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飯島町庁舎に災害救援ベンダー(自販機)を設置
清涼飲料水等の自動販売機設置・販売を全国展開するジャパンビバレッジ駒ケ根営業所は28日、飯島町役場職員玄関西に災害救援ベンダー(自販機)を設置、稼働開始した。南信初。
自販機のイメージアップと社会貢献活動の一環。
災害救援ベンダーは災害や緊急事態の発生で、停電になった時に、管理者の操作で非常用電源により、必要な電力を供給し、庫内の商品を搬出する機能を持った自動販売機。
管理者がキースイッチを操作すると、非常用電源に切り替わり、自動的にフリーベント(無料販売)状態になる。
自販機には30種類600本が貯蔵でき、災害時の飲料水確保に威力を発揮する。
合わせて、同社はミネラルウォーター500ミリ24本入り20ケースを災害備蓄品として寄贈した。
同営業所の杉本康雄営業主任は「飯島町を皮切りに、順次、公共性の高い場所に災害救援ベンダーを設置していきたい」と話していた。 -
高齢者優先駐車場設置
高齢運転者マーク(通称紅葉マーク)の普及を図ろうと県警本部が進める紅葉マーク普及促進事業を受けて駒ケ根署は27日、同署の駐車場のうち玄関近くの2区画に紅葉マークのシートを貼り付けて優先駐車場とした=写真。同日、同署管内の駒ケ根市は市役所のl区画を、飯島町は役場の2区画をそれぞれ優先駐車場とした。優先駐車場は今月から長野市内の2カ所で試験的に設置されていたが、実用設置は県下で初という。
紅葉マークのシートは1辺1メートルの正方形。白地の中央に黄色とオレンジ色の紅葉マーク、左右には青地に白抜き文字で高齢運転者優先駐車場と書かれている。材料・工事費は約2万円。優先駐車場設置により、高齢者にマイカーへの紅葉マーク装着を促すとともに、駐車場内での接触事故が減るなどの効果が期待できるという。同署は官公庁やショッピングセンターなどに設置を勧めていきたい竏窒ニしている。
紅葉マークは道路交通法により70歳以上の運転者が車の前後に装着する努力義務が定められている。装着している車に対して割り込みや幅寄せをすると、反則金などが課せられる。 -
容認できない」として「業務の存続を求める」決議
飯島町の飯島郵便局で、集配業務などを駒ケ根局に移し「無集配局」に再編する計画が、日本郵政公社信越支社から示され、町議会は23日「容認できない」として「集配・集金業務の存続を求める決議案」を全会一致で可決した。
郵政公社は07年10月の郵政民営化を控え、集配拠点再編の一環。県内の149の集配局のうち、対象は14町村、南信地区の町では飯島町だけ。
計画では、飯島局は郵便物の収集や配達業務、貯金、保険の集金業務を駒ケ根局に移し、窓口業務だけを行う。時間外や土日曜日、祝日に受け付けていた郵便物の取扱いも止める。実施時期は9月-10月を予定。
決議では「配達の遅れ、サービス低下など町民に大きな影響を受ける。『国民の利便に支障を生じないようにする』とした国会答弁にも反する」と指摘。また「局は町と連携し、地域に根ざした重要な社会的機能を担っている。自立のまちづくりを進める当町にとって、郵便局の業務縮小は悪影響を与える」と訴え、飯島町の郵便集配業務、貯金・保険の集金業務を引き続き、飯島郵便局が担当するようにを求めた。 -
安協役員講習会に70人
伊南交通安全協会飯島支会(下平憲夫支会長)は20日夜、駒ケ根署の渋谷保人交通課長を講師に役員講習会を開いた。理事や正副女性部班長、青年部員ら約70人が受講。正しく、安全な街頭指導法に理解を深めた=写真。
