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宮田村町三区マレット大会
宮田村の町三区分館(柳沢靖人分館長)は13日、第15回マレットゴルフ大会を村マレットゴルフ場で開いた。区民約30人が参加し、親ぼくを深めながらも優勝目指して真剣にプレーを楽しんだ=写真。天候は曇りで、この季節にしては冷たい風が吹く肌寒い中でのプレーとなったが、参加者は笑顔で「雨よりよっぽどいい」などと話しながら和気あいあいでコースを回っていた。
プレー後は分館役員らが用意した豚汁を食べ、太田切川畔の景色を眺めながらよもやま話に花を咲かせていた。 -
宮田中2年生が中央保育園児と交流
宮田村の宮田中学校2年生は、近くの中央保育園を訪ね、園児とふれあいを深めている。家庭科の学習「家族と家庭生活」の一環で、年間数回交流する計画。初回は戸惑う姿もあったが、徐々に打ち溶け、子どもたちの元気な声がこだました。
14日は2年2組が同保育園を訪問し、さっそく遊んだり、年長園児の散歩に同行したり。未満児保育にも参加して、幼い子どもたちをあやす生徒もいた。
三浦将悟君は「どのようにふれあっていいか最初分からなくて大変だった」と話したが、寄ってくる園児と楽しげに交流。
新谷丈爾君は「頼りにしてくれて楽しい」と、園児にやさしく接していた。
生徒の半数程度は幼い子どもたちと接する機会が乏しいというが「初めは緊張気味の子もいたけど、いきいきしてますねぇ」と家庭科の川村みゆき教諭。
今後はこの日の交流で感じた経験を踏まえて、手作りの絵本を制作。夏に再び保育園を訪れ、園児たちに読み聞かせをする予定だ。 -
村駅伝大会、視覚障害者や小学生健闘
宮田村駅伝大会(12日、村走ろう会主催)に、県視覚障害者マラソン協会(NBMA)の村内メンバーらがチームを組み初出場。目の不自由な選手が伴走者とともにタスキをつないだ。南割区2班の小学校2、3年生5人も中学生や社会人のチームに混じって力走。いずれも完走し、走る楽しさ、喜びを存分に示した。
NBMAは3月に、視覚に障害を持つランナーの・ス目・スとなる伴走者を育成しようと、宮田村内で講習会を開催。その後、村内の賛同者も増え、村の駅伝大会にも出場することにした。
目が不自由ながら、各地のマラソンや駅伝などに出場する中塚誠さん=町三区=は3区を快走。
この日の駅伝大会には、講習会に参加した宮田中学校陸上部員も数多く出場しており「僕たちの走りを子どもたちに見てもらえたと思う。横のつながりが広がり本当に楽しみ」と、中塚さんは地元のレースに充実感を漂わせた。
唯一1・5キロ周回の部に出場した南割区2班の子どもたちで構成する「宮田小学校A」は、5人が最後まで力を尽くしゴールした。
事前に積んだ練習の成果も発揮。レース中は高学年の子どもたちや保護者が応援に駆けつけ、一緒に伴走して選手たちを励ます姿もあった。
全員で勝ち取った完走に喜びもひとしお。「みんなで走れて楽しかった」と笑顔が広がった。 -
誕生記念樹配布
宮田村は昨年1年間に生まれた91人の子どもたちの家庭に対し13日、誕生を祝う記念樹を役場駐車場で配布した。会場には次々に両親や祖父母らが訪れ、用意されたショウジョウモミジ、ハナミズキ、シダレモモ、バラの4種類の苗木の中から好みの物を1本ずつ選んでそれぞれ大切そうに持ち帰った=写真。村担当者は「子どもと一緒に木も育ててもらい、自然環境に恵まれた村づくりに役立ててほしい」と話している。
村は子どもたちの誕生に際し、村有地に記念樹を植える行事を95年から行ってきたが、土地の確保などの事情もあり、ここ数年は各家庭への配布に切り替えている。 -
村駅伝大会で宮田中陸上部が4連覇、社会人に競り勝つ
第7回宮田村駅伝大会(村走ろう会主催)は12日、中越区の屋内運動場発着の3キロと1・5キロの周回コースで開いた。5人でタスキをつなぎ、3キロは宮田中学校陸上部Aが4連覇。1・5キロは南割区2班の小学2、3年生でつくる宮田小Aが完走して優勝した。初出場の県視覚障害者マラソン協会(NBMA)は5位、7位に入り、走る喜びを出場者や観客に伝えた。
