-
園児と五平もち作りで交流
伊那市東春近で味噌作りを行っている味噌加工組合の組合員と東春近南部保育園の園児が5日五平餅作りで交流しました。
5日は伊那華のみそ娘加工組合の組合員が東春近南部保育園を訪れ一緒に五平餅を作りました。
組合員と園児は地元同士交流していて、その一環で行われました。
園児らはご飯の丸め方や串の刺し方を教えてもらいながら、五平餅を作っていました。 -
マツタケの生産技術を学ぶ
マツタケの生産技術を学ぶ教室が4日、伊那市富県上新山のマツタケ山で開かれました。
教室は、マツタケの増産により地域活性化を図ろうと伊那市が開いたものです。
4日は、市内からおよそ10人が集まりマツタケ名人として知られる藤原儀兵衛さんの話を聞きました。
藤原さんは5年に1度は積もった落ち葉をかいたり雨の少ない時は水を撒くなど山の手入れをすることが大事だとアドバイスしていました。
またマツタケが採れる山にするためには、時間がかかるので手入れの失敗は許されないと話していました。
今年はマツタケが不作だったことから藤原さんは、「値段が高すぎると消費者が離れてしまう。採る時代から作る時代に変わってきていることを痛感した。」と話し
山の手入れの重要性を強調していました。 -
旭日単光章 矢野 源嗣 さん
3日に発表された秋の叙勲。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは4人が受章しました。
5日から受章者の喜びの声をシリーズでお伝えします。
初日の5日は旭日単光章を受章した元県美篶土地改良区理事長の矢野源嗣さんです。
34年間にわたり長野県美篶土地改良区の総代や理事長を務め、農業の基盤整備に功績があったとして旭日単光章を受賞した伊那市美篶の矢野源嗣さんです。
「土地改良区の役員にしろ地区民にしろみんながより良くなるんだという自分の考え方をくんでくれて、一生懸命やってくれたので土地改良区全体でもらうべきもの。たまたま自分が理事長だったのでもらうことになった。穴があったら入りたい。」
昭和5年生まれの矢野さんは、上伊那農業高校卒業後、農業を始めました。当時は水路もコンクリートではなく土の水路で崩れることも多く、入り組んだ水田は作業の効率も悪かったといいます。
矢野さんは県美篶土地改良区の組合員として遅れていた用水路や農地の整備を進めたほか、去年5月に引退するまでの10年間は理事長として、組合員をまとめてきました。
「人の意見を聞き、いいことについては取り上げ、まずいことについては、もう少し考えようとか判断をきちんとするのが組織の長。」
理事長時代には、伊那市美篶の農業用水の溜池、六道の堤の改修工事を実現させました。
六道の堤は江戸時代末期の高遠潘が造ったもので、老朽化による水漏れで堤の決壊が心配されていました。
「20歳のころから60年近く地域のためにやってきた。
大変苦労はしたけど自分の人生は自分でも褒めてやりたい。」
6日は旭日双光章を受章した元伊那市議会議員の下島省吾さんの喜びの声です。 -
中央アルプス駒ヶ岳で男性死亡
3日の午前9時45分頃中央アルプス駒ヶ岳の登山道に男性が倒れているが見つかりました。
男性は3日の午後3時40分に死亡が確認されました。
伊那警察署の発表によりますと亡くなったのは、静岡県の無職近藤哲也さん60歳です
中央アルプス駒ヶ岳の登山道で男性が倒れていると登山者が消防に通報しました。
近藤さんは、県警ヘリに収容されましたが午後3時40分、死亡が確認されました。
現在伊那署で死亡原因について調べを進めています -
中尾歌舞伎秋季公演
伊那市の無形文化財に指定されている中尾歌舞伎の秋季公演が4日、伊那市長谷の中尾座で開かれました。
今回披露されたのは「義経千本桜 鮨屋の段」です。
源平合戦に敗れた、平家の大将、平維盛をかくまった鮨屋を舞台に家族の愛情、世の無常を描いた作品です。
この作品の見どころは、もどりと呼ばれる歌舞伎の技法を使った権太の猫写です。
もどりとは初めは悪人に見えた役が善人になることを言います。
善人となった権太が家族と維盛の恩に報いて死んでいく場面では、訪れた人たちが息をのんで見入っていました。
中尾座にはおよそ250人が訪れ地域に伝わる伝統芸能を楽しんでいました。 -
8人と1団体に伊那市功労者表彰
伊那市の功労者表彰式が3日伊那市役所で行われ8人と1団体が表彰されました。
