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伊那市の中心市街地に「まちの駅」設置
伊那市中心市街地の情報拠点施設タウンステーションに続くサテライト施設として、街を訪れた人が気軽に立ち寄り利用できる「まちの駅」が、4月から伊那市の中心市街地に5箇所、設置されました。
まちの駅は、タウンステーションのほかに、山寺地区の来々軒、坂下地区の大十呉服店と藤沢、荒井地区の丸千伊原商店、西町地区のココンダの5店舗です。
26日は参加店舗があつまり、4月から始めたまちの駅のサービスについて説明しました。
それぞれの店舗には、「まちの駅」のステッカーが貼られていて、のぼり旗が立てられています。
まちの駅は、全国組織・まちの駅連絡協議会が認定しているもので、現在全国で1650箇所の商店が認定されています。
伊那まち再生やるじゃん会のタウンステーション委員会が中心となり、まちの駅設置を進め、取り組みに賛同した5店舗が参加しました。
まちの駅では、▽まちの案内人として、地域情報の提供▽地域の人と観光客との交流のサポート▽トイレや休憩所の提供などを行います。
まちの駅に登録することで、全国各地のまちの駅の運営方法などの情報が得られるほか、全国に伊那市の情報も発信できるということです。
なお、県内で地域を挙げてまちの駅を設置したのは、佐久市に次いで伊那市が2箇所目となります。 -
「景気悪かった」47.9%
アルプス中央信用金庫が四半期ごとにまとめている中小企業景気レポートによりますと、今年1月から3月にかけての景気の状況は円高などにより悪かったと回答している企業が47.9%にのぼっていることが分りました。
中小企業景気レポートによりますと、アンケートに回答したおよそ200社のうち今年1月から3月の景気の状況は良かったとする企業が16.1%。
悪かったとする企業は47.9%で業況判断指数はマイナス31.8となり、去年10月から12月と比べて1.2ポイント悪化しています。
レポートでは企業の業況感は、円高の影響や海外経済の減速などにより足踏み状態にあるとしています。
また来期の見通しについては、マイナス幅が拡大し低調感を強めると予想しています。 -
伊那ビジネス専門学校入学式
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校で11日、入学式が行われました。
今年は、1年制のOAビジネス学科に5人が入学しました。5人は、それぞれ上伊那出身の18歳です。
新入生代表の学生は、「自覚と誇りをもって、学業に専念することを誓います」と宣誓しました。
三沢岩視理事長は「世界を取り巻く状況は混沌としており、上伊那の民間企業も苦労している。一生懸命勉強して、取れる資格は少しでも多くとって、就職して欲しい」と式辞を述べました。
三沢清美学校長は、「日々の生活の中で大切なものは、心構えのあり方。通年を通して自分自身を見つけてほしい」と訓示しました。
OAビジネス学科では、パソコン・簿記・ビジネスマナーを学び、企業の即戦力となることを目指します。
なお、伊那ビジネス専門学校では、例年ほぼ100%の就職率だということです。 -
伊那節まつり神事
伊那節発祥の地の碑の前で、伊那節の伝承や伊那市の振興などを願う伊那節まつりの神事が、12日伊那公園で行なわれました。
伊那節発祥の地の碑は、昭和35年に、伊那市と伊那商工会議所が立てました。
伊那節まつりは、伊那商工会議所が、毎年開いていて、今年で53回目です。
関係者が、神事をおこない、伊那節が伝承などを祈りました。
伊那商工会議所の藤澤 秀敬副会頭は、「これからも末永く大切に伝えていかなければと考えている。様々なイベントなどを通して、地域の振興がいっそう図られるよう取り組んでいきたい」と挨拶しました。
神事のあとは、伊那節保存会による伊那節が披露されました。
なお、伊那公園桜愛護会によると、伊那公園のコヒガン桜の見頃は20日前後になりそうだということです。 -
100周年を記念したロゴマーク完成
今年は伊那市駅開業と伊那市に電灯が灯って100年の節目の年です。
