。
このなかで伊那まつり委員会会長の白鳥市長は、「開催か中止か結論を出す段階ではない。状況を見守りながら賢明な判断をしていきたい。」と述べました。
夏祭りについては、箕輪町の平澤豊満町長が、みのわ祭りの中止を検討するとの考えを示しています -
「伊那市の放射線数値 平常どおり」
20年以上にわたり、伊那市内の放射線を測定している富県の小牧崇さんは、現在の伊那市の放射線数値は、平常どおりとしています。
小牧さんは、元高校の教諭で、名古屋市に本部を置くチェルノブイリ原発事故の民間救済団体、「チェルノブイリ救援・中部」で活動しています。
チェルノブイリ原発事故後、放射線検検知器を購入し、現在は2台を所有し、20年以上にわたって放射線の測定を続けています。
白い検知器は、放射線のガンマが通過した回数をカウントするもので、現在、通常自然界に存在する、20程度の値を示しています。
黒い検知器は、ウクライナで購入したもので、平常と同じ程度の0.1マイクロシーベルト程度の値を示しています。
どちらの検知器も、平常どおりの数値を示していて、小牧さんは、現在、伊那市には放射線による汚染はなく、心配する必要はないとしています。
小牧さんによると、県内で、放射線検知器を所有する人たちで、メールなどを使った情報交換が始まっていて、もしも異常を検知した場合は、地域メディアなどを通して広く公表したいとしています。 -
野口俊邦氏県議選出馬表明
信州大学名誉教授の野口俊邦さんが、17日、伊那市役所で記者会見を開き、4月の県議選伊那市区に立候補することを表明しました。
新人の野口さんは、去年4月の伊那市長選に落選していて、県議選へ出馬する事に関しては、「市民や県民の欲求を実現できるかどうかという点は同じで、鞍替えという意識はまったくない」としています。
立候補にあたり、耐震化リフォームへの補助など災害に強い地域づくり、農林水産業強化などによる経済活性化をあげているほか、TPP・浅川ダムの建設・リニア中央新幹線建設について反対の立場を示しました。
阿部県政については「30人学級など評価すべき事は評価し、県民の利益に沿わないものには反対していく」と述べました。
野口さんは現在68歳。信州大学名誉教授で伊那市福島に住所があります。無所属で出馬し、政党などの公認・推薦は受けないとしています。 -
高遠さくら祭り規模縮小へ
伊那市は、震災の影響により、高遠城址公園さくら祭りの規模を縮小し、電力や燃料不足などへ対応したい考えを17日示しました。
伊那市によると、震災の復興の兆しが見えない現在、高遠さくら祭りへの来場者の減少が見込まれることから、規模を縮小し、実施したい考えを示しました。
そのほか、燃料不足への対応や、発電機などの入手が困難なことから、ライトアップは中止するとし、閉園時間を午後8時までと1時間半繰り上げます。
また、バスの手配が困難なことから、バスの運行については縮小し、伊那市役所と城址公園を結ぶシャトルバスは中止するとしています。
伊那市では、全体の規模は縮小となるが、観桜客の受け入れ態勢やおもてなしについては、これまでと変わらず確保していきたいと話しています。 -
テレビ不法投棄防止キャンペーン
地上デジタル化に伴うテレビの不法投棄を防ごうと、県下一斉の不法投棄防止キャンペーンが10日から始まりました。
伊那市の伊那合同庁舎前では10日、キャンペーンの出発式が行われました。
上伊那地方事務所の市川武二所長は、「皆さんの協力を得て、不法投棄の防止、抑止に努めてほしい」とあいさつしました。
キャンペーンは、今年7月に地上アナログ放送から地上デジタル放送に移行することにより、買い替えなどで不要になるテレビが増えることから、不法投棄を防ごうと行われます。
出発式の後、県や市町村などの車両が不法投棄防止を呼び掛け、上伊那郡内をパトロールしました。
上伊那地方事務所管内のテレビの不法投棄は昨年度は65台、今年度は1月末までに50台となっています。
キャンペーンは4月10日まで行われます。 -
ミノ・ネットワーク株式会社と株式会社中野屋ステンレス新たに操業を始める
伊那市の伊那インター工業団地内にある空き工場を取得した企業2社が、新たに操業を始めます。
これは、14日開かれた伊那市議会経済建設委員会全員協議会で報告されたものです。
空き工場を取得したのは、神奈川県相模原市から移転した建材製造業の「ミノ・ネットワーク株式会社」と、 伊那市御園から移転した鉄板加工業の株式会社中野屋ステンレスの2社です。
取得した場所では、数年前まで別の企業が操業していましたが、事業整理や倒産などにより、空き工場となっていました。
中野屋ステンレスでは、すでに新たな工場で操業を開始していて、ミノ・ネットワークは4月末から、操業を始めます。
また、今回の操業開始に伴い、ミノ・ネットワークでは10人ほど、中野屋ステンレスでは3人ほどを、地元から雇用する予定です。 -
伊那市 災害対応を報告
伊那市は16日に開かれた、伊那市議会総務委員会の協議会で、市としての災害対応について報告しました。
市の報告によりますと、これまで市役所で受け付けた義援金は、15日午後6時の時点で476人、634万3,552円となっているという事です。
伊那市では、13日に福島県会津若松市と猪苗代町に職員を派遣し救援物資を届ました。
今後は、24日と30日に職員4人と給水車などを岩手県宮古市へ派遣するという事です。
また、JRバス関東の一部で15日からまびき運転を実施している事が報告されました。JRバス関東によりますと、高遠線と藤沢線で(月)から(金)の平日について土日・祝日ダイヤで運行していますが、通学に大きな影響がでないよう、本数を増やしてしているという事です。 -
ホテル、旅館、飲食店に経営に影響
今回の地震で上伊那のホテル、旅館や飲食店の経営にも影響が出ています。
ホテル、旅館業は高校伊那駅伝の中止などにより経営に打撃を受けています。
伊那市荒井のホテル伊東館の中村浩社長は「駅伝の中止は大変痛い。今は被災地の1日も早い復興を願う。」と話しています。
一方、伊那市荒井の割烹海老屋では先週11日に地震が起きて以降、宴会などの予約のキャンセルが相次いでいます。
鈴木一比古社長は「祝いごとなどの自粛ムードが広がっている。」と話していました。 -
上伊那の小中学校で卒業式始まる
卒業式シーズンも本番を迎えました。
上伊那の小中学校では16日から卒業式が始まりました。
このうち伊那市の伊那中学校では男子70人、女子67人の、合わせて137人が卒業を迎えました。
初めに、東日本大震災での犠牲者の冥福を祈り黙とうをささげました。
式では、細江孝明校長から卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡されました。
細江校長は、「自分の特技を高めた部活動、全校を引っ張ってきた生徒会活動など3年生の活躍は目を見張るものがありました。それぞれの進路に向かって頑張って下さい」と式辞を述べました。
また卒業生を代表して田中智康君は、「卒業生137人はそれぞれの道へと進んでいきます。伊那中でつちかった体験を活かし将来に向け前進します」と答辞を述べました。
9年間の義務教育を終えた卒業生は通い慣れた学び舎を後にしていました。
上伊那の小中学校の卒業式は17日、ピークを迎えます。