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上伊那教育会 研究発表会
上伊那の教職員でつくる上伊那教育会郷土研究部の研究発表会が25日伊那市創造館などで開かれました。
郷土研究部では歴史や民俗のほか動植物や地質など12の班に分かれて研究をおこなっています。
このうち地理班の小松良介教諭は、「上伊那における人口減少の様相と対応 伊那市長谷地区」というテーマで発表しました。
小松教諭は、人口減少対策として移住定住を推進する田舎暮らしモデル地域に指定されている長谷の溝口について、移住者を受け入れる土壌があること、地域社会のつながりが強いことなどを魅力として挙げていました。
一方課題として交通の便や雇用機会の確保、住宅問題を挙げていました。
小松教諭によりますと伊那市の人口は合併直後の平成19年2007年の7万4,178人をピークに11%以上減少しているということです。
郷土研究部では毎年研究発表を行っていて今年で46回目となります。
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ごみ拾いで集めたものを商品化し販売
箕輪町の箕輪北小学校4年2組の児童はごみ拾いで集めたペットボトルやガラスを加工した商品の販売会を25日、みのわBASEで開きました。
ペットボトルのキャップを刻み熱して作ったキーホルダー。
ガラスを溶かして固めたものや、プラスチックの破片に色付けして作ったアクセサリー。
箕輪北小学校4年2組の児童約30人がごみ拾いで集めたものを加工し作った商品を1個100円前後で販売しました。
児童らは総合学習で通学路をきれいにしようと、ごみ拾いを行ってきました。
その活動を広く知ってもらおうとごみを商品化し約200個を用意しました。
訪れた人たちはお気に入りの商品を選び買い求めていました。
販売会で用意した商品は完売し収益の1万4,720円は寄付するということです。
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ジュニア和楽器講座 練習の成果披露
ジュニア和楽器講座に通う子どもたちのコンサートが26日、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
コンサートには、講座に通う伊那市と南箕輪村の小中学生およそ30人が演奏を披露しました。
子どもたちは、去年8月から7回、箏や三味線、尺八の練習を重ねてきました。
講座は、子どもたちに邦楽の楽しさを知ってもらおうと和楽器奏者有志でつくる「日本の音を未来に実行委員会」が開いています。
子どもたちは、日本の童謡唱歌メドレーなど2曲を披露しました。
会場には、箏が置かれ、訪れた人たちが触れていました。
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山の遊び舎はらぺこ 醤油絞り
伊那市手良の認定こども園山の遊び舎はらぺこの園児は16日に醤油絞りを行いました。
園では去年4月に大豆20キロと麦20キロを麹と混ぜ、もろみを仕込みました。
そのもろみを布の袋に入れ、「ふね」と呼ばれる機械で醤油を搾りました。
園児およそ30人が参加し、順番で「ふね」の上に乗って体重をかけ搾り出していました。
醤油が出ると、園児たちは歓声を上げていました。
はらぺこでは「発酵食品の面白さ、自分で作る楽しさを味わってほしい」と話していました。
搾った醤油は、園児が持ちかえったほか、給食で使われるということです。
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伊那西高校 芸術フェス
伊那市の伊那西高校の生徒が授業やクラブ活動で制作した作品の展示がかんてんぱぱホールで24日から始まりました。
会場には絵画や書道・立体作品などおよそ200点が展示されています。
24日は2年生が作品を見に訪れていました。
作品は選択授業や、クラブ活動で制作したものです。
伊那西高校の芸術フェスティバルは27日(月)までかんてんぱぱホールで開かれています。
25日(土)は茶華同クラブによる呈茶が行われます。
26日(日)は吹奏楽クラブと合唱クラブのミニコンサートも予定されています。 -
東部中 ハーブソルトを道の駅で販売
伊那市の東部中学校特別支援学級の生徒が作ったハーブソルトの販売が道の駅南アルプスむら長谷で24日から始まりました。
