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恐竜模型教室 ステゴザウルスづくりに挑戦
箕輪町図書館が企画する夏休みの親子を対象にした恐竜模型作りの教室が、31日、町文化センターで開かれました。 教室には、町内外から小学生の親子・15組30人ほどが参加しました。 講師を務めたのは、京都府在住の恐竜模型造形作家・荒木 一成さんです。 荒木さんは、紙粘土を主な材料に、リアルな恐竜の模型を作っていて、日本各地で模型展や恐竜作り教室を開いています。 箕輪町で教室を開くのは、去年に引き続き2回目です。 この教室は箕輪町図書館が、夏休み中に図書館で開いているコーナー展に合わせて、恐竜の本を読んでもらいたいと企画しました。 今年は、ステゴザウルスを作りました。 針金とダンボールで骨格を作り、紙粘土で、肉付けしていきます。 参加者は、親子で協力しながら、恐竜を作っていました。 またこの日は、箕輪町図書館にインターンシップで訪れている箕輪進修高校の生徒が、恐竜作りに協力しました。 休憩中には、恐竜にちなんだ紙芝居を披露し、子ども達を楽しませていました。 この日は、色付けまで行い、それぞれのステゴザウルスを完成させたということです。
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高遠城址公園で小学生が戦国時代の「城攻め」を体験
伊那市の高遠町公民館は、地域の小学生に夏休みの思い出をつくってもらおうと、31日、高遠城址公園で、戦国時代の城攻めの体験学習を行いました。 「進徳館軍」を名乗る小学生らは、公園南側の竪堀を登り、本丸を目指します。 途中、城の守備隊から水をかけられるなどの攻撃も。 守備隊の攻撃をものともしない進徳館軍は、本丸を目指してさらに歩みを進めますが、数々のしかけがゆく手を阻みます。 本丸の手前まで辿りつた進徳館軍。いよいよ守備隊の直接対決です。 見事本丸を落とした進徳館軍は、のろしをあげて城の攻略を祝いました。 高遠町公民館の原和男館長は「夏休みの思い出が将来、郷土を思う気持ちにつながっていけばうれしい」と話していました。
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伊那東小・竜東保合同でジャガイモ収穫
伊那市の伊那東小の3年生と竜東保育園の年長児は23日近くの畑でジャガイモの収穫をしました。 23日は園児と児童合わせておよそ150人がグループ毎に別れてジャガイモの収穫作業を行いました。 伊那東小学校では、今年、市が進める食育のモデル校に指定され、これまでの倍の広さの4.5アールの畑でジャガイモを作りました。 園児と児童は、土の中から大人のこぶし程に成長したイモを見つけると手で土を掘り返し収穫していました。 ある児童は、「大きなイモが沢山取れてうれしいです。早く食べたいです」と話していました。 この日収穫したジャガイモは全部で一輪車7台分程あり、9月に子供達がカレーにして味わうという事です。
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長野日伯学園 七夕飾り付け
箕輪町松島のブラジル人学校、長野日伯学園で30日、旧暦の七夕を前に七夕の飾り付けが行われました。 これは、日伯学園の子どもたちに日本の習字などを指導する人たちが呼びかけて、行われました。 小さな子供たちは、折り紙で飾りを作り、小学生以上の子供たちは、短冊に願い事を書いていました。
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核の無い世界へ 非核平和行進
上伊那の市町村や企業の労働組合が加盟する上伊那地区労働組合会議は、核の廃絶を訴える非核平和行進を30日行いました。 非核平和行進にはおよそ50人が参加し、辰野町から中川村までを行進しました。 行進は1958年に被爆地広島で行われたのが始まりです。 箕輪町役場で行われた激励会では、箕輪町職員労働組合青年部を代表して小野智弘さんが、「核兵器全面禁止を叫び、世界の平和と命を守る」と決意表明をしました。 平澤豊満町長は、「この声が世界中に届き核兵器のない世界が実現するよう願っています」と激励しました。
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長谷中学校3年生 浴衣の着方学ぶ
