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高遠中生が園児と交流
高遠中学校の2年生が25日、高遠第一保育園を訪れ、園児と交流した。
園児との交流は高遠中学校の保育の学習の一環で行われたもので25日は2年生約20人が保育園を訪れた。
生徒らは、保育の学習で幼児の成長について勉強していて、園児との交流は今回で2回目。
前回は園児がどんな遊びをしたいかを聞き、今回は割りばしで作った鉄砲や、ぬいぐるみなど手作りのおもちゃを持ち寄った。
生徒らは園児に遊び方を教えたり、会話をしながら交流を深めていた。。
生徒らは、今回の交流や学校で学んだことをまとめ、10月の文化祭で保育について発表するという。 -
邦楽子どもの集い
上伊那で邦楽を学ぶ子どもたちの発表会「邦楽子どもの集い」が22日、伊那市のいなっせホールで開かれた。
発表会では、5歳から高校3年生までの25人が、練習の成果を披露した。
邦楽子どもの集いは、年に1回、毎年開かれていて、今年で11回目。琴などを教える伊那三曲協会の上伊那の9つの教室に通う子どもたちが発表した。
小さな子どもたちは、童謡にあわせて歌いながら、琴を演奏していた。
伊那三曲協会では、「邦楽を習う子どもの数も減少傾向にあるが、日本の伝統芸能を廃れさせないために、子どもたちにも学ばせていきたい」と話していた。 -
みすず寮で水墨画展
伊那市美篶の特別養護老人ホームみすず寮では、鳥や動物などを描いた水墨画が展示されている。
水墨画は伊那市小沢の唐澤幸一さんが描いたもので、額装や掛け軸など10点が並んでいる。
唐澤さんは、ボランティアでみすず寮を訪れたことがあり、今回は趣味としている水墨画を楽しんでもらおうと、これまで書きためた作品を展示した。
唐澤さんは、ほとんど独学で水墨画に取り組んできたということで、自分なりの個性のある作品を作りたかったという。作品には、楽しみながら水墨画を見てもらおうと、動物の気持ちを代弁した文章も添えられている。
これらの作品は今月31日まで展示されている。 -
田楽座で国際交流
伊那市富県の歌舞劇団田楽座で開かれた体験学習会に、今年はスイスから大勢が参加し交流を深めた。
歌舞劇団田楽座は、毎年、夏の間、日帰りや一泊二日のメニューで太鼓や踊りの体験学習会を開いている。
13、14日の2日間のコースには今年、27人のスイス人が参加した。
昼は太鼓や踊りなどそれぞれのコースで体験をし、夜は様々なグループが混ざっての交流会。始めに、田楽座がミニ公演を行った。
その後、軽食を楽しみながら参加団体が得意の演目を披露した。
今回、スイスのグループを率いてきたのは、レミ・クレメンテさん。レミさんは、日本に留学中、和太鼓に出合い、現在はスイスでプロの和太鼓奏者として活動している。
田楽座とも以前から交流があり、去年初めてこの体験会に参加し、今年は仲間を連れてきた。
交流会では、それぞれのグループが入り乱れて、田楽座のオリジナル曲を演奏した。
国や地域を越えた和太鼓による交流は夜遅くまで続いた。 -
青野恭典写真展
写真家、青野恭典さんの写真展「日本の自然」が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールにあるフォトアートギャラリーで開かれている。
会場には、富士山や阿蘇、能登半島、世界遺産の白神山地など、日本全国津々浦々の自然を切り取った52点が並んでいる。
今回のテーマは「日本の自然」で、青野さんは、「自然の中にたたずむ臨場感を感じてほしい」と話している。
青野さんは、「自然は創造の宝庫で、芸術の源。自然がいつも身近にあることを祈りつつ、その素晴らしさを宝として守っていきたい」と話している。
この写真展「日本の自然」は、来年2月20日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールフォトアートギャラリーで入場無料で開かれている。 -
