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新エネルギー講演会に500人
箕輪町などが主催する新エネルギー講演会が10日、町文化センターであった。町民ら約500人が集まり、淑徳大学教授北野大さんの講演を聞いた。
演題は「マー兄ちゃんの環境にやさしい新エネルギーのはなし」。
北野さんは「日本のエネルギー自給率は4%で、エネルギーの半分が石油。ほぼ輸入に頼っている」現状を説明し、日本での温暖化はエネルギー問題とした。
期待したい新エネルギーとして太陽光、風力、バイオマスを挙げ、バイオマスは木を植えれば再生可能、二酸化炭素が固定されるなどの利点から、箕輪町に向いているのではないかと勧めた。
また「みんなのものは、自分のものでもある」という考えを持つことで、電気を消すなど「もったいない」意識が省エネにつながると促した。
笑いを交えた講演で、観客を引き込んだ。
役場駐車場では、電気自動車の試乗会を開催。参加者は「思ったより、スピードが出る」と感想を話した。
町は04年度、地球温暖化などの地球環境問題に対応するため、地域新エネルギービジョンを策定。講演会は地球環境問題に理解する機会にと町発足50周年記念事業、まなびピア箕輪2005の一環として開いた。 -
長谷村 耐震へ中尾橋架け替え
長谷村が、国の地方整備臨時交付金事業で架け替える中尾橋(村道上中尾線・三峰川)の安全祈願祭が12日あった。宮下村長をはじめ、村議員や請負業者など関係者20人余が出席した。
村は東海地震防災強化地域に指定されているが、中尾橋は耐震性に劣り、幅員が4メートルと狭く危険を伴っている。工事が完了すれば、小中学生の通学路で、中尾地区の住民にとって唯一の主要道路の安全が確保される。
新たな橋は既存部の約6メートル上流にかける。全長94メートル、幅員は片側歩道を含む9・75メートル。3カ年事業で、第1期工事は、来年2月中旬までに東側の橋台と橋脚それぞれ1基ずつの建設と護岸を修復する。事業費は約4100万円。このうち国から55%の補助を受け、残りは村が負担する。
第2期は国道152号側に橋台と橋脚と設け、第3期に道路を施行し、08年4月からの供用開始を目指す。 -
南箕輪村むらづくり講演会
南箕輪村の「むらづくり講演会」は7日、村民センターホールであった。「参加と協働による自立のむらづくりをめざして」と題し、成蹊大学法学部の小原隆治教授が、「“縦の自立、横の連帯”で、住民の参加と協働が必要」と語った。
南箕輪村むらづくり委員会共催。約200人が熱心に聞いた。
言葉の意味について▽「参加」は市民や住民が政治に参加する▽「協働」は政府と市民らが一緒に決めたことを協力して一緒に行うところまでやる▽「自立」は合併しないことが即自立ではなく、国や県、近隣の自治体の力を借りずに行政、財政、人的にも自立する。しかし水平的なところで助け合う「縦の自立、横の連帯」-と説明した。
「協働は義務みたいに設定しないほうがいい。自治体があまり声高に協働を言うと、国家総動員、できないやつは出ていけ、みたいになる」と危うさを指摘し、「協働の権利がある-というようにできるだけ権利に引きつける」とアドバイス。協働を可能にする方法の一つに、自治体の憲法ともいわれる自治基本条例の制定も挙げた。
自立のために、地方税収入を増やす経済発展の必要性を示し、広域行政の透明性が重要なことも強調した。 -
オフロードバイク隊員研修
伊南行政組合消防本部は9、10日、中川村大平の「オートパーク・クワ」で、初のオフロードバイク隊員の研修を行っている。
オフロードバイクは大規模災害時に孤立した地域の情報収集・調査や通信・連絡用として4台導入した。
初日は8隊員が参加、インストラクターの指導でオフロードバイクの取扱いを学び、直線の走り方、体を傾け、足を着けてカーブを曲がるなど基本走行を身に付けた。
ひとり一人走行し、インストラクターから走行中の姿勢など細かいチェックも受けた。
この日は矢来の雨がすっかり上がり、所々水たまりができており、隊員らはぬかるみにハンドルを取られないように、真剣に練習に励み、有事に備えた。 -
箕輪町発足50周年で歴代町長写真額、議長名札額を作製
町発足50周年の箕輪町は、記念事業の一環で、歴代町長の写真額と歴代議長の名札額を初めて作製した。5日、歴代町長や議長、親族に披露した。
