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駒ケ根市交通安全推進協議会総会
市内の交通安全推進関係団体などでつくる駒ケ根市交通安全推進協議会(会長・中原正純市長)は27日夜、06年度総会を市役所で開いた。理事、幹事ら約20人が出席し、06年度事業計画・予算案などを承認した。新規事業として、自動車の交差点進入速度抑止に効果がある高輝度反射板の取り付け、高齢運転者優先駐車スペースの公共施設駐車場などへの設置などがある。
議事終了後、駒ケ根署の渋谷保人交通課長が講話を行い、出席者は市内の交通事故発生状況や道路交通法の改正点などについて学んだ=写真。 -
プラムの里でエレベーター救出訓練
大規模災害や緊急時に備え、宮田村の介護保険老人保健施設「プラムの里」(堀井朝運理事長)は28日、職員によるエレベーター救出訓練をした。約30人の職員が参加。同施設のエレベーターを管理する会社担当者を迎え、停止したエレベーターの危険性や、緊急時の救出方法を学んだ。
シンドラー社製エレベーターの問題が発生する中、昨年8月に東京都で発生した震度5強の地震では、大手メーカー5社で製造されたエレベーターの何割かが開かなくなるといった問題もあった。国はこうした場合、1時間以内に救出措置をとることをしているが、高齢者や認知症患者の場合、1時間もの間い狭い空間に閉じ込められることは大きな負担となり、冷静な状態を保てなくなる可能性もある。そこで、施設内でこうした事態が生じた時、出来る範囲で職員が迅速な対応をとるべく今年初めて救出訓練を導入した。
管理会社担当者は「停止したエレベーターを動かすのは危険が伴う。二次災害を防ぐためにも出来る限り保安員が駆けつけるのを待ってほしい」と語り、救出までは上の階から中にいる人に声をかけるるなどして、安心感を与えてほしいとした。
同施設では2年ほど前に、食事を運ぶ台車がぶつかったために扉が変形し、職員が30分ほど閉じ込められたこともあったというが、その後は正常に作動している。 -
南箕輪村商工会青年部が子どもの安全見守り
独自にステッカー作成南箕輪村商工会青年部(部員26人、北沢博仁部長)は、小・中学生の通学時の危険を少しでも軽減できるようにと、独自に防犯のための「こどもの安全見守り中」ステッカーを作成した。7月3日から各自の営業車などに装着し、通学路付近などを通った際に子どもたちの安全を見守る。
子どもたちが事件に巻き込まれるなど社会的問題になっていることから、青年部として何か協力したい-と検討。村が配布しているステッカーもあるが、皆が同じステッカーを使うと見慣れてしまうこともあり、村とは異なるステッカーで目立たせると同時に青年部の活動アピールも兼ね、村教育委員会の許可を得て、建設業関係の部員の協力でマグネット式のオリジナルステッカーを作った。
青色に白字で「こどもの安全見守り中」とあり、青年部と村教育委員会の文字、部員の事業所を登録した番号が入っている。
ステッカーは40枚作成。部員が1人1枚は持ち、営業車すべてにはるため数枚持っている部員もいる。制作費は1枚千円で、部員各自が負担した。ステッカー使用規約も定め、子どもの安全監視目的以外に使用しないこと、ステッカーの盗難防止に努めることなどを盛り込んでいる。
青年部は、「登下校時をみはからってステッカーをはって通学路を走るなどして、子どもたちを見守りたい」としている。 -
自然素材に・ス遊び・スづくり
伊那市長谷の美和ダム管理支所とNPO法人美和湖倶楽部はこのほど、今春美和湖畔に整備された小犬沢親水公園で自然を素材にした遊び道具づくり体験会「水辺のわくわくキッズ」をした。
公園は美和湖にそそぐ小犬沢一帯に、遊歩道や田畑、水車小屋を設置するなど、自然体験学習を支援する場として整備。管理支所が04年度から地元の学校関係者や住民団体代表者らとワークショップを重ねて設計した。
体験会は安全教育を兼ね、自然を大切にする心をはぐくむ狙い。公園を会場にしたイベントは初めて。地元の長谷小学校児童を中心に14人の子どもが参加し、西箕輪の農業公園みはらしファーム「工房Coo空」の佐野博志さんを講師に、けん玉や竹馬づくりに挑戦した。
