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東ティモール日本大使館で書記官が高遠中学校で交流
東ティモール日本大使館で書記官を務める小出綾子さんが、伊那市の高遠中学校を16日訪れ、生徒と交流しました。
交流会では、1年生51人が小出さんから現地の様子や、大使館での仕事についての話しを聞きました。
東ティモール日本大使館で大使を務める北原巖男さんが、高遠町出身であることが縁で、高遠中学校では、2年前から交流を行っています。
小出さんは、書記官の仕事について「英語が好きでこの仕事を選んだ。普段は現地の情報収集や分析、要人訪問の調整などをおこなっている」と説明しました。
また東日本大震災については「東ティモールの人は、『日本は開発パートナーであると同時に親愛なる友人だ。日本の為に何かしたい』と言ってくれている。この仕事をやっていて本当によかったと思った」などと話しました。 -
上伊那工芸会21回目の作品展
上伊那の工芸家でつくる、上伊那工芸会による21回目の作品展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
上伊那工芸会は、27年前に発足し、上伊那で活動する工芸家、30人ほどが所属しています。
毎年作品展を開いていましたが、ここ近年は2年に1度となっています。
21回目となる今回の作品展には、26人から50点の作品が寄せられました。
人形や鍛金、陶磁、染織など、会員の近作が並んでいます。
中央の展示会に出品したものも多く、見ごたえのある作品展となっています。
この第21回上伊那工芸展は17日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
「六道の堤」の改修工事が完了
伊那市美篶のため池「六道の堤」の改修工事が完了し、15日、記念植樹が行われました。
15日は、六道の堤で記念植樹祭が行われ、県や市、地元関係者など30人ほどが参加しました。
参加者らは、樹齢6縲・年ほどのタカトオコヒガンザクラを2本植えました。
数年前から、堤から水が漏れるようになり、県や国の補助金・1億5千万円を受け、平成19年度から今年1月にかけて改修工事を行いました。
水を排出して、粘土質のマットを引き、水が漏れないようにしました。
六道の堤は、江戸時代末期・今から160年ほど前に、高遠藩主 内藤頼寧の命により作られたため池です。
高遠町の藤沢川から水をひいていて、六道の堤ができたことで稲作が可能になったため、美篶末広地域に人々が住み着き、末広村ができました。
現在でも100戸ほどの農家が活用していて、33.5ヘクタールの水田をうるおしています。
高遠藩の事業のため、堤の周りには、もともとタカトオコヒガンザクラが5縲・0本植えられています。
堤を管理している末広財産区では、今月3日に、堤の周りに、桜の苗木や水仙の球根を植えました。
六道の堤のコヒガンザクラは、高遠城址公園と同じ13日に開花したということで、見頃は、17日(日)頃になりそうだということです。 -
柳沢京子 きりえ展
日本を代表するきりえ作家、柳沢京子さんのきりえ展が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
会場には、今回の作品展のために制作した作品を含め、60点が展示されています。
柳沢さんは、佐久市出身で全国各地で作品展を開催しているほか、海外でも活躍しています。
落ち着いた色調の作品が多い中、さくらを題材にした新作「さくらサクラ」は、色彩あざやかな作品で、訪れた人たちの目を引いていました。
柳沢さんは、「フランスから帰ってきたら震災が発生し、今回の作品展も中止を考えたが、なにを出来るか考え、作品展を開くことで元気を出していただこうと考えた。作品は高遠城址の桜をイメージした」と話しています。
東日本大震災のチャリティーも兼ねた柳沢京子きりえ展は、19日まで伊那市坂下のはら美術で開かれています。 -
伊那節まつり 石碑前で神事
伊那市中央の伊那公園内にある「伊那節発祥の地」石碑前で14日、伊那節まつりが行われました。
このまつりは、伊那節を後世に伝えていこうと、伊那商工会議所などが毎年行っています。
この日は関係者およそ40人が参列し、神事が行われました。