歴代町長写真額は縦57センチ・横47センチ。初代から5代・前町長の写真を収め、応接室の壁に掲示。歴代議会議長名札額は縦70センチ・横100センチ。漆塗りの額に26枚の名札があり、金で17人の名前を書き、議長室に掲示している。 -
伊那合同庁舎で総合防災訓練
防災意識を高め、緊急時に備えよう窶狽ニ6日、伊那市の県伊那合同庁舎で総合防災訓練があった。
職員など約300人が参加。駿河湾沖を震源地に、伊那市は震度6程度の地震が発生し、庁舎から出火、煙が充満した状態を想定。一般職員や来庁舎の避難誘導から始まり庁舎消防団による消火活動や自主救助訓練、消火器を使った初期消火訓練をした。
伊那消防署の耳塚茂幸予防課長は、初期消火の重要性に触れ「常日ごろから実践訓練に慣れ、本番に備えてほしい」と、訓練を講評した。 -
シートベルト着用率の調査結果まとまる
県は6日、シートベルト・チャイルドシートの着用率調査の結果を公表した。ベスト1は中川村の100%、ワースト1は箕輪町の86・9%だった。
県内の平均着用率はシートベルトの運転席が95・8%(前回比1・3ポイント増)、助手席が91・9%(1・9ポイント増)。チャイルドシートは56・4%(4・6ポイント減)だった。
県は、着用率が悪かった市町村に対して月1回調査し、地元の警察署と一緒に取り締まりや着用指導をして、着用率を高めていきたいとしている。
調査はシートベルトが本年度3回目、チャイルドシートが2回目。9月下旬、各市町村の協力を得て調査。交通の多い地点1カ所を選び、車両1万3千台を対象にした。 -
廃食用油回収試行へ箕輪町がBDF事業説明会
箕輪町は4日夜、06年4月導入を目指す「協働による廃食用油リサイクル推進事業」の説明会を役場で開いた。16日からの廃食用油回収の試行に向け、衛生班長や分別収集指導員らを対象に事業内容や回収システムなどを示した。
地区ごと計5回開く説明会の第1回。今回は9地区から47人が参加した。
町内の各家庭から廃食用油を収集・回収し、町共同作業の家でバイオディーゼル燃料(BDF)を精製。BDFを町が購入し、町内巡回みのちゃんバスに使用する地球環境にやさしいリサイクル事業。
回収システム案は、廃食用油を各家庭でペットボトルなどに保管し、指定する回収日に回収場所にあるポリタンクに移し替え、ペットボトルは持ち帰る。回収できる油はサラダ油など植物性油のみ。回収場所は、各地区の資源(缶・びん・ペットボトル)収集ステーション38カ所。月1回の資源回収日に一緒に回収。時間は午前8時-9時半。
試験的な回収は10・11月と来年1月の2回。第1回は10月16、23日、11月6、13日の各地区の資源収集日。回収場所にはポリタンク、じょうご、手袋、吸着マット、コンテナを用意する。回収した廃食用油は11月中旬に精製予定。
町は、「資源回収に加え作業が増えるが、ご理解いただきたい」と協力を求めた。参加者からは、「回収日に大勢の人が来た場合に備え、じょうごの数を増やしてほしい」などの意見があった。 -
箕輪町が「わが家の防災チェックブック」作成
箕輪町は、家庭で取り組む防災対策などをまとめた「わが家の防災チェックブック」(箕輪町避難所マップ付)を作成した。
インデックス式で、項目は▽家庭で防災について話し合おう▽非常時持出品・備蓄品を準備しよう▽地震対策(1)-(4)▽風水害対策(1)(2)▽火災対策▽地域防災▽心肺そ生法・緊急時の連絡ガイド-。
地震対策は、家の内外の安全対策や行動パターン、東海地震への備えなど。地震発生直後の行動は、外出時や旅行先でも役立つよう繁華街、地下街、電車の中、海岸などさまざまな場所での対策を示している。
無理のない範囲で少しずつ対策に取り組めるよう、家族で話し合った項目や取り組んだ項目などに印をつけるチェック式。オールカラーでイラストを多く使い、見やすくした。
箕輪町避難所マップは、避難地、避難所を地図上に色分けして示したほか、▽地震動の分布▽地表加速度分布▽液状化▽浸水想定区域図-も載せている。
町は、「定期的に見てもらい、家族で話し合うなど自主防災、地域防災に役立ててほしい」と話している。
A4判、24ページ。1万1千部作成。10月の町の広報と一緒に配布した。手元に届いていない住民は総務課へ。 -
中川村のファンづくりに情報提供を
中川村は村と関わりのある人(りんごオーナー、援農ボランティアなど)や、県内外の人に村の良さ、魅力を積極的にPRし、リピーターになってもらう、「中川村ファン」づくりを進める。