渋谷課長は県内や管内、町内の交通事故発生状況の概要を説明した後、街頭交通指導の目的に「歩行者の誘導・整理と安全な通行指導を行うことで、交通事故防止を図る」とし、指導上の心得に▽必要な知識を養い、誘導・整理技術の向上に努める▽服装・態度は厳正に、必要により敬礼、会釈をする▽誘導・整理は的確に迅速に行う-などを挙げ、受傷事故防止に向け▽ヘルメット、夜光チョッキ(夜間)を必ず着装する▽車両が完全に停止してから行動する▽常に危険を回避できる体勢と、安全な場所の確保▽異常気象時は実施しない-などを厳守するように訴えた。 -
飯島町自然と共生する農業セミナー
千ヘクタールの自然共生農場づくりを進める飯島町営農センターは19日夜、農村環境改善センターで自然との農業セミナーが開講した。
自然共生農場づくりの取り組みの輪を広げ、環境に優しい農業に対する理解を深め、実践する農業者の育成がねらい。約30人が受講し、来年1月まで7回開き、いもち病やカメムシの防除、エコファーマーの認定制度について学ぶ。
初回はエコファーマーに認定された紫芝勉さん(田切農産代表、飯島町1号)に県知事の認定書の伝達各地区のいもち病予察員の委嘱に続き、病害虫防除所の辻さなるさんを講師に水稲いもち病の発生生態と防除、予察技術について理解を深めた。
この中で、辻さんは「上位葉に進展した葉いもちは、そのまま穂いもちの感染源になる。穂いもちによる被害を出さないために、葉いもちがまん延する前に発生を把握し、予防対策が大切」と早期発見、早期予防を強調した。
各地区のいもち病予察員は次のみなさん(敬称略)
▽飯島地区=小林政司▽田切地区=紫芝勉▽本郷地区=小林雄一▽七久保地区=鎌倉寿秀 -
町民ボランティアの集い
飯島町社会福祉協議会などは18日、飯島町地域福祉センター石楠花苑で、「住民みんなでまちづくり-地域ふれ,愛,ネットワークづくり」をテーマに、06年度町民ボランティアの集いを開いた。約80人が参加し、住民流福祉総合研究所の木原孝久さんの基調講演に耳を傾け、分散会で住民支え合いマップづくりをし、近隣住民の日常生活や、災害時における助け合い活動に理解を深めた。
木原さんは「住民みんなでまちづくり-おもしろ福祉のすすめ」と題した講演で、「なぜ、今、隣近所の助け合いが必要か」について「地震の時、75%が近隣住民が被災者を助けた。空き巣も住民の目があればあきらめる。互いに気配り、目配りできる近所付き合いを」と話した。
この後、分散会で、テーブルにマップを広げ、課題に沿い、11項目の事実をマップ上に書き込み、各地区の住民支え合いマップづくりの参考にした。 -
初の伊那谷国際交流フェスティバルに300人
伊那谷に暮らすいろいろな国籍の人が集まり、世界各国の料理を食べながら交流する初めての伊那谷国際交流フェスティバルが18日、飯島文化館で6カ国、300人が参加し、にぎやかに開かれた。飯島国際協力会などでつくる実行委員会主催。
会場の中ホールには実行委員らが地域の外国人の指導で前日から準備した、中国の水餃子、メキシコのタコス、モロッコのクスクス、スペインのガスパーチョ、スリランカのカレーなど6カ国18種類の料理が並んだ。
香辛料が効いた様々な料理の匂いが漂う中、橋場みどり実行委員長は「外国籍の皆さんも日本人も、このフェスティバルを通じ、住みやすく、思いやりの心を持った町になるように努力を」と呼び掛け、駒ケ根青年海外協力隊訓練所の加藤高史所長の発声で乾杯。
参加者はテーブルを回り、各国の珍しい料理にはしを伸ばし、外国籍の人々と交流を深めた。また、会場では和太鼓の演奏、JICAバンド、アルプホルン、日本人と外国人のセッションなどが催され、入場者は世界の料理と世界のアトラクションを満喫した。 -
飯島町ポンプ操法大会
