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伊那飲食店組合新春大会
伊那飲食店組合の新春大会が8日、伊那市内で開かれた。
新春大会は組合員の交流を図ろうと開かれたもので、会場には約100人が集まった。
大会の中で伊藤敏春組合長は「今、食の安心、安全を望む声が高まっている。飲食店として食の安全を考え、お客様を大切にしていきたい」とあいさつした。
伊那飲食店組合は、約300店が加盟していて、互いの結束を図りながら集客に努めている。
組合に加盟している各店舗では、食中毒などを出さないよう食品衛生管理を徹底するとともに、厳しい経済状況のなかサービスの充実を図り、活気ある店づくりを進めていく竏窒ニしている。 -
医学部志望高校生対象セミナー
医学部を志望する高校生を対象とした現場体験セミナーが、11日、伊那市の伊那中央病院で開かれた。
伊那北高校の生徒14人と、諏訪青陵高校の生徒3人の、合わせて17人が参加した。
セミナーは信州大学医学部が、県内の医学部を志望する高校生に医療現場を体験してもらうことで、医師の仕事や地域医療に理解を深めてもらおうと初めて、開いた。
県内4地域の病院で実施され、南信では伊那中央病院でセミナーが開かれた。
生徒たちは、医師から指導を受け救急救命法を学んだり、医療現場を見学したりしていた。
超音波実習では、実際にエコーを使って、協力する医師の肝臓や腎臓などを確認していた。
また、病理室では、がん化した大腸ポリープを顕微鏡でみる体験した。
昼食時間は、医師との懇談も行われた。
産科の医師は、「伊那中央病院では年間1100件のお産を扱っている。大変だが、難しいお産を切り抜けて、無事子どもが生まれた時は喜びがある」と生徒たちに話していた。
信州大学医学部では、「地元の病院の普段見られない現場を見ることは、進路決定だけでなく有意義なことだと思う」と話していた。 -
地デジ移行あと500日
来年7月24日のアナログ放送終了まであと500日となった11日、長野県庁で村井知事らが参加してイベントが開かれた。
長野県や信越総合通信局などの関係者約50人が出席し、500日前イベントが県庁で開かれた。
アナログ放送が止まり、テレビの地上デジタル放送への完全移行まであと500日と迫ったことから、地デジへの切り替えを県民にアピールしようというもの。
ケーブルテレビで地デジを見る場合は、デジタルテレビに替えるか、専用のチューナーを取り付ける必要がある。
県では、65歳以上の高齢者のみの世帯、13万世帯に特に重点を置いて今後地デジへの切り替えを進めていくという。 -
手良小3年生 ヤギのチョコとお別れ
伊那市の手良小学校の3年生は11日、1年生のときからともに過ごしてきたヤギとお別れした。
この日は、学校でお別れ会が開かれた。
手良小の3年生は、1年生のときに手良の牧場からヤギを借り、飼い始めた。
チョコと名付けたヤギは、3年間で3回、今月1日にも2匹のヤギを産み、合わせて4匹の母親となった。
はじめから3年間だけという約束だったので、チョコたちとはお別れをしなければならない。
こどもたちは「3年間ありがとう。」「牧場に帰ってもげんきでね」などと声をかけ最後のえさやりをした。
お別れ会には保護者らも訪れ、子供達の様子を見守っていた。
手良小学校の山口光校長は、「寒い日も、暑い日も、毎日毎日、小屋の掃除、えさやりをがんばった」と子供たちをねぎらった。
担任の上島猛教諭は、「当番の責任、命に対しての責任。そして思いやり。子どもたちは、チョコから言い表せないほどの事を学んだ」と話していた。
軽トラックに積み込まれ、チョコ一家が牧場に帰っていった。
子ども達が手作りしたチョコの小屋は、12日解体する。 -
長野県公衆衛生専門学校 卒業式
長野県公衆衛生専門学校の卒業式が11日行われた。
この日は、2年間の課程を終えた18人ひとりひとりに卒業証書が渡された。
長野県公衆衛生専門学校では、歯科衛生士を目指して、学生が、講習や実習に励んでいる。
専門学校の中村好昭校長は、「長野県は、県民だれもが生き生きと暮らせる健康長寿を目指していて、口腔衛生が果たす役割は大きい。口腔衛生の普及と向上の担い手として、皆さんの奮闘、活躍を願っている」と式辞を述べた。
また、卒業生を代表して、喬木村の 平栗華鈴さんは「2年間を仲間とともに乗り越えてきたことが成長につながった。目標とする歯科衛生士に近づけるよう日々努力したい」と感謝していた。
