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中尾歌舞伎春季公演にむけ稽古
中尾歌舞伎保存会による春季定期公演が今月29日に行われる。
本番を間近にひかえ会員らは稽古に熱が入っている。
20日の夜は伊那市長谷中尾の中尾座で、本番で着る衣装をまとっての稽古が行われた。
公演では「人情噺(にんじょうばなし) 文七元結(ぶんしちもっとい)」という演目が披露されることになっている。
この演目は、借金をかかえた無類のばくち好きの男、長兵衛と、その娘で借金を返すために身売りするお久など江戸時代の町民の気質と人情が表現されている。
中尾歌舞伎は江戸時代にはじまり地域の人たちにより伝えられていたが、太平洋戦争により途絶えてしまった。
しかし地元の若者が復活させ平成18年に伊那市無形民俗文化財に指定されている。
演技の指導にあたっているのは、戦前に役者として舞台に立ったこともある、西村 清典(きよのり)さん。本番を間近に控え、指導にも熱が入る。
中尾歌舞伎の春季定期公演は、今月29日木曜日、伊那市長谷中尾の中尾座で行われる。 -
さくらの湯200万人突破
伊那市高遠町の高遠温泉さくらの湯の来場者が、21日、200万を突破し、記念セレモニーが行われた。 セレモニーでは、くす玉を割って200万人達成を祝った。
200万人目となったのは、高遠城址公園の花見の帰りに立ち寄った諏訪市の小林きさみさん。小林さんと200万人目の前後の二人に、記念の品として入浴券などが贈られた。
さくらの湯は、H6年4月にオープンし、H13年に100万人、H17年に150万人を突破した。
ナトリウム分が多くツルツルとした泉質で、年間10万人以上が訪れている。
さくらの湯を運営する伊那市観光(株)の伊藤 俊規(としのり)取締役は「これまで利用して頂いた200万人の皆さんに感謝したい。これからも末長く利用してください」と話していた。 -
伊那中央病院で防火訓練
伊那中央病院で19日、防火訓練が行われた。
防火訓練は、病棟エレベーター前のごみ箱から出火し火災が発生したとの想定で行われた。
年1回行っている訓練で、昨日は職員約100人が参加した。
病院内での訓練で実際に消火器を使うことができないため、絵に描いた炎に向かって消火する動きを確認していた。
また、やけどなどけが人が発生した状況を報告し、けが人を搬送する訓練も行われた。
想定訓練の後には、散水栓を使い実際に放水する訓練もあった。
職員は、扱い方を確認し放水していた。
訓練後の講評で小川秋實院長は、全体的には合格点竏窒ニした上で、「情報伝達や放水開始が迅速にできるようお願いしたい」と話していた。 -
新山小児童がシイタケの菌打ち
伊那市の新山小学校の児童が20日、キノコの菌打ちを体験した。
20日は、新山小学校の児童が、地元住民でつくる「新山保育園・小学校を考える会」の協力のもと、シイタケやナメタケなどの菌打ちを体験した。
これは、「新山の保育園・小学校を考える会」が、子供たちに地域の人との関わり合いの中で、地元の文化にふれてもらおうと企画した。
最初に上級生が菌を打ちつける木にドリルで穴をあけた。
その後、長さ1センチほどのキノコの菌を、かなづちで木に打ちつけた。
菌を打ちこんだキノコは、早いものは今年の秋にも収穫できるということで、収穫したキノコは、給食などに入れて味わうという。 -
高遠城址公園 22日から無料開放
桜が散り終わりに近づいた伊那市の高遠城址公園は、21日で有料期間を終了し、明日から無料開放される。
高遠城址公園の有料期間は、今月1日の公園開きから21日までの21日間となり、満開の期間は1週間でした。
今年は、17日の雪の影響で公園内の木が折れ、初めて入園禁止措置を午前中にとり、午後は無料で開放した。
