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中国人研修生修了式
宮田村商工会(前林善一会長)が受け入れている中国人研修生の修了式が10日、村商工会館で行われた。村内の4社で3年間研修し、金属プレス、紳士服製造などの技能をそれぞれ身につけて今月帰国する9人に対し、前林商工会長が終了認定証と記念品を手渡した=写真。宮田アルマイトの高明霞さんは流暢な日本語で「長い間いろいろお世話になりました。大変だったが楽しい3年間でした。皆様も体に気をつけてください」とあいさつした。
研修生に日本語を教えた田畑洋子さんは「皆さんは学ぶ意欲が強かった。中国へ帰っても身につけた技術と日本語を忘れずに生かしてほしい」と激励した。 -
【記者室】大和なでしこ
男女共同参画社会の実現を目指した取り組みが各地で盛んに行われている。戦後、女性の地位は格段に向上したとはいうものの、欧米などに比べるとまだまだのようだ▼プロテニスの伊達公子選手が現役だったころ、試合の合い間にタオルで汗をぬぐい、そのタオルを静かに畳んで置く場面をテレビで見たことがある。対戦相手の外国人選手は丸めて放り投げていた。見ていて「大和なでしこ」という言葉が頭に浮かんだものだ▼今どきそんなことを女性に要求しようものなら袋だたきに遭うのは間違いない。だが、あれを男がやったら…と思うと気色が悪いのも確かだ。男性優位社会は変えなければならないが、方向性を誤った男女同質論には疑問を感じざるを得ない。(白鳥記者)
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フェレットの飼い主見つかる
伊那署に拾得物として届けられていたフェレットの飼い主が見つかった。9日早朝、伊那市東春近榛原の女性が引き取りにきた。
フェレットは生後3年のメス。同市富県の男性に届けられた7日、飼い主が目を放したすきに逃げたらしい。友人から新聞に掲載されていたことを聞き、同署へ問い合わせたという。
伊那署には飼い主のほか、「飼い主が分からなければ引き取りたい」との電話が2、3件あったという。 -
梅雨入り
気象庁は9日、関東甲信地方の梅雨入りを発表した。
伊那地域でも、午前中は冷たい雨が続いたが、午後には止み、一部晴れ間ものぞいた。
予報でも、梅雨前線や気圧の谷の影響で向こう1週間は曇りや雨の日が多くなっている。
平年の梅雨明けは7月20日ごろとなっている。 -
駒ケ根市浄化槽維持管理組合総会
市内各地区の浄化槽設置者らでつくる駒ケ根市浄化槽維持管理組合は9日、06年度総会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。幹事ら約30人が出席し、新年度事業計画・予算案などのほか、任期満了に伴って改選された新役員を承認した。
加盟していた上伊那郡浄化槽維持管理組合連合会が3月で解散したのに伴って規約の改正が行われ、今後は県浄化槽協会と連携して活動していくことが確認された。
北原組合長はあいさつで「地球の環境汚染は一人ひとりの行動の積み重ねによってのみ解決できる。誇りを持って今年も頑張ろう」と呼び掛けた=写真。
新役員は次の皆さん(いずれも留任、任期2年)。
▽組合長=北原儀平▽副組合長=辻本貴、小出隆興▽監事=塩沢一郎、木下修身 -
伊那市・坂下区が絵手紙教室 味わい深い作品を
伊那市の坂下区(黒田強区長)は8日夜、坂下公会堂で、絵手紙教室を開いた。近くにある伊那郵便局の貯金保健課の松澤潤子さん(28)=伊那市長谷=を講師に招いて、区内の園児縲・0代のお年よりがオリジナル作品づくりに熱中した。
伊那郵便局の協力で企画した絵手紙教室は昨年まで、同区旭町で2年開いていたが好評だったため、本年からは区民の全体行事になった。