飯島町消防団の06年度ポンプ操法大会・ラッパ・救護競技大会は18日、雨の中、役場東会場で開かれ、ポンプ車の部に4チーム、小型ポンプの部に8チームが出場し、訓練動作の敏しょうさや正確さ、チームワークを競い、団の名誉をかけて優勝を目指した。
結果は次の通り
▽ポンプ車の部・優勝=第1分団第1部(2)第2分団第1部▽小型ポンプの部・優勝=第3分団第2部(2)第4分団第2部(3)第5分団第3部▽ラッパ吹奏・優勝=第1分団(2)第4分団▽救護技術・優勝=第4分団(2)第1分団
第48回上伊那消防ポンプ大会・ポンプ車操法の部には第1分団が、小型ポンプの部には第5分団が出場する。## -
クレーム応対など学ぶ 電電ユーザ協・実践セミナー
日本電信電話ユーザ協会伊那地区(塚越寛会長)・駒ヶ根地区(坂井武司会長)の両協会共催の「IT時代の電話応対実践セミナー」が16日、伊那市美篶の信州伊那セミナーハウスであった=写真。
会員の応対技術の向上を目指すための恒例セミナーに、約50人が参加。現代礼法研究所の岩下宣子主宰が「クレーム応対と顧客満足」と題して講演した。
すぐに全面的に謝罪するのでなく限定的に謝罪、相手の立場で考える竏窒ネどの、クレーム対応の5つのポイントや、話し方のコツなどについて学習した。
「クレームを言ってくれるお客さまはありがたい人」とし、クレームは製品改良、新製品開発、サービス改善のための貴重な意見だと受け止めることが必要だと教えた。
岩下主宰は「お客さまの気持ちをさっしていかなければ、いざという時にマニュアルを越えた応対はできない。百人いればそれぞれのマナーがあるので、一人ひとりの立場になって考えることが大事」と呼びかけた。 -
花の苗配布
飯島町を花でいっぱいにしようと「わが町を花で美しく推進機構」(竹内昭文会長)は11日、サルビアとマリーゴールドの苗3万株を町内の各耕地や育成会のほか、小学校や花の会、企業などの計67団体に無料で配布した。花を栽培した同機構の技術指導部長宮崎健治さん=上の原=方のビニールハウスには早朝から各団体の代表者らが次々に訪れ、割り当てられた苗を大切そうに受け取ってはそれぞれの軽トラックの荷台などに積み込んだ=写真。花の苗は早速各団体の花壇などに植え付けられ、町を美しく彩る。
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公民館地区館・分館役職員研修会
上伊那公民館連絡協議会は11日、公民館地区館・分館の役職員を対象にした研修会を飯島町の町文化館で開いた。上伊那各地から約200人が参加し、ひさかた風土舎=飯田市=代表の長谷部三弘さんの基調講演「私にとって、地域にとっての公民館竏茶Iンリーワンの地域づくり」を聞いたほか、レポート発表や分散会などで情報交換を行った。
基調講演で長谷部さんは、地域への帰属意識が薄れてきている農村部の現状に触れ「青年団、婦人会に続いて今は老人会が崩壊の危機に瀕している。これからの公民館、分館の活動のポイントは、教育と学習、行政と地域を縦横の糸として布を織るようにしてオンリーワンの地域をつくっていくことだ」と訴えた=写真。
中川村公民館大草分館社会部長の小沢健司さん、駒ケ根市の赤穂公民館町一区分館の分館長松崎眞明さんがそれぞれの分館の活動について発表し、参加者から大きな拍手を受けていた。 -
マレット世界大会
飯島町振興公社は11日、第22回千人塚マレットゴルフ世界大会を千人塚マレットゴルフ場で開いた。欧米、アジア、アフリカなど世界13カ国の15選手を交えた約140人が出場し、マレット世界一?の座を争った。しかし外国人選手のほとんどがマレットは初体験とあって、地元のベテラン選手らにアドバイスを受けながら四苦八苦でプレーしていた。それでも慣れるにつれて楽しそうな笑顔も出るようになり、好プレーも続出。中でもコンゴのサンバ・セベランさんは見事なホールインワンを決めて大喜びだった。
