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押し花同好会作品展
伊那市の市民大学の同窓生でつくる、押し花同好会の作品展が、伊那市の日帰り温泉施設、みはらしの湯で開かれている。
みはらしの湯のロビーには、会員9人の作品14点が並べられ、訪れた人たちの目を楽しませている。
この押し花同好会は、伊那市民大学の卒業生1期生が、約10年前に立ち上げたもので、今では、市内各地で年2回のペースで作品の発表をしている。
今回は、春の花をテーマに、桜や梅、クリスマスローズなどを使った、風景画やメッセージカード等が並べられている。
この作品展は、今月30日まで。 -
恩徳寺でサギ草咲き始め
南箕輪村の恩徳寺で、サギ草が咲き始めた。
恩徳寺の境内では、約2800本のサギ草が咲き始めている。サギ草は、盆明けくらいまで楽しめるという。 -
セブンイレブンで住民票など取得可能に
伊那市や箕輪町、南箕輪村など上伊那6市町村では、コンビニエンスストアのセブンイレブンで住民票などの取得が来年から可能となる。
セブンイレブンで取得が可能なのは、住民票の写しと印鑑登録証明書で、住民基本台帳カードが必要です。
広域連合8市町村のうち、飯島町と中川村を除く6市町村で来年2月から始まる予定。
現在、住基カードを利用したセブンイレブンでの証明書の交付は、東京都渋谷区や三鷹市などで始まっている。
セブンイレブンの店舗内の多機能端末機を利用して、全国どこでも住民票と印鑑証明書の交付が受けられるサービスで、広域連合では、利用可能時間が長くなることや、上伊那以外でも利用できること、発行手数料が窓口交付より安くなることなどをメリットにあげている。 -
南箕輪村「村税コールセンター」設置へ
南箕輪村は、電話で村税の納付などを呼びかける「村税コールセンター」を設置する。
10日の村議会全員協議会で村側が議会に対し報告した。
報告によると、村税コールセンターは、外部に委託し設置されるもので、2人が業務にあたる。
主な業務は、滞納者への電話による納付呼びかけや、差し押さえの補助などとなっていて、9月下旬の開設を予定している。
収納対策課によると、平成21年度の村税の滞納額は、約5,000万円、累積では、2億円にのぼるという。 -
伊那市民プールに画鋲が投げ入れられる
伊那市の市民プールに、39個の画鋲が投げ込まれる事件が発生した。
伊那市では、故意であると考えられるとして、伊那警察署にパトロールの強化を依頼している。
伊那市民プールに画鋲が投げ込まれている事が分かったのは、10日の午前8時45分頃。
プール監視員が、プールを開く前の清掃を行っているとき、流水プールのプールサイドに画鋲が投げ込まれているのを発見した。
全てのプールを点検したところ、流水プールのプールサイドとプール内から、あわせて39個の画鋲が発見された。
午前8時10分の点検の際には、発見されなかったという。
市民プールでは7月にもプール内で19個の画鋲が発見されているが、今回は、全てが同じ画鋲で、その数も多い事から、明らかに故意であると判断した。
伊那市では、伊那警察署に連絡し、プール周辺のパトロールを強化するよう依頼している。 -
県議会が南アの食害状況を視察
長野県議会は10日、南アルプスのニホンジカなどによる食害の現地調査をした。
10日は、長野県議会山岳環境保全対策議員連盟の会員12人が林道バスに乗ってニホンジカなどによる食害状況などを視察した。
山岳環境保全対策議員連盟では、山岳のごみやトイレ問題などの環境保全をテーマに検討している。
仙流荘では、伊那市や地元の関係者と意見交換が行われた。
この中で、シカなどによる高山植物の食害対策などについて報告があった。
上伊那猟友会の竹入 正一会長は、「去年試験的に行ったワナによる捕獲に効果があった。今後はワナによる捕獲が増えると思う」と話していた。