赤カブ、ダイコン、ブロッコリー、トマト、ナス、ピーマンなどの色とりどりの題材を絵手紙にした。松澤さんは「ゆっくりと描くとそれぞれの味になる」と助言。参加者は思い思いの野菜を手に取り、筆や割り箸を使って線を引くと味わいのある作品に仕上がった。
絵手紙に初挑戦の伊藤静子さん(69)は「興味はあったのだが、身近な場所で学ぶ機会がなかった。道具を買いそろえて、さっそく家でも描きたい」と意気込んでいた。
完成品は12日から、伊那郵便局で展示する予定だ。 -
かんてんぱぱで第2回桑子の遊び
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで14日まで、「第2回桑子の遊び竏虫ス、陶ふたつの工房展竏秩vが開かれている。素材の温もりが感じられる陶器や漆器などの約500点が、訪れた人を楽しませている=写真。
陶芸、漆器づくりに取り組む上伊那の作家らによる作品展で2年目。今年は、駒ヶ根市の漆工芸作家・竹内義浩さんと、伝統的な粉引(こびき)を用いた作品をつくる中川村の力田駿さん・一氷さん夫妻が手掛ける実用的な器類が中心となっている。
今回竹内さんは「子どもたちに安全な木材でつくる温もりのある漆器を提供したい」と、地元材を使った子ども椀の試作品も出展している。
粉引でつくる「ひび」の表現で、土の質感、素朴さを巧みに表す力田さん夫妻は、季節を感じさせる「アジサイ」「アサガオ」などをモチーフとした作品も多く出展。
独特だが、どこか懐かしさ感じられる作品に魅了されるファンも多い。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は3時まで)。 -
からくり時計の演奏に、園児を招待
駒ケ根市上穂町のヤマサン宝飾(宮脇三広社長)は「時の記念日(6月10日)」にちな
み9日から、市内の保育園・幼稚園の園児らをからくり時計演奏に招待している。
初日は小雨の中、東伊那保育園の年少、年中園児60人が来店。店頭のからくり時計を見上げ、じっと盤面が開くのを待った。
音楽とともに、直径約1メートルの時計の盤面が中央から割れ、ウサギやクマ、オウムなどの動物や妖精(ようせい)が飛び出し、「ヤマサンオリジナル曲」に合わせ、くるくると回った。
園児らは「クマさんが出てきた」「小人さん、かわいい」と大喜びした。
店内では中平安司店長から腕時計や掛時計や目覚まし時計など色々な時計を見せてもらった。特に園児らの興味を引いたのは「ボブサップ」目覚まし時計。ボブサップ人形が「ワッハハ」と豪快に笑い「起きろ、起きろ」を連発し、笑いを誘った。
同店のからくり時計は、89年にセイコーが限定20個で制作した物の1つ、同年、駅前店に設置、上穂北の「四季彩館」に移転し、午前10時、正午、午後3時、6時と1日4回、楽しい音楽を奏でている。子供たちに夢を与え「時の記念日」を知ってもらおうと、毎年市内の保育園児らを招待している。 -
地域住民と一緒にハングル学ぶ
高遠高校で8日、3年生の総合的な学習の時間を地域に開放した学校公開講座「アジアのことば」が開講し、生徒と一緒に地域住民が授業を受けた。
地域に根ざした学校づくりを目指し、生徒と地域住民がともに学び、交流を深める機会として昨年に続いて企画。講師は日韓親善伊那谷の会運営委員長の鄭康雄さん(62)=南箕輪村=。ハングルの基本文法や日常会話、韓国の歴史や文化、日韓関係などを、来年1月まで全13回にわたって学んでいく。
初回は、伊那市内をはじめ、駒ケ根市や箕輪町など近隣から約10人が受講。韓国やハングルの成り立ちについての紹介があり、ハングルの母音・子音の読み方などを学習した。
鄭さんは「ドラマや映画を繰り返し見ることが外国語を覚えるコツ」と推奨。その上で「基礎をしっかりと学び、それに基づいて繰り返し勉強することが大切」と呼びかけた。
