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富県保育園 新園舎で初の入園式
新しく建て替えられた伊那市の富県保育園で3日、入園式が行われた。
新園舎で入園式が行われ、入園児が保護者に手をひかれて入場した。
富県保育園には今年、年少17人、未満児14人が新たに入園した。
新しい富県保育園は、富県北部保育園と南部保育園が2年前に統合したことに伴い、学校近くに建設された。
延べ床面積980平方メートルの木造平屋建てで、ペレットボイラーなど環境にやさしい熱源を利用したほか、地域との交流スペースが設けられた。
入園式では、保育士や在園児が歌を歌って入園を祝っていた。
山崎富子園長は「地域との交流、学校との連携、学年を越えた活動を柱として、心の通い合える保育園を目指したい」と話していた。 -
小原交流センター竣工式
伊那市高遠町小原地区の新しい交流センターが完成し3日、竣工式が行われた。
関係者約50人が参加し、テープカットなどで完成を祝った。
小原交流センターは、老朽化が進んだことや、地域住民が増え手狭になったため、昨年10月から建て替え工事が始まった。
延べ床面積305平方メートルの木造平屋建てで、城下町にふさわしいシックなデザインになっている。
木材の90%以上に県産材を使用していて、国から木造公共施設整備事業として、総事業費の半分となる約3千万円の補助を受けている。
今後、公民館活動や地区の会議などで交流センターを利用していくという。 -
横山光一さん作陶展
伊那市西春近在住の陶芸家、横山光一さんの作陶展が、伊那市のはら美術で開かれている。
会場には横山さんの作品約50点が並んでいる。
横山さんは西春近在住の79歳で、30年ほど前、公民館教室をきっかけに陶芸を始めた。
横山さんは土から釉薬まで自分で作り、自宅の窯で焼き上げている。
緑色を基調とした作品が多く並んでいるが、窯の状態を変化させるとまれにできるという赤い色の作品も何点か並んでいる。
横山さんの作陶展は6日まで。 -
伊那ビデオクラブDVD寄贈
伊那ビデオクラブは2日、上伊那8市町村の歌に合わせて風景などをまとめたDVDを、上伊那広域連合に寄贈した。
伊那ビデオクラブの飯島尚美会長ら3人が伊那市役所を訪れ、広域連合長の小坂樫男市長にDVDを手渡した。
DVDは、会員が1年間かけて撮影、編集したもので、93枚が贈られた。
上伊那8市町村それぞれの歌にあわせて、歌詞に唄われている風景や史跡などを紹介している。
飯島会長は「上伊那の今を知ることで10年後20年後の故郷の在り方を考えるきっかけにしてもらいたい」と話していた。
DVDは、各市町村役場や小中学校、図書館などに配布されることになっている。 -
伊那市 下水道使用料未請求で職員処分
伊那市の下水道使用料未請求問題で、小坂樫男市長と酒井茂副市長は、給料を減額する条例改正案を2日の臨時市議会に提出し、全会一致で可決された。
給料減額の条例改正案は、監督責任をとり提出したもの。
小坂市長は、給料月額の30パーセントにあたる27万8,400円を、酒井副市長は、20パーセントにあたる15万3,600円を4月の給料から減額する。
伊那市の下水道使用料の請求漏れは、平成5年からあり、未請求金額の合計は、2,300万円にのぼり、このうち900万円は、時効が成立している。
市では、時効が成立していない使用料1,400万円については、個別訪問などにより粘り強く納入を求めていくとしていて、時効が成立しているものについては、職員の寄付なども含め、補てんの方法などを検討したいとしている。
市は、情報の共有化、チェック体制の確保、指定工事店への指導などを再発防止策に掲げていて、平成5年度から21年度まで使用料関係に携わった管理職など18人を減給などの処分にした。
今回の市長と副市長の減給も職員の処分に伴う監督責任として行なわれる。 -
分杭峠で土砂崩れ