村の良さをPRするため、地域資源の発掘(名所、旧跡、古木、自然、祭り、芸能など)や人材の発掘、散策ルートの提案、食の情報、体験メニュー提案、村内ミニツアー提案などの情報提供を呼びかけている。
芸術家、工房、匠、特技・得意な分野などを持った人材について、自薦、他薦を問わない。
村はそれらの情報を元にマップ化し、ファン向けサイトの開設、メールマガジンの発刊するなど情報発信を行い、村に訪れた人にいろいろな村内ミニツアー、観光ツアー、各種体験メニューをそろえ、その中から好きな物を選んでもらい、村民と交流が図れるようにする考え。
情報の連絡先は村総務課(TEL88・3001) -
チャオ周辺魅力アップへ
中川村はチャオ周辺の活性化について調査・研究するチャオ活性化検討委員会を設置、3日夜、ショッピングセンターチャオ2階で初会議を開き、委員会の趣旨と役割、国土交通省が進める築堤工事概要の説明を受けた=
写真。
一般公募7人をはじめ、地元関係者、議会議員ら28人を前に、曽我村長は「チャオ周辺は村の商業の中心地であり、交通の便もよく、風光明び、大きな可能性を秘めた場所。チャオ周辺の魅力をアップし、飯田縲恚蘒P根の範囲の人々や村内の人たちが多く集まる場所にしたい」と委員会の趣旨に触れてあいさつ。
引き続き、役員選出を行い、会長に知久洋一さん(ショッピングセンター理事長)を、職務代理者に上久保好文さん(片桐地区協議会会長)を選んだ。
検討する範囲は釜淵から天の中川橋付近まで天竜川右岸、国道153号牧ケ原トンネルから田島信号機付近までの両側。伊那田島駅からチャオ周辺を経て、牧ケ原周辺までの一帯。
検討内容は▽ショッピングセンターチャオと周辺地域・商店の活性化▽築堤工事に伴う周辺の環境整備▽中央・田島・中田島・牧ケ原一帯のまちづくり。 会議は全体会、分散会で検討し、12月を目標にまとめる。
意見交換では「河川敷内に構造物を建てることができるか」「河川敷内の植栽は」「現地を知るために、早い時期に視察を」などの質問・要望が出された。
ほかに「チャオを観光拠点・ミニ交流センター的に活用できないか」などの意見もあった。
次回は26日の予定。 -
役場で防災訓練
飯島町役場は30日、約60人が参加し、役場防災訓練を行った。
「食堂付近から出火した」の庁内放送が流れ、職員は非常持ち出し袋に重要書類などを詰め、避難場所となった、防災倉庫前に運び出し、避難した。
人員確認に続き、南消防署の後藤英典さんの指導で、消火器と消火栓による初期消火訓練。引き続き、パイプハウスに煙りを充満させて、煙体験。
口にハンカチなどを当てて、ようやく出口にたどりついた職員は「全く見えない、不安を感じた」と感想を。 後藤さんは「火事で焼死する人は少ない。ほとんどが有毒ガスを吸って、動けなくなり犠牲になってしまう。煙りは毎秒3メートルのスピートで上昇する。逃げる時は湿らせたハンカチを口に当て、姿勢を低くして、横に移動するといい。自分の身は自分で守るが基本。自分が守れないようでは人を助けることができない」と話した。
また、高坂町長は「一朝有事の際、どのような行動をとったら良いか、日ごろ、念頭に入れて置くように」と気を引き締めさせた。 -
旧庁舎跡地は多目的広場と駐車場
伊那市は11月から、旧庁舎跡地を多目的広場と駐車場として整備する。完成は06年3月末の見通し。
3日の市議会全員協議会で設計図を示し、報告した。
跡地利用は、市民の声を反映させた検討委員会の「都市広場」と「駐車場」とする答申に基づき、地元住民の要望を聞きながら実施設計を作製。身障者への配慮、ステージの単独建設などで当初事業費より増え、市議会9月定例会で05年度一般会計補正予算に1300万円を追加、事業費7800万円とした。
旧庁舎跡地は通り町1丁目の小沢川南側で、面積2300平方メートル。現在、駐車場などで活用されている。
多目的広場は全面石張り。石の色や種類で模様を作る。
駐車場は、身障者用を含め、普通自動車32台分が駐車可能。中央部分には、バスの駐車スペースを確保した。
ステージは木のぬくもりが感じられる、耐久性のある木製デッキを使用。北側市道から段差なしで移動することができ、ステージ南側の多目的広場からもスロープをつけて利用しやすいように配慮した。
管理人室や公衆トイレなどを設けるほか、省エネルギーとして照明の一部に太陽光発電パネルを使ったり、隣地などの境界線境に芝や植栽をする計画。
全協では新市の給与体系、新市の市章募集などの報告もあった。 -
伊南地域で大規模林野火災防御訓練