きょうは生徒6人が、ラベルを貼り、商品棚に陳列していました。
道の駅で販売するのは今回が初めてだということです。
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西春近北小学校 校内リンクでスケート授業
22日の伊那地域の最低気温は午前7時9分に氷点下4度で2月下旬並みとなりました。
伊那市の西春近北小学校では、22日に今季初めて校内の天然リンクでスケートの授業が行われました。
22日は2年生24人がスケート授業を行いました。
児童はスケート靴を履いて氷の上を歩いて往復していました。
西春近北小学校では、陽のあたらない校舎北側に水を張り、リンクを作っています。
去年11月にPTAがシートを敷いたりして準備をしたもので、
広さは、縦18メートル、横9メートルあります。
現在厚さ15センチほどの氷が張っているということです。
西春近北小学校では、冬のスポーツを楽しんでもらおうと毎年1年生と2年生が体育の授業でスケートを行っています。
西春近北小学校によると、小学校で天然スケートリンクがあるのは、上伊那ではここだけだということです。
スケート授業は氷の具合にもよりますが、2月はじめまでを予定しています。
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高遠町荒町で山の神講
伊那市高遠町荒町に伝わる一年の豊作を祈る伝統行事、山の神講が19日に行われました。
荒町公民館に地区住民が集まり、山の神講で使う弓と矢を作りました。
山の神講は農林業を司る神様を祀る伝統行事で荒町の住民が受け継いでいます。
弓矢が出来上がると公民館近くにある貴船神社の裏山にある祠に向かいました。
集まった人たちは今年の良い方角とされる西南西に向けて矢を放ちました。
神事が終わると祠に弓と矢を供え山の恵に感謝していました。
公民館では、縁起物とされる長芋をすった長芋汁などを食べて一年の豊作を祈っていました。
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北小河内の漆戸常会 大文字下ろし
箕輪町北小河内の漆戸常会で、地区内の安泰を願って12日に建てられた大文字が19日に、下ろされました。
午前8時に地区住民およそ20人が集まり、区内の辻に建てられた大文字が下ろされました。
北小河内漆戸常会に伝わる小正月の伝統行事「大文字」は、およそ260年前に天竜川が氾濫し大きな水害が起きたことから始まったとされています。
漆戸常会の大文字は、町の無形民俗文化財に指定されている小正月の行事です。
長さおよそ15メートルの柱は、近くの漆戸集会所まで運ばれ、つけてあった花飾りなどが外されました。
花飾りは3本ずつ持ち帰り、厄除けとしてそれぞれの家の玄関先などに飾るということです。
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大学入学共通テスト始まる
大学入学共通テストが18日と19日の2日間の日程で全国一斉に始まりました。
県内の試験会場では、午後4時現在トラブルはなく順調に進んでいるということです。
県内には14の試験会場があり、上伊那では駒ヶ根市の長野県看護大学と南箕輪村の信州大学農学部の2か所で行われています。
県全体の志願者数は8,536人で、上伊那の2つの会場では合わせて793人となっています。
1日目の18日は地理歴史・公民、国語、外国語の試験が行われ、午後4時現在トラブルの報告はなく順調に進んでいるということです。
19日の2日目は理科、数学、情報の試験が行われます。
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月に1回フィンランドを身近に
月に1回、フィンランドを身近に感じてもらうイベントが、伊那市の市民の森で18日に開かれました。
伊那市では、フィンランド連携を推進する中で、去年から「月1モイmoi」というイベントを開いています。
モイモイとは、フィンランドで「おはよう」「こんにちは」など挨拶の時に使う言葉です。
18日は市内外からおよそ20人が参加し、たき火を囲み暖まりました。
参加者はマシュマロを焼いたりして楽しんでいました。
フィンランドの子どもたちは氷点下20度でも外で遊ぶということで、暖かくなる遊びを参加者で考えました。
