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東春近小4年のりんご学習 感謝の会
伊那市の東春近小学校の4年生は、りんごの栽培体験学習でお世話になった、伊藤一路さん、豊子さん夫妻を招き、4日、感謝の会を開きました。 東春近小学校では、平成6年から毎年4年生が伊藤さんの、りんご畑で体験学習を行っています。 今年度も、摘花から収穫作業まで、4回の学習を行ってきました。 この日は、1年間体験で学んだことをまとめ、グループごと発表しました。 児童らは、「出荷できるりんごをつくるには、花を摘んだり、せっかく実になったりんごを摘んだり、苦労がある事がわかりました。」と発表していました。 他に、栽培したりんごを使って児童が作った、リンゴゼリーと炭酸を入れたフルーツポンチを全員で味わいました。 感謝の会では、歌も披露されました。 伊藤さんは、「今年のりんご作りは天候も良く、大きな被害が出なかった。秋に発生した2つの台風で、子どもたちのりんごが落ないか心配した」と話していました。 東春近小学校では、今後もりんごの栽培体験を通して、農家の苦労を学んでいきたいとしています。
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“霜月まつり”テーマのフォーラム 15日開催
信州大学と日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会は地域に残る伝統文化を見直そうと15日に飯田市で霜月まつりをテーマにした連携フォーラムを開催します。 霜月まつりは南信州の遠山郷と呼ばれる飯田市南信濃と上村地区に伝わる湯立ての神事で毎年12月に行われています。 国の重要無形民俗文化財に指定されていて去年は地区内9つの神社で行われました。 800年の伝統があり生命力の落ちる厳しい冬を乗り切るために、はじまったとされています。 また霜月まつりは「神様にお湯を差し上げる祭り」とも言われていて宮崎駿のアニメ映画「千と千尋の神隠し」のアイデアになったということです。 祭りのハイライトとなる「湯切り」では、面をかぶった地域住民が素手で熱湯をはじきとばします。 この熱湯にかかると病気にならないといわれていて見物人の盛り上がりは最高潮に達します。 信州大学副学長で日本の歴史に詳しくフォーラムでは司会を務める笹本正治さんは霜月まつりについて「冬の寒さで枯れた魂を復活させる神霊の恩頼(みたまのふゆ)の祭り」と話します。 信州大学と県内のケーブルテレビ局でつくる長野県協議会は地域貢献や情報発信を連携して実施することなどを目的に平成24年に協定を結びました。 フォーラム開催もその一環で飯田市美術館学芸員や宮司、祭り関係者6人が祭りの魅力や課題などについて意見を交わします。 フォーラムは入場無料で15日日曜日、飯田市の松尾公民館で午後2時から開かれます。
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第10回伊那谷伝統文化公演 人形浄瑠璃
第10回伊那谷伝統文化公演が1日、伊那市のいなっせで行われ、箕輪町の古田人形芝居保存会などが人形浄瑠璃を披露しました。 伊那谷伝統文化公演は、地域の伝統文化に親しんでもらい伝統を残していこうと、NPO法人伊那芸術文化協会が主催したもので、今回で10回目です。 今年は人形浄瑠璃に焦点を当て、箕輪町の古田人形芝居保存会と飯田市の黒田人形浄瑠璃保存会が演目を披露しました。 古田人形芝居保存会が上演した演目は「生写朝顔話宿屋の段」です。 目が見えない主人公深雪が、琴を弾きながら思いを寄せる駒沢次郎左衛門を探して訪ね歩くという話です。 古田人形は、江戸時代に風除け祈願で人形を操ったのが起源とされ、その後淡路島から来た人形使い市村久蔵によって本格的に始まったとされています。 会員は、15歳から80歳までの20人で、中には親子で演じている人もいるということです。 会場にはおよそ250人が訪れ、人形浄瑠璃に見入っていました。
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箕輪中学校 スケート全国出場・技術家庭科全国で入選