千葉市の児童が長谷に農山村留学
伊那市長谷に4泊5日で農山村留学に訪れている千葉市の小学生らが23日、長谷小学校を訪れ児童と交流した。
農山村留学に訪れているのは、千葉市にある寒川小学校の6年生86人と生浜西小学校の6年生58人。
長谷小高学年の児童と交流会を開き、それぞれの学校や地域の紹介をした。
千葉市の長谷地域への農山村留学は、平成13年から行われていて今年で10年目。
交流会では、長谷地域に古くから伝わる「ざんざ節」を3校全員で踊った。
千葉市の児童らは、ざんざ節保存会の動きを手本に、見様見真似で一生懸命踊っていた。
寒川小と生浜西小の児童らは24日まで長谷地域に滞在することになっている。 -
諏訪形御柱 山出しを前に縄綯い
7年に一度行われる伊那市西春近諏訪形の御柱祭。
9月の山出しを前に22日、諏訪神社境内で御柱を引くための縄綯いが行われた。
氏子ら約200人が参加した。
わらは、氏子らが持ち寄ったもので、最初に長さを揃え、水に浸した後、叩いて柔らかくした。
その後、掛け声に合わせ、リズムを取りながら、縄を綯っていった。
縄は、直径10センチ、長さ40メートルほど。
諏訪形では2本綯い、山出しや里曳きの時、御柱に取り付け引き綱となる。
はさみで形を整え、塩水に浸して完成する。
完成した縄は、山出しまで神社に保管される。
諏訪形諏訪神社の御柱祭は、9月5日に山出しが行われる予定。 -
南信協同公演「花よりタンゴ」
伊那文化会館附属劇団南信協同の本年度の公演が14、15日の2日間行われ、団員が熱の入った演技を披露した。
今回公演したのは、井上ひさし作の「花よりタンゴ」という戯曲。
昭和22年、戦後の日本が舞台。戦争で大黒柱を失った4人姉妹は、わずかに残った全財産を元にダンスホールを開業するが、不発弾が爆発したり、不当に土地を明け渡すよう要求されるなど、次々に困難が訪れる。そんな中でも、明るく前向きに生きる女性の姿を描いた作品。
今回、南信協同は初めてダンスと歌に挑戦した。
専門家を招いて練習してきたということで、これまでと違った南信協同の舞台を作り上げていた。 -
涼仕立て展
ガラス作品などで涼を呼ぼうと、伊那市西町にある小池千恵さんの工房で涼仕立て展と題して作品展が始まった。
軒先には、涼しげな風鈴の音。陶芸家小池千恵さんの工房、ハルヒ ポタリー スタジオは、伊那バスターミナル東側にある。
並べられているのは、小池さんの陶芸作品や長野市のガラス工芸家前田一郎さんの作品、伊那市美篶の草木染作家秋山孝子さんの作品。
暑い夏の時期に涼をテーマに作品展を開こうと意気投合した3人が作品を持ち寄った。
小池さんは、「作家同志の交流や使う人との交流を通して日々の生活が楽しくなるような相乗効果に期待したい」と話している。
この涼仕立て展は26日までで、期間中は、草木染めや絵付けの体験会も予定されている。 -
送り盆の伝統行事「おさんやり」
箕輪町南小河内に伝わる送り盆の伝統行事「おさんやり」が16日に行われた。
「おさんやり」は、約400年前、南小河内で発生した疫病や災いが、地区内を流れる「大堰」が天竜川とは逆に流れていることが原因だと考えられ、その厄を払うために始まったといわれている。
白い服を身にまとった区民らが「お舟」を担いで、地区内を回る。これには災いをお舟に集める意味があるといわれている。
地区の男衆が長さ12メートル、重さおよそ約700キロの柴舟を担ぎ、地区内を巡航した。
午後9時。お舟を壊す儀式が始まり、担いできた男衆が、かけ声と共に舟を左右に揺らして壊していった。
破片を玄関先に吊るすと厄除けになると言われていて、見物に訪れていた区民らが1年間の無事を願い、われ先にと拾い集めていた。 -
美篶小学校で始業式
楽しかった夏休みが終わり、伊那市の美篶小学校などでは18日から2学期が始まった。
登校した児童らは、漢字や研究課題など夏休み中の宿題を提出していた。