例年は伊那節が披露されますが、今年は東日本大震災と長野県北部地震の被災者に配慮し神事のみとなりました。
伊那節は、古くは「おんたけやま」と呼ばれ、江戸時代に権兵衛峠を行き来するときに歌われた馬子歌です。
伊那節発祥の地の石碑は、昭和35年に建てられ、毎年、石碑の前でまつりが行われています。
伊那商工会議所の向山公人会頭は、「伊那節という地域の伝統文化を大事にしながら、地域の発展に貢献していきたい」と話していました。 -
箕輪西小ジャガイモ植え
箕輪町の箕輪西小学校の児童が14日、毎年恒例のジャガイモ植えをしました。
全校児童100人が学校の隣りにある畑に集まり、ジャガイモを植えました。
作業は、1年生から6年生までの縦割り班で行われ、班長の6年生が植え方を教えました。
種イモは20キロ用意され、児童が次々と植えていきました。
箕輪西小学校では、毎年夏にカレー会とキャンプをしていて、今回植えたジャガイモは7月下旬に予定されているカレー会で使います。
今後、児童が草取りなどの管理をして、夏に収穫するということです。 -
1年生が小学校生活開始
今年春に小学校に入学した新1年生が学校生活をスタートさせています。
13日は、伊那市の伊那北小学校で1年生を迎える会が開かれました。
赤い帽子をかぶった1年生は、6年生に手を引かれながら入場しました。
伊那北小学校では、児童会の6年生が中心となって1年生を迎える会を企画しました。
1年生がそろうと、6年生が手作りしたくす玉を割って歓迎しました。
会では、違う学年の児童と2人一組になり、自己紹介をしてから、ゲームなどをして交流を深めていました。
また、5年生からはてづくりのコマが贈られました。
最後に1年生は、歌を歌って感謝していました。
1年生は、現在、午前中のみの授業で下校していて、午後の授業が始まるのは18日(月)からとなっています。 -
三六災害を伝承 パネル展始まる
上下伊那にある国・県の出先機関や、地元市町村などで組織する三六災害50年実行委員会は、写真や体験者の証言をまとめた、パネル展を上下伊那各地で開催します。
11日は、パネル展の開始式が駒ヶ根市の天竜川上流河川事務所で行われました。
実行委員会では、三六災害を体験した人達の教訓を後世に伝え、地域の防災力を高めていこうと、このパネル展を企画しました。
実行委員長の北澤秋司信州大学名誉教授は「50年前の災害を教訓に、今何をし、何を守るべきか、考えてもらいたい。」と話していました。
土砂崩れや河川の決壊など災害の様子を写した写真や、体験者の証言をまとめた物など、32枚が展示されています。
展示は、11日から9月まで、上下伊那の市町村役場やショッピングセンターなど60箇所を巡回して行われる予定です。 -
伊那アルプス美術館 15周年記念特別企画展
箕輪町富田の伊那アルプス美術館が4月30日で開館15周年を迎えます。
館内では、15周年記念特別企画展が開かれています。
辰野町の画家垣内カツアキさんが個人で所有する伊那アルプス美術館には、垣内さんが描いたおよそ50点の油絵が並んでいます。
垣内さんは18歳から油絵を描き始め、以来58年間にわたり作品づくりをしています。
今回の企画展は、ここ5年以内に描いた作品で、全国各地で描いた風景画が並んでいます。
このうち伊豆の春は、伊豆の春を高台から描いたもので、サイズは120号と今回並んでいる中で1番大きな作品です。
他に、ビュッフェポスターのある窓辺では、窓の外に仙丈が描かれています。
伊那アルプス美術館の15周年記念特別企画展は、7月8日金曜日まで開かれています。 -
高崎昇平さん・村田裕生さん 日本画展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、若手日本画家の高崎昇平さんと村田裕生さんによる日本画展が開かれています。
会場には、桜を描いた作品をはじめ風景画など60点が展示されています。
高崎昇平さんは東京都出身で、2000年に、高遠を描いた作品「風景」で、第1回信州高遠の四季展の大賞を受賞しました。
これが縁で今回、母校の東京芸術大学日本画科で共に学んだ諏訪市出身の村田裕生さんと二人展を開きました。
高崎さんは、両親の故郷である岩手県や鹿児島県を描いた風景画のほか、東京新聞に連載した名建築といわれる建物をペンと水彩で描いた原画を展示しています。
