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推薦に那須野祥一さんの「残照」
箕輪町の風景などを写したフォトコンテストの審査会が16日、箕輪町文化センターで開かれた。
審査の結果、最高賞となる推薦には箕輪町の那須野祥一さんの作品が選ばれた。
フォトコンテストは、箕輪町観光協会が毎年行っているもので、今年は町内を中心に41人から191点の応募があった。
審査の結果、最高賞となる推薦には、箕輪町の那須野祥一さんの「残照」が選ばれた。
特選には
箕輪町の赤羽広治さんの「イルミフェスタが始まるぞ」
箕輪町の春日恭三さんの「古田人形芝居定期公演」
箕輪町の山崎寿彦さんの「彩の道」の3点が選ばれている。
手筒花火を写した作品から選ばれる手筒賞には伊那市の板山誠さんの作品「心意気」が選ばれた。
入選作品は、パンフレットなどの箕輪町の観光PRに使われる。 -
春の高校伊那駅伝開会式
春の高校伊那駅伝が明日、伊那市の陸上競技場を発着に行われる。
大会を前に20日は、県伊那文化会館で開会式が行われた。
今年の大会には、男子80チーム、女子59チームが参加する。
開会式では、去年女子の部県内優勝の長野東女子チーム主将の小島捺月さんが選手宣誓をした。
また、大会主催者を代表して小坂樫男伊那市長は「二つのアルプスを皆さんのたすきでつなぎ、精一杯頑張ってください」と選手を激励した。
春の高校伊那駅伝は、伊那市陸上競技場発着で行われ、女子は午前10時、男子は午後0時5分にスタートする予定。 -
伊那浄水管理センター 太陽光発電始まる
伊那市の伊那浄水管理センターに太陽光発電設備が設置され、汚泥処理にかかる電力の一部をまかなうための太陽光発電が始まった。
20日、太陽光発電設備の竣工式が伊那浄水管理センターで行われ、関係者が完成を祝った。
太陽光発電設備は、伊那浄水管理センター水処理棟の屋上に設置されている。
太陽光パネルは190ワットのものが528枚で、年間発電量は11万6千キロワットアワー。
これは、県内公共施設としては最大級の規模になる。
この発電により、伊那浄水管理センターの年間電気料の約1割に相当する139万円の節減が見込まれている。
石油にすると年間2万8千リットル、二酸化炭素では年間20トンの削減効果があるという。
総事業費は約1億1千万円。
竣工式で小坂樫男市長は、「市民の環境問題への意識が高まっている時代。地球温暖化対策推進エリアとして、見学していただくなど環境教育の場にしたい」とあいさつした。
市民が発電量を見られるようにと、伊那浄水管理センターの北側にはモニターも設置されている。 -
サリン事件から15年 啓発活動
地下鉄サリン事件発生から15年になる20日、伊那警察署はオウム真理教の特別手配中の犯人検挙に向けて、情報提供などを呼び掛けた。
伊那市内の大型店前で、伊那警察署などが啓発ビラを配った。
地下鉄サリン事件が発生したのは、15年前の1995年3月20日。
事件発生日にあわせ伊那警察署の署員と、長野犯罪被害者支援センターのボランティア合わせて10人が、買い物客に犯人の顔写真などを載せたビラを配った。
伊那警察署では、「依然として犯人は捕まっていない。事件の風化を防ぎたい」としていて、さらなる情報提供を呼びかけるとともに、被害者支援に理解を求めていた。 -
分杭峠シャトルバス運行開始
伊那市長谷市野瀬から分杭峠へ向けたシャトルバスの運行が、20日から始まった。
シャトルバスは、ゼロ磁場として人気が高まっている分杭峠周辺の交通渋滞緩和を目的に、伊那市観光株式会社が運行を始めた。
峠の頂上に設置されている駐車場は、原則的に駐車禁止となり、シャトルバスの迂回に使われる。
バスの出発地点の市野瀬にはシャトルバス専用の駐車場が新たに設置され、100台以上の車の駐車スペースが確保されている。
分杭峠は、中央構造線上にあり、健康に良い「気」が発生するスポットとして人気を集めていて、県外からも多くの観光客が訪れている。
シャトルバスは、午前8時から午後4時頃までの運行で、料金は往復600円。 -
伊那市境の三峰川堤防に桜記念植樹
伊那市境の三峰川堤防で20日、桜並木造成記念式典が行われ、54本の桜の苗木が植えられた。
20日は関係者や地域住民が三峰川堤防に集まり、桜の植樹作業を行った。
