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みちくさの会がジャガイモ植え
南箕輪村の女性たちでつくる「みちくさの会」(会員12人)の「はぐくみ会」6人は27日、南箕輪村大芝の畑にジャガイモを植えた。
みちくさの会にはこれまで「食の会」「歩こうの会」「花いっぱい」などのグループがあり活動してきた。今年3月に地元の保育園児たちに地元で作った野菜を食べてもらいたいという思いから「はぐくみの会」を結成。
今回村内の5つの保育園にジャガイモを提供するため、ダンシャクを8キロ、メイクインを4キロの計12キロの種芋を地元の農家から借りた約10アールの畑に植えた。
みちくさの会の山本昭子会長は「村で作った食材で子どもたちを育んでいければと思う。村のみんながそういう気持ちを持ってくれるのが夢。趣旨に賛同し、会に入って協力してくれる人や、別の会でこういった活動をしてくれる人が増えてくれればと思う」と話していた。
「はぐくみの会」ではジャガイモのほかに、ニンジンの栽培も予定している。 -
ジャガイモオーナー農場
箕輪北部営農組合が主催するジャガイモオーナー農場のジャガイモの植えつけが26日、箕輪町沢(愛来里の北側)であった。
同組合では遊休荒廃農地の解消、生産性の向上を高めるなどの目的から、組合員所有の遊休農地10アールを使い、ジャガイモ栽培のオーナーを一般から募集。今回、町内外の約30組がオーナーとして、1区画につき20個の種芋を植えた。
種芋はくぼみが少なく、味が良いと評判のキタアカリ。
「収穫が楽しみ。うまくとれればいいけど」と参加者の声。諏訪市や駒ケ根市から来た参加者もいた。
箕輪北部営農組合はほかにもオーナー制によるサツマイモの栽培やダイコンやハクサイの堀採りイベントも企画している。サツマイモの植えつけは6月に予定。 -
伊那まつり実行委員会第1回
「第36回伊那まつり」は8月2、3日竏秩B伊那市の夏を彩る大イベント、伊那まつりの第1回実行委員会が28日、伊那市役所であった。委員など約120人が出席し、日程と基本コンセプト「躍る」、テーマ「和」、キャッチフレーズ「熱、夏、竜」(A竏探SU・NA竏探SU・TA竏探SU)などを承認した。互選により、各委員会の正副委員長などを選出した。
市民踊りは2日に中心市街地で行い、ダンシング・オン・ザ・ロード、伊那節、勘太郎月夜唄を踊る。花火は3日。天竜川・三峰川合流点、市役所西、天竜川中州で打ち上げる。昨年に続き、市民から記念花火を募集する。おまつり広場はセントラルパークで開き、ローメン横丁、酒蔵横丁などを催す。
主な役員は次の皆さん。
▼実行委員長=丸山敞一郎▼総務広報委員長=藤沢秀敬▼同副委員長=小平恒夫、泉沢勝人▼市民おどり委員長=有賀昭洋▼同副委員長=飯島尚幸、唐木孝之、北條俊宏、高山光宏、中村登美子▼おまつり広場委員長=中村弘人▼同副委員長=柴宏治、小池秋男▼遊ingビレッジ委員長=唐沢幸利▼同副委員長=田中直美、黒河内直明▼花火委員長=川上健夫▼同副委員長=横森孝心、鈴木一比古、黒河内浩、春日州一、唐木一平▼交通委員長=堀内四郎▼同副委員長=内山寿、秋葉松美、唐沢賢治▼保安救護委員長=伊藤仁▼同副委員長=伊藤岩雄、戸田政光、宮下由紀夫▼事務局長=小池真一▼同次長=竹松慎一▼監査委員=伊藤正、森本光洋 -
2年振りに水中花火
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800本のソメイヨシノが散り始めた飯島町七久保の千人塚公園で26日夜、2年振りに水中花火大会が行われた。
水中花火は1昨年まで桜祭りのメーンイベントとして開催されていたが、昨年から休止。「水中花火を楽しみたい」と言う声を受け地元七久保区地域づくり委員会が復活を決め、地区内を中心に寄付を募り、水中花火や打ち上げ花火など約300発を打ち上げた。
この夜は強風も吹き、気温も低く、おまけに冷たい雨も降り出すというあいにくの天気だったが、水中花火や打ち上げ花火、両岸から光の橋を掛けた花火などが夜空と水面を彩り、約500人の観客を喜ばせた。
七久保の宮下夕梨花さん(中学2年)は「すごくきれいで、良かった」と満足そう。 -
伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委員会、候補地の認識に誤り - 上山田区域には下山田区域を含んでいた -