伊那市では、これらの影響で、例年より1割程度入場者が減っているのではないかとみている。
今シーズンの入場者数は、5月中に集計される事になっている。 -
食生活改善推進協議会定期総会
長野県食生活改善推進協議会上伊那支部は今年度、糖尿病に重点をおいた健康プロジェクト事業を行う。
これは21日、伊那合同庁舎で開かれた長野県食生活改善推進協議会上伊那支部の定期総会で示された。
計画案によると、今年度は新たに糖尿病に重点を置いた健康プロジェクト事業を行う。
普段の生活での予防や、悪化させないための対策、医師を招いて講習会を開いていくという。
その他にも、減塩対策として「うす味習慣の定着化活動」などを行っていく考え。
六波羅 弘美支部長は「充実した活動を行っていく為にも地区組織強化を図りながら取り組んでいきたい」と挨拶した。 -
高遠美術館入館者50万人達成
伊那市高遠町の信州高遠美術館は19日、開館以来17年目で入場者数50万人を超え、セレモニーを行った。
50万人目になったのは、大阪府の三浦紀男さん、艶子さん夫妻。
50万人目の前後となった三重県の山川幸洋さん、百合子さん夫妻や、奈良県の竹田久美子さんら3組に花束や記念品が贈られ、50万人達成を祝った。
50万人目の三浦さんは、「思いがけないことでびっくりしている。今日はゆっくり散策したい」と話していた。
伊那市の北原明教育長は、「この美術館は、豊かな自然に囲まれている。季節毎に違った風景を楽しめるので、また伊那を訪れて下さい」とあいさつした。
信州高遠美術館は、平成4年10月にオープン。地元の画家中村不折などの作品約1200点を収蔵し、年間3万人ほどの利用がある。 -
キノコのこま打ち体験
伊那市ますみヶ丘の平地林で18日、キノコのこま打ち体験が行われた。
森林を身近に感じてもらおうと伊那市が開いたもので、小学生ら30人が参加してキノコのこま打ち体験をした。
こま打ち用の原木はますみケ丘平地林で間伐したナラの木約60本を使った。
参加者達は、ドリルで深さ1センチほどの穴を開けクリタケのこまを打ち込んでいった。
こまを打った原木は一人一本ずつ家に持ち帰った。
指導にあたった林業技士の稲辺謙二郎さんは「枯れ葉などを被せて乾燥させないこと」など管理方法をアドバイスしていた。
参加したある児童は「こまを打ちつける作業が楽しかった。早くキノコを食べたい」と収穫を楽しみにしていた。
参加者達は、1年半をかけてそれぞれの家庭で手入れをし、収穫して味わうという。 -
春らんまんみはらし祭り
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで18日、春らんまんみはらし祭りが行われ、多くの家族連れで賑わった。
春らんまんみはらし祭りは、毎年この時期に行われている恒例のイベント。
会場には、地元で採れたアスパラガスやおやき、ローメンなどの販売ブースが設けられた。
ダチョウの卵の重さを当てるクイズや餅つきなどさまざまなイベントも行われていた。
今年初めて、みはらしいちご園のイチゴを使った大福づくり体験も行われ人気を集めていた。
訪れた人たちは、イチゴをあんこで包んで大福を完成させ、出来たてを味わっていた。
晴天に恵まれた同日は、多くの人がみはらしファームを訪れ休日の一日を満喫していた。 -
箕輪町予算執行方針を職員に説明
箕輪町は19日、本年度の予算執行の方針を職員に説明した。
各部署の職員約70人が集まり、本年度の予算執行方針について説明を受けた。
町では、厳しい経済情勢の中、「町としても厳しい財政運営が避けられない状況」として、本年度の基本方針として、経費の徹底した見直しと削減を行い事業を進めていく竏窒ニしている。
