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高遠少年自然の家などで「みんな友だち-土と人-」開催
高遠町の国立信州高遠少年自然の家で10、11日、障害のある子どもとその家族、大学生ボランティアなどが、1泊2日の共同生活をした。
農作業や共同作業を通して、互いの理解を深めたり、土に触れる楽しみを感じてもらおう-という国少の主催事業「みんな友だち-土と人-」は、5月に、南箕輪村の信州大学農学部にある畑で、サツマイモなど数種類の野菜を植えた。
今回は、これらの野菜を掘り出し、収穫祭をした。
野菜を植えた8家族26人と、信州大学学生などボランティアスタッフ13人が参加。土の中から大きなサツマイモがごろごろと現れると、子どもたちは「大量だ」と喜んだ。
参加者の半数は、参加経験がある家族で、イベントを通して仲良くなる家族も多いという。親の教育相談もあり、交流だけでなく、互いが悩みを話し合える場にもなっている。 -
障害者施設職員研修
障害者向け施設の職員に身体機能の理解を深めてもらおうと県障害者福祉センター・障害者水泳支援センター駒ケ根「サンスポート」は11日、第2回障害者施設職員研修会を駒ケ根市の県看護大学で開いた。上伊那各地の養護学校、共同作業所、授産施設、グループホームなどの職員ら約40人が参加し、長野市の小林脳神経外科病院の理学療法士、信州大非常勤講師の牛越浩司さんの講義と実習を受けた。
小林さんは肥満と運動について「効率よく脂肪を燃焼させ、肥満防止に効果的な運動を行うとともに、栄養素の偏りのない食事が大切」と話し、「体質を変えるためには継続することが重要」と訴えた=写真。 -
上伊那福祉協会に専任会長の意向
箕輪町の平沢豊満町長は町議会9月定例会の一般質問で、会長を務める上伊那福祉協会について、06年の年末までに専任会長をおきたい考えを示した。
社会福祉協議会の役員について13日、三井清史議員が質問した。
平沢町長は、「切り替えをしたい。来年の年末までに上伊那福祉協会は、いわゆる民間のように専任会長をおきたいと考えている」と答えた。
町長が会長の町社会福祉協議会についても、「早急に専任をおいて、民間として体制を改善したい」とした。 -
小沢花の会が草取り
伊那市小沢区内の広域農道沿いに花を植え、ドライバーの目を楽しませている「小沢花の会」(池田清和会長)は10日、農道脇土手の草取りをした。
権兵衛トンネル開通をひかえ、国道361号と交わる農道をきれいにしよう窶狽ニ、会員17人が参加。4時間ほどかけて斜面をきれいにした。
荒れた道路脇の土手を、きれいにするために活動を始め、10年目となる。会員は約80人で、箕輪町など、近隣市町村の参加者もいる。
車の排気や、生い茂った木の影響で、花がうまく成長しないこともあったが、試行錯誤を重ねた結果、道路沿いにつくった花公園は、シバザクラが見ごろとなる春、市内だけでなく県外からも、多くの見物人が訪れる名所となった。
池田会長は「会員には60歳以上の人も多いので、草取りが一番大変だが、みなさんに楽しんでもらおうと、さまざまな花を植えている」と話す。
現在は、サルビアやマリーゴールドなどの秋の花が、道路を美しく彩っている。 -
ライオンズ、スポ少がボランティア清掃
11日、駒ケ根ライオンズクラブ(北原公和会長)と駒ケ根市スポーツ少年団は市内の公園や公共施設など4カ所で環境クリーン事業を行った。ライオンズクラブ会員とスポ少団員、保護者有志ら総勢約500人が参加し、丸塚公園、すずらん公園、馬見塚公園、千寿園などに分散して、それぞれごみ拾いや草取り、植え込みの枝打ちなどに汗を流した。
文化会館周辺とすずらん公園には剣道▽バレーボール▽新体操▽陸上窶狽フ各スポ少団員約100人らが集まり、ごみ袋を片手に、空き缶やペットボトル、、菓子やおもちゃの袋、たばこの吸殻などを拾った=写真。子どもたちは「公園にごみを捨てるなんていけないよな」などと話しながら、競うようにしてごみを探しては袋に入れていた。