韓国に興味があったという駒ケ根市の女性(52)は「ハングル文字を読めたり、話せるようにもなりたいし、歴史や文化も踏まえて学びたいと思った。生徒さんから学ぶこともあるだろうし、刺激になっていい」と話していた。 -
駒ケ根市保健補導員連合会活動研究会
駒ケ根市保健補導員会連合会(中原佐知代会長)は9日夜、06年度活動研究会を市文化会館で開いた。保健補導員のほか市内各地区の区長、環境美化推進連合組合長、分館長ら約120人が参加し、補導員の活動などについて熱心に議論したり互いに情報を交換し合ったりした=写真。小グループに分かれた参加者らは「保健補導員活動に思うこと」のテーマでそれぞれ「保健補導員に任せ切りでなく、これからの時代は区長はじめ区全体で取り組む姿勢が求められる」「プライバシー保護にこだわりすぎると有効な活動ができない」などと話し合った。
グループ討議に先立って市保健福祉課は市の医療などの状況について説明。医療費は毎年増加している、生活習慣病の中でも糖尿病の増加傾向が著しい、死亡者の死因は依然としてがんが最も多い竏窒ネどが報告された。 -
フェンシング国体・北信越国体出場選手壮行会
第61回国民体育大会(10月6縲・0日、兵庫県神戸市)、第26回北信越国民体育大会(8月26縲・7日、箕輪町)のフェンシング競技に出場する選手の壮行会が6日、箕輪町文化センターであった。長野県フェンシング協会、同後援会の会員が選手の健闘を期待し激励した。
成年男子は国体出場が決まっており、成年女子、少年男子、少年女子は本国体出場をかけて北信越国体に出場する。選手は「力を発揮できるようがんばりたい」「フェンシングができることを誇りにがんばってくる」と意気込みを語った。
県フェンシング協会の平沢豊満会長は「日ごろの訓練の成果を十二分に発揮して本国体に進んでほしい。がんばっていい成績をあげてほしい」、後援会の桑沢昭一副会長は「オリンピックにつながる道を開いていただければフェンシングの競技人口ももっと増える。がんばって」と激励した。
出場選手は次の皆さん。
◇成年男子▽監督・選手=山本政典(伊那北高校)▽選手=三沢高志(箕輪消防署)大野寛務(伊那北高校)薮原創(箕輪町役場)
◇成年女子▽監督=草間祥明(諏訪双葉高校)▽選手=北野有紀(マコメ研究所)三沢志穂(長野クラブ)唐沢千夏(日本大学)
◇少年男子▽監督=山本政典(伊那北高校)▽選手=岩崎健太郎(伊那北高校3年)唐沢司(同)大槻知也(弥生ケ丘高校3年)松川佳祐(箕輪工業高校3年)
◇少年女子▽監督=大槻高範(赤穂高校)▽選手=今井未央(赤穂高校3年)木村宏美(同)白鳥真弓(伊那北高校3年)栗原夏佳(伊那北高校2年) -
みのわ祭り7月29日153号バイパスで開催
第1回実行委員会箕輪町の2006みのわ祭り実行委員会は6日夜、町役場で開き、祭りは7月29日開催、名称は「2006みのわ祭り」、会場は153号バイパスで昨年より南に拡大し6号線交差点までとすることなどを決定した。
祭りは7月29日午後1時半から9時まで。マスつかみ大会は午前9時半から11時まで、みのわ天竜公園。本会場は昨年同様153号線バイパスで、町道6号線の開通に伴い6号線交差点まで拡大する。交通規制は正午から午後10時まで。
イベントは、オープニングパレード、箕輪天竜音頭民踊流しとワクワクダンシング、みのわ御棒サ!、みのわ太鼓、箕輪みこし大行進、店舗売り出し、フリーマーケット、子どもイベント、マスつかみ大会。
納涼花火大会と手筒花火は同時開催で午後9時に終了。打上花火会場は天竜側十沢橋上流、手筒花火会場はみのわ天竜公園。
今後、部会ごとに検討し第2回実行委員会は7月3日に開く。 -
腹話術で安全講習 井川朋香さん