伊南行政組合消防本部・伊南消防協議会は2日、中川村の中川中学校グランドや桑原、四徳地区で、県消防防災航空隊も加わり、大規模林野火災防御訓練を行った。
関係機関相互の連絡体制の強化と技術の習得がねらい。小渋ダム四徳発電所南で山火事発生を想定。火は桑原地区の民家に迫る勢い、地上からの消火活動が困難とあって、消防防災ヘリコプター、アルプスの出動を要請した。
北の空から中川中グランドに飛来した「アルプス」は上空偵察飛行、地上部隊への水の補給や、空中消火、資機材搬送など支援活動を実施した。今回初めて、ヘリから消火水をグランドに設置した水槽に投下させる訓練もした。
一方、小渋ダム四徳大橋北では本部設置訓練、桑原地区ではチェーンソーやスコップ、カマなどで草、低木を刈り、防火線設定訓練、飛び火警戒訓練もした。 -
高遠町 住民票など証明書・郵便局での交付サービス始まる
山間部の住民の利便性を図るため、郵便局で住民票などの証明書を交付するサービスが3日、高遠町の長藤、藤沢、三義の3郵便局で始まった。地方公共団体の特定の事務を郵便局で取り扱うのは上伊那では初めて。
長藤郵便局であったセレモニーで、伊東義人町長は「合併して周辺地域がさびれるという不安の声を解消する第一歩となった。町の支所という役割になったことで、住民のよりどころとなれば」とあいさつ。保科隆局長は「地域のみなさんに安心して利用してもらえるように取り組んでいきたい」と述べた。
セレモニー後に訪れた一人目の利用者は「高齢化が進むなかで、年寄りにとっては歩いていける場所で証明書を受け取れることはありがたい」と話していた。
郵便局は希望者が記入した申請書を公的証明書で本人確認し、専用のファクスで送受信して、希望者に証明書を渡す。町側は郵便局から送られた書類を確認、作成。局への電子公印を使用した証明書を送るシステム。
交付可能な証明書は、戸籍謄・抄本、地方税に関する証明書、住民票、印鑑登録証明書など。取り扱いはそれぞれ本人分のみだが、戸籍抄本と住民票(個人)は同一戸籍内の者であれば交付する。 -
教育長就任式
駒ケ根市は30日、市教育長に再任された中原稲雄教育長(69)=北割2=の就任式を市役所で行った。中原教育長は「課せられた責任は大きく、身の引き締まる思い。現在、中学校適正配置、地震対策施設の整備、幼児教育、男女共同参画社会の実現など大変多くの課題がある。市民の意見を謙虚に聞いてこれらの課題を希望に変えていきたい」と抱負を語った。
中原正純市長は「中原教育長は就任以来、不登校児童数の減少など多大な実績を挙げてきた。教育に対するおう盛な情熱で山積する問題の解決に引き続き活躍してほしい」と期待の言葉を述べた。
3期目。任期は10月1日から4年間。 -
権兵衛トンネル、来年2月上旬開通
10月15、16日にプレイベント伊那と木曽をつなぐ国道361号線・権兵衛トンネル道路の開通は2月上旬になる。工事を進める飯田国道事務所などが30日、記者会見して発表した。10月15、16日には開通を祝うプレゼントがある。
プレイベントは、伊那市のみはらしファームで「伊那物産展」が、木曽郡日義村の木曽文化公園で「木曽路食の祭典」が開かれる。この間をトンネル見学・通行体験バス「GO!GO!ごんべえ号」が運行する。伊那側は伊那インター工業団地内の臨時駐車場で午前8時から乗車券を発券する。先着順で無料。
新たに開通するのは伊那市与地から木曽側の塩尻市奈良井までの区間9・9キロ。このうち権兵衛峠道路は、4・5キロのトンネルを含めて7・6キロ。木曽側出口から、既に02年12月に開通している姥神トンネルの東側出口まで2・3キロ(姥神峠道路の一部)も同時に開通する。
これにより、伊那市窶薄リ曽福島町間は現在約90分かかるところが約45分に短縮される。姥神トンネルから木曽福島町までの区間がさらに整備されるとさらに15分短縮されて約30分になる予定。
今回の開通に関係する事業費は伊那側の区間などを含めて全体で約723億円。
現在、トンネル部の電気・防災設備の工事や、全線の舗装工事などが進行中で、順調に進めば設備や機器の調整点検、防災訓練などを行なって開通となる。工事はトンネルと道路の一部は、県から権限代行された国土交通省飯田国道事務所が行なっているが、完成と同時に県に供用開始の手続きを行う。以後、県が管理する。
05年度当初、工事は05年度末までかかるとされたが、順調に進み開通が早まった。雪などが心配される厳冬期の開通になったことについては「木曽側のスキー客への期待が強いため」と飯田国道事務所では説明している。