昨年より2チーム多い14チームが出場。宮田中陸上部は8チームが出場したが、3年生男子で構成するAチームが、先輩から受け継ぐ優勝の栄冠を今年も守った。
市町村対抗駅伝にも出場した1区の樋口が、出場選手中トップの9分33秒で快走。その後は社会人の「かんてんぱぱA」と激しく競り合ったが、最終区の村沢が再逆転した。
走り込みを続け着実に力をつけてきた陸上部員。顧問の三枝邦幸、二木栄治両教諭も「本当に良く練習をする子どもたち。お互いのコミュニケーションも素晴らしい」と話す。
優勝の5人は「先輩が築いた連覇を途切らせたくないと重圧もあったが、楽しく走れた」と笑顔がはじけた。
上位結果は次の通り。
▼3キロ(1)宮田中陸上部A(樋口、竹村、堀木、小田切、村沢)(2)かんてんぱぱA(3)タカノ陸上部▼1・5キロ(1)宮田小A(三浦龍、水上、飯島、池上、三浦捷) -
伊那谷の珍味丸ごと・ス丼・スに
宮田村町一区のレストラン・ときわは、鹿肉やハチの子、イナゴなど伊那谷の・ス珍味・スが一度に丸ごと味わえる「伊那郷丼(いなごどん)」を開発。6月下旬から発売する。「世界に誇れる伊那谷の食文化を多くの人に伝えたい」と店主の太田光一さん。与えるインパクト以上に食感のバランスも良く、新たな・スご当地メニュー・スに寄せる期待は大きい。
宮田村では特産の山ぶどうワイン「紫輝」を用いて、飲食店12店が・ス名物丼・スの発売を3月に開始。ときわも参加しているが、太田さんはさらに新たな試みとして、伊那谷ならではの珍味を丸ごと丼の具材にしてみようと思いついた。
鹿肉は「紫輝」を使ったソースで煮るこだわり。ハチの子、イナゴに、コゴミ、ノビルの和え物、コシアブラの天ぷらと山菜もふんだんに盛り合わせた。
コブナ、ザザ虫も用意したが、抵抗を感じる人に配慮して別の小皿で付け合せとして提供。山菜も季節に応じて変更する。
「村の商工会青年部が呼びかけて始まった名物丼がなければ、このような取り組みは生まれなかった。注目を集めることで、地域が少しでも元気になれば」と太田さん。
手間ひまもかかるため毎日10食程度の限定発売となるが「若い人にも味わって欲しい」と話す。 -
公民館太鼓教室開講
宮田村公民館の太鼓教室が10日夜、村民会館で開講した。園児、小学生から大人まで初心者が中心に参加。10回にわたって稽古を積み、7月の祇園祭に出演を予定する。
信州梅が里宮田太鼓連の北原健一代表らが指導。口でリズムをとりながら「ドン・ドン・ドン」とバチの感触を味わった。
南割区の小学生、小田切檀君=6年=、梢さん=4年=、楓さん=3年=の3兄妹は、公民館のチラシを見て参加したいと希望。母親の京子さんは「リズム感も養えると思って」と、意欲的に励む我が子の姿を見守った。
宮田太鼓連は青少年健全育成と地域活性を兼ねて10数年前に発足。教室の指導も引き受けており、後進の育成も担っている。
この日も教室出身で現在は太鼓連のメンバーとして活躍する高校生の竹内優一君(17)=南割区=も指導に加わり、後輩たちに懇切丁寧に教えていた。 -
親子で夢中、コイのぼりづくり
宮田村町二区仲なかふれあいセンター内にある乳幼児親子の交流施設「遊ゆう広場」は9日、コイのぼりづくりを行った。10組ほどの親子が参加。色紙で手づくりし、可愛らしい姿で完成した。
紙を組み合わせて目玉やうろこに。子どもたちがのりを塗って、母親の「ペッタン、ペッタン」のかけ声で貼り合せる姿も。「上手、上手」と親子の笑顔が広がった。
ペンで色を塗ったりして、各自個性あふれたコイのぼりが出来あがり。見せあいながら、交流も深めていた。 -
コンニャクの花咲きました
宮田村の福祉交流施設なごみ家で、珍しいコンニャクの花が咲き、独特のたたずまいと香りで訪れる人たちを驚かせている。
コンニャクイモは5年以上経過しないと花が咲かないとされるが、多くはそこまで育つ前にコンニャクとして食用になるため、ある意味・ス幻の花・ス。