約1時間の作業で廃プラスチック類5袋▽燃えるごみ3袋▽金属類3袋▽ガラス類1袋窶狽ネどが集まったほか、草や木の枝は軽トラック5台分になった。 -
シルバー人材センター環境整備ボランティア
駒ケ根市の表玄関のイメージアップに協力しようと駒ケ根伊南広域シルバー人材センター赤穂地区委員会(堀宏委員長)は9日、駒ケ根駅前周辺の除草などの環境美化ボランティア作業を行った。会員約60人が参加し、緑地帯や道路沿いの植え込みに伸びた草を取り除くなどの作業に汗を流した。
参加者はそれぞれ草かきやかま、せん定ばさみなどを手にし「少し見ない間にえらい伸びたなあ」などと話し合いながら、夏の間に伸びた草を刈ったり植え込みの枝を切ったりしていた=写真。
同委員会は7月にも同様のボランティア作業を行っている。 -
JA駒ケ根支所がカーブミラー磨き
JA駒ケ根支所(倉澤公則支所長)は地域貢献活動の一環として9日朝、駒ケ根市赤穂地区の約千カ所に上るカーブミラー磨きのボランティア作業を行った。職員ら約170人が参加し、交差点に立つカーブミラーの汚れをワイパーや布で落とした=写真。
管内の赤穂地区を13地域に分け、担当する班が2、3人ずつの小グループをいくつか編成して作業開始。「これは汚れているなあ」などと話しながら一つ一つのミラーに洗剤や水を吹き掛け、ワイパーや布でごしごしとこすってこびりついた汚れをきれいに落とした。カーブミラーは近い所では約10メートルごとに設置されているため、参加者らは次から次へと忙しく歩き回っては作業を繰り返した。
通勤・通学ラッシュ前の時間帯とあって通る人もまばらな早朝の道路窶煤B目立たない作業は人知れず静かに続いた。 -
信州ねんりんピック(2)
県長寿社会開発センターなどが主催する信州ねんりんピックが10日、伊那市の県伊那文化会館であった。県内各地から約1200人が集まり、功労者表彰や講演、活動発表をした。
南信で活躍する4文化団体が、それぞれ活動を発表した。伊那市の「メダカグループ」は“富士の歌”など、日ごろ練習している3曲を披露。童謡“ふるさと”は、会場にも参加を呼びかけ、一緒に合唱した。
練習は厳しいですか窶狽ニの司会者の質問に「厳しいよりも楽しい。ぜひ男性にも参加してほしい」と参加者の一人は語った。
また、伊那公民館の高齢者教室も大正琴を披露した。
脳卒中から復帰した真屋順子さんの講演会もあり、若い年代の来場者も多かったため、例年になく大盛況だったという。
表彰は次の通り。
◇県長寿社会開発センター表彰▼賛助会員=高橋大八(伊那市)▼賛助会員グループ=ほのぼのグループ(伊那市) -
希望の旅、万博へ
宮田村社会福祉協議会はこのほど、障害者を対象にした希望の旅を行った。ボランティアを含めた89人の一行は、愛知県で開催中の「愛・地球博」を見学。人の多さに驚きながらも、めったに見れない世界各地のパビリオンを楽しんだ。
参加者は10の班に分かれ、行きの車中ではパンフレットなどを見ながら、見たい所を探した。
しかし、会場は人、人、人。長蛇の列で目当てのパビリオンやレストランにたどりつけない班もあったが、「これも良い経験」と万博の雰囲気を満喫していた。
希望の旅は、旅行の機会が限られている障害者に楽しんでもらおうと毎年1回開いている。 -
七久保敬老会
飯島町七久保公民館は11日、05年度(第32回)七久保地区敬老会を七久保林業センターで開いた。招待された75歳以上482人中、140人の元気なお年寄りが出席、会食したり、演芸を見て楽しい一時を過ごした。
会には招待者をはじめ、高坂町長や地元町議らが出席。着席したお年寄りを前に、浜田安雄公民館長は「戦中、戦後の困難な時代を力強く生き抜き、地域の発展の礎を築いていただいた」と感謝し「今日の会が仲間づくり、友だちづくり、生きがいづくりにお役に立てれば」とあいさつ。
地元町議を代表し、宮下覚一議員の発声で乾杯、祝宴に移った。
お年寄りの嗜好に合わせて用意した料理にはしを運び、隣同士、杯を交わしながら、近況や体調について歓談した。