開会式ではウズベキスタンのサンジャル・インミモグさんが「ガンバリマス」とたった一言だけの宣誓をして=写真、出場者らの笑いを誘っていた。
上位は次の皆さん。
▼男子(1)下島一男(飯島町)(2)佐竹篤郎(静岡県湖西市)(3)漆澤豊吉(飯島町)▼女子(1)端水治子(箕輪町)(2)山本かね子(駒ケ根市)(3)松村さとみ(飯島町) -
アグリネーチャーは出産ラッシュ
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飯島町上の原のアグリーネーチャーいいじまは今春、出産ラッシュ。4月初めにサフォークが全身真っ黒の雄2頭を出産。続いて、トラネコの「ミーちゃん」が縞模様の5匹を産んだ。2匹はもらわれたが、残る3匹は里親募集中。
5月中旬にはポニーの「アイちゃん」が雌を出産。「メイちゃん」と名付けられ、お母さん馬の後について、一緒に草を食み、一緒におしっこもする。
かわいい盛りの「メイちゃん」に哀れ、ナンバーワンアイドルの座を奪われたのが、日本で1頭しかいないといわれている「テキサスロングホール(牛)」の「トニー君」。
昨年6月、生後3カ月で、同施設の動物たちに仲間入り。豹柄で名の通り、角が長いのが特徴。1歳になった現在、自慢の角も伸びて、つぶらな瞳で「かわいさ」アピール。 -
上島泰芳(74)・上島松男さん(67)、伊那市美篶
今年4月、兄弟で初めて、飯島町七久保の道の駅、花の里いいじまで2人展を開催。2人は「日本でただ1人、それぞれのオリジナル作品を広々と飾り、多くの人に鑑賞していただいた」と成功を喜ぶ。
上島泰芳さんは井月や一茶の俳句や芭蕉の「奥の細道」「信濃の国」、各宗派の本尊と般若心経を記した銘竹彫刻を並べた。手製本会社美篶堂代表で、紙の断面で絵を描く、上島松男さんは「雲上の富士」「赤富士」や抽象画など断面アートのほか、美篶堂が製本した書籍など合わせて300点余展示した。
◇◇
泰芳さんは20代の頃から、祖父、上島不六さんの見よう見真似で、小刀で竹に絵や字を彫って楽しんでいたが、定年退職後、本格的に銘竹彫刻に道に。「竹は固く、滑りやすい。彫刻刀以外で何か彫れる工具はないものか」と研究し、ドリルで彫ることを思いつき試した。しかし、ドリル彫りには危険はつきもの「滑ってけがをし、親指をなくした。痛さよりも、この後、ドリルが握れるどうかの方が心配だった。退院後、執念でけがを治し、復帰した」という。
数多い作品の中で、特に苦労したのは「歴代横綱の一覧」。「独特の相撲字で太字のため、ドリルが使えず、半年ががりで制作し、国技館相撲博物館に寄贈した」。
「竹の良さは温かみ、割った瞬間の快感。苦労した作品が完成し、依頼主に喜ばれることが1番うれしい」。
◇◇
製本業を営み様々な色紙を扱う松男さんは、色とりどりの裁断屑を利用し、何かできないかと考え、最初はきれいな色紙を重ねたグラデーションを額に入れて「グラデーションアート」として楽しんでいた。10年前、東京銀座で開いた製本展に、10数点を並べたところ、著名なデザイナーの目に止まり「断裁アート」と名付けてもらった。以後、さらに発展させ、絵や写真を参考にして「屋久杉」「赤富士」「雲上の富士」など具象的作品、抽象的作品も手掛ける。 「1枚1枚の紙の美しさが何10枚も重なり、絵の具でも出させない、新鮮な色が生まれる。今後はマーブル技術によるアートづくりにも挑戦したい」と意欲を。
2人は「本格的な合同展ができるとは、夢にも思わなかった。多くの人が来場していただき、うれしかった」と口をそろえる(大口国江) -
千人塚城ケ池にフナ放流
