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伊那市身体障害者福祉協会・合併創立総会
伊那市・高遠町・長谷村の3市町村合併により統合した伊那市身体障害者福祉協会は9日、市福祉まちづくりセンターで合併創立総会と記念式典を開いた。式典には会員ら約90人が出席。新会長に選ばれた竹松猛会長=日影=は、新体制になった身障協への協力を呼びかけた。
式典で竹松会長は「3市町村合併により、身体障害者手帳の交付者は約2300人を超えた。会員は増えたが、入会率は32%と厳しい状況。これからは事業を活発化させ、魅力ある協会にしなければ。皆さんと支えあって、伊那市が全国一住み良い街と言われるように頑張っていきたい」とあいさつした。
伊東義人市長職務執行者は「合併により、今までの福祉(サービスの質)が落ちないよう、協力していきたい。今後、市でも重点的に支援していきたい」と話した。
総会では役員選出や、会員相互の親ぼく会や障害者スポーツへの積極的参加などの本年度事業計画など3議案を承認、可決。役員は副会長に西村周市さん=高遠町上山田=、加藤伸一さん=原新田=、下島忠孝さん=中央区=らが選任された。 -
上伊那建具組合が西駒郷でボランティア作業
「良い戸の日」の10日に合わせ、上伊那建具協同組合青年部(芦部浩久部長)は8日、駒ケ根市と宮田村にまたがる知的障害者総合援護施設西駒郷を訪れ、動きが悪くなったり閉まらなくなったドアや戸棚などを修繕するボランティア作業を行った。施設内に分散した約20人の参加者は手分けして入所者の居室の障子やドアの立て付けなどを確かめては、かんなやのこぎりを使い、慣れた手つきで次々に修繕した=写真。
同組合は「良い戸の日」が制定された85年以来、各地の小学校や施設などの修繕ボランティアを行って喜ばれている。 -
箕輪町民生児童委員協・福祉事務調査専門委会議
箕輪町の民生委員児童委員協議会・福祉事務調査専門委員会は7日、役場で06年度最初の会議を開いた。前任者の辞任に伴う後任の委員2人を委嘱した。
新委員は平沢庄子さん、唐沢一成さん。現民生児童委員の任期は04年12月1日から07年11月30日までの3年。新委員の任期は07年11月30日まで。
星野和美会長は、「町で地域福祉ネットワークを作る。我々にとって有難く、対象になる人にも心強い。行政と対象者の間に立って実際にどう活動していくか。アンテナを高くして情報をキャッチし、57人で協力して助け合っていこう」とあいさつした。
平沢豊満町長は年度始めのあいさつで、「社会の構造や価値観の変化により大変ご苦労をかけると思うが、よろしくお願いしたい」と述べた。 -
七久保宅幼老所「なごみの家」がしゅん工
JA上伊那(征矢福二組合長)が飯島町七久保の旧七久保支所資材倉庫を有効活用した七久保宅幼所「なごみの家」が完成。6日、JAの理事や農家組合、生活部会など関係者約40人が見守る、征矢理事長や団体代表、愛称命名者の掘初恵さんらがテープカットし、しゅん工を祝った。7、8日施設見学会、10日開所する。
建設面積は160・75平方メートル、約37平方メートルの食堂・機能訓練室、相談室、静養室のほか、事務所、ちゅう房、浴室、トイレなどを整備した。
事業内容は介護保険通所介護事業「一般型」、身体障害者デイサービス、タイムケア、高齢者の地域交流、学童保育(学童クラブ)-など。
定員12人。職員は専門職4人。
営業日は月曜日縲恣y曜日、午前9時縲恁゚後4時30分、延長あり。
祝賀会で、征矢理事長は「南部地区への福祉施設建設構想の検討から、完成まで、多くの人の『思い』が込められている施設。その『思い』を反映できる施設運営を心がけ、地域の拠り所となる福祉施設づくりにスタッフ一同精いっぱい努めます」とあいさつした。 -
駒ケ根青年海外協力隊入所式