境区では、三峰川堤防に桜並木を作り憩いの場所にしようと、2年ほど前から委員会を設置して検討してきた。
委員会ではその手始めとして、今回の植樹を計画。
20日は地域住民らが参加し、三峰川堤防の境区の部分、約600メートルにわたり植樹した。
また、地域住民を対象に募集した並木道の名称は「境桜並木」に決まり、小坂樫男伊那市長らが記念の標柱を建てた。
今後は、地区住民が協力して桜並木の管理を行っていくという。
三峰川堤防の青島区の部分も含めると、桜並木は全長2キロにわたる。 -
春休み子ども将棋教室
南箕輪村公民館で20日、春休み子ども将棋教室が開かれ、子どもたちがプロ棋士から将棋を教わった。
会場には親子連れなど約80人が集まった。
将棋教室は、テレビゲームなどが遊びの主流となりつつある中で、将棋を普及させようと、日本将棋連盟などが開いた。
子ども達の指導にあたったのは、堀口弘治七段と長沢千和子女流四段。
2人は、プロ棋士の対局がどのように行われているか、駒の並べ方からしまい方まで詳しく説明した。
その上で、「お願いします」「負けました」「ありがとうございました」の3つのあいさつの重要性を説明していた。
堀口七段は「将棋が本当に強い人は礼儀作法がきちんとできる。みなさんもまずはあいさつがしっかりできるようになりましょう」と呼びかけていた。 -
伊那技術専門校で修了式
伊那技術専門校の修了式が18日、行われた。
普通課程の3つの科と短期課程の2つの科のあわせて53人が訓練を終え修了式を迎えた。
修了式では、遠藤昌之校長から修了証書が渡された。
遠藤校長は、「修了はあらたなスタート。自ら信じる道を進んで欲しい。また、木工科は、最後の修了生として相応しい知識や技能を身につけた」と式辞を述べた。
修了生を代表して木工科の清水一夫さんは「学んだ技術や技能を活かし、社会に役立てるよう向上していきたい」と答辞を述べた。
修了生53人のうち半分が就職が決まっているという。 -
伊那市4月1日付人事異動内示
伊那市は、4月1日付けの人事異動を19日、内示した。小坂樫男市長の任期満了が近いため、必要最小限の異動に留め、部長級への昇格は一人となっています。
部長級の長谷総合支所次長兼長谷総合支所総務課長には、総務部総務課長の池上 忍(しのぶ)さんが昇格する。
小坂市長の任期満了が近いため、異動は最小限にとどめ、異動総数は175人となった。
また、組織の見直しでは、新たに2つの係を設置することにしていて、●市内にある3つの診療所を統括する「診療係」を保健福祉部健康推進課に、●5月に開館する創造館の運営を担う「創造館係」を教育委員会生涯学習課に設置する。 -
公立高校 後期選抜の合格発表
県内の公立高校の後期選抜の合格発表が19日行なわれ、全県で1万1,244人に喜びの春が訪れた。
伊那市の伊那北高校では、午前8時30分に合格者の受験番号が掲示されると、発表を待ちわびた受験生たちが、掲示板を取り囲み、自分の番号を確認していた。
番号を見つけると、仲間たちと喜びあったり、携帯電話のカメラで写真に収めていた。
伊那北高校は、普通科204人の募集に対し199人が、理数科4人の募集に対し10人が受験し、普通科には、204人、理数科には4人が合格している。
合格者が募集人員に達しなかった全日制の35校、定時制の16校、多部制の2校では、再募集が行なわれる。
上伊那では、辰野高校、高遠高校、赤穂高校、駒ヶ根工業高校、箕輪進修高校で行われる。 -
南箕輪むらづくり大賞は「アクセス道路をきれいにしよう会」
平成21年度の南箕輪村むらづくり大賞に、きれいなアクセス道路にしよう会が選ばれた。
19日は、役場で表彰式が行われ、代表の中島重治さんに賞状などが手渡された。
きれいなアクセス道路にしよう会は、駒美交差点から信大前交差点までの2.8キロ区間で、清掃作業や花壇整備などを継続して続けている。
神子柴地区の住民や企業など80人が活動に参加している。
また、平成17年から42人が桜の管理を続けている、北殿エドヒガンザクラ愛好会は、むらづくり賞に選ばれ、小林広幸会長に賞状などが手渡された。
唐木一直村長は、「幅広い地域活動で、道路管理や村のシンボルを守っていただいてありがたい」と地域のボランティア活動に対し感謝していた。 -
村井知事と語るつどいIN宮田
村井仁長野県知事と語るつどいが19日、宮田村の村民会館で開かれ、地産地消をテーマに地元住民と語り合った。