なごみ家でも当初は食用に考えていたが、職員が「まぁせっかくだし、花でも見てみない」と・ス方針転換・ス。3月頃から芽を出し始めた。
いつのまにかニョキニョキと成長。今では130センチほどの高さにまでなったが「あまりキレイとは言えないし、独特な香りもねぇ・・。けど珍しいことだから」と職員も苦笑い。 -
サッカー県1部リーグ、トップストーン2年目の戦いに
宮田村のサッカークラブチーム「トップストーン」の社会人チームは、県1部リーグ参戦2年目を迎え、上位進出を狙っている。有望な新人を迎えるなど戦力も充実。初戦は13日午後12時半から伊那市の富士塚公園で、南箕輪村を拠点にするMACSALTOと対戦。・ス上伊那ダービー・スを制して、波に乗ろうとイレブンの雰囲気は上々だ。
2002年に発足して以来、南信リーグ2部から順調にステップアップしてきた同チームだが、県最高峰のリーグに初めて挑んだ昨季は、2勝2分け5敗で10チーム中8位。
前後半開始直後や終了直前に失点をするケースも多く、厳しい戦いとなった。
しかし、強豪と戦うなかで見えてきた課題を克服しようと、スタッフがテーマを決めて練習メニューを設定。
「何となくではなく考える練習に変わってきた」と清水正康監督、中村宣昭副将は話す。
18歳から36歳と年齢の幅が広いのもチームの特徴だが、今春新たに6人が加入。
かつてトップストーンのジュニアユースに在籍し、高校を卒業したばかりのMF中田敏貴(赤穂高出)DF飯島仁(辰野高出)両選手も加わり、育成時代からの・ス生え抜き・ス選手にチーム関係者の寄せる期待も大きい。
「普段は楽しい仲間だが、サッカーに対する姿勢は真剣。ドリブル突破を見せたい」と中田選手。飯島選手も「1対1の強さを発揮できれば」と話す。
初戦のMACSALTOとは、今までに3試合行ってPK負け2回と引き分けという結果が残る。「勝てていないので、是非とも初戦を飾りたい」と全力で試合に臨む。 -
宮田小が野鳥愛護校に
宮田村の宮田小学校(清水閣成校長)は、自然に親しみ鳥への愛着が高いと認められ、全国の小中学校が対象の「野鳥愛護校」に指定された。大日本猟友会が認定して交付金を助成するもので、県内97校目、上伊那では2002年に指定された伊那市の西春近北小以来、4年ぶり9校目。9日には指定証の授与式が同校であり、さらに自然への愛着を高めようと、全校児童の前で報告した。
2年2組が校庭にエサ箱を設けるなどして野鳥と親しむ学習を活発に展開するほか、卒業した昨年の6年生が傷んだ野鳥を保護する出来事も。自然にふれ、考える取り組みは、さまざまな形で広がりをみせている。
全校が参加した授与式では、児童会長の上條途夢君とともに、2年2組の山中伸晃君、小澤茉由さんが、上伊那猟友会長の竹入正一さんから指定証、交付金を受け取った。
「2年生の活動が認められた。野鳥が訪れる環境をつくっていきたい」と上條君。山中君は「みんな鳥のことが好き。これからも観察を続けたい」、小澤さんは「クラス全員で鳥の世話を頑張ります」とあいさつした。
この日、さっそく2年生は飯島町で保護されたハヤブサを見学する機会も。清水校長は「さらに活動を広げていけたら」と、子どもたちの笑顔に期待を寄せた。 -
聴導犬協会新施設建設で説明会
宮田村町三区の村民会館に隣接する村土地開発公社所有の土地に、村内に本部を置く日本聴導犬協会が新たな施設を建て移転する計画に関して8日夜、周辺住民を対象に説明会があった。清水靖夫村長、協会の有馬もと会長らが概要を示した。約20人の住民が出席し、周辺に及ぼす影響や事業内容など質疑を交えて聞いた。清水村長は土地売買(一部賃貸)契約に向け、地域の声も反映させ交渉を進める考えを改めて示し、理解を求めた。
建設の主財源となる自転車振興会の補助が内定し、施設概略が固まってきたことを受け、契約を前に公社と協会が説明会に臨んだ。
新施設は2階建てで、訓練室や利用者滞在の宿泊室などを整備。今後、公社と契約を交わし、今秋着工、来春の業務開始を目指す。
出席者からは周辺に与える影響について質問もあった。