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は6日、06年度第1次隊の派遣前訓練入所式を開いた。全国から応募して試験に合格した223人が出席し、正式隊員を目指して訓練を開始した。加藤所長はあいさつで「協力隊は80カ国に2万8千人以上を送り出してきたが、先輩たちは創意と工夫を凝らして自然環境、文化、言葉の違いを克服してきた。皆さんも訓練に精いっぱい励むことを期待する」と激励した。候補生を代表し、ウズベキスタン派遣予定の東朝子さんは「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて任国に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した=写真。
派遣前訓練はこれまで年3回行われ、期間はそれぞれ79日間だったが、同訓練所で今年初めてシニアボランティアを対象とした集団合宿研修を行うことなどから、今年度以降70日間に短縮されることになった。19年度からは訓練と派遣も年4回に増やすことにしている。 -
「花の庭」ボランティアが作業
駒ケ根市菅の台の「森と水のアウトドア体験広場」敷地内にある「花の庭」の整備作業が1日、始まった。集まった市民ボランティアら約10人は担当者から説明を受けた後、早速草むしりなどの作業に汗を流した=写真。参加者らは「育てている草を抜いちゃいけないね」などと話しながら、慎重に草をむしっていた。次回からは花の時期に応じて植え付けや株分け、移植などを順次行っていく。作業は花のシーズンが終わる10月ごろまで、原則として毎月第3月曜日の午前9時から3時間行われる。
花の庭は広さ約1700平方メートル。現在約220種の山野草やハーブなどが生育し、訪れる観光客や市民らの目を楽しませている。広場のオープンとともに02年に開設されて以降、管理は市が行ってきたが、05年からは市民らによるボランティアらが整備を手がけている。 -
華やかなひととき演出 ふれあいの里に志扇流訪問
箕輪町木下一の宮の「ケアセンターふれあいの里」(林睦之センター長)で29日、新日本舞踊のボランティア訪問があった。利用者ら約50人は、目の前で次々と繰り広げられる優雅な踊りに顔をほころばせた。
踊りを披露したのは志扇流(家元・志扇寿光さん)の伊那市、同町在住の社中ら6人で、そのうち小学校の春休みを利用して児童2人も参加。扇子や三味線、笠などを手に、演歌の曲に合わせて9演目を披露した。
伊那小学校5年の牧田はるかちゃんは「おじいちゃん、おばあちゃんに楽しいと思ってもらえるように踊った」と熱演した。
利用者らは舞踊を鑑賞し終えると「すばらしかった」「うれしい」「最高!!」と、それぞれ笑顔。アンコールを要望するほど満足していた。
林センター長は「ボランティアさんの好意に利用者の皆さんも気持ちが和んでいる。日ごろの練習の成果をまた、ぜひ披露しに来てほしい」と感謝した。
ふれあいの里は昨年10月に開所。利用者数はデイサービス、ショートステイ、グループホームに計約50人。ここ3カ月は月に2回ほど、ボランティアによる踊りや筝の演奏をして利用者を楽しませている。4月にはハーモニカの演奏会もあるという。 -
ミニデイ利用者交流会
宮田村各区のミニデイサービスの利用者らに互いに交流してもらおうと30日、村内5地区の利用者を対象にした交流会が村老人福祉センターで開かれた。南割、町一、町二、大久保、大田切の各区から約60人が参加し、歌やゲーム、健康体操などを通じて親ぼくを深めた。
ゲームの時間では参加者をチームに分けて「お手玉送り」や満水リレーなどを行った。お手玉送りは1列に並んだ参加者が各チーム10個ずつのお手玉を次々に隣の人に手渡してゴールまでの時間と個数を競うものだが、特別ルールとして、受け取った人はお手玉を投げ上げ、その間に1回手をたたく竏窒ニいう難題が加えられた。参加者らは時折お手玉を落としたりしながらも笑顔で楽しそうにゲームに興じていた=写真。