けん玉づくりは、近くの竹林から切り出した竹を、協力し合ってのこぎりで長さ10センチほどに切った。棒に差し込んだ竹筒を空中で回転させ、再度棒で受け取る遊びで、子どもたちは夢中になって楽しんでいた。 -
美篶笠原でホタル祭り
伊那市美篶の笠原区で25日夜、第13回ホタル祭りがあり、区民約150人が飲食や演芸を楽しみ、夜空に舞うホタルを観賞した。
笠原ふれあい交流センターでの演芸会は、区内の小学生が元気よく自己紹介をして健全に育っている姿を地域住民にみせ、区民が剣舞や舞踊、笠踊り、手話ダンスなど8演目を披露。子どもから高齢者まで住民同士で親ぼくを深めてにぎわった。
同区はホタルが生息する自然を守ろうと地域住民が立ち上がり、美篶土地改良区による農業用水の改修工事に伴い、昨年度までに延長約200メートルの水路を整備。さらに、05年度から2年連続で、県のコモンズ支援金事業に採択を受け、水路斜面への芝張り、カエデやヤナギなどの樹木を植栽して、よりよい環境に整えた。
ホタル水路は工事などが終わって間もないことから現在は数匹程度だが、来年以降に無数のホタルが乱舞することに区民の間で期待が高まっているという。 -
伊那消防組合 部隊活動円滑に規律訓練
伊那、高遠、箕輪、辰野消防署でつくる伊那消防組合(消防長・早川正行伊那消防署長)は27、28日、伊那市の市民体育館と県伊那勤労者福祉センター体育館で規律訓練に取り組む。初日は組合内の署員65人が参加し、軽快な動作を修得した。
署員の規律心の向上を目指し、日ごろの活動が部隊として円滑に運べるよう、毎年している行事。同様の訓練を2日間に分けて実施し、組合署員のほとんどとなる約130人が規律を学ぶ。
小隊の編成、隊列の整とんのほか、行進間、停止間の動作、敬礼方法などを指揮者の指示に従がって訓練。休憩を取りながら約3時間にも及んだが、署員らは真剣な表情で規律ある動きを見せていた。
あいさつに立った伊那消防組合の登内正史次長は、実のある訓練となるよう「大きな声と汗を出してもらいたい」と呼び掛けた。 -
地湧金蓮花が300日咲き続ける
駒ケ根市福岡の大口信夫さん宅で中国雲南省の秘蔵花、地湧金蓮花(ちゆうきんれんか)が昨年の9月2日から延々と300日も咲き続け、話題を呼んでいる。300日の節目となる28日、駒ケ根市の市民チャンピオンに認定された。
バショウ科、草丈1・8メートル、黄金色の花の直径約40センチ、高さ25センチ。花弁のように見えるのは花苞で、花は1センチほどの小花。昨年9月2日から咲き始め、冬の間は、無加温のビニールハウスで越冬させた。茎も葉もすっかり枯れたが、つぼみは健在。春の日差しとともに、次々と花苞を広げ、300日に到達してもまだまだ咲き続ける勢いだ。
2000年の淡路花博でデビュー。大口さんは01年種苗会社から、20センチの棒状の苗を取り寄せ栽培。4年目の昨年9月初めて開花した。国内では開花例は少なく、300日咲いたという報告例は皆無。
大口さんは「花の寿命は長いとは聞いていたが、まさか、300日咲くとは思わなかった。いつまで咲くのだろうか」と話していた。
大口さん宅は開花中はオープンガーデン。自由に花を見ることができる。 -
「となりのトトロ」で火災予防呼びかけ
箕輪町の箕輪消防署に、火災予防を呼びかける「となりのトトロ」の大きな看板がお目見えした。消防署南側の看板を新調し、子どもたちの人気を集めている。
例年は秋の火災予防週間に新調していたが今年は時期を早め、5月中旬から6月上旬にかけて、署員の小平秀明さん(30)を中心に数人が、夜間に消防署の車庫内で制作に励んだ。
絵が得意な小平さんは、今回の看板が5作品目。大人はもちろんだが特に子ども達に見てほしい-と「となりのトトロ」を選んだ。
看板はベニヤ板で縦270センチ、横360センチ。再利用で前回の絵を白のペンキで塗りつぶし、小平さんオリジナルの構図を下書き。水性ペンキで色を作りながら影などもしっかり描き込み、手の込んだ仕上がりとなった。06年度の火災予防の標語「消さないで あなたの心の 注意の火」などを書き、小平さんの印も隠されている。