平澤豊満町長は、「マンネリ化にならないよう新たな気持ちで取り組み、業務実態を変えることに取り組んでほしい。スピードを持って、最少のコストで最高品質のサービスを町民の皆さんに提供できるよう心がけてほしい」と呼びかけた。 -
全国学力テスト
小学6年生と中学3年生を対象とした全国学力テストが19日、実施された。
平成19年度に始まった全国学力テストは、小学6年生と中学3年生のすべてを対象に行われてきたが、今年からは国が学校を無作為に選んで行われることになり、伊那市では小学校5校、中学校1校が選ばれた。
県教育委員会によりますと、県内の公立小中学校では、小学校74校、中学校51校が選ばれたほか、自主的に小学校233校中学校99校でも実施された。
調査は、義務教育の水準向上のため学力、学習状況の把握をしようと文部科学省が実施した。学力テストの結果は8月下旬にまとまる予定。 -
伊那市と会津若松市が親善交流
江戸時代の高遠藩主保科正之が縁で旧高遠町と福島県会津若松市が親善交流を締結して10年を迎えた。
今後も友好関係を更に発展させていこうと伊那市は会津若松市と19日、親善交流を締結した。
会津若松市の管家一郎市長をはじめ、訪問団約100人が18日から伊那市を訪れている。
19日は、小坂樫男伊那市長や管家会津若松市長らが、信州高遠美術館横の芝生広場にコヒガンザクラを植樹した。
この後、会場を市役所に移し調印式が行われた。
旧高遠町は、保科正之が縁で平成12年9月24日に会津若松市と親善交流を結んだ。
平成18年3月31日の合併以降も市民レベルで交流を深めてきた。
親善交流が10周年を迎えたことから友好関係を更に発展させていこうと、伊那市と会津若松市が親善交流を結び、小坂市長と管家市長が親善交流書を取り交わした。
会津若松市からはうるし工芸の屏風が、伊那市からは伊那市の歌が刻まれた楯が記念品として贈られた。
伊那市と会津若松市は今後、お互いの祭りなどのイベントに参加するなどして交流を進めていくという。 -
新谷志保美さん報告会
バンクーバーオリンピックのスピードスケートに出場した新谷志保美さんの出場報告会が18日夜、宮田村の宮田村民会館で行われた。
後援会や村民ら約150人が参加し新谷さんを拍手で迎えた。
報告会では、宮田太鼓の演奏や後援会のこれまでの活動をまとめたビデオが紹介された。
後援会会長の清水靖夫宮田村長は、「夢と感動をありがとう。村にも大きな活力をいただいた」とあいさつした。
新谷さんは、「オリンピックでは盛大な応援をありがとうございました」とあいさつし、選手村やオリンピックに出場した選手と撮った写真などを紹介していた。
会場の外には、オリンピックで着用したレーススーツなども展示されていた。
新谷さんはバンクーバーオリンピック女子500メートルに出場し14位だった。
新谷さんは今月上旬、現役引退を表明している。 -
信大インターンシップ発表会
企業での長期インターンシップを体験した信州大学大学院農学研究科の大学院生が15日、成果を発表した。
信州大学大学院農学研究科では、産学連携による実践型の人材育成事業、長期インターンシップ・プログラム開発を平成18年度から行っている。
昨年度は、新たな研修先として4社が加わり、8社で大学院生9人が体験した。
この日は、昨年度インターンシップを行った5人が、成果を発表した。
岐阜県に本社を置き、野菜を工場生産しているサラダコスモに研修にいった河村篤紀さんは、野菜の新芽「スプラウト」の商品開発に取り組んだ。
調理の手間を省き、使いきれる量だけ購入できるネギのスプラウト商品を考えた。
河村さんは、「体験を通して企業で働くとはどんなことかイメージを持つことができた」とまとめていた。
信州大学によると、このインターンシップで院生が開発した商品が実際に販売され、人気を呼んだ例もあるという。