19日は、上伊那地区の農家や学校給食関係者など約150人が集まった。
最初に村井知事と料理研究家の横山タカ子さんが地産地消について話した。
村井知事は、「上伊那はさまざまな農作物が取れ、地産地消を実現できる環境に恵まれている」とし、「学校給食に地元食材を取り入れたり、産直市場が多数あるなど、地産地消にも力を入れている」と話した。
横山さんは、今はハウス栽培で一年中食べられる野菜が多いことに触れ、「地域の旬の食材を3度の食事で食べることに勝るものはない。ぜひ地元の食材を食卓にあげるようにしてほしい」と訴えた。
また、上伊那で地産地消の推進に取り組んでいる関係者による意見発表もあった。
そのうち、伊那市長谷で農家民宿「未来塾」のおかみ、市ノ羽 幸子さんは、野生動物による農作物被害が深刻で、年をとった農家が野生鳥獣の被害にあって農業をやめることが増えていると話した。
これに対し、村井知事は、「何か手立てがあればとは思っているが、シカやサルを防ぐ柵の中で人間が耕作をする時代。深刻な問題と考えている」と答えていました。 -
松くい虫被害 伊那市で拡大
上伊那地域の平成21年度の松くい虫被害は、全体では、昨年度を下回るものの、伊那市では、被害が拡大していることがわかった。
19日は、伊那合同庁舎で上伊那地方松くい虫防除対策協議会が開かれ、被害状況などが報告された。
平成21年度の被害量は、5,539立方メートルで、昨年度の6,357立方メートルに比べ、800立方メートルほど減少する見込み。
駒ヶ根市は、3,410立方メートルから2,075立法メートルと大幅に減少が見込まれる一方で、伊那市は、1,222立方メートルから1,734立方メートルと増加が見込まれている。
駒ヶ根市は、被害発生が早く、対策が行き届いていますが、伊那市は、発生から4年目で、対策が追いついていないことがその要因と見られる。
協議会では、伊那市の手良と高遠、ますみヶ丘を新たな重点対策地域に変更して、各種防除対策を講じていく考え。
松くい虫被害の北端は、平成20年1月に被害木がみつかった箕輪町の福与で、それ以来、北上はしていない。 -
5人の仕事展
陶芸や染色などの5人の作家による仕事展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には、陶芸、染色、トンボ玉、革工芸、粘土工芸の5つのジャンルの作品が並んでいる。
この展示は、イベントなどで知り合ったという上伊那や愛知県の作家5人が開いていて、今年で4年目。
それぞれの作家が手掛けた新作を発表する場で、毎年この時期に開いている。
5人のうちの一人、南箕輪村の角田まち子さんは、トンボ玉を展示している。
今回出品しているのは、トンボ玉を使ったネックレスなどで、冬の間に作りためた作品。
この5人の仕事展は22日(月)まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。 -
地価公示価格
国土交通省は、平成22年1月1日現在の地価公示価格を18日、発表した。
県内の地価の状況は、商業地は18年連続、住宅地は13年連続して下落し、下落幅も拡大した。
調査は、全国でおよそ2万7800箇所、県内では337地点で行われた。
伊那ケーブルテレビジョン放送エリア内で下落幅の大きい地点は
伊那市では、荒井の商業地が1平方メートル当り4万5800円から4万3200円でマイナス5・7%。
狐島の住宅地が3万5600円から3万4100円でマイナス4・2%。
箕輪町では、松島の中心市街地の商業地が、4万6000円から4万3600円でマイナス5・2%。
南箕輪村は、沢尻の住宅地が、2万2400円から2万1800円でマイナス2・7%となっている。
県全体では、商業地が18年連続下落し、平均で5・1%のマイナス。
住宅地は13年連続下落し、平均3・8%のマイナスとなっている。 -
伊那まつり実施日8月7日、8日に決定
今年の伊那まつりは、8月7日・8日に実施される事が18日開かれた伊那まつり委員会で決定した。
伊那まつりの実施日については、長野県知事選と重なる可能性があるが、近隣市町村のまつり実施日も考慮し、例年通り、8月の第1土曜・日曜に実施する事となった。
テーマは「絆」、キャッチフレーズは「集え!踊れ♪Yes We Can!!」に決定した。