伊那市の長谷中学校の3年生は、24日、地域のお年寄りから浴衣の着方を教わりました。 長谷の溝口高齢者クラブの中山はる子さんが長谷中学校を訪れ、3年生に浴衣の着方を指導しました。 3年生は家庭科の時間に浴衣の製作をし、夏休み中に一人でも着られるようにと着付けの指導を受けました。 中山さんは、脇の部分から手を入れて布を伸ばすときれいに見える事などをアドバイスしていました。 ある生徒は、「伊那まつりに自分で浴衣を着て行きたい」と話していました。
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ますみケ丘で昆虫採集・観察会
珍しいチョウなど様々な昆虫が生息する伊那市のますみヶ丘平地林で27日、昆虫採集・観察会が開かれました。 これは夏休み中の子どもたちに珍しい昆虫や植物が生息するますみヶ丘平地林で自然に親しんでもらおうと伊那市と信州大学農学部が合同で開いたものです。 27日は、市内から40人が参加し指導には信州大学の中村寛志教授らがあたりました。 鳩吹公園では、環境省の絶滅危惧種に指定されているチョウ・ミヤマシジミを観察しました。 中村教授は「ミヤマシジミは長野・山梨・静岡の3つの県でしか見る事ができない蝶。特に、長野県内では南信地域しか生息していない」と説明していました。 子どもたちは、虫かごと網をもって平地林内をあるいてチョウやバッタ、カブトムシを捕まえていました。 参加したある小学生は「いろんな虫が取れてびっくりした。家で大切に育てたい」と話していました。
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ラジオ体操 200人参加
小学校が夏休みに入った26日、伊那市の西春近南小学校でラジオ体操の指導が行われました。 この日は、西春近南小学校の児童や保護者など、およそ200人が参加しました。 朝6時半になると、ラジオ体操が流れ、参加者らはきびきびと身体を動かしていました。 これは、ラジオ体操を正しく身につけてもらおうと、伊那市教育委員会が毎年行っているものです。 指導はスポーツ推進委員がつとめ、「手の握りを、卵を掴む感じにするようにすると、力が抜けて自然に体が伸びる」などとアドバイスしていました。 参加した西春近南小学校の児童は「朝早かったので、少し眠かったが、体操をしたら目が覚めた」と話していました。 伊那市スポーツ推進委員会の伊藤敦委員長は「ラジオ体操の基礎を身に付けると、体のほぐれ方が違う」と話していました。 最後に子ども達は推進委員の前に並び、ラジオ体操カードに出席のハンコを押してもらっていました。
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伊那市春近神社で奉祝祭
伊那市東春近神社の本殿と本殿を保護するための覆殿の改修工事が終了し、無事竣工を祝う奉祝祭が24日行われました。 奉祝祭には、地域や氏子の役員など30人ほどが出席し、無事完成を祝いました。 今回は、本殿の基礎の修復と、本殿を風雨から護る覆殿の屋根の銅版の吹き替え、筋交いによる強度の増強です。 工事費は、450万円で、工期は、4月26日から5月29日てせした。 特に本殿は、宝暦10年、1760年の建築で、県内でも有数の歴史と規模を誇るということで伊那市の文化財に指定されています。 奉祝祭では、出席者の代表が神社祭式に従い厳かな雰囲気の中工事の無事完成を祝っていました。 春近神社は、明治43年、1910年に当時の殿島村8か所にあった神社を春近神社に合祀しました。 花畑樹彦宮司は、「古来から地域のよりどころとして存在する神社の改修で地域の更なる発展を望みたい」と感謝していました。
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第26回みのわ祭り 26日開催
夏祭りシーズンとなりました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、トップを切って26日みのわ祭りが行われます。 25日は、会場となる松島区の工業団地周辺で、関係者が準備を進めていました。 26回目となるみのわ祭りは、あす午後1時に開幕し、歩行者天国は午後10 時までです。 踊りは午後3時45分スタート、打上花火は午後7時40分から、手筒花火は午後8時から行われます。 伊那ケーブルテレビでは、あす午後3時30分から午後5時まで、ご覧のチャンネルで祭りの様子を生中継します。