夫である中沢駐在所の井川久巡査長とともに子どもやお年寄り向けの交通安全教室などに年30回以上も出向き、腹話術の特技を生かした楽しい講習を行う。子どもたちの人気者、人形の「ケンちゃん」を生き生きと操って「横断歩道では手を上げて渡るんだよ」「どうして?」などと軽妙な掛け合いを演じ、子どもたちを笑わせながら身を守ることの大切さを夫婦二人三脚で教えている。
◇ ◇
喬木村生まれ。高校卒業時に友人とともに県警の交通巡視員採用試験を受験して合格。駐車違反の取締りなどの業務に当たった。
腹話術を習得したのは「趣味ではなくて仕事のため。交通安全教室で使うために覚えさせられたんです」。発声の練習を始めて何とか声が出るようになると「練習しているより場数を踏んでどんどん慣れた方が上達が早いから竏秩vという上司の意向で早速講習会に派遣された。
「最初から頭が真っ白でパニック状態! 腹話術は一人二役を演じるのに、人形と自分の声の使い分けができなくなって、もうめちゃくちゃでした」
救いだったのはキラキラした瞳で食い入るように見つめる子どもたちの楽しそうな顔と笑い声。「下手で失敗ばかりしていても子どもたちはこんなに喜んでくれる…。そう思うと『もっと頑張らなくちゃ』という気持ちになれました」
懸命に練習を繰り返し、夢中で経験を積むうちに努力のかいがあってめきめきと上達。子どもたちの反応を見てアドリブを入れたり、人形を繊細に操って表情を表現したりする余裕も持てるようになった。しかしその後、久さんと出会い、結婚して退職竏秩B腹話術との縁も切れたかにみえた。
◇ ◇
数年後、駐在所勤務となった久さんが地域の講習会などでたびたび講師を務めるようになった。「警察官が話をするだけでなく、人形を使った腹話術も見せた方が子どもたちは注意のポイントをしっかり覚えてくれるんじゃないか」という久さんの勧めで腹話術を再開。久しぶりで不安もあったが、体は習い覚えた技を忘れていなかった。
「でもやっぱり失敗はありました。人形に『ケンちゃん』と話しかけるところを、いつも家で呼び慣れている自分の子どもの名前でうっかり呼んでしまって竏秩Bしかも自分ではちっとも気がつかず、後ろで見ていた夫が両手を大きく振って『違う、違う』と大慌て…。子どもを持った結婚後ならではの失敗ですね」
腹話術は疲れる。20分が限度で、講習が終わると強い脱力感に襲われるという。「でもやりがいと満足感はすごく大きい。それに、子どもたちが町で会った時に『ケンちゃんのお母さんだ』と言って声を掛けてくれることがとてもうれしいんです」
(白鳥文男) -
沢公民館救急法講習会
箕輪町の沢公民館はこのほど、区民を対象に初の救急法講習会を開いた。30人が心肺そ生法や止血法、骨折の手当てなどを学んだ。
地震や水害などいつ起こるかわからない大災害に備え有事に役立つ救急法を覚えてもらおうと分館が計画。箕輪消防署員が指導した。
骨折の応急手当は、痛みを和らげ骨折に伴う血管や神経の損傷を現状以上に悪くしないため固定することを説明。落ち着いてなるべくその場で手当てする、移動するときは副子で固定してからにする-などポイントを示し、副子の代用品として脚などの場合は毛布、座布団、新聞紙、ダンボールなど、指などの場合は割りばし、鉛筆、ボールペン、木の枝などが使えることを紹介した。
参加者は鎖骨、かかと、上腕、脚など骨折した部分に応じた固定方法を学び、2人ずつに分かれて上腕を骨折した場合の固定方法を三角きんを使って練習した。 -
『明日に伝える三六災害』発刊
天竜川に関する知識や経験などを住民に伝えようと1986年度から発刊している「語り継ぐ天竜川」シリーズの第60巻として駒ケ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所(三上幸三事務所長)はこのほど『明日に伝える三六災害竏註・H・龍江の水害体験談と子どもたちの取り組み』を発刊した=写真。
