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三峰川堤防桜並木で灯籠祭り
三峰川堤防の桜並木について取り組んでいる伊那市の美篶小学校6年2組は、灯籠祭りを15日夜、現地で行いました。
美篶小の6年生は、1年生の頃から三峰川堤防の桜並木について取り組んでいます。
灯籠祭りは、桜並木の良さをもっと多くの人に知ってもらおうと6年2組が企画したものです。
日の暮れ始めた午後6時、用意した手づくりの灯籠およそ130個に明りが灯されました。
この灯籠は、子ども達がバザーで資金を集め作ったもので、それぞれに思い思いの絵が書かれています。
午後7時。
辺りが暗くなると幻想的な世界が広がりました。
桜はまだ蕾ですが、灯籠の明りに照らされ綺麗にライトアップされていました。
児童らは、今後も桜並木を地域の人との交流の場にしていきたいと話していました。 -
伊那市西春近の諏訪形区 活動の支援を伊那市に要望
災害に強い山にしようと取り組んでいる伊那市西春近の諏訪形区は、砂防えん堤を見回る為の巡視路の整備など、活動の支援を伊那市に要望しました。
16日は、諏訪形区の酒井文武区長と諏訪形区を災害から守る委員会のメンバーなど5人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に要望書を手渡しました。
要望は▽砂防えん堤を見回る為の巡視路の整備▽倒れにくい広葉樹の栽培による森林づくり▽自然災害による被害を科学的調査で予測したマップの作成です。
諏訪形区は、平成18年豪雨災害で貝附沢が氾濫し、土砂が民家に流れ込むなどの被害を受けました。
これを受け区では委員会を立ち上げ、専門家らの協力を得ながら災害に強い山にする為に広葉樹の植樹などを行ってきました。
白鳥市長は「安全な山に少しでも近づけていけるよう、市としても一緒になって取り組んでいきたい」と話していました。
諏訪形区では、地域住民と行政、大学の連携のモデルケースとして、全国に発信していきたいと話していました。
なお諏訪形区の活動は、今年度の伊那市地域づくり活動支援金事業に採択されていています。 -
お花見日和 多くの人で賑わう
晴れ間の広がった15日、各地の公園は花見客で賑わいました。
伊那市の伊那公園では、会社の同僚や家族連れなどが桜の下でお弁当をひろげたりバーベキューをしていました。
公園内の桜は咲き始めといったところで、伊那公園桜愛護会の横森孝心さんによると満開は20日頃ということです。 -
伊那市山寺の奇祭 やきもち踊り
伊那市山寺に伝わる奇祭、やきもち踊りが15日、白山社八幡社合殿で行われました。
やきもち踊りは、白山社八幡社の春の例祭で毎年奉納されているもので、県の無形民俗文化財に指定されています。
祭りでは、保存会の会員35人が羽織、袴、白足袋姿で足を上げ飛び跳ねるユーモラスな踊りを披露しました。
踊りは前踊り、中踊り、後踊りの三つに分かれていて踊りと踊りの合間には酒盛りが行われます。
アユの串焼きを肴に、どぶろくを飲んだり、キセルで刻みタバコをふかします。
後踊りが終わると踊り手は一斉に鳥居の外に駆け出します。
外にはその姿を撮ろうと多くのカメラマン達が待ち構えていました。
逃げ遅れると厄病にかかるといわれていて下駄も履かずに一目散に駆け出していました。 -
伊那ローメンズクラブ ローメン祭に伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の子ども達を招待
伊那ローメンズクラブは、30日に開かれるローメン祭に、伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の子ども達を招待しました。
13日は、伊那ローメンズクラブの正木金内衛会長らがたかずやの里を訪れ、ローメン祭りで使える引換券を白鳥始施設長に手渡しました。
伊那ローメンズクラブでは、施設に通う子ども達にもイベントに参加してもらおうと、希望のあった14人分の引換券を用意し、贈りました。