箕輪中学校2年の大槻陸君と浅川丈一郎君は、長野市で開かれている「第35回全国中学校スケート大会」に出場します。 29日は、大槻君と浅川君が箕輪町役場を訪れ、白鳥政徳町長に出場の報告をしました。 大槻君は、3,000メートルと5,000メートルに、浅川君は500メートルと1,000メートルに出場します。 1月6日に長野市で開かれた県大会で、大槻君が5,000メートルで11位、浅川君が1,000メートルで11位に入賞し、全国大会出場を決めました。 第35回全国中学校スケート大会は31日から長野市のエムウェーブで開かれていて、競技は1日から行われます。
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伊那北高校理数科 研究発表
伊那北高校理数科の生徒による課題研究発表会が31日、伊那北高校の同窓会館で開かれました。 発表会では理数科の2年生39人が9つのグループに別れ発表しました。 あるグループは、「放射線の工業製品への影響」について発表しました。 生徒らが放射線がタイヤの滑り止めや電線の耐熱性の向上に使われていることを知り、放射線を身近に感じたことから、基礎を学ぼうと行いました。 実験ではガラス瓶に放射線を照射し、色の変化を観察したり、輪ゴムに照射し、伸び縮みする力への影響を調べました。 生徒たちは「さまざまな製品に放射線が利用され、日常生活に役立っていることが分かったが、日本人には放射線照射の技術が利用されているから害があるという固定概念が根付いている。しかしそれは間違いで、放射線についての正しい知識を身に着けることが大切だと実感した」と話していました。 ある教諭は、「研究を通して、理論的に考える力を身に着けていってほしい」と話していました。
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上伊那教育会 南アルプスの実地調査結果報告
上伊那の教諭で作る上伊那教育会郷土研究部の研究発表会が31日伊那市のいなっせなどで開かれ、南アルプスの実地調査の結果が報告されました。 上伊那教育会では、平成29年を目標に、昭和37年に刊行された「上伊那誌自然編」の改訂増補版の刊行を計画しています。 その一環で、平成25年度から南アルプスの実地調査を進めていて、今年度は塩見岳周辺を調査しました。 箕輪中学校の大木島学教諭は、今回の調査でライチョウが確認できなかったことについて、「ライチョウはお花畑を好む。シカの食害が、植生だけではなくライチョウにも影響を及ぼしているのでは」と話していました。 来年度は仙丈ヶ岳と塩見岳の中間部分を中心に調査する予定です。
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学校給食にザザムシ登場
30日、箕輪町の箕輪南小学校の給食に伊那谷を代表する珍味、ザザムシが登場しました。 この日のお昼、箕輪南小学校の給食の時間です。 調理室には、午前中の授業が終わった児童たちが、給食の準備に訪れました。 その中には、甘辛く煮つけたザザムシがありました。 2年生の教室です。 給食当番が配膳し、担任がザザムシを配り食べる準備ができました。 このザザムシは、箕輪町沢に住む関二千六(にちろく)さんが天竜川で収穫したものです。 関さんは、この道40年の大ベテランです。 漁が解禁となった12月から天気の良い日はほぼ毎日天竜川に通っています。 今日はあいにくの雪で漁には出ず、自宅脇にある作業小屋で、ザザムシ漁には欠かせない四手網の修復作業をしていました。 長年使っている網を新しいものと取り換えます。 30日給食に出されたザザムシは、前日学校に届けられました。 妻の正子さんが、ゆで上げ、ごみなどを丁寧に取り除き、しょうゆ・砂糖・みりんで、半日かけて味付けをしました。 毎年、直売所に出荷していますが、子どもたちにも伝統の味を届けようと、小学校には10年以上提供しています。 関さんのそばには、おこぼれにあずかろうと、小鳥も訪れています。 再び2年生の教室です。 子どもたちは、どんな反応でしょうか。 「けっこういける」「イナゴに似た味」 そして、食べ終わった後に種明かしです。 生きているザザムシを児童たちが見学しました。