なお、2日目の花火大会で運行されているシャトルバスの有料化についても検討していくことが確認された。
シャトルバスは、2年前から花火大会の日に運行していて、伊那市勤労者福祉センターから市役所を結んでいる。
有料化については、伊那まつり実行委員会で具体的な検討をしていくという。 -
「白山クラブ」演芸大会
伊那市山寺の高齢者クラブ「白山クラブ」の演芸大会が18日開かれた。
白山クラブの106人が山寺のきたっせに集まり、詩吟や踊り、合唱などを披露した。
白山クラブは、現在会員が215人いて、趣味のクラブ活動や、公園や駅の清掃、年2回の研修旅行などをして交流を深めている。
この日は、年1回の総会に合わせて演芸大会が開かれ、日頃の練習の成果を発表した。
約60年前に流行した「りんごの歌」では、会場全員での合唱となった。
今年で創立51年になる白山クラブでは、全員が健康で楽しく活動に参加できる会をこれからも目指していくという。 -
森林づくり提言
森林税を活用した事業について協議してきた上伊那地域会議は17日、上伊那地方事務所に提言した。
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議の植木達人座長が、上伊那地方事務所の藤澤洋次郎副所長に提言書を手渡した。
提言は、地域会議が2年間にわたって森林整備の現地視察をしながらまとめたもので、間伐材の搬出も補助対象にする事、木材利用と木質エネルギーの利用拡大、森林境界の明確化、林業に関わる人材育成など14項目。
植木座長は、「事業を継続的なものにするには、特に、森林整備と木材の有効利用を一体化させる必要がある」と話している。
藤澤副所長は、県に提言の内容を伝え、実現できるよう努めたい、としている。 -
総合評価落札方式導入へ
伊那市は18日開かれた第4回伊那市入札等検討委員会で、来年度から、建設工事の一部で総合評価落札方式を試行的に導入したいとの考えを示した。
総合評価落札方式は、価格と価格以外の要件を点数化し、その評価点の合計で落札者を決定する方式。
価格以外の評価は、業者の工事実績や、伊那市と災害協定を締結しているなど地域に貢献しているかどうかなどで評価するもので、今後、内容を検討し、次回7月に開かれる委員会に示される予定。
伊那市は総合評価落札方式の導入により、公共工事の品質を確保したい考えで、県や実施している自治体の取り組みを参考に、来年度の秋ごろから試行的に実施したいとしている。
また、委員会では、建築工事にかかわる実施設計業務と監理業務を一括発注で入札する方式を来年度から試行的に実施する方針が示された。
この方式は、管理業務費用の積算方法が来年度から変更となる事から実施されるもの。
監理は、設計書のとおりに工事が進んでいるかを確認する仕事で、これまでは、建築工事を落札した業者と伊那市が随意契約を結び、委託していた。
伊那市では、来年度から設計と監理を一括で競争入札とする方式を、試行的に行い、より入札の透明性を確保したいとしている。 -
上伊那3高校で前期選抜実施せず
各高校に実施の判断をゆだねられていた来年度の高校入試前期選抜について、上伊那では、伊那北・伊那弥生ヶ丘・赤穂の3校の普通科が実施しないことを決めた。
18日開かれた県教育委員会定例会で発表された。
発表によると、上伊那8校では、伊那北高校の普通科・伊那弥生ヶ丘高校普通科・赤穂高校の普通科が前期選抜を実施しないとしている。
県教育委員会では、前期選抜で不合格となる生徒が多いことや、合否判定の基準があいまいであることなどから、実施について各高校に判断をゆだねていた。
県内の高校84校のうち、実施するのは56校、実施しないのは16校、学科により異なる高校が12校となっている。
なお、全日制のすべての職業学科・特色学科で前期選抜が実施され、前期選抜を実施しない28校はすべて普通科となっている。 -
「美篶の歌」題材の講座 最終回
昭和初期につくられた「美篶の歌」を題材にして地域の歴史を学ぶ講座の最終回が15日、伊那市の美篶きらめき館で開かれた。
講座は、美篶の歌を題材にして地域の歴史や文化を学ぼうと去年の4月に始まった。
最終回の講座には、地区住民など30人が出席し、上伊那郷土研究会の伊藤一夫会長が、明治初めから美篶の歌誕生のころまでの地区のあゆみと題して講演した。