また、信州大学農学部の泉山 茂之教授は、「まずは野生動物の生態を知る事が大切。2008年から始めた防護柵の効果も出てきている。」と報告していた。 -
箕輪町で夏休みソーラーカー教室
小学生の親子を対象にした夏休みソーラーカー教室が10日、箕輪町交流センターで開かれた。
10日は、夏休み中の小学生と保護者、20組が集まり、太陽光パネルで発電したエネルギーで動くソーラーカー作りに挑戦した。
箕輪町郷土博物館が今年度初めて企画した。
郷土博物館では、これまでも子どもを対象とした教室を開催しているが、今回は、電気の大切さを知り、科学に関心を持ってもらおうとソーラーカー教室を企画した。
教室では、中部電力伊那営業所から講師を迎え、ソーラーカー作りに挑戦した。
太陽光パネルを取り付けた後、車体を組み立てて完成。
出来上がったソーラーカーは、屋外で走らせた。
子どもたちは、自分の作ったソーラーカーが実際に走る様子見て、笑顔を見せていた。 -
天竜橋 予定より早く撤去工事完了
7月の長雨で橋脚が沈下していた伊那市から南箕輪村にかかる天竜橋の撤去工事が9日完了した。
天竜橋は、現在、新天竜橋の建設を進めていることから10月以降の撤去を予定していたが、7月の長雨の影響で橋脚が50センチほど沈下し橋が落ちる可能性がでてきたことから、予定を早め先月26日から撤去工事を始めた。
伊那建設事務所では、撤去完了を台風による大雨で、川が増水する9月上旬を目指していましたが、天候に恵まれたことや、夜間も工事を進めたことなどから予定より早く9日撤去が完了した。
工事期間は15日間だった。
新天竜橋は現在歩行者に限り朝夕の時間限定で通行が可能で完成は10月中を予定している。 -
上古田保育園ジャガイモ掘り体験
箕輪町の上古田保育園の園児が10日、保育園近くの畑でジャガイモを収穫した。
10日は、未満児から年長児までの60人が、上古田公民館西側の畑で、ジャガイモを収穫した。
上古田保育園では、食育の一環としてジャガイモなどの野菜を毎年育てている。
10日は、5月に植えたジャガイモを収穫した。
子どもたちはジャガイモの茎を引っ張ったり、土を掘ったりして、土の中からジャガイモを掘り起こしていた。
10日収穫したジャガイモは、今月18日に予定しているカレーパーティーで味わうという。 -
南箕輪村「大芝子ども未来塾」
夏休み中の子ども達が、宿題や体験学習をする、夏休み 大芝子ども未来塾が、2日、南箕輪村公民館で開講した。
午前中、公民館の一室では、村内の小学生26人が宿題をしていた。
大芝子ども未来塾は、学年を超えた団体行動や、自然観察などを通して、自主性とたくましさを身につけてもらおうと、今年度、初めて村公民館が開いた。
子ども達の世話をするのは、元教員や信州大学の学生ら13人で、ボランティアとして参加している。
午後からは、大芝高原に移動し、植物の観察や、木の葉や石などを使った遊び等を体験した。
このうち、元教員の原 孝壽さんは、長距離を移動する蝶、アサギマダラの餌となるフジバカマを紹介した他、さわるとかぶれてしまうので、ウルシには触らないようにと子供たちに教えていた。
塾は、4日まで開かれ、最終日には、縄文時代を再現した食事作り等に挑戦する予定。 -
弥生高の生徒が保育士体験
伊那弥生ヶ丘高校の生徒が5日、伊那市の竜南保育園で保育士体験をした。
保育士体験は、伊那弥生ヶ丘高校の夏休み中の体験学習として行われたもので、竜南保育園には1、2年生5人が訪れた。
高校生は、年長から未満児までの各クラスに一人ずつ入り、園児と触れ合いながら保育士の仕事を体験した。
このうち年長クラスでは、ジャガイモ掘りをした。
高校生は、園児に声をかけながら、一緒にジャガイモを掘っていた。
竜南保育園では、毎年高校生の体験学習を受け入れていて、「保育園という職場を知ってもらい、ぜひ保育士になってほしい」と話していた。 -