参加した利用者は「1年に1回よその区の知り合いにも会えて楽しい。ありがたいことです」と笑顔で話していた。 -
駒ケ根市社協評議員会
駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)は28日、05年度第3回評議員会をふれあいセンターで開いた。評議員約30人が出席し、社協が運営する認知症高齢者グループホーム「ほほえみの家」に続く第2のグループホームの施設整備のため福祉基金から1350万円を取り崩すことを承認したほか、06年度事業計画・予算案などを承認した。役職の交代などに伴い、新たに5人が評議員に選任され、竹内会長から委嘱状が手渡された=写真。任期は前任者の残任期間で07年5月30日まで。
第2グループホームはJR伊那福岡駅の東約1キロにある民家を改修し、定員6人で今年10月の開設を目指している。
新評議員は次の皆さん。
塩沢昌壽(中沢地区区長会副会長)市村重実(東伊那区副区長)菅沼幸穂(伊南福祉会救護施設順天寮長)北原和明(駒ケ根青年会議所専務理事)吉村晴夫(駒ケ根市地区社協連絡会副会長) -
特養老人ホームに温泉プレゼント
駒ケ根市の早太郎温泉記念事業実行委員会(宇佐美宗夫実行委員長)は市内の特別養護老人ホームや老人保健施設などの利用者に施設内で温泉気分を味わってもらおうと温泉の湯のプレゼントを始めた。29日には宇佐美委員長ら委員5人が特別養護老人ホーム観成園(福島紀六園長)を訪れ、利用者にタオルをプレゼント=写真。この日の朝に源泉からくみ出してきた4トンの温泉の湯をタンクローリーから施設内の風呂に給湯した。利用者は「温泉の湯? うれしい」と手をたたいて喜び「午後の入浴が待ち遠しいね」などと笑顔で話し合っていた。
宇佐美委員長は利用者らに「早太郎温泉が誕生して今年で10年になるが、これは市民みんなの財産。今日は日ごろ温泉につかる機会の少ない利用者の皆さんにも温泉をゆっくり味わっていただきたい。いつまでも健康で長生きしてください」と呼び掛けた。
同委員会は4月6日までに市内の6施設に温泉をプレゼントすることにしている。 -
光前寺が市に寄付
駒ケ根市の光前寺(吉澤道人住職)は28日、駒ケ根市社会福祉協議会に約45万5千円を寄付した。吉澤住職が市役所を訪れ「社会福祉事業に使って」と寄付金を中原正純市長に手渡した=写真。寄付金は05年4月に寺が開いたチャリティーコンサートの入場料収入の全額30万2千円と、05年夏から秋にかけて境内で募った「天台宗・一隅を照らす」運動で集まった浄財の全額約15万3千円。吉澤住職は「(浄財の)行き先が変わってしまって寄付してくれた人たちには申し訳ないが、社会の役に立ててもらう趣旨は同じだからこの際一緒に市社協に寄付することにした」と話している。
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飯島町老人クラブ連合会総会
飯島町老人クラブ連合会(横田勉会長)は26日、Aコープ飯島生活センターで05年度総会を開いた。05年度事業報告、決算報告の承認、体育行事や奉仕活動、交通安全講習会などを盛り込んだ06年度事業計画を決めた。予算額は26万7千円。
開会で、横田会長は「行政や公民館、区など公の団体からの情報が途絶えると、単位クラブはつぶれていくケースが多い。外部からの情報を縦糸に、単位クラブの結びつきを横糸に機織のように、連携を深めて活動を」とあいさつ。
引き続き、表彰に移り、会の発展に功績のあった1団体12人に感謝状が贈られた。
受賞者は次のみなさん(敬称略)
▽飯島町ゲートボール協会、前垣靖、大沢甲子夫、上原久子、大久保桂一、佐々木富男、吉沢寅吉、手塚良一、矢沢信男、小川徳次、清水敏郎、林嘉男、竹内みつゑ -