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設候補地の一つとして、伊那市の用地選定委員会(伊藤精晤委員長)が検討してきた高遠町上山田区域。その建設用地として市が見積もった2万9千平方メートルのうち、約1万3千平方メートルは隣接区の下山田地籍であることが28日までに分かり、市は同日の委員会で「これまで十分に確認してこなかった事務局のミス」と陳謝した。これを受け委員会はこの日予定していた候補地の絞り込みを延期し、事務局が下山田に対し改めて候補地だったことを説明した後、候補地の絞り込みを進めることで合意。最終候補地の決定も延期せざる得ないことになった。上山田は候補地の中でも評価点数が高く、住民の反感が少ないなど、有力候補地の一つだったため、下山田の今後の動向が注目される。
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説明によると、当初市では対象候補地北側にある市道押出・小原線を両区の境界だと認識していたが、実際は候補地のほぼ中央を流れる水路が区境となっていることが今月25日に地域住民からの指摘で判明。市ではその翌日、下山田区長を訪問し、陳謝するとともに状況を説明した。
下山田区長は▽区民に下山田が候補地であることを周知した上でなければこれ以上話を進められないこと▽下山田区に対し、正式に候補地とし連絡することから始めること竏窒ネど、9項目にわたる意見を提出。
委員会では「これまで積み上げてきた経過もあり、事務局から改めて候補地としての説明をしてもらい、慎重に取り組むべき」といった意見に賛同し、これまで各候補地に対して行ってきた手続きを下山田に対しても行い、候補地の絞り込みを行うことで合意した。
これまで隣接地として見られていた下山田には、各候補地を示した地図が送付されていないほか、点数評価項目の確認もしていない。下山田からこれまでにない新たな情報が出てきた場合、内容によっては評価点数が変わることもある。
また「住民の理解度」を評価する項目については、委員会として市民全体に意見を求めるような意向調査などを行っておらず、また、あくまで評価は客観的に進めたいとの判断から、評価項目から除外することになった。 -
小沢花の会「芝桜祭り」
伊那市小沢の住民有志による小沢花の会(池田清和会長)の「芝桜祭り」が、同会が管理する広域農道沿いの花公園で始まった。県内外から観光客が訪れ、愛らしい花の中を歩いたり写真を撮ったりとにぎわっている。
広さ30アールの公園には実際の富士山の千分の一サイズで作った名物花富士をはじめいくつかの富士があり、「2008」や今年のえとのネズミを花でデザイン。白と藤色の花で天竜川も作り、ピンクの花の間にはスイセンも咲き、公園は一枚の絵のように見える。
北側の芝桜の開花はこれからで、満開になるのは5月の連休ころの見込みという。花の時期は長く1カ月くらい楽しめる。
26、27日の週末には乗用車だけでなく中京方面からの大型観光バスが9台も訪れた。今年は大型バス用駐車場も整備している。
ライトアップは5月3日から5日の午後7時から9時まで。29日から公園隣りの田に水が入り逆さ富士も楽しめる。3日から6日は、ちんどん屋も来る。
会場ではお茶と漬物を無料サービス。芝桜の苗、芝桜まんじゅう、甘酒の販売もある。 -
南箕輪村食生活改善推進協議会 08年度総会
南箕輪村食生活改善推進協議会(倉田和子会長)は28日、村保健センター大会議室で2008年度定期総会を開いた=写真。会員ら約20人が主席し、地域普及活動のための料理講習会などの本年度事業計画を含む4議案を承認した。
本年度は、男性や高齢者の自立のための食生活講座開催や「元気で長生き食生活を見直すための料理」などを展開。倉田会長はあいさつで「会員の役割は大きい。まずは家庭から地域へと活動を広げていってほしい」と話した。 -
美南豊屋開店
箕輪町松島仲町の雑貨店「ぷち・らぱん」の隣の貸しスペース「ぷち・らぱん・どぅ」に26日、古物商「美南豊屋」がオープンした。
蓄音機、昭和初期から40年代ごろまでのラジオ、明治や大正時代の古タンスなどが店に並んでいる。
「骨董屋をやるのが夢だった」と店主の清水弘さん。
店を開いたきっかけは、木曽の蓄音機愛好者との交流の中で蓄音機の同好会を作ろうと話が進み、「では蓄音機のコンサートが開ける場所を」ということから。「ぷち・らぱん・どぅ」の管理をしている戸田真理子さんと同郷ということもあり、さっそく同スペースを借り、開店の準備を進めた。
清水さんは「そのうちに店の2階で蓄音機のコンサートを開きたい」と意気込みを話す。
店に並んでいるラジオや蓄音機は、清水さんが自分で、しっかりと音がでるように修理したものばかり。
「利益がどうというより、修理をするのが好き。なんか捨てるものがもったいなくて」。
問い合わせは、古物商「美南豊屋」(TEL73・6360)へ。
