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南アルプス食害対策協議会
南アルプス食害対策協議会が2日、伊那市役所で開かれ、シカを防ぐための柵の設置やその効果についての検証など本年度の事業計画が決まった。
協議会には関係市町村などの委員13人が出席し、高山植物をシカの食い荒らしから守るための方策について協議した。
本年度も信州大学農学部と連携して柵を設置しその効果について検証するほか、シカの行動範囲などについて調査することが決まった。
また高山植物保護などの啓発リーフレットの作成や食害対策の事例などを紹介するシンポジウムを開催する。
協議会ではほかに中部森林管理局生態系管理指導官の元島清人さんが、南アルプスでシカの被害を受けている貴重な植物について話をした。
元島さんは「確認した貴重な植物70種のうち30種に被害があった。植物を守るために、植生状況の把握とシカの密度管理が必要だ」と話していた。 -
肌寒い衣替え
6月1日は衣替え。
伊那市の伊那西高校でも、生徒たちが夏服に装いを替えて登校した。
長野地方気象台によると、1日の伊那地域の最低気温は11度となり、肌寒い朝になった。
生徒たちはカーディガンなどを羽織って登校していた。 -
中央区で防災訓練
伊那市の中央区は30日、大地震の発生を想定した防災訓練を行った。
訓練は、東海地震が発生し伊那市でも大きな被害がでたとの想定で行われた。
中央区が独自に実施したもので、情報収集や高齢者救助の訓練を行うことで災害時の被害を最小限にするねらいがある。
訓練では朝7時に災害対策本部が中央区公民館に設置され、各総代がけが人がいないかなどを報告していた。
また、お年寄りなど災害弱者の救助などをする救助支援隊は、中央区公民館に備えている救助器具の点検と土のう作りをした。
このほか、中央区北町少年消防クラブの子ども達も参加し、消火器の扱いについて学んだ。
中央区では8月にも防災訓練を行う予定。 -
知事「ルートの要望できない」
村井仁長野県知事はリニア中央新幹線のルートについて、決めるのは国の交通政策審議会だとして、県として審議会に対しルートの要望はできないとの考えを示した。
1日は松本市の松本合同庁舎でリニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会の白鳥孝会長と向山公人副会長、村井知事の3人が、リニア問題について非公開で意見交換した。
このなかで白鳥会長は村井知事にあらためて、伊那谷まわりのBルートを要望した。
県のリニア中央新幹線建設促進協議会は先月、ルートについて国に判断を求めるとする決議を採択している。
村井知事は今月4日にリニアのルートなどについて検討している国の交通政策審議会で、この問題に関するこれまでの経緯や県内に様々ある意見を伝えることになっている。
向山副会長は村井知事に審議会の場で県として一番成果のあがる、あるべき姿を発言してもらいたいとの考えを示した。
上伊那地区期成同盟会では、今後もBルートでの早期整備を各機関に訴えていくとしている。 -
伊那まつりTシャツのデザイン決まる
1日は審査会が開かれ、今年の伊那まつりの公式Tシャツと冊子の表紙、うちわのデザインが決まった。
公式Tシャツには、市内の広告業「アド・コマーシャル(株)」に勤務する伊那市の菅原一英さんのデザインが選ばれた。
Tシャツの地の色は水色で、何色もの線で表現した天竜川、点に登っていく白い竜がデザインされている。
これまでにない新しいデザインが評価された。
また、冊子、うちわともアド・コマーシャル(株)のデザインが選ばれた。
冊子の表紙には、花火や踊りを踊る人たちが白抜きのシルエットが描かれていて、「見やすい工夫がされている」と評価された。
また、うちわは、今回の伊那まつりのテーマである「絆」をイメージしたデザインとなっている。
公式Tシャツは6月上旬から購入の受け付けを始める予定。 -
入笠牧場で牛の放牧