白鳥施設長は「子ども達が地域のイベントに参加できる機会を与えてくれてとてもありがたいです」と感謝していました。
また、13日は信州プロレスリング代表のグレート☆無茶さんも同行し、5月20日に長野市のビックハットで開かれる信州プロレス旗揚げ5周年記念イベントに子ども達を招待しました。 -
伊那市出身梶野監督 福島の現状を語る
伊那市西春近出身の映画監督、梶野純子さんの講演会が14日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、現在制作中の映画について話しました。
講演会は伊那北高校が開いたもので、会場には生徒や一般などおよそ850人が訪れました。
講師を務めた梶野さんは、伊那市西春近出身の37歳。伊那北高校を卒業後、単身渡米し映画制作を始めました。映画監督で夫のエドワード・コジアスキーさんと共に制作をしています。
2人は現在、福島県の原発を題材にしたドキュメンタリー映画を制作していて、講演の中でその一部が上映されました。
梶野さんは、3.11の被害を目の当たりにして、今の被災地の現状を世界に伝えようと映画制作を始めました。
映画は福島県の原発事故の被害を受けた農家の取り組みや心境、取材を通して知り合った農家の人たちの人柄がドキュメントタッチで描かれています。
梶野さんは「長期滞在で被ばくするリスクは高いが、取材を通じて学ぶことや得るものはそれより何倍も大きい」と話していまいした。
講演会では質疑の時間が設けられ、高校生から質問が出されていました。
ある女子生徒の「もし福島県の農家だったら被災後どうしましたか」との問いに、梶野さんは「自分の親も農業をやっていたので、取材していると農家のみなさんと父親を照らしあわせてしまう。自分の持つ伝統的な土地を守っていくということの大切さを考えると、私も残っていると思う」と答えていました。
質疑は1時間近く行われ、二人は丁寧に質問に答えていました。
講演終了後の取材に梶野さんは「伊那北高校の生徒のみなさんは若いのによく考えている。これから先まだまだ将来があるな、と思わせられるような充実したディスカッションだった」と話していました。
ある生徒は「福島の農家の人たちの声を聞いたり様子を観ていろんなことがわかったし、自分たちでもまだ何かしてあげられることがあるんじゃないかと思った」と話していました。
梶野さんとコジアスキーさんが制作中の映画「超自然の大地」は5月の完成を目指していて、作品は劇場のほかインターネットでも公開される予定です。 -
井月の句碑 善光寺に建立
幕末から明治にかけておよそ30年にわたり伊那谷を放浪した漂泊の俳人井上井月の句碑が長野市の善光寺に建立されました。
句碑は井月の愛好家でつくる井上井月顕彰会が建立したもので13日は、会員などおよそ30人が集まり除幕式が行われました。
碑には「思ひよらぬ梅の花見て
善光寺」と「蝶に気のほぐれて杖の軽さかな」の二つの句が刻まれています。
句碑は顕彰会の会員が北信でも井月を知ってもらいたいと善光寺に建立を依頼したところ地名度はないものの伊那谷に多くのファンがいることなどから承諾されました。
この場所には、俳人、小林一茶の「春風や牛に引かれて善光寺」のほか、種田山頭火や夏目漱石などの句碑もあり、善光寺参拝のモデルコースになっています。
顕彰会では、県内外から多くの人が訪れる善光寺に、一茶や、山頭火と並んで井月の句碑が建立されたことは意義があると話します。
句碑の建立にあわせ、14日から27日まで長野市の長野相生座で井月の映画「ほかいびと」が上映されることになっていて、顕彰会では、井月の知名度アップに期待しています。 -
伊那谷D級七色弁当 試食会
熊肉やザザムシなど伊那谷特有の食を盛り込んだ季節限定の弁当が、15日日曜日に伊那公園で販売されます。
13日は、その試食会が伊那市役所で開かれました。
テレビ局のカメラに囲まれた白鳥孝伊那市長。
伊那公園桜愛護会が花見シーズンにあわせて作った伊那谷D級七色弁当は、多くの注目を集めました。
