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ふるさと就職面接会
来春、大学や短大を卒業する学生を対象にした第1回ふるさと就職面接会が23日伊那市内で開かれた。
参加企業は、製造業を中心に29社が参加した。去年は、35社だった。
求人数は188人。上伊那の主力、製造業からの参加は20社で、去年より2社増え、求人数も若干増加している。
それぞれのブースでは、参加企業の人事担当者が、学生に対して自社製品の説明や採用予定などについて説明していた。
また今年は、長野県警も参加していて、伊那警察署の署員が対応していた。
23日は、地元での就職を希望する166人の学生が参加したが、中には諏訪地域からの学生も参加するなど厳しい雇用情勢を反映していた。
ハローワーク伊那の柳沢幸(みゆき)所長は、「雇用情勢は、製造業で若干の明るい兆しはあるものの、依然として厳しい状況が続いている」と話している。 -
上伊那森林組合3年連続黒字
上伊那森林組合の昨年度の決算は、400万円の黒字となり、3年連続の黒字となった。
これは、23日開かれた第16回総代会で報告された。
それによると、上伊那森林組合の昨年度の純利益は約320万円で、前の年度の繰越金を合わせた最終的な黒字額はおよそ400万円となった。
黒字決算は3年連続で、前の年度より180万円ほど黒字額が増えた。
上伊那森林組合では、間伐した木を山から出し、木材や加工製品として販売することに力を入れてきたことが、今回の黒字につながったとしている。
今年度も、こうした森林整備を進めたいとしていて、民有林で780ヘクタール、公共林で650ヘクタールを整備する計画。
井澤通治組合長は、「森林組合も厳しい時代があったが、ようやく光が見えてきた。課題はあるが、今後も林業の担い手として責任と誇りを持って取り組んでいきたい」と話した。 -
城址公園 折れた枝の伐採作業
花見シーズンが終了した伊那市の高遠城址公園で、23日から、雪の影響で折れた桜の枝の整備作業が本格的に始まった。
23日は、高遠閣東の堀で、折れた大きな枝を伐採し運び出すための作業を桜守が行った。
高遠城址公園の桜は、今月17日、雪の影響で倒木や枝が折れる被害が出たため、初めての入園禁止措置がとられた。
作業は、今月末まで行われ、被害のあった30本の桜の枝を切り直し、防腐剤を塗って補修するという。 -
伊那市長谷の黒河内線が開通
伊那市長谷と富士見町をつなぐ市道の黒河内線が開通し、23日、開通式が開かれた。
23日は関係者や地元の長谷保育園の園児が出席し、開通セレモニーが行われた。
市道、黒河内線は、伊那市長谷の黒河内地区を通る市道。国道152号から入笠高原を抜けて富士見町までつながっている。
道路の整備は旧長谷村時代の平成14年度から国や県の補助を受けて行われてきた。
整備した区間の総延長は戸台口から黒川口までの約2.6キロ、総事業費は6億9千万円。
旧道は道幅も狭く、カーブが連続していたが、今回の整備では、2車線化して安全性を改善した。
式典で小坂樫男市長は、「この道は長谷の人たちの生活道路であり、南アルプス林道の入り口となる観光道路でもある。今後、この道により安全が確保されるよう願いたい」と話した。 -
宮澤梅径社中三十周年記念書展
毎日書道展の審査会長などをつとめる書家、宮澤梅径さんの社中30周年を記念する書展が伊那文化会館で始まった。
会場には、宮澤さんが指導する3つの教室の生徒らの作品120点余りが飾られている。
木をのみで削って字を浮き出させたり、字を彫ったりする刻字作品が中心。
宮澤さんは、刻字の崇嶺会や書の硯水会、アルプス書人会を指導している。
崇嶺会と硯水会が30周年を迎えたことから、記念展が開かれた。
刻字は、主に桂の木をのみとつちを使って彫り、文字を浮き立たせる陽刻と文字自体を彫りこむ陰刻がある。浮き出た文字には金箔をはり仕上げる。
現代の書の中で刻字の分野は新しく、県内では、宮澤さんのみが指導にあたっている。
会場には、心をテーマにしたコーナーもあり、作者の思いが作品に表れている。
作品展は、25日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれている。 -