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高校生の地元就職を支援 合同企業説明会
高校生に地元企業を知ってもらい、地元での就職を促進しようと、上伊那の企業による合同説明会が29日に開かれ、就職を希望する高校2年生を中心に351人が参加しました。 駒ヶ根市の駒ヶ根工業高校で地元企業の合同説明会が開かれました。 参加したのは、伊那北高校を除く上伊那の8つ高校と松川高校の2年生272人、駒工1年生79人の合計351人です。 2年生は去年より26人参加が増えました。 企業は上伊那の製造業を中心に、去年と同じ15社が参加しました。 説明会は、地元の企業を知ってもらい地元での就職を促進しようと、ハローワークと県教育委員会が県内8会場で毎年開いているもので、今年で4年目になります。 説明会では、各企業が2分間ずつ会社の概要を説明しました。 この後、企業ごとに会場を分け、高校生は参加企業から2社を選んで担当者から詳しく説明を受けました。 スーパーなどを経営している企業の社員は、地産地消に取り組んでいる事、高齢者など買い物が自由にできない人のために商品の宅配を行っている事などを説明していました。 高校2年生の就職活動は、企業からの求人が公開される今年7月から本格化し、9月中旬から採用面接などが始まる事になっています。
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西春近住民と信大生が災害について考える
平成18年豪雨で被害を受けた、伊那市の西春近の住民は29日、信州大学の学生と災害について考える、里山セミナーを開きました。 セミナーは、平成18年7月の豪雨災害を教訓に、自然災害から地域を守ろうと、西春近自治協議会が開いたものです。 セミナーは、南箕輪村の信州大学農学部内の、ゆりの木で開かれ、西春近地区の代表者と、信大生、あわせておよそ40人が参加しました。 セミナーは、豪雨災害のあった翌年から毎年開かれていて、土砂災害を防ぐための里山づくりや、防災についての対策などを考える機会にしています。 この日は、地区別にグループ分けされ、自分たちの住む地区の、危険箇所や、避難場所などについて話し合いました。 セミナーでは、信大生が事前に防災マップに従い、第三者からの視線で各地区を歩いて気づいた、問題点や避難経路などを報告していました。 地区の代表者からは、「土砂災害にはむいていない場所や耐震化されていない建物が避難場所になっている」などの指摘が出されていました。 信州大学農学部森林科学科の内川義行助教は、「地域で防災意識を持つことは非常に嬉しい。住民の皆さんも、防災マップを片手に実際に歩いて確かめて欲しい」と話していました。
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南箕輪小学校に挨拶レンジャーが登場
南箕輪村の南箕輪小学校では児童扮する挨拶レンジャーが、毎朝元気にあいさつを交わしています。 児童扮する挨拶レンジャー。レッド、イエロー、ブルーなど5人の戦士と1人の悪役、合わせて6人です。 登校してきた児童に元気に挨拶をします。 午前8時、昇降口に集合したレンジャーは、一人一人に声をかけます。 人気のイエローは、何度も握手を求められていました。 これは、今月20日から始まったあいさつ運動の期間中毎日行われています。 4年生から6年生の児童30人でつくる交流委員会が企画しました。 日替わりで衣装を身に着ける委員を決め、それ以外の委員は、玄関前に並んで挨拶をします。 戦隊ものの衣装を着た挨拶運動は30日で終わりますが、児童たちは「これからも大きな声で挨拶をしていきたい」と話していました。
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節分にむけ福升づくり
箕輪町北小河内の無量寺で、来月3日の節分に向けて、福升の準備が始まっています。 無量寺の中川弘道住職が福升に書いているのは福と寿の文字です。 2月3日の節分で、厄年の人や区の役員、来賓が豆まきをする際に使います。 今年は、60個ほどを用意するという事です。 4つの面には、福と寿のほかにお寺の印などが押されます。 中川住職は、「最近は天災や人災など災害が多い。今年は、互いに尊重し慈悲の心をもち、平和な年になってもらいたい」と話していました。 無量寺の護摩祈祷会は、2月3日火曜日、午後3時から、福豆まきは、午後4時から行なわる予定です。