##写真(たてよこ) -
第11回ビデオ作品コンクール表彰式
愛好家でつくる伊那ビデオクラブ(飯島尚美会長)と伊那ケーブルテレビジョン共催の第11回ビデオ作品コンクールの表彰式が26日、伊那市生涯学習センターであった。会員の研さんのために年1回開くコンクールで、伊那市長賞は伊那市の前田耕一さんの作品「そばにいてよかったねー」が受賞した。
作品は制限時間5分以内で未発表のもの29点。12日の審査会で映画監督の後藤俊夫さん、伊那市、伊那ケーブルテレビジョンの代表、ビデオクラブ会員らが撮影技術、編集技術、音声の使い方、作品の完成度などの項目を点数で評価し100点満点で審査した。
表彰式で飯島会長は、「競争し合うコンクールと違い1、2年かけて学んできたものの発表会という意味合いを持つ。審査で70点以上が23作あり上手な作品ができるようになってきた。今後は作者の思いが伝わるか、人の心を揺さぶる作品ができるかなどさらに精進したい」とあいさつした。
伊那ビデオクラブは93年発足。例会での勉強のほか撮影会、県内外クラブとの交流会をしている。今年は3月に「伊那映像祭2008」も開き好評だった。会員は30人。
結果は次の通り(敬称略)。
▽伊那市長賞=「そばにいてよかったねー」前田耕一(伊那市)▽伊那ケーブルテレビジョン賞=「蛙の楽園」有賀光代(伊那市)▽後藤監督賞=「あばれみこし」赤羽伊三夫(伊那市)▽伊那市教育委員会賞=「こいの季節」(伊那市)石川はつめ▽伊那ビデオクラブ会長賞=「ゆりの里」平沢三千人(南箕輪村)▽NHK長野ビデオクラブ会長賞=「月下美人一期一映の不思議」小島勇男(南箕輪村)▽中部日本新聞社賞=「狐の嫁入り」河野恒(北安曇郡池田町)▽信濃毎日新聞社賞=「待ちわびて2008」北原正(南箕輪村)▽長野日報社賞=「訪ねまほしき園原花桃の里」飯島尚美(伊那市)▽伊那毎日新聞社賞=「今 農業は?」赤羽仁(伊那市)▽みのわ新聞社賞=「押し花野外教室」小山喜美子(伊那市)▽上伊那教育会長賞=「三滝探検」武田忠芳(伊那市)▽伊那市有線放送賞=「俵作り」白鳥節夫(伊那市)
◆伊那ケーブルテレビジョンで放映している「ビデオクラブ作品集」から同社が選定し表彰する作品
▽優秀賞=「北大合唱団東京OB会クラーククラブ第5回演奏会」赤羽仁▽地域文化賞=「輝く子供たち」赤羽伊三夫▽ほのぼの賞=「中国春節の旅」武田忠芳▽シャッターチャンス賞=「白鳥の寝るところ休むところ」河野恒 -
美篶公民館でお別れ展
老朽化に伴い、年度中に取り壊す伊那市の美篶公民館で26、27日、「お別れ展」が開かれている。昭和30年代からの公民館の主な出来事、公民館を会場にした結婚式の様子、歴代役員の名簿などをまとめ、訪れた地域住民は興味深く目を通した。
お別れ展は、美篶公民館が長年、地域の拠点施設として使ってきた建物を思い出に刻み込んでほしいと企画。公民館の記録保存資料や地域住民から借りた写真などをそろえた。
アルバムは20冊余で、昭和20年代の村民運動会の仮装行列や文化活動の発表の場だった「ふるさと祭り」(79縲・6年)、公民館の増改築などが写し出される。
公民館での結婚式は62縲・6年)、208組が挙げ、入場や宴会の写真に加え、三三九度の木盃、結婚式の準備に当たった実行委員(公民館役員)着用の上着が並ぶ。祝宴の料理、結婚式にかかった費用なども記され、年配の地域住民は懐かしく見入っていた。
運動会のビデオも上映している。
木造2階建ての現支所・公民館は1962年に建設し、77年に増改築したが、古くなり、近くに美篶支所・公民館の機能を持つ「美篶きらめき館」を新築。5月6日に開所する。
お別れ展と同時に、きらめき館の内覧会が開かれ、地域住民は「広いね」と話しながら、講堂や研修室、創作室などを見て回った。
お別れ展と内覧会の開館時間は、いずれも午前9時縲恁゚後3時。 -
塩漬け用の八重桜を摘み取り
伊那市商工会女性部高遠支部は26日、高遠町文化体育館横で塩漬け「桜志津久(しずく)」用の八重桜を摘み取った。28日も行う。
塩漬けは旧高遠町商工会から20年以上続く。昨年は八重桜95キロを使ったが、会員の負担軽減のため、今シーズンは少し減らす。
初日は部員15人が集まり、脚立を使いながら咲き始めた八重桜の花を一輪ずつ摘んだ。今年は花びらのピンク色が濃く、虫のつきも少なかったという。
花摘みのあと、高遠町商工会館でがくを取るなどせん別して水で洗い、仮漬けした。2、3日置いてから本漬けする。
桜志津久は年間を通し、地元の商店や地域のイベントなどで1袋(50グラム入り)500円で販売。観桜期には、高遠城址公園で手作りのさくら茶を振る舞った。