グレート無茶さんがICT訪問
アマチュアプロレスで、信州を元気にしようと活動する信州プロレスリング代表のグレート☆無茶さんが、22日、伊那ケーブルテレビジョンを訪れた。
グレート☆無茶さんら、信州プロレスリングが主催する信州プロレス伊那大会は、今月29日 正午から、いなっせ多目的広場で行なわれる。入場は無料。 -
上伊那の景況悪化傾向
アルプス中央信用金庫の伊那谷の景況調査によると、今年、4月から6月の上伊那の景況の見通しは、悪化傾向が強まり、深刻度がさらに強まるとしている。
あるしんが3ヶ月ごとに発行している伊那谷経済動向・中小企業景気レポートによると、今年、1月から3月までの業況は、前期より、業況判断指数でマイナス54.6から、マイナス40.2と14.4ポイント改善した。
しかし、4月から6月の来期は、今期に比べて、11ポイント後退する予想で、更に低調感が増し、悪化する見通しだという。
唯一、不動産業は、需要が多い時期なので好転が見込まれているが、他の業種では、総じて悪化傾向が強まり、深刻度が強まる景況見通しだとしている。
他に、今回、あるしんでは、デフレ不況下の経営についての特別調査を行っている。
物価や地価などの下落といった「デフレ」がどのような影響を与えたかという質問に対し、8割を超える企業が、悪影響があるとしている。
マイナス面の影響が大きいものについては、複数回答で、「他社との価格競争の激化」が58%、「販売価格・発注単価の引き下げ要求」が48.9%、「消費マインドの低迷」が37.9%などとなっている。
デフレ回復へ期待するものとしては、複数回答で、「政府による需要刺激策」が61.2%、海外経済の回復・成長が30.1%などとなっているが、「当分回復しない」という回答に26.9%の企業が回答している。
あるしんでは、「業種別にみてもデフレ進展による悪影響に違いは見られず、デフレ不況感が蔓延しているように思われる」としている。 -
飲酒防止キャンペーン
伊那小売酒販組合などは、22日、未成年者の飲酒防止を、通学途中の高校生などに呼びかけた。
上伊那のJRの5つの駅で、キャンペーンが行われた。
これは、県下一斉に行われている飲酒防止キャンペーンにあわせて毎年行われている。
伊那小売酒販組合や、伊那税務署、伊那警察署、コンビニエンスストアの店員など、60人ほどが参加した。
JR伊那市駅では、15人ほどが、高校生に飲酒防止を呼びかけながら、啓発用のティッシュを配っていた。
キャンペーンを行った伊那税務署によると、全国的に、高校生が、お酒を買って飲酒し、事故を起こしたり、犯罪に巻き込まれる事案が発生しているという。
税務署では、キャンペーンを通して、未成年者の飲酒を防ぐともに、酒販店も法律を守り、未成年には売らないことを徹底して欲しいと呼びかけていた。 -
駅伝 箕輪町チームを激励
今月29日に、松本市で開かれる第20回市町村対抗駅伝大会に向けて、箕輪町チームの激励会が21日、町交流センターで開かれた。
激励会には、出場選手が集まり、所属や、走る区間などが紹介された。
箕輪町では去年、高校生を中心とする若手のチームで久しぶりに町の部で5位入賞を果たした。
今年は、伊那駅伝でも活躍した高校生たちが3年生となり、また、キャプテンで、唯一の一般ベテランランナー丸山信一さんの復調もあり、期待できるという。
また、同時開催される第6回の小学生駅伝の激励会も行われた。
小学生の部は、それぞれ1.5キロ4区間を走るもので、去年は、総合18位、町の部でも4位入賞を果たした。
平澤豊満箕輪町長は、「日頃の練習の成果を本番で発揮して、明るく楽しく走れば結果は付いてくると思う。がんばってください」と激励した。
第20回長野県市町村対抗駅伝、第6回市町村対抗小学生駅伝は、今月29日に、松本市の松本平広域公園陸上競技場を発着点に行なわれる。 -
JA上伊那が農作物等災害対策本部設置
降水量が多いことや日照不足などにより農作物の生育が心配されることから、JA上伊那では、「農作物等災害対策本部」を22日設置した。
JA上伊那によると、今年は、1月から3月まで、平年より、気温が1度から7度高く推移し、そのため果樹では、生育が4日から7日早く進んでいた。