信州大学農学部では、この事業を通じて、高度な専門技術だけでなく、経営感覚を身につけた実践的な人材を育成したい竏窒ニしている。 -
中央道雨水排水について協議
中央道の雨水の排水について、伊那市の諏訪形区と中央道を管理する中日本高速道路株式会社が19日、対策案について意見交換をした。
伊那市の諏訪形集落センターで、諏訪形区を災害から守る委員会の委員や中日本高速道路株式会社、伊那市などから17人が出席し、話し合いが行われた。
諏訪形区では、平成18年の豪雨災害の時、農業用水路から水があふれ、床下浸水などの被害が発生した。
区では、農業用水路に中央道の雨水が流れこんでいることが原因の一つとして考えられることから、平成20年から、中日本高速道路や伊那市を交え対策について検討を行ってきた。
4回目の話し合いとなるこの日は、諏訪形区から中央道の法面を利用し集落の外れまで雨水を運ぶ水路を建設する案と、中日本高速道路から雨水が集中する場所にバイパスとなる新たな水路を建設する案が出された。
諏訪形区を災害から守る委員会の中谷幹男委員長は、「地区の安全を守るため、一歩ずつ交渉を進めていきたい」と話していた。
中日本高速道路株式会社の広瀬友康さんは、「地域の意見を聞き、出来ることについては関係団体と協議しながら進めていきたい」と話していた。
両者はそれぞれの案を持ち帰り、1カ月後に話し合いを行う予定。 -
高齢者ら専用駐車区間制度開始
高齢者や妊婦などを対象にした専用駐車区間制度が19日から全国一斉に始まり、伊那市に2台分が設置された。
高齢者らの専用駐車区間は、上伊那地域では伊那市のみで、坂下の長野銀行前に2台分が設置された。
これは、道路交通法の改正に伴い、高齢運転者などに優しい道路交通環境を整備しようと導入された。
専用駐車区間には、「標章車専用」の道路標識が設置されている。
利用できるのは、70歳以上の高齢者、体の不自由な人、妊婦と出産後8週間以内の女性。
警察署で「専用場所駐車標章」の交付を受け、駐車する際に標章を自動車のフロントなどよく見える場所におく。
長野銀行前の駐車区間の利用は、午前9時から午後5時まで。
対象外の車が駐車した場合は駐車違反となり、通常より高い反則金が科せられる。
伊那警察署では、「対象となる人は申請をして、活用してほしい」と話している。
長野県全体では、専用駐車区間は10カ所39台分が設置されている。 -
翔の会洋画展
上伊那の元陽展出品作家でつくる翔の会は、初めての洋画展をいなっせで開いている。
いなっせ2階ギャラリーには、80号から100号の大作20点が飾られている。
翔の会は、上伊那地域の元陽展出品作家10人が加盟していて、自然の法則の美を追求している油絵研究グループ。
会場には、自然の色の調和やコントラスト、造形美をそれぞれの視点から描いた作品が並ぶ。
代表の須澤重雄さんは、「詩情豊かなロマンの表現を多くの人に見てもらいたい」と話している。
翔の会洋画展は20日まで。 -
伊那市内弁当店でノロウイルスによる食中毒発生
伊那保健所は19日、伊那市内の弁当店でノロウイルスによる食中毒が発生したと発表した。
伊那保健所によると、食中毒が発生したのは伊那市坂下の弁当店、合資会社双葉弁当店。
伊那保健所はこの弁当店に対し、19日から22日までの4日間営業停止を命じた。
患者は4月11日にこの弁当店で調理された巻きずしなどを食べた2グループ178人中89人。
検査により患者及び調理従事者の便からノロウイルスが検出された。
なお患者は全員快方に向かっているという。 -
あぐりスクール開校
小学生が農業体験などをするJA上伊那のあぐりスクールが18日、開校し、伊那市のJA上伊那本所で式が行われた。