出来上がりに「満足」と小平さん。「消防署のお兄さんが描いた看板を見に、遊びにきてね」。 -
伊那公民館でふるさと講座
伊那市の伊那公民館で25日、06年度ふるさと講座があった。市民大学受講者など約130人が参加。講師に迎えた前山寺公民館長の湯澤敏さんは、失われつつある地域の方言や童謡・唱歌の素晴らしさを語り「お年寄りが積極的になって未来を担う子どもたちに伝承してほしい」と訴えた。
湯澤さんは、音楽の時間でも童謡・唱歌を歌うことがなくなった今、そういう歌を知らない子どもが増えていることを説明。「昔懐かしい情景は変化してしまうものだが、そういう時代があったことは子どもたちに伝えていかなければならない」と語り、そういうことを知っている高齢者世代が積極的になることを呼びかけた。
また、お年寄りと一緒に生活する子どもは、比較的大らかで人の痛みを思いやれる子どもが多いことを示し「子どもは年寄りの本音から人の弱み、痛み、人を思いやる心を学ぶ。高齢者と一緒に暮らすことは、子どもの人間性を育てる」と語った。 -
箕輪町郷土博物館で自然体験学習会
身の回りの花を観察してみよう竏窒ニ、箕輪町郷土博物館は25日、博物館周辺の散策する体験学習会を開いた。親子連れなど約20人が集まり、自然観察指導員の池上賢司さんの説明を聞きながら季節の草花について学んだ。
現在同博物館で開いている企画展示に伴う企画。参加者は、花のスケッチをしたり、草花の性質などの説明を受けながら博物館近くの昭和公園までを徒歩で往復した。
「清水の小道」では、アジサイやドクダミ、カラスエンドウなどを観察。キュウリの香がすることからその名を持つ「キュウリ草」を発見すると、「本当にキュウリのにおいがする」と大人も子どもも一緒になって感心していた。
参加した女の子は「知らないも花もあったけど、知っている花もたくさんあった」と話していた。
博物館に戻ってからは、押し花を使ったしおりづくりにも挑戦した。
7月2日には、探草会を開く予定。
問い合わせは町郷土博物館(TEL79・4860)へ。 -
第19回川シンポジウムで魚の放流
魚にきれいになった川へ戻ってきてもらおう竏窒ニ25日、伊那市内にある河川7カ所で、アマゴ2500匹の放流があった。西春近小出島区の戸沢川では、地域住民約70人が参加。バケツを手にした子どもたちが、水の感触を確かめながら魚を放った。
19回目の「川シンポジウム」の一環。水質や河川環境の改善により、魚などが生息できるようになった河川に魚を放流することを通して、保全意識の一層の向上を図る。呼びかけに応じた地区などで実施。今年は長谷市ノ瀬区の参加があり、三峰川沿いの2カ所でも放流した。
戸沢川では、川シンポジウム実行委員会の久保田祥圃代表が「合併した高遠、長谷地区にはきれいな川が多いが、旧伊那市の川は生活排水などでいまだに汚れている。放流しなくても魚が泳げるような川を1日も早く実現できるよう心がけてほしい」とあいさつ。500匹のアマゴを小さなバケツに移して少しずつ放流した=写真。
同地区は、河川パトロールなどを行いながら河川環境の向上に努めている。依然、生活排水の流入はあるものの、下水道の完備などに伴い、一昔前に比べると環境は改善してきているという。 -
高齢者優先駐車場設置
高齢運転者マーク(通称紅葉マーク)の普及を図ろうと県警本部が進める紅葉マーク普及促進事業を受けて駒ケ根署は27日、同署の駐車場のうち玄関近くの2区画に紅葉マークのシートを貼り付けて優先駐車場とした=写真。同日、同署管内の駒ケ根市は市役所のl区画を、飯島町は役場の2区画をそれぞれ優先駐車場とした。優先駐車場は今月から長野市内の2カ所で試験的に設置されていたが、実用設置は県下で初という。
紅葉マークのシートは1辺1メートルの正方形。白地の中央に黄色とオレンジ色の紅葉マーク、左右には青地に白抜き文字で高齢運転者優先駐車場と書かれている。材料・工事費は約2万円。優先駐車場設置により、高齢者にマイカーへの紅葉マーク装着を促すとともに、駐車場内での接触事故が減るなどの効果が期待できるという。同署は官公庁やショッピングセンターなどに設置を勧めていきたい竏窒ニしている。