降水量は平年と比べて多くなっている。
4月中旬から高温低温を繰り返し、日照量は、平年の60%という。
こうした気象状況から、生育の進んだ果樹、育苗中の水稲、野菜の苗、定植が終わったブロッコリーなどの管理が心配だとして、対策本部を設置する事にした。
JA上伊那では、農作物の管理などについて農家に注意を呼びかけていく考え。 -
伊那市で停電
22日午前7時20分から断続的に、伊那市の下春日町・荒井の1705戸で、停電があった。
停電は、午前10時45分過ぎに、全世帯で復旧した。
中部電力伊那営業所では、避雷器と支線の間に鳥の糞が付着し、雨によりショートした事が原因だとしている。
中部電力伊那営業所によると、午前7時20分に、下春日町と荒井の1705戸で、停電が発生した。
順次復旧作業が行われ、午前10時45分過ぎに、全世帯が復旧した。
停電は、避雷器と支線の間に鳥の糞が付着し、雨によりショートした事が原因だとしている。 -
演劇ワークショップ
職業訓練の一環で、演劇を通してコミュニケーションを学ぼうと22日、演劇ワークショップが伊那市の東春近公民館で開かれた。
長野県高齢者生活協同組合が国の事業の認定を受け行っている緊急人材育成・就職支援基金による職業訓練。
介護福祉科伊那教室の受講生19人が、外国人とコミュニケーションを図る訓練のため、外国人学校コレージョデザフィーオの子どもたち30人とゲームをした。
職業訓練では、コミュニケーションの訓練として演劇を取り入れている。
今回のゲームは、俳優養成の手法の一つで、相手の動作を真似するゲームを通して言葉に出ないメッセージを読み取る力を養うというもの。
受講生は、子どもたちとゲームを楽しみながらコミュニケーションを図っていた。
この職業訓練介護福祉科は、今年3月に開講し、9月までの6ヶ月間開かれる。
受講生は、ヘルパー2級の資格取得を目指して勉強し、福祉施設などへの就職を目指すという。 -
リニアCルート支持が拡大
社団法人長野県世論調査協会によると、リニア中央新幹線の県内通過ルートに関する質問に対し、伊那市と駒ヶ根市では、南アルプスを貫くCルート支持が伊那谷を通るBルートを初めて上回った。
調査は、今月9日から12日にかけ、県内に住む20歳以上を対象に行われ、男女合せて800人から回答があった。
「リニア中央新幹線のどのルートが良いか」という質問に対し、伊那市と駒ヶ根市では、伊那谷を通るBルート支持が36.6%、南アルプスを貫くCルート指示が39%で、Cルート支持がBルートを上回った。
一年前調査結果と比較すると、Bルート支持が60%から4割程減少した。
一方、Cルート支持は、22.5%から39%と2倍近く増加した。
県全体では、Bルートが35.4%、Cルートが34.4%と拮抗した。 -
坂本勇絵画展
伊那市美篶在住の画家、坂本勇(ゆう)さんの作品展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
作品展にはパステル画や油絵など、大小さまざまな作品38点が出品されている。
地元での個展は7年ぶりで、身近な自然の風景を描いた作品が多く並んでいます。このうち「春を待つリンゴ園」は、木の強さと雪景色の美しさを表した作品。
坂本さんは、高校生の時に県展で初入選しました。現在は日本絵手紙協会公認講師などを務めている。
この作品展は今月25日(日)まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。 -
太子講例祭
箕輪町松島区の明音寺で、建築業に携わる人々の安全と商売繁盛を聖徳太子に祈願する「太子講例祭」が19日、行われた。
松島区で建築の仕事に携わる9人が、聖徳太子を祀った石碑に手を合わせた。
太子講例祭は、L字型の物差し「差し金」を発明したとされる聖徳太子を建築の神としてまつり、今年1年の無事を祈るもの。
代表の中林才二さんは、「横のつながりを大切にして、みんなで力を合わせてがんばっていきたい」と話した。
また、現在太子講を運営する講員は13人で、「講員を募集しているが職人がいない。若い人に跡を継いでいってほしい」と話していた。 -