D級のDはデラックスのD、七色は、食材を表しています。
猪肉のスキ焼き、鹿肉の唐揚、熊肉の焼肉、ローメン、イナゴ、ザザムシ、蜂の子ご飯に缶ビールかお茶、鹿肉の燻製がついて1,500円です。
弁当は、15日の午前11時30分から100食限定で伊那公園で販売されます。
桜愛護会の特製弁当づくりは、今年で2年目で、去年より2品、ローメンと蜂の子ご飯をプラスしてグレードアップしました。
愛護会会員で上伊那猟友会伊那支部副支部長の小坂洋治さんが食材の調達から調理までを担当。試行錯誤しながら完成させました。
脂が乗っておいしいという冬眠前の去年11月に熊などを捕獲。
冷凍してこの日に備えました。
試食をした白鳥市長は、「おいしい」「めずらしい」と大絶賛。郷土の味として子どもたちに食べさせてあげたいと喜んでいました。
食材はすべて地元産、弁当の包み紙の図柄も愛護会会員によるもので、100%メイドイン伊那にこだわりました。
伊那公園は、タイミング良く13日が開花。
弁当が販売される15日には5分咲きとなる見込みです。 -
高遠城址公園の桜 開花宣言お預け
一方、桜の開花が待たれる伊那市高遠町の高遠城址公園は13日も、開花宣言とはならず開花はおあずけとなりました。
高遠城址公園は、朝から遠方からの観光客などで賑わっていました。
日本気象協会では、高遠城址公園の桜の開花を13日と予想していましたが、13日の開花宣言とはなりませんでした。
園内の桜はまだ蕾で、訪れた人は残念がっていました。
それでも、グラウンド付近の桜が自動販売機の持つ熱の暖かさで1、2輪咲いていて、訪れた人は写真に収めていました。
桜の管理をする桜守の稲辺謙次郎さんによると、開花は15日日曜日か16日月曜日とみています。
また、満開は20日ごろということです。 -
箕輪町のセーフコミュニティ認証 正式に決まる
安全安心の街づくりを目指す箕輪町のセーフコミュニティ認証が12日、正式に決まりました。
町村の認証は、全国で初となります。
12日は、日本セーフコミュニティ推進機構の白石陽子代表理事から、箕輪町の平澤豊満町長に認証決定通知が伝達されました。
セーフコミュニティは、WHO世界保健機関が認証しているもので、事故や自殺は予防できるという考えのもと安全安心な街づくりを進めるものです。
町は、平成21年12月から取得に向けた取り組みを始め、3月認証決定の内示を受けていました。
5月12日にセーフコミュニティの認証式で、平澤町長が合意書に署名し、正式に認証となります。
12日はこの他、箕輪町と伊那警察署がセーフコミュニティ推進に関する協定を結びました。
協定は、町のメール配信システムと、伊那ケーブルテレビの町専用チャンネルを利用して、伊那警察署が直接、犯罪被害や交通事故防止などに関する情報を流すものです。
田中泰史署長は「犯罪や事故を未然に防ぎ、安全安心な街となるよう取り組んでいきたい」と話していました。 -
5月下旬並みの気温 伊那市で桜開花
日中の最高気温が22.6度まで上がり、5月下旬並みの陽気となった12日、伊那市山寺の南信森林管理署のコヒガンザクラがようやく開花しました。
伊那市内で、早咲きの桜として知られていますが、去年より4日遅れです。
敷地東側で咲きはじめ、南側の市道のものは、一輪のみですが、赤みが増していて、暖かさが続けば一斉に咲きだしそうです。
南信森林管理署によりますと、ここ30年で最も早い開花は、平成元年の3月27日、最も遅かったのは、平成8年の4月18日だということです。
今日の伊那の最高気温は、今年最高の22.6度で平年を6度上回る5月下旬並みの暖かさとなりました。 -
明音寺でコカリナ演奏会
箕輪町のコカリナサークル「明音(あかね)」の演奏会が、8日、箕輪町松島の明音寺で開かれました。
演奏会を開いたのは、箕輪町や伊那市のメンバーでつくるコカリナサークル、明音です。
4年前に発足し、これまで保育園や福祉施設などで90回ほどの演奏会を開いてきました。
この日は、明音寺のお花まつりの法要に合わせて演奏会を開き、集まった人たちは、コナリナの演奏に合わせて唄うなどして楽しんでいました。