紅葉マークは道路交通法により70歳以上の運転者が車の前後に装着する努力義務が定められている。装着している車に対して割り込みや幅寄せをすると、反則金などが課せられる。 -
伊那公園に足裏を刺激する健康歩道作る
伊那市の伊那公園芝生広場に7月中旬、足裏を刺激する「健康歩道」が完成する。市民の健康づくりにつなげるねらいで、19日に歩き始め式を開く。
健康歩道は、中央区(毛利次男区長)、伊那公園桜愛護会(伊藤一男会長)が整備。幅1・5メートル、長さ1周50メートル。足への刺激度を変えた5つのゾーンを設け、3万個ほどの石を大きさによって使い分ける。工事費は250万円で、国の補助を受ける。
はだしで歩き、足裏を指圧することで、血液の循環がよくなるという。歩くのは最長15分程度。歩道の上にバスタオルを敷いて寝るだけでもいいそうだ。だれでも自由に使うことができる。
27日は、業者に加え、桜愛護会メンバー4人が石を並べる作業を手伝った。
すべて手作業で、メンバーは中腰のまま、コンクリートを塗った表面に、端から石を1個ずつ丁寧に埋めた。
今後、地元の保健委員会を中心に、健康講座を開くなどしてPR。歩道は桜の木陰になり、伊藤会長は「公園で昼を食べて、健康歩道を歩いて」と利用を呼びかける。
歩道は、文化交流した台湾省南投県魚池郷の高齢者グループ一行を訪ねた際に見たことがきっかけで、地元に作りたいと準備を進めていた。
28日午後7時から、中央公民館で健康講演会がある。 -
伊那市富県南福地の「防災マップ」完成
伊那市富県の南福地区(布袋昭区長)の防災マップが完成した。土砂崩れなどが予想される危険個所などを盛り込んだ地域の現状を記した地図を作り、災害時の避難、救助などに役立てる。市によると、危険個所を記載した防災マップは市内で初めてだ。
自主防災の充実を図るため本年2月下旬、区内の建設委員会らを中心に研究委員会を発足。委員で地域内の危険個所を歩き、地図に書き込むなどの作業を進め、6月中旬に出来上がった。
緊急時の避難場所、防火水槽、消火栓のほか、飲料水に役立つ涌き水などの場所を色の違った印で、A3サイズの地図内に記載した。南福地地区は山のすそ野に広がるため、土石流が起きうる渓流などの危険な場所や、地域内を流れる一級河川・竹松川の河床の浅い所や護岸の弱い所なども盛り込んだ。
救済活動に役立てるため、地域住民の家族構成や既往歴などをまとめた安否確認表も作成。既往歴については自由記入とし、全戸(約150戸)へ呼び掛けたところ、90パーセント以上の協力があった。
防災マップは7月中旬までに全戸に配布、避難施設への常設をする予定。安否確認表はプライバシー保護のため、区の役員らが管理する。
布袋区長は「防災マップを身近な場所に置いてもらい、自分たちの地域の現状を知っておいてもらいたい。有事の際は、これを判断材料にして迅速な行動につなげてほしい」と話している。 -
旧高遠町職員互助会&新市職員が草刈り
旧高遠町の職員互助会は25日、伊那市高遠町東高遠の花の丘公園で草刈りをした。
同公園は、旧高遠町が通年観光化を目指した桜からのまちづくりを掲げ、遊休農地約13ヘクタールを整備して89年に開園。町民で組織する22団体が各区画に桜を植樹して保護・育成にあたり、現在は八重桜や山桜を中心に100種以上、約3千本が植わっている。
このうち一区画約2ヘクタールを担っている互助会は、毎年草が茂る6月と8月に作業。今回は新市発足により、新たに伊那市職員互助会が設立される予定のため、町総合支所の全職員に加え、市役所と長谷総合支所の部課長以上の職員総勢100人以上が参加した。
参加者たちは早朝に集合し、草刈り機やかまを使って約1時間作業に汗を流した。 -
小沢花の会が地元児童と花植え
花による景観形成を進める伊那市の小沢花の会(池田清和会長、約50人)は25日、伊那西部広域農道沿いの花公園などで夏から秋に咲く花の苗を植え込んだ。
会員と、花による交流が続く地元伊那西小学校の児童が参加。農道両脇4カ所の花壇合わせて約30アールにサルビア、マリーゴールド、百日草、クレオミなど例年より倍の15品種約8千本の苗を植えた。