フィンランド発祥のスポーツ、モルックのピンを使った丸太レースが行われました。
次回の月1モイmoiは、来月15日(土)に、伊那小学校の児童とフィンランドの菓子作りを行う予定です。
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上伊那岳風会 中学校で詩吟の授業
上伊那の詩吟愛好者でつくる上伊那岳風会の詩吟体験授業が、箕輪町の箕輪中学校で16日に行われました。
詩吟体験は、2年生の漢詩の授業で行われました。
上伊那岳風会の松田岳峰副会長ら3人が講師を務め、中国唐の時代を代表する詩人、孟浩然の漢詩『春暁』を吟じました。
詩吟は独特の節をつけるため、生徒は、音階を表した記号や息継ぎをする場所が書かれた紙を見ながらよんでいました。
松田さんは、「姿勢を正し、おなかから声を出してください」とアドバイスしました。
上伊那岳風会では、詩吟に興味を持ってもらおうと、2018年から上伊那の中学校で授業を行っています。
箕輪中学校では、今年度2年生全員が体験し、この日が最終日となりました。
上伊那岳風会では、「今後も詩吟の楽しさを伝える活動をしていきたい」と話していました。
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高遠高校芸術フェスティバル
高遠高校の芸術コースの生徒による展示会、「高遠高校芸術フェスティバル 美術・書道展」が伊那市高遠町の信州高遠美術館で今日から始まりました。
展示されているのは芸術コースの1、2年生による絵画10点、書道9点です。
展示会は来月2日まで開かれます。
あす17日からは3年生の卒業制作展が伊那文化会館で開かれます。 -
弥生ダンス部 全国大会で初優勝
伊那市の伊那弥生ケ丘高校ダンス部は、1月11日と12日に東京都で開かれた全国大会、「全国高校ダンスドリル冬季大会」で初優勝しました。
優勝したのは、2年生12人のチームです。
弥生ダンス部は、11日と12日に東京都調布市で開かれた、「全国高校ダンスドリル冬季大会」の、ヒップホップ女子部門、10人以上15人未満のミディアム編成に出場しました。
この部門には全国から7校が出場し、これまでの最高順位、4位を上回り、念願の優勝を果たしました。
ダンスのスキルや表現力、フォーメーションなどが審査され、弥生は振りの揃った一体感のある演技が評価されたということです。
ダンス部は、週に1回外部コーチによるレッスンを受け、それ以外は、部長や副部長を中心に振り付けの確認などを行っています。
この日は、1年生の部員も優勝したダンスを見ていました。
赤須部長「最初は実感がわかなかったけれどとても嬉しい。本番は今までで一番楽しく踊れた。今後ももっと上を目指していきたい。」 -
箕輪東小の児童がお年寄りとまゆ玉作り
箕輪町の箕輪東小学校の児童は15日に、地域のお年寄りと一緒にまゆ玉を作りました。
15日は、箕輪東小学校2年生21人が、長岡長寿クラブのメンバー4人と一緒に、まゆ玉を作りました。
米粉にぬるま湯と砂糖、食紅を混ぜてこね、火が通りやすい大きさにしていきました。
箕輪東小学校では毎年、地域の伝統文化を子どもたちに伝えていこうと、小正月に合わせて、地域の長寿クラブに教えてもらい、まゆ玉づくりを行っています。
できあがったまゆ玉は、2年生と、1年生16人が五穀豊穣と山の安全を祈るほんだれ様に飾り付けました。
台座は長岡長寿クラブのメンバーが製作したものです。
ほんだれ様は今週いっぱい学校の玄関に飾られます。
まゆ玉は、1本ずつ家に持ち帰り用の木にも付け、自宅で飾るということです。
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伝統の中曽根の獅子舞
地域の今年1年の安泰を願う伝統の獅子舞が12日、箕輪町の中曽根で披露されました。
中曽根獅子舞保存会のメンバー約30人が集まり中曽根公民館前で獅子舞を披露しました。
中曽根の獅子舞は雌獅子2頭の舞合わせで、箕輪町の無形民俗文化財に指定されています。
公民館前には地域住民が集まり、獅子舞を見物していました。
舞が終わると集まった人たちは獅子に頭を噛んでもらい今年1年の無事を願っていました。
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伊那市西箕輪上戸 大文字建て
家内安全や五穀豊穣を願う、伊那市西箕輪上戸の小正月の伝統行事、大文字建てが14日に行われました。