伊那まつりに8万5千人
7日8日と2日間に渡り行われた伊那まつり。近年最高となる、8万5千人の人出があったと、9日、伊那市が発表した。
伊那市は、平成16年から、まつりの人出の人数を発表していて、その中で、8万5千人は過去最高の数字だという。
大きな要因として、伊那市では、2日間とも好天だったことを上げている。
1日目の市民おどりは、去年よりも7千人増え3万2千人の人出があった。
6700人が参加した市民踊りは、去年の83連から6連増えての89連となった。
企業や地区からの参加でなく有志で作る団体の参加が増えたという。
伊那市では、ダンシング オン ザ ロードを踊るようになってから14年たち市民に浸透してきたことが、参加連の増加につながっているとみている。また、踊りを見に来る見物客や、ローメン横丁、酒蔵横丁などのイベントに参加する人も増えたという。
2日目の花火大会には、例年並みの5万3千人の人出があった。
去年は、雨の中での花火大会だったため、去年と比べると1万2千人増えた。
伊那まつりの花火大会は、上伊那では最大規模で、市外からも大勢訪れているという。
伊那市では、「天候に恵まれ、大盛況のうちにまつりを終了することができた」と話している。
伊那まつり2日間の人出、8万5千人は、伊那市の8月1日現在の人口7万2112人を上回った。 -
触って楽しむ木の造形展
木の感触を肌で感じ、楽しむ「触って楽しむ木の造形展」が、伊那文化会館で開かれている。
展覧会には、パズルや楽器、コマなど6種類が並んでいる。
これらは、2006年度に県信濃美術館で開かれた、同様の展覧会で展示されたもの。
展示物のいくつかが、信濃美術館に寄贈され、美術館では、県内の社会教育施設などに貸し出している。
木の音を楽しむ木製楽器は同じ形でもいろいろな素材を使うことで、違った音色を出すことができる。
顔の造形パズルは木の質感や色、形の違ったものを使い、何通りもの表情を作ることができる。
「触って楽しむ木の造形展」は、22日日曜日まで、伊那文化会館で開かれている。 -
うたごえサークルが平和音楽会
ナガサキに原爆が投下されて9日で65年が経った。9日は、伊那市のいなっせで、原爆の悲惨さを伝え、核兵器のない平和な世界をつくろうと音楽会が開かれた。
音楽会は、上伊那で歌を通して平和を訴え活動している「うたごえサークルざざむし」が開いた。
音楽会では、長崎の被爆者で、1993年に亡くなった故・渡辺 千恵子さんの体験談を、語りと合唱で綴る「平和の旅へ」が演奏された。
渡辺さんは、原爆により16歳の時に半身不随となりましたが、母親の励ましで、ナガサキの語り部として生きる事に人生の意味を見出していく。
渡辺さんは、自らの体験を語る中で、32年間の寝たきり生活から自立すること決意する。大きな手術やつらいリハビリを乗り越え車いすで生活できるようになった。
「うたごえサークルざざむし」では、被爆者の願いや平和への思いを、音楽を通して発信していきたいと話していた。 -
赤そばの里で播種
赤そばの里としてしられる、箕輪町上古田の畑で、9日種まきが行われた。
古田の里赤そばの会のメンバー9人が参加して、4.4ヘクタールの畑に高嶺ルビーとよばれる品種の赤そば、200キロの種をまいた。
9日は、作業の途中、雨が降ってきた為、種が固まりにならないよう、タンクにビニールシートをかぶせ、作業を行った。
上古田の畑では、もともとトウモロコシなどを作っていたが、猪などにより食い荒らされてしまうため、9年前から鳥獣対策で赤そばを植えるようになった。
花の見頃となる9月下旬には、畑一面に赤そばが咲きそろい、県内外から多くの人が訪れる、町の観光スポットの一つとなっている。
会では、9月19日に里開き、25日、26日に花まつりを開く予定で、農作物の販売などを計画している。 -
上伊那生協病院デイケア利用者作品展