池上幸子部長は「桜茶の接待で、花見客に喜んでもらえるおもてなしができた。手間のかかることだが、続けていきたい」と話した。 -
長岡十沢地蔵例大祭
箕輪町長岡で24日、長岡十沢地蔵尊例大祭があった。地域住民や商工会関係者や町議員など約40人が参加した。
願い事をかなえるといわれる十沢地蔵は、古くから4月23日に宵祭を24日に本祭を開いている。長岡十沢地蔵尊保存会長の宮本定雄さんは「私が子どものころには、飯田線の臨時列車が2本出て、大勢の人でにぎわっていた」と振り返る。
地元住民だけでなく県外からもお参りに来る人もいる。
訪れる参拝者たちが地蔵に肌襦袢(はだじゅばん)を着せることもあり、保存会では毎年例大祭に合わせ、一年間に重ね着された肌襦袢を脱がし、新しい一枚を着せている。昨年度は54枚の肌襦袢が着せられていた。
例大祭に訪れた参拝者たちは地蔵の頭や腰を撫で、願い事をしていった。
「孫が高校に合格したのでそのお礼に」「毎年来ている。腰が治るようにお願いした」と参拝者たち。
長岡保育園の園児たちも参拝。一人ひとり地蔵を撫でていった。
保存会では毎月4、14、24日に、ふきながしを飾り、十沢地蔵周辺の清掃をしている。 -
おもしろかっぱ館特別企画展「河童戯画作品展」始まる
駒ケ根市下平にある「おもしろかっぱ館」で26日、08年度特別企画「河童戯画作品展」が始まった。ユーモラスなかっぱをテーマとした水墨画や絵画、ブロンズなど32作家の121点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同館では例年、各年度ごとテーマを決めて特別展を企画し、半期に一度、作品を入れ替えて来場者を楽しませている。本年度は日本最古の漫画で国宝にもなっている「鳥獣戯画」にならい、「かっぱ戯画」展を企画。人物にも動物にも見えるかっぱの不思議な世界観を存分に楽しんでもらおう竏窒ニ、かっぱをテーマとした作品の中でも特にユーモアに富んだ作品を集めた。
今回は酒造メーカー「菊桜」の初代CMのキャラクターとして起用されていた故・清水こんさんの原画掛け軸3点のほか、清水さんの後を継ぎ、2代目のCMキャラクターとして起用されている小島功さんの作品などをはじめ、駒ケ根市出身の水墨画家、故・石塚利徳さんが描いた絵巻「農耕の一年絵巻」の全貌(ぼう)を見ることができる。
小平容大館長は「喜劇的で風刺の利いた作品を楽しんでいただければ」と話していた。
入場料は小中学生100円、高校生以上200円。会館時間は午前9時縲恁゚後6時(受付は午後5時半、月曜日は休館)。上半期の作品展示は8月31日までとなる。 -
駒ケ根中沢の花桃の里見ごろ
駒ケ根市中沢中割の百々目木川沿いにある
「花桃の里」で、約700本のハナモモが見ごろを迎えている。紅白に咲き誇るハナモモが山里の春を彩り、訪れた人たちの目を楽しませている=写真。
この地で「すみよしや休み処」を経営する宮下秀春さん(74)が退職を機に、ハナモモを植え始めたのは15年ほど前。最初は買ってきた苗木を植えたが、土地に合わず育たなかったため、苗木を独自育て、毎年植え増やしてきた。
ハナモモの種類は1本で2色の花をつける咲き分け。近年では名古屋などからも情報を聞きつけ、見学に訪れる人もいるという。今年はここ数日の温かさの影響で花が一気に開花した。
宮下さんは「お客さんが『花を見て元気を与えられた』って言ってくれることが嬉しい。それが自分の励みになる」と話していた。
ハナモモは今月いっぱい楽しめる。
問い合わせはすみよしや休み処(TEL87・2840)へ。 -
南箕輪村老人クラブ連合会 08年度総会
南箕輪村の12区老人クラブでつくる連合会(宮脇米男会長)は25日、村公民館で2008年度総会を開いた=写真。各クラブ代表者ら約40人が出席し、本年度事業計画など2議案を承認した。
本年度は会員の増強を図りながら老人ホームへの訪問交流やデイサービスなどボランティア活動の充実、マレットゴルフなどによる健康増進などに努めていくことを確認した。
会長、副会長、会計の3役は2年任期の2年目で、村老連婦人部の部長は唐沢セツさん=大泉=、同副部長は安積栄子さん=同=に決まった。 -
【記者室】平均寿命ランクで上伊那の市町村が上位に
全国市区町村別の平均寿命で箕輪町、宮田村、駒ケ根市、飯島町などが上位にランクインした。30位以内に入っているのはこれだけだが、上伊那の市町村はどこを見てもさほど大差はない。
日本は長寿国世界一の座を競っている。都道府県別でも長野県は男性1位、女性3位。しかも高齢者の医療費は全国一少ない。元気なお年寄りが多いということだ。一体何が違うのか。これだという要因があるならぜひ知りたいものだ。