表彰式は3日の文化の日に合わせ様々な分野で功績のあった人を表彰しています。
今回は地方自治、寄付、教育文化、産業振興、保健衛生の5分野で尽力した8人と1団体に賞状が贈られました。
白鳥孝伊那市長は「伊那市の発展は様々な分野で貢献された皆さんの尽力によるもの。これからもご指導いただきたい。」とあいさつしました。
受賞者を代表して寄付功労団体のルビコン株式会社の登内英夫会長は、「これからも努力を重ねて地域の発展のために貢献したい。伊那市には、住んでよかった、住んでみたいと思える行政を進めてもらいたい。」と話していました。 -
井上井月を偲ぶ句会が六道の堤で吟行
伊那市手良の井上井月を偲ぶ句会による吟行が28日六道の堤で行われました。
吟行には井上井月を偲ぶ句会のメンバー8人のほか、井上井月顕彰会顧問で俳人の春日愚良子さんが参加しました。
井上井月を偲ぶ句会は毎年吟行を行っていて、今年で11回目です。
六道の堤には井月の絶筆とされる、「何処やらに寉(たず)の声聞く霞かな」の句碑があります。
場所を移した郷の坪常会所では、「名も知らぬ花咲き見えしつつみかな」「小雨降り六道つつみ秋深し」などといった句が詠まれていました。
ある参加者は、「じっくりと周囲を見て回ると思いがけない花があったりして、アイデアが浮かんで楽しい」と話していました。 -
伊那西小学校で熊について学ぶ会
学校付近で熊の目撃情報が多い伊那市の伊那西小学校は、熊について学ぶ会を31日開き、児童らが熊にあった時の対処のしかたなどを学びました。
31日は信州大学農学部の学生らが伊那西小学校を訪れ、3年生から6年生の児童とその保護者に熊の生態や会った時の対処のしかたを指導しました。
熊について学ぶ会は、学校の近くで熊の目撃が多いことから、熊との遭遇事故を防ごうと2年に1度開かれています。
児童は本物の毛皮や骨などを興味深そうに触っていました。
学生は「熊に会った時にはうつぶせになって首とおなかを守り、熊が逃げるのを待ちましょう」と児童たちに身を守るコツを教えていました。
児童たちは実際にその体勢になり対処方法を学んでいました。
ある児童は、「本物の毛皮に触れて楽しかった。想像よりごわごわしていて驚いた」と話していました。 -
現代の名工 熊谷さんが組子細工寄贈
昨年度、現代の名工として厚生労働大臣表彰を受章した熊谷 次勇さんが、自身が作成した組子細工を1日、伊那市に寄贈しました。
1日は、伊那市荒井の熊谷さんが、伊那市役所を訪れ、作品を市長に贈りました。
熊谷さんは、木製建具製造工の職種で、昨年度、厚生労働大臣表彰(現代の名工・卓越技能章)を受章しました。
受章後、合間を見ながら1年ほどかけて、今回の作品を制作したということです。
今回の作品は、高遠の桜、天竜川、山々などを描いたものです。
8種類の木の地の色が活かされ、様々な組子のデザインが、伊那市の風景を描いています。
白鳥市長は、「素晴らしい技術。沢山の市民にみて欲しい」と感謝していました。 -
JR東海が伊那北駅・沢渡駅 無人化伝える
JR東海は、2日伊那市役所を訪れ、来年4月から伊那北駅と沢渡駅を無人化する方針を伝えました。
白鳥市長は、上伊那広域でどう対処するか検討する意向を示しました。
2日は、JR東海名古屋本社などから5人が市役所を訪れ白鳥市長に、来年度から伊那北駅と沢渡を無人化する方針を伝えました。
駅の無人化は、乗車数の減少に伴うものだということです。
伊那北駅は、平成元年度の1日平均の乗車人数は、1,424人だったのに対し、昨年度は、1,054人で元年度比74パーセントに落ち込んでいます。
一方、沢渡駅は、元年度の517人に対し昨年度は、512人でほぼ変化はありません。
来年4月から無人化される方針の駅は、伊那北、沢渡のほかに上伊那では、駒ヶ根駅、飯島駅、箕輪町の伊那松島駅です。
箕輪町には、1日の午後、JR東海から説明があったということです。
JR東海は、駅がある地方自治体に対し、無人化を避ける対応をとる場合、駅舎と切符販売の端末機などは無償で貸し出すが、人を配置する場合は、自治体独自で負担するよう求めているということです。
箕輪町では、1人配置した場合、年間400万円ほどかかるものと見ています。
JR東海は、12月末までに回答を求めているということです。 -
来年用の年賀はがきの販売始まる