プレイベントの問い合わせは飯田国道事務所TEL0265(53)7204まで。 -
お出かけ合庁
中川村役場で29日、地域の課題などをつぶさに語り合う「おでかけ合庁」があり、村の現状と課題、振興策など15項目で、村と、伊那合同庁舎現地機関が意見交換した。
牛越徹上伊那地方事務所長をはじめ伊那建設事務所長、伊那保健所長ら7人が訪れ、村側は曽我村長、各課長ら幹部15人が出席した。
この中で村は「アスベストの調査や発見された場合の改修、撤去に財政支援を。校舎の大規模改修に合わせ、対策を実施する場合は補助対象になるか」と質問。牛越徹地方事務所長らは「国の特別措置を期待し、県からも要望していく。大規模改修は対象になる」と答えた。
また、チャオ周辺活性化策にアドバイスを求めたのに対し「具体的方向が見えてきた段階で、それぞれのエキスパートにつなげたい。まちづくり交付金も利用できる」とした。
県管理の道路、河川の不法投棄について、人的、財政的支援を要望。県は巡回パトロールや看視連絡員制度、空からのパトロールなどの取り組みを紹介し「不法投棄は年々悪質化している。常習場所は念入りにチェックしてほしい」と村に協力を求めた。
子育て支援関係では、子育て支援センター・つどいの広場の設置を考えているが、国、県の補助はと質問。「補助を受けるには、規模を決め、制度に則った計画をしっかり煮詰めていくことが事業採択の近道」と助言した。
また、片桐保育園の改築に国の交付金を受けたいが」と質問。「国の採択は待機児童数、老朽化の度合いなど、ポイント制で優先順位が決まる。児童クラブを実施するなど、機能を付与することでポイントが稼げる」と具体的にアドハイスした。
このほか、商業振興や文化財管理、県道の改修、河川改修、大草桜祭り中の出店の扱いなど幅広い要望が出され、活発に意見交換された。 -
子育て中のお母さんの要望を聞く会
06年度に子育て支援センター設置を検討する中川村は28日、文化センターで「子育て中のお母さんの要望を聞く会」を開き、設置場所や、サービス内容のニーズを把握した。
3歳以下の子どもを持つお母さん104人に呼び掛け、13人が参加、村側から曽我村長をはじめ、河崎保健福祉課長ら関係職員9人が出席し、要望を聞き取った。
曽我村長・河崎課長は「村は昨年度策定した次世代育成行動計画を基に、子育て支援サービスの充実として、地域支援センターを06年度開設を目指している。内容を充実させるために、どのようなサービスにニーズがあるか、意見・要望を出してほしい」と趣旨に触れてあいさつ。
参加者からは「買物ついでに利用できる場所に設置を」「子どもたちが伸び伸びととびまわれる広さ」「公園が近くにあればもっといい」「子どもを遊ばせながら、お母さん同士思いきり、おしゃべりができるスペースがほしい」など設置場所について要望が出され、河崎課長は「チャオの2階スペースに、トイレやエレベーターを設置し、利用したらどうか」などの考えを示し、参加者から「買物しながら利用でき、ちょうどいい場所」と歓迎の発言があった。
内容については「専門的知識を持った相談員の配置を」「電話相談にも対応できるように」「子育てに関する情報が集まる場所に」「1時預かりはできないか」「ボールプールや滑り台がほしい」「弁当持参で1日中居られるように、遊ぶ場所と食事スペースを分けて」などのほか、公園について「大草城址公園の遊具は乳幼児では遊べない。1、2歳児でも遊べる遊具を」「チャオの裏の公園は利用頻度が高い。小さい子どもたちが遊べる公園に」「芝生と木陰のある公園に整備を」など。
このほか、村外から移住したお母さんから「子育てに関する施策や身近な情報が得られない。子育てマップのようなものができないか」などが多種多様な要望が出された。
村は出された意見、要望を整理し、参考にしながら、庁内検討を進める。
##(見出し(1))
子育て支援センター設置に向け、子育て中のお母さんたちの要望を聞く
##(見出し(2))
06年度に子育て支援センター設置を検討する中川村は28日、文化センターで「子育て中のお母さんの要望を聞く会」を開き、設置場所や、サービス内容のニーズを把握した。
3歳以下の子どもを持つお母さん104人に呼び掛け、13人が参加、村側から曽我村長をはじめ、河崎保健福祉課長ら関係職員9人が出席し、要望を聞き取った。
曽我村長・河崎課長は「村は昨年度策定した次世代育成行動計画を基に、子育て支援サービスの充実として、地域支援センターを06年度開設を目指している。内容を充実させるために、どのようなサービスにニーズがあるか、意見・要望を出してほしい」と趣旨に触れてあいさつ。