伊那市長谷の国道152号、分杭峠で、1日からの大雨と強風が原因と見られる土砂崩れが発生し、全面通行止めとなっている。
土砂崩れが発生したのは、伊那市長谷から大鹿村へ抜ける国道152号・分杭(ぶんぐい)峠の大曲(おおまがり)付近。2日午前7時50分頃、通行者から長谷総合支所に連絡があり、土砂崩れを確認し、その後、この道路を管理する伊那建設事務所が全面通行止めにした。
現在、伊那建設事務所では、土砂の撤去作業を行っているが、復旧の目途はたっていないという。 -
各地の消防団で任命式
伊那市消防団の平成22年度任命式が1日夜、伊那市民会館で開かれ、新入団員119人を含む357人に辞令が交付された。
伊那市消防団員は全体で1150人いて、式では、新入団員のほか再入団員や昇格者に辞令が交付された。
再入団で副団長に就任した三澤俊明さんらは、伊藤仁伊那市消防団長から辞令を受け取っていた。
伊藤団長は、「市民の安全を守る消防団の崇高な使命は、日々の訓練をつむことで初めて達せられる」と団員を激励。「今年度は、合併のメリットを活かして、分団や部などの組織の編成を見直したい」と訓示した。
また小坂樫男市長は、「市民は、消防団に大きな期待と信頼を寄せている。新入団員は、自らを律して訓練に励んでもらいたい」とあいさつした。 -
伊那公園ぼんぼり点灯
伊那公園のさくら祭りを前に1日夜、ぼんぼりの点灯式が行われた。
悪天候の中、花火の合図で公園内のぼんぼりが一斉に点灯した。
伊那公園では毎年個人や企業などに協力を得てぼんぼりを設置している。
今年は例年並みの396基のぼんぼりが集まった。
点灯式には、祭りを行っている伊那公園桜愛護会をはじめ伊那商工会議所など45人が出席した。
愛護会の伊藤一男会長は「今年も多くの人達のおかげで、ぼんぼりが灯された。たくさんの人達に公園に足を運んでほしい」と話していた。
伊那公園の桜は、現在ヒガンザクラが5分咲きとなっている。公園内にある桜は11日頃が見頃を迎えそうだ。
11日には、伊那公園で太鼓演奏やカラオケなどを楽しむさくら祭が予定されていて、今年は伊那節祭りと合同で行われる。
ぼんぼりは24日までの午後6時頃から午後10時まで点灯される。
なお春日公園も1日からぼんぼりが点灯されている。 -
伊那市新規採用職員辞令交付
新年度が始まった1日伊那市は新規職員辞令交付式をおこなった。
式では小坂樫男市長から新しく入った職員8人に、辞令が手渡された。
小坂市長は「地方自治体は大変な時代を迎えている。生き残りをかけ、市民の安全の確保・福祉の向上のため、解決すべき課題に取り組んで欲しい。活躍を期待する。」と訓示した。
市民生活部市民課に配属された福澤しのぶさんは「全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行します。」と誓いの言葉を述べた。
今年度は男性6人、女性2人が採用された。
社会人枠から保育士が一人、また、旧上伊那図書館「創造館」の学芸員として一人採用されている。
伊那市によると、退職者も少なかったため今年度は、昨年度より5人少なく、伊那市が合併して以来最も少ない採用数だという。 -
伊那市年度納め式
年度終わりの31日、伊那市役所では職員が多目的ホールに集まり、年度納め式が行われた。
小坂樫男市長は訓示で「富県保育園の移転新築や小中学校の耐震化など今年度計画していた事業はすべて完了、または着手することができた」と話した。
また新ごみ中間処理施設の建設について「去年暮れ、地元区から環境アセス同意を得られ、一歩前進することができた」と訓示した。 -
阪大名誉教授小林昭雄さん講演会
大阪大学名誉教授で伊那市日影出身の小林昭雄さんの講演会が27日、日影公民館で開かれた。
会場には地区住民約50人が集まり、小林さんの講演に耳を傾けた。
小林さんは日影区出身の65歳で、現在大阪府に住んでいる。