伊藤さんは「美篶の歌は明治から大正にかけて歌われた上伊那地理歴史唱歌に、七・五調のなじみやすい曲調が似ている」と話した。
また「歌詞を通して交流が生まれる。歌は地域を一体化させる力がある」と話していた。
講座の最後には12番まである美篶の歌を全員で歌った。
第1回目から参加している男性は「住んでいても知らない事がたくさんあった。若い世代に伝えていきたい」と話していた。
講座ではこれまで、歌の歌詞に出てくる六道の堤や天神山などへ出かけ当時の歴史を学んだ。 -
上伊那公立病院等運営連携会議 初会合
上伊那の公立3病院の機能再編などについて検討する上伊那公立病院等運営連携会議が17日、伊那市役所で開かれた。
会議には公立3病院の院長や上伊那医師会会長、また県の担当者ら21人が出席した。
この会議は、公立病院の機能分担や連携、医師確保のための仕組みの構築などについて検討するもので、これら地域医療再生のための事業に国から5年間で22億4千万円が交付される。
会議では救急医療部会や辰野総合病院施設部会などテーマ別に7つの部会が設置されることが了承された。
辰野総合病院施設部会では、回復期機能強化のための辰野総合病院の移転新築について検討していく。
また事業計画にあった公立3病院の経営統合については当面、機能分担と連携に重点を置くことが確認された。
また救急医療部会では今後、駒ヶ根市の昭和伊南総合病院から伊那中央病院へ救命救急センターの指定変更についても協議される。
救急医療について、実情は伊那中央病院が担っているものの、指定変更については駒ヶ根市など地元が難色を示していることから、救急医療部会で検討していく。
伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の小坂樫男伊那市長は「救急医療部会で早急に結論を出してもらいたい」と話している。
救命救急センター指定について会議では、結論を出すのは県だが課題としては認識しているとして、今後地域住民の理解を得ながら協議を進めていきたい竏窒ニしている。 -
上伊那の小中学校で卒業式
上伊那の小中学校で17日、卒業式が行われ、卒業生たちが慣れ親しんだ学び舎を巣立った。
そのうち、伊那市の美篶小学校では、卒業生68人に星野政寛校長から卒業証書が手渡された。
星野校長は、「思いやりや優しさ、実行力のある6年生でした。中学へ行っても、皆さんの良さを十分に発揮して活躍してほしい」と式辞を述べた。
式の最後には、6年間歌ってきた校歌を合唱した。
教室に戻ると、式の緊張もほぐれ、友人と写真をとるなどして笑顔を見せていた。 -
理鏡様を語る会が紙芝居寄贈
伊那市美篶青島の住民でつくる「理鏡様を語る会」は17日、地域に伝わる昔話を題材にした紙芝居と絵本を伊那図書館に寄贈した。
語る会代表の若林徹男さんらが伊那図書館を訪れ、同会が制作した「理鏡坊のお話」の紙芝居と、絵本を平賀研也館長に手渡した。
この紙芝居と絵本は、伊那市地域づくり活動支援金22万1千円の補助を受け作られた。
理鏡坊は忠臣蔵で知られる吉良上野介の家来で、後に出家し晩年を当時の青島村で過ごしたという。
荒れた農地を耕やすなど青島の人たちのために尽くした理鏡坊は、死ぬ間際に、自らの身の上を明かし青島の人たちは、その遺産で農地を買ったといわれている。
青島では地域のために尽くしてくれた理鏡坊を称え、その功績を語り継ごうと、語る会を結成し、紙芝居や絵本を作った。
語る会では討ち入りのあった吉良家の地元愛知県吉良町で毎年開かれている法要に参加するなど、理鏡坊を通した交流も行っている。
青島の住民で紙芝居や絵本の絵を書いた若林さんは「地域に残る昔話を後世に伝えていきたい」と話している。 -
伊那ミニバスケットボール教室女子チーム 全国出場
今月28日から東京都で開かれる全国大会に出場する伊那ミニバスケットボール教室女子チームのメンバーが16日、小坂樫男伊那市長に出場のあいさつをした。
教室のメンバー15人とコーチが伊那市役所を訪れた。
伊那ミニは、1月に長野市で開かれた県大会で、5年生のみのチームで優勝し、2年ぶり4回目の全国大会出場を決めた。
松永義夫コーチによると、平均身長が低い分、シュートを確実に決めること、ルーズボールを拾うことなど、ゴール下のプレーが勝負の要になるという。
伊那ミニバスケットボール教室が出場する第41回全国ミニバスケットボール大会は28日から東京都で開催される。 -