花公園は広域農道の開通後、荒廃していた耕地を花の会が11年前から除々に整備。花壇のうち、芝桜で富士山をかたどった華やかな「花富士」は多くの人を魅了している。
今春はツアーバス80台以上が訪れるほどで、観光名所の一つとして人気を集めるようになったことから、毎年夏から秋にかけて咲かせる花も「より多くの人に、より長い期間を楽しんでほしい」と例年より品種を増やした。
「花壇づくりが盛んになったことは喜ばしいこと。子どもがかかわる事件が相次ぐ殺伐とした世の中を明るくする一つの手伝いになれば」と池田会長。
花は7月から11月ごろまで順に咲き、道路沿いを鮮やかに彩る。色とりどりの花が咲きそろう8月中旬が見ごろという。 -
南箕輪村で大芝高原温度ニューヴァージョン完成発表会
大芝高原まつりに向けて「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」の制作発表会が25日、南箕輪村民体育会であった。村民約100人が集まり、アレンジ曲の生演奏を聞いたり新しい振り付けに挑戦した。
大芝高原まつり実行委員長の唐木一直村長は「ニューバージョンは『若い人からお年寄りまで踊れる曲を』との要望をうけてプロジェクトチームが検討を進めてきた。当日は大勢の人に参加してもらい盛大に盛り上げてほしい」とあいさつ。
大芝高原音頭普及チームの原志津男リーダーは「村民の意見を反映した内容なので多くの人に親しんでもらえると考えている。この機会に踊りの輪を広げ、祭りを成功につなげたい」と踊りへの思いを語った。
その後、アレンジ曲のボーカルを担当したゴスペルシンガー・ChiHirOさんの歌声に合わせて普及チームのメンバーが振り付けを披露。それを見ながら集まった村民も踊りに挑戦した。最初は戸惑う参加者もいたが、すぐに流れをつかみ、楽しみながら踊っていた。 -
白鳥バレエ学園伊那教室発表会
白鳥バレエ学園(塚田たまゑ代表)伊那教室の第9回発表会が25日、伊那市の県伊那文化会館であった。伊那教室出身で現在は熊谷哲也氏率いる「K・バレエカンパニー」で活躍する田中一也さんなどをゲストに迎え、伊那教室の65人と飯田教室の5人が優美な舞台を演じた。
長野市を中心に県内16カ所で教室を開校している白鳥バレエ学園は例年、プロを目指す若手バレエダンサーの登竜門とも言えるローザンヌ国際バレエコンクールなどで入賞する人材を輩出している。 伊那教室の発表会は2年に1度。今年は、それぞれが出演するバレエコンサートに加え、バレエ音楽の父と呼ばれているレオ・ドリープが作曲した「コッペリア」の全3幕を公演し、3人の高校生がそれぞれの幕の主演を務めた。
出演者は、美しい人形を中心として展開する物語の登場人物を表現力豊かに熱演。さまざまに繰り広げられる舞台が、観客を楽しませた。 -
17代目アルプスレディ決定
駒ケ根市の観光PRの顔となる「アルプスレディ」(市観光協会主催、伊那毎日新聞社後援)の選考会が25日あり、市内在住、在勤の3人を17代目のレディに選んだ。2年間、各地で開くキャンペーンや行事に参加する。
短大2年生の唐澤亜樹さん(19)=駒ケ根市上穂栄町=、会社員の高坂美保さん(23)=飯島町田切=、歯科衛生士の塚本梓さん(21)=飯島町南町=の3人。
「景色も良いし、食べ物も美味しい。企業をはじめ元気な駒ケ根をアピールしたい」と高坂さん。
塚本さんは「視野を広げたいと応募した。落ち着きある自然の良さを多くの人に伝えたい」と話した。
市内外から14人の応募があり、駒ケ根駅前アルパで開いた選考会には11人が出席。協会役員ら5人の審査員が個別面接し、表情や話し方から選んだ。
7月22日に市内で開かれるイベント「KOMA!夏」と浴衣まつりが初仕事となる。 -
竹の鳴り物作り講習会
「大芝高原音頭Newヴァージョン」の振付で使用南箕輪村の大芝高原まつり実行委員会は24日、大芝高原音頭をアレンジした「大芝高原音頭Newヴァージョン」の振付で使う竹の鳴り物を作る講習会を村民体育館で開いた。参加者は竹を切ったり、竹の中に小豆を入れるなど熱心に鳴り物を作った。