飯島町振興公社は5日から9日ころまでに、七久保千人塚の城ケ池に諏訪湖産のフナ約百キロを放流する。初日は3人の職員がバケツなどで、体長10-30センチのフナ30キロを放した。
フナは諏訪漁協が前日、投網で諏訪湖から捕獲した。
諏訪からトラックで運ばれた大小のマブナ、ヘラブナは湖の岸から放たれると、銀鱗を踊らせ、たちまち、エメラルドグリーンの水の中に消えていった。
城ケ池ではフナやコイ、ボラ、シナノユキマスなどが釣れ、土日曜日は家族連れでにぎわう人気の釣り場。
公社職員は「城ケ池に子どもや大人など多くの釣り人が訪れ、楽しんでもらえれば」と話していた。 -
手作り絵本巡回展
飯島文化館で4日まで、「手づくり絵本巡回展」が開かれている。手づくり絵本三県連絡会が主催し、25回目。
会場には長野・岐阜・愛知の3県18地区の世界にたった1つの手作り絵本、150点がずらり。
布製や点字、飛び出すもの、ページを開くとオルゴールが鳴る仕掛けなどのほか、パッチワーク仕立ての「わなげビンゴ」「さかなつり」「かるた」など遊べる絵本も。
テーマは我が子の成長記録やかわいい動物、花、旅の思い出などいろいろ。手に取って、ページを開くと作者の思いや手の温もりが伝わってくる。
駒ケ根地区の大久保真由美さんは「世界に1つ、自分だけの本。手を掛けた分愛着がわく」と話していた。 -
かんてんぱぱで「磐城流つまみ絵朱千恵会展」
色とりどりのつまみ絵が並ぶ「磐城流つまみ絵朱千恵会展」が6日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。花や鳥などをテーマとしたものや、それぞれの個性が生きた創作作品まで約160点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
つまみ絵は、さまざまな大きさの布をピンセットで折り、その張り合わせによって1枚の絵を描く伝統的な手工芸の一つ。近年は、平面的に張り付けるだけでなく、立体的につくることもできるようになっている。
作品は飯島町の伊井島美千恵さん(56)が教える伊那教室、飯島教室の60、70代の女性を中心とした11人が手掛けたもの。色や大きさの異なる布と、2種類のつまみ方を使い分け、人の服や鳥の翼、花びらの質感などをさまざまに表現している。
伊井島さんは「つまんだ布でこんな作品ができるんだと感じてほしい」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
飯島町社協、評議員会
飯島町社会福祉協議会(堀越幸夫会長)は31日夜、石楠花苑で評議員会を開き、評議員や理事ら約60人が出席。堀越会長は「社協の今後の方向性を調査研究するための小委員会の設置」などの考えを示した。
開会あいさつで、堀越会長は「町の空施設を利用した小規模多機能施設への取り組みや、社協の介護3事業の民間委託の検討など、これからの社協のあり方を調査研究するため小委員会を設置し、基礎データを収集したい」と述べた。
このほか、05年度事業報告、決算報告の承認。6月18日の「町民ボランティアのつどい」、7月11日の「町戦傷病没者慰霊祭」など直近の事業についての説明もあった。
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水道安全給水祈願式(水神祭)
飯島町は水道週間(1-7日)にちなみ2日、楢ケ沢浄水場で、恒例の安全給水祈願式(水神祭)を行った。
町や議会、水道事業者ら約30人が出席、施設の安全な運転と住民への安定供給を水神に祈った。
梅戸神社の茅野宮司が神事を行い、高坂町長は「水は住民にとっても生命線、安全に継続的に供給できるように」と祈願詞を読み上げ、玉ぐしを奉てんした。
同浄水場は75年3月月完成、4月稼働開始以来、現在まで30年間、町の98%の水道水を供給している。