生きたい竏窒ニいうのはあらゆる欲望の中で最も強いはずのものだが、お年寄りは時に「もう死にたい」などと口にする。長く生きることが必ずしも幸せとは限らないのは分かるが、できることなら気を取り直して、もっともっと長生きしてほしい。(白鳥文男) -
中沢区で発生した建物火災の消火に協力した4人に感謝状贈呈
先月29日に駒ケ根市中沢区で発生した建物火災の時、迅速な判断で、初期消火活動に協力した竹村秀子さん、竹村瞳さん(16)、野村隆さん(41)、西沢良典さん(53)の4人に25日、伊南行政組合消防本部北消防署の宮下孝署長から感謝状が贈呈された=写真。
火災が発生したのは29日の午後9時20分ころ。異変に最初に気付いたのは近所に住む竹村さん親子だった。
母親の秀子さんは通報した後、状況確認のため娘の瞳さんを現場に向かわせ、自宅にあったバケツなどに水を入れて現場へ。また、瞳さんも自宅にあった消火器2本を持って現場へ向かい、途中通りかかったタクシーを止め、乗っていた野村さん、西沢さんに協力を求めた。 野村さん、西沢さんは消防団に入っていた時の経験を生かし、煙の充満した室内で燃えていた畳を野外に搬出。火災の拡大を防止した。
結果、消防隊が到着した時にはすでに鎮圧状態だったという。
宮下署長は「このたびのみな様には早期発見、初期消火に努めていただいた。今後も地域の消防のため、さらに協力をいただければ」と語った。
最初に現場を確認した瞳さん(16)は「びっくりしたが、当時は消すことだけを考えていた」と当時の様子を語った。また、母親の秀子さんは「会社などで消火訓練をしたことはあったが、実際の火災は初めて。私たち二人では心配だったが、心強いタクシー運転手さんとお客さんが駆けつけてくれて良かった」と話していた。 -
【記者室】講演に学ぶ
写真家・新村洋子さんの講演を聞いた。写真展のために少数民族の撮影に訪れたベトナム。象がベトナムにいることを知らなかった新村さんは、カメラの向こうに偶然目撃した象との出会いをきっかけに、ベトナムで象と暮らす人々の写真を撮り続けるようになったという▼象や象使いの写真だけでなく野生の象を調教する貴重な映像、象の捕獲が禁止される以前に広い森の中で「象が獲れた」などの合図のため使われた角笛の音楽なども記録している▼情熱を傾け追い求めるものに出会えたことをうらやましく思うが、新村さんはただ手をこまねいていたわけではない。とにかく積極的。自らの力で出会いを引き寄せたのだろう。生き方を学ばせていただいた講演だった。(村上裕子)
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第18回伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委 - 候補地から六道原東、六道原西、三峰川・天竜川合流 点、下小出、与地、福島を除外 -
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設場所を決定する伊那市の用地選定委員会(伊藤精晤委員長)が24日、市役所であった。前回の決定に基づき、点数評価項目のうち、環境保全項目で点数が低い六道原東、六道原西、三峰川・天竜川合流点、下小出、の4カ所と、建設関連項目の点数が低い与地、福島を候補地から除外(下小出は建設関連項目でも除外対象だった)。残った7カ所を視察し、建設地としての適正を再度確認した結果「総合点が1位だからという理由のみで最終候補地には決め兼ねる」とする伊藤委員長の意見に合意し、現在の7地点からさらに数カ所まで候補地を絞り込み、最終的には全委員の記名投票で1地点を決定することとなった。最終決定は5月9日となる見込み。
◇ ◇
この日事務局は、これまでに同委員会で決定した点数評価項目に基づき、各候補地の点数を提示。また、建設関連項目と環境保全項目を合わせた「総合点」の順位も示した=2面参照。
委員会では前回の決定に従い、環境保全項目で点数の低い4地点、建設関連項目で点数の低い3地点を候補地から除外。その後、今回除外されなかった7カ所が、本当に候補地として適当なのかを判断するため、再度視察した。
視察に参加した委員からは「残った7カ所はそれなりの適地だが、総合点が上位だった地点はやはり引っかかる点も少ない」として、総合点で順位が高かった桜井、上山田などを有力候補地として挙げる委員が多く、上山田については「候補地の中に遊休農地も含まれており、地元の熱意も感じる。その辺を評価できないかと考えている」とする意見もあった。
一方、候補地にすべきでないという意見が多かったのは青島。「絶滅危惧(ぐ)種の猛禽(もうきん)類が飛来する林が近くにあり、避けるべき」などといった声も多かった。