1961(昭和36)年に伊那谷を襲った三六災害について、当時の様子を知る飯田市川路地区の関係者らが集まり、恐怖の体験を生々しく語った座談会の模様と、同市の龍江小学校4年生が取り組んだ学習の成果などが詳しく紹介されている。A5判、43ページ。
同事務所と各出張所などで無料配布しているほか、郵送も可(送料実費)。希望者には過去発刊したシリーズも無料で頒布している。問い合わせは同事務所(TEL81・6415)調査課へ。 -
村内初の土砂災害に対する訓練
宮田村北割区で8日、土砂災害に対する大規模な防災訓練が行われた。県と村、消防団、そして地域住民ら100人以上が参加。村内初となる土砂災害の訓練で、緊急時の連絡体制の難しさなど、万が一に備えて課題も浮き彫りにした。
台風による大雨により、北割区で災害発生の危険性が高まったと想定。村は庁内に本部を設置し、職員は決めてある役割分担に沿って、各班に分かれて活動を開始した。
広報車などを区内に巡回させ、真慶寺に避難するよう指示。乳幼児の手をひいたり、高齢者と付き添いながら避難する住民の姿があった。
体が不自由な人を避難させたり、避難していない住民を探す訓練も展開。
事前に決めてあった進行により、大筋では順調に内容を消化したが、一部に本部と現場で連絡が行き違う場面もみられた。
村内では1999年以来、大規模土砂災害は発生していないが、大雨が降れば被害につながる可能性は高い。
村産業建設課は「事前に調整していても、連絡体制などを徹底するのは難しい。反省を踏まえ、地域と村との連携をさらに深めていきたい」と話した。
県内ではこの日、10広域ごとに同様の訓練を実施。上伊那管内では宮田村が対象だった。 -
箕輪消防署水防工法訓練
箕輪町の箕輪消防署は8日、出水期に備えて署員が水防工法訓練で改良積土のう工法などを消防署南で訓練し、併せて町内の中小河川も確認した。
積土のう工法は、水の流れに平行に土のうを並べ、継ぎ目に土をつめて踏み固める。2、3段目の土のうは互い違いになるように積み、土をつめてよく固めたあと土のうに杭を打ち込む。
杭と防水シートを使う改良積土のう工法は積土のう工法を改良、強化したもので、打ち込んだ杭にシートを張り土のうを積み上げ、控え土のうを積む。
署員26人が参加。天竜川のはんらんを想定し、2班に分かれて袋に砂を詰めて土のうを作り、2種類の工法の手順を確認しあいながら訓練に励んだ。
土のうは消防署に常時約100袋を備蓄。油もれのときにも活用している。今回作った土のうも備蓄する。
町内には1時間に20ミリを超える降雨があった場合に増水する河川が4カ所あり、消防団の各詰所にも土のうを蓄えている。 -
【記者室】森林に親しむ
南箕輪村大芝高原「みんなの森」で始まった森林(もり)に親しむ講座。大芝高原は平地林なので重装備の必要も、遭難の心配もなく、気軽に訪れることができる。初めて訪れた朝の「みんなの森」は木漏れ日が美しく、風も心地よく、清々しい気持ちになった▼「森林に関心をもってもらうことが一番」とインストラクター。わかりやすいガイドに、わずかの時間だが取材しながら一緒に学ばせてもらった▼これまで森林に親しんだ経験は記憶をたどっても思い浮かばず、登山などもってのほか。「山は遠くにありて眺めるもの」と思っているが、何事にも関心をもつことは視野を広げるためにも大事。ほんの少し樹木について知るだけで森林がぐっと身近に感じた。(村上記者)
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初夏の絵画大バザール 13日までベル伊那
国内外の有名作家の日本画・洋画・版画が集まる展示販売会「初夏の絵画大バザール」は13日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