またプールで泳いだことや、キャンプに行ったことなど夏休み中の思い出を発表していた。
宿題を提出した後、全校児童が体育館に集まり始業式が行われた。
このうち5年生は氷の解ける早さの違いや水の汚れなど、それぞれが疑問に思ったことを調べ、分かったことを発表していた。
また2年生は、ペットボトルを利用して作ったカブトムシとクワガタムシなど夏休み中の工作を一人ずつ披露していた。
星野政寛校長は、「少し勉強したくらいで分かったつもりになってはいけません。2学期は深く掘り下げ自分のためになる勉強をしてください」と呼びかけていた。
上伊那地域の小中学校の始業式は、19日、ピークを迎える。 -
上農盆花市準備
上伊那農業高校は12日、伊那北駅前といなっせで盆花市を開く。
11日は、農林委員会や生徒の有志が夏休み中の学校に集まり、花市の準備をした。
花は、生徒たちが5月に苗を植えて実習で育てたもの。
上農高校の盆花市は50年以上続く伝統行事となっている。
今年は、長雨とそれに続く猛暑で、アスターは色によっては花の数が少ないということだが、トルコギキョウなど別の花を補って何とか例年通りの500束を確保できそうだという。
上農高校の盆花市は、12日午前9時30分から伊那北駅前といなっせ北側の多目的広場で開かれる。
価格は、アスターやオミナエシ、小菊など5種類の花束が500円となっている。 -
諏訪形御柱木遣り班が上田の祭りへ
伊那市西春近諏訪形の諏訪形御柱木遣り班のメンバーが8日、上田市で行われた祭りに参加し、木遣りを披露した。
8日は上田市でNHK大河ドラマ化を目指している真田幸村をPRする祭り、日本一の夏まつりが初めて行われた。
上田市にも同じ諏訪形という地域があることから両地域は姉妹自治区として交流が続いている。
今回も、このことが縁で祭りに参加することになり、木遣り班のメンバーが堂々と木遣りを披露していた。
祭りでは勇壮な真田出陣ねぷたが通りを練り歩くなど盛り上がりをみせていた。
祭りに参加した木遣り班の小松勝さんは、「初めての祭りだったが大変盛り上がり上田のパワーを感じた」と話していた。 -
高校演劇部が舞台技術学ぶ
高校の演劇部に所属する生徒を対象に、照明や音響などの舞台技術を学ぶ講習会が8日伊那市の伊那文化会館で開かれた。
上伊那の高校、6校から、約60人が参加した。
このセミナーは、来月開かれる上伊那地区の合同演劇発表会を前に、舞台の仕組みを理解し、より完成度の高い発表にしてもらおうと、開かれた。
生徒達は、照明や音響、大道具の3種類について講義を受けた。
このうち、照明の講義では、赤、青、緑の色を組み合わせ、空間の色を作り出す事や、照明の当て方により、人物を浮かびあがらせる方法等について教わった。
文化会館の職員は、「舞台を作る上で、会場の技術スタッフに、自分たちの持つ、色や音のイメージを、より具体的に伝える事が大切」とアドバイスしていた。
生徒たちが練習の成果を披露する、上伊那地区の合同演劇発表会は、来月19日に伊那文化会館で開かれる予定。 -
押し花同好会作品展
伊那市の市民大学の同窓生でつくる、押し花同好会の作品展が、伊那市の日帰り温泉施設、みはらしの湯で開かれている。
みはらしの湯のロビーには、会員9人の作品14点が並べられ、訪れた人たちの目を楽しませている。
この押し花同好会は、伊那市民大学の卒業生1期生が、約10年前に立ち上げたもので、今では、市内各地で年2回のペースで作品の発表をしている。
今回は、春の花をテーマに、桜や梅、クリスマスローズなどを使った、風景画やメッセージカード等が並べられている。
この作品展は、今月30日まで。 -
上古田保育園ジャガイモ掘り体験
箕輪町の上古田保育園の園児が10日、保育園近くの畑でジャガイモを収穫した。
10日は、未満児から年長児までの60人が、上古田公民館西側の畑で、ジャガイモを収穫した。
上古田保育園では、食育の一環としてジャガイモなどの野菜を毎年育てている。
10日は、5月に植えたジャガイモを収穫した。