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箕輪南小学校 「あすから夏休み!」
上伊那のトップを切って、24日、箕輪町の箕輪南小学校で1学期の終業式が行われました。 子どもたちは25日から25日間の夏休みです。 箕輪南小学校では、95人の全校児童が出席し、多目的ホールで終業式が行われ、2年生と6年生が学習の成果を披露しました 6年生は修学旅行で訪れた東京の思い出をひとりひとり発表しました。 国会議事堂は大きかった、初めて食べたもんじゃ焼きはおいしかったなどと、振り返っていました。 宮下徳雄(とくお)校長は、「世の中には、欲望と言うたくさんのタイがいます。もっと寝ていたい。ゲームしたい。遊んでいたい。などのタイです。自分の中のタイを抑える夏休みにしてください。」と、児童に呼び掛けていました。 箕輪南小学校では、毎年、1学期の終業式の日に全校で学校に宿泊する全校キャンプを行っています。晩御飯を作ったりキャンプファイヤーを行うということです。 箕輪南小学校の夏休みは、18日までの25日間でとなっています。
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TOKARA伊那公演を前にPR
日本を始め世界各地で和太鼓の演奏をしている「TOKARA」の十周年記念世界ツアー伊那市公演が、25日にいなっせで開かれます。 23日は、伊那での開催をPRするためTOKARAのメンバー4人が市内の大型店前で演奏を披露しました。 TOKARAは、アメリカ人とカナダ人、日本人2人の4人組で、飯田市を拠点に日本全国を始め世界各地で演奏しています。 代表を務めるのは、アメリカ出身で演奏歴21年のアート・リーさんです。 アート・リーさんは、アメリカで太鼓を始め平成10年に来日。 コンテストで上位入賞するなど活躍しています。 そしてもう1人。 伊那市在住のカナダ人ディーン・ハビックスベックさんです。 インターネットで見たアート・リーさんの演奏に憧れて来日。研究生を経て平成22年から正式メンバーとして活動しています。 TOKARAの公演は25日金曜日に伊那市のいなっせで開かれます。
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伊那谷第九合唱団 発足
11月に伊那文化会館で開かれる、スロヴァキア国立放送交響楽団による第九の演奏で合唱を担当する、伊那谷第九合唱団が20日、発足しました。 合唱団は、スロヴァキア国立放送交響楽団の第九の演奏に合わせて、合唱することになっています。 スロヴァキア交響楽団は、1929年に設立した、中央ヨーロッパを代表するオーケストラです。 コンサートを主催する伊那文化会館は、世界でも有名な交響楽団と地域の合唱団の繋がりを持ってもらおうと共演を企画しました。 メンバーは6月に行われた、カルミナ・ブラーナに参加した150人を中心に、上伊那や諏訪などから207人が集まりました。 団長は、大内丈司さんで、指導は、白鳥彰政さんがつとめます。 合唱は、全てドイツ語で歌われるということです。 指導者の白鳥さんは、「オーケストラと合わせるのは本番のみ。練習も10回程度。充実した練習にしたい。」と話していました。 この日は、早速、腹式呼吸や、発声、姿勢などの、練習に取り組んでいました。 コンサートは、11月30日(日)に伊那文化会館で開かれます。
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箕輪西小学校でチョウゲンボウを放す
先月駒ヶ根市で保護された希少な鳥、チョウゲンボウが22日、箕輪町の箕輪西小学校で自然に帰されました。 チョウゲンボウは長野県のレッドデータブックに記載されている希少な鳥です。 22日は箕輪西小の1年生13人が放鳥を見学しました。 このチョウゲンボウは、先月駒ヶ根市で見つかったもので、長野県野生傷病鳥獣救護ボランティアの小口泰人さんが保護してきました。 この取り組みは、希少な鳥を子どもたちに見てもらい、動物を大切にしてもらおうと上伊那地方事務所が行っています。 小口さんが放つと、チョウゲンボウは勢いよく飛んでいきました。
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語学研修を前に箕輪中生徒があいさつ