伊那市高遠町の標高約1600メートルの入笠牧場で1日から、牛の放牧が始まった。
初日の1日は上伊那や下伊那、諏訪地域から約60頭の牛が運ばれ、放牧された。
放牧された牛は、ホルスタインや和牛など6カ月以上の牛。
放牧は、毎年この時期に行われていて、農家の労働負担の軽減や牛の足腰を鍛えるために行っている。
集められた牛は、1頭ずつ健康状態のチェックや、病気にならない為の予防接種が行われた。
去年多かった鹿などによる食害は今年は少なかったものの、天候不順により草の長さが短いという。
今年は宮崎県で起きた口蹄疫についての対策もとられた。
入笠牧場へ出入りできる3カ所のゲートすべてに石灰が敷かれた。
また牧場を訪れる人に対しての餌やりや、牛や豚に接触する際の注意などが書かれた看板も設置された。
1日放牧された牛は10月上旬までこの牧場で過ごす。
放牧の受け入れは2日も行われ、60頭ほどが運び込まれる予定。 -
伊那市の通り町でバラ祭り
伊那市の通り町商店街では、1日からバラ祭りが始まり、訪れた人の目を楽しませている。
バラ祭りは、通り町を活性化しようと通り町商店街振興組合が開いた。
通り町一丁目商店街からセントラルパークまで約180鉢、100種類のバラが飾られている。
6年前に商店主のバラ愛好者で通り町バラ愛好会を結成した。
今年は12店舗が参加し「アンネのバラ」や「ホワイトスノー」など様々な品種が並んでいる。
関係者によると今年は寒い日が多かったため花は例年より2週間ほど遅いという。
1日は、通り町に買い物に来た人達が足をとめてバラに見入っていた。
通り町バラ祭りは今月15日まで行われ、期間中はバラづくりの入門教室などが予定されている。 -
子ども手当 上伊那でも支給の準備
子ども一人あたり1万3000円が支給される、子ども手当の支給が1日から全国の一部の自治体で始まった。
伊那市、箕輪町、南箕輪村では今月15日に支給される予定。
伊那市役所では支給の対象となる約5500世帯に向けた現況届や支払通知書の発送準備が行われている。
子ども手当は中学3年生までの子供一人あたり、月1万3000円が支給され、15日に4月と5月分が銀行口座に振り込まれる。
これまで児童手当を受給していた世帯には自動的に支給されるが、中学生のいる世帯や所得制限で受給していなかった世帯は新たに申請が必要となる。
箕輪町では約2500世帯、南箕輪村では約1600世帯が支給の対象となっている。 -
南箕輪村議会6月定例会開会
南箕輪村議会6月定例会が1日、開会した。
請願・陳情5件、一般会計補正予算案を含む9議案が提出され、一般会計補正予算案は1日可決された。
今議会には、先決処分の承認を求める議案3件、条例改正案2件、補正予算案4件が提出されている。
そのうち、北部保育園と西部保育園の改修工事費などを盛り込んだ一般会計補正予算案は可決された。
また、条例改正案では、村営住宅に暴力団員を入居させないための改正案などが提出されている。
南箕輪村議会6月定例会は、10日から一般質問、11日に採決が行われ、閉会する予定。 -
高遠高校生が商店街でインタビュー
伊那市高遠町の高遠高校情報ビジネスコースに学ぶ3年生は28日、高遠の商店街でインタビュー調査した。
情報ビジネスコースの3年生25人が、5つの班にわかれ、商店街で町の魅力や必要なもの、高校生にできることなどについて質問した。
このうち、2008年にオープンした古本やコーヒーを提供している「本の家」では、経営者の1人李チョミョさんが、生徒たちの質問に答えていた。
李さんは、「今後の高遠のためにもみなさんのような若い力がぜひ必要」と励ましていた。
生徒の一人は、「高遠の商店街のことは何も知らなかったので新たな発見があった」と話していた。
「高遠再発見」と題して行なわれた今回のインタビューは、街の一員であることを再認識してもらおうと初めて行なわれたもので、今回の調査は、8月の文化祭で発表されることになっている。 -
児童と園児が青いアサガオの種まき