独特の色使いとタッチで描いた広瀬功の「八ヶ岳」、晩年の名画をシルクスクリーン(版画)で復刻した小倉遊亀の「卓上の椿花」など、作家人数約50人の計約80点を出品。0号縲・5号サイズの飾りやすい大きさを、2縲・割引きの価格で販売している。
作品はそのほか、日本画家の堀川えい子の0号サイズの「アジサイと小鳥」「秋桜」「栗とトンボ」など5点や、2万円代で買い求めれるSMサイズの風景、静物画8点などもある。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
富県桜井付近でフェレット拾った
7日午後8時30分ごろ、伊那署に珍しい拾得物が届けられた。伊那市富県桜井付近で捕獲したフェレットだ。愛きょうのあるしぐさが、特に女性職員らの間で人気になっている。
フェレットを発見したのは富県の男性。同7時30分ごろ、市道・榛原桜井線を車で走っていると目の前に表れた。「引かれてはかわいそう」と、男性が保護するため車外へ出ていくと、フェレットは掛けよってきたという。
体長は約50センチで、性別は不明。現在はペット用の檻に入れ、専用のえさを与えて飼育している。署員は人を怖がる様子もなく、人懐っこいのでペットだろうと話している。
子猫や犬が届けられることはあるが、ここ4年間でフェレットは初めて。珍しいものとして、体長50縲・0センチのケヅメガメのほか、イグアナなどを受理したが、いずれも飼育放棄のためか飼い主は表れていない。
伊那署ではフェレットの飼い主を探している。問い合わせは同署、(TEL72・0110)へ。 -
プロドライバー事故防止コンクール
交通安全や接客マナー、事故防止などに向けた事業所の取り組みを審査した「第28回プロドライバー事故防止コンクール」の伝達表彰が8日、伊那署であった。同コンクールは県交通安全協会、県警などの主催。
管内で表彰を受けたのは優秀賞に伊那バス(伊那市)、丸登運送伊那営業所(南箕輪村)、優良賞にみのわタクシー(箕輪町)、高遠観光タクシー(伊那市高遠町)の4事業所と、標語創作・佳作の井上志津江さん(伊那バス)の1人。
コンクールは運送用自動車の運転者全員が、安全運転に励み、事故防止の徹底を目指すため、各事業所の取り組みなどを評価。今回は県下658事業所が参加し、そのうち優秀賞は39、優良賞は65業者、標語創作・佳作は9人が選ばれた。
最優勝賞を5回受賞している伊那バスは、無事故無違反について毎朝、社員が出発点呼の時に復唱しているほか、社内の広報誌で事故防止を呼びかけている。同社の小林金俊常務は「来年は最優秀賞を目指して励みたい」と意気込みを語った。
5月30日、長野市で特別賞(県下14事業所)、最優秀賞(同28事業所)などの表彰式で、最優秀賞に白川タクシー、伊那タクシー(いずれも伊那市)が受賞している。 -
宮田村東保育園児がサツマイモの苗植え
宮田村東保育園(飯島千恵子園長)の年長児は7日、園内の畑で、町三区のミニデイサービス利用者らと一緒に、サツマイモの苗植えなどをした。
高齢者と園児との交流は、村内に10地区あるミニデイサービスの通所者がそれぞれの園を順番に訪問。同園のサツマイモの植えは2年目で、昨年は収穫したイモをさつま汁などにして振る舞った。
この日はゆり組、ふじ組の計39人と利用者19人が交流。2グループに分かれ、80余本の苗植えと園内の草取りを交代でした。作業を終えると、園児たちが歌のプレゼントで喜ばせた。
サツマイモの苗植えは、お年寄りに植え方を学びながら熱心に作業。「今日は暑いから水をたっぷりあげないとね」と助言されると、ジョウロで十分に水を与えて、大きなイモが収穫できることを祈った。
収穫したイモは焼きいもにしたり、給食で調理して食べるほか、園児たちが自宅に持って帰る予定。飯島園長は「都合がつけば、今年もお年寄りと一緒にサツマイモを食べたい」と話している。 -