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「すんき給食」で木曽地域を支援
去年、御嶽山の噴火や豪雨による土石流の発生など自然災害に見舞われた木曽地域を応援しようと、伊那市の高遠中学校で「すんき漬け」を使ったメニューが給食に出されました。 給食に出されたのは、大根や豆腐などが入った味噌汁にすんき漬けを入れた、「すんき汁(じる)」です。 伊那市と南箕輪村の小中学校の栄養士で作る委員会は、すんきの消費を拡大する事で、御嶽山の噴火など自然災害に見舞われた木曽地域をを支援しようと、初めて給食のメニューに取り入れました。 生徒達の多くは、すんきを食べるのが初めてで「すっぱい」、「不思議な味」と話しながら、笑顔で食べていました。 すんき漬けは木曽地域に保存食として古くから伝わる漬物です。 カブの葉を、乳酸菌で発酵させたもので、塩を使っていないのが特徴です。 高遠中学校栄養士の太田浩美さんは「食事は好きなものを選びがち、食べる事で被災地の支援につながる事を知ってもらえれば」と話していました。 3月までに伊那市と南箕輪村の全ての小中学校ですんきを使ったメニューが出される予定です。
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伊那餃子の作り方学ぶ
地域の魅力を知り発信する「しなのっこ子ども観光大使」による伊那餃子作り教室が26日伊那市のいなっせで開かれました。 教室には上伊那地域の親子およそ30人が参加し伊那餃子作りに挑戦しました。 「しなのっこ子ども観光大使」は小中学校の教諭でつくる実行委員会の呼びかけで集まった子どもたちが、県内各地の名物料理を作ったり、歴史を学んだりしています。 活動は去年の6月からはじまり、これまでにローメン作りや松本城めぐり、そば打ち体験などを行ってきました。 伊那餃子作りでは、市内の飲食店でつくる伊那餃子会会員を講師に招きました。 伊那餃子は雑穀アマランサスを具材に入れ信州みそをつけて食べるのが特長で子どもたちは講師から話を聞き作り方を教わっていました。 実行委員会では「子どもたちが県内各地の歴史や食文化などを知ることで地域に愛着をもってもらいたい。」と話していました。
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上農高写真部 活躍
上伊那農業高校写真部は、28日から伊那図書館で初めての作品展を開催します。 上農写真部は、本格的に活動を初めて数年ですが、このところコンクールへの入選が相次いでいて、注目を集めています。 28日には、初の作品展を伊那図書館で開く予定で、部員たちは今、その準備に追われています。 部長の高嶋海来(みらい)君。去年の第64回写真県展学生の部で入選を果たしました。 作品は、「夜の工場」です。 そしてもう一人、齋藤里華さんも入選を果たしました。 作品は、「いーくからね~」です。 さらに地方で開かれる写真展では最大規模の第27回諏訪写真展でも今回3人が入選したということです。 作品展では、これらのほかにも部員10人の力作40点ほどが並ぶことになっています。
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長野県日本画会伊那支部 作品展
長野県日本画会伊那支部の会員による作品展が、伊那市のいなっせで開かれています。 会場には、会員12人の作品42点が展示されています。 植物や風景など身近なものを題材にした10号、12号の小品が中心です。 作品展は、毎年長野市で開催している秋の日本画県展に出展した作品を伊那地域の人たちにも見てもらおうと2年に1度開かれていて、今年で5回目になります。 伊那支部では、「日本画を鑑賞する機会のない人にも会場に足を運んでもらい、絵を好きになるきっかけにしてもらえたらうれしい」と話していました。 長野県日本画会伊那支部の作品展は27日(火)まで、伊那市のいなっせで開かれています。