子どもたちはジャガイモの茎を引っ張ったり、土を掘ったりして、土の中からジャガイモを掘り起こしていた。
10日収穫したジャガイモは、今月18日に予定しているカレーパーティーで味わうという。 -
西早稲田中生徒が高遠町で農業体験
東京都新宿区の西早稲田中学校の生徒が4日、伊那市高遠町で農業体験をした。
西早稲田中学校では、給食で高遠の野菜を使っている事から、毎年夏休みを利用して農業体験に訪れている。
生徒は班ごとに分かれて作業を行い、このうち小原にあるハウスでは、生徒4人がトルゴギキョウの切り取り作業を体験した。
生徒たちは、花の数を数え丁寧に切りとっていた。 -
創造館で開館記念フォーラム
伊那市創造館で、1日南箕輪村の神子柴遺跡について考えるフォーラムが開かれた。
フォーラムは、伊那市創造館が開館記念フォーラムとして企画した。
創造館では、国の重要文化財である神子柴遺跡から出土した石器などを多数所蔵している。
そのため、今回神子柴遺跡についてのフォーラムを企画し、パネリストに、専門家3人を迎えた。
フォーラムでは、神子柴遺跡から発掘されたものや、発掘時の状態から、この場所がどういう場所だったのかについて話された。
明治大学黒曜石研究センターセンター長の小野昭さんは、「神子柴遺跡から出てきた石器をみるととてもきれいな石器ではあるが、生活するのに不足しないだけのものがそろっている」と話した。
国立歴史民族博物館名誉教授の春成 秀爾さんは、専門家の間では、お墓ではないかと当初から言われていると紹介した上で、神子柴遺跡から男性が身に着けていたとされる石斧が6つ見つかっていることから、ここでは6人の男性が生活していたのではないかとする説を話した。 -
工房COOの佐野さん本出版
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内で、手作りおもちゃの体験教室「工房COO」を主宰する佐野博志さんが、本を出版した。
「おもちゃ博士のかんたん!手づくりおもちゃ」は、佐野さんがこれまでに考案した、身近にある材料で、簡単に作れるおもちゃ38種類を紹介している。
佐野さんは「紹介しているのは、簡単に作れるものばかり。本をヒントにオリジナルな遊びを考える”ひらめき”のきっかけとなり、(おもちゃが)世代を超えたコミュニヶーションの道具のひとつになれば」と話した。
「おもちゃ博士のかんたん!手づくりおもちゃ」は、8月3日から全国の書店で発売され、定価1,470円となっている。 -
上農高校陸上部がみんなの森整備
上伊那農業高校陸上部が26日、南箕輪村大芝高原のみんなの森にあるセラピーロードの整備をした。
セラピーロードには、間伐材を細かくしたウッドチップが敷かれていて膝の負担を和らげる効果がある。
上農陸上部は、このセラピーロードをランニングのコースとして使っている。
今回は、年月が経ちウッドチップの効果が薄れてきたことから、感謝の気持ちとして整備を行うことになった。
整備作業は部員9人が行い、平らになるように丁寧にウッドチップを敷いていった。
部員らは、「普段練習で使わせてもらっているので、作業を手伝うことができてよかった」と話していた。 -
箕輪中部小で1学期終業式
箕輪町の箕輪中部小学校で27日、終業式が行われ、1学期の学習を締めくくった。
終業式では、5年生が、1学期に臨海学習で愛知県の南知多を訪れたときの様子を発表した。
5年生は、絵などを使ってトヨタ自動車の工場見学や、海辺での地引網の様子を紹介し、「トヨタの工場では車1台を丁寧に造っていると感じた」「長野県は海がないので、海での学習は貴重な体験だった」と感想を発表していた。
式で、笠原忠照校長は、「命は一つしかないので気をつけて生活してほしい。夏休みが楽しくなるように注意をしっかり守り、2学期は全員で元気に出発しましょう」と児童に呼び掛けていた。
終業式ではこのほか、8月にNHK合唱コンクールに出場する合唱団が、課題曲などを披露した。