村田さんは26作品を出品していて、このうち「桜の道」は今回の展示のために描いたということです。
県内をはじめ日本各地の風景を描いた作品や、アメリカを旅したときに制作し発表した墨絵の作品も展示しています。
高崎昇平さんと村田裕生さんの日本画展は5月15日まで、信州高遠美術館で開かれています。 -
創造館逸品展「レッドリストの植物たち」
現在、絶滅危惧種としてレッドリストに載っている南アルプスの植物標本の展示が9日から、伊那市の創造館で始まりました。
展示されているのは、大正11年に南アルプスで集められた植物の標本です。
上伊那教育会が植物の学習に使う教材として集めたもので、創造館におよそ200点が収蔵されています。
今回創造館では、世界自然遺産登録に向けた活動や、ニホンジカによる食害など近年注目されている南アルプスに焦点を当て、植物標本の展示を企画しました。
学芸員の福澤浩之さんによりますと、今回は長野県版のレッドリストを基準に、絶滅の危険度が高い10点を展示したということです。
会場には、標本のほか説明パネルなども展示されています。
逸品展「レッドリストの植物たち」は5月8日まで、伊那市の創造館で開かれています。 -
からさわびんさん イラスト展
南箕輪村のからさわびんさんのイラスト展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、色鉛筆で描いたイラスト画などおよそ140点が展示されています。
からさわさんは、グラフィックデザインの仕事をしていましたが、病気のため、現在はリハビリを兼ねてイラストを描いています。
作品はA5サイズで、植物や動物を題材にしています。
個展を開くのはおよそ30年ぶりで、10年ほどの間に描きためた作品を展示しました。
からさわさんは、「絶えず絵のことを考えていて、それが気分転換になる。明るい作品、冗談のような作品を描いている」と話していました。
からさわさんのイラスト展は10日(日)まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
西春近北小学校の1年生 入学して初めての給食
伊那市の西春近北小学校の1年生は8日、入学して初めての給食を楽しみました。
西春近北小では、6日に入学式が行われ、8日は1年ひのき組32人にとって初めての給食となりました。
配ぜん前に盛り方や給食着の着方などを教わった児童らは、慣れない手つきでお皿に盛っていきました。
担任の長尾恭照教諭は「みんな均等になるように」「係りにも忘れず配りましょう」などと指導していました。
配り終えると全員でいただきますの挨拶をし、早速味わいました。
8日のメニューは、カレー、福神漬け和え、デザートのフルーツポンチです。
1年生でも食べやすいメニューが用意されました。
食べ始めて間もなく、児童らは次々とおかわりの手を挙げるなど、初めての給食を味わっていました。 -
お釈迦様の誕生日祝う 花まつり
お釈迦様の生まれた日とされている4月8日、誕生日を祝う花まつりが各地の寺で行われました。
このうち箕輪町長岡の長松寺には、長岡保育園の園児41人が訪れました。
長岡保育園では、毎年花まつりの日に、長松寺を訪れています。
花まつりは、お釈迦様が生まれた日に甘い雨が降ったと言われていることから、毎年4月8日の誕生日にお釈迦様の形をした像に甘茶をかけて祝います。
園児らは順番に、手を合わせ甘茶をかけていきました。
長松寺の山・ス義芳住職は「震災で苦しんでいる人が多くいる。みんなが元気でいい子にしていることで復興の力になる。一生懸命生きることを目標にしてください」と話しました。
最後に園児には、仏教婦人部が手づくりしたお菓子と甘茶が配られ、それぞれが持ち帰りました。 -
公衆衛生専門学校入学式
歯科衛生士を目指す学生が学ぶ長野県公衆衛生専門学校の入学式が7日行われました。
今年度は、上伊那地域をはじめ県内各地から17人が入学しました。
式で中村好昭校長は、「講義や実習に真剣に向かい合い、確かな知識と技術を習得してほしい」と式辞を述べました。
入学生を代表して、下諏訪町出身の味澤育恵さんは、「困難なことがあると思うが、目指す歯科衛生士になれるよう励まし合い、努力していきたい」と誓いの言葉を述べました。
入学生はこれから、3年間の過程で講習や実習に励みます。 -