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南信工科短大校長に信州大学副学長の大石修治さん
長野県は、来年4月に開校する南信工科短大の校長に信州大学副学長で工学部長の大石修治さんが決定したと発表しました。 22日、県庁で開かれた定例記者会見で、阿部守一知事が発表しました。 会見で大石さんは「少人数で密度の高い教育に取り組んでいきたい。研究を通して学生に工学のおもしろさを伝えたい」と話しました。 静岡県出身の大石さんは、昭和24年生まれの65歳。群馬大学大学院の工学研究科修士課程を修了後、昭和49年から信州大学工学部助手、平成12年から教授を務め、現在は副学長、工学部長を兼務し、長野県産業教育審議会の会長も務めています。 大石さんは「学生にとって健やかでやりがいのある、勉強のしがいのある学校づくりをしていかなければならない。学校のスタートの前に振興会というかたちでご援助頂けるということで大変ありがたく思っている」と話していました。 長野県南信工科短大は、南箕輪村の伊那技術専門校を改修、一部新築し来年4月に開校します。 2年制の専門課程2学科が設置される他、離職者対称の職業訓練なども実施されます。 県では、ものづくりの第一線で活躍できる高度な技能、知識を有する人材育成を行う中南信地域の拠点として位置づけています。 大石さんは、今年4月から県の産業労働部で開校に向けた準備を進めていくということです。
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伊那市の小学生 総合的な学習発表会
伊那市内の小学生が日頃学校で取り組んでいる総合的な学習の発表会が、16日伊那文化会館で開かれました。 発表会は、他の学校の取り組みを知って日頃の活動に役立てたり、交流を通してコミュニケーション能力を身につけてもらおうと、伊那市教育委員会が開いたものです。 児童は、演劇や歌などを交えながら、活動の成果を発表しました。 このうち、東春近小学校の6年生は、学校で行った「エコお泊り活動」について発表しました。 ガスや電気を使わないため、手作りのかまどで食事を作ったり、2日目の朝食にお湯を入れるだけで作れる五目御飯を食べたということです。 児童は「エコについて学ぶことができ、小学校生活最後の思い出になりました」と発表しました。 長谷小学校の児童は、長谷の歴史を紹介し、「長谷に伝わる孝行猿のように、私たちも長谷の自然や両親、周りの人達へ感謝の気持ちを忘れずにいたい」と発表し、賛歌長谷を歌いました。 この日は、市内15校の児童が発表しました。
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水循環授業で伝兵衛井筋見学
上伊那農業高校の生徒は19日米作りや発電に利用されている伊那市富県の伝兵衛井筋を見学し水循環について理解を深めました。 水循環の授業は環境保全や農業発展など水の有効活用に関する知識を得るために行われているものです。 生産環境科2年、およそ20人が伊那市富県の伝兵衛井筋の歴史や利活用について学びました。 話をしたのは井筋を管理している伊那市春富土地改良区理事長の織井秀夫さんです。 井筋は稲作に欠かせない水を引くために作られた用水路で江戸時代に完成しました。 織井さんは「長い年月をかけ数々の難工事の末に完成したもの。当時の人の苦労を知ってもらいたい。」と話していました。 また再生可能エネルギーとして井筋から流れ落ちる水を使った発電事業についても説明がありました。 事業は用水路の落差を利用して小水力発電所を建設するもので事業費はおよそ3億8千万円となっています。 落差は22・7メートルで発電所は平成29年に完成を予定しています。 生徒らは「水は人の知恵で農業や発電など様々なことに役立てられていることがわかった。」と話し水循環について理解を深めていました。
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キャリア教育充実へワークショップ