舞台では同区の趣味のグループの踊りや演歌体操、高齢者のカラオケが披露されたほか、大久保小学校3年生がパンチのきいた歌声で「運動会の歌」、ゆびあそびなど楽しいステージを繰り広げ、参加者からたくさんのおひねりが投げられた。 -
聴導犬協会の新施設計画で宮田村長が懇談
宮田村の社会福祉法人・日本聴導犬協会は新施設の建設を計画しているが、同村の清水靖夫村長は村外への移転を憂慮してこのほど、同協会の有馬もと会長と懇談した。村長は「全国的に認められた団体があることは、村にとっても大きな財産」として、村内の用地を探すなど協力したい考えを示した。
同協会は97年から、支援者が所有する宮田村町1区の住宅2軒を借りて、本部と育成施設に使用している。
しかし、老朽化や100坪と手狭なため、募金活動を開始して移転による新施設建設の準備に着手。
「宮田村民の皆さんは、本当に聴導犬のことを理解してくれている。大半の商店にも聴導犬が入ることができる。私たちもできれば、宮田に残りたい」と有馬会長と話す。
聴導犬の訓練には現施設のように市街地が最適で、500縲・000坪の用地を確保したい考え。着工時期や建設地は未定だが、宮田村以外の上伊那の自治体から用地の具体的な斡旋がある。
清水村長は「このまま放っておけない。何とか村に残ってもらえるよう、村内の協力も得ながら対応していきたい」と話す。
新施設は聴導犬や介助犬の育成だけでなく、多目的な講習室などを設け、子どもの教育や障害者の交流など幅広い機能を持たせる。
同協会は、新施設の必要性を幅広く訴えて募金活動を展開。寄付に関する申しこみ、問い合わせなどは同協会85・4615まで。 -
駒ケ根高原美化清掃
夏の観光シーズンに観光客が捨てていったごみを拾い、秋を迎える高原に再び美しさを取り戻そうとボランティアらによる美化清掃が8日、駒ケ根高原一帯で行われた。十数年前から毎年行っている恒例行事。旅館、民宿、食堂、商店など地元の観光関係者らを中心に約70人が参加し、袋を片手にごみを拾い集めた。
参加者らは「意外とごみが少ないな」「マナーが向上したのならいいが、観光客が減ったとしたら喜べないぞ」などと話し合いながら、空き缶やペットボトルなどを分別しながらせっせとごみ袋に入れていた=写真。
約1時間の作業で集まったごみは軽トラック2台分。じゅうたんやガスコンロなど観光客以外の住民が捨てたと見られる粗大ごみもかなりの量に上ったことから、関係者はモラルの低下にため息をついていた。 -
「ときめきランチ」が表彰報告
一人暮しのお年寄りや障害者らに手作りの弁当を12年にわたって届けてきたボランティアグループ「ときめきランチ」(松村美奈子代表、52人)が2日、県社会福祉協議会会長から功労表彰を受けたことから7日、松村代表らが駒ケ根市社会福祉協議会を訪れ、竹内正寛会長らに表彰を報告した=写真。
「ときめきランチ」は93年から毎週土曜日に手作り弁当の配食サービスを続けている。弁当を届けることにより、栄養のバランスがとれるとともに、一人暮しの寂しさを紛らせてくれる窶狽ニ喜ばれている。 -
駒ケ根初の精神障害者共同住居「こまの杜飯坂」開所
NPO法人メンタルサポート駒の杜(松・ス澄子理事長・31人)が準備を進めてきた駒ケ根市初の精神障害者共同住居「こまの杜飯坂」がこのほど完成し7日、福祉関係者ら約70人を集めて駒ケ根市のアイパルいなんで開所式典を開いた。
松・ス理事長は「地域の方々の理解を得、250人を超える人の寄付をいただいて開所にこぎつけることができた。今後も気楽にお付き合いと支援をお願いしたい」とあいさつした。
「こまの杜飯坂」は精神に障害を持つ人が地域の一員として生活できる場をつくろうと「駒の杜」が県、市の補助を受けて準備を進めてきた共同住居。賃貸で木造2階建て、延べ床面積は約180平方メートル。入居者が暮らしやすいよう内装などに手を入れてある。定員は5人だが、3人の男女が既に生活を始めていて、10・12月にさらに2人が入居することが決まっている。 -