夏休みにニュージーランドで語学研修をする箕輪中学校の生徒が22日、平澤豊満箕輪町長に出発前のあいさつをしました。 22日は研修を控えた1,2年生7人が箕輪町役場を訪れ、平澤町長に挨拶をしました。 生徒たちは、8月2日から13日まで、ニュージーランド北部のハミルトンでホームステイをし、語学研修を行います。 これは、箕輪町や伊那市などが行っているもので、研修にかかる費用の一部を自治体が負担します。 生徒たちは、「英語がどのくらい通じるか試してみたい」「日本とは違う文化を体験してみたい」と話していました。 平澤町長は、「目的をもって勉強し、しっかりと身に着けてきてください」と話していました。
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青島の伝統行事「千社参り」
伊那市美篶青島の住民が市内各地の神社などに札を貼り地区の安全を願う千社参りが20日行われました。 20日は青島区の住民およそ90人が9つの組ごとに別れて市内の神社や道祖神をまわりました。 神社につくと住民らは「千社参り」と書かれた札を柱などに貼り付けていました。 この行事は毎年土用の入りの7月20日前後の日曜日に青島区の全戸が参加して行われている伝統行事です。 千枚の札を市内各地の神社や石仏に奉納するもので、三峰川の氾濫に悩まされてきた住民が地域の安全を願い始められたといわれています。 伊那市無形民俗文化財に指定されていて今は地域の交流を図る行事として受け継がれています。 青島区の住民は「地域に伝わる大切な行事として絶やさず続きていきたい。」と話していました。
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「チョコっとサクッとブルーベリー」新発売
辰野高校商業科と辰野町の菓子製会社、米玉堂食品が共同開発した新商品「チョコっとサクッとブルーベリー」が、19日に行われた文化祭でお披露目されました。 こちらが、新商品の「チョコっとサクッとブルーベリー」です。 2012年に共同開発したチョコっとりんごクッキーの姉妹品で、県内産のブルーベリーと小麦粉を使用しています。 ブルーベリーの酸味を和らげるため、ホワイトチョコレートが使われています。 19日に行われた文化祭で、新商品が一袋200円で販売されました。 訪れた人たちは、早速新商品を買い求めていました。 辰野高校商業科では、地域活性化を目的に、地元の企業と商品を共同開発しています。 チョコっとサクッとブルーベリーは、去年秋ごろから開発を始めました。 パッケージは伊那市の三洋グラビアが担当し、リンゴクッキーと似たテイストにしつつも、色で区別がつくようにしたということです。 チョコっとサクッとブルーベリーは9月からスーパーなどで販売されるということです。
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長ぐつ先生200回記念展
長ぐつ先生のフィールドノートとして、長野日報に記事を書いている元信州大学農学部教授、建石繁明さんの連載200回記念展が、19日から伊那図書館で開かれます。 長ぐつ先生の愛称で親しまれている元信州大学農学部教授の建石繁明さん79歳。 長ぐつ先生のフィールドノート。 2010年6月からめずらしい虫や植物の話題を写真とともに長野日報に掲載しています。 1週間に1本のペースで連載していて、200回に達したことから記念展が開かれることになりました。 会場には、顕微鏡や鹿の骨の標本、連載記事などが並びます。 また、伊那ケーブルテレビで放送中の長ぐつ先生のおもしろ自然観察日記も上映されます。 200回記念展は、19日から26日までで、22日には、午後1時30分から「自然を見る目を養う」と題して講演会も開かれます。 200回の連載で、地域にも長ぐつ先生の名がだいぶ浸透してきたといい、珍しい動植物が自宅に持ち込まれることも。 建石さんは、街の先生として地域で頼りにされる存在です。
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新山小学校で恒例のカレーパーティー
伊那市の新山小学校の恒例行事、カレーパーティーが、17日に開かれ、新山保育園の園児と一緒にカレーを作り、味わいました。 園児12人が小学校を訪れ、児童と一緒にカレーを作りました。 平成21年度から園児数の減少で新山保育園が休園となっていたため、新山保育園と新山小学校のカレーパティーは6年ぶりになります 児童会が中心となって企画し3つのグループに分かれてカレーをつくりました。 見た目にも楽しいカレーを作ろうと班ごとに入れる野菜を工夫しました。 中には、隠し味にチョコレートやコーヒーを入れたワールドカップカレーも。ウズラの卵と刻みのりで作ったサッカーボールをトッピングしました。 新山保育園が再開した今年度、野菜の栽培や音楽会、お花見給食などを通して、保育園と小学校の交流を深めています。 新山小学校の小沢瑞穂校長は、「同じ新山の子供として、地域への 愛着と絆を深めていってほしい」と話していました。