箕輪西小学校の3年生と上古田保育園の年長・年中園児が28日、青いアサガオ・ヘブンリーブルーの種を箕輪町上古田の広さ約17アールの遊休農地にまいた。
これは、遊休農地の解消と地域の活性化を目的に活動している「これからの農林業を考えるEグループ」が企画した。
子どもたちに命の大切さを知ってもらいたいと小学校と保育園に呼びかけ、種まきに参加してもらっている。
グループ長の唐澤光範さんは、「子どもたちに自然を愛する気持ちを大切にしてほしい」と話していた。
アサガオは8月中旬頃咲き始め、9月から10月にかけ見ごろを迎えるという。 -
平和と寛容の国際絵本展
平和と寛容について考える国際絵本展が31日、伊那市の子どもの絵本専門店・コマ書店で始まった。
この絵本展は、ミュンヘン国際青少年図書館が企画している。
反戦のテーマとつながる絵本を世界の国々から選んで展示するもので、今回は23カ国から80作品が選ばれ、世界各地を巡回している。
長野県内では、伊那市のコマ書店が会場となっている。
絵本は戦争、暴力、差別、平和と和解、人権などについて描かれている。
このうち日本の絵本「ひろしまのピカ」は、原爆で夫を失い、被ばくした娘をもつ母親の実体験をもとに描かれている。
また今回は、初めて紙芝居「二度と」が選ばれている。これは、長崎の被爆者の話を基に、実際の原爆の写真とイラストで作られている。
この国際絵本展は6月14日まで。
6月5日には、紙芝居の作者、松井エイコさんの記念講演が午前10時からコマ書店で開かれる。 -
上伊那口蹄疫現地連絡会議
宮崎県で発生した口蹄疫の問題を受け、県は31日、市町村に対し、保育園児や児童が牛やヤギなどの動物と触れ合うことを当面の間、自粛するよう求めた。
上伊那口蹄疫現地連絡会議が同日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、説明があった。
会議は、宮崎県での口蹄疫の発生・拡大を踏まえ、情報の共有と今後の対策を協議する目的で開かれた。県や市町村、農業関係団体の関係者ら約35人が出席した。
会議では最初に、伊那家畜保健衛生所の久米田章仁さんが、口蹄疫の特徴などについて説明した。
久米田さんは、「口蹄疫は牛や豚など足の爪が2本の偶蹄類が感染する病気。ウィルスの伝染力が非常に強く、変異を起こしやすいため、ワクチンで病気の発症は抑えても感染を防ぐことは出来ない」と説明した。
対策としては、「感染しないよう消毒の徹底や関係者以外の立ち入りを制限するなど、ウィルスを持ち込まないことが大切」と話していた。
会議ではこのほか、市町村に対して、ペットとして飼われている豚やヤギの数の把握や、保育園で散歩の際、農場への立ち寄りを自粛することなどを求めた。
上伊那地方事務所農政課によると、上伊那地域では、牛や豚を飼育している農家は136戸あり、牛は約6千頭、豚は約3千頭いるという。 -
伊那JCが関わり合う力を育てる授業
伊那青年会議所は30日、体験型青少年育成プログラム「関わり合う力を高める授業」を伊那市のきたっせで開いた。
この授業は、仲間や大人、地域との関わり合いについて、子供達が考え、力を養ってもらおうと、伊那青年会議所が初めて開いた。
授業には、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小学生や中学生20人が参加した。
初回は、市内にある山荘ミルクの向山絵美子さんを講師に迎え、玄米のおにぎりや季節の野菜を使った味噌汁などを作った。
伊那青年会議所の宮坂義広理事長は「コミュニケーション能力を高めるきっかけになれば」と話していた。
今後授業では、子供達が4人1組になり、料理について勉強する。
7月にはチーム対抗料理コンテストが開かれることになっていて、優勝したチームのメニューは9月5日に山荘ミルクで、限定メニューとして提供される予定。 -
信州HOT ROCK 復活
アマチュアバンドのライブイベント「信州ホットロック」が30日、南箕輪村の村民センターで開かれた。