現在の処理水量は1日約5100トン。
18年度は下水道事業に合わせ、老朽化した配水管の敷設替えや、応急給水施設整備を計画している。 -
バラの出荷最盛期に
飯島町岩間の岩間バラ温室組合(小林均組合長)では「父の日」や「ジュンブライド」に向け、出荷が最盛期を迎えた。1週間に約2万5千本が東京や大阪、神戸などに出荷されている。
「父の日」需要は、黄色が圧倒的に人気があり、ブライダルは白を基本に、ピンク系、オレンジ系のほか、グリーン、ベージュなど特殊な色も人気とか。
同組合はガラス温室10棟を含め、4000坪余のほ場で、夏場を中心に、年間130万本を出荷。色はピンク系が5割、オレンジ系2割、白、黄各1割、残りは緑、ベージュ、復色、スプレータイプ。今年の新品種は透き通ったピンクの「マイガール」、シックな薄紫色の「オーシャンソング」、ピンクの縁取りがかわいい「ドルチェ・ピーター」など8種類。
小林組合長は「今年は陽気が遅れたが、父の日には出荷最盛期になりそう」と話していた。 -
ランドセルに手をかけれた事件で現地診断
29日早朝、飯島町JR飯田線仏石踏切で、飯島小学校6年男子児童(11)が電車待ちをしていた際、不審な男にランドセルに手を掛けられるという事件を受け、1日、通学路の安全対策構築のための現地診断があった。
駒ケ根署や町、町議会、学校PTA、見守り隊など関係者約30人が参加。国道153号線沿いに集合し、通学路を歩き、仏石踏切へ。現場で同署の長沼生活安全刑事課長が状況説明した。男子児童の話では、坂の下から歩いて行くと、前方に見たことがない男が歩いており、追い抜く時「おはようございます」とあいさつしたが、男からの返事がなかった。警報機が鳴り、遮断機が下りた踏切で、列車通過を待っていたところ、男が後方から寄ってきて、ランドセルに手を掛けたので、びっくりして、ランドセルを下ろして、遮断機をくぐり、走って逃げ、助けを求めた-とし「再発防止に向け、登下校時のパトロール強化。犯人検挙に向け、聞きこみや子どもたちに対する聞き取りなど、全力を挙げて捜査している」と報告した。
この後、参加者は踏み切りを渡り、車道まで約300メートルの急な坂道を歩いた。
現場の坂は通称「地獄坂」と呼ばれ、飯島陣屋があった時代、刑場に通ずる道で、細い道の両側は竹やぶや雑木で覆われ、うっ蒼としている。
現場踏破後の意見交換会で、高坂町長は「樹木が茂り、通学路が暗い。道幅を拡張し、地権者の了解を得て、周囲の竹や木を間伐し、明るい通学道に変え、防犯灯も増設したい」と述べた。
山本署長は「最終的に花いっぱいの明るい通学路となるように期待している。犯人検挙に向け、情報提供を」と関係者に協力を呼び掛けた。 -
送迎の職員が「安全安心の見守り隊」結成
飯島町社会福祉協議会(堀越幸夫会長)は1日、デイサービスなどの送迎に関わる職員で社協「安全安心見守り隊」を結成。「安全安心見守り隊」と書かれたマグネットプレートを取り付けた車両で見守り活動を開始した。
最近、町内で児童生徒の安全に関わる事件が発生したことや、高齢化社会を迎え、認知症の高齢者が増えていることなどから、送迎にかかわる職員を活用し「見守り隊」を結成し、安全で安心な社会づくりに貢献する。
同社協はデイサービスや生きがいデイ、こまくさ園利用者などの送迎に10台の車両に、14人の職員が乗り込み、午前7時45分から、午後5時まで、町内を走り回り、走行距離は1日120-170キロに及ぶという。
見守り活動は、運転手や添乗の介護職員が走行中に不審者や不審車両、徘徊人を見つけた場合、関係機関に通報するもの。
社協事務局では「プレートを付けることで、安心感を与え、犯罪抑止効果にもつながる。万一の場合、早期対応もできる」と話していた。 -