100年を記念した様々なイベントで活用するロゴマークが完成しました。
ロゴマークは、4種類。JR飯田線の前身である伊那電気鉄道時代の電車をモチーフに、車輪部分を100年の数字に見立てています。
100年の節目を地域振興に生かそうと組織された「伊那市の暮らし100年地域活性化推進委員会」のメンバーで伊那市創造館の捧剛太館長が中心となってデザインを決めました。
推進委員会では5月12日に伊那市駅開業100周年記念セレモニーを開く他、中心市街地の商店と連携したイベントを企画していくということです。 -
異業種交流と情報交換の場にコワーキングスペース開設へ
異業種の人が情報交換しながら仕事をする、コワーキングスペースが伊那市東春近にオープンします。
コワーキングスペースは、図書館の様なオープンスペースでそれぞれが独自の仕事をしながら情報交換の行える場所です。
この場所を開設したのは、市内でスマートフォン向けのアプリを開発に携わる、佐藤駿さん(27)です。
佐藤さんは、2月まで東京で建築の仕事の傍らアプリの開発をしていました。
渋谷のコワーキングスペースを利用していた佐藤さんは、そこで、クリエイターや広告代理店、や学生など様々な人と出会い、新しい発想が生まれたと話します。
故郷の伊那に戻り、都会とは違う、農家とIT関係の人達が農産物の直売などを通して共同で事業を行える、伊那ならでの繋がりの場所にしたいと考えています。
オープンは4月14日で、営業時間は平日の午前10時から午後6時まです。
無線ランでのインターネット接続ができ、利用料は、月額、1万5千円、一日、千円となっています。
フリースペースの他、オプションで打ち合わせ用の個室の利用もできるということです。 -
(株)ニシザワ広告付きシールで値引き
(株)ニシザワは、広告付き値引きシールを活用したサービスを県下で初めて導入しました。
99円のバナナが広告付き値引きシールの20円引きで79円に。
(株)ニシザワが経営するベルシャイン伊那店では、5日から、広告付き値引きシール・うれしーるが貼られた商品の販売が始まりました。
広告付き値引きシールは、シールで広告を出した企業が、値引き金額を負担するというものです。
ニシザワにとっては自社の負担がなく値引きができ、広告主は地域に貢献するとともに、商品購入層を絞った広告ができます。
このアイディアを考えたのは東京に本社を置く広告代理店で、県下では初めて、ニシザワがこのシールを導入しました。
出されている広告は、地元企業のもので、シールが付いた商品を買った人には、商品購入時だけでなく来店時のサービスなどもあります。
(株)ニシザワでは、地元企業の協賛を得て、ベルシャイン伊那店では6月まで毎週木曜日、ベルシャイン箕輪店では26日まで毎日、シールのサービスを企画しています。 -
飯田線「秘境駅」巡り 招待セール開催
今年、開業100周年を迎える伊那市駅。
5月13日には、100周年の記念イベントの一環として、飯田線の秘境駅を巡る特別列車が運行します。
秘境駅は深い山の中などにある駅でゆったりとした時間を楽しめ、何も無い事が一番の魅力だと言われています。
飯田線には秘境として知られている、下伊那郡泰阜村の田本駅や飯田市の金野駅など6つの駅があります。
そんな、飯田線の秘境駅を巡り、普段の忙しい時間を忘れ100年前の面影のある空間を感じてもらおうと地元商店街や市、JRなどでつくる「伊那市の暮らし100年地域活性化推進委員会」では、特別列車の運行を企画しました。
特別列車の旅ご招待セールは5日から始まり、中心市街地の92店舗が参加します。
2000円以上買うとスタンプが1つもらえ、それを5個集めます。
先着100人限定で、タウンステーション伊那まちで、乗車券と引き換えてもらう事ができるということです。
特別列車は、5月13日午前9時、伊那市駅を出発し、金野駅や田本駅に停車しながら、下伊那郡天龍村の平岡駅間を往復する計画です。 -
伊那リ 今季20%利用者増
伊那スキーリゾートの今シーズンの利用者数は、4万5700人で、昨シーズンの3万8千人に比べておよそ20%増えました。