朝5時。
太鼓が鳴らされると、色紙で作った巾着を持ち寄り、上戸の住民が三ツ辻に集まってきました。
14日朝5時ごろの伊那地域は氷点下5.1度まで冷え込みました。
長さおよそ12メートルの柱を担ぎ出し、飾り付けが行われます。
柱の中ほどには、天下泰平、区内安全と書かれた飾り箱や、区民が持ち寄った巾着。
その上部に酒樽、先端には、色紙で作られた花が飾り付けられました。
太鼓の合図で、柱が建てられます。
上戸の大文字建ては、今年1年の家内安全や五穀豊穣を願う小正月の伝統行事で、上戸南部実行部によると、鎌倉時代から続くとされています。
一度中止したところ疫病が流行ったため、それ以降毎年欠かさず続いているということです。
およそ30分かけて、柱が建てられました。
建て終わると、御神酒を酌み交わし、今年1年の無事を願っていました。
今朝建てられた大文字は20日に下ろされます。
巾着などの飾りは持ち帰り、各家庭の玄関に飾るということです。
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伝統行事 羽広の獅子舞 奉納
伊那市西箕輪羽広に伝わる小正月の伝統行事、羽広の獅子舞が12日、仲仙寺に奉納されました。
また各家庭をまわり獅子舞を披露する戸毎舞が5年ぶりに再開されました。
羽広の獅子舞は、口を閉じている雄獅子と口を開けている雌獅子の2頭の舞い合わせが特徴で400年以上続いています。
午前7時から仲仙寺本堂で奉納されました。
ゆっくりと左右に舞う「肇国の舞」、悪魔を切り祓う「剣の舞」など5つの舞で構成されていて、総称して「阿吽の舞」と呼ばれています。
伊那市無形民俗文化財に指定されていて、区内全戸が会員となる羽広の獅子舞保存会が受け継いでいます。 -
中曽根の獅子舞 12日に奉納
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている中曽根の獅子舞が12日に奉納されます。
本番に向けての練習が9日の夜から始まりました。
午後7時前、練習開始を知らせるお囃子の演奏を防災無線で流すと、保存会のメンバーが公民館に集まってきます。
箕輪町中曽根では、小正月の伝統行事として、無病息災や平穏無事を願い、獅子舞が行われています。
9日は、保存会のメンバー14人が公民館に集まり、12日の行事に向けた練習を行いました。
中曽根の獅子舞は、およそ200年ほど前、伊那市西箕輪の羽広の獅子舞から影響を受けて始まったとされています。
雌獅子による舞で「肇国の舞」や「剣の舞」など5つの舞で構成されています。
今年は、初めて獅子頭を担当する人はいません。
去年から獅子頭を務める、山田敦史さん56歳です。
山田さんは、見て動作を確認したりベテランの経験者から体や手の動きなどについて指導を受けていました。
中曽根の獅子舞は12日の朝、区内の八幡社で奉納した後、公民館前などで舞を披露することになっています。
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学校給食で有機米提供
伊那市は持続可能な地域づくりを進めるため有機農業の推進を施策として掲げています。
その取り組みの一環で化学肥料や農薬を使わずに栽培した米、有機米の学校給食での提供が9日から市内小中学校7校で始まりました。
このうち高遠小学校の児童と教職員、約200人が有機米の給食を食べました。
2年生と5年生はランチルームで栽培農家の小川文昭さん、白鳥孝市長と一緒に有機米を味わいました。
有機農業を推進している伊那市の事業として行われたもので市が小中学校に有機米を提供するのは初めてです。
国の交付金を活用して行われたもので今回は高遠小学校など市内7つの小中学校で提供されました。
きょうはほかに栽培農家の小川文昭さんが有機米の栽培について話をしました。
有機米の提供は市内7校で来月末まで行われます。
伊那市では今後、栽培農家と提供する学校を拡大していくことにしています。
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伊那市・箕輪町 小中学校で始業式
冬休みが終わり、伊那市と箕輪町の小中学校9校で、8日から3学期が始まりました。
このうち伊那市の美篶小学校でも8日から3学期が始まりました。
3年1組の教室では、冬休みに書いた書き初めを児童たちが見せてくれました。