どうぞのいすで心の病気について学ぶ
伊那市東町の福祉事業所どうぞのいすは8日、心の病、統合失調症を理解しよう窶狽ニ勉強会を開いた。上伊那圏域障害者総合支援センターの高橋きんよさんを招き、病気の症状や特徴、接する時の留意点などについて学んだ。
統合失調症は、100人に2、3人が発症する誰もにおこりえる病気。一方医療の進歩により、以前よりも薬やリハビリで回復も可能になっている。
8月から新たにスタッフに加わった小松さん(32)も、この病気を抱える一人。心の病気は、共に生活する人の理解が何よりも求められるため、一緒に働くスタッフも病気を理解し、それぞれが働きやすい環境を作り上げよう窶狽ニ勉強会を開いた。
精神障害者支援コーディーネーターの高橋さんは「倦怠感や意欲の低下など伴うこの病気のことを知らない人の中には、怠けていると見る人もいる。回復には周囲の支えが必要なため、家族などが病気を正しく理解することも必要。医療機関や専門医の敷居も低くなってきているので、異常を感じたら、早期に受診してほしい」と話していた。 -
道路美化活動で県同盟会表彰
道路美化活動への功績をたたえ、県道路整備期成同盟会は、高遠町の勝間地区道路愛護会(岡庭剛代表、90人)と東高遠の赤羽清さんを表彰した。5日、町役場で伝達式があった。
愛護会は10年間にわたり、勝間地区の区長の呼びかけで、区内の5常会でそれぞれ年に1度、道路清掃に努めた。赤羽さんは年間を通じて県道芝平高遠線や高遠城址公園入口にある花壇を整備し、11年間にわたって道路沿いの美化に努めた。それぞれ上伊那地区会長の推薦により、10年以上の功績が認められた。
伊東義人町長は「長い間ご苦労様でした。これからもそれぞれ模範になるよう継続していってもらいたい」とたたえ、賞状と記念品を手渡した。 -
ふれあい広場にぎやかに
飯島町社会福祉協議会などが主催する「第13回飯島町ふれあい広場」が4日、飯島町地域福祉センター「石楠花苑」で開かれ、残暑の中、多くの町民が訪れ、ステージ発表やちびっこ広場、フリーマーケット、福祉体験コーナーなどを楽しみ、「福祉の心」を培った。
食改や母子協、身障協、こまくさ園家族会など各種団体が物品や食べ物を販売するテントを並べた。養護学校や特殊学級の児童が手作り品のブースを開設、ちびっこ広場ではマジックプレートづくり、かなづちの音を響かせていすづくりなどもにぎやかに行われた。
軽食、喫茶コーナーでは無料サービスのかき氷、わたあめに長い列ができ、多くの町民はカレーで食欲を満たした。
ふれあいステージは伊那養舎子太鼓の勇壮な「弾打」で幕開け、飯島中学校の吹奏楽、車いすダンスグループは軽快に車いすでルンバ、チャチャチャを踊った。ほかに大正琴や踊り、歌、手話、マジックなど18プログラムを楽しんだ。 -
宮田村駒が原にグループホーム
県の知的障害者総合援護施設「西駒郷」(駒ケ根市、宮田村)の利用者が地域で暮らすためのグループホームが5日、宮田村駒が原地区(町3区)に開所した。村内では大原区に次いで2カ所目。3日に入居者と地元住民があいさつを交わし、地域に溶けこむ新たな生活を始めた。
入居する5人がひとりづつ自己紹介。設置主の県事業団も一緒になり、これからの近所付き合いについて確認し合った。
日常どのように生活するか住民から質問も挙がったが、「朝と夕に世話人が入るが、訓練を積んであり自分たちで生活できる」と県事業団は答えた。
ホームは一般住宅を改装して、入居者の個室を完備。この家の屋号にちなみ、名称は「伊沢屋」にした。
入居者の年齢は30代から50代。日中は3人が西駒郷に通い、2人は村内と駒ケ根市の企業に勤務する。
世話人は4人。交替で毎日朝と夕の各4時間程度、料理や身の回りの生活を支援する。車イス利用者がいるため、入浴専門の介助員も別に1人いる。
西駒郷利用者の「地域生活移行」。県事業団が設置したグループホームは上伊那で9カ所となるが、地域での生活は隣近所の理解と支えが不可欠だ。