大芝高原音頭普及チームは、竹製の鳴り物を持って踊ってほしい-と考え、事前に竹を切り出して準備してきた。
講習会は小学生や信州大学農学部の学生、保育士、村内の踊りグループ、普及チームメンバーら約40人が参加。竹をできるだけ節が両側に入るように長さ25センチから30センチに切り、穴を開けて小豆か大豆を中に入れ、テープで穴をふさぐ。毛糸のボンボンを片側に取り付け、竹にカラーテープを巻くなどして各自で装飾する。
祭りに参加する南箕輪小6年生は、「ボンボンを付けるところとか、大豆を入れるのが大変」「難しいけど楽しい」と話しながら作っていた。完成した鳴り物を手に、「大芝高原音頭Newヴァージョン」の踊りにも挑戦した。 -
宮田大学で村長の話を聞く
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田大学」が22日、村民会館であった。16人の受講者が参加し、清水靖夫村長から現在の村政について学んだ=写真。
清水村長は「自立を選択した市町村の場合、人員規模1万人という裏付けがある。宮田村の場合は、それに向けてがんばっていくしかない」と語り、住宅団地の開発、企業誘致、社会保障による子育てしやすい環境整備などで人々に来てもらえるまちづくりを進める必要があることを示した。
介護保険制度の改正に伴い設置した地域包括支援センターについては「介護保険サービスはどこまで見るかという問題が生じてきており、際限を言えば限りなくなってしまう。そこで、介護予防や状態悪化につながらないように支援していくことが必要」と役割を説明し、ボランティア活動や生涯学習への参加も介護予防につながること語った。
参加者からは「今まで分からなかった役場の中が見えた。これからも中の見える村政をとってほしい」などとする声が挙がっていた。 -
ペン祭でマスオさんと個性について討論
伊那市の伊那北高校で24日、第52回ペン祭があった。漫画「サザエさん」でマスオさんの声を演じる声優・増岡弘さんを迎えた企画では、増岡さんと同校の生徒、教師が、本当の個性について意見し合った=写真。
ディスカッションに参加した9人は、個性を表す一つでもある「外見」による主張について討論。
「個性はその人の価値観を指すもの。自分の好きなものを着ることは個性を伝えることになる」「高校生は外見を気にする時期。相手がどう感じるかは重要だが、外見で個性を表現することは悪いことではない」など、ファッションによる主張を肯定的にとらえる意見がある反面、生徒会長の漆戸健太君は「本当に好きでやっている人もいるが、周囲の影響を受けて無理している人もいる。ぶきっちょでも自分のやりたいことに素直であることが大切」と、行動の発端になっている思いの重要性を訴えた。
増岡さんは「今はみんな同じようなファッションをしており、個性のある人が少なくなった。言われたままに行動するのでなく『本当にこれでいいのか』と疑問を持ち、変えていこうとする力が大切。本当の自分を模索したり、さらけ出したりすることを大切にしてほしい」と語った。 -
山野草展示会 ウチョウランを中心に250点そろう
上伊那の山野草愛好者でつくる「伊那草友会」(中山和幸代表、13人)の第17回山野草展示会が24日から、伊那市民会館2階で始まった。ウチョウランを中心に、約250点がそろう。25日まで。
ウチョウランは春先の寒さで、開花が例年より10日ほど遅れたそうだが、白い花びらに紫色が入った「白紅一点」、白色の「白晃」など100点が涼しげに咲く。また、フウチソウやふ入りのヤマアジサイのほか、高さ15センチほどのモミジやナラ、ドングリなどのミニ盆栽も並ぶ。
初日は、夫婦連れなど常連客が多く訪れ、1点1点をじっくり見たり、会員に栽培方法などを熱心に聞いたりしていた。
会場の一角では、会員が育てたウチョウランをはじめとする山野草を格安で販売。
中山代表は「水の与え方などそれぞれ手入れ方法が異なり、作る楽しみ、難しさがある。ウチョウランの花の色、山野草の出来栄えを見てほしい」と話している。
25日は午前9時縲恁゚後4時。 -
信州高遠の四季展入賞作品決まる