父と子の冒険隊でもちつき
飯島町中央公民館の「父と子の冒険隊」の開講式ともちつき大会が29日、上の原のアグリネーチャーいいじまであった。来年2月8日まで全9回開き、川探検や基地づくり、そば打ち、料理、雪遊びなど自然の中でダイナミックに活動する。
9組25人の参加者を前に、宮脇館長は「今、父親の役割が問われている。年代的に忙しいと思うが、今の時期の子どもとの触れ合いは大切。父親の目で、男の目線で子どもを見て、子どもの生きる力を育てて」と開講あいさつ。
この日は御岳の笠松登山を予定していたが、雨のため中止し、もちつき大会。3キロを父子で協力し合ってつきあげ、きなこもちとあんこもちに調理し、触れ合いを深めながら、会食した。 -
不審な男にランドセルに手を掛けられる
29日午前7時07分ころ、飯島町飯島のJR飯田線仏石踏切付近で、飯島小学校6年児童(11)が1人で登校途中、踏み切りで電車待ちをしていた際、後から近づいてきた男にランドセルに手を掛けられるという事件が発生した。
不審者は40-50歳。身長170-175センチ、中肉、眼鏡なし。
同踏み切りは国道153号から東側の与田切川方向に下る歩行者専用。男子児童は踏切を南方から北西方向に向けて歩き、遮断機が下りていた仏石踏切で、列車通過を待っていたところ、男が後方から寄ってきて、ランドセルに手を掛けたので、びっくりして、ランドセルを下ろして遮断機をくぐり、300メートル走って逃げ、友人宅に飛びこみ、助けを求めた。
ランドセルは20メートル離れたやぶの中で発見。児童にはけがは無かった。
通報を受けた駒ケ根署では40人体制で付近の不審者情報、目撃者情報を収集。
飯島小学校では29日は教諭が引率し学年毎の集団下校。4日まで集団登下校するとともに、見守り隊や保護者、校外指導部にも登下校時の見守りの徹底を訴え、町・町教委などは防災無線やページング放送を通じて、不審者情報の提供を呼び掛けている。
遮断機が下りた踏切で、逃げ場がなく、遮断機をくぐって、助けを求めた事件は、地域や近隣小中学校にも衝撃を与えた。
現場近くに住む主婦は「23日にも、変質者が出たという話を聞いた、気持ちが悪い。児童が(踏切を)渡っている時に電車が来なくて良かった」と話している。
駒ケ根署からの防犯速報で事件を知った宮田村の宮田中学校では全校が集まる昼食時に▽1人になる時間を極力なくし、複数登下校の徹底▽万が一の時は近くの民家に逃げこみ助けを呼ぶ▽防犯ブザーが使えるようにする-とし、宮田小学校は▽各担任を通じて各学級ごと児童に事案の経過を報告▽複数登下校の徹底-などを呼びかけた。 -
七久保小全校で飯ごう炊さん
飯島町七久保の七久保小学校は26日、千人塚公園で、全校児童163人が縦割りの21班に分かれ、恒例の飯ごう炊さんをした。
豊かな自然や人にかかわり、思いやりや協力する心を育むことがねらい。
この日は学校から歩いて同公園へ。公園では班ごと桜の木の下に陣取り、昼食づくり。
穴を掘って、かまどを作り、飯ごうに洗った米と水を入りて、火に掛けた。火は勢いよく燃え、児童らは後ずさりしながら、火の番をした。
献立はシーチキンカレーライス。児童らは火の通りをよくするために、ジャガイモやタマネギ、ニンジンを小さく切るなど工夫した。それぞれ、隠し味にチョコレートやチーズ、トウガラシ、ソースを加えるなど変化を持たせた。
児童らは「チョコレートを入れると甘くなる」「チーズ味のカレーにしよう」などと話ながら、高学年はリーダーシップを発揮し、班をまとめ、食事づくりを手際良く進めた。 昼食後は高学年は公園内のごみを拾い、マレットゴルフもした。低学年は川遊びを楽しんだ。 -
第25回お陣屋まつり第1回実行委員会役員会、