伊那スキーリゾートは、今シーズン、去年12月18日から、今年3月25日まで営業しました。
去年より20%ほど多い4万5700人が利用しました。
利用者は、南信と中京圏がほとんどを占め、家族連れが中心です。
増加要因について、伊那スキーリゾートでは、今年の冷え込みで人工の雪作りが進んだこと、毎週土曜日に、子供が参加できるイベントを行うなど、ファミリー向けのサービス向上を図ったことなどを挙げています。
伊那スキーリゾートを運営する(株)クロスプロジェクトの辻 隆社長は、「今後は、日帰りではなく、滞在型のスキー観光を進めたい。県内、中京圏はもとより、中国など海外からの誘客を図りたい」としています。
なお、伊那スキーリゾートは、下伊那郡阿智村のスキー場「ヘブンスそのはら」と5月末までに合併する方針です。 -
新年度スタート 企業で入社式
本格的な新年度がスタートした2日、上伊那の企業では入社式が行われ、新入社員が社会人としての一歩を踏み出しました。
箕輪町に本社を置く電子部品メーカー、KOA株式会社には、男性29人、女性10人の合わせて、39人が入社しました。
式の中で向山孝一社長は、「KOAは社員同志、また地域社会との信頼関係を大切にしている。この社風を皆さんが守り、伝えてもらいたい。」と呼びかけました。
このあと新入社員1人1人が、社会人としての決意を語りました。
KOAの新入社員は、今日からビジネスマナーや会社の歴史などを学ぶ研修期間を経たのち現場実習に就く予定です。 -
高遠城址公園 さくら祭り始まる
「天下第一の桜」として全国に知られる伊那市高遠町の高遠城址公園で1日からさくら祭りが始まりました。
伊那市では、開花を11日、満開を16日と予想しています。
1日は、関係者100人ほどが出席し、神事でシーズン中の無事を祈りました。
公園内にある1,500本のタカトオコヒガンザクラは、開花まで10日ほどあるため、つぼみはまだ固いものがほとんどですが、毎年一番最初に咲き出す南側では、だいぶ赤みを帯びてきています。
公園開きの式では、近くの保育園児たちが、桜雲橋の上で元気に歌を披露。
その後、白鳥孝伊那市長らと手をつないで橋を渡り問屋門の開門を宣言しました。
白鳥市長は、「入場有料化から30年。今年もたくさんの皆さんに来ていただきたい」と話していました。
桜守りの西村一樹さんは、「冬が寒かったことと、鳥に芽を食べられなかったことで、今年は、花の色が濃く、数も多いはず」と期待しています。
桜の開花は、11日、見ごろは16日で、30日までのさくら祭り期間中は、さくら茶のサービスや高遠ばやしの巡行、江戸かっぽれの披露など様々なイベントが予定されています。
1日は、臨時派出所も設置されました。
田中伊那警察署長は、「楽しんでいただけるよう安全確保につとめたい」と話していました。
臨時派出所は、1日から花見期間が終わる24日頃まで設置され、常時2人体制で警備にあたります。 -
プレミアム商品券 7月発売に
伊那商工会議所は、1万円で1万1,000円分の買い物ができるプレミアム商品券を7月に発売します。
29日伊那市中央の伊那商工会館で開かれた通常議員総会で承認されました。
総額は、2億2,000万円でプレミアム分の2,000万円は、伊那市、伊那商工会議所、伊那市商工会、JAなどで負担します。
詳細は、これからつめることになっていますが、発売時期は、7月を見込んでいるということです。
プレミアム商品券は、これまで2回販売されていて、毎回人気を集めています。
伊那商工会議所の向山公人会頭は、「消費喚起を促したい」とのべ、商店などの売り上げ向上に向けた起爆剤になるよう期待しています。 -
シャッターの絵で賑わいを
商店のシャッターに絵を描き、伊那市の中心市街地を明るくする取り組み。第一号となるシャッターアートが完成し25日に披露されました。
この日は、デザインした伊那西高校の小田切花香さんや絵を描いた伊那西高校の美術部のメンバーが、タウンステーション伊那まちのシャッターにサインを書き入れ完成を祝いました。