協会側は「新施設では、通常は5頭程度、最大で10頭ほどの犬が訓練する」とし、訓練された犬で、ふん尿をはじめとしたしつけは徹底されていると説明。有馬会長は村民の幅広い協力があって、訓練などの活動が支えられているとも話した。
清水村長は、一部に異論のある村民会館隣接地を村の考えであっ旋した経過も含め「多くの人が出入りし、近くに老人福祉センター、デイサービスセンターもある。福祉の環境が整い、連携ができ好ましい」と話した。
説明会出席者や一部議会側からも挙がっていた住民への情報開示が遅いとの指摘に対し、清水村長は取材に「何も決まっていないのに説明はできない。材料がそろったので、集まってもらった」と話した。 -
駅前を美しく彩って、ともいきの会
宮田村町二区の交流グループ「ともいきの会」(矢亀誠一会長)は7日、一昨年の秋から整備管理するJR宮田駅前の花壇で、花の植え付け作業を行った。ペチュニアなど春の花を美しく飾り、多くの人が利用する村の・ス玄関口・スを彩った。
サルディア、ブルーサルビア、アザニア、そして近所の人が「ぜひ植えて」と寄せたシオンなど、多彩な花々を植栽。15人が参加して、心地良い汗を流した。
宮田駅前は一輪の会が広場を整備するなど、住民有志の手により花壇整備が盛ん。殺風景だった景観が花いっぱいの地区へと変ぼうを遂げている。
「これからもみんなで盛りたて、駅前の環境を守っていきたい」と矢亀さんは話した。 -
浄化槽跡地を手づくりの公園に
宮田村大原区(都筑勝区長)は、下水道整備により使用しなくなった区内の浄化槽を取り壊し、跡地を区民のボランティアで緑地公園にしようと計画。大型連休中には、浄化槽周辺の金網フェンスを取り外す作業を行った。
作業には約30人が参加し、村内の業者も重機を出して協力。取り外した金網は、バレーコート周辺(区第2公園)の穴開きが目立ったフェンスの修繕に再利用した。
今月中にも業者が浄化槽を取り壊し、埋め戻し作業、整地、公園化などはボランティアの手作業で行う予定。区民が地域の環境に目を向け、協力していく考えだ。 -
津島神社祇園囃子CDに
宮田村町一、二、三区に300年以上伝わる津島神社の祇園囃子(ぎおんばやし)が、県の地域伝統文化伝承事業の助成を受けてCDに収録された。保存伝承に取り組む祇園囃子の会(川手友幸会長)が、将来を託す子どもたち中心の演奏で6曲を収録。100枚作成して子どもたちや関係者に配ったが、同会は「今後も地域の文化を大切に育んでいきたい」と期待を寄せる。
「あばれみこし」で有名な7月の津島神社祇園祭だが、笛や太鼓、三味線などで祭りの到来を告げる祇園囃子も欠かせない存在だ。
会員の高齢化が進む祇園囃子の会が、次代に継承しようと子ども祇園囃子を発足させたのが1982年。25周年を迎え、その記念も兼ねてCDを制作した。
「後進に伝統を正しく伝えたい」という想いが発端。10周年の1991年にもカセットテープに収録して子ども会員らに配布したが、劣化が少なく長期の保存が見込めるCD収録は悲願でもあった。
「若い人たちが受け継ごうと熱心に取り組んでくれている。我々には、しっかり教えていく責務もある。CDに収録でき本当にうれしい」と同会の加藤政義さんは話す。
同会では会員を随時募集中。今年も祭り本番に向けて今月末から本格的な練習を開始する。問い合わせは加藤さん85・2460へ。 -
宮田観音奉納子ども相撲大会
宮田村北割区の真慶寺(赤尾義道住職)は5日、宮田観音例大祭にあわせて子どもの日恒例の奉納子ども相撲大会を開いた。小学生37人が学年別に元気に対戦。力強い取り組みに歓声がわいた。
たくましい成長を願って今年で28回目。女子の参加者が15人を占めるなど、例年にもましてにぎやかな大会となった。
宮田観音横の土俵が戦いの舞台。さっそく闘志満々の・ス豆力士・スたちがぶつかりあった。
「頑張れ」「負けるな」と、最後まであきらめず戦う姿に熱い声援も。子どもたちの雄姿を観音様も見守っていた。
各学年優勝者は次ぎの皆さん。