小町屋区敬老会
駒ケ根市の小町屋区(伊藤智敏区長)は26日、小町屋公民館で敬老会を開き、75歳以上の対象者212人のうち、77人の元気なお年寄りが出席した。
敬老会には中原市長、地元市議らが来賓として出席。開会で伊藤区長は「体力に応じ、一生懸命に努力する高齢者の姿が共感を呼び、元気を与える。今日は時間の許す限り楽しんで」とあいさつ。中原市長は「社会や家庭で役割分担を担い、生涯現役を貫いて」と激励した。
喜寿を迎えた高齢者20人に記念品が贈られたあと、祝宴。区が用意した飲み物や食べ物に舌鼓を打ちながら、大正箏の演奏や小町屋子供文庫の「マツケンサンバ」、民謡、コーラスなどを楽しみ、出し物が終わるごとに大きな拍手を送っていた。 -
中川村の2園で卒園式
中川村の2保育園で27日、それぞれ卒園式が行われ、合わせて30人が仲よく遊んだ園舎を後にした。
このうち、みなかた保育園では卒園児15人が在園児や保護者の拍手の中、年少組が感謝の気持ちを込めて作った花をブローチを胸に堂々と入場、ひな壇に並んだ。
大島いづみ園長は「優しい心と丈夫な体、よく考える頭を持ち、元気いっぱいの1年生になって」と呼び掛け、卒園児ひとり一人に「卒園おめでとう」の言葉を添えて保育証書を手渡した。
証書を受け取った卒園児らは「かけっこが1等賞になってうれしかった」「なわとびをがんばった」「サッカー楽しかった」など思い出や頑張ったことを発表した。
呼び掛けで、在園児らは「いっぱい遊んでくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝え、卒園児らは「お父さん、お母さん、先生、小さなお友だち、ありがとう。ぼくたちは元気な1年生になります」とこたえ、全園児で「思い出のアルバム」を響かせ、保育士らは「はじめの一歩」を歌って、人生の最初の巣立ちを激励した。
保護者らは時々、目頭をハンカチで抑えながら、わが子の成長した姿に感無量の様子だった。 -
箕輪町身体障害者福祉協会総会
箕輪町身体障害者福祉協会(会員124人、登内嘉夫会長)の第55回定期総会は25日、町社会福祉センターで開き、06年度事業計画案などを承認した。
06年度事業計画は、年4回の町交通安全人波作戦参加、町希望の旅(7、10月)参加、萱野高原清掃美化運動、町ふれあい広場参加、町長寿者ゲートボール大会参加、町社会福祉大会参加、重度障害者歳末慰問。郡身障協や県協会関連事業にも参加する。
役員改選で、会長に登内嘉夫さんを再任、副会長に上田義雄さん、会計に毛利定治さん、監査に向山勉さん、征矢野文子さんを選出した。
登内会長は、「会員の減少と高齢化、重度化が進む中、協会の運営は大変厳しいものがある。より一層の会員の加入促進を大きな重点施策として、組織強化に取り組み、これ以上の後退がないよう組織の維持に全力で取り組んでいきたい」とあいさつした。 -
寄付の使途を明瞭化
宮田村社協が善意銀行を設置宮田村社会福祉協議会は、住民などから寄せられた寄付金や遺志金を何に使ったか明瞭にしようと、善意銀行を設置した。今まで組み入れていた一般管理事業から経理を区分。予算書や決算書に善意銀行の項目を設け、使途の明瞭化を図る。
今まで寄付金などは一般管理事業に参入され適宜、備品や器具の購入などに使われてきたが、「使途が一般にわかりにくい」との指摘もあった。
新年度は本年度並みの200万円を善意銀行の歳入として見込み、ホームヘルパーが使う自動車1台130万円、デイサービスセンターに備える車イス6万円などを購入する。 -
社協事務局長に酒井氏
宮田村社会福祉協議会は24日、4月1日付の人事異動を内示した。縣忍事務局長が退職し、後任には総務課長を最後に3月末で村役場を退職する酒井一衛氏が就く。
元村職員の縣局長は4年間務めた。その他の異動は次の通り。カッコ内は現職。