来年用の年賀はがきの販売が、1日から始まり、伊那郵便局の窓口では、さっそく買い求める人の姿が見られました。
伊那郵便局では、今年、約17万7,400枚の年賀はがきを販売する予定で、伊那市全域では約150万枚を予定しています。
販売初日の1日、伊那郵便局の窓口では、まとまった枚数の年賀はがきを買い求める人の姿が見られました。
来年用の年賀はがきは、絵入りのものや、色つきのもの、写真印刷用のものなど10種類となっています。
1日は、先着100人に筆ペンが、50枚以上購入した先着50人にりんごがプレゼントされました。
400枚購入した伊那市の女性は「大勢の人に出すので、早めに準備をしておけば安心です」と話していました。
年賀はがきの受け付けは12月15日からとなっています。 -
「信州の名工」高栖邦章さん
「自分でもびっくりしている。これまで一生懸命仕事をしてきたこと、会社が推薦してくれたことが受賞につながった」
伊那市上牧の高栖邦章さん65歳。
中学卒業後、岡谷工業高校に通いながら岡谷市内の機械加工会社で技術を習得。昭和51年に現在の中村製作所に入社しました。 -
伊那市ウッドスタート開始
伊那市は、今年4月以降に生まれた赤ちゃんに、木のおもちゃを贈るウッドスタート事業を、始めました。
1日は、伊那市保健センターに6か月児相談に訪れた親子10組に、木のおもちゃなどが贈られました。
伊那市では、これまでも、市内の赤ちゃんに絵本を贈るブックスタート事業を行っていて、絵本か木のおもちゃかどちらかを選ぶ事ができます。
伊那市が今年度からはじめたウッドスタート事業は、市内の木工職人がデザイン・製作したもので、市内の木材が使われています。
木のおもちゃは、7種類の中から選ぶ事ができます。
おもちゃを受け取ると、子どもたちは、さっそく手にしていました。
伊那市では、事業を通して、木工産業の振興を進めるとともに、小さいころから木のぬくもりに触れて、子どもたちに自然や環境への意識を育んで欲しいとしています。 -
伊那市土地開発公社解散プラン 公表
伊那市は、市土地開発公社のあり方検討委員会の答申を尊重し、公社を平成25年度末で解散とするプランをまとめした。
これは、31日、市役所で開かれた伊那市議会全員協議会の中で示されました。
プランによりますと、土地開発公社の解散について、その存在意義が薄れてきた事や、公社の損失を市が補てんする場合に多額の一般財源を必要とする事から、適切な選択であるとしています。
公社は、平成25年度末に解散し来年の3月と9月市議会に関係議案が提出されます。
市は、公社の保有している土地や預金などを引き継ぎますが、金融機関からのおよそ26億円の借入金を公社に代わり返済します。
金融機関への返済について、市では支払利息の半分を国が補助する「第三セクター等改革推進債」22億3千万円を借り入れる計画です。
三セク債は、来年度から10年間かけ、償還する計画ですが、その期間中は、道路の舗装や改良などの建設事業については先送りし事業費の縮減を図る他、積極的に保有地の売却を行い、償還財源を確保していくとしています。
保有地が売却できない場合、平成29年度から財源が不足する為、基金の取り崩しやさらなる歳出の削減が必用となります。
公社は、10月1日現在、およそ19万平方メートル、簿価で27億円の土地を保有しています。 -
伊那市営野球場 改修へ
伊那市は、伊那公園内にある市営野球場の改修工事を行います。
31日は、伊那市議会臨時会が開かれ市営野球場改修工事に関する議案が提出され、全会一致で可決されました。
市営野球場については、スタンドの老朽化や県営球場との一体的な利用をしやくする目的で改修工事が行われます。
工事ではスタンドやスコアボード等を撤去する他、外周にウッドチップを敷き詰め、ランニングコースとして利用できるよう整備します。
工事は、平成25年4月までの予定で、契約金額はおよそ1億7千万円となっています。
この日の議会では、西箕輪上戸に埋め立てられていた廃棄物の損害賠償で、5件目の和解成立が報告されました。損害賠償は約86万円となっています。
この問題で市は、関係する7件と金銭補償などの折衝を行っていて、今回を含め5件と和解し、損害賠償の合計は約4千万円となっています。 -
伊那消防組合と伊南行政組合が合同訓練