描かれたのは、「花と音楽の街」をコンセプトに商店街から花やピアノ、ラッパなどが賑やかに飛び出してくる様子をイメージした作品です
シャッターアートは、休業日や夜間の商店街を賑やかにしようと、中心市街地の活性化に取り組む伊那まち再生やるじゃん会が企画しました。
やるじゃん会によりますと、夏には2件目のシャッターアートを完成させると言う事です。 -
市みやげ品 新たに5品お墨付き
伊那市観光協会は、お茶や最中など新たに5品を登録みやげ品として23日認定しました。
認定されたのは、カク万伊藤園のさくら茶 「高遠さくら小町」のリーフタイプとティーバックタイプ、末広のしまうりの漬物「高遠漬」、赤羽菓子店の最中「三万三千石最中」、服部製麺所の「信州伊那の勘太郎そば2食入り」の4つの業者から申請のあった5品です。
23日市役所で審査委員会が審査し、決定しました。
伊那市観光協会の登録みやげ品は、これで62品目となりました。 -
伊那まちシャッターにペイント
伊那市の中心市街地の情報拠点施設、タウンステーション伊那まちのシャッターに、22日からペインティングが行われています。
絵を描いているのは、伊那西高校の美術部の生徒たちで、午前中に下絵が完成し、午後には、ペンキで色を塗っていました。
タウンステーション伊那まちが、シャッターアートのデザイン画を伊那市近郊の高校美術部に呼びかけたところ、27点の作品が寄せられ、伊那西高校2年生の小田切 花香さんの作品に決定しました。
小田切さんは、音楽のまちをテーマに楽器や山並み、街並みなどを暖かい色で表現したということです。
タウンステーションいなまちでは、「シャッターで街を賑やかに楽しくと企画したが、参加した高校生と商店街の交流、買い物客の交流と、人々がつながるツールになれば嬉しい」と話していました。
ペイント作業は順調で当初は24日までの作業を予定していましたが、23日には完成しそうだということです。
シャッターアートの御披露目は、25日(日)を予定しています。 -
赤羽鉄工(株)の阿部さん溶接で知事賞
箕輪町松島にある赤羽鉄工(株)の阿部 道夫さんが、1月に開かれた県溶接技術コンクールの被覆アーク溶接の部で最優秀賞となる県知事賞を受賞しました。
阿部さんは、現在41歳。溶接を始めて14年ほどになります。
長野県溶接技術コンクールは、1月に伊那技術専門校で開かれました。
阿部さんが出場した被覆アーク溶接の部は、2枚の鉄板を溶かしながらつなぎ合わせるというものです。つなぎ合わせた鉄板を、放射線を使って検査したり、曲げたりして、その精度や完成度を審査します。
結果、阿部さんが県知事賞を受賞しました。
阿部さんは「受賞には驚いた。知事賞は名誉なことなので、仕事の励みになる」と話しています。
毎年参加しているという阿部さんは、3年前にも知事賞を受賞していて、今回が2回目です。
去年11月頃から仕事が終わった時間を使って練習を重ねてきたという阿部さん。10月には宮崎県で開かれる全国大会に出場します。
阿部さんが出場する全国溶接技術競技会は、10月6日、7日に、宮崎市で開かれます。 -
みなみみのわフォトグランプリ
2011みなみみのわフォトグランプリの最優秀賞に、伊那市の向山世男さんの作品が選ばれました。
向山さんの作品「秋の並木道」は、信州大学農学部のゆりの木並木を写した作品です。
6回目となるフォトグランプリには、上伊那から45点が寄せられました。
14日夜、作品選考会が開かれ、向山さんの作品が選ばれました。
村では、入賞作品を、役場や大芝荘で展示したり、広報などで活用し、村の観光PRに役立てたいとしています。 -
里山集約化の事業費 来年度縮小へ
森林税を活用した事業について住民の意見をきく、みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が14日、伊那合同庁舎で開かれ、来年度は、里山集約化の事業費が縮小される事が報告されました。
この日の会議では、今年度の事業実績の見込みと来年度事業について報告がありました。
上伊那での今年度の活用実績では、間伐による里山整備が当初の494haを14ha上回る674haで実施されました。