中尾歌舞伎春季公演にむけ稽古
中尾歌舞伎保存会による春季定期公演が今月29日に行われる。
本番を間近にひかえ会員らは稽古に熱が入っている。
20日の夜は伊那市長谷中尾の中尾座で、本番で着る衣装をまとっての稽古が行われた。
公演では「人情噺(にんじょうばなし) 文七元結(ぶんしちもっとい)」という演目が披露されることになっている。
この演目は、借金をかかえた無類のばくち好きの男、長兵衛と、その娘で借金を返すために身売りするお久など江戸時代の町民の気質と人情が表現されている。
中尾歌舞伎は江戸時代にはじまり地域の人たちにより伝えられていたが、太平洋戦争により途絶えてしまった。
しかし地元の若者が復活させ平成18年に伊那市無形民俗文化財に指定されている。
演技の指導にあたっているのは、戦前に役者として舞台に立ったこともある、西村 清典(きよのり)さん。本番を間近に控え、指導にも熱が入る。
中尾歌舞伎の春季定期公演は、今月29日木曜日、伊那市長谷中尾の中尾座で行われる。 -
さくらの湯200万人突破
伊那市高遠町の高遠温泉さくらの湯の来場者が、21日、200万を突破し、記念セレモニーが行われた。 セレモニーでは、くす玉を割って200万人達成を祝った。
200万人目となったのは、高遠城址公園の花見の帰りに立ち寄った諏訪市の小林きさみさん。小林さんと200万人目の前後の二人に、記念の品として入浴券などが贈られた。
さくらの湯は、H6年4月にオープンし、H13年に100万人、H17年に150万人を突破した。
ナトリウム分が多くツルツルとした泉質で、年間10万人以上が訪れている。
さくらの湯を運営する伊那市観光(株)の伊藤 俊規(としのり)取締役は「これまで利用して頂いた200万人の皆さんに感謝したい。これからも末長く利用してください」と話していた。 -
伊那中央病院で防火訓練
伊那中央病院で19日、防火訓練が行われた。
防火訓練は、病棟エレベーター前のごみ箱から出火し火災が発生したとの想定で行われた。
年1回行っている訓練で、昨日は職員約100人が参加した。
病院内での訓練で実際に消火器を使うことができないため、絵に描いた炎に向かって消火する動きを確認していた。
また、やけどなどけが人が発生した状況を報告し、けが人を搬送する訓練も行われた。
想定訓練の後には、散水栓を使い実際に放水する訓練もあった。
職員は、扱い方を確認し放水していた。
訓練後の講評で小川秋實院長は、全体的には合格点竏窒ニした上で、「情報伝達や放水開始が迅速にできるようお願いしたい」と話していた。 -
新山小児童がシイタケの菌打ち
伊那市の新山小学校の児童が20日、キノコの菌打ちを体験した。
20日は、新山小学校の児童が、地元住民でつくる「新山保育園・小学校を考える会」の協力のもと、シイタケやナメタケなどの菌打ちを体験した。
これは、「新山の保育園・小学校を考える会」が、子供たちに地域の人との関わり合いの中で、地元の文化にふれてもらおうと企画した。
最初に上級生が菌を打ちつける木にドリルで穴をあけた。
その後、長さ1センチほどのキノコの菌を、かなづちで木に打ちつけた。
菌を打ちこんだキノコは、早いものは今年の秋にも収穫できるということで、収穫したキノコは、給食などに入れて味わうという。 -
高遠城址公園 22日から無料開放
桜が散り終わりに近づいた伊那市の高遠城址公園は、21日で有料期間を終了し、明日から無料開放される。
高遠城址公園の有料期間は、今月1日の公園開きから21日までの21日間となり、満開の期間は1週間でした。
今年は、17日の雪の影響で公園内の木が折れ、初めて入園禁止措置を午前中にとり、午後は無料で開放した。
伊那市では、これらの影響で、例年より1割程度入場者が減っているのではないかとみている。
今シーズンの入場者数は、5月中に集計される事になっている。 -
食生活改善推進協議会定期総会
長野県食生活改善推進協議会上伊那支部は今年度、糖尿病に重点をおいた健康プロジェクト事業を行う。
これは21日、伊那合同庁舎で開かれた長野県食生活改善推進協議会上伊那支部の定期総会で示された。
計画案によると、今年度は新たに糖尿病に重点を置いた健康プロジェクト事業を行う。