明音は、地域で剪定された思い出の木をコカリナにする活動をしていて、この日は、会場となった明音寺のホオノキから作られたコナリナも演奏に使われていました。 -
「500人のうたごえ喫茶in箕輪」実行委員会が義援金届ける
3月に箕輪町で開かれた、「500人のうたごえ喫茶in箕輪」で集まった東日本大震災の義援金が、11日、箕輪町に届けられました。
この日、実行委員長の山口栄一さんらが役場を訪れ、平澤豊満町長に義援金18万212円を手渡しました。
「500人のうたごえ喫茶in箕輪」は、
町内の喫茶店を会場に歌仲間が月に1回集まるうたごえ喫茶の10周年記念として開かれました。
1枚2千円のチケットの売り上げの一部を義援金にするチャリティコンサートも兼ねていて、約120万円の収益から経費を引いた18万212円が届けられました。
山口さんは、「歌の力で元気になって何かの役に立てればと思った。その気持ちが来てくれた人達にも伝わったと思う」と話していました。
義援金は日本赤十字社を通して被災地に送られます。 -
伊那合同庁舎 ベビールーム設置
伊那合同庁舎に、乳児の授乳やおむつ交換ができるベビールームが設置されました。
ベビールームが設置されたのは、伊那合同庁舎1階です。
長野県産の木材を使い、これまで倉庫だったスペースを改修して作りました。
ベビールームには、おむつ交換ができるベッドや座って授乳ができるイスが用意されています。
また、1階多目的トイレには、これまであった、おむつ交換用のベビーシートに加え、幼児用のイスが設置されました。
これらは、乳幼児のいる家族が安心して出かけられるようにと、県が行っている赤ちゃんほっとルーム整備事業の一環で整備されたもので、事業費は120万円となっています。 -
アルプスバラ会 バラで被災地支援
上伊那のバラ愛好家でつくるアルプスバラ会は、東日本大震災の被災地を花で支援しようと、バラの栽培を始めています。
上伊那を中心におよそ120人の会員がいるアルプスバラ会では地元の福祉施設や観光農園にバラの苗を贈る活動を行っています。
会では、花の持つ力が被災地の励ましになればと先月から3年計画で、苗の栽培を始めました。
栽培しているのは「アンネのバラ」と呼ばれる品種です。
苗が育つ3年後に100本程を会員が被災地に赴き植える計画です。
アルプスバラ会で支援の中心となっているチャリティバラ委員会の原八重子委員長は「少しでも被災地支援の役だてば。そしてバラを通して被災地との絆を深めることができれば」と話していました。
会長の春日千定さんは、「被災地は津波により土地が荒れているからこそ、3年かけ荒れた土地でも花を咲かせるような強い苗を作りたい」としています。
会では広さ10アールの畑で、苗70本を育てていて、今後は販売用も含め、合わせて400本程を栽培していくとしています。 -
社交ダンス教室「マイステップ」の10周年記念パーティー
社交ダンス教室「マイステップ」の10周年記念パーティーが、8日、伊那文化会館で開かれました。
マイステップは、伊那市と飯島町に4つの教室があり、60代から70代の30人ほどが週に1度練習を行っています。
2002年に教室が始まり今年で10年となることから、この日は、記念のダンスパーティーが開かれました。
パーティーでは、生徒以外のダンス愛好家が自由に参加できるダンスタイムがあり、訪れた人は初めて会う人とペアを組んで踊っていました。
教室を開いている飯島町の宮下泰子さんは、「社交ダンスを踊るには相手が必要。健康と若さの維持のため楽しく練習している」と話していました。 -
御子柴艶三郎の水神宮で祭典
伊那市荒井と西町の田んぼを潤している、御子柴 艶三郎が掘り当てた地下水・横井清水の水神宮で、10日、水に感謝する祭典が行われました。
10日は、艶三郎を祭った水神宮で祭典が行われました。
祭典は、毎年4月10日に行われていて、水を活用して農業を営む横井清水水利組合や御子柴艶三郎の子孫のほか、艶三郎の井について学習している伊那小学校5年礼組の児童、艶三郎の井の水が園内を流れる竜西保育園の園児などが参加しました。園児が祭典に参加するのは初めてです。