産学官連携のキャリア教育について意見交換する職場体験学習情報交換ワークショップが19日、伊那市役所で開かれました。 ワークショップは中学生の職場体験学習のあり方について意見を交わし取り組みを充実させようと開かれたものです。 職場体験学習受け入れ事業者と伊那市など6つの中学校教諭また市教育委員会からおよそ30人が出席しました。 キャリア教育は子どもたちが社会的に自立できる力を育むための取り組みで職場体験学習などが行われています。 ワークショップでは学校と生徒を受け入れる企業それぞれの立場から発表がありました。 内藤睦夫教諭は「夢を持つということは大事だが夢にこだわりすぎるとキャリア教育につながらない。その子の持っている発達課題を理解し尊重して、やる気を引き出す必要がある。」と話していました。 松島美容室の関重春社長は「受け入れた生徒に今はまっていることや学校、クラスのいいところなどを発表してもらうことで互いの関係が深まる。」と話していました。 伊那市では「地域で子どもを育てる思いを共有しそれぞれの立場を尊重し協働してキャリア教育に取り組む」などとするキャリア教育憲章を制定していて、学校、家庭、地域、産業界、行政が一体となり子どもの育成について考えていくとしています。
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高遠引持 伝統の獅子舞 コミカルに
17日は、伊那市高遠町上山田引持に伝わる獅子舞が地区住民に披露されました。 引持の獅子舞は朝まで飲み明かし地区の安泰を願う、お日待ちの行事のなかで、およそ300年前から行われていたと伝えられています。 引持地区はおよそ30戸で、平成に入り子供の数が減り獅子舞の伝承が困難になると感じた住民が、獅子舞を守り伝えようと、平成19年に保存会を結成しました。 それ以降毎年、地区住民に披露していて昨夜は、およそ60人が集まりました。 舞では獅子が鈴と五平を持ち、家内安全や、無病息災を願いました。 また、獅子がひょっとこについたノミを食べるユニークな仕草もありました。 保存会では集落に伝わる伝統文化の継承に取り組んでいきたい。と話していました。 現在子供の数は、保存会結成当時の倍以上に増えたということです。
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小河内神社 御筒粥占いで今年は7分
箕輪町の小河内神社で18日祈年祭が行われ「御筒粥神事(おつつがゆしんじ)」で今年の農作物の出来や世相を占いました。 今年の世の中は「7分」と去年より5厘下向きました。 御筒粥神事は今年1年の五穀豊穣を祈願する小河内神社の祈年祭で行われます。 100年以上続いていると言われ、毎年小正月の1月15日の早朝に行われてきましたが、氏子が祭りに参加しやすいようにと、小正月過ぎの日曜日に今年初めて行われました。 朝6時すぎ、農作物の出来や世相を占う、葦の茎を21本束ねたものを入れた大鍋のお粥に火がつけられました。 午前8時すぎ、2時間ほどかけて炊き上げた大鍋のお粥の中から筒が取りだされ神殿へと運ばれました。 筒を受け取った宮司は、すだれで中を隠し、米や野菜など農作物の出来や世の中の世相を筒に入った米粒の数で占いました。 占いの結果、世の中の世相は、去年より5厘下がり7分、農作物では、ナスときゅうり、梨が上々となっています。 占いで使ったお粥を食べると1年間病気をしないとされていて、神事が全て終わると神社を訪れた人達にふるまわれていました。
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せいの神
伊那市西箕輪のみはらしファームで、小正月伝統の火まつり、せいの神が18日行われました。 歳(さいの)神様(かみさま)がなまってせいの神になったとされています。 うず高く積み上げられた正月飾りや〆の子飾りに点火されると、南アルプスをバックに勢いよく燃え上っていました。
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羽広の獅子舞 雌雄舞い合わせ