普段の生活での予防や、悪化させないための対策、医師を招いて講習会を開いていくという。
その他にも、減塩対策として「うす味習慣の定着化活動」などを行っていく考え。
六波羅 弘美支部長は「充実した活動を行っていく為にも地区組織強化を図りながら取り組んでいきたい」と挨拶した。 -
高遠美術館入館者50万人達成
伊那市高遠町の信州高遠美術館は19日、開館以来17年目で入場者数50万人を超え、セレモニーを行った。
50万人目になったのは、大阪府の三浦紀男さん、艶子さん夫妻。
50万人目の前後となった三重県の山川幸洋さん、百合子さん夫妻や、奈良県の竹田久美子さんら3組に花束や記念品が贈られ、50万人達成を祝った。
50万人目の三浦さんは、「思いがけないことでびっくりしている。今日はゆっくり散策したい」と話していた。
伊那市の北原明教育長は、「この美術館は、豊かな自然に囲まれている。季節毎に違った風景を楽しめるので、また伊那を訪れて下さい」とあいさつした。
信州高遠美術館は、平成4年10月にオープン。地元の画家中村不折などの作品約1200点を収蔵し、年間3万人ほどの利用がある。 -
キノコのこま打ち体験
伊那市ますみヶ丘の平地林で18日、キノコのこま打ち体験が行われた。
森林を身近に感じてもらおうと伊那市が開いたもので、小学生ら30人が参加してキノコのこま打ち体験をした。
こま打ち用の原木はますみケ丘平地林で間伐したナラの木約60本を使った。
参加者達は、ドリルで深さ1センチほどの穴を開けクリタケのこまを打ち込んでいった。
こまを打った原木は一人一本ずつ家に持ち帰った。
指導にあたった林業技士の稲辺謙二郎さんは「枯れ葉などを被せて乾燥させないこと」など管理方法をアドバイスしていた。
参加したある児童は「こまを打ちつける作業が楽しかった。早くキノコを食べたい」と収穫を楽しみにしていた。
参加者達は、1年半をかけてそれぞれの家庭で手入れをし、収穫して味わうという。 -
春らんまんみはらし祭り
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで18日、春らんまんみはらし祭りが行われ、多くの家族連れで賑わった。
春らんまんみはらし祭りは、毎年この時期に行われている恒例のイベント。
会場には、地元で採れたアスパラガスやおやき、ローメンなどの販売ブースが設けられた。
ダチョウの卵の重さを当てるクイズや餅つきなどさまざまなイベントも行われていた。
今年初めて、みはらしいちご園のイチゴを使った大福づくり体験も行われ人気を集めていた。
訪れた人たちは、イチゴをあんこで包んで大福を完成させ、出来たてを味わっていた。
晴天に恵まれた同日は、多くの人がみはらしファームを訪れ休日の一日を満喫していた。 -
箕輪町予算執行方針を職員に説明
箕輪町は19日、本年度の予算執行の方針を職員に説明した。
各部署の職員約70人が集まり、本年度の予算執行方針について説明を受けた。
町では、厳しい経済情勢の中、「町としても厳しい財政運営が避けられない状況」として、本年度の基本方針として、経費の徹底した見直しと削減を行い事業を進めていく竏窒ニしている。
平澤豊満町長は、「マンネリ化にならないよう新たな気持ちで取り組み、業務実態を変えることに取り組んでほしい。スピードを持って、最少のコストで最高品質のサービスを町民の皆さんに提供できるよう心がけてほしい」と呼びかけた。 -
全国学力テスト
小学6年生と中学3年生を対象とした全国学力テストが19日、実施された。
平成19年度に始まった全国学力テストは、小学6年生と中学3年生のすべてを対象に行われてきたが、今年からは国が学校を無作為に選んで行われることになり、伊那市では小学校5校、中学校1校が選ばれた。
県教育委員会によりますと、県内の公立小中学校では、小学校74校、中学校51校が選ばれたほか、自主的に小学校233校中学校99校でも実施された。
調査は、義務教育の水準向上のため学力、学習状況の把握をしようと文部科学省が実施した。学力テストの結果は8月下旬にまとまる予定。 -
伊那市と会津若松市が親善交流
江戸時代の高遠藩主保科正之が縁で旧高遠町と福島県会津若松市が親善交流を締結して10年を迎えた。