駒が原の入居者が加わる隣組代表者の近藤喜三さんは「せっかくこの地域に来てくれるのだから、お互い助け合い、ふれあいを持ちたい。普通の家族と同じような付き合いができれば」と話した。 -
上伊那郡市精神保健福祉協議会理事会開催
上伊那郡市精神保健福祉協議会は29日、伊那市の生涯学習センターで理事会を開き、今年度新たに、2つの事業に取り組むことを承認した。
社会の変化に伴い、アルコール依存、不登校、認知症など、さまざまな精神的問題を抱える人が増加しており、特に近年は、職場のストレスを訴える人も多い。そのため同協議会は、各企業に直接出向き、ストレスケアなどを学ぶための講演会を開くことを計画している。
また、精神障害者の生活技能訓練支援をする市町村保健師などを対象にした研修会(STT研修会)も11月に予定している。県が主催する研修会は、これまでも開催されていたが、遠隔地で参加できない場合もあり、地域研修会のニーズは高かったという。 -
ゆとり荘でおやつ作り
箕輪町三日町のデイサービスセンターゆとり荘で30日、夏らしくゼリーを使ったあんみつを利用者が作り、おやつの時間に皆でおいしく味わった。
おやつ作りは2カ月に1回、午後のお楽しみとして取り入れている。季節感を意識し、五平もち、お汁粉などのほか、薄焼き、お好み焼きなども作る。
利用者は手を消毒して準備万端。用意したミルク味と抹茶味の2種類のゼリーをスプーンで一口大に切ったり、缶詰のモモを包丁で小さく切るなど、皆で少しずつ協力。ゼリーとモモをボールで交ぜ、一人分ずつ盛り分けたあと、缶詰のミカン、あんこを飾り付けた。男性が包丁を持ってモモを切っていると、「女の衆よりうまいね」と女性からお褒めの言葉もあった。
皆で作ったおやつは格別の味で、冷たくて、つるんとしたゼリーをおいしそうに口に運んでいた。 -
第2次隊入所式
駒ケ根市の駒ケ根青年海外協力隊訓練所は31日、05年度第2次隊の派遣前訓練入所式を同所で開いた。男性55、女性103、計158人の候補生が新たに入所し、79日間の厳しい訓練を開始した。候補生を代表して相稔子さん(ホンジュラス派遣予定)が「初心を忘れず厳しい訓練に取り組み、晴れて隊員となって海外協力の現場に立てるよう精進することを誓います」と力強く宣誓した。
加藤高史所長は「合宿生活はさまざまなルールがあり窮屈に感じる人もいるかもしれないが、この程度のことに適応できない者には隊員の資格はない。修了式では全員に修了証を手渡したい。健闘を祈る」と期待を込めてあいさつした。
第1次隊の訓練期間は11月17日までの79日間。派遣予定国は南西アジア、アフリカ、中南米など世界38カ国に及ぶ。訓練を終えた隊員は教育、保健衛生、農林水産、スポーツなどの分野で途上国の発展に協力する。候補生の平均年齢は男性27・9歳、女性27・1歳。上伊那からは和木明日香さん=辰野町、宮下裕典さん=長谷村=が参加している。 -
駒ケ根市第21回ふれあい広場4日に
駒ケ根市の第21回ふれあい広場(実行委員会・市社会福祉協議会主催)は「ともに生きるふれあいのまち」をテーマに、4日午前10時窶伯゚後3時に総合文化センター・すずらん公園を主会場に開かれる。会場には▽あおぞら広場▽バザール広場▽アルプス広場窶狽ェ設置されるほか、文化会館大ホール、あおぞら広場特設ステージでそれぞれ演芸会が催される。開会に先立ち、午前9時25分にJR駒ケ根駅前をパレードが出発し、会場まで練り歩く。
問い合わせは市社協(TEL81・5900)へ。 -
老人ホームオードリー 地域住民迎えて納涼祭
5月にオープンした伊那市東春近の民間有料老人ホーム「オードリー」(白鳥晴計施設長)でこのほど、地域住民を迎えて納涼祭があった。焼き肉、焼きそば、ジュース、ビールなどが用意された会場は、多くの人々でにぎわった。
地域に開放した施設を目指し、住民によろこんでもらおう窶狽ニ、初めて企画。利用者によるカラオケや、職員の踊り、手持ち花火などをして楽しんだ。