伊那市高遠町の風景などをテーマとした絵画の全国公募展、第3回「信州高遠の四季展」(旧高遠町、実行委員会など主催)の審査会が23、24日、町内の信州高遠美術館であり、日本画、洋画合わせて522点の応募から
洋画の金賞に伊那市富県の伊藤恒良さん(70)の「押出待春」、日本画は岡谷市の山岡節子さん(73)の「雪残る」が選ばれた。
過去2年間に制作した作品を公募し、日本画80点、洋画442点が集まった。日本画は日本芸術院会員の上村淳之さんと日本美術院理事の福井爽人さん、洋画は日本芸術院会員の塗師祥一郎さんら3人が審査。入選作品350点(日本画56点、洋画294点)を選び、入賞76点(日本画15点、洋画61点)を決めた。
伊藤さんの作品は、高遠町河南上山田の押出地区を富県から見た春を間近にした雪景色。塗師さんは「寒い地方の春を待つ気持ちが画面から出ていて、人の気持ちを暖かくする情感あふれる絵である」と評価した。
入賞作品は同美術館、そのほか入選作品は町内の公共施設や商店約30カ所に8月5日から9月24日まで展示する。
四季展は、高遠の美しい自然や風景、行事を題材とした作品を全国の画家や愛好家から募り・ス町じゅう美術館・スにしようと始まり、3年に一度開催している。
入賞者は次のみなさん。
【日本画】▽金賞=山岡節子(長野県)▽銀賞=水谷数代(愛知県)▽銅賞=桜井敬史(東京都)▽奨励賞=山下尚三(京都府)平昭治(広島県)大森隆史(神奈川県)金澤尚武(愛知県)▽秀作賞=宮坂哲生(長野県)木下幸子(京都府)小畑薫(東京都)矢田明美(同)伊藤由純(愛知県)豊島節子(同)山越春紀(岐阜県)鈴木貞夫(茨城県)
【洋画】▽金賞=伊藤恒良(伊那市)▽銀賞=篠田和夫(東京都)▽銅賞=細川尚(千葉県)▽奨励賞=広瀬良臣(伊那市高遠町)北原泰治(同)加納恒徳(駒ケ根市)土井田論、小松秀徳、二ツ・ス愛之助、中澤嘉文、平林邦雄(以上長野県)吉本哲、東秀朗、竹内図南子、矢ケ部昭彦、八森榮一(以上東京都)飛矢崎文義(神奈川県)森光希(栃木県)森敬介(埼玉県)▽秀作賞=武田教子、登内孝、橋場房子、山中一正(以上伊那市)原泰志(駒ケ根市)有賀邦夫(辰野町)宮崎のぶ子(飯島町)竹口信孝、西澤美幸、澤修一、久保田里司、坂本静夫、関勝人、高木忠、木下文雄、待井亮造、細田啓子(以上長野県)石川博之、青・ス敏夫、高木恵美子、日並峻(以上東京都)小野昭、山下恭子(以上千葉県)蓮池高夫、平野成昭、高橋洋一(以上神奈川県)小出敏行、水梨平八郎、萩倉瑠璃子、那須野栄(以上静岡県)山本理治、久保由美子、山口博之(以上愛知県)深尾多加緒、久木一男、中江隆、一川満男(以上滋賀県)大谷達雄(群馬県)福田隆義(福井県)東海林恭子(兵庫県)高林泰(山口県)嘉指健司(大阪府) -
高遠しんわの丘ローズガーデン見ごろ
伊那市高遠町東高遠にある「高遠しんわの丘ローズガーデン」のバラが見ごろを迎えた。色鮮やかに咲き誇るバラに、山すそから見渡す伊那市街や遠望の中央アルプスの絶景が来園者を魅了している。入場無料。
バラ園は英国風の庭園に整備された約5千平方メートルに、32種約4千本のバラが植えられている。赤や白、ピンクに黄色など彩り豊かなバラに、大パノラマからの景色が人気。観光客やアマチュアカメラマンなどでにぎわい、可憐に咲く花と一帯に漂う香りを楽しんでいる。
同町上山田に工場を置く精密機器メーカー伸和コントロールズ(本社・川崎市)が工場開設20年の節目を記念し、春と秋に花が咲くバラ園を造成して、高遠地域が目指す通年観光化に協力。昨年5月、旧高遠町に引き渡して開園した。 -
磐田市保護司会意見交換会
駒ケ根市と友好都市協定を結ぶ静岡県磐田市の南磐田地区保護司会(水野格正会長)の会員約50人は23日、研修旅行で駒ケ根市を訪れ、上伊那地区保護司会南部分区(吉澤康道会長)の会員ら約30人と駒ケ根市役所南庁舎で意見を交換した=写真。水野会長は「互いの活動について報告と情報交換をし、せっかくの機会なので交流も深めたい」とあいさつした。
出席者らは最近起こった事件や学校との連携体制など、保護司の活動を続ける中でそれぞれが抱える悩みなどについて互いに意見を交わした。 -
南箕輪村輪の会研修会