次回、28日の委員会で候補地の絞込みを行い、5月9日に委員投票を行う。 -
食生活改善推進協議会上伊那支部総会
県食生活改善推進協議会上伊那支部(六波羅弘美支部長)は23日、定期総会を伊那市の県伊那合同庁舎で開いた。会員約150人が出席し、08年度事業計画・予算案などを承認した。08年度は県が示した食育推進計画、地産地消推進計画の内容を考慮しながら講習会、料理教室などを通じて健康的な食生活の普及を図っていくほか、牛乳や郷土料理の普及促進などにも取り組んでいく。
六波羅支部長は「今年設立40周年を迎える。ひたすらボランティアとして積み重ねてきたこれまでの努力に感謝する。これを機に活動の根元を見詰め直してみよう」と呼び掛けた=写真。
特別講演として山崎宗広伊那保健所長が「食の視点から生活習慣病を考える」と題して食と健康の関係について講演した。 -
宮田村戦没者慰霊祭
宮田村の戦没者慰霊祭は24日、村民会館で開いた。村社会福祉協議会が催行し、太平洋戦争で家族を失った遺族や関係者約100人が参列。平和と命の尊さをかみしめ、悲惨な歴史は風化させないと改めて英霊に誓った。
村遺族会の春日要会長はあいさつで「不戦を誓ったはずが、風化の一途をたどっている。若い世代には死をいとも簡単に考えるような事件などもおきている」と語った。
「悲惨な戦争の歴史を語り継いでいくことも我々遺族の使命。若い人たちに受け継がなければ」と訴えた。
清水靖夫村長、山浦正弘社協会長らも「恒久平和の実現が我々の責務」と慰霊の言葉を寄せ、参加者全員で献花した。 -
駒ケ根市の子育てサークル「おでかけママップ」がおでかけママップ完成
子どもを連れて、まちを歩いてもらおう竏窒ニ、駒ケ根市の子育てサークル「おでかけママップ」はこのほど、子連れでも気軽に訪れることのできる店や公共施設、遊び場、病院のほか、子育て支援情報などをまとめた「おでかけママップ」の第3版を作成した=写真。代表の横山昌美さん(34)は「かばんに入るサイズにこだわった。『子どもがいるから』と遠慮するのではなく、地域に出て、地域の人や同じ子ども連れのお母さんと出会うきっかけにしていただければ」と話す。
マップの更新は4年ぶり。子どもが生まれるとなかなか外へ出て行けなくなってしまうという実情があるということを受け、マップの作成を始めた。
今回は市内で活動する子育てサークルの協力を得て、1年間かけて編集。病院のコーナーでは、施設紹介のほか、「お医者さんからの一言」の欄を設け、子どもと病院にかかるときのポイントなどを掲載した。また、今回は各コーナーごと、地図を織り込むことで見やすくまとめた。
マップは今後、市の新生児訪問の時に各家庭に1冊ずつ届けるほか、希望者に1冊100円で提供する。
問い合わせは市教育委員会こども課(TEL83・2111)へ。 -
村遺族会が戦没者招魂碑を清掃
宮田村遺族会(春日要会長)は18日、武道館横の戦没者をまつった招魂碑周辺の清掃美化作業を行った。国のために命を落とした英霊をなぐさめ、不戦と平和の誓いを新たにした。
24日に行う戦没者慰霊祭を前に、会員約20人が参加して実施。雨が降るなか、周辺の草刈りや植木のせん定なども行った。
平和を実感しながら黙々と作業。悲惨な歴史を2度と繰り返さぬよう、祈りもこめた。 -
【警察功労で瑞宝単光章受章 内山寿さん】
危険性の高い警察業務に長年従事して多くの功労を重ねたとして今月、瑞宝単光章を受章する。
篠ノ井町(現長野市篠ノ井)で7人きょうだいの末っ子に生まれ、5歳で父を亡くした。
「苦労したせいもあって、世のため、人のために役に立つことをしたい竏窒ニ警察官を志した」
20歳で警察官となり、松本署を振り出しに県内各地で勤務。主に刑事畑を歩んだ。
若い時は暴力団員に短刀を突きつけられたことなどもあったが、経験を重ねるにつれ、だんだんと度胸がついてきた。
「昔は今と違って刑事にはなりたくてもなかなかなれなかったもんだ。普通は10年以上の経験が必要だったし、上司が適性を認めてくれなければ駄目だった。それだけに、仕事は大変だったな」
賭博の現場に踏み込んで修羅場になったこと、日米安保闘争の警備に駆り出され、国会議事堂の地下室でごろ寝したこと、温泉街ではけんかや泥棒が絶えず、土、日曜日も祭日もなく捜査に駆けずり回ったこと竏秩B
「今思えば懐かしいような気もするが、当時は死に物狂いでただ懸命にやっていた」
岡谷署勤務だった時のこと。走って来る1台のバイクを見て、特に何が不審というわけではなかったが何となく気になり、その場で止めて職務質問した。