小林さんは「緑の星の財産発見!」と題し、自然環境や自然への意識の変化について講演した。
小林さんは、伊那市で過ごした子ども時代を振り返り「私が子どもの頃は春になっても黄砂は飛んでこなかった。黄砂の発生源となっている中国では、温暖化により一面森だった場所が砂漠化してきている」と温暖化の進行を説明した。
また子ども達の遊び場が家の外から中に移っていることに触れ「自然は地球の生き証人。自然とふれあうことでいろんな発見をして、子ども達の五感が育っていく」と自然とのふれあいの大切さを訴えていた。
小林さんは「地球が存在することは宇宙の奇跡。私たちの生活に必要な空気や水を守るために自然環境を守っていかなければならない」と話していた。 -
伊那小夏組に感謝状
伊那北駅周辺の活性化に取り組み、この春卒業を迎えた伊那小学校6年夏組に29日、伊那商工会議所から感謝状が贈られた。
伊那小夏組の児童は、伊那北駅周辺の商店街の活性化に貢献したとして、伊那商工会議所から感謝状が贈られた。
また、活動に協力してきた山寺活性化協議会から全員にメダルがプレゼントされた。
夏組は、伊那北駅周辺を活性化させようと、地元商店主らと協力しながら朝市を行ったり、駅前広場の有効活用を考えてきた。
4年生の時から毎週1回欠かさず行ってきた駅の清掃も100回を超している。
夏組の広瀬愛さんは、「みなさんのおかげで大きな活動にすることができた。中学へ行っても伊那北駅を見守っていきたい」と話していた。 -
美篶コーラス第4回演奏会
伊那市の女性コーラスグループ「美篶コーラス」の7年ぶりの演奏会が27日、伊那文化会館で開かれた。
美篶コーラスのメンバー18人がステージに立ち、11曲を披露した。
美篶コーラスは、伊那市の美篶地区の女性を中心に活動していて、創立32年の歴史あるグループ。
今回は、7年ぶりの演奏会が実現した。
第3部では、オペラ「ミミー・みっつ」を公演した。
主人公の女の子・みつが、おもちゃやで見つけた怪我したツバメを介抱し、ツバメがそのお礼に、みつの3つの願い事をかなえてあげるという物語で、メンバーが熱演していた。 -
ニホンジカ捕獲82頭
昨年度の2倍以上の成果南信森林管理署は、本年度行ったワナによるニホンジカの捕獲数をまとめた。本年度は82頭を捕獲し、昨年度の2倍以上という成果を上げている。
伊那谷流域で南信森林管理署の職員が実施したワナによるニホンジカの捕獲実績は、本年度は82頭だった。これは昨年度実績35頭の2倍以上という結果となっている。
このうち伊那森林事務所では1頭、伊那里森林事務所で2頭、黒河内森林事務所で1頭を捕獲した。
捕獲は、昨年10月9日から今年3月31日まで行われた。
捕獲頭数が増えた理由として、ワナを昨年度より200個ほど増やしたこと、職員の習熟度が上がったことを挙げている。
南信森林管理署では、今後もワナの設置に取り組むほか、捕獲したニホンジカの有効利用を検討していきたいとしている。 -
伊那市長選挙 野口俊邦さん政策発表
任期満了に伴う伊那市長選挙に出馬表明している野口俊邦さんは、31日開かれた記者会見で、市民本位の市政を進めるとする政策を発表した。
野口さんは、「市民を主人公にする市政、地元企業や農林業を支援する市政へ流れを変えたい」と抱負を述べた。
ほかに新ごみ中間処理施設のアセス実施について、「決まったことを白紙にはできないが、話をどこまで戻せるか再検討したい」との考えを示した。
具体的な政策として、現在小学校入学までの医療費無料を小学校卒業までとし、また4年以内に中学校卒業まで目指すほか、市長の給料と退職金を3割削減し、副市長は1人にすることを挙げている。
伊那市長選挙は4月18日告示、25日投開票となっている。 -
高遠城址公園桜まつり渋滞緩和へ
中央道に案内看板設置伊那市は、高遠城址公園桜まつり期間中の交通渋滞対策として、中央自動車道に、駒ヶ根インターや諏訪インターの利用を呼びかける案内看板を設置した。