学活の時間では、宿題や通知票などを提出していました。
美篶小学校の3学期は8日から46日間となっています。
体育館では、全校児童が集まり始業式が行われました。
式では、5年生が合唱を披露しました。
大日野剛校長は「3学期は一年のまとめを行う大切な学期です。一人ひとりが目標にむかい頑張ってください」と話していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、8日は伊那市と箕輪町の小中学校9校で始業式が行われました。
南箕輪村の小中学校3校は9日に行われます。
始業式のピークも9日となっています。
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高遠町地区 二十歳のつどい
伊那市高遠町地区の二十歳のつどいは2日に高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
高遠町地区は48人が対象で、式には34人が出席しました。
北原秀樹教育長職務代理者は「可能性を信じて充実した人生を築くことを祈っています」と式辞を述べました。
式には中学校時代の恩師2人も出席し、当時の思い出を振り返っていました。
出席者を代表して石川志音さん「それぞれが未来を切り開く一歩を踏みだし、寄りよい社会の発展に貢献していきたい」と話しました。
式の最後には記念撮影が行われました。
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高校入試 第2回予定数発表
長野県教育委員会は、令和7年度の高校入学志願者を対象に行った2回目の予定数調査をまとめきょう発表しました。
辰野普通は、前期59人、後期87人です。
商業は、前期26人、後期28人です。 -
箕輪町小中学校の将来像を考える懇話会
箕輪町教育委員会は、町内小中学校の将来像について高校生などから意見をもらい考える懇話会を、20日に町文化センターで開きました。
20日は初めての懇話会が開かれ、公募から選ばれた高校生6人や小中学校のPTA、学校関係者など16人が参加しました。
町では、来年度「箕輪町の学校の将来像ビジョン」を策定します。
懇話会では、参加者が自由に意見を出し合い、教育委員会が取りまとめます。
どんな小中学校ならよかったかという質問に対し「いじめのない学校」、「自分の勉強する気持ちを引き出してほしかった」などの意見が出されていました。
懇話会は全3回を予定していて、ほかに小学校区ごとの地区懇話会も予定しています。
2025年5月には審議会を設置し、出された意見をふまえ方向性を検討していくとしています。
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上農 測量実習
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、長野県測量設計業協会南信支部から指導を受け、測量実習を5日に行いました。
この日は、上伊那農業高校里山コースの2年生20人が4班に分かれて測量実習を行いました。
実際に現場で使われている機器を使って実習が行われました。
光を利用した測定器で、角度と距離が分かります。
また、ドローンを使った測定方法も教わっていました。
測量実習は、建設業に興味を持ってもらおうと、県測量設計業協会南信支部と伊那建設事務所が開いたものです。 -
高遠出身の小説家「島村利正」の作品とその世界 講演会
伊那市高遠町出身の小説家「島村利正」の作品とその世界についての講演会が、11月30日、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
講演したのは島村利正研究の第一人者で、長野吉田高校教諭の六川 宗弘さんです。
生涯学習の教室、高遠町桜大学の講座の一環で講演しました。
島村利正は、大正元年(1912)に高遠町の商家に生まれ昭和56年(1981)まで活躍した小説家です。
芥川賞候補となったほか、読売文学賞を受賞しています。
小説「城址のある町」では、高遠町に存在する道路や建物が登場します。
六川さんの島村研究のきっかけも実在の風景と小説をリンクさせることから始まったということです。
六川さんは、「島村の小説は、ヒーローが活躍するものではないが、等身大の主人公が困難な状況でも生き抜こうとする姿に感動がある」と話していました。