あぐりスクールは、子ども達に農業を体験してもらいながら食物や農業の重要さを感じてもらおうと開かれていて今年で5年目。
今年は、小学校2年生から6年生までの児童92人が入校した。
あぐりスクール校長の宮下勝義代表理事組合長は「体験を通し食の大切さや食べ物に対しての感謝の気持ちを持ってほしい」とあいさつした。
この後、東春近の畑に移動してトウモロコシとジャガイモの種まきに挑戦した。
子ども達は土の感触を楽しみながら種をまいていた。
あぐりスクールは12月まで行われる。次回は5月に田植え体験を予定している。 -
伊那市長選挙・市議会議員選挙
任期満了に伴う伊那市長選挙と市議会議員選挙が18日、告示された。
市長選挙には新人2人が立候補した。
市議会議員選挙には、定数21に対して24人が立候補して、市長選、市議選とも選挙戦に突入した。
伊那市長選挙立候補者は届出順で、白鳥孝さん(54)無所属・新人。前副市長で西箕輪中条。対話を基本に市民の目線に立った民間感覚による自治体経営を訴えている。
野口俊邦さん(67)無所属・新人。元信州大学農学部長で西町。憲法を暮らしに生かし、一人ひとりの市民を大事にする市政への転換を訴えている。
伊那市長選挙は25日投票が行なわれ、即日開票される。
一方、伊那市議会議員選挙には、定数21に対し現職14人、新人10人の合わせて24人が立候補した。
党派別では、共産が4人、公明が2人、ほかは無所属。
市議会議員選挙も25日に投票が行われ、即日開票される。
なお19日から24日まで期日前投票が行われている。
17日現在の選挙人名簿登録者数は5万6809人。
伊那市選挙管理委員会の田中信也委員長は、「自らが主権者であるとの自覚を持って、積極的に投票するようお願いいたします」との委員長談話を発表した。 -
伊那市長選挙 市議会議員選挙告示
任期満了に伴う伊那市長選挙と市議会議員選挙が18日告示された。
市長選挙には、すでに出馬表明していた前の副市長白鳥孝さんと信州大学農学部の名誉教授野口俊邦さん2人が立候補を届出。
市議会議員選挙には、定数21に対して現職14人、新人10人の合わせて24人が立候補して、市長選、市議選とも7日間の選挙戦に突入した。
白鳥孝さん(54)無・新は、前の副市長で、住所は西箕輪中条。
対話を基本に市民の目線に立った民間感覚による自治体経営を訴える。
野口俊邦さん(67)無・新は、元信州大学農学部長で、住所は西町。
憲法を暮らしに生かし、一人一人の市民を大事にする市政への転換を訴える。
白鳥さんは、今日午前8時半過ぎに、300人の支持者が見守る中、中央区の事務所で第一声をあげ、その後市内全域をくまなく遊説した。
一方野口さんは、100人の支持者が見守る中、午前11時に西町の事務所駐車場で第一声をあげ、その後市内全域をくまなく遊説した。
伊那市長選挙は、25日投票が行なわれ、即日開票される。
一方、定数21の伊那市議会議員選挙には、3人オーバーとなる24人が立候補した。
党派別では、共産が4人、公明が2人、ほかは、無所属。
市議会議員選挙も、25日に投票が行われ、即日開票される。
17日現在の選挙人名簿登録者数は、5万6,809人。19日から24日まで、期日前投票が行なわれる。 -
伊那ビジネス専門学校入学式
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校で16日、入学式が行われた。
本年度は新入生男子3人と女子3人の合わせて6人が、情報経理学科2年制に入学した。
新入生を代表して伊那市の宮澤優志さんは、「本校の学生としての誇りをもって校則を守り、学業に専念することを誓います」と宣誓した。
また三澤岩視理事長は、「取れる資格をたくさんとって新しい道に進んでいってもらいたい」と式辞を述べた。