伊那北高校 入学式
伊那北高校の入学式が6日に行われ、283人が新たな生活をスタートさせました。
新入生は、吹奏楽部の演奏に合わせて会場へ入場しました。
今年は、普通科に242人、理数科に41人が入学しました。
松山敏彦校長は、「社会や人の役にたつ事を喜びとする志を持ってほしい。真実を見極める確かな学力と知性を磨いてください」と式辞を述べました。
新入生を代表して白井貴浩君が宣誓しました。
新入生は、明日課題テストを受け、8日から通常授業が始まる事になっています。 -
入学式シーズン 高遠小学校で入学式
入学式シーズンを迎え、上伊那の小学校で5日、入学式が行われました。
ICT放送エリア内では、高遠小学校と高遠北小学校の2校で入学式が行われました。
このうち、高遠小学校では男子21人、女子13人の合わせて34人が、保護者に手を引かれながら校門をくぐりました。
入学式では新1年生が、緊張した面持ちで体育館に入場しました。
式で高遠小学校の小池眞利子校長は「出合った人には挨拶をし、交通事故のないよう安全に気をつけて明日からも登校してください」と呼びかけました。
児童を代表して池上瑛世君は「高遠小学校は仲良しな学校。分からないこと、困ったことがあったら何でも聞いて下さい」と新入生を歓迎しました。
この後新1年生は、教室に戻り担任の挨拶や、明日からの学校生活についての話を聞きました。
担任の伊藤ひろみ教諭は「友達の名前を早く覚えて仲良く元気に過ごしましょう」と話すと、1人ひとりの名前を呼び、握手をしていきました。
上伊那の小学校の入学式は、6日がピークとなっています。 -
西箕輪保育園 新園舎で保育園生活スタート
保育園の統廃合により新しくできた伊那市の西箕輪保育園が4日に開園し、園児173人が保育園生活をスタートさせました。
この日は開園式が行われ、関係者や園児、保護者が西箕輪保育園の開園を祝いました。
白鳥孝市長は「高い天井の下で育つ子どもは心身ともに大きくなると言われている。新しい保育園で、西箕輪、伊那市、日本にとって大切な人材に育っていってほしい」と挨拶しました。
また、開園式の後には入園式が行われ、年少児と未満児およそ90人が、保護者に手を引かれて入場しました。
園児数は、0歳児から5歳児まで合わせて173人となり、伊那市で3番目に人数の多い保育園となりました。
下平緑園長は「新しい保育園で楽しい遊びやおいしい給食が待っています。元気よく保育園に来て下さい」と園児に呼びかけていました。
式が終わると、園児や保護者がそれぞれの教室や園庭などを見学していました。
ある保護者は「新しい園舎で施設も環境も良い。健康に大きく育ってもらいたい」と話していました。
西箕輪保育園は5日から通常の保育が始まり、新入園児は15日頃まで半日保育となっています。 -
みのわ太鼓ジュニア開講式
箕輪町の小中学生が通う太鼓教室、「みのわ太鼓ジュニア」の開講式が3日、町文化センターで行われました。
開講式には、メンバーや保護者、50人ほどが参加しました。
みのわ太鼓ジュニアは、小中学生を対象とした、文化センターの講座のひとつとして開かれていて、今年9年目を迎えます。
今年は新たに2人が加わり、メンバーは小学2年生から中学3年生までの30人となりました。
リーダーで箕輪中学校3年生の毛利佳奈さんは「夏のコンクールを目標に、みんなで楽しく太鼓をしていきたい」と挨拶しました。
式の後、早速、練習が行われ、今年入った2人も、姿勢やバチさばきを教わりながら、太鼓をたたいていました。 -
硬筆六人展
上伊那地域などに暮らす硬筆の指導者6人による展覧会が、伊那市の伊那図書館で開かれています。
会場には、26作品が展示されています。
これは、文部科学省後援硬筆書写検定の最高位となる1級を持つ指導者6人が、硬筆の魅力を多くの人に知ってほしいと開きました。
6人は、所属会派は異なりますが、それぞれが美しく、読みやすく、親しみやすい書を目指して活動しています。
作品に使用しているのは万年筆やボールペンなどで、額や紙にもこだわっています。
この硬筆六人展は4月3日まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。 -
ブラジル学校 今年度日本語教室閉講式