イベントは、伊那市のロック愛好家の竹松学さん夫妻が企画したもので、伊那や松本などから6組のバンドが出演した。
このうち、南箕輪村在住の女子高校生でつくるグループは、観客を前に初めて演奏した。
ヴォーカルが体調不良で急きょ3人でのステージとなったが、家族や友人らの応援を受け、5曲を披露した。
リーダーの鈴木詩織さんは「もっと練習して、また出演したいです」と話していた。
このイベントは10年前、アマチュアバンドに広いステージでの演奏を楽しんでもらおうと開かれた。
しかし、資金面や運営上の問題から5年前を最後に休止状態となっていた。
信州ホットロックは今後、年2回開催する予定で、主催者の竹松さんは「誰でも楽しめるアットホームなイベントにしていきたい」と話していた。 -
上牧などでウォーキングイベント
伊那市の上牧や福島などに完成したジョギングコースを歩くウォーキングイベントが30日、行われた。
このイベントは上牧区と若宮区が、完成したコースを知ってもらおうと開いた。
このうち上牧区は、区民60人が参加し地元にあるコース約4.7キロを歩いた。
昨年度、伊那市地域づくり支援金を受けて整備されたもので福島や上牧などに5コース作られた。
コースは、伊那北小学校区の6区1常会が2年前から準備を進め今年3月に完成した。
コースには約500メートル間隔に看板が設置されている。
晴天に恵まれたこの日、参加者達は新緑や風景を眺めながらウォーキングを楽しんでいた。 -
出水期に備え伊那市消防団水防訓練
伊那市消防団は、梅雨や台風などの出水期に備え、30日、伊那市高遠町の三峰川沿いで水防訓練を行った。
水防訓練は、長雨や台風等による河川の増水により、堤防の決壊や河川の氾濫を防ぐ方法を学ぼうと毎年行われている。
30日は、班長以上の団員約230人が水害発生時に迅速に対応できるよう、基本的な工法を伊那建設事務所の職員から教わっていた。
団員らは、基礎となるロープの結び方や土のうの積み方等を学んだ後、中隊ごとに分かれ、3つの工法を学んだ。
堤防を浸水や決壊から守る「シート張り」では、畳6枚程の大きさのビニールシートに、骨組みとなる竹や、流れないようにする土のうなどを括りつけていた。
参加した団員らは、訓練を通して、水防意識を新たにしていた。 -
みはらしファーム 花馬まつり
伊那市西箕輪で30日、馬を花で飾りつけ、仲仙寺にお参りをする花馬まつりが行われた。
この花馬まつりは、豊作などを祈願するため、花で飾られた農耕馬が各地から仲仙寺を訪れた様子を再現しようと西箕輪農業公園みはらしファームが主催し行われている。
花馬まつりには、子供連れなど60人が参加し願い事を書いた短冊を手に、みはらしファームから仲仙寺までおよそ3キロの道のりを歩いた。
2頭のうち1頭は、この地域で多く栽培しているアルストロメリアが、もう一頭には薄紙で作った造花が飾りつけられていた。
馬はかつて農作業や運搬の手段として大事にされていたことから、その健康を祈る為にこの風習が始まったともいわれている。
30日は、元西箕輪公民館長の白鳥茂美さんが羽広の丁石や花馬まつりの歴史などを参加者に説明していた。
参加者達は、地域の歴史を学びながら仲仙寺を目指していた。 -
県聴覚障害者体育大会
長野県内の聴覚障害者が集う体育大会が30日、南箕輪村を会場に開かれた。
大会は、県内各地の聴覚障害者協会が持ちまわりで開いていて60回目になる。
今年は、上伊那聴覚障害者協会が主催し、南箕輪村で大会が行われた。
大会には、県内13の協会から80人ほどの選手が参加した。
大芝野球場で開会式が行われ、大会実行委員長で上伊那聴覚障害者協会会長の降旗久さんが、「日頃の練習の成果を発揮して、心に残る競技を展開してほしい」と挨拶した。
また選手を代表して上伊那チームの鈴木洋美さんと植田剛さんが選手宣誓した。
体育大会では、野球、ソフトボールのほか、ゲートボールや卓球など7種目が村内各スポーツ施設で行われた。 -