400年の歴史がある伊那市羽広の獅子舞の舞合わせが18日朝、地元仲仙寺本堂で行われました。 羽広の獅子舞は、1613年慶長18年に仲仙寺の再興を祝って舞ったのが起源とされていて、2013年に400年祭を行っています。 2005年には、伊那市の無形民俗文化財に指定されています。 1月15日の小正月にもっとも近い休日に行われていて、地区内の無病息災・五穀豊穣を祈願します。 18日は午前7時ちょうどに舞合わせが始まりました。 地域の人やアマチュアカメラマンなど50人が本堂を取り囲み、さかんにシャッターを切っていました。 口を閉じて勇壮な雄獅子と口を開いて静粛な雌獅子の舞いは、「阿吽の舞」と呼ばれています。 眠っていた獅子が目覚めるようにゆったりと舞う「肇国の舞」、刀で悪魔を左右に切り裂くように舞う「剣の舞」など5つの舞いで構成されています。 獅子頭をつとめる人は、一生に一度きりの晴れ舞台で、若手が一人前の舞手となる大きなステップになっています。 5つの舞いが終わる午前7時20分頃、仲仙寺本堂に朝日が差し込みはじめました。 仲仙寺本堂での舞合わせを終えると、雄雌は北と南に別れて集落内の家庭を舞い歩く戸毎舞が行われました。 そして、昼頃には、せいの神が行われるみはらしファームで再び阿吽の舞を披露しました。 雌雄2頭の舞合わせは、仲仙寺以外ではふつう見られませんが、今回は、みはらしファーム15周年の記念で特別に行われました。
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かんてんぱぱ小学生絵画コンクール表彰
伊那市の伊那食品工業株式会社が主催する第10回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールの表彰式が17日、かんてんぱぱホールで行われました。 今年は伊那市内15の小学校と伊那養護学校から877点の応募があり、入賞した21人の児童に賞状が贈られました。 最高賞のかんてんぱぱ賞を受賞したのは、東春近小学校4年の酒井琳さんです。 りんごの成長を学ぶ総合学習でのりんごを収穫する場面が描かれています。 伊那市長賞には、伊那東小学校3年のマトスエミさん。 伊那市教育長賞には、高遠北小学校6年の福嶋招太くんが選ばれました。 学校奨励賞には西箕輪小、富県小、伊那北小が選ばれ、各校には20万円相当の備品が贈られます。 かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは、ふるさとに愛着を持ってもらおうと毎年開かれてきましたが、10回の節目で終了することになりました。 応募作品は、25日(日)まで伊那市のかんてんぱぱホールに展示されています。
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大学入試 センター試験
大学入試センター試験が今日から、全国一斉に始まりました。 県内では、13か所で行われ、南信地域の受験生は南箕輪村の信州大学農学部と、駒ヶ根市の県看護大学で試験が行われました。 このうち、信大農学部では試験開始の1時間以上前から受験生が集まってきました。 今年は伊那北高校と伊那弥生ヶ丘高校の試験会場が、信大農学部から県看護大学に変更になったこともあり、歩いて会場入りする人は少なくなりました。 伊那バスでは、伊那バスターミナルから信大行きの臨時便を4便出して受験生を送り届けていました。 今年のセンター試験には、全国で去年より0.3%少ないおよそ55万8千人が志願し、県内では去年とほぼ同じ1万人となっています。 このうち、信大農学部では、838人が試験を受けました。 会場の入り口では、高校の担任らが生徒を激励していました。 初日の17日は、地理や歴史など4教科16科目の試験が行われました。 このうち松本市の信州大学松本試験場では、午前中に行われた地理・歴史・公民で試験の説明と準備に遅れが出て、1分から2分繰り下げて試験が行われました。 18日は、理科と数学の2教科15科目が行われることになっています。
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箕輪町大出上村で大文字