伊那市西春近のブラジル人学校コレージオ・デザフィーオで31日、今年度の日本語教室の閉講式が行われました。
式では、まず、東日本大震災の犠牲者に黙祷が捧げられました。
日本語教室は、文部科学省の委託をうけ伊那国際交流協会が開いているもので、子どもたちは、去年4月から1年間、毎日2時間、日本語を勉強してきました。
1年間で受講したのは52人ですが、そのうち、現在在校している35人が、31日、受講証を受け取りました。
教室では、ひらがなやカタカナといった日本語の基礎から、習字、日本の歴史や地理などを学びました。
伊那日本語教室代表の北原斉さんは、「皆さん、開講式と比べて日本語が上手になってびっくりしました。これからも日本語をしっかり勉強するとともに、ポルトガル語や他の科目もがんばってください」と挨拶しました。
受講生を代表して、バイオ・ユウジ・チアーゴさんは、「日本の文字は形が似ているものが多く難しかったが、意味や使い方を覚え、読み書きができるようになってきた。これからもがんばりたい」と日本語で挨拶しました。
閉講式のあとは、お茶などが振舞われ、みんなで味わっていました。
なお、日本国際教育支援協会などが行っている日本語能力試験で、去年は28人が受験し、16人が合格したということです。 -
伊那北高校ジョイントコンサート
伊那北高校音楽部と吹奏楽部のジョイントコンサートが、25日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊那北高校のジョイントコンサートは、今年で32回目を迎える恒例のコンサートです。
コンサートでは、音楽部合唱班、音楽部弦楽班、吹奏楽部が3部構成で合唱、演奏しました。
葛飾北斎の浮世絵「冨嶽三十六景」をもとにつくられた曲の合唱や、アニメの主題歌の演奏など合わせて19曲が披露されました。
吹奏楽部顧問の西山高志教諭は「コンサートに向けて毎日練習をしてきた成果が出せたと思う」と話していました。 -
中尾歌舞伎春季公演中止へ
4月に予定されていた中尾歌舞伎の春季公演は、東日本大震災に配慮し中止することになりました。
中尾歌舞伎は伊那市長谷中尾に伝わる民俗芸能で、伊那市の無形文化財に指定されています。
年に2回公演を行っていて、春季公演は来月29日に予定されていましたが、中尾歌舞伎保存会では、東日本大震災に配慮し春季公演を中止することを決めました。
保存会では「楽しみにしていた人には大変申し訳ない。秋の公演を楽しみに待っていてほしい」と話しています。 -
平成22年度の南箕輪村むらづくり大賞 神子柴の文化歴史遺産を伝える会
平成22年度の南箕輪村むらづくり大賞に、神子柴の文化歴史遺産を伝える会が選ばれました。
28日は、役場でむらづくり賞の表彰式が行われました。
むらづくり賞は、住民が自発的に行った活動の中で、村の発展に貢献した団体などに贈られるものです。
今年度大賞に選ばれたのは、「神子柴の文化歴史遺産を伝える会」です。
伝える会では、地域の貴重な文化や歴史的遺産を保護しながら住民に理解を深めてもらうおうと、講演会や史跡などへの標柱の設置を行いました。
2月には、案内マップを作り、住民に配るなど様々な活動に取り組んできました。
神子柴の文化歴史遺産を伝える会では「今後も先人が作った歴史を大切にしながら、村の発展に貢献していきたい」と話しました。
この他、むらづくり賞は南箕輪村食生活改善推進協議会と久保壮年クラブが受賞しました。 -
東京木目込人形作品展
木目込人形の作品展が27日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
これは中南信地域で木目込人形を学んでいる東京木目込人形師範会の暁朋会が開いています。
2年に1度の作品展で、会員119人が手作りした人形およそ400体が並んでいます。
会では、「作り手によって異なる人形の雰囲気を楽しんでほしい」と話しています。
この作品展は27日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
井上井月を偲ぶ句会 句を表彰
伊那市手良中坪の有志でつくる井上井月を偲ぶ句会は20日、年に1度の句会を開き、募集した俳句の中から上位3作品を表彰しました。
句会は今年12回目で、手良区民から21句が集まりました。
選定の結果、1位の天位賞には、小松利江さんの句「春泥を残して帰る午後の客」が選ばれました。