手作りパン教室
普段は中々つくる機会の少ないパン作りに挑戦しよう竏窒ニ4日、手作りパン教室が伊那市駅前ビル・いなっせであった。親子連れなど約20人が集まり、パン作りの基礎を楽しく学んだ。
伊那市西春近のミサワ燃料(三澤いさを社長)が年に何度か企画する催しの一環。今回は、西春近で唐木グリーンパン教室を開く唐木芳子さんを講師に迎え、代表的なパンの一つ、「テーブルロール」を作った。
参加者は、正確な計量や温度管理などが大切であることを学び、生地づくりに挑戦。初めてパンを作ったという中村麻理さん(26)は「今まで触ったことのない触感だった」と話していた。
また、パン生地を休ませている時間を使い、ムースやグリーンサラダづくりに取り組み、全員で出来上がった料理を味わった。 -
駒ケ根署員に腹話術披露
駒ケ根警察署中沢駐在所の井川久巡査長夫人の朋香さん(38)は6日、山本修作署長らの招きで同署を訪れ、特技の腹話術を約30人の署員の前で披露した=写真。保育園児や小学生向けの交通安全教室などでは年に30回以上も交通ルールを教えているという朋香さんはいつもと勝手が違う「観客」への戸惑いも感じさせず、人形のケンちゃんを生き生きと操って「横断歩道では手を上げて渡るんだよ」「どうして?」などと軽妙な掛け合いを演じ、見つめる署員らの爆笑を誘っていた。
同署は、駐在所の夫妻が二人三脚で地域の安全活動に取り組む姿勢をぜひ署員に見せたかった竏窒ニ話している。
朋香さんは交通巡視員として駒ケ根署に勤務していた約20年前、上司に腹話術を教えられ、子ども向けの交通安全教室などで披露していた。結婚のため退職した後は演じる機会がなくなったが、久さんが駐在署勤務となったのを機に夫婦で地域の安全教室などに出向き、特技を生かして再び安全意識の啓発に努めている。 -
プロドライバー事故防止コンクール表彰
県警察本部交通部、国土交通省北陸信越運輸局長野運輸支局などが行った第28回プロドライバー事故防止コンクール(対象期間05年7月1日縲・2月31日)で優秀・優良事業所に選ばれた駒ケ根警察署管内3事業所の代表者らが7日、同署を訪れ、山本修作署長から表彰状を受け取った=写真。各事業所とも毎年のように表彰されていて「従業員の教育をはじめ、職場ぐるみでの地道な努力の積み重ねが大切」と話していた。
最優秀事業所に選ばれた伊南乗用自動車は5月30日に長野市で行われた表彰式に出席、表彰状を受け取っている。
表彰されたのは次の事業所。
▼最優秀=伊南乗用自動車▼優秀=赤穂タクシー▼優良=セブン自動車、丸正タクシー -
マタニティスクール春コース閉講
南箕輪村のマタニティースクール春コースの最終回が4日、保健センターであり、3組の夫婦が妊婦体験をし講話を聞いた。
マタニティスクールは住民福祉課の事業で、妊娠5カ月からを対象に夫婦学級として年4回開く。1回は4回シリーズで、これまで妊娠・出産の話、妊婦の歯や食事と栄養の話と調理実習、保育とお風呂の入れ方を学んできた。
最終回は「健やかな育ちを願って」と題して村公民館の堀薫館長が講話。当たり前のことを当たり前にできることの大切さを話し、「大きな木がどっしり育つには、深くしっかり張った根が大事。子どもは上へ上へばかりでなく、深く広く張った根を、どっしりした中で立派な成人になるように育ててほしい」とし、子どもが生きるために必要な見本として親自身の育ちの大切さも強調した。 -
向山和秋さんの油絵「わしゅう(和秋)心の世界展」
箕輪町長岡の瓦製造業・向山和秋さん(57)の油絵展「わしゅう(和秋)『心の世界』展」は20日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。入場無料。