箕輪町の上伊那生協病院で、デイケアを利用している人の作品展が開かれている。
1階ロビーには、上伊那生協病院のデイケアを利用しているお年寄り、約50人の作品が並んでいる。
利用者がいきがい作りやリハビリの一環として作った物で、書道や陶芸などおよそ100点が展示されている。
なかには様々な色のビーズを散りばめて絵にした作品や、木々を細かく表現した切絵などもある。
書道を学んでいるデイケアのある利用者は「日常の中で書道を習う貴重な時間。人の作品からも刺激を受けています」と話していた。
上伊那生協病院デイケア利用者作品展は13日金曜日まで開かれている。 -
プルタブなどを市社協に寄付
シニア大学の卒業生でつくる上伊那賛助会は9日、プルタブやタオルなどを伊那市社会福祉協議会に寄付した。
上伊那賛助会の唐澤定会長が、会員らが集めたプルタブやタオルなどを伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長に手渡した。
上伊那賛助会は、シニア大学を卒業した上伊那地区の人達で組織されている。
会員は約400人で、その中に書道や俳句などを楽しむ26のグループがある。
9日は、それぞれのグループの代表が集まり、今後の活動について話し合いをした。
賛助会では、年に2回こうした寄付を行っていて、車イスの購入などに役立てられている。 -
西箕輪南部保でサンセットウォッチ
伊那市の西箕輪南部保育園の園児や保護者が5日、園の庭で夏の夕暮れを楽しむ「サンセットウォッチ」を行った。
5日は午後6時から7時半にかけ園児と保護者が日が沈む様子を観察した。
園児達が牛乳パックなどで作ったランプシェードや、ペットボトルでつくったオブジェなどが飾られ、幻想的な世界を作り上げていた。 -
原爆の日「平和のつどい」
年、昭和20年の8月6日、ヒロシマに原爆が投下されてから65年。伊那市坂下の丸山公園では、市民らが平和への誓いをあらたにした。
原爆が投下された午前8時15分、防災無線のサイレンに合わせて市民らが黙とうをささげた。
平和のつどいは、非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会が毎年8月6日に開いている。
原爆の火がともされている丸山公園の平和の塔の前には、市民50人ほどが集まった。
参加者の中には、被爆者の遺族もいて、式が終わると平和の塔に全員で花を手向けた。
つどいでは、被爆し亡くなった初代運営委員長の川本浩一さんにまつわるエピソードも紹介され、恒久平和・核廃絶を誓っていた。 -
大萱保園児がトウモロコシ収穫体験
伊那市西箕輪の大萱保育園の園児達が6日、保育園の近くの畑でトウモロコシの収穫体験をした。
6日は、年少児から年長児までの80人と、区長など地域住民7人が参加した。
収穫体験は、大萱保育園が西箕輪北部保育園と統合されるため、現園舎での子ども達の思い出作りと地域の人との交流を目的に行われた。
トウモロコシは、5月下旬に地域の人が、園児の為に植えた。
園児達は、もぎ取り方を教わると上手に収穫していた。
園に戻ると子ども達は、自分たちでトウモロコシの皮をむき、15分ほど茹でて、地域の人達と一緒に味わった。
大萱保育園は来年4月、西箕輪北部保育園と統合し新しい保育園となる。 -
上伊那景観育成住民協定パンフ作成
上伊那地域で景観育成住民協定を結んでいる協定地区の連絡協議会は、会の活動を紹介するパンフレットを作成する。
景観育成住民協定は、次世代に残すべき景観を守り育てるために、地域住民が自ら建物などの基準を定め協定を結ぶ。
5日は、伊那市のいなっせで協定地区の会合が開かれ、パンフレットの案が示された。
パンフレットには、上伊那地域の住民協定全28カ所について、目的、特徴、基準、主な活動、写真を掲載する計画。
県の地域発・元気づくり支援金24万9千円の交付を受け、1500部作成する。完成は11月の予定。