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芸大生がアウトリーチ
高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部の生徒は14日、東京藝術大学の学生など3人による演奏会形式の授業を受けました。 高遠高校と東京藝術大学は、高遠町出身の伊澤修二が東京藝術大学の前身である東京音楽学校の校長を務めたことが縁で、交流を続けています。 この日は、東京藝大による、アウトリーチで、作曲科の向井航さんと、打楽器科の廣政志さん、ギター科の志野文音さんの3人が訪れ行われました。 アウトリーチは、劇場や美術館、大学などが外で行う芸術活動です。 今回で8回目になる授業には、高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部など25人が参加しました。 授業は演奏会形式で行われ、受講した生徒は、演奏に聞き入っていました。 ギター科の志野さんは、「技術も必要ですが、曲を聴いて自分の中で思い描く演奏を心がけるように」などとアドバイスしていました。 最後は、高遠高校の生徒が歌を披露しました。
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登戸研究所の風船爆弾を再現
地域の高校生で組織する上伊那高校生平和ゼミナールは、第2次大戦時に使用された風船爆弾を再現しました。 箕輪進修高校で最後の仕上げが15日に行われ、1/20の風船爆弾の模型が完成しました。 20年前に赤穂高校の平和ゼミナールが作ったものをリニューアルしました。 風船爆弾は、太平洋戦争末期に、陸軍の秘密機関、登戸研究所が実際に使用したもので、アメリカのスミソニアン博物館に現物が展示されています。 アメリカにある設計図をもとに5月末から放課後を中心に制作を進めてきました。 箕輪進修高校の2部で学ぶ3年生が中心です。 本物と同じくこんにゃくのりを使い、風船部分には、和紙を貼りつけました。 風船の下の部分に取り付けられた自動に高度を保つ装置も細部にこだわりました。 倉科雄多君は、「アメリカではこの爆弾で実際に亡くなっている人がいると聞く。戦争の悲惨さを感じた」と話しています。 上伊那高校生平和ゼミナールは、高校生による自主活動を復活させようと、上伊那の教職員などがバックアップし、今年に入って活動を本格化させました。 8月5日に広島で開かれる平和集会にも参加を予定していて、それに向けた千羽鶴も一般の生徒が協力して折っています。 完成した風船爆弾の模型は、7月19日の辰野高校の文化祭で登戸研究所の資料などと一緒に一般公開されます。
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高校生が登戸研究所の聞き取り調査
第2次大戦末期、神奈川県から上伊那地域に疎開した陸軍の秘密機関、登戸研究所について、高校生5人が当時を知っている人たちから13日聞き取り調査をしました。 駒ヶ根市の中沢公民館。 中沢にも登戸研究所の一部が疎開し、短期間でしたが小型爆弾などのスパイ兵器の製造などが行われました。 中沢小学校も研究所になり、公民館は、その跡地に建設されました。 聞き取り調査をしたのは、辰野高校や箕輪進修高校の生徒たちが参加する上伊那高校生平和ゼミナールの5人です。 調査内容をまとめ、それぞれの文化祭で発表する予定です。 この調査に協力したのは、当時を知る地域住民2人です。 上村睦生さんの父親が登戸研究所で働きました。 「小学生のころ研究所には大量の黄燐があり、川遊びでやけどをした」 竹村寿彦さん。 終戦とともに秘密機関だった研究所を進駐軍に隠そうと資機材を処分した時の様子を見ていました。 「爆発はものすごい衝撃で、近所のガラスが割れ、窓枠も曲がるほどだった」 高校生たちは、メモをとりながら、初めて聞く事実に戦争を身近に体験している様子でした。 高校生平和ゼミナールは、19日の辰野高校の文化祭でこれまでに調査した資料をまとめ一般公開する予定です。