案内看板は、首都圏方面からは諏訪インターを、中京方面からは駒ヶ根インターを利用するよう呼びかけている。
ETCの土日特別割引により、昨年伊那インターの利用が集中し市街地が混雑したことへの対応。
案内看板は駒ヶ岳SA、双葉SA、八ヶ岳PAに、横断幕は飯島町と富士見町の高速道路に架かる橋に設置されている。 -
伊那市長選挙 白鳥孝さん政策発表
任期満了に伴う伊那市長選挙に出馬表明している白鳥孝さんは、30日開かれた記者会見で、高齢者を大事にする福祉の推進を柱とする政策を発表した。
白鳥さんは、高齢者は郷土の財産だとして、「高齢者がいきいきと元気な社会をつくりたい」と抱負を述べた。
他に具体的な政策として新ごみ中間処理施設のアセス実施について、候補地は民主的に決定されたとして、これを覆すつもりはないとの考えを示した。
他には、現在、小学6年生まで実施している入院費の無料制度を中学3年生まで引き上げるほか、工科短期大学の誘致、伊那消防署の伊那中央病院近くへの移転新築、JR飯田線の高速化などをあげた。
伊那市長選挙は4月18日告示、25日投開票となっている。 -
南信森林管理署の桜 咲き始める
伊那市の山寺の南信管理署にあるソメイヨシノが、咲き始めた。
南信森林管理署のソメイヨシノは、早咲きの桜として知られている。
つぼみが開き始めたのは事務所の南側にあるソメイヨシノで、管理署の職員によると、桜は30日、咲き始めたという。
開花は去年より1日早まった。
29日、30日と気温があがらない寒い一日となったが、3月に入ってから暖かな日が多かったことで、開花も早まったという。
この桜が咲くと、1週間ほど後に、高遠の桜が咲くと言われている。 -
伊那市 アダプトシステム調印
伊那市は、道路の美化活動などに取り組んでいる2企業2団体と30日、協定を結んだ。
伊那市は、うるおいの郷づくり事業として市独自のアダプトシステムをスタートする。
それに伴い道路の美化活動などをしている団体や企業を今年の1月から募集をしたところ、2企業、2団体かの応募があった。
アダプトシステムは道路環境の向上や住民同士の交流を図る制度で、美化活動などにボランティアで取り組む団体に対して伊那市が清掃用具や材料などを支援する。
協定を結んだのは会社周辺の市道の整備などを行っている伊那市富県の南信工営(株)、市道沿道の花壇整備を行っている高尾町花の会、会社周辺の美化活動を行っている伊那市西町の伊那バス(株)、公園の整備を行っている双葉公園と周辺を美しくする会。
小坂樫男伊那市長は、「この運動が伊那市全体に広がればすばらしい。」と挨拶した。
企業や団体の代表者達は「今後も街の美化に努めたい。この活動を定着させ充実させていきたい」と話していた。
伊那市では、今後も企業や団体からの参加を随時募集していくとしている。 -
ますみヶ丘で炭の窯出し
伊那市のますみヶ丘平地林内にある炭窯で29日、焼きあがった炭の窯出し作業が行われた。
これは、ますみヶ丘平地林の間伐材の有効利用を図ろうと行われたもので今月1日に炭窯に火が入れられた。
29日は信州大学農学部の学生など6人が参加し、ますみヶ丘平地林内にある炭焼き小屋から焼きあがった炭を出した。
体験会では、伊那市財産区議員で炭づくりのベテランの田畑昌英(しょうえい)さんが指導にあたった。
窯には約300キロ分の薪が入れられたが、出来上がった炭は約30キロ。田畑さんによると、上手くいけば入れた薪の8割は炭になるという。
今回は、焚き口から空気が入った事が上手く出来なかった原因の一つと田畑さんは話していた。
参加した学生達のほとんどが炭づくり初体験ということで炭作りの難しさを学習したようだ。
出来あがった炭を伊那市では地球環境保全協定を結んでいる新宿区との交流事業などで使うという。 -
FC伊那東部卒業生送別試合
伊那東部中学校サッカー部のメンバーで作るFC伊那東部は、28日、卒業生の送別試合を行った。
28日は卒業生チームと新2・3年生チームが試合を行った。