白鳥施設長も殿様の格好にふんし、職員と一緒に「マツケンサンバ」のダンスを披露。おもしろ、おかしい衣装とダンスに、手をたたいて喜ぶ人もいた。
オードリーは建築会社「タウンハウス」(駒ヶ根市)が母体。ベット数は、長期利用18床、短期利用6床。現在、上伊那を中心に10人が利用する。
今後も施設内で週1回の喫茶店を開くなど、地域住民との交流イベントを予定している。 -
みのわ健康アカデミーレクリエーション講座
熟年者の健康づくりに取り組む箕輪町の「みのわ健康アカデミー」のレクリエーション講座が26日、町民体育館であった。学生32人は頭を使い、体を動かして楽しんだ。
学生は毎週、個々のカリキュラムでトレーニングをしている。毎月1回は集団講座があり、今回は3回目。上田女子短大の犬飼己紀子教授が指導した。
「目から入る情報に誘われることなく自分の頭で考えて運動する。これが人間の前頭葉を使う」とし、「台所に立たないお父さんがキュウリを刻むなど、今まで比較的手を染めてないところに一歩踏み出し、トレーニングを日常的にやるといい」とアドバイスした。
右手をグーにして上に上げ左手はパーで胸に当てる、次は右手が胸で左手が上というように交互にリズミカルに腕を動かす、ペアになって握手をするときに個々が1回握る、2回握ると考えて同時に握って相手と同じ回数になるかを試すなど、楽しいレクリエーションに挑戦。グーとパーの手を間違えては笑いが起き、握手で握る回数が違うと笑い、常に明るい笑い声を響かせながら楽しく体を動かした。
教授は、「楽しいことを楽しいと伝えられる。自分以外の相手にすごい影響を与えていることを考えると、空気を和やかにするために私の役目は何だろうと考えて」とも話した。 -
ふれあい広場
箕輪町の福祉の集い「第16回ふれあい広場」が28日、町民体育館と武道館であった。町民ら大勢が訪れ、福祉体験や手作り品販売コーナーなど各種イベントを楽しみながら回り、誰もが暮らしやすい福祉の町づくりについて考えた。
福祉ボランティア団体や学校などの63団体でつくる実行委員会と町社会福祉協議会の主催。人と人とのふれあいや交流を目的に、毎年の恒例。
ステージ発表は、箕輪中学校吹奏楽クラブや日本舞踊、バルーンアート、伊那養護学校の舎子太鼓などが次々と繰り広げられ、展示や遊び、福祉体験コーナーや、ポニーの乗馬体験などは多くの人でにぎわった。
福祉コーナーは、手話、朗読、高齢者擬似体験などがあり、車いすの体験では、実際に体育館に設置したスロープの上などを乗って不自由さを実感した=写真。
体験した女子小学生3人は「坂を登るときに力が必要で手が疲れた」「思い通りに運転できず大変だった」「すぐ下が見えなくて不安だった」など、障害者の気持ちになって考えていた。 -
少年友の会が授業など見学
青少年の非行防止・健全育成活動を推進する「伊那少年友の会」の伊那市第3ブロック(三澤勇美代表)は26日、年間ボランティア活動の一環として、東部中を訪問。会員5人と伊那署生活安全課署員が、生徒の授業などを見学した。
校内での生活態度や登下校の状況など、学校での集団行動の実態を把握する活動で3年目。3年生を中心に自律学級など約10の授業を見学した。
三輪憲昭校長らとの懇談では、部活動、登下校などについての情報交換や、見学の感想を話し合った。会員からは「授業の雰囲気が明るい感じだった。自分たちのころはもっと緊張感があったものだが」「机に伏せている子供が気になった。注目して聞くような授業にしなくてはと思う」などの意見があった。
三輪校長は現在の教育現場について「生徒を従わせる時代ではなくなった。教師が気を使い、子供に応じた対処をしなくては、双方の間にいざこざが生じてしまう」と話した。
少年友の会は毎月1回のボランティアを原則に、大型店、ゲームセンター、駅など子供たちが集まる場所の街頭補導を中心に活動する。 -
南箕輪村地域筋トレ教室開講
南箕輪村の地域筋トレ教室が25日、塩ノ井公民館で始まった。参加者は転倒予防や介護予防のため、筋力トレーニングの簡単な理論を学び、実際のトレーニングに挑戦した。