今後も友好関係を更に発展させていこうと伊那市は会津若松市と19日、親善交流を締結した。
会津若松市の管家一郎市長をはじめ、訪問団約100人が18日から伊那市を訪れている。
19日は、小坂樫男伊那市長や管家会津若松市長らが、信州高遠美術館横の芝生広場にコヒガンザクラを植樹した。
この後、会場を市役所に移し調印式が行われた。
旧高遠町は、保科正之が縁で平成12年9月24日に会津若松市と親善交流を結んだ。
平成18年3月31日の合併以降も市民レベルで交流を深めてきた。
親善交流が10周年を迎えたことから友好関係を更に発展させていこうと、伊那市と会津若松市が親善交流を結び、小坂市長と管家市長が親善交流書を取り交わした。
会津若松市からはうるし工芸の屏風が、伊那市からは伊那市の歌が刻まれた楯が記念品として贈られた。
伊那市と会津若松市は今後、お互いの祭りなどのイベントに参加するなどして交流を進めていくという。 -
新谷志保美さん報告会
バンクーバーオリンピックのスピードスケートに出場した新谷志保美さんの出場報告会が18日夜、宮田村の宮田村民会館で行われた。
後援会や村民ら約150人が参加し新谷さんを拍手で迎えた。
報告会では、宮田太鼓の演奏や後援会のこれまでの活動をまとめたビデオが紹介された。
後援会会長の清水靖夫宮田村長は、「夢と感動をありがとう。村にも大きな活力をいただいた」とあいさつした。
新谷さんは、「オリンピックでは盛大な応援をありがとうございました」とあいさつし、選手村やオリンピックに出場した選手と撮った写真などを紹介していた。
会場の外には、オリンピックで着用したレーススーツなども展示されていた。
新谷さんはバンクーバーオリンピック女子500メートルに出場し14位だった。
新谷さんは今月上旬、現役引退を表明している。 -
信大インターンシップ発表会
企業での長期インターンシップを体験した信州大学大学院農学研究科の大学院生が15日、成果を発表した。
信州大学大学院農学研究科では、産学連携による実践型の人材育成事業、長期インターンシップ・プログラム開発を平成18年度から行っている。
昨年度は、新たな研修先として4社が加わり、8社で大学院生9人が体験した。
この日は、昨年度インターンシップを行った5人が、成果を発表した。
岐阜県に本社を置き、野菜を工場生産しているサラダコスモに研修にいった河村篤紀さんは、野菜の新芽「スプラウト」の商品開発に取り組んだ。
調理の手間を省き、使いきれる量だけ購入できるネギのスプラウト商品を考えた。
河村さんは、「体験を通して企業で働くとはどんなことかイメージを持つことができた」とまとめていた。
信州大学によると、このインターンシップで院生が開発した商品が実際に販売され、人気を呼んだ例もあるという。
信州大学農学部では、この事業を通じて、高度な専門技術だけでなく、経営感覚を身につけた実践的な人材を育成したい竏窒ニしている。 -
中央道雨水排水について協議
中央道の雨水の排水について、伊那市の諏訪形区と中央道を管理する中日本高速道路株式会社が19日、対策案について意見交換をした。
伊那市の諏訪形集落センターで、諏訪形区を災害から守る委員会の委員や中日本高速道路株式会社、伊那市などから17人が出席し、話し合いが行われた。
諏訪形区では、平成18年の豪雨災害の時、農業用水路から水があふれ、床下浸水などの被害が発生した。
区では、農業用水路に中央道の雨水が流れこんでいることが原因の一つとして考えられることから、平成20年から、中日本高速道路や伊那市を交え対策について検討を行ってきた。
4回目の話し合いとなるこの日は、諏訪形区から中央道の法面を利用し集落の外れまで雨水を運ぶ水路を建設する案と、中日本高速道路から雨水が集中する場所にバイパスとなる新たな水路を建設する案が出された。
諏訪形区を災害から守る委員会の中谷幹男委員長は、「地区の安全を守るため、一歩ずつ交渉を進めていきたい」と話していた。
中日本高速道路株式会社の広瀬友康さんは、「地域の意見を聞き、出来ることについては関係団体と協議しながら進めていきたい」と話していた。
両者はそれぞれの案を持ち帰り、1カ月後に話し合いを行う予定。