参加者からは「買物ついでに利用できる場所に設置を」「子どもたちが伸び伸びととびまわれる広さ」「公園が近くにあればもっといい」「子どもを遊ばせながら、お母さん同士思いきり、おしゃべりができるスペースがほしい」など設置場所について要望が出され、河崎課長は「チャオの2階スペースに、トイレやエレベーターを設置し、利用したらどうか」などの考えを示し、参加者から「買物しながら利用でき、ちょうどいい場所」と歓迎の発言があった。
内容については「専門的知識を持った相談員の配置を」「電話相談にも対応できるように」「子育てに関する情報が集まる場所に」「1時預かりはできないか」「ボールプールや滑り台がほしい」「弁当持参で1日中居られるように、遊ぶ場所と食事スペースを分けて」などのほか、公園について「大草城址公園の遊具は乳幼児では遊べない。1、2歳児でも遊べる遊具を」「チャオの裏の公園は利用頻度が高い。小さい子どもたちが遊べる公園に」「芝生と木陰のある公園に整備を」など。
このほか、村外から移住したお母さんから「子育てに関する施策や身近な情報が得られない。子育てマップのようなものができないか」などが多種多様な要望が出された。
村は出された意見、要望を整理し、参考にしながら、庁内検討を進める。
##(写真)
活発に意見交換した「子育て中のお母さんの要望を聞く会」 -
小学生の「税についての書道」作品審査会
伊那地区納税貯蓄組合連合会(坂井武司会長)は22日、小学生の「税についての書道」作品審査会を伊那市総合福祉センターで開き、金賞37点、銀賞71点を決めた。
上伊那10市町村の小学校37校から5366点の応募があった。昨年度と比べ285点の増。対象は4年生から6年生で、4年生は「ぜいきん」、5年生は「税金」、6年生は「納税」と書いた。
審査員は連合会女性部を中心に上伊那地方事務所、伊那税務署などの18人。小学生らしくのびのびとして筆勢があるか-などを基準に選考した。
入賞作品は「税を考える週間」(11月11-17日)などに市町村ごとに展示する予定。
金賞受賞者は次の皆さん。
平沢卓哉(伊那6年)山口聖(西箕輪6年)河野真奈美(伊那西6年)木下ありさ(伊那東5年)篠田渓(伊那北4年)吉沢有香音(富県5年)井上美智子(新山6年)倉田英里奈(美篶5年)登内紗希(手良6年)駒井遥(東春近6年)春日みわ(西春近南5年)中谷梨沙(西春近北4年)下平達也(赤穂6年)増田あやね(赤穂東6年)西村亮太郎(赤穂南5年)下平侑奈(中沢4年)竹村知世(東伊那6年)涌井唯衣(辰野南6年)丹羽まどか(辰野西4年)有賀遥菜(辰野東5年)小沢謙太(川島5年)小野由理子(両小野6年)山口夕貴(箕輪中部6年)矢崎萌子(箕輪北6年)鮎沢知弘(箕輪南6年)林純貴(箕輪西6年)尾崎綾佳(箕輪東4年)山川春奈(高遠5年)北原早希(高遠北4年)土村瑞紀(飯島6年)菅野雅子(七久保5年)有賀慎吾(南箕輪6年)清水李野(南部6年)高坂栞(宮田6年)丹羽博彦(中川西6年)米山誌識(中川東6年)西村ひかり(長谷6年) -
災害対策バイク入魂式
伊南行政組合は大規模災害発生時に孤立した地域の情報収集・調査や通信・連絡用などに使用するオフロードバイク4台をこのほど購入し28日、入魂式を駒ケ根市役所駐車場で行った。災害対策本部用として駒ケ根市も同じくバイク1台を購入した。非常通信用として衛星携帯電話3台も購入し、連携して万一の災害発生に備えることにしている。
関係者ら約20人が出席して清めの神事を行った後、消防署員がお披露目の初乗りをした=写真。出席した中原正純市長もバイクにまたがり、エンジン始動。予定にないハプニングにあっけにとられる関係者を尻目にさっそうと駐車場を1周。「(バイクは)40年ぶりかな。今のバイクはなかなか力があるね」と満足そうに話した。
バイクは排気量223cc。北・南消防署にそれぞれ2台ずつが配備され、バイク隊員の訓練も併せて行っていく。
伊南行政組合分の事業費はバイク160万円、ヘルメットなど45万円、隊員養成費20万円、保険など19万円の計約244万円。市購入分は62万円。うち41万円は県コモンズ支援金事業として採択されている。 -
悪臭対策の請願は意見つきで採択
伊那市議会経済建設委員会(柳川広美委員長)が28日開かれ、西春近自治協議会(酒井俊一会長)が提出した「セイブハイコンの悪臭削減対策についての請願」を意見付きで採択とした。