▽通所介護事業係主任=南澤かずみ(訪問介護事業係主任)▽訪問介護事業係主任=山下美保(在宅介護支援センター担当)▽居宅介護支援事業係=藤田紫乃(通所介護事業係介護員) -
地区社協の組織化にむけた検討に着手
宮田村社会福祉協議会は新年度、地区社協の組織化にむけて検討を始める。近隣の支えあいを強化し、地域自らが福祉充実の方策を練りあげる方向へ進みたい考え。24日の理事会、評議員会で、新年度の事業計画のひとつとして示した。
同社協は地区ボランティアの設立推進を一昨年から実施し、現在までに村内11区のうち6区で発足、または準備を進めている。
ただ、今後は業務的な要望も高くなるとみられ、地区社協を研究していくことにした。
理事会、評議員会では事業計画を含め、新年度予算案などを全会一致で承認。
06年度の一般会計は総額1億3229万円余りで、前年度に比べ872万円ほど増えた。 -
夏祭りの企画、運営に幅広い力を
実行委や事務局を一般公募で宮田村は、2年に1度開くみやだ夏祭りを活性化させようと、実行委員会や事務局のメンバーを一般公募する考えで検討している。22日夜に開いた参加協力団体との懇談会で説明。「祭り好きな人たちや、アイデアを持っている人を幅広く巻き込み、柔軟な発想で祭りを考えたい」としている。
今年で17回目の夏祭りは実行委員会を組織して開くが、村が事務局をつとめて主導し、各区や商工会などの団体が協力する体制で運営してきた。
踊り主体の内容にマンネリ化の声もあがり、検討を進めてきた経緯もあるが、区の役員などは1年で交替することもあり、継続的な議論はなされてこなかった。
この日の懇談会でも、「今年の祭りは従来通りでやむを得ないが、若い人の意見を聞くなど、継続検討できる仕組みづくりが必要」などの意見が複数挙がった。
対して村産業建設課は「次回以降もみすえて、一般公募でメンバーを募り、実行委員会や事務局に加えたい。より柔軟な発想をとりこめれば」と話した。
夏祭りは7月16日に開催を予定。懇談会では、昨年発足したソーラン踊りの組織「信州みやだ梅舞会」が参加を表明し、小中学校も協力の姿勢を示すなど、積極的な動きも出始めている。 -
伊東佑季さんが協力隊員として中米へ
伊那市福島の伊東佑季さん(27)は、青年海外協力隊員として中米ベリーズに赴く。23日、市役所を訪れ、小坂市長に出発あいさつをした。
職種は美術。首都ベルモパンから北東60キロにあるベリーズシティーのセントジョセフ小学校に配属され、5縲・5歳くらいの子どもたちに美術を指導する。公用語は英語。派遣期間は08年3月までの2年間。
30日の出発を前に、伊東さんは「美術だけでなく、音楽、スポーツを複合させ、自分を表現する手段としてアートの楽しさを伝えたい」と抱負を語った。
子どものころ、協力隊員と交流したことがあり、活動に興味があったという。大学卒業後、南箕輪中学校で美術を教えた経験を持つ。ゆくゆくは作家として活動したいと考えており「不安はあるが、経験をステップにしたい」と話した。 -
上伊那身体障害者福祉協会設立60周年記念式典
上伊那身体障害者福祉協会の設立60周年記念式典が19日、南箕輪村公民館であり、160人が節目を祝った。
47年に上伊那身体障害者協会として設立。50年の身体障害者福祉法施行に伴い現在の組織になった。福祉やスポーツ活動のほか、相談部会や助成部会、車いすグループなど部門の活動に取り組んでいる。
記念式典で都志豊会長は、「設立当時は差別や偏見の著しい中、困難の連続だった。今日受けている恩恵も厳しい時代の中で、障害者福祉のため身を呈してご尽力頂いた先輩方に感謝申し上げる」とし、スペシャルオリンピックスやトリノパラリンピックでの選手の活躍に触れ、「積極的な社会参加が障害者福祉の認識を深めることになる。障害者自ら社会参加を」とあいさつした。
永年役員や介護功労の表彰、新伊那市の誕生に伴い伊那市に移行する高遠町と長谷村の協会役員のあいさつもあった。 -