艶三郎の井は、小沢川の水利権をめぐって争いが絶えなかったことから、御子柴艶三郎が私財を投じて明治28年に掘り当てた地下水です。
5ヶ所の井戸と、それをつなぐトンネル、それぞれの地域に水を分ける分水枡があります。
水を与えてくれた神との約束として艶三郎は自害し、水神として横井清水の水神宮に祭られています。
祭典では、昔の人たちの苦労があって、現在の豊かさがあることなどが、子どもたちに話されました。
艶三郎の井は、荒井・西町の40ヘクタールの田んぼを潤し、現在は、60戸の農家が利用しています。 -
ご当地キャラ 広報啓発活動大使に任命
伊那警察署は10日、管内のご当地キャラクターを、安心安全なまちづくりを進める「広報啓発活動大使」に任命しました。
10日は、伊那警察署で任命式が行われ田中泰史伊那警察署長から任命書が送られました。
任命されたのは伊那市の「イーナちゃん」
辰野町の「ぴっかりちゃん」
箕輪町の「もみじちゃん」
南箕輪村の「まっくん」です。
これは地域住民に安心安全な街づくりに向け、地域の安全活動の普及を図ろうと任命したものです。
伊那署によると、キャラクターへの委嘱は県内の警察署で初めてということです。
4市町村のキャラクターは意気込みを横断幕で表明しました。
任命式の後、4市町村のキャラクターはそれぞれ地元の大型店などで啓発活動を行いました。
任期は来年の3月31日までとなっていて、振り込め詐欺や地域安全運動などで啓発活動を行うことになっています。 -
伊那消防署通常点検
伊那消防署で今年度初めての通常点検が10日行われ、伊那消防組合長の白鳥孝伊那市長が訓示しました。
10日は、朝8時10分に伊那消防署と高遠消防署の職員合わせて45人が点検を受けました。
通常点検は毎月1回行われていて、服装の乱れは無いか、消防手帳を所持しているかをチェックしています。
10日は年度初めとして組合長らによる点検が行われました。
白鳥組合長は「いつ起きるか分からない災害に備えて日頃からの訓練をお願いしたい」と訓示しました。
今年度伊那消防署は、60人体制、高遠消防署は、19人体制でスタートしています -
飯田線を巡るアプリ完成
大正12年の古地図を活用した当時の伊那電気鉄道、現在のJR飯田線の、携帯情報端末のアプリケーションが完成しました。
これは、伊那市駅開業100年に合わせ伊那図書館などが中心となり去年12月から制作をしてきました。
去年4月に開発されたアプリケーション高遠ぶらりの中に新たに追加されたものです。
大正12年の古地図が使われていて、辰野から飯田までの55駅が紹介されています。
駅名をタッチすると駅のイラストや開業した年、標高などが紹介されています。
また、地域住民から集めた当時の写真なども見ることができます。
この他にも、昭和18年の市街地の地図や、井上井月の映画「ほかいびと」のロケ地や句碑などを巡るアプリケーションも追加されました。
このアプリケーションは、Iphon,IPadのみ対応しています。
5月には、これらの地図をつかった街歩きを計画しています -
伊那節・勘太郎月夜唄をクローズアップ
伊那まつり実行委員会が9日、伊那市役所で開かれ今年40回の節目を迎える伊那まつりの記念事業の柱として、伊那節・勘太郎月夜唄をクローズアップするとの方針が確認されました。
第1回実行委員会には、地域住民などの委員およそ50人が出席し40回記念事業の方針などについて確認しました。
記念事業の柱として伊那節・勘太郎月夜唄のおどりコンテストを実施するとしています。
コンテストは全ての連を対象にステージではなく、実際の市民おどりの中で行います。
また仮装した勘太郎レディが祭りの1週間前からPR活動を実施します。
これまでの伊那まつりでは、伊那節・勘太郎月夜唄を踊らない連があることなどが問題となっていました。
実行委員会では伝統のある伊那節・勘太郎月夜唄を40回の節目を機会に見直そうと記念事業の柱としてクローズアップするためのイベントを企画していくとしています。