20号以下の作品を中心に、海を題材にした風景や女性の裸婦画など6号から50号サイズ13点を出品。力強いタッチと躍動感あふれる・ス生・スへのこだわりを表現した見応えある個展となっている。
女性の美しさや太陽、月、山などが持つ生命力を表現している。満月と街明りの共演が和む「満月と地上の星たち」、朝陽が辺りを赤々と照らし出す「旭日・師崎港」などのほか、大学を卒業する長女のはかま姿を描いた作品もある。
向山さんは画家になろうと、50歳の時に本格的に志し、その年の高遠の四季展に入選するほどの実力。個展は同ギャラリーで毎年開き、今回で5回目となる。「暗い社会のなかで自分の絵を通じて、明るさと希望を与えられたら」と来場を呼びかけている。
休館日は土、日曜、祝祭日。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
中央道環境対策協議会
中央自動車道周辺の中南信地域の16市町村で組織する、中央道環境対策協議会(会長・小坂樫男伊那市長)の定期総会が2日、伊那市役所であった=写真。06年度事業計画、予算などの4議案を原案通り可決、承認した。
本年度事業計画は、関係市町村間及び長野道など他の協議会との情報交換、各地域における騒音、振動、薬害、病害虫など沿線環境対策要望のとりまとめ竏窒ネどの4つを盛り込んだ。
総会後は、中央道を管理する中日本高速道路関係者へ、要望や質問が投げ掛けられた。出席者は「伊北インターチェンジ内にある立ち木に夜、鳥が集まり地域住民が迷惑しているが対策を」「岡谷ジャンクションであった事故で、車両が道路下へ落下したが安全対策はできていたか」などと直接訴えた。
中央道環境対策協議会は、高速道路より発生する公害などを防止し、地域住民の快適な生活環境を保全する目的で設置している。 -
ローズパーティー好評
さまざまなバラに囲まれ、優雅に食事を楽しむ至福のひととき-。駒ケ根市北割五十鈴神社下の手づくりガーデン・喫茶プチ(中城澄子店主)で、「ローズパーティー」が開かれている。
中城さんが設計から土づくり、植栽まで全て手作りしたガーデンは、200種類のバラ、ベル型を中心にした30種類のクレマチス、早春から晩秋まで咲き続ける様々な山野草などを無農薬で栽培するこだわりの庭。数年前から「花を見ながら、ほっとできれば」と庭を開放し、喫茶「プチ」をオープンした。
ツルバラやミニバラ、オールドローズ、スタンダード仕立てなど多彩なバラが庭を彩る6月。「ローズパーティー」と銘打ち、通年のランチやディナーのほか、セットメニューを用意。内容は地元産の材料、ヘルシー志向にこだわった、サラダスパゲティー、季節の野菜料理、ごま豆腐、ケーキとドリンクで1300円。
また、13日午後6時から、グリーンオックス料理長、宮下学さんによるディナー「バラを楽しむ会」もある。
水、日曜日休業、営業時間午前10時から、詳細・予約は(TEL83・3829) -
箕輪町でさわやかパートナー講座
箕輪町教育委員会主催の「さわやかパートナー講座」が8日、町文化センターであった。行政関係者や区長など約50人が参加。長野県男女共同参画センターの井澤和子所長の話から、男女共同参画社会について考えた。
井澤さんは、少子高齢化が進む中、子育てしやすい労働環境や女性労働者が働き続けられる社会の必要性を訴え、老後を元気に暮らすためにも、それぞれが経済的、精神的、身体的に自立していることが重要であることを説明。
しかし、現実には男性が外で働き、女性が家事、地域活動などの無償労働を担う家庭が多く「構造を変えるには男性の働き方自体も見直す必要がある」と提言した。
また、住んでいる地域ごと抱える課題は異なるため、まずは周囲を見回し、ワークショップなどによりさまざまな人の意見や知恵を提案してもらい、輪を広げていくことが重要であることを語った。