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赤穂高校 学校名の継承に向けて手続きを進める考え
赤穂高校の服部靖之校長は18日、県立高校の再編により総合学科になったあとの学校名について、「新校になっても受け継いでいくのが妥当」だとして、今のまま存続させたい考えを示しました。
18日に開かれた赤穂高校の将来像を考える準備委員会の中で、
服部校長は、学校名の継承に向けて手続きを進める考えを示しました。
単独で総合学科に転換する赤穂高校は、学校名・校章・校歌の3つを変更するべきかどうか、すべての生徒と教員合わせて674人を対象にアンケートを実施していました。
学校によりますと、アンケートに回答した全日制の生徒472人のおよそ9割が3つとも現状維持に賛成したということです。
「校名は今のままで良い」と答えた主な理由には、「100年以上の歴史の重みを引き継ぎたい」「地域に馴染みがある」などが挙がりました。
また、同窓会も現状のままを望む意向を示しました。
在校生やOBらの声を踏まえ、服部校長は、校名の継承を望む考えを県教育委員会に申し出るとし、校章と校歌も今のままにする考えを示しました。
新校の校名は、県議会の議決を経て正式に決まります。
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来年1月13日に伝統文化体験イベント
伊那市のまつり芸能集団、田楽座や地元有志でつくる、NPO法人ふるさと芸能研究所は、伝統文化を体験できるイベントを来年1月に行います。
19日は、田楽座の稽古場で、主催するふるさと芸能研究所がイベントをPRしました。
伝統文化おやこ体験フェスタは、来年1月13日(月・祝)に伊那市のいなっせで行われます。
イベントでは、5種類のワークショップと、2団体の公演が予定されています。
ワークショップでは、田楽座による、和太鼓・獅子舞・玉すだれ体験のほか、伊那市美篶の郷土料理伝承家、酒井さつきさんによるまゆ玉かざり作り、飯田市の染物職人による染め付け体験ができます。
公演では、田楽座のほか、伊那市長谷のざんざ節保存会が「ざんざ節」と「キンニョンニョ」を披露します。
このイベントは、子どもから大人まで幅広い世代に、伊那谷の伝統文化を身近に感じてもらおうと、NPO法人ふるさと芸能研究所が行っていて、今回で4回目となります。
伝統文化おやこ体験フェスタは、来年1月13日(月・祝)にいなっせで行われます。
参加費は、高校生以上1,500円、小中学生1,000円です。
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防犯ポスターコンクール 知事賞2人
長野県防犯協会などが開いた今年度の防犯ポスターコンクールで、伊那警察署管内から2人が最高賞となる知事賞を受賞しました。
18日は伊那警察署で表彰伝達式が行われました。
知事賞を受賞したのは、箕輪中部小学校5年の種山葵さんと、伊那北小学校6年の小松愛実さんです。
種山さんの作品は、防犯ブザー使用の大切さを呼びかけています。
小松さんの作品は、帰宅時は玄関の鍵をすぐに閉めることの大事さを呼びかけています。
防犯ポスターコンクールは県防犯協会などが開いたものです。
今年度は県内の小中学生からおよそ6,500点の応募がありました。
そのうち最高賞となる知事賞には3人が選ばれています。
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ニシザワ文芸コンクール 最優秀賞 宮澤さん(高遠小3年)
株式会社ニシザワが主催する読書感想文のコンクールの表彰式が7日伊那市創造館で行われました。
7日は、受賞者19人にニシザワの荒木康雄社長から賞状が贈られました。
最高賞の最優秀賞には、小学校低学年の部で高遠小学校3年の宮澤柚希さんが、高学年の部で宮田小学校6年の河井祥太郎君が、中学校の部で赤穂中学校2年の谷本幸音さんがそれぞれ選ばれました。
このうち宮澤さんは「ぎょうれつのできるケーキやさん」の感想文を書き、登場する虫や動物の様子を優しい文章でまとめた点が評価されました。
コンクールには、上伊那の小中学校51校から1,337点の応募がありました。
ニシザワの荒木社長は、「本は生き方や考え方を教えてくれます。これからも時々で最適な本を選び、読んで下さい」と話していました。