みのわ園でふるさと大使がボランティアで踊り披露
箕輪町の「ふるさと大使と」の舞踊家・花於里吟八重さん(東京都)が19日、特別養護施設「みのわ園」でチャリティーショーをした。花於里さんがデビュー曲を作詞作曲した歌手・近江綾さんと共に訪れ、歌や踊りを披露した。
花於里さんは箕輪町の還暦祝いのゲストとして帰郷したのに合わせて、みのわ園を福祉慰問した。
自身で確立した花於里流の家元として活躍するだけでなく、「手話振り」という手話を取り入れた舞にも取り組んみ、この日も美空ひばりの「川の流れのように」などを手話を交えて披露。
そのほかにも自身が作詞作曲した曲を歌ったり、近江さんの歌声に合わせて舞を熱演するなど、全10曲を披露し、お年寄りたちを楽しませた。
また、花於里さんが作詞作曲した曲「母という名のあなた」などが入ったテープを施設に寄贈した。 -
支え合いのまちづくり講座第2回
駒ケ根社会福祉協議会(竹内正寛会長)は19日、住民流支え合いのまちづくり「あなたがつくる福祉のまち」の第2回講座「地区社協の活動について」をふれあいセンターで開いた。民生児童委員や地区社協の役員など約40人が参加し、住民主体の福祉のあり方について考えた。
講師は第1回に続き「わかるふくしネットワーク」主宰者の木原孝久さん。テレビやラジオなどの福祉関係の番組への出演や著書も多い木原さんは、自ら考案した「地域診断カルテ」で、地域ごとの助け合い力、実践力、プロデュース力などについて評価することを提案。現状を分析することで今後の取り組み課題がはっきり見えてくると話した=写真。参加者らは前回の講座で指導を受けてそれぞれ作ってきた助け合いマップとカルテを見比べながら、地域ごとの特性を生かした実践的な活動の方法などについて真剣に議論していた。 -
高齢者ケア講演会
中川村に住む高齢者のより良い暮らしを考えようと2月に発足した高齢者地域ケア体制検討委員会(前原茂之委員長)は19日、高齢者の地域ケアを考える講演会を中川文化センターで開いた。約30人が集まり、「わかるふくしネットワーク」主宰者の木原孝久さんによる講演「ご近所パワーで助け合い起こし」を聞いた。
木原さんは現在の介護保険制度の限界について説明し、これからの福祉は制度に頼らず地域住民みんなの力でやるべき竏窒ニ話した上で住民主体の福祉のあり方についての持論を展開。「近くに住んでいるすべてのお年寄りの人間関係、人脈を地図に書き込めば福祉面はもちろん災害にも犯罪にも強い体制ができ上がる」として支え合いマップの作成を強く勧めた=写真。
木原さんはテレビやラジオなどの福祉関係の番組に多数出演しているほか、著書も多数ある。 -
ガールスカウト長野26団フライアップ式
ガールスカウト長野26団(40人、木部則子団委員長)は19日、各部門の最上級のスカウトが一つ上の部門に上進するフライアップ式を伊那市総合福祉センターで開き、新たな部門の活動への期待を胸に16人が上進した。
式に参加したのはテンダーフット(年長児)4人、ブラウニー(小学3年)4人、ジュニア(小学6年)5人、シニア(中学3年)3人。
テンダーフット部門はブラウニー部門に上進し、青色の制服を着るようになる。「すてきなアイデアを出してね」などリーダーに言葉をかけてもらい、花の道にかかった橋をチョウのように飛んでフライアップした。
木部団委員長は、「家の人、リーダーや役員が見守り指導してくれたことを当然と思ってしまうが、当たり前のことではない。ガールスカウトができるのはとても幸せなこと。家族やリーダーが見守ってくれていることを忘れないで。自分の気持ちをしっかり決め、ガールスカウトとして何ができるか考えてほしい」と祝いの言葉を送った。 -
転倒・骨折予防・高遠オリジナル体操完成