句の選者を務めた伊那市美篶の春日愚良子さんは、「春泥は春の季語。いかにも田舎の光景を表していて、春泥が効いている」と講評していました。
2位の地位賞には酒井要子さん、3位の人位賞には高橋忠さんの句が選ばれました。
井上井月を偲ぶ句会は、年1回の句会のほか、吟行、手良地区の祭りに合わせた句の募集などの活動をしています。
会では、「今後は若い人にも気楽に句を作ってもらえるように呼び掛けていきたい」と話していました。 -
西箕輪保育園 竣工式
伊那市西箕輪の大萱保育園と西箕輪北部保育園の統合により新たに建設された西箕輪保育園の竣工式が、26日に行われました。
この日は関係者などおよそ50人が出席し、園舎の完成を祝いました。
白鳥孝市長は「地元の木を使った素晴らしい園舎が完成した。小学校も近いので、保育園、小学校の連携のモデルとして期待している」と話していました。
西箕輪保育園は、平成13年に策定された伊那市保育園整備計画に基づき、大萱保育園と西箕輪北部保育園を統合し新たに建設されました。
園舎は、敷地面積8200平方メートル、延べ床面積1600平方メートルの木造平屋建てで、建設前にこの場所にあったスギやヒノキなどが使われています。
広い園舎の中には未満児専用のリズム室も設けられています。
また、園のすぐ横に西箕輪小学校があり、小学生と交流しやすい環境になっています。
西箕輪新保育園建設検討委員会の赤沼利光委員長は「西箕輪で育った子ども達が西箕輪の良い環境の中で大きくなっていってくれたらうれしい」と話していました。
下平緑園長は「以前からお互い交流していて、みんな新しい保育園を使うのを楽しみにしている。保護者、地域が子ども達を育てていく新たなスタートになれば」と話していました。
西箕輪保育園は、4月4日に開園することになっていて、園児数は現時点で174人を見込んでいます。 -
西箕輪北部保育園と大萱保育園で閉園式
伊那市の保育園整備計画により統合される西箕輪の西箕輪北部保育園と大萱保育園で25日閉園式が行なわれました。
西箕輪北部保育園と大萱保育園は、園児数の減少や施設の老朽化により統合され、今年度限りで閉園し、新年度からは、新築された西箕輪保育園での保育運営が始まります。
27日に行なわれた西箕輪北部保育園の閉園式では、園児の歌にあわせ、プロジェクターに1年間の思い出が映し出されました。
西箕輪北部保育園は、1954年昭和29年から57年間に699人が巣立っています。
閉園式の後、城田妙子園長らによって、園の名前が書かれた看板が外されました。
最後に園児たちが書いた手紙を風船につけて飛ばし、57年間の歴史に幕を閉じました。
閉園後の園舎は、取り壊さずに後利用を検討していくことになっています。 -
南相馬市の親子 箕輪の学校通学を相談
大震災による津波や原発事故の影響で、福島県南相馬市から長野県に避難している親子らが、箕輪町の小学校に通学できないか、町に相談している事が分かりました。
箕輪町によりますと、南相馬市から避難している親子は12組で、24日、箕輪南小学校と箕輪中学校への通学について、町に相談がありました。
親子12組は現在、岡谷市に避難しています。
避難している子どもは、小学生12人、中学生7人です。
避難している家族の1組が、以前箕輪町に住み、子どもが箕輪南小学校に通っていたことなどから、今回相談がありました。
箕輪町では、全面的に受け入れたいとして、箕輪南小学校に通学できる住居の手配も含めて、検討を進めています。
また、今回箕輪中学校に通うには、制服が必要になるため、箕輪中学校の卒業生に対して、不要になった制服の提供などを呼びかけていくということです。 -
富県公民館で春休みミニおいで塾
春休み中の子ども達が勉強などをして過ごす「春休みミニおいで塾」が、伊那市の富県ふるさと館で22日から始まりました。
春休みミニおいで塾は、子ども達の居場所作りや学習の場として、小学校1年生から5年生までの児童を対象にしています。
講師は、公民館職員などの他、高遠高校福祉コースの生徒がボランティアで務めます。
参加した児童およそ30人は、判らないところを教わりながら宿題に取り組んでいました。
春休みミニおいで塾は、22日から25日金曜日までで、期間中子供達は、宿題や工作の他、燻せい作りなどを行うということです。