協議会では、協定で建築物の高さなどの基準を定めていることから、完成したパンフレットの配布を兼ねて建築士会や建設業協会などと懇談会を開くという。 -
箕輪町の高校生フェンシング入賞報告
先月沖縄県で開かれた全国高校総体、フェンシング競技で入賞した箕輪町出身の高校生2人が5日、町役場を訪れ平澤豊満町長に入賞を報告した。
入賞したのは、伊那北高校3年の河西 駿介君と赤穂高校3年の浦野 夏菜さん。
河西君は、全身を突きのみで攻撃する競技「エペ」で、5位入賞を果たした。46人出場した予選を勝ち上がると、決勝リーグでもベスト8をかけた試合で逆転勝ちした。
浦野さんは、胴体を突きのみで攻撃する「フルーレ」で8位に入賞した。96人出場した予選をぎりぎりで勝ち上がると、気持ちをうまく切り替え決勝トーナメントでは3勝した。
2人とも、大学進学を目指していて、進学後もフェンシングを続けていきたいと話していた。 -
反核・反戦・平和のつどい
恒久平和を願う、平和のつどいが6日伊那文化会館で開かれ、戦争体験者らが反戦を訴えた。
反核、反戦を訴える平和のつどいは、戦争の悲惨さを後世に伝えていこうと県教職員組合上伊那支部などが開いたもので、会場には約80人が集まった。
平和のつどいでは、まず、授業で平和学習に取り組んでいる南箕輪中学校の生徒が学習の成果を披露した。
伊那市にある旧陸軍飛行場などを調べた生徒らは、「すぐ近くに戦争の跡があることを知らなかった。戦争は国のためというが、やはりおかしいし、自分たちにはできない。」と発表していた。
また「今の若者に伝えたいこと」をテーマにパネルディスカッションが行われた。
このうち満蒙開拓団関係者で当時教諭だった三澤豊さんが、教え子を満蒙開拓青少年義勇軍として送りだしたという後悔の念を話した。
また日中戦争従軍経験者の長田伊三男さんが悲惨だった戦争体験を振り返った。
他に戦争体験者の証言をまとめた番組を手掛ける伊那ケーブルテレビジョンの伊藤秀男放送部長が、取材を通じて感じたことについて話した。
平和のつどいでは、核も戦争もない平和な21世紀を願い平和運動を強力に進めていくことを誓うとのアピールが採択され、集まった人たちは、恒久平和を願っていた。 -
食育の一環でファミリークッキング
箕輪町食生活改善推進協議会は、食育の一環として、5日、町保健センターでファミリークッキングを開いた。
ファミリークッキングではオムライス、サラダ、スープ、フルーツポンチの4品を作った。
これは、夏休み中の子どもとその保護者を対象に、年1回開いているもので、今回は8組、20人ほどが参加した。
野菜をふんだんに使ったバランスの良い料理を、参加者はおいしそうに食べていた。 -
食と農業・農村振興施策を検討
長野県の食と農業・農村振興施策について検討する審議会の上伊那地区部会が5日、JA上伊那本所で開かれた。
県から委員として委嘱されている農業者の代表、農業団体の関係者など11人が参加した。
この部会は、長野県が、県下10圏域にそれぞれ設置していて、各地域の意見を、県の施策の参考にしようと開かれている。
市川武二上伊那地方事務所長は、「農業者の高齢化・農作物の価格の低迷など、農業の現状は厳しい。地産地消の拡大を図るため産直市場の活性化や、学校給食での利用拡大などにつとめたい」と挨拶した。
委員からは、「目標の設定は、どれだけ収量があるかではなく、それによりどの程度の収入があるかにしなければならない」といった指摘や、「農業が生命を支えている産業だという認識を持ってもらいたい」「農業で食べていけるということが分からなければ、担い手は現れない」といった意見が出ていた。 -
みどりの少年団が交流
子どもたちが自然保護や森を育てる活動をする、みどりの少年団の上伊那地区交流集会が5日、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれた。