ほかに記念事業として市民おどりのオープニングで小中高生などの若い世代によるドラゴン踊りのデモンストレーションを行い、オープニングを充実させるほか、高遠、長谷など地域の伝統芸能を発表するイベントの実施も検討します。
第40回伊那まつりのテーマは「明日へ」日程は8月4日、5日の2日間となっています。 -
箕輪町八乙女で鼓笛隊パレード
箕輪町八乙女で8日、地区内の子どもたちによる鼓笛隊パレードが行われました。
子どもたちによる鼓笛隊パレードは、箕輪北小学校PTA八乙女支会が行ったもので50年以上続いている伝統行事です。
地区内にある正八幡社の春の例大祭に合わせて毎年行われていて中学1年生と小学生およそ30人が参加しました。
子どもたちは地区内を練り歩きながら春休みに練習してきた曲をリコーダーや笛、太鼓などで演奏していました。
鼓笛隊は秋には地区内の敬老会でも演奏を披露するということです -
伊那小売酒販組合 未成年の飲酒防止などを呼びかけ
酒屋などでつくる伊那小売酒販組合は9日、市内5か所で未成年の飲酒防止などを呼びかけました。
県内の小売酒販組合が未成年の飲酒防止や飲酒運転の撲滅を呼び掛けるもので、毎年この時期に行っています。
このうち伊那市駅前では、伊那小売酒販組合や伊那警察署の署員らおよそ20人が、通学途中の高校生などに啓発ティッシュを手渡しました。
酒屋などでは、未成年の飲酒防止の活動として、店頭での年齢確認の他、確認できない自動販売機の撤廃などに取り組んでいます。
伊那小売酒販組合の池上明理事長は「未成年の飲酒は身体の成長に悪影響を及ぼす。お酒は20歳になってから飲んで欲しい」と話していました。 -
長松寺でお花まつり
箕輪町の長松寺で9日、お釈迦様の誕生日を祝うお花まつりが行われました。
9日は、近くの長岡保育園の園児35人が長松寺を訪れ、お釈迦様の誕生を祝いました。
長松寺では、お釈迦様の生まれた日とされている4月8日に、毎年園児や児童を招きお花まつりを行っています。
お釈迦様の生まれた日に甘い雨が降ったと言われていることから、お花まつりではお釈迦様の形をした像に甘茶をかけて祝います。
園児らは、1人ずつ交代で甘茶をかけて、手を合わせていました。
長松寺の山・義芳住職は「一人ひとり尊い命をもってこの世に生まれました。みんなが仲良く幸せになれるようお互い協力して過ごしてください」と話していました。
園児らは、仏教婦人会のメンバーが作ったお菓子と甘茶をお土産にもらっていました。 -
ママチャリで耐久レース
買い物用自転車ママチャリでサーキットを走る、ママチャリエコ耐久が8日、伊那市の伊那サーキットで行われました。
レースは二酸化炭素を出さない自転車レースを家族や仲間とともに楽しんでもらおうと行われたもので、57チーム230人が参加しました。
レースは制限時間3時間以内に1周およそ1キロのコースを何周走れるかを競うものです。
1人で3時間を走り切る、アイアンマンの部、小学生を含む家族で走る家族の部、ほかには会社の仲間で走るカンンパニーの部など5部門が設けられました。
このレースでは放置自転車を譲り受け、参加者に貸し出す取り組みも行われています。
参加者は仲間と交代しながら3時間の耐久レースに挑んでいました。
また映画の主人公など受け狙いの
コスチュームで出場するグループもいました。
参加者は思い思いのペースでペダルをこぎながら、仲間とともにレースを楽しんでいました。 -
不法投棄監視連絡員を委嘱
長野県は、県全体で100人を不法投棄監視連絡員として委嘱します。
このうち上伊那地域は、11人です。
6日、伊那合同庁舎で委嘱式が行なわれ、新任2人、再任9人の11人が青木一男上伊那地方事務所長から委嘱状を受け取りました。
不法投棄監視連絡員の制度は、平成12年から始まり、上伊那地方事務所では、監視をより強化しようと、平成18年に7人から11人に増員しています。
不法投棄は、年々減少傾向にあるものの、一方で巧妙化、悪質化しているということです。