大豆かりんとうなど調理実習農と食の大切さを考え活動する南箕輪村輪の会は21日夜、村公民館での研修会で調理実習をしたり、食育と地産地消について考えた。
会員を講師に学び合う調理実習は、今回は「大豆かりんとう」と「すあま」。講師は木村歌子さん。会員のほか信州大学の学生7人ら計17人が4班に分かれて調理に取り組んだ。
「大豆かりんとう」は小麦粉に大豆とゴマを加えて作る。1晩水に漬けた生の大豆と水煮大豆を2班ずつで使い分け、違いをみた。
試食では、生の大豆を使った場合、豆の歯ごたえが残り風味がよい。水煮大豆を使った場合は、水分が多いためか油で揚げるときに爆発してしまうものもあったが、食べるとなめらかで、調理の工夫次第で手軽さから利用も可能-との評価だった。
指導した木村さんは、「大豆はどの家にもいっぱいある。かりんとうを作っておけばおやつにいい。シロップの代わりに塩をふると酒のつまみにも最適」とし、「学生が覚えてくれることもうれしい。何かの機会に作ってくれたら」と話した。
規約と役員も決め、会長に木村歌子さん(北殿)が就任した。 -
野口高齢者クラブ細工寿司づくりと落語会
笑いと寿司の創作で老化防止と健康増進を図ろう竏窒ニ21日、伊那市手良の野口高齢者クラブ(城倉昌秋会長)は、「細工寿司作りと落語の会」を開いた。諏訪市の寿司職人で、福祉施設や小学校などを訪問して落語を披露している小平晴勇さんを講師に迎え、バラやヒョウタンの細工寿司に挑戦。「笑顔は薬」と題した落語を楽しんだ。
小平さんを招くのは3年目。昨年までは落語会のみだったが、小平さんの本職が寿司職人だということを知った会員の一人が「今度来る時は寿司も食べたい」と要望し、今回は寿司の講習会も実現した。
寿司づくりでは、キュウリや卵焼き、桜でんぷんなどを巻き込んで鮮やかなバラ模様やヒョウタン型をした巻き寿司を作成。参加者の一人、那須野万寿子さん(88)は「考えながらやるから頭の体操になる」と話していた。
寿司を食べた後、小平さんが落語を披露。会場には笑いが溢れた。 -
サルビアなど花の苗1万6千本を無料配布
伊那市振興公社は23、24日、事務所前でサルビアなど4種類の花の苗を無料配布している。初日は配布開始時刻前に、主婦ら約100人が並ぶほどの人気だった。
花の苗はサルビア、マリーゴールド、ニチニチソウ、ペチュニアの1万6千本で、1千人分(一人につきサルビア10本、そのほか各2本の計16本)を用意。希望者100人にはチューリップの球根も渡した。
おまけのチューリップの球根を目当てに並んだ小沢の辻元武良さん(82)は「玄関の両脇に植えたい」と喜んだ。
花の苗配布は88(昭和63)年から、緑化促進事業の一環として始まった。4月初旬に職員が種をまき、約3万4千本の苗を育てた。無料配布のほか、事務所周辺にも植えた。本年は春先の気温の変化で、例年より生育が1週間ほど遅かった。
24日は午後1時から、事務所前で配る。 -
居場所づくりへ新講座「伊那おやじの会」開講
中高年の男性が集まり、料理や物づくりなどに挑戦する伊那公民館(武田登館長)主催の新講座「伊那おやじの会」の開講式が23日、同公民館であった。活動を通じながら会員同士の親ぼくを深め、それぞれの生きがいを見出すための活動を進める。
同公民館では、年間利用者(延べ約5万2千人)の9割近くが女性に片寄っているいることを懸念し、「男性の居場所づくり」(武田館長)に役立てるための講座を開講した。基本的に会員が主体となって活動していくことで、趣味の集まりとして独立したサークルに育つことを期待している。
現在の会員は市内の60縲・0代の男性24人。開講式では互いの自己紹介を終えた後、年間活動計画を話し合い、マレットゴルフ交流会、新市の名所めぐり、そば打ち体験、将棋・囲碁交流などを盛り込んだ。
会員のほとんどが仲間づくりのために参加したと理由を述べ、なかには「自活するために料理を学びたい」「趣味を持つために皆さんから学びたい」との意見もあった。
講座は毎月第4金曜日で、活動期間は6月縲恬・N3月。第1回講座は7月28日、料理と刃物の研ぎ方教室を開く予定となっている。伊那公民館は会員を募集している。問い合わせは(TEL78・3447)へ。