【1年】春日大成【2年】浦野和大【3年】伊藤椋馬【4年】北原凛太郎【5年】本山柾成【6年】小田切めぐみ -
福祉作業所が伝えたいコンサート
宮田村福祉作業所は2日、自分の思い出の曲を紹介する「伝えたいコンサート」を併設する遊ゆう広場で開いた。今回で3回目の企画に、作業所利用者だけでなく地域の人たち含め30人ほどが参加した。
一人ひとりの心に残る・ス人生の応援歌・スを会場に流し、作業所が運営するふれあい喫茶「ありがとう」の美味しいコーヒーを飲みつつ鑑賞。
美空ひばり、水前寺清子、坂本九、南こうせつ、中島みゆき、三四六にポールモーリア・・・・。ジャンル問わない多彩な楽曲だが、心震わす名盤の数々に酔いしれた。
伊那市西箕輪の障害者授産施設アンサンブル伊那の4人も駆けつけ、音楽を通じてふれあう楽しさを体一杯に表現する光景も。
目を閉じて聴き入ったり、時には口ずさんだり、振り付けを思い出したり。春の一日の昼下がり。やさしさに包まれたゆっくりとした時間が流れていった。 -
駅前広場3千本の花々に包まれて
宮田村のJR宮田駅前にある住民手づくりの広場「輪苑」で、パンジーなど3千本以上の春の花々が咲き誇り、訪れた人たちの目を楽しませている。5日には地域住民約30人が参加して、700株のベゴニアを植え付け。見映え良く工夫し、村の玄関口である駅前を鮮やかに彩っている。
同広場は駅周辺の住民でつくる一輪の会(小沢常明会長)が1年前から整備し、四季折々の花を植栽。
この日の作業には同会員に加え、地域の有志でつくる自然を呼び戻す会、ともいきの会も協力した。
にぎやかに汗を流し、「駅前をきれいにしようと始めた取り組み。この1年でどんどん輪が広がり、本当にうれしい」と小沢会長の笑顔もこぼれた。
一輪の会は26日に輪苑の開園1周年を祝う式典を予定している。 -
家庭看護法の学習会
宮田村町一区の保健補導員は区民に呼びかけて28日、家庭看護法の講習会を同地区公民館で開いた。男性を含む20人ほどが参加。寝たきりの家族の日常の世話などについて、要点を実践形式で体験した。
補導員の清水時江さんは昨年同様の講習を受け、地域の人に伝えたいと企画。
講師に赤十字指導員の小田切佳子さんを招き、寝たきりの人に余分な負担をかけないベッドシーツの交換方法などに取り組んだ。
実際に参加者が挑戦。体の不自由な人の心の不安なども感じ取り、声かけの大切さなどを学んでいた。
同区保健補導員は11月にも健康教室を開く予定。「学び知ることで自分の体を自分で守り、活動がつながっていけば」と清水さんは話した。 -
宮田歌謡曲友の会が順天寮慰問
宮田歌謡曲友の会(藤田宜久会長)は29日、駒ケ根市の救護施設順天寮を慰問に訪れて会員らが自慢ののどを披露し、集まった利用者らを楽しませた=写真。
ステージでは千昌夫、五木ひろしらのヒット曲の数々のほか、賛助出演の日本舞踊愛好会「石沢グループ」による日本舞踊などが次々に披露された。集まった約40人の利用者らは大きな声で一緒に歌ったり手拍子を取ったりして楽しいひとときを過ごした。
同会は長年にわたり、ボランティア活動の一環として施設などへの慰問を続けている。順天寮へも毎年この時期に訪れているほか、秋のすずらん祭にも出演している。 -
・スみやだ・スの農産物好評、愛知県田原市の農業祭で
宮田村は29日、友好都市の愛知県田原市で開かれた農業祭に参加。アスパラガスやシメジなど高原の豊かな産物を販売し、生産者らが市民と交流を深めた。
生産者代表の樋屋速水さん=大田切区=と村職員2人が参加。
毎年売り切れ必至のアスパラは昨年よりも30束多い120束を用意したが、1時間足らずで完売した。
樋屋さんから熱心に栽培法を聞く来場者の姿も。リンゴオーナーで宮田村を訪れる市民も多く、気軽に声をかけあった。
両市村は1999年に友好都市提携を結び、交流を開始。田原市の農業公園サンテパルクたはらで開くこの農業祭にも毎年参加している。
この日は、農事組合法人ひかりのシメジやフルーツファームひおくのリンゴジャム、ブルーベリージャム、リンゴチップスなども好評を博していた。 -