請願では、84年、東春近木裏原に建設された農事組合法人セイブハイコンのたい肥生産施設から悪臭が発生。改善を申し入れ、当初に比べて軽減されたものの、地域住民は苦しめられているという。
委員会は市議会6月定例会で継続審査とし、周辺住民の声を聞いたり、たい肥施設の対応を聞いたりと現地を調査。調査によって施設のみでなく、農地にまかれたたい肥の臭いもあったという。また、臭いを研究する埼玉県の生研センターや、小川村のたい肥施設も視察した。
委員から「長い期間、臭いで苦しんできた。1日でも早く解決できるように努力するべき」などと意見が出され、採択とした。付帯意見は正副委員長に一任。悪臭の原因が搬入時か、かくはん時か特定できず、市とセイブハイコンがふん尿処理方法と設備の現況について専門家を交えて調査し、効果的な解決策を取るように意見をつける。
委員会を傍聴した小出三区の平沢一郎区長は「早期解決に向け、臭いがなくなるような具体策をとっていただきたい」と話した。 -
高齢者交通安全マレットゴルフ
伊那市交通安全協会など主催の「高齢者交通安全マレットゴルフ大会」が26日、伊那市西箕輪のマレットパークはびろであった。各地区から高齢者約90人が集まり、マレットを楽しみつつ交通安全の基礎知識を学んだ。
高齢化社会が進み、それに伴い高齢者の事故は増加し、お年寄りの交通安全は課題となっている。大会は、参加や体験を通じて高齢者に交通安全意識を高めてもらおう窶狽ニ、12回目。地区ごと4人1組のチームを組み、マレットゴルフのスコアと、コース内数箇所に設けられた交通安全に関するクイズの正解得点の合計で競う。
問題は3択で、飲酒運転の罰金金額を問うものなどがあったが、選択肢を見ないで正解するお年寄りもいた。
今年、前日25日までに市内であった交通事故は271件。死者1人、負傷者は351人。
伊那警察署の櫻井誠副署長は「高齢者が関わる事故が増えているが、防ぐのに一番効果的なのは、高齢者自身が心がけること」と、話していた。 -
京都府立大生が宮田村で調査研究
住民と行政の関わり方を研究している京都府立大学の学生ら10人が26日から、宮田村で調査を行なっている。「多くの住民の総意で合併せず自立を決めた宮田村で、どのように協働が進んでいるのか学びたい」と、村やむらづくりに取り組む各種団体などと懇談している。
訪れているのは同大学福祉社会学部小沢修司教授のゼミ生。28日まで3日間の日程で、村の様子を見聞きしている。
到着早々、農業集落排水の汚泥処理のために設けたコンポストセンターを見学。下水道を含む環境整備の面からも、宮田村が自立に至った経緯などを探った。
27日は村の担当者や村商工会、住民有志でつくる「むらづくりネット宮田」などと懇談し、住民の暮らしと行政の役割などについて調べを深めた。
同ゼミは宮田村と同様の小規模自治体を研究のフィールドとして、学生自身の目で住民と行政の関係を探っている。 -
清水村長が合併控えた田原市を表敬訪問
宮田村の清水靖夫村長は26日、友好都市で10月に合併を控える愛知県田原市を表敬訪問。7月に村長に就任したあいさつもかねて、白井孝市市長と面談した。
渥美半島にあり自動車産業が盛んな田原市は、10月1日に隣接する渥美町を編入で合併。人口6万6千人ほどになる。
清水村長は1日の合併記念式典に所用のため参加できないため、ひと足早く白井市長に会い合併を祝った。
友好都市であることに変わりはなく、両首長は「引き続き、お互いに仲良くやりましょう」と言葉を交わした。 -
市議会9月定例会閉会
駒ケ根市議会9月定例会は27日、最終日の本会議で、公の施設の指定管理者の指定手続きに関する条例改正案、04年度一般会計歳入歳出決算、05年度一般会計補正予算案など提出された26議案すべてを可決・認定して閉会した。請願「青年の政治参加をひろげる18歳選挙権の早期実現を求める意見書」は反対多数により不採択となった。
可決・認定されたのは住民基本台帳カードの利用に関する条例改正など条例案件8▽04年度一般会計歳入歳出決算など決算案件13▽05年度一般会計など補正予算案件2▽その他案件3窶煤B -
高遠町議会9月定例会閉会
高遠町議会9月定例会は27日、本会議を再開し、04年度町一般会計など決算案13件を認定、05年度一般会計など補正予算案8、町民カード条例一部改正などい条例案5、村土地開発公社の解散案など2、組合規約の変更案2など計19議案を可決、町教育委員会委員の任命に同意して、閉会した。