伊那公民館野草講座 25周年記念講演会
伊那公民館の野草講座が今年で25周年を迎え、16日、伊那公民館で記念講演会が開かれた。
伊那公民館の野草講座は昭和61年から始まり、今年で25周年を迎えた。
この講座の開始当初から講師を務めている県植物研究会会員の柄山祐希さんが講演した。
柄山さんは「西箕輪の仲仙寺の森は自然の植物が多く見られる一方で人が手を入れ保護しているカタクリやイカリ草も見られるのは興味深い」と話していた。
また柄山さんは上伊那地域にある公園などを例に挙げ「最近では客寄せを目的に、本来あるべき所にない植物を植える傾向が見られる」と現状を分析していた。
会場には、市内などから100人が訪れ柄山さんの話に耳を傾けていた。
伊那公民館で行われている柄山さんの講座は毎年人気で、新年度は6月からスタートすることになっている。 -
戦時中の生活や遊び学ぶ
戦時中の子どもの生活や遊びを考え、体験する小学生向けのイベントが14日、伊那市高遠町の総合福祉センターで開かれた。
このイベントは、信濃毎日新聞株式会社が開いている子どもスクールで、子どもから大人まで約100人が参加した。
講師を務めたのは、ブリキのおもちゃコレクターで伊那市ふるさと大使の北原照久さん。
北原さんは、戦争中のおもちゃの材料は木や紙が多かったこと、ブリキのおもちゃは輸出用が多く、当時は1ドル360円だったため、おもちゃの値段も360円が多かったことなどを話した。
また、「運がよくなる魔法の言葉は『感謝』と『ありがとう』。ぜひ覚えてほしい」と話していた。
体験教室では、戦時中に食べたというサツマイモ入りのご飯や薄焼きを試食していた。
また、北原さんのコレクションのポスターを年代順に並べる問題にも挑戦した。
子どもたちは、ポスターに書かれた人や文字から年代を想像し、ポスターを並べていた。 -
担当部署への直通電話導入
伊那市は、現在の代表電話に加え、新たに各担当部署への直通電話を導入する。
直通電話は、24日から導入を始める予定で、27日以降から使用される。
伊那市役所からの電話は、代表電話である78竏・111で着信履歴が残り、履歴をみて掛けなおしても、どの部署がかけたのかわからないという案件が増えたため、今回、直通電話を導入することにした。
番号は、96竏・100から96竏・165まで63あり、各課の係りに直接かけることが出来るようになる。
伊那市では、夜間や災害時などは、交換を通じなくても直接担当部署に電話がかけられるので、対応がスピーディになるとしている。
なお、代表電話はこれまでと変わらず、今までと同様に使用できる。 -
廃棄物不法投棄防止巡回パトロール
上伊那地方事務所や市町村などでつくる上伊那地区不法投棄防止対策協議会は12日、常習的にごみが捨てられている場所の巡回パトロールを行った。
伊那市西町小黒原の市道脇の山林は、片付けてもまたごみが捨てられる常習的な不法投棄個所で、地主が看板を立てても、ビニールヒモを張っても効果はない。
昨年、一帯のごみを取り除いたが、今回訪れてみると、家庭から出るごみを中心にペットボトルや空き缶、ぬいぐるみが捨てられていた。
巡回パトロールをしたのは26人で、伊那市と南箕輪村の3カ所を回った。
伊那市の担当者は、「なかなか効果的な対策がみつからない」と参加者に説明していた。
上伊那地域の不法投棄件数は、ほぼ横ばいで推移していて、昨年度は524件、今年度もこのままいくと昨年度同様の件数になるものと見られる。
市町村別では、駒ヶ根市は減少傾向にあるが、伊那市や南箕輪村では増加傾向にある。
投棄個所は、山林や道路が特に多く、捨てられているのは家庭ごみが大半を占める。
対策協議会では、来年度も不法投棄監視連絡員11人を委嘱し、不法投棄防止に力を入れていくことにしている。 -
久保田文子さん大型切り絵紙芝居披露
大型の切り絵紙芝居を通して地域の民話を伝えている、伊那市長谷の久保田文子さんは10日、高遠町藤沢で、地域のお寺に伝わる物語を題材にした紙芝居を披露した。
藤沢多目的集会施設に約140人が集まり、久保田さんの紙芝居を観賞した。
上演したのは、高遠町地区の西龍寺に300年前から伝わる、白いキツネがシッポで描いた曼荼羅の話で、切り絵で表現されている。
久保田さんは、「地域の民話を多くの人に伝えていきたい」と話していた。
久保田さは、23日にも長藤でこの紙芝居を披露する。