新入生は今後、コンピューター操作や簿記会計を学び、簿記検定2級や日商PC検定などの資格取得を目指す。 -
高遠高校3年生と大学生がアンケート調査
高遠の魅力を再発見しようと、伊那市の高遠高校の生徒と愛知県の日本福祉大学経済学部の学生が17日、花見客でにぎわう高遠城址公園でアンケート調査を実施した。
17日は、高遠高校の情報ビジネスコースの3年生と、日本福祉大学経済学部の学生が、高遠城址公園を訪れた花見客に、アンケート調査を実施した。
高遠高校と日本福祉大学は、互いに連携して課題に取り組んでいて、去年から高遠町地区の活性化などをテーマに調査、研究を行っている。
今年度は、「高遠の魅力を再発見する」をテーマに掲げていて、その第1歩として、観光客にアンケートを行い、高遠の何が魅力か知ろうと考えた。
今後は、アンケートの回答を参考にして、高遠の魅力について考える予定。 -
木のアウトレット市
市場価格の10分の1ほどで木材が購入できる「木のアウトレット市」が17日から、伊那市高遠町の上伊那森林組合中部支所で開かれている。
17日は、薪ストーブに使う薪用木材などを目当てに、多くの人が会場を訪れ、軽トラックいっぱい、木材を積み込んでいた。
これは、上伊那森林組合が、毎年春と秋の2回、開いているもので、今年で6年目になる。
並んでいる木材はすべて、上伊那の里山を整備した時にでた木材。
これらは、一般的な木材の市場では規格外となってしまうが、安い価格で提供することで、地元の木を使ってもらおうとアウトレット市を開いている。
販売しているのは、丸太や板、薪用木材など、さまざまだが、どれも市場価格の10分の一ほどで購入することができるという。
木のアウトレット市は、18日も午前10時から午後2時まで、上伊那森林組合中部支所で開かれる。 -
700年前の遺跡「蟻塚城跡」 竣工式
およそ700年前、伊那市美篶にあったとされる蟻塚城(ありづかじょう)の跡地に、城跡の碑が建てられ、17日竣工式が行われた。
17日は地区住民や関係者など約40人が参加して、竣工を祝った。
蟻塚城は、およそ700年前、鎌倉時代から室町時代にかけて存在した城で、笠原地区の豪族、笠原氏が治めていたとされている。
笠原地区では、地域に残る貴重な歴史遺産を後世に伝えていこうと、去年5月に蟻塚城跡保存会を設置し、17日まで整備をしてきた。
蟻塚城は、7段のひな壇型に形成された山城で、現在御射山大社がある2段目部分から、頂上に当たる本丸部分に階段がかけられた。
また、伊那市が一望できる頂上には丸太のベンチが置かれ、座りながら景色を楽しむことができる。
保存会では、今後ドウダンツツジや桜、楓などを植える他、あずまやを設置する予定。 -
高遠城址公園 雪被害
16日夜遅くから今朝にかけて上伊那地域は雪となり、各地で雪による被害が発生した。
高遠城址公園では桜の枝が折れる被害があり、来場者の安全確保のため正午からの開園となった。
深夜1時過ぎ、高遠城址公園の桜を管理する桜守が、公園内を歩きながら長さ7メートルの竹の棒を使って枝に積もった雪を落としていた。
公園内に出店を出している店主らも屋根に積もった雪を落としていた。
夜が明けた高遠城址公園。園内には折れた桜の枝が散乱し、桜守や伊那市の職員らが運び出し作業に追われていた。
園内は雪や折れた枝が落ちてくる可能性があるとして、朝から入園禁止となった。
公園を訪れた観光客は警備員から事情を聞き、入園できないことを残念がっていた。
折れた枝は近くの花の丘公園の駐車場に運びこまれた。
正午近くになって、公園の安全が確認されたため開園し、並んでいた観光客らが次々に園内に入っていた。
開園が遅れたことや足場が悪いことから、17日だけ入園料が無料となったが、照明機器の故障により、今夜のライトアップは中止となった。