一般会計補正予算は歳入歳出にそれぞれ4億2697万3千円を追加し、総額53億9738万4千円とした。合併関連やアスベスト環境調査の委託、町立歴史博物館内改修、高遠閣受水槽設置工事など。
任期満了に伴う教育委員の任命は、中原長昭さん(75)=再任、勝間=に同意した。 -
選挙啓発ポスターコンクール審査
伊那市役所で26日、明るい選挙啓発ポスターコンクールの審査があった。最優秀賞をはじめとする入賞作品を決めた。県審査へは各部6点(佳作以上)を提出する。
コンクールには、小学校の部に6校から71点、中学校の部に4校から73点の応募があった。「未来を決めるあなたの一票」「豊かな街あなたの手で」などの標語に合わせ、投票箱に一票を投じたり、日本地図を描いたりした題材が目立った。
審査では、市明るい選挙推進協議会の中村和徳会長、市選挙管理委員会の田中信也委員長ら4人が当たった。標語やデザインなどを基準に、意見を交わしながら決めた。
応募作品は10月2日、勤労者福祉センター体育館などで開く「イーナちゃん広場」に展示する。
結果は次の通り(敬称略)。
◇小学校の部▽最優秀=馬場和香子(伊那東6)▽優秀=中山拓実(美篶6)▽秀作=坪木果穂(西春近北5)秦野さやか(同)▽佳作=名取将平(同)三沢彩貴(同)▽入選=浜田啓介(西箕輪5)中山和樹(同)大久保凌(西春近北5)中村竜也(同)三沢拓弥(同)北原優美子(同)▽推薦=熊谷太樹(伊那6)矢島菜未(伊那東6)小島惟(同)宮下博光(西箕輪5)竹内もも(西春近北5)保科怜士(同)
◇中学校の部▽最優秀=藤沢和敏(東部1)▽優秀=唐沢眸美(伊那2)▽秀作=黒沢祥平(伊那1)赤羽三和(東部2)▽佳作=原真穂子(西箕輪1)伊藤晃(同2)▽入選=春日美奈(東部2)下平雄貴(同)北野健太(同)白沢真奈(西箕輪1)井沢春香(同2)多津田紗季(同)▽推薦=鳥原由貴(春富2)浜望美(東部2)中山香奈(西箕輪1)伊藤梢(同2)原菜月(同)中島麻世(同)
上伊那郡(第1次)審査も26日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。小学校の部に12校から132点、中学校の部に5校から132点の応募があった。
特選作品を県審査に送付する。入賞者は次の皆さん。
◇小学校▽特選=山口敬照、山本友香(以上高遠)、飯沢優佑(川島)、有賀麻衣、大槻信乃、北原亜美(以上箕輪北)▽1位=土村瑞紀(飯島)▽2位=久根香奈子(七久保)篠田瑞生(南部)▽3位=新井あかね(箕輪北)唐澤萌香(箕輪西)丹羽博彦(中川西)
◇中学校▽特選=百瀬あきほ(高遠)一ノ瀬真生、林千春(以上辰野)大槻仁志、北原歩美、原和馬(以上箕輪)▽1位=日野沙央里(箕輪)▽2位=上島巧(辰野)佐藤保奈美(箕輪)▽3位=赤羽巧、三村瑞樹(以上辰野)太田希恵(宮田) -
箕輪町PTA連合会が町へ要望
箕輪町PTA連合会(小林長生会長)と町小中学校長会(長田伊史会長)は26日、町役場で、児童・生徒の通学路の安全確保など、可能な限り速やかな対処を町に要望した。
年1回の要望。5小学校と箕輪中学校の各PTA会長と学校長らが出席し、PTA会長が要望を説明した。町側は平沢豊満町長はじめ各課の課長らが出席した。
要望は、交通安全の項目は、通学路へのガードレールや横断歩道、横断帯の設置など。校外生活の項目はビデオなどの自動販売機の撤去、防犯パトロールのステッカーの増刷、不審者の情報提供など。通学路に緊急の駆け込みができる家が少ない地域は警察のパトロール回数を増やしてもらえるよう町からもお願いしてほしい-との要望もあった。
小林PTA連合会長は、「安全に生活できるようご協力をお願いします」とあいさつした。
町は、新年度予算の対応や県への要望など今回の要望事項を検討し、来年2月ころに回答する予定。 -
アスベスト撤去工事始まる
人体に有害なアスベストが天井裏から検出された駒ケ根市の赤穂公民館大講堂で24日、アスベストを含む吹き付け材を撤去するなどの工事が始まった=写真。アスベストが飛散しないようビニールシートで密閉された現場では防塵マスクと保護衣姿の作業員が慎重に作業を進めた。
23日には工事開始に当たって作業の安全性を確認するため、伊那地方事務所の担当者が現場を訪れて検査を行った。作業は26日までに終了する予定。
市は、撤去作業後に空気中に浮遊するアスベストの量などを調べる環境調査を行って、結果に問題がないことが確認できれば再び大講堂の使用を始めたい考えだが、時期はまだ未定という。