FC伊那東部は、去年開かれた南信大会で優勝し、3年ぶりに県大会に出場している。
県大会に出場したメンバーのほとんどが卒業生で、試合は序盤から後輩たちを圧倒する展開となった。
大羽広夢(ひろむ)監督は「厳しい練習に耐えてきたメンバー。高校でも活躍してもらいたい」と話していた。
今年FC伊那東部を卒業する14人全員が高校でもサッカーを続けるという。 -
鳥の宮湧水は“おいしい水”
伊那市手良の鳥の宮湧水が、ミネラル分を適度に含み、まろやかで苦味のない「おいしい水」との検査結果が出された。
伊那市手良野口の中組常会にある、鳥の宮湧水は、手良小学校の水道として使われていた。
伊那市の水道に移行してからこの水は使われなくなったため、地元有志が有効活用しようと鳥の宮湧水の会を立ち上げ、平成20年に整備をした。
今では駐車場やあずまやなども整備され、連日多くの人達が水を汲みに訪れている。
今回水の成分などについて社団法人上伊那薬剤師会に水質検査を依頼した。
その結果が今月26日に出された。
それによると鳥の宮湧水はよりおいしいと言われている弱酸性でミネラル分を適度に含むまろやかで苦味のない水という。
また、旧厚生省の「おいしい水研究会」が示したおいしい水の要件を満たしているという。
今後は、この水を使って農業などにも活用していくという。 -
『一夜の城』について学ぶ
伊那市富県桜井にあった一夜の城について学ぶ講演会が、28日伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は、市道の拡張で一部が取り壊される計画になっている「一夜の城」跡について、歴史的価値や重要性を学んでもらおうと長野県考古学会が開いた。
県内外から約160人が参加した。
富県桜井の「一夜の城」は、織田軍が高遠城を攻める際の本拠地として一晩でつくられたとされる城。
講演会では、伊那市のふるさと大使で信州大学副学長の笹本正治さんが「戦国時代のムラと城」と題して話しをした。
笹本さんは一夜の城について「当時、富県には多くの城があったとされている。一夜の城は高遠城攻めの交通の要所として織田軍が乗っ取り、一夜だけ寝泊まりした城という可能性もある」と説明していた。
また、一夜の城の希少価値について「この城跡は県内で唯一織田軍の残した遺構。歴史的価値は極めて高い」と話していた。
笹本さんは「道路の拡張を決めるのは地域のみなさん。ただ、壊したのち100年後、200年後に歴史遺産である城跡を壊した理由を子孫に説明できるよう、正しい知識を身につけてもらいたい」と呼びかけていた。 -
伊那市長選立候補予定者公開討論会
伊那青年会議所は、任期満了に伴う伊那市長選挙の立候補予定者による公開討論会を4月17日土曜日に、伊那市の伊那市民会館で開く。
29日に記者会見が開かれ、宮坂義弘理事長らが、討論会の詳細を説明した。
公開討論会では、伊那青年会議所が質問項目を4つほど用意し、1問ごと、それぞれの候補者に考えを聞く。
質問の内容としては、伊那市の医療体制、リニア中央新幹線、新ごみ中間処理施設などを想定している。
一般の人からも意見や質問を募集する。
公開討論会は4月17日土曜日午後6時45分から、伊那市の伊那市民会館で、入場無料で開かれる。 -
会員に女王蜂配る
伊那市地蜂愛好会の通常総会が、28日伊那市西箕輪の羽広荘で開かれ、参加した会員に女王蜂が配られた。
総会には会員約50人が参加した。
伊那市地蜂愛好会は、蜂追い文化の伝承や地蜂の保護を目的に平成9年に発足し、蜂追いの体験学習や、地蜂の巣コンテストなどを行っている。
この日は、去年秋に捕まえ越冬させた女王蜂が会員に配られた。
現在、女王蜂の越冬は愛好会の役員が行っている。
ここ数年温度の安定する冷蔵庫で越冬をさせているが、酸欠で弱ってしまう女王蜂もいるという。
小木曽大吉会長は「女王蜂の越冬は非常に難しく、現在も試行錯誤している。良い方法を見つけて、大きい巣を作る元気な女王蜂をみなさんに配りたい」と話していた。 -