伊那消防組合と伊南行政組合、NEXCO中日本による高速道路上での多重事故を想定した合同訓練が31日伊那市荒井の富士塚スポーツ公園で行われました。
訓練は中央道上り線伊那インターチェンジ付近で4台の車が接触し、けが人が出たという想定で行われました。
上伊那の消防広域化を目指す中で、けが人の搬送先の確認など、各機関が連携をはかりながら訓練を行っていました。
10月27日には中央道上り線で事故があり、伊那消防組合と伊南行政組合が合同で対応に当たりました。
その際互いの情報交換により、病院の手配など、事故の対応がスムーズにできたということです。
伊那消防組合では、今後も合同訓練を行うことで、各機関との連携を強化していきたいとしています。 -
11月1日からスポンサー公募
伊那市は1日から、市が所有する体育施設や文化施設などの公共施設に、企業や商品等の名前を付ける事ができる命名権の公募を行います。
命名権(ネーミングライツ)は、スポーツや文化施設に企業や商品等の名前を付ける事ができるもので、長野県など実施しています。
市によりますと県内の市町村では初の取り組みという事です。
市では自主財源の確保や、安定的な施設の運営管理をする目的でネーミングライツを実施します。
ネーミングライツは、金銭ばかりでなく、サービスの提供や、施設で活用可能な商品などを納入なども対象としています
伊那市陸上競技場の場合は年額、300万円、伊那市民体育館は200万円となっています。
市では、明日から12月20間にまで公募を行い、応募のあった物件について広告審査委員会で審査を行い、スポンサーと協定を締結する事にしています。 -
伊那市予算編成会議
伊那市の来年度予算編成会議が31日、市役所で開かれ、白鳥孝市長は「選択と集中を行い、効率的な業務を実施し、満足度の高い住民サービスを進める予算編成にするよう」幹部職員に指示しました。
白鳥市長は「環境、健康、観光、教育、農業の4k+Aがこれからの時代のキーワード、意識して予算編成を行うよう」指示し、「いままで以上に早い速度で変化が訪れている。慣例にとらわれず、時代に合った行政サービスが行えるよう、ニーズをつかんでほしい」と話していました。
伊那市は、自治体の収入に対して負債の返済割合を示す実質公債費比率が、16.3パーセントと、県下19市の中で2番目に高くなっています。
市では平成27年度までに、実質公債費比率を15.7パーセントまで引き下げ、基金の残高を、79億円から98億円に増やす目標値を設定していて、さらなる財政の健全化を進めるとしています。
伊那市の平成25年度予算案は、これから編成が始まり、年明けに原案が決定、理事者の査定を経て2月初旬に内示されます。 -
信州の名工 伊藤文一さん
平24年度の長野県卓越技能者知事表彰「信州の名工に」長野オリンパス(株)の伊藤文一さんが選ばれました。
伊那市西箕輪与地の伊藤文一さん51歳。
箕輪工業高校の電気科を卒業後、昭和55年にオリンパス光学工業(株)伊那工場に光学機器組立て工として入社。
今年4月から辰野町の長野オリンパス(株)に勤務しています。 -
伊那小学校6年生が西天竜幹線用水路脇にスイセン植栽
伊那小学校6年仁組の児童とその保護者が、箕輪町大出の西天竜幹線用水路脇にスイセンの球根を植えました。
29日は西天竜幹線水路の脇およそ200メートルにスイセンの球根500個ほどを植えました。
伊那小6年仁組は、4年の時に西天竜用水路を見学したことをきっかけに、3年にわたり用水路のごみひろいや看板の設置などの活動を行ってきました。
スイセンの植え付けは2年目で、用水路の脇を花で飾り不法投棄を防止しようと行われました。
児童は、用水路の脇に穴を掘り、保護者と一緒に球根を植えていました。
植えられたスイセンは、来年4月頃見ごろになるということです。 -
南アルプスの紅葉 見ごろ
標高およそ2000メートルの南アルプスでは紅葉が見ごろを迎え連日多くの人たちが紅葉狩りを楽しんでいます。
南アルプスの林道沿いではカツラやカエデなどが紅葉しています。
今年は、暑い日が続いたことから例年より一週間ほど遅いということですが、ここ最近の朝晩の冷え込みで葉の色が濃くなってきているということです。
伊那市営林道バスは、長谷戸台から標高2032メートルの北沢峠までおよそ22キロを結んでいます。
この時期になると紅葉を楽しみに来る団体客が多いということで、30日は東京から30人が訪れていました。