箕輪中部小学校は28日から夏休みで、8月19日から2学期が始まる。 -
公衆衛生専門学校体験入学
歯科衛生士を養成する、伊那市にある長野県公衆衛生専門学校で、高校生を対象にした体験入学が27日、行われた。
長野県内の高校2年生と3年生31人が、歯科衛生士の仕事を体験した。
公衆衛生専門学校では、高校生の進路決定の参考にしてもらおうと、毎年体験入学を行っている。
27日は、学校の概要説明のあと、専門学校の学生の指導で、口の中の観察やブラッシング、歯石の除去などを体験した。
歯石の除去では、道具の使い方を教わり、歯の模型を使って歯石を取る作業をした。
高校生は、慣れない手つきながらも、熱心に模型の歯石を取り除いていた。
参加したある高校生は、「歯科衛生士になりたいので、27日はいろいろ体験できてとてもよかったです」と話していた。 -
西春近てらこや塾始まる
夏休み中の小学生を対象にした「西春近てらこや塾」が26日から、伊那市の西春近公民館で開かれ、市内の小学校に通う児童約60人が参加した。
てらこや塾は、地域で協力して子どもを育てようと、西春近公民館が開いた。
講師は、小学校の校長や伊那西高校の生徒が務めた。
3年生以上は夏休みの宿題をそれぞれ行い、分らないところを教わっていた。
1、2年生は、書き順など基本的なことを全員で学んだ。
西春近てらこや塾は30日まで毎日開かれ、勉強以外にも紙工作や燻製作りなどを行う予定。 -
新山小 高遠第4保とカレーパーティー
伊那市の新山小学校の児童は21日、地元の園児とカレーパーティーをして交流した。
新山小学校を訪れたのは伊那市の高遠第四保育園の年長児。
新山小学校では、毎年地元の保育園児を招いてカレーパーティーをしていて、昨年度に新山保育園が休園になってからは、高遠第四保育園との交流をおこなっている。
21日は、4つの班に分かれ、小学校で作ったジャガイモを使ってカレーを作った。
ジャガイモの他に何を具材にするかは班ごとに決めていて、ツナやコーン、レモン汁などを入れて、それぞれの班のオリジナルカレーを作っていた。
カレーが出来上がると、全員で味わった。
新山小学校では、交流をしてお互い顔見知りになることで、地域のつながりを作っていきたいという。 -
前高遠美術館長竹内徹さん作品展
今年3月まで伊那市高遠町の信州高遠美術館館長を務めていた洋画家・竹内徹さんの作品展が24日、始まった。
信州高遠美術館で竹内さんが個展を開くのは今回が初めて。
会場には、竹内さんが以前、伊那市に寄贈した作品など46点が展示されている。
竹内さんは高遠町出身の洋画家で、平成14年から今年3月までの8年間、信州高遠美術館の館長を務めた。
また旧伊那市、高遠町、長谷村が合併した平成18年には、自身の作品24点を伊那市に寄贈した。
今回の作品展は、多くの作品を寄贈し、館長として長年美術館を支えてきた竹内さんへの感謝の気持ちを込め、伊那市が企画した。
会場には、竹内さんが昭和40年代から描き続けている高遠町の日常を描いた作品などが多く並んでいる。
作品展は8月29日まで。 -
ノブ・サチ油絵展
子ども達や地球、希望をテーマにした個展「ノブ・サチ油絵展」が、ベルシャイン伊那店で開かれている。
油絵展には、ノブ・サチさんの作品、35点が並んでいる。
ベルシャイン伊那店での個展は4回目で、ここ1年以内に描かれた近作の個展。
作品の多くは明るい色使いのもので、ピコットの森という想像の世界の中で、動物や人間がお互いを思いやって暮らしている様子を描いている。
ノブ・サチさんは「子ども達を取りまく時間や世界が、平和で優しい時間だったらいいな、という想いを込めて描いている」と話す。
また、一般の油絵展とは違い、子ども達も楽しめる作品展なので、家族連れでも来てもらいたいと話していた。
この「ノブ・サチ油絵展」は27日まで、ベルシャイン伊那店2階の文化ホールで開かれている。 -
耐震化で終業式早く