北福地諏訪社御柱祭 山出し式
今年は、7年に1度行われる諏訪大社御柱祭の年。
伊那市富県北福地の地区住民らは27日、地区で行われる諏訪社の御柱祭用の御柱の見立てと山出しの儀式を高烏谷山の区有林で行った。
山出しの儀式は、御柱を里までおろすことを山の神様にお願いするもの。
諏訪市の諏訪大社に向けて二礼二拍手一礼をすると、木遣り衆が山の神様に御柱を里におろす願いの木遣りを歌った。
式が終わると御柱を切るための木入れの儀式が行われた。
御柱は、直径30センチ以上、高さ9メートルほどのものが選ばれる。
木入れの儀式が終わると、選ばれた御柱を切り倒し、木遣りに合わせて全員で引き上げ作業を行った。
この日切り倒した御柱は地区の集落センターで保管され、4月4日の祭典本日に里曳きで地区内をまわるほか、立て御柱の儀式で地区内に立てられる。 -
伊那映像祭 力作上映
ビデオ愛好家でつくる伊那ビデオクラブの第3回伊那映像祭が27日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那ビデオクラブの会員が共同制作した作品などが上映された。
このクラブは、平成5年に発足し、現在30人の会員がビデオ制作に励んでいる。
映像祭は3回目で、今回は、会員が3つのグループに分かれ1年間かけて撮影、編集したそれぞれの作品を上映した。
このうち「伊那谷ふるさとはいま」は、伊那谷の8市町村の自然や文化遺産を映像化した。
BGMには、各市町村の歌を使っている。
会長の飯島尚美さんは、「伊那谷を再認識し、市町村の歌を歌い継いでほしい」と話していた。
映像祭では、過去に会員がコンクールに出品した上伊那の祭りをテーマにした作品も上映された。 -
親子座禅会で精神統一
伊那ライオンズクラブによる親子座禅会が27日、伊那市西町の長桂寺で行われた。
春休み恒例の座禅会は早朝に行われ、伊那市スポーツ少年団の子どもたちと保護者約90人が参加した。
この座禅会は、精神統一の場を提供し、青少年健全育成につなげたいと、毎年行われている。
参加者は、長桂寺の内藤英昭住職に座禅の仕方を教わり、本堂で足を組み、背筋を伸ばして静かに座った。
内藤住職は、「座禅は自己を整えるのに非常によい。合宿をするときにも座禅を取り入れたらいかがでしょうか」と話していた。
座禅が終わると、修行の食事として皆でおかゆを食べた。
参加したある女の子は、「座禅はテレビで見たことがあったけれど、思ったより大変だった」と話していた。 -
猪苗代町の人たちが高遠町訪問
保科正之公が縁で伊那市と交流のある福島県猪苗代町の人たちが、正之公ゆかりの地を見学しようと25日、伊那市高遠町を訪れた。
訪れたのは、猪苗代町体験交流協会と「猪苗代の偉人を考える会」の30人。
猪苗代町では来年、保科正之公生誕400年祭を行う計画で、ゆかりの地を知ると同時に大河ドラマ化の運動について学ぼうと、今回訪れた。
一行は、高遠町歴史博物館で、保科正之像とお静地蔵を見たあと、博物館を見学していた。
初めて伊那市を訪れた人も多く、興味深く見学していた。 -
上伊那賛助会エコキャップ寄贈
長野県シニア大学のOBでつくる上伊那賛助会が26日、伊那市社会福祉協議会にエコキャップなどを寄贈した。
上伊那賛助会のメンバーが、支部ごとに集めたエコキャップや古布、プルタブなどを持ち寄った。
上伊那賛助会は、長野県シニア大学の伊那学部の修了生でつくる会で、現在約500人が活動している。
ボランティア活動にも積極的に取り組んでいて、エコキャップの寄贈は去年から行っている。
上伊那賛助会の唐澤定会長は、「キャップなどは不要となったものだが、集めれば役立つものになる。今後も社会貢献活動を続けたい」と話していた。
なお今回は、チリ大地震などの被災地に送る募金も集めた。
集まった4万5千円は、日本赤十字社を通じて被災地に送る。