関係者によると、桜が満開の高遠城址公園に雪が降り、入園禁止になったのは初めてのことだという。
17日は他に雪の影響で木が倒れ、伊那市美篶中県と伊那市高遠町のループ橋近くの国道361号が通行止めとなった。
伊那警察署によるとループ橋近くは通報があってから1時間後の午前5時30分頃に、また美篶中県は通報があってから、1時間半後の午前8時過ぎに撤去作業は終了した。
この倒木によるケガ人などはなかったという。 -
伊那ナイターソフトリーグ開会式
第34回となる今年度の伊那ナイターソフトボールリーグの開会式が、16日夜行われた。
16日夜は雨のため、伊那市のウエストスポーツパーク管理センターで開会式が行われ、リーグ戦に参加する25チームの代表が集まった。
開会式では昨年度の優勝チームから優勝旗が返還された。
春日利男会長は「寒い冬が終わり、いよいよ球春。1年間怪我のないようにソフトボールを楽しんでください」とあいさつした。
昨年度の優勝チーム、アスターの酒井知之さんが選手宣誓をした。
リーグ戦では、5月から9月まで、25チームがAリーグとBリーグに分かれ、それぞれ優勝を目指す。
また、16日夜は伊那ケーブルテレビ杯春季トーナメントの開会式も行われ、参加する14チームが大会に向け士気を高めていた。 -
かま塾で味噌造り
子ども達に郷土の文化や伝統を教えている南箕輪村御子柴の「かま塾」で17日、味噌造りがあった。
この日は、神子柴地区に住む子ども5人と地域のお年寄り8人が参加。味噌造りは毎年行っており、今年で3回目。
材料の大豆は地域でとれたものを使い、それを茹でてすりつぶした。
かま塾は週休2日制となった子どもの居場所づくりのためにつくられた集まり。
お年寄りは「楽しみながら郷土の文化を学んでいってほしい」と話していた。
すり潰した大豆は冷ました後、麹とまぜて1年ほどおく。
かま塾では、昨年作った味噌で五平餅作りなどをしていく予定。 -
高遠町歴史博物館 収蔵庫完成
新しく建設された伊那市の高遠町歴史博物館の収蔵庫が完成し13日、竣工式が行われた。
13日は、市の関係者など40人が出席しテープカットなどをして完成を祝った。
平成8年に開館した博物館は、現在1000点を超える資料が保管されていて手狭となっていた。
新しい収蔵庫は、歴史博物館東側に隣接する形で建設された。
収蔵庫は鉄筋コンクリート平屋建てで、延べ床面積は約164平方メートル。
温度と湿度が調整しやすいよう、壁は木材を使った2重構造にした他、古文書などの書籍類を管理する稼働書庫や壁面に資料を固定するラックなどが備え付けられた。
また、雨の日でも荷物の出し入れが出来るトラックヤードも設けられた。
小坂樫男伊那市長は「貴重な資料を後世に残し、寄託などにも対応できる施設として活用していきたい」と挨拶した。
高遠町歴史博物館では、収蔵庫の内部の環境を整えてから資料などの運び込み作業を行うことにしている。 -
JA上伊那生活部会がハイチへ義援金
農家の女性でつくるJA上伊那生活部会は、14日、今年1月に発生したハイチ地震の復興支援募金53万5,537円を、宮下勝義代表理事組合長に届けた。
14日は、生活部会の大石 皐月(さつき)部会長がJA上伊那本所を訪れ、宮下組合長に目録を手渡した。
JA上伊那生活部会では、今年2月から4月上旬まで、上伊那の16支所ごとに部会員に募金を呼びかけたところ、4,717人から、53万5,537円が集まった。
大石会長は、「一人あたりにするとわずかな金額だが、組織のまとまりで大きな金額になった。復興に役立ててほしい」と話していた。
この募金活動は、JAの全国的な取り組みで、支援金は、日本赤十字社などを通じて被災地の救援活動に使用されるという。