村内在住の65歳以上を対象にした初の教室。筋力トレーニングを身近な地域で普及し、筋力強化により充実した生活が送れるようになることを目指す。全4回で、宿題として家庭でも筋力トレーニングに取り組む。
塩ノ井地区を中心に田畑、神子柴地区から60-80歳代の9人が参加し、村の理学療法士、山崎一さんの指導を受けた。
基礎代謝の上昇や身体能力の向上など、筋力トレーニングで期待される効果や、実践の注意点などを学習。ひざの関節痛予防にももの筋肉をつける、腰が曲がらないように背筋をつける-など鍛える部位があり、年齢や健康状態など参加者の症状に応じて、いすに座って足を持ち上げる、ひざの下にクッションを入れつぶすように力を入れるなどの方法を練習した。
植田さち子さん=田畑=は、「冬の間はジョギングをしていたが春から運動不足なので体をほぐそうと参加した。家でも頑張ってやれば筋力がつくかなと期待している」と話した。
11月ころに南原地区、来年2月ころに保健センターで、同様の教室を開く予定。 -
箕輪町の第16回ふれあい広場28日開催
箕輪町の福祉の集い「第16回ふれあい広場」は28日、町民体育館と武道館である。
人と人とのふれあいや交流を大切にし、「だれもが暮しやすい福祉の町づくりについて考えよう」と毎年開いている。
今年は、2月に長野県でスペシャルオリンピックス(SO)があったことから、「箕輪町に根付け スペシャルオリンピックス」と銘打ち、特別企画「アート・フラッグ・ムーブメント展」や、SO種目の一つフロアーホッケーの体験も計画した。
アート・フラッグは宅老所、ボランティアサークル、学童クラブ、ボーイスカウト、ガールスカウト、共同作業の家、いきいき塾、小学校などから62点集まった。福祉センターや町民体育館の壁面に展示中で、広場会場内にもある。
広場は午前9時-午後2時。オープニングは、みのわ太鼓ジュニアチーム、共同作業の家ワクワクダンシング。ステージ発表、福祉体験、遊び、販売、展示、食べ物、ニュースポーツの各コーナーがある。コーナーは午前9時45分オープン。ゆっくり楽しんでもらいたい-と、町民体育館内に休憩所を多く設ける。 -
宮田村で心の健康を考えるつどい
精神障害の理解を深めようと、宮田村心の健康を考えるつどいが24日、村老人福祉センターで開かれた。村内外の当事者や家族、支援者のほか一般住民約90人が参加。3つの当事者グループが活動報告し、気持ちが共有できる仲間の存在の大きさを伝えた。
村住民福祉課の主催。心の悩みを持つ人たちが集まる村内のグループ「さくら」は、仲間とのふれあいをスライドを使い報告した。
リニアモーターカーの試乗やバーベキューなど、みんなで楽しんだ思い出を日記風に一人ひとり発表。ある男性は「22年ぶりに花見に行った。また機会があったら行きたい」と話した。
女性メンバーは「心の調子を崩してどうして良いか分からなかった時、仲間の存在が大きな支えになった」とまとめた。
村福祉作業所と駒ケ根市の作業所「たんぽぽの家」は、利用者が手作りしている製品を紹介。
「まず私たちの活動を知ってほしい。ぜひ気軽に立ち寄って」と呼びかけもあった。
精神科医で南信病院長の近藤廉治さんも講演し、当事者と地域がひとつになって心の問題を見つめ直した。 -
会長方針、収支予算、事業計画などを発表
駒ケ根ロータリークラブ(堀内照夫会長、43人)は22日、第47年度(05年7月窶・6年6月)の会長方針、収支予算、事業計画などを発表した。
国際ロータリー会長の年度テーマ「超我の奉仕」に基づき、国際支援、地域支援などのさまざまな奉仕活動を行っていく。
新役員・理事は次の皆さん。
▽会長=堀内照夫▽会長エレクト=中島清一▽副会長=吉澤道人▽幹事=伊藤雅基▽会計=氣賀澤徳義▽SAA=森一▽直前会長=小林成烝▽クラブ奉仕委員長=吉澤道人▽職業奉仕委員長=山浦速夫▽社会奉仕委員長=滝澤義一郎▽国際奉仕委員長=窪田雅則▽新世代活動委員長=吉澤利文