途中、バスの運転手のお勧めスポットで降ろしてもらい、訪れた人たちは記念撮影をしたり景色を眺めたりして楽しんでいました。
これから林道沿いでは、カラマツの紅葉などが楽しめるということです。 -
上伊那地区賛助会の集い
シニア大学伊那支部のOBでつくる「上伊那地区賛助会」のそれぞれの活動を発表する「上伊那地区賛助会の集いが30日、伊那市のいなっせで開かれました。
30日は、上伊那地区賛助会の会員や現在シニア大学に通っている人、およそ200人が集まり各クラブの代表がそれぞれの活動を発表しました。
上伊那地区賛助会には現在26のグループがあり、ボランティア活動や趣味の活動に取り組んでいます。
集いは、活動の成果を発表する場となっています。
このうち老人福祉施設などで話し相手をする傾聴ボランティア伊那は、「聞き手から結論を出さない。相手のペースに合わせて話をすることが大切」などと発表していました。
上伊那地区賛助会の唐澤定会長は「賛助会に入会して、老後を楽しんで欲しい」と話していました -
上伊那医師会附属准看護学院 戴帽式
伊那市狐島の上伊那医師会附属准看護学院で24日、戴帽式が行われ、今年4月に入学した1年生が、看護の道への誓いを新たにしました。
この日は、今年4月に入学した1年生35人が戴帽式を迎えました。
戴帽式は、半年間、基礎的な学習を行ってきた学生を、看護学生としてふさわしい知識と技術、態度を身につけたと認めるためのものです。
式では、ナースキャップを与えられた学生たちが、ナイチンゲールの像から灯された火を一人一人受け取り、誓いを新たにしていました。
今年の戴帽生は、上伊那を中心とした35人で、男性が7人、女性が28人となっています。
戴帽式を終えた学生は、今後、本格的な看護の学習を始めることになっていて、来年2月からは、上伊那の医療機関で実習を行う予定です。
全員がロウソクを受け取ると、看護の精神がうたわれた「ナイチンゲール誓詞」を朗読しました。
戴帽生を代表して、松川町の熊谷弘美さんは、「この先壁にぶつかって悩んだときは、ここで学んでいる知識、技術、心を磨き、それぞれが目指す看護師像に向けて努力したい」と、誓いを新たにしていました。 -
「坂の上の雲」西村さんが講演
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の制作総指揮者で伊那市長谷出身の西村与志木さんの講演会が、27日伊那商工会館で開かれました。
講演会は、伊那商工会議所に加盟する企業でつくる異業種交流研究会が開いたもので、会場にはおよそ70人が集まりました。
西村さんは旧長谷村出身の62歳。連続テレビ小説や大河ドラマなどの演出を手掛けてきました。
西村さんの代表作のひとつとなった「坂の上の雲」は、明治時代の日清・日露戦争を題材に描かれたもので、西村さんはドラマ化するまでの苦労を話しました。
西村さんは時代を6つに分け「戦国時代は手を出しやすいが、平安時代以前と室町時代、明治時代以降の3つは制作するのが難しい時代。題材として取り上げるにあたり壁も多かった」と話していました。
「坂の上の雲」の制作については「この時代の代表的な作品が「坂の上の雲」。昔からいつか作りたいと思っていた」と話し、準備期間に5年を要した苦労を説明していました。 -
高齢者を対象に交通安全講習会
伊那警察署などによる高齢者を対象とした交通安全講習会が29日伊那市の伊那中央病院で行われました。
29日は伊那警察署や伊那地域交通安全活動推進委員協議会の会員ら20人ほどが、病院を訪れた人に交通安全を呼びかけました。
これは伊那警察署などが10月の高齢者交通事故防止キャンペーン月間に合わせて行ったものです。
29日は街頭では初めて画面を見ながら運転を体験する自転車シュミレーターが設置されました。
一時停止や後方確認をしているかなど、自転車の正しい乗り方の確認をしました。
交通安全教育車も設置され、視野の広さや道を走っている車やバイクの速度が予測できるかを診断していました。
ある参加者は、「自分の視野が狭くなっていることを実感した。気を付けて運転したい」と話していました。 -
ツルツル・ピチピチデー 新そば祭り
地元産の新そばと新鮮な魚が購入できるツルツル・ピチピチデー新そば祭りが28日JA上伊那西春近支所で行われました。