一方、森林の所有者や区画を明確化して間伐を実施する里山集約化は、当初の要望で412haあったのに対し、実施されたのは280haにとどまりました。
また、来年度、全県で集約に充てられるのは、今年度より900万円少ない、1,500万円となっています。
県の説明によりますと、地域での森林整備への意識が高まり、森林税を活用しなくても集約が進む地域もでてきている事などから集約化の予算を縮小し間伐の予算を充実させたという事です。
来年度の間伐に充てられる予算は、今年度より約6千万円多い、9億9千万円となっています。
なお、長野県森林づくり県民税は、来年度が最終年度となっていますが、県の行ったアンケートでは県民の8割が継続すべきとしています。県ではこれらの結果をふまえ、継続を検討するとしています。 -
朝に活路を 倫理経営講演会
明るく活気あふれる企業作りを目指す、長野県伊那・木曽倫理法人会は13日、伊那市内で経営講演会を開きました。
企業経営者などおよそ200人が参加しました。
講演会では、倫理研究所法人局常任理事で名誉研究員の水上宏さんが「朝に活路あり」をテーマに話しをしました。
水上さんは、「朝早起きをすると、時間にゆとりが持て、普段気付かない点も、気にかけることができ“気付き”がうまれる」と説明し、「気付く事ができた改善点などを、即、実行する事が大切」と話しました。
また、「整理整頓や挨拶など、自分や周りが良いと思った事は、継続しやり続けて行く事が成功の秘訣」とアドバイスしていました。 -
第3弾支援はアマランサス
県や信大農学部などでつくる上伊那農商工連携等推進会議は、平成24年度から伊那市のアマランサス研究会の支援を行います。
8日は、伊那市のいなっせで推進会議が開かれました。
上伊那農商工連携等推進会議は、上伊那の地域資源を活用した新たな事業や商品開発の支援をしようと平成21年度に設置されました。
農商工連携事業の掘り起こしとともに、今後に期待できる事業を支援しています。
これまで、飯島町の唐辛子ビネガーの開発、駒ヶ根市のゴマの商品化などの支援チームを設置し活動してきました。
第3弾として、平成24年度からは雑穀アマランサスの栽培・商品化などに取り組んでいるアマランサス研究会を支援することが、8日の会議で了承されました。
支援チームでは、アマランサスの効率の良い生産体制・商品開発の支援を行う予定で、アマランサスの産地化、商品のブランド化を目指します。
次回会議は5月を予定していて、来年度中のアマランサスの支援チームの発足に向けた検討が行われるということです。 -
伊那技専修了課程発表会
伊那技術専門校を3月に修了するメカトロニクス科と情報システム科の訓練生が、8日、修了課題の発表を行いました。
8日は、メカトロニクス科と情報技術科の2年生12人が取り組んできた成果を披露しました。
伊那技専では、毎年、修了生が課題に取り組んでいますが、全校の前でプレゼンテーションを行うのは今年が初めてです。
プレゼンテーションの後は、完成した装置を披露しました。メカトロニクス科のA班は、タッチパネルで音符の長さや音階を入力し、自動的に演奏させる機械を作りました。B班は、おもちゃの車の色センサーで識別し、記憶・管理させる観覧車型の機械を作りました。
牧田英明訓練指導員は、「習ったことだけでなく、プラスアルファの知識・技能が必要となる。チームで動くのでコミュニケーション能力も向上し、会社に入っても生かせると思う」と話していました。 -
企業誘致に関する条例改正 事業主の責務の規定を検討
伊那市の白鳥孝市長は、企業誘致に関する条例改正について、補助金の取消、返還事由の明確化、事業主の責務の規定を検討している事を明らかにしました。
これは、7日に開かれた伊那市議会一般質問で、「NECライティングの撤退に伴い補助金の返還が問題となる中、企業誘致に関する条例改正についてどう考えているか」との議員からの質問に対し答えたものです。