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手良小6年生が栄小学校と交流準備
長野県北部地震で被災した栄村の栄小学校と交流を続けている、伊那市の手良小学校の6年生は初めて栄村を訪問することになりました。 14日はその準備として、自分たちの地域を紹介するパンフレットを作りました。 手良小学校の6年生は、4年生の時に、自分たちで作った野菜を販売し、その収益を栄小学校に送る活動を行って以来、手紙で交流を続けています。 4年生から始めた文通は、これまでに、10回以上になるということです。 6年生になった今年、初めて栄村に行くことになり、今日はその準備として、自分たちの住む伊那市や手良を紹介するパンフレットを仕上げました。 児童たちは、これまでに、班ごとに分かれて、伊那市の事を調べてきました。 パンフレットには、ザザムシと蜂の子、イナゴが三大珍味として紹介されています。 震災から2年がたち、栄小学校にも普段通りの生活が戻ったことから手良小の6年生は、去年から野菜を販売した収益を貯金してきました。 児童たちは、そのお金を使って、17日(木)に栄小学校へ行くことになっています。
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ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業10周年記念イベント
運動あそびや英語を幼少期から取り入れる、箕輪町の「ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業」の10周年記念イベントが12日、町文化センターで行われました。 イベントでは、10周年を記念して運動あそびと英語あそびの実践報告が行われました。 三日町保育園の園児が逆上がりや蛙飛びなどを披露していました。 ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業は、健康で知力に富み、国際舞台で活躍できる子どもをめざし、「運動あそび」「英語あそび・英語活動」「読育」「食育」の4点を柱に取り組んでいるものです。 イベントでは、運動遊びを考案した松本短期大学名誉教授の栁澤秋孝さんが実績を報告をしました。 それによりますと、運動あそび導入当時保育園の年中だった子どもの、小学校5年時点での体力測定の結果が、全国トップクラスだったということです。 栁澤さんは、脳科学の研究結果から、幼少期の体験が発育に大切だと話していました。 また、英語あそびの実践報告も行われました。 おごち保育園の園児は野菜の名前や色を英語で発表していました。 松島保育園の園児による英語の手遊び歌では、来場者も一緒になって手を動かしていました。 箕輪町では、今年度箕輪中学校にタブレット端末を導入するなど、ICT教育にも力を入れていきたいとしています。
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東部中学校 露頭の火山灰の実験・プレゼンテーション
伊那市の東部中学校の生徒は、デジタル教科書の作成に活かすため、学校近くの火山灰を調べる実験を11日行いました。 この日は、1年7組の生徒32人が、学校北側にある露頭から採取した火山灰と、周辺地域の山の鉱物を比較する実験を行いました。 これは、市内に務める教員やIT関係者などが東部中学校の露頭を教材にした、デジタル教科書の作成に活かそうと理科の授業の中で行われたものです。 この日は、上伊那の理科教員およそ50人が授業を見学しました。 学校の露頭の火山灰はどこから来たものかを探るため、県内の山から得た鉱物と比較しました。 比べたのは、佐久地域の浅間山、木曽地域の御嶽山、諏訪地域の八ヶ岳、松本地域の焼岳の鉱物です。 生徒達は、粒の大きさや形、色などを見比べてどの山に近いかグループ毎に結果をまとめ、プレゼンテーションしました。 実験の結果、全てのグループで「御嶽山」の鉱物と同じだという結論になりました。 次回は、火山灰が本当に御嶽山のものなのかについて、露頭に詳しい研究者を招き授業を行う予定です。
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中国から西箕輪保育園を視察