会場では、西春近産のそば粉を使ったそばがふるまわれました。
ツルツルは蕎麦、ピチピチは魚を意味しているということです。
新そば祭りは、地域の人たちの交流の場を作ろうと西春近の住民有志でつくる西春近みんな元気会が行っているもので、今年で3回目です。
そばは蕎麦打ちの愛好家でつくる春近そばの会のメンバーが打ったもので、650食用意されました。
かけそばやもりそばなどがあり、訪れた人は打ち立てのそばを味わっていました。
祭りでは鮮魚の販売や伊那西高校吹奏楽部の演奏などもあり、にぎわいを見せていました。 -
市社協が経営基盤確立計画を策定
伊那市社会福祉協議会は伊那市からの補助金削減への対応など組織の持続的発展を目指す経営基盤確立計画を策定しました。
経営基盤確立計画は、介護保険制度の改正や市の補助金削減など社協を取り巻く経営環境が変化していることから、その経営基盤を確立しようと初めて策定されたものです。
自立した安定的な法人運営を行うため、組織の見直しや市職員の派遣受け入れの廃止のほか、デイサービスの運営について民間を含めた指定管理者の公募化などをあげています。
また現在4億7千万円ほどとなっている繰越活動収支差額の取り扱いについても検討していきます。
市社協は旧伊那市、高遠町、長谷村の3つの社協が平成18年度に合併したもので、昨年度はおよそ3,100万円の黒字でした。
しかし民間の宅老所の増加などにより社協が運営するデイサービスセンターの利用者が減少しているとして今後厳しくなる経営環境に対応していきたいとしています。
経営基盤確立計画では、新たな福祉ニーズの掘り起こしに努めるほか、きめの細かい相談や、支援にも取り組んでいくとしています。
計画の期間は今年度から平成26年度までで、各年度の事業計画の進捗状況を理事会などで管理するほか、見直しが必要な場合は、期間内にも変更を行い実情にあった対応をしていくということです。 -
いなまちハッピーハロウィン
31日のハロウィンにあわせ、いなまちハッピーハロウィンが27日伊那市の中心商店街で行われ、家族連れなどでにぎわいました。
27日は、仮装した子供とその保護者などが参加し、ハロウィンを楽しみました。
いなまちハッピーハロウィンは、中心商店街の活性化にとりくむ伊那まちの再生やるじゃん会などが行っているものです。
スタンプラリーでは、指定された店舗に行くとお菓子がもらえるようになっていて、子どもたちはトリックオアトリートと言って店を周っていました。
他に仮装コンテストも行われ、魔女などの仮装をした子どもたちが商店街を練り歩きました。
ある参加者は、「ゆっくり商店街を歩くと、今まで知らなかった店を発見でき楽しかった」と話していました。 -
上伊那茶道連盟 茶会
上伊那茶道連盟の茶会が28日伊那市の常円寺で開かれました。
この茶会は、茶道の表千家、裏千家、大日本茶道学会が2年に1回合同で開いています。
流派によって茶道具や手前の方法が違いますが、合同の茶会を開くことで茶道の普及と交流の場にしています。
表千家は、濃い抹茶を一つの器で数人が回しのみをする濃茶席という流儀でもてなしていました。
裏千家は、抹茶を椅子の席でいただく流儀で訪れた人たちをもてなしました。
大日本茶道学会は、抹茶を正座でいただく流儀でもてなしていました。
茶会に参加した人たちは、古式にのっとって行われる手前に触れながらゆったりとしたひと時をすごしている様子でした。
上伊那茶道連盟では、「日本独自の文化として、茶道を後世に継承していきたい」と話していました。 -
紙芝居を上演「たのしいかみしばい」
かみしばいの読み聞かせイベント、「たのしいかみしばい」が28日伊那市のタウンステーション伊那まちで行われました。
28日は伊那公民館の講座kamishibaiの会の受講者など10人が紙芝居を披露しました。
今回読んだ紙芝居は、世界30か国の会員が研究や交流を行っている紙芝居文化の会がすぐれた作品として選んだ作品だということです。
Kamishibaiの会は、紙芝居を楽しんでもらい、地域に紙芝居文化を広めようと今回初めてタウンステーション伊那まちでイベントを開きました。
会場には40種類ほどの紙芝居が展示され、自由に見ることができます。
Kamishibaiの会代表の奥村伸枝さんは、「良い紙芝居を良い演じ手として伝えられるようになりたい」と話していました。