白鳥市長は、現在の経済状況の中でしばりを設けるのは企業にとって負担であり誘致にマイナスであるとしながらも、今回のNECライティングの事例や調停の結果を踏まえ、企業に定着してもらうための制度改正を早急に検討したい」と述べました。
具体的には、補助金の取消、返還事由の明確化、事業の継続努力など事業主の責務について規定する事を検討しているという事です。
白鳥市長は、「企業誘致は自治体間の厳しい競争であり、他市町村の例も調査しながら、より工場用地が売れるような制度を研究したい」と話していました。 -
地元企業説明会に194人
来年3月に大学や短大などを卒業する学生を対象にした上伊那地区企業説明会が、2日伊那市のいなっせで開かれました。
参加した企業は、製造業を中心に、去年を4社上回る45社、会場を訪れた学生は、194人でした。
いなっせの5階と6階を使い、人事担当者が訪れた学生に事業内容を説明していました。
今年3月、大学などの卒業予定者の内定率は、1月末現在74パーセントで、平成22年を境に年々回復傾向にあります。
今回の説明会は、来年度卒業予定者を対象にしていますが、厳しい就職環境を踏まえ、この春卒業予定者も参加を受付ました。
今後は、5月11日、8月24日にふるさと就職面接会が予定されています。 -
1月の有効求人倍率 4か月連続下落
ハローワーク伊那が2日発表した上伊那の1月の有効求人倍率は、0.59倍で4ヶ月連続して前の月を下回り、県内で最低水準となっています。
上伊那の1月の月間有効求人倍率は、0.59倍で、去年12月を0.04ポイント下回りました。
新規求人数は、12月を60人上回る828人でしたが、新規求職者数は、944人で12月の741人を大幅に上回りました。
長野県の有効求人倍率は、0.8倍で、12月を0.04ポイント上回っています。
上伊那の労働市場の悪化についてハローワーク伊那では、「製造業が主力の上伊那は、円高やタイの洪水の影響を強く受けている。雇用情勢は依然として厳しく、持ち直しの動きに足踏みがみられる。」としています。
なお、この春高校を卒業する高卒者の内定率は、1月末現在で93.2パーセントと、県内2位の高水準となっています。 -
箕輪町の畜産農家柴勇一郎さん 農林水産大臣賞を受賞
箕輪町の畜産農家柴勇一郎さんは、2月に東京都で開かれた全国青年農業者会議の意見発表で、最高賞にあたる農林水産大臣賞を受賞しました。
2日は、柴さんが伊那市のJA上伊那本所を訪れ、宮下勝義組合長に受賞を報告しました。
農業者会議は、若手農業者が農業経営について意見を発表するもので、柴さんが出場した畜産部門には、全国から4人が出場しました。
受精卵を利用した和牛の繁殖、飼育を行っている柴さんは、地域の畜産振興を視野に入れたこれからの農業経営や、これまでの取り組みについて発表しました。
柴さんは「地域の看板を背負っているという自覚を胸に、自分の思いが伝えられた」と話します。
宮下組合長は「地域のために取り組む姿勢がとても心強い。若い人が地域を元気にしていってほしい」と話していました。 -
高遠城址公園 咲き始めから有料に
伊那市の高遠城址公園のさくら祭り期間中の入場料は、今年、咲きはじめから、散り終わりまでが有料となります。
これは、1日、高遠町総合福祉センターで開かれたさくら祭り対策打ち合わせ会議の中で、伊那市が方針を示したものです。
高遠城址公園のさくら祭りでは、毎年、4月1日前後の公園開きの日から、散り終わりまでを有料としていました。しかし、咲いていない桜に入場料を払う事に対して、観光客から苦情が寄せられていたことなどから、桜が咲いている期間を有料とすることにしました。
有料となるのは、開花宣言が出された翌日から、散り終わりまでです。
今年は、さくら祭り期間中に、伊那市内の宿泊施設に泊まると高遠城址公園の入園料が無料となるサービスも初めて行われます。協賛している宿泊施設は、市内の16店となっています。
その他、一昨年、無料で試験的に行った伊那市役所からのシャトルバスの運行について、今年は往復100円の有料とし、最盛期の土日に実施する予定です。
伊藤 俊規高遠町地域自治区長は、「気持ちよく、高遠で過ごしてもらえるよう笑顔で観光客を迎えることを推進していきたい」と話していました。 -