飯島町の夏の風物詩、第24回お陣屋まつり第1回実行委員会役員会が24日夜、役場防災集会室であった=写真。
高坂大会長(町長)をはじめ、正副実行委員長、各部正副部長、警察、事務局ら約70人が出席し、開催日を7月30日と決め、実行委員会組織を確認、各部の事業、準備について話し合った。
開会で、高坂大会長は「お陣屋まつりのあり方について総合的に検討した結果、行政主体の祭は今年の町制50周年記念、25回の節目を最後に、中止したい」との考えを示し、坂井武司実行委員長(商工会長)は「色々な議論はあるが、節目の25回を一丸となって盛り上げ、成功させよう」と呼び掛けた。
第25回お陣屋まつりは7月29日、広小路、駅前広場をメーン会場に、陣屋で安全祈願祭、町営駐車場などで提灯みこし、子どもみこしの練歩き、飯島中学校グランドで花火などが催される。
第2回実行委員会役員会は6月28日、各部の実践計画を報告、調整し、まつり当日のタイムスケジュール、実施内容を決める。 -
飯島町ゲートボールリーグ開幕
飯島町ゲートボールリーグ戦が22日開幕した。天候の影響により3日遅れとなったが、さわやかな晴天の下、出場者らは早速楽しそうにボールを打ち、見事なコントロールで次々にゲートをくぐらせていた=写真。
リーグ戦は昨年より2チーム減の7チームが参加し、10月までリーグ戦を行う。上通りチームが直前で不参加を決めたため、組み合わせの変更が間に合わず、対戦チームは不戦勝扱いとなる。 -
飯島町長・議長杯争奪マレット大会
飯島マレットゴルフ愛好会(小林眞直会長)は21日、第27回町長・議長杯争奪マレットゴルフ大会を千人塚マレットゴルフ場で開いた。晴天の下、会員ら約90人が出場し、優勝を目指して熱戦を展開した=写真。
上位は次の皆さん。
▼男子(1)丸山敬一124(2)小笠原武125(3)那須野喜人126(4)白井武司(5)由井美喜雄(6)平沢二郎(7)上原昇(8)白井繁実(9)森久(10)北島春雄▼女子(1)野沢美枝子129(2)小山五生130(3)高谷深鈴130(4)今井美和巳(5)西畑みつゑ(6)山本幸子(7)岡田節子 -
緑いっぱいほのぼの劇場に40人
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飯島町の風の谷絵本館で20日、「緑いっぱいほのぼの劇場」があった。約40人が来場し地元七久保の子どもたちの新作人形劇や、横浜のお母さんたちのコーラス、大道芸など多彩なプログラムを楽しんだ。
七久保の子どもたちでつくるげんきげんきクラブの人形劇「なぞのどうぶつ森パート(2)なぞかめんはだれだ?」でスタート。犬やウサギ、ゾウ、クワガタなどかわいい動物が登場し、会場はほのぼのムードに包まれた。
次いで、ピンクとグリーンの皿を持って登場した「楠の木学園」のみき&あずさ、失敗も愛きょう、皿回しで舞台を盛り上げ、最後に、初出演のミュージックブーケ。横浜市ゆかりの「赤い靴」、七久保小にも大切に保管されている「青い目の人形」など、フルートやキーボード伴奏で7曲を披露し、会場から大きな拍手が贈られた。 -
飯島町早起きソフト開会式
飯島町早起きソフトボール協議会(宮下寿会長)は21日、開会式とトーナメント大会を飯島グラウンドで開いた。開会式では選手を代表して「トーサンズ」チームの伊藤昇志さんが「早起き野球精神にのっとり、正々堂々とプレーすることを誓う」と宣誓した=写真。宮下会長は「けがなくシーズンを終えられるよう、気をつけて頑張って」とあいさつした。来賓の山田敏明助役と野村利夫町議会議長らが始球式を行い、開幕の雰囲気を盛り上げた。
今季のリーグ戦出場チームは昨年より1減って4チーム。28日から7月23日まで総当りで優勝を競う。