校舎の耐震化工事が進められている伊那市の春富中学校は、例年よりも1週間ほど前倒しして22日、終業式を行った。体育館に全校生徒が集まり、1学期を締めくくった。
生徒を代表して、1年生の北原悠哉君は、「野球部に入り、辛いことや苦しいことは沢山あるけれど、きびしい練習に耐えてレギュラーを目指したい」と1学期を振り返った。
村田正美校長は、「明日がある、明後日があると考えている間は何もありはしない。自分の心の中に時計を持って、今を大切に、夏休みを過ごしてほしい」と生徒に呼びかけた。
春富中学校の教室棟には現在、耐震化工事のための足場が組まれている。
工事は、24日から本格的に始まる予定で、学校では工事にあわせ終業式を例年より1週間ほど早めた。
伊那市教育委員会によると、市内の小中学校の耐震化率は現在40.4%で、県内の19市で最も低く、全ての市町村の中でも最低水準となっている。
伊那市では現在、春富中を含め市内11の小中学校の耐震化に着手している。
これにより本年度末には、耐震化率は76.3%まで上がる見込み。
伊那市では、平成27年度末を目途に、耐震化率100%を達成したい考え。 -
西澤由美子さん水彩画展
伊那市高遠町出身の西澤由美子さんによる水彩画展が22日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まった。
会場には、カラフルな色調の水彩画50点ほどが並んでいる。
西澤さんは、伊那市高遠町で高校時代までを過ごし、現在は静岡県で美容エステ室と焼き鳥屋を経営している。
モチーフは、店に訪れる客をイメージしたものが多いという。
中には、焼き鳥屋に訪れたカップルをモデルに、付き合い始めから結婚し子どもが生まれるまでをストーリー仕立てで仕上げた作品もある。
絵は、10年ほど前から描き始め、今回初めて個展を開いた。
仕事の合間を縫っての創作活動のため、年に5点ほどしか制作できないということで、今回は10年間の作品が展示されている。
西澤由美子さんの水彩画展は26日まで。 -
伊那北高校全国出場あいさつ
走り高跳びや囲碁、将棋で全国大会に出場する伊那北高校の生徒が21日、伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に出場のあいさつをした。
走り高跳びで全国大会に出場するのは、2年生の有賀楓子さん。有賀さんは、今月開かれた北信越大会で、1m64センチメートルを飛び優勝し、29日から沖縄県で開かれる全国大会出場を決めた。
囲碁部は、5月の県大会で優勝し、26日から東京都で開かれる全国大会で男子団体戦と個人戦に出場する。部長の辻耀君は、開会式で選手宣誓をするという。
囲碁部の2人は、長野県選抜チームのメンバーにも選ばれている。
将棋部は、5月の県大会で男子団体戦で優勝、8月2日から宮崎県で開かれる全国大会出場を決めた。
白鳥市長は、「伊那北の名前が全国に知られる事はうれしい。良い報告を待っています」と激励していた。 -
三宅小と高遠北小が交流
伊那市と友好関係にある、東京都三宅村の三宅小学校の児童が22日、高遠北小学校を訪れた。
交流を行ったのは、三宅小5年生の14人と高遠北小の5年生8人。
三宅村と旧高遠町は昭和45年に友好町村盟約を結んでいて、平成7年から、三宅小と同じ規模の高遠北小が交流を行っている。
高遠北小の古村奈津香さんは「川遊びをしたり、一緒の給食を食べて、沢山友達をつくり楽しい思い出にしましょう」とあいさつした。
また、三宅小の八幡亜由美さんは「高遠の写真や資料を見て、訪れるのを楽しみにしていました」と話した。
歓迎会では、お互い住んでいる地域を手書きの図や写真を使って紹介した。
児童らは、校舎見学や給食を一緒に食べた後、国立高遠青少年自然の家を訪れ、川遊びなどで交流を行った。
三宅小の児童は、高遠に3日滞在する予定で、三宅村にはない水田の見学をしたほか、高遠歴史博物館や蓮華寺を見学するという。