【救急救命士 武井智子さん】
4月、難関の国家試験に初挑戦で合格。伊南でただ一人の女性救急救命士(病院への搬送中、救急車内で患者の救急救命処置を行う)となった。
本部内での選抜を経て06年4月から約半年間、東京の研修所で寮生活を送りながら研修を重ねてきた。
試験はこれまで年2回行われていたが、今回からは年1回のみの実施。
「そのために研修終了後の半年間は仕事の合間を縫い、自分で時間をつくって勉強しなければならないのがとても苦しかった。でも先輩が試験について教えてくれたり、精神的に協力してくれたりしたのでずいぶん助かりました。それに署員の皆も何くれとなく応援してくれて、本当にいくら感謝してもし切れないくらいでした」
署を挙げての期待に応えるためにも絶対に落ちるわけにはいかなかった。合格発表はインターネットでも見られるが、心配していた母と2人で東京・霞ケ関の厚生労働省まで見に行った。
「合格と分かった時の気持ちはうれしいよりもほっとしたという感じ。何度も何度も受験番号を確認しました」
◇ ◇
「母が看護師だったので、その姿を見ていて、人を助ける仕事をしたいとずっと考えていました」
短大を卒業後、伊南行政組合消防本部を受験。見事に消防職員として採用されたが…。
「当然女性もいるものだとばかり思っていたら何と一人もいなかったんです。それどころか伊南では初の女性消防職員だと知らされて二度びっくり。全然知らずに入ったんですよ」
短大で女性だけの環境に慣れていたこともあって、男ばかりの職場で当初は戸惑いの連続だったが「上司や先輩にはかえって申し訳ないぐらい気を使ってもらって」徐々に馴染むことができた。
入ったからには職務に男女の区別はない竏窒ニ意気込んで仕事に取り組んだが、思惑と違う現実もあった。署には女性用の個室がなかったために男性職員と同じ部屋で寝泊まりさせるわけにもいかず、泊まり勤務はできなかったのだ。
「せっかく希望を持って入ったのに少しがっかりでした。でも数年後に新しくできた南消防署には個室もあったので、それからは同じように勤務させてもらっています」
男性に比べて体力で多少のハンディはあっても火災に、救急にと日々の仕事に全力で取り組んでいる。
◇ ◇
「女性の傷病者が、救急隊員の必要な処置とはいえ男性に体を触られるのに抵抗を感じていると思う時もあります。そんな時に同じ女性としての立場が生きるはず。苦しい時にそれで少しでも安心してもらえればうれしいですね」
「救急救命士の資格のことは署に入る前から知っていました。10年たってようやく念願の資格を得ることができたので、これを機に初心に返ったつもりでさらに頑張っていきます」
(白鳥文男) -
親子で収獲体験
地元の農業、農産物に関心を深めてもらおうと、宮田村営農組合、学校給食を育てる会、JA宮田支所は29日、宮田小学校低学年の親子を対象にアスパラガスと花の収獲体験を行なった。昨年に続いて2年目。7家族20人ほどが参加し、自らの手で収獲する喜びを味わった。
大田切区の樋屋喜代美さん方のビニールハウスではアスパラの収獲体験。
参加した親子は「こっちのほうが美味しそう」「あれのほうが大きいんじゃない」と、選びながら作業も楽しげ。
同区の3年生浦野咲紀さんも「夕飯はアスパラをベーコンで巻いて食べるよ」と大喜び。母親の良子さんも「普段の生活のなかで収獲を体験することもないし、ビニールハウスの温かさを知ることもない。貴重な体験になった」と話した。
一行は駒ケ原の花卉団地に移り、芦部清志さんのハウスでアリストロメリア、小野完さん方ではカーネーションの花摘みも行った。
学校給食を育てる会の吉澤小百合さんは「親しんでもらうことで、大切な食を育む農業を少しでも理解してもらえれば」と話した。 -
赤とんぼ会母校に植樹
宮田村の宮田小学校を1958(昭和33)年度、同中学校を1961(昭和36年)度に卒業した同窓生でつくる「赤とんぼ会」は29日、還暦を祝って両校の庭に記念植樹をした。
131人の同窓生のうち13人が参加。記念標柱も立て「子どもたちと一緒に元気に育てよ」と願いを込めた。