上伊那の小学校17校から、みどりの少年団の団員235人が参加した。
交流集会は、自然に親しみながら上伊那地区の団の交流を図ろうと、毎年夏休みに開かれている。
高遠城址公園では、児童が10のグループに分かれて、桜の木を中心に公園内に植えられた木の観察などをした。
子どもたちは、木の高さや太さを調べたり、若い木と年をとった木の違いを手で触るなどして観察していた。
子どもたちは、見たこと、感じたことを記録しながら、自然観察を楽しんでいた。 -
12人の手づくり作品展
長野県内で活躍する創作作家12人の手づくり作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には、木工・家具・陶芸・染め織りなど850点が並んでいる。
大町市や松本市在住の作家が中心で、30代の若手から、60代のベテランまで12人が作品を出品している。
工芸展などで知り合った仲間同士であつまり、今回初めて、12人で作品展を開いた。
会場には、手仕事で丁寧に作られた作品が並んでいる。
関係者は、「出品者それぞれの確かな手仕事をみてもらえるとありがたい」と話していた。
この、12人の手仕事展は、17日(火)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。 -
14日と15日に劇団「南信協同」が公演
伊那市の伊那文化会館の附属劇団「南信協同」は、今月14日初日の公演に向けて、練習に熱が入っている。
4日は、本番を行う伊那文化会館の小ホールで、稽古が行われた。
今回、南信協同が公演を行うのは、井上ひさしさん作の「花よりタンゴ」という作品。
時代は、戦後、昭和22年。戦争で取り残された4人姉妹が、わずかな全財産を元に、銀座でダンスホールを開業する。
戦後の時代を、歌と踊りを通して、明るく生きぬいてきた女性たちを描いた作品。
南信協同は、今回の舞台で初めて、歌とダンスに挑戦する。
歌とダンスは今回の舞台に向けて、専門家から指導を受けた。
4日の稽古でも、歌と踊りのシーンを中心に稽古していた。
この南信協同の「花よりタンゴ」の公演は、8月14日と15日の2日間。
入場料は、前売りで、一般1000円。 -
中心商店街再生へ検討はじまる
県の支援事業の採択を受けた、伊那市の山寺から西町までの中心商店街の再生事業について、具体的なプランを検討する委員会の初会合が5日いなっせで開かれた。
伊那市中心市街地再生プラン策定委員会は、7月に発足した中心市街地再生協議会の下部組織として、具体的な計画を検討する。
委員会は、商店街の代表や、関係する区の代表、商工団体など24人で構成されている。
委員長には伊那商工会議所副会頭で(株)ニシザワ社長の荒木康雄さんが選ばれた。
荒木さんは、「観光の街をめざす伊那市の入り口である中心市街地が、現在のままでよいのかというのは課題だ。まちづくりは人づくり。地域を作る人がどのような行動をとるかで、地域がきまっていく」と挨拶した。
また、委員会ではそれぞれが、中心市街地の再生に向けた思いや、考えを話した。
県の支援事業は、平成24年度までの3年計画で、今年度中に、再生プランをまとめ、来年度からプランに基づいて、再生事業が実施される。
委員会では、ワークショップや、セミナーの開催、空き店舗調査などを行いながら、今年度中に再生プランをまとめる計画。 -
西早稲田中生徒が高遠町で農業体験
東京都新宿区の西早稲田中学校の生徒が4日、伊那市高遠町で農業体験をした。
西早稲田中学校では、給食で高遠の野菜を使っている事から、毎年夏休みを利用して農業体験に訪れている。
生徒は班ごとに分かれて作業を行い、このうち小原にあるハウスでは、生徒4人がトルゴギキョウの切り取り作業を体験した。
生徒たちは、花の数を数え丁寧に切りとっていた。