内容は、家庭ごみが9割以上を占めていて、市民のモラルが問われています。
青木所長は、「それぞれが連携し、良好な生活環境を守っていきたい」とあいさつしました。
監視連絡員の任期は、1年です。 -
洋画家須澤重雄さんの絵画展
日本美術家連盟会員で伊那市中央の洋画家須澤重雄さんの絵画展が、伊那市のみはらしの湯で開かれています。
会場には、近作を中心に26点が並べられています。
人物や風景などの油彩画の他、墨と絵具を使った墨彩画、俳句と絵を合わせた俳画が展示されています。
一般の人に気軽に見てもらおうと、今回初めてみはらしの湯で開きました。
須澤さんは、20歳の時から絵を描き始め、今年で55年目です。
作品のうち「馬と少年」は、馬と生活を共にしていた16歳の頃の自身の思い出を表現しているということです。
須澤さんの絵画展は、30日月曜日まで伊那市のみはらしの湯で開かれています。 -
犯罪被害者 悩まず相談を
長野犯罪被害者支援センターなどは、支援活動の周知・利用を呼びかける街頭啓発を5日、伊那市内の大型店で行いました。
5日は、長野犯罪被害者支センターの職員や相談員、伊那警察署の署員など10人ほどが、街頭啓発を行いました。
支援センターは、電話や面接をして事件や事故の被害者の相談に応じているほか、裁判に付き添うなどの直接的な支援を行っています。
昨年度は、全県で、189件の電話相談がありました。
支援センター事務局長の間中 壽一さんは、「犯罪被害者は一人で悩みがち。辛いことを一人で抱え込まないで相談してほしい」と話していました。
なお、支援センターは、今年度から長野県公安委員会から早期援助団体の指定を受ける見込みで、指定されると、より、早く幅広い支援が行えるということです。
また、県内で50人の相談ボランティアが活動していますが、南信では4人しかいないとして、南信地域で活動してくれるボランティア相談員を募集しています。
南信相談窓口 電話0265-76-7830 -
歯科衛生士目指し14人が入学
伊那市荒井の長野県公衆衛生専門学校で6日入学式があり、歯科衛生士を目指す14人が入学しました。
今年度入学したのは、上伊那から7人、諏訪から2人、中信から2人、北信から2人、山形県から1人のあわせて14人です。
2、3年生の拍手の中、14人が会場に入場。
1人1人名前を読み上げられ味沢孝校長が入学を許可しました。
新入生を代表して伊那市の伊藤ゆか友香さんが誓いのことばを述べました。
味沢校長は、「今日の感動、初心を忘れることなく勉学に励んでほしい。日々の暮らしの中で人とのかかわりを大切にして、社会人としての準備もしてほしい」と式辞をのべました。
長野県公衆衛生専門学校は、平成22年から3年制となっていて、学生たちは、国家試験合格を目指します。
これまでの合格率は、100%で、昭和20年の開設以来3,700人余りを輩出しています。 -
開花「待ち遠しい」 天下第一の高遠城址の桜
「天下第一の桜」として毎年多くの観光客が訪れ、今年も桜の開花が待たれる伊那市高遠町の高遠城址公園。
日本気象協会では、11日頃の開花を予想していますが、桜を管理する桜守は12日か13日頃の開花を予想しています。
市内全域の桜の管理をしている稲辺謙次郎さん。
今年は冷え込みがまだ続いていることから、開花予想よりも遅い開花になるのではと話します。
稲辺さんは「現状では蕾が開き始めた程度。気温が上がり続ければ11日の開花もあるかもしれないが、今の気温では11日の開花は厳しいかもしれない」と話していまいした。
高遠城址公園の開花宣言は、これまで桜雲橋にかかるタカトオコヒガンザクラの開花を基準に行なっていましたが、今年からは公園内のどれか1本が開花した段階で開花を宣言することになりました。
また、今年の桜について稲辺さんは「今年は雪や雨が多かった。雪で根を保護し、十分な雨で水分を蓄え、現在日もよくあたっているので、桜の枝が上を向いて元気。濃いピンクの花を咲かせる条件がそろっているので、今年は良いお花見ができそう」と話していました。