小学校にはオオヤマザクラを植え、当時の恩師である柄山祐希さん=伊那市中央区=が即席授業。木の特徴などを、還暦を迎えた教え子たちに話した。
同席した清水閣成校長は「皆さんの学校を想う強さを感じる。私たちも大切に育み、子どもたちに伝えていきたい」と話した。
中学校にはオオモミジを植樹。同会は還暦記念事業として昨年、小学校に回転式書架、中学校にはDVDレコーダーを寄贈している。 -
宮田村に北川製菓が新工場
宮田村新田区の旧マウンテンバイク場一帯の村有地と民有地に、ドーナツなど製造の北川製菓(駒ケ根市赤穂、北川浩一社長)が新たな工場を建設する。土地売買の契約が正式に成立し1日、契約調印式が村役場であった。駒ケ根高原に近いエリアを観光活性に役立てたい村の考えと、将来的には直売施設などを設けたい考えもある同社の思惑が一致した。
敷地面積は6600平方メートルで、村有地と民有地の売却総額は約5500万円。
2階建ての工場は総床面積1400平方メートルで2階が製造ライン。1時間あたりリングドーナツ1万2800個、焼き菓子1万2600個が製造可能な設備にする。
1階は包装部門と事務所が入り、完成は8月末を予定する。
一帯は駒ケ根高原に近く、多くの人が集まる村のふれあい広場や梅公園に隣接。清水靖夫村長は「産業と観光を連携させ、さらに活性化につなげたい」と期待を寄せる。
北川社長も「将来的には“観光工場”を視野に入れ、この地を選んだ」と話し、長期的な計画のなかで直売施設を設けたい考えも示す。
一部に、工場の進出による周辺環境への影響を懸念する住民の意見もあったが、契約では同社、村、地元新田区が環境に最大限配慮する旨の協定や覚書に調印した。
##写真
契約を交わし、握手する北川社長(中央)、清水村長(左)、加藤勝彦新田区長 -
こまゆき荘感謝祭盛況
宮田村新田区の温泉交流施設こまゆき荘は30日、感謝祭を開いた。村の友好都市である愛知県田原市の海産物直売には長蛇の列。地元女性グループ「野ひばりの会」の手作り五平餅も人気を集め、家族連れらで賑わった。
感謝祭は毎年この時期に開いているが、田原市の海産物は毎回大人気。
この日も採れたてのアサリなどを目当てに、販売開始の午前11時には買い求める人で100人以上の列ができた。
夏みかんとともに、わずか10分余りで用意したアサリ80キロは完売。「もうないの」と残念がる人の姿もあった。
野ひばりの会は、用意した五平餅900本をその場で焼いて提供。コンガリとした香りにつられて続々と客が集まり、おふくろの味に舌鼓を打った。 -
「ひまわり号」念願の舟下りを満喫
宮田村の障害者やボランティアらが参加する宮田地区ひまわり号(三浦次郎実行委員長)は28日、飯田市周辺を旅行し、天竜峡から泰阜村の唐笠港まで舟下りを体験した。体が不自由な車イス利用者にとっては念願の乗船。心配された雨も一行を待ちうけるかのように止み、多くの人の支えで実現した舟旅に満面の笑顔がはじけた。
外出することが難しい障害者の旅行を毎年実現し続けるひまわり号だが、参加者の負担が大きく制約も多い舟旅は・ス夢・スのひとつ。14回目にして初めての試みに、車イス利用者5人ほどを含む45人が参加した。
天竜峡港は急峻な渓谷にあるため、ボランティアが障害者を支えて「天竜ライン下り」の乗船口へ。天竜川にかかる数多くの鯉のぼりに見送られ、2艘の舟が川面を進んだ。
車イス利用の三好幸雄さん=大原区=は「体が健全だった頃は舟下りの経験もあるが、不自由になってからも乗れるとは思っていなかった。ボランティアの皆さんのおかげ。本当に最高」と話した。
約8キロを40分ほどで下り、冒険心もくすぐる舟旅を全員満喫。帰路はそばに舌鼓を打ち、飯田特産の水引工芸なども見学した。 -
学校給食を育てる会、子どもたちの・ス食農・ス教育にさらなる意欲
宮田村小中学校の給食食材に農産物を提供する村内農家のグループ「宮田学校給食を育てる会」は26日に集まり、学校栄養士らも交えて意見、情報を交換。安全安心の・ス地産地消・スを推進し、単に農産物を納入するだけでなく、児童、生徒とふれあう機会を持つなかで、食への関心を高めてもらおうと今後の取り組みを話し合った。