高遠町が介護予防事業の一環として来年度から各地区で開く転倒・骨折予防の体操教室に先立って創作していたオリジナル体操「筋力すくすく体操」が完成し17日、町総合福祉センターで発表会をした。
体操は音楽に合わせて、ストレッチ、柔軟、バランス、筋力など数種類を織り交ぜていて、いすに座った状態で体を動かす体操と立ってする体操の2セット、それぞれ約10分で構成している。
体操の創作と健康教室のサポーターを養成するため、1月から10回にわたって開いた講座で、講師の健康運動指導士・藍早瀬さん=東京都調布市=の原案を参加した町民20人余が実践し、意見を出し合って「高齢者が気軽にいつでもできる体操」(町健康福祉課)に改良した。
座ってする体操は上半身を左右に曲げたり、浮かせた足で「たかとお」と宙に描いたりし、発表会ではサポーターの動きに合わせて参加者たちも一緒に体を動かしていた。
今後は健康教室以外でも、サポーターが各地区で高齢者を中心に普及させ、健康増進を図っていく。 -
駒ケ根ライオンズクラブが「サクラとカエデ」に寄付
駒ケ根ライオンズクラブ(北原公和会長)は「桜と楓の名所づくり」事業で植樹する苗木の資金として10万円を同事業の実行委員会(山浦義人委員長)に寄付した。17日、北原会長、下平文隆幹事、小平佳司環境保全委員長、小田切さち子PR・IT委員長が市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「長年の取り組みで高原は素晴らしい景観になってきている。毎年の厚意にあらためて感謝する」と礼を述べた。
今年で第8回となる「桜と楓の名所づくり」の記念植樹はみどりの日の4月29日に行われる。駒ケ根高原の大沼湖周辺に植えられたサクラとカエデは1100本余りになり、訪れた観光客や市民の目を楽しませている。 -
安楽寺仏教婦人会が寄付
駒ケ根市上穂町区の安楽寺の檀家(だんか)の女性らでつくる安楽寺仏教婦人会(清水喜美子会長、480人)は同会が7日に寺で開いた会員同士のバザー「第4回安楽市」の売上金の一部10万円を市社会福祉に寄付した。16日、清水会長、宮沢賀子福会長のほか、住職夫人の飯田敬子さんがふれあいセンターを訪れ「福祉のために役立てて」と堀勝福事務局長に寄付金を手渡した=写真。堀事務局長は「志に感謝する。市社協の善意銀行に積み立て、福祉事業のために使わせていただく」と礼を述べた。
同会は6年前に第3回安楽市を開いた際にも売上金32万円を市社協に寄付している。 -
高遠町・アクティビティ講演会
高齢者の生活・考えを学び、介護のあり方を見直そう竏窒ニ高遠町は17日、心身・生活の活性化する「アクティビティ」について学ぶ講演会を総合福祉センター「やますそ」で開いた。講師に招いた淑徳大学の講師でアクティビティ・サービス協議会副理事長・柏木美和子さんは、介助される側の心を動かすことの重要性を訴えた。
柏木さんは、年を重ねるにつれて若いころと同じようには行動できなくなる高齢者のストレスを示し、介助者がこうした思いに配慮する重要さを指摘。それぞれが持つ「自分でやりたい」「自分で決めたい」という思いにこたえ、個性を出していくことが、介助者の心地のよい生活「アクティビティ」につながるとした。
また、若者は経験や知識が未熟なため、介助者への配慮が不十分な場合もあり「上の世代の人が積極的に社会にかかわり、知識などを伝えていってほしい」と呼びかけた。 -
中川村身障協総会
中川村身体障害者福祉協会(斉藤隆司会長)は12日、JA中川支所で05年度定期総会を開いた。
約30人が出席し、05年度事業、会計報告を承認し、▽寝たきり重度会員慰問▽ボランティア活動参加▽ふれあい広場参加▽希望の旅参加▽郡事業への参加-などを盛り込んだ06年度事業計画を決めた。予算額約44万円。
開会で、斉藤会長は「最近、福祉の問題は複雑化、深刻化しているが、自主的に社会参加を心がけ、積極的にコミュニケーションを取り、自分を磨いていこう」とあいさつした。