中国の海南島から伊那市を訪れている、教育旅行団が9日、伊那市の西箕輪保育園を視察しました。 視察に訪れたのは、中国の海南島の幼稚園の園長15人と関係者など、23人です。 歓迎セレモニーでは、西箕輪保育園の園児による、歌が披露され、訪れた人たちは元気のある歌に手拍子していました。 今日は、保育園の歯科指導の様子を見学しました。 訪れた人たちは、その様子をビデオカメラやタブレットで撮影していました。 海南島では、幼稚園が不足していて、十分な教育ができないまま小学校に入学する子どもがいるということです。 訪れた人たちは、日本の保育園で学んだ事を活かしていきたいと話していました。
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伊那西小の通学路にクマ避けの電気柵設置
伊那市のますみヶ丘に出没するクマの対策として、伊那西小学校関係者や地区住民、信州大学は、餌場となっているトウモロコシ畑に電気柵を9日、設置しました。 この日は、小学校の教諭やPTA、信州大学の関係者など30人が作業を行いました。 参加した人たちは、餌場となっている畑を囲むように支柱を打ち付け、そこに、ワイヤーを、固定していました。 地元の人によると、この付近ではおよそ10年前からクマによる食害が発生しているという事です。 人への被害も報告されている事から、伊那西小では、平成23年にクマに対する安全会議を設置し、県や市、信州大学と共に対策を検討してきました。 今回、信州大学が行動調査も行う為、部材代を負担し、通学路に面しているトウモロコシ畑に電気柵を設置しました。 作業は、午前中に行われ、5か所の畑に総延長1.5キロの柵を設置しました。 伊那西小によりますと、今年は熊の目撃情報は無いということです。
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井月の人物像を探る「井月の日記」出版
井上井月顕彰会幹事の伊那市手良の宮原達明さんは、「漂泊の俳人、井月の日記」を出版しました。 9日はタウンステーション伊那まちで記者会見が開かれました。 本を出版したのは、伊那市手良の宮原達明さんです。 宮原さんは、井月が30年もの間、なぜ人々の家で食べさせてもらったり、泊まったりできたのかを日記や逸話などから探り、1年間かけて書き上げたということです。 顕彰会の竹入弘元副会長は、「今まで日記の整理ができていなかったが、この本は全て時系列に沿っていて、人物像が表現できている」と話していました。 井上井月は、幕末から明治にかけての30年間ほどを伊那谷で放浪しながら過ごした俳人で、新潟県長岡市の生まれといわれています。 本は、1冊定価1,500円で20日頃から書店に並ぶということです。
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上農生 雑穀・アマランサスの活用考える
信州大学農学部大学院の根本和洋助教は南箕輪村の上伊那農業高校で「アマランサスの特産品化について講義をしました。 講義を受けたのは上伊那農業高校生産環境科2年A組の生徒41人です。 生産環境科では、雑穀について勉強していて3年の時には各種雑穀の栽培を行う事にしています。 根本さんは「農産物の中には、昔から地域で作られ、地元では気づかない良さが隠れている場合がある。今まで気づいていない価値を見い出す事が、特産化につながると」話していました。 また、南米原産の雑穀・アマランサスを活かした地域活性化の取組について説明しました。 生徒達からは、アマランサスのピーアールや栽培について意見が出されていました。 根本さんは「生徒達から出された意見を参考にし、コマーシャルの制作に取り組んでみたい」と話していました。
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信州の陶芸作家15人展
県内在住の陶芸家、「長野県陶芸作家協会」の会員による作品展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、15人の作品およそ500点が並んでいます。 15人は県内外で活動をしていて、年に1回集まり伊那市で展示会を開いているということです。 伊那市長谷在住の陶芸家、竹島覚二さんは、日本各地で個展を開いています。 花瓶や茶碗など、色や模様にこだわった作品を作っているということです。 ある作家は、「1人ずつの個性を、作品を見て触って感じてもらいたい」と話していました。 「信州の陶芸作家15人展」は14日(月)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。