「荷台にあったバッグを調べると、中にはひもで縛った5、6本の瓶があった。これが何と火炎瓶だったんだ。時刻は午後2時30分ごろ。閉店間際の銀行に押し入るつもりで店を狙っていたんだよ。どうして止めたか自分でもよく分からんが、とにかく未然に防ぐことができて本当によかった」
戦後の食糧難から食料統制が続いていたころにはこんなことも。停止を命じた2台のトラックが止まらずに走り去ってしまった。駅前のタクシーをつかまえ、勘で行方を探したが姿は見えず。あきらめかけたころ、塩尻峠の登り坂でようやく発見。タクシーで追い越し、細い道をふさいで停車させた。
「積荷を調べたら、30キロ入りの米袋が荷台にぎっしり。数えたら200袋以上もあった。闇米だよ」
◇ ◇
39年務めて60歳で定年退職。その間の所属長、本部長表彰は84回を数える。退職後は中南信運転免許センターで11年間法規の講師。現在は伊那市交通安全指導員会長を務めている。7期目。
「長年苦労してきたが、少しは人のためになったという自負もある。どんな道でもそうだろうが情熱、勇気、辛抱が大事だ。せっかく得た経験だから、世のために生かしていきたいね」
(白鳥文男) -
高遠でチューリップ3千株が見ごろ
伊那市高遠町下山田の高遠浄化センター近くで、チューリップ3千株が見ごろを迎えた。赤、白、黄の3種が色鮮やかに咲き、西に望む残雪の中央アルプスに映える。30日ごろまで楽しめる。
チューリップの栽培は旧高遠町から続き、10年以上。伊那市振興公社職員が昨年11月、面積4縲・アールの畑にチューリップの球根を植えた。春先の天候が暖かく、昨年より1週間ほど早く開花したという。
色ごとに配色し、大きな花びらが風にゆらゆらと揺れる。
自動車を止め、写真を撮るドライバーの姿も見られる。 -
日韓女性団体がそば打ちで交流
文化交流と観光で伊那市を訪れている韓国ソウル市の女性団体の10人が23日、今月末から来月にかけて訪韓する伊那市の女性団体とそば打ち体験をするなどして交流を楽しんだ。伊那市の女性団体は、韓国の南原(ナムウォン)市を舞台に展開する古典的純愛物語にちなんだ「春香祭」(5月1縲・日)を見学に韓国を訪れる民間の使節団(竹中則子団長、16人)など約30人。両国の参加者は伊那市西箕輪のみはらしファーム内「名人亭」で対面し、和やかな雰囲気の中でそば打ちに取り組んだ。指南役を務めた伊那市そば打ち名人の会・小林史麿会長は「そばは伊那が発祥の地。おいしいそばを打って味わってほしい」と話し、身振り手振りを交えて丁寧に指導。韓国の女性らは初めて体験するそば打ちを珍しがり、笑顔を見せながら楽しそうにそばと格闘していた=写真。
韓国の女性団体はそば打ちに先立って伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長にあいさつしたほか、そば打ち後には高遠まで足を伸ばして高遠公園や勝間のシダレザクラを堪能した。 -
結いと絆、協働で拓く「担い手育成塾」、開塾へ
「結いと絆(きずな)、協働と自立」をモットーに、新しい形のふる里づくりを進めるNPО「信州養命の里」(松村俊彦理事長)は、伊那谷の豊かな山林、農地を守り、持続可能な地域づくりに必要な人材、仲間づくりを目的に「担い手育成塾」を5月開講する。
都会の団塊世代にも呼びかけ、ともに支え合い、共鳴し合える塾生を募り、交流を深めながら楽しく学ぶ。元信州大学農学部教授の島崎洋路さん(島崎山林研修所長)を塾長に、信大教授、KОA森林塾といった企業、NPО、行政などの分野で活躍する講師を迎える。
塾は3年間を予定。初年度は5月10日、中川村文化センターで開講し、09年3月まで全9回。講演や講習会、現地体験視察を組み込み、最終の第9回は学習のまとめ、シンポジウムをする。会場は村文化センター、信大、KОA森林塾や、第8回は東京・中央区役所を計画する。
松村理事長は「地域づくりは人づくり。3年から5年かけて、農山村活性化と新しいまちづくりのリーダーが育てば」と期待する。
現在、第1期生を募集している。受講無料。詳細は「養命の里プロジェクト」(TEL88・2452)へ。 -
北から南から、山野草の花だより
「ショウジョウバカマの珍しい花が咲いた」「色も形も多彩に、30種類のイカリソウがきれい」と北から、南から続々と山野草の花便りが届いた。春は山野草の季節、上伊那で最も早く春が来る中川村葛島の知久清子さん宅の庭では種から育てたトガクシショウマ、薄紫のシラネアオイ、ツバメオモト、ヒゴスミレなどが彩る。飯島町親町の亀山ちず子さん宅では、30種類余の色も形も多彩なイカリソウが咲き、イチリンソウ、ニリンソウ、カナダゲシも白い花を付けた。
標高900メートル伊那スキーリゾート西南に位置するヒノキオ山野草園(飯島隼人園主)にも遅い春が訪れ、自生のショウジョウバカマ、カタクリも咲きはじめた。同じ郡内でも季節の進み方に2週間の差が出る3カ所の山野草の庭を見せていただいた。(大口国江)