水稲中心のため野菜栽培が決して盛んとは言えない宮田村の農業だが、11人の会員の努力で昨年度は55品目に及ぶ野菜や果物を提供。給食全体で使う4割ほどを占めた。
席上、新たに会長に就いた牧田茂成さんは「年々内容も充実してきている。安全安心で新鮮な農産物を子どもたちに届けるため、今後も協力しよう」とあいさつ。さっそく会員相互に、今季の野菜の作付け計画を持ち寄り打ち合わせした。
今後栽培可能な農産物も模索するなど意欲的に情報交換。栄養士は、子どもたちの食べ具合など現場の状況を伝え、要望もあげた。
同会は、食と農を結びつける形で子どもたちに土にじかにふれてもらう学習にも積極的だが、今年度も学校などと連携しながら交流の機会を設けようと確認した。 -
どんぶりレンジャー全国デビュー
いよいよ全国進出?!‐。宮田村の・ス名物丼・スを世に広めるため誕生したヒーロー戦隊「どんぶりレンジャー」が、流行に敏感な愛読者が多い小学館発行の人気雑誌「DIME(ダイム)」に取りあげられ、5月7日発売号に掲載される。県内テレビ各局の取材を受けるなど、名物丼とともに知名度をあげてきたレンジャーだが、扮している村商工会青年部員は「地域活性に役立てば」とさらなる熱い期待を寄せている。
「何でどんぶりでレンジャーなのか意味不明。けどそのバカバカしさが相当おもしろい。地方発の人気キャラクターに成り得る要素を持っている」と取材にあたったDIME編集部の豊田真維さんと岩瀬英介さん。
イチローやキャメロン・ディアスなど世界の・ス超一流・スを撮影するカメラマンの藤岡雅樹さんも、レンジャーに必殺技を要求するなどノリノリで写真撮影。「地域戦隊を撮るのは初めてだけど、カッコイイよ」とシャッターを押し続けた。
地方局の女子アナウンサーが入れ替わりで、地元ならではのお気に入りを紹介するDIMEの人気連載企画「東京外流行報告書」。
今回長野放送の倉見慶子アナウンサーが担当することになり、・スブレーク・ス寸前の信州を代表する流行として野球の信濃グランセローズ、善光寺とともに、どんぶりレンジャーに白羽の矢を立てた。
先日、長野市で取材があり、倉見アナとレンジャーが仲良く写真撮影。「地域のために宮田の若い皆さんが頑張っている。本当にどんぶりレンジャーの大ファンなんですよ。これを期に全国区になればうれしいですね」と倉見アナは話した。 -
よしもと芸人ディナーショー、宮田観光ホテルが新規客層獲得へ企画次々と
宮田村の第三セクター宮田観光開発が運営する宮田観光ホテルは、今まで手薄だった若者や女性層へのサービス充実も図ろうと新企画を次々と計画している。6月24日には吉本興業の人気若手芸人によるディナーショーを開催。今月末のゴールデンウィークからはデザートバイキングを行い、地元の新規顧客開拓にも力を入れる。
若手漫才師の頂点「M‐1グランプリ」を制したフットボールアワー、独自の世界で抜群の人気を誇るまちゃまちゃら、今回のディナーショーは若者に人気の出演者がズラリ。
比較的中高年の客層が多かった今までの同ホテルとは、一線を画す企画だ。
「誰にでも愛され、親しんでもらえるホテルにしたい。まずは知名度をあげていかなければ」と同ホテル。
競争激化や長期債務と施設老朽化などの課題を抱える同ホテルだが、生き残りを図ろうと、最近はソフト面の充実に力を注ぐ。
デザートバイキングも若い従業員が中心になって検討を重ねてきた企画のひとつ。
4月28縲・0日、5月3日縲・日までの連休中、午後1時から4時まで開催する。
手作りを含めケーキや和菓子、季節のフルーツなど約20種類。ソフトドリンクも飲み放題の90分制で、温泉入浴も付いて1500円の料金設定にした。連休後も休日を中心に開催を予定する。
ディナーショーはオードブル形式で1万円。5千円増で宿泊プランも用意している。
各企画に関する問い合わせ、申し込みは宮田観光ホテル83・2134まで。