伊那夜の街オリエンテーリング
伊那市の飲食店をめぐる伊那夜の街オリエンテーリングが29日夜行われました。
29日夜は、伊那市のセントラルパークに、オリエンテーリングの参加者560人ほどが集まり、午後7時のカウントダウンにあわせて、一斉に夜の街に繰り出しました。
夜の街オリエンテーリングでは、3000円のチケットを購入し、指定された4店舗を回ります。
これまで行ったことのない店を知ってもらう機会にしてもらおうと、上伊那民主商工会が毎年開いていて今年で8回目です。今年は、81店舗が参加しました。
一斉にスタートし、指定の順序で店を回り、スタンプを貰って、午後9時までに、4店舗を回るというものです。
上伊那民主商工会では、「中心市街地の活性化につなげたい。歓送迎会のシーズンを前に、新しい店を知る機会にして欲しい」と話していました。 -
伊那RCが弥生高で課外授業
伊那ロータリークラブは、今後の進路選択や職業を考えるうえで役立ててもらいたいと、伊那弥生ヶ丘高校で課外授業を、23日行いました。
課外授業では、伊那ロータリークラブの会員で、会社の経営者など10人が講師を務めました。
これは、伊那ロータリークラブが、地域貢献の一環で毎年行っているもので、今年で6年目になります。
授業を受けたのは1年生240人ほどです。2年生になり、大学受験への準備を始める前に、高校生のうちにやっておくべきことや働くこととはどんなことかを学びます。
1年生は、金融や福祉医療など、それぞれ自分が関心のある分野の講師から話を聞きました。
佐藤整骨院を営む佐藤賢司さんは、「どんな仕事に就きたいかという目標と、なぜ勉強するのかをという手段を一致させる事が大切。目標に向かって少しでも早く、明日からでも対応していくといい」と話していました。
伊那ロータリークラブの小林孝行会長は、 「人生の先輩達の話が高校生の役に立てばうれしい」と話していました。 -
伊那で合同就職説明会
来春大学や短大などを卒業予定の学生を対象にした長野県内の企業合同就職説明会が27日、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市の企業を中心に県内から8社が参加しました。
この合同就職説明会は去年の12月から今年の3月までに東京や県内各地で13回計画されていて、伊那会場は今回のみの開催です。
今日は学生74人が訪れました。
学生たちは、関心のある企業のブースをまわり、人事担当者から製品や業務内容などの説明を受けていました。
主催者によりますと、不景気を反映して、全体の参加企業数は去年より減少傾向にあるということです。
合同就職説明会は、開催地区の企業が中心となるため、各会場で参加企業が異なっています。
3月には諏訪や松本など5会場で開かれる予定です。 -
逸品運動の効果的な進め方学ぶ
伊那市の商店主らでつくる伊那まちの再生やるじゃん会は6日活性化対策の一つとして取り組む逸品運動の効果的な進め方などについて学びました。
6日は、伊那商工会館で伊那まちの再生やるじゃん会を構成する組織、魅力アップ・おもてなし委員会が勉強会を開き、逸品運動について学びました。
講師は、東京の中小企業診断士松井正明さんが務めました。
委員会では商店街のお客を呼び戻そうと、各店お勧めの逸品を記したマップの制作を進めていて、松井さんに効果的な取り組み方法などについて質問していました。
松井さんは、単なるマップづくりやイベントだけで終わらせず運動として継続していくことが大切だとアドバイスしていました。
6日は、松井さんの講演会も開かれ、逸品運動につい説明しました。
講演で松井さんは、1年を通して逸品を販売することで店主自らが考え本当の専門店になっていくと説明しました。
また逸品研究会を組織し意見交換することで結束が強くなることや、研究会の会員がガイドをつとめる逸品お店まわりツアーを実施することで、商店街のファンが増えると説明していました。
魅力アップ・おもてなし委員会では、逸品運動について、実施方法など研究し、商店街の活性化につなげていきたいとしています。