◇水琴窟がある風雅な庭園に育つ百数10種類の山野草たち、中川村葛島、知久清子さん
温暖な気候で雪の少ない葛島でも、寒さで凍みあがらないように、カラマツの落葉で地表をおおい、保護している。夏の西陽は山野草の大敵、竹の垣根を巡らし日除けもした。肥料は堆肥とシバを混ぜて、寝かせて、完熟させて使っているとか。
「土いじりが好き、けなげで一生懸命咲く姿に魅了される」と知久さん。
◇数百種類の山野草が早春から晩秋まで彩る。飯島町親町、亀山ちず子さん
約50種類のイカリソウ、10数種類のカラマツソウ、7種類のハッカクレン、赤、白の山シャクヤクなど種類の多さに驚く。
早春の節分草、福寿草から、秋のホトトギス、シュウメイギクと、丹精込めた庭ではほぼ1年中、山野草の花が見られる。
」
◇雑木林に囲まれた1500坪の山野草園、伊那市西春近ヒノキオ山野草園、飯島隼人園主
県内自生種を中心に150種を栽培する。遅い春を待ちかねたように、ユキワリソウ、ショウジョウバカマ、イワウチワ、白と紫のキクザキイチゲ、カタクリなどが次々と咲き始めた。まもなく、幻の山野草といわれるトガクシショウマ、シラネアオイ、クロユリも咲き出す。
「今年はショウジョウバカマの珍種が1株だけ咲いた。白花でオシベが長く、上品な花、ぜひ見に来て」と飯島さん。
なお、飯島さんが会長を務める信州伊那野草会の山野草展は、5月17、18日伊那スキーリゾートで行う。多くの来場を呼び掛けている。 -
【叙勲】旭単・土地改良事業功労 有賀正さん(75)
80年前から上伊那北部の農地を潤してきた西天竜用水は「命の水」竏秩B同用水を維持管理する上伊那郡西天竜土地改良区の職員として40年以上携わってきた功績が評価された。昨年秋、20年余務めた理事長を勇退。「肩の荷も下りたが、これからは先人が築いた水路をわが子たちに伝えていかねば」
自然のありがたみを大切にしなければと1961(昭和36)年、西天竜土地改良区の職員に就いた。71年からは3期連続で村議会議員、86年には村消防団長を務めるなど2足のわらじを履きながら地元に貢献。87年からは同土地改良区理事長として、各種事業に尽力してきた。
78年には岡谷市内の取水口から伊那市に至る西天竜地区幹線導水路設置の全面改修に着手し、18年間で総事業費40億円の大事業の推進に努力。2001年には老朽化が進んでいた宮所サイホン(辰野町)の改修に取り組むなど、独自の発想、リーダーシップ力で事業を展開してきた。
天竜川から取水した水を岡谷市川岸から伊那市小沢までの26キロにわたり運び、伊那市、辰野・箕輪町、南箕輪村の計1180ヘクタールの水田を潤す同用水。「これからは命の水の大切さを再確認し、農業を守り育て、自然と共存しながら郷土を守ることが求められている」
趣味は野球、釣り、「自然の土を踏むこと」など。上伊那農業高校卒。妻、長男夫婦と孫2人の6人で暮らす。南箕輪村南殿。 -
あっぷる豚ラーメンが登場
駒ケ根市上穂南にあるラーメン店「麺匠・がむしゃら」(斎藤敬一店主)で23日、駒ケ根市の新ブラント豚「あっぷる豚」を使ったあっぷる豚ラーメン」の発売を開始した=写真。ラーメンを考案した斎藤店主は「味も若い方からお年寄りの方まで、男女問わず食べていただけると思う。価格的には厳しいが、なるべく多くの人に食べてもらえるようぎりぎりまで抑えた。この味を知ってもらいたい」と語る。
「あっぷる豚」は地元に根付いたおいしい食材を提供しよう竏窒ニ、「駒ケ根高原リゾートリンクス」を経営するフジケン(本社・愛知県岡崎市、牧甫社長)が昨年から開発を進めてきた豚で、肉質に定評のある「幻豚」を生産するハヤシファーム(飯田市)に生産を依頼。穀物類を中心として育てた豚に、生後4カ月ころからリンゴを混ぜたえさを与えることで、臭みのないフルーティーな甘味を持った豚肉を開発した。
そんな中、もともと幻豚に関心を持っていた斎藤さんとフジケンが、今回共通の知人を通じて出会い、今回のあっぷる豚ラーメンが実現。試作には約2カ月を費やした。
チャーシューはもちろん、豚骨のだしにもあっぷる豚の骨を使用。臭みのないとんこつラーメンに仕上がった。また、一番こだわったのはコクを出しつつもさっぱり感を出すこと。チャーシューは肉質の良さをそのまま生かしてしょうゆベース煮込み、トッピングにはねぎ、卵、クラゲ、アクセントの黒こしょうを添えている。
この日、あっぷる豚ラーメンを食べた客は「あれだけ油が浮いていたわりに、さっぱりしていて食べやすかった」と話していた。
価格は1500円で1日限定20食。
問い合わせは麺匠がむしゃら(TEL83・1301)へ。