箕輪町大出の上村の住民は、地域の安全や無病息災を願う大文字建てを、12 日、行いました。 12日は、上村の住民およそ20人が道祖神のある辻に集まり、大文字を建てました。 現在、上村には67世帯があります。 上村の大文字は、江戸時代に大火や疫病が流行ったことから村の安全を祈り始まったとされていて、町の無形民俗文化財に指定されています。 住民らは、長さ11メートルの柱に松と竹を結び、最後に梅の飾りものを取り付けていました。 他にも、蕎麦がらやもみ殻などが入った手作りの巾着を結び付けていました。 立てられた大文字は、18日の朝6時に下ろされ、各家で巾着などを持ち帰り飾るということです。
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上農で飲食店店長が講義
上伊那農業高校の生徒は、市内の飲食店経営者を講師に迎え、食材の流通や地域食材を活用したメニュー作りなどについて話を聞きました。 14日は、生産環境科の3年生41人が、「伊那谷の地域食材をいかす」をテーマに話を聞きました。 授業では、伊那市内の飲食店「藤よし」の店長・伊藤雄治さんが地産地消の大切さについて話をした他、生徒達が栽培した大麦やえごまなどを使って、伊藤さんが作った料理をみんなで試食しました。 食べたのは「大麦のひじきのマリネ」、「エゴマと大豆の青菜の味噌和え」「キビとサツマイモのきんとん りんご添え」の3品です。 生産環境科では、米や雑穀の栽培をとおして食料生産について学んできました。 今回の授業は、消費者に近い飲食店の食材へのこだわりを聞くことで、生産者の立場に理解を深めようと行われました。 伊藤さんは「店では、手間をおしまず昔の技法で料理を出している。食材も、手間をかけ育てている物は高くなるが、その良さを発信するのが飲食店の役割」と話していました。
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西箕輪上戸 大文字(でえもんじ)建て
伊那市西箕輪上戸で、小正月の伝統行事「大文字(でえもんじ)」が14日早朝に行なわれました。 午前4時半、大文字の開始を告げる太鼓が始まると区民それぞれが作った巾着飾りを持って集落の中心部の三ツ辻に集まります。 長さ12メートルあまりの「大文字柱」が辻まで担ぎ出され、巾着袋や役員たちが事前に色紙で作った花、酒樽が飾り付けられていきます。 大文字(でえもんじ)は、鎌倉時代末期にはじまり、松本方面から辰野・箕輪・伊那に伝わったとされています。 厄落としと、1年間の無事を祈っての道祖神まつりの行事で、過去に一度この祭りを中止したところ村に疫病がはやり死人も出たと言い伝えられています。 飾りつけが終わるといっきに柱を建てました。 今年は、電線などにかかることなく、大文字建ては、無事終了。 1月20日の早朝までこのまま飾られます。 柱の脇にある作業小屋では、区民らがお神酒を酌み交わし、今年1年の無事を願っていました。
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村北部保育園 インフルエンザで学級閉鎖
南箕輪村北部保育園年中のすみれ組は、インフルエンザ発症者が増加しているため、15日と16日の2日間学級閉鎖となります。 学級閉鎖となるのは南箕輪村北部保育園年中のすみれ組です。 インフルエンザに感染したとみられる園児数は23人中5人で、15日と16日の2日間学級閉鎖となります。 南箕輪村では「外出時のマスク着用や外出後の手洗いやうがいを行い、感染予防に努めてほしい」と呼びかけています。
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御筒粥神事 世相は七分二厘
箕輪南宮神社で10日御筒粥神事が行われ占いで今年の世相は七分二厘という結果が出ました。 御筒粥神事は米と小豆が入っている釜に37本の葦の筒を入れて炊きます。 筒の中に入った米や小豆の数で32品目の農作物の作柄や四季の気候、今年の世相を占うものです。 毎年1年の無事を祈念して行われる南宮神社の初祭りの占いの神事です。 2時間ほど炊いた釜から御筒が取り出されると神社総代から宮司に渡されました。 この御筒は本殿で宮司が割り米や小豆の入り具合を確かめます。 その結果世相は七分二厘で去年より一厘下がりました。 32品目の農作物のうち、小麦、馬鈴薯、牛蒡、大根が『極上』。 一方、晩生稲、大豆、茄子、蚕、梨が『下』との占いが出ています。