信州みのわ山野草クラブ山野草展
箕輪町の「信州みのわ山野草クラブ」による春の山野草展示会が29日から、木下公民館で開かれている。
29日は、朝から大勢の人が会場を訪れていた。
会場には、会員20人が育てた約300点の山野草が並んでいる。
信州みのわ山野草クラブは、木下公民館を拠点に活動しているクラブ。
例年は、5月中旬に展示会を開いていたが、今年は春先に寒い日が続き、山野草の育ちが遅かったため、2週間遅れでの開催となった。
紫色のツツジの周りに数種類の山野草を植えた寄せ植え、古木の上に山野草を植えたものなど、さまざまな作品が並んでいる。
展示会は30日まで、木下公民館で開かれている。 -
箕輪町で田んぼの生物観察会
箕輪町郷土博物館が主催する田んぼの生き物の観察会が、29日開かれた。
29日は、箕輪町内外から、子どもやその保護者、活動に協力するサポーターなど25人ほどが参加した。
観察したのは、箕輪町松島の田んぼで、子どもたちは、持参した網で虫を捕まえていた。
箕輪町郷土博物館が今年度から始めた「キッズチャレンジ事業」の一環として行われた。
子どもたちに、体験を通して感性を育ててもらおうというもの。
指導したのは、飯田市美術博物館の生物担当の学芸員、四方(しかた) 圭一郎さん。
子どもたちは、生き物を捕まえては、四方さんに見せ、名前などを聞いていた。
田植えが済んだばかりの田んぼでは、多様な生物は見られないというが、子どもたちは、卵を背負ったコオイムシや、シジミ、トンボなどを次々と捕まえていた。
中でも、多く観察されたダルマガエルは、全国的に見ると珍しく、絶滅危惧種に指定されているという。
子どもたちは、「とにかく沢山の生き物がいて、楽しかった」などと話していた。
箕輪町郷土博物館のキッズチャレンジ事業は、次回、6月5日に福与城址の周辺で、親子探鳥会を予定している。 -
鹿嶺高原で獣害用防護柵設置
伊那市は、長谷にある鹿嶺高原の亜高山帯に生息する昆虫や植物を守ろうと、29日防護柵を設置した。
防護柵の設置は、貴重な動植物を鹿などの食害から守ろうと去年から行われている。
設置作業には、市の職員やボランティアなど31人が参加した。
作業は北星平(ほくせいだいら)で行われた。
北星平では、20年程前に旧長谷村が防護柵を設置したが古くなり張り替えが必要となっていた。
参加者らは、総全長360メートルにわたってネットを張る作業を行った。
また、柵内には絶滅危惧種に指定されているミヤマシロチョウのエサとなるメギの苗が植えられた。
市では、「柵で囲ってメギの木を育てることで、ミヤマロチョウが生息できる環境にしたい」と話していた。 -
分杭峠シャトルバス 連休中平均1000人以上が利用
伊那市長谷の分杭峠へ向かうシャトルバスの、5月の連休中の利用者は、1日平均で1014人になったことが分かった。
28日夜開かれた長谷地域自治区地域協議会で示された。
伊那市観光(株)では、「ゼロ磁場」として人気が高まっている分杭峠周辺の渋滞緩和を目的に、今年の3月から長谷市ノ瀬から分杭峠へ向かうシャトルバスを運行している。
報告によると、運行を開始した3月20日から今月27日までに、1万8978人がシャトルバスを利用していて、一日の平均は275人だった。
中でも、今月1日から5日までの連休中は、5日間で5070人が利用し、1日の平均は1014人となった。
最も利用者が多かった4日は、1470人がシャトルバスを利用した。
協議会では、委員から「多い時は駐車場に車が入れず、道に止められていた。対策を考えてほしい」「駐車場や分杭峠の上に飲食ができる場所を設けてほしい」などの意見が出されていた。 -
日影区「絆の楽農園」開園
伊那市日影区に、区民同士の絆を深める「絆の楽農園(らくのうえん)」が29日、開園し、住民が落花生の種まきをした。
29日は、日影区の区民約50人が集まり、公民館の近くの畑に落花生の種をまいた。
農作業を通じて絆を深め、交流を楽しんでもらおうという試みで、畑には「絆の楽農園」と名付けた。
これは、伊那公民館日影分館が今年初めて企画した。
伊那市の地域づくり活動支援金事業にも採択されている。
、ほとんどの子供が、落花生がどう育つか知らなかったため落花生を選んだ。
今後は、草取りなどの作業を行っていく予定。 -
マレットゴルフまっくん大会
南箕輪村の大芝高原で、第7回信州大芝高原マレットゴルフまっくん大会が29日開かれた。
大会には、上伊那地域をはじめ、愛知県豊田市や木曽地域から150人が参加した。
開会式には、唐木一直村長らもかけつけ、「交流と親睦を深めてください」と参加者に呼びかけていた。
大会は、赤松コースとヒノキコースの36ホール、パー144で行なわれ、澄み切った肌寒い空気の中、参加者たちが小気味良いスティックの音を響かせていた。
結果は、総合優勝が南箕輪村の藤沢巻臣さん、男子1位は、南箕輪村の高木芳直さん、女子1位は、南箕輪村の大槻キサエさんだった。 -
伊那ビデオクラブ コンクール審査会
ビデオ愛好家のグループ伊那ビデオクラブの作品コンクールが29日、伊那市のいなっせで開かれた。
今年で13回目となるコンクールにはクラブのメンバー15人から29の作品が寄せられた。
コンクールでは伊那市出身の映画監督、後藤俊夫さんらが審査にあたった。
伊那ビデオクラブの飯島尚美会長は、「第1回のコンクールから合計すると300本以上の作品が出品されている。地域の伝統行事や文化、ここに暮らす人たちを映像に残していきたい。」とあいさつした。
出品された作品は、地域の行事や旅行先で撮影したもの、また、ドキュメンタリーなど様々でメンバーの力作が揃った。
コンクールの審査結果は来月13日に高遠さくらホテルで開かれる表彰式で発表される。 -
あいなちゃんの着ぐるみ お披露目
伊那市社会福祉協議会のイメージキャラクター「あいなちゃん」のきぐるみが完成した。
28日、社会福祉協議会の関係者や施設利用者にお披露目された。 -
はらぺこで2歳児保育スタート
伊那市東春近の自由保育所、山の遊び舎はらぺこで23日、2歳児保育がスタートした。
2歳児保育の開始式が行われ、伊那市と箕輪町の2人の2歳児が入園した。
山の遊び舎はらぺこは、「自然の中でのびのびと子ども達を育みたい」という保護者の希望があり、6年前に開園した。
年齢ごとにクラス分けせず、全園児が一緒に野外活動や食事をするほか、園の運営や保育は保護者が行っている。
今回、保護者から未満児保育をしてほしいとの強い要望があり、2歳児2人が入園することになった。
式には在園児や保護者約60人が参加し、歌を歌うなどして2人の入園を祝った。
2歳児保育は、火曜日から木曜日の午前9時から午後1時30分の日程で行われる。 -
新富県保育園で園児と小学生交流
4月に富県小学校の隣に新設移転した伊那市の富県保育園の園児と児童が25日、今年度初めての交流した。
25日は、富県保育園の年中園児22人と富県小学校の2年生27人が新しい園舎で交流した。
富県保育園では、小学校との交流を積極的に行えるよう新しい園舎を学校の隣に移転した。
25日は、今年度初めての交流会が開かれ、2年生が園児に絵本を読み聞かせたり、それぞれ練習してきた歌を披露するなどした。
富県保育園の山崎 富子園長は、「色んな人と関わりながら、自分で考え、自分で行動できる力を身につけてほしい」と話していた。
今後は、ほかの学年同士の交流も行われる予定。 -
4月の有効求人倍率0.49倍
4月の上伊那の月間有効求人倍率は0.49倍となり、前の月の0.51倍より、0.02ポイント低下した。
ハローワーク伊那の発表によると、先月の上伊那の月間有効求人倍率は0.49倍で、前の月の0.51倍より0.02ポイント低下した。
内訳でみると、企業の新規求人数は968人で前の月の1046人より78人少なくなった。
また、仕事を探している新規求職者数は1207人で、前の月の1195人より12人増えた。
実際に職に就くことができた就職者数は324人で、2カ月連続で300人台となった。