18人は、7日に、歯科衛生士の国家試験を受験していて、25日には合格発表がある。
18人はそれぞれ、県内外の鹿診療所などに就職が決まっていて、国家試験に合格すれば、来年度から歯科衛生士として活躍することになっている。 -
殿島城弁当試作品づくり
伊那市東春近の地元農産物を使った「殿島城弁当」の試作品づくりが11日、春近郷ふれ愛館で行われた。
「殿島城弁当」作りは去年に続き2年目。
東春近の地域食材を活用して地域の活性化につなげようと、住民でつくる、よりあい東春近会議と東春近の女性グループ3団体が取り組んでいる。
この日は、お弁当に入れる11の献立のうち6品を作った。
献立は、春野菜の肉巻き、たけのこの煮物、菜花のからし和えなどで、今年は新しくサケの磯辺揚げも作った。
参加者は、お弁当箱に盛り付けて、彩りや料理のバランスなどを研究していた。
この「殿島城弁当」は4月16日に開かれる東春近地区協議会の歓送迎会の場で披露されることになっている。
今回の試作を基に、味つけなどの最終確認をし、歓送迎会当日は100人分を作るという。 -
伊那市観光パンフレット作成
伊那市は、親子の遊び場と花の名所をまとめたガイドマップを新たに作成した。
今回新たにつくられたのは、親子で遊べるポイントをまとめたパンフレット「親子で遊びたいな」と、市内で楽しめる四季折々の花の名所をまとめた「花に癒されたいな」。
「親子で遊びたいな」は、乳幼児から小学生の子どもを持つ家族が使いやすいようにまとめられていて、小黒川渓谷キャンプ場、みはらしファームなどの観光スポットのほか、雨の日にも使えるポイントを紹介している。
「花に癒されたいな」は、小沢花の会のシバザクラ、深妙寺のアジサイなど、四季折々の花の名所が掲載されている。
伊那市では、この2種類のパンフレットにより高遠の桜以外のポイントを紹介するとともに、観光客の目的に沿った案内をしたい考え。
パンフレットは、それぞれ1万部作成され、紹介されたポイントや各支所、観光案内所などで配布する予定。 -
わんぱく親子塾いちご狩り
保育園に通う前の子供と保護者が活動している伊那市西箕輪公民館のわんぱく親子塾は10日、みはらしいちご園で、いちご狩りを楽しんだ。
31組68人の親子が参加した。
わんぱく親子塾は毎月1回開かれていて、みはらしファームで野菜の栽培をするなど、親子で自然体験をしている。
今回は、その活動を知った羽広いちご生産組合が、いちご狩りも楽しんでもらおうと招待した。
わんぱく親子塾の本年度の活動は同日で終了した。 -
高遠の桜4月5日開花予想
日本気象協会は10日、桜の開花予想日を発表した。
それによると、高遠城址公園の桜の開花予想日は4月5日で昨年より1日、平年と比べて6日早い開花となっている。
また満開は4月10日と予想している。 -
伊那ロータリークラブ創立50周年式典
伊那ロータリークラブの創立50周年記念式典が7日、伊那市内で開かれた。会員や来賓ら約80人が集まり、50周年の認証状の伝達などが行われた。
中川博司会長は、「50周年を機に、私たちの役割が増すよう会員増強に努め、奉仕の理想と実現に向け、努力していきたい」と話した。
また、地域で活動する2団体を表彰した。
今回表彰を受けたのは、月刊総合郷土誌『伊那路』を52年間発行し続け、郷土の文化を地域に伝えてきた上伊那郷土研究会と、環境紙芝居を作成し、子どもたちに環境問題を考えることの大切さなどを伝える活動をしている伊那商工会議所女性会。
上伊那郷土研究会の伊藤一夫会長は、「ここまで活動を続けてこられたのは文化的土壌がこの地域にあったため。これからも、関係者一丸となって一生懸命やっていきたい」と話した。
また、女性会の小林旬子会長は、「会員一同、これを誇りに、末長く活動を続けていきたい」と話した。 -
伊那谷の森づくりを視察
県内外の森林関係団体や整備ボランティアなどでつくる「森に学ぶ」ネットワーク運営委員会が7日、伊那市のますみヶ丘平地林を視察した。
運営委員会のメンバーらがますみヶ丘平地林を訪れ、この森林を整備している「伊那谷森と人を結ぶ協議会」の稲辺謙二郎さんから、森づくりの現状などを学んだ。
委員会では、森林づくりに関わる人同士のネットワークを築くとともに、情報交換を行い、森林整備の技術の向上を図ろうと毎年研修会を企画している。
これまでは中信地区の森林を見てきたが、今回初めて上伊那の森林を視察した。
稲辺さんは、すでに整備が行われた場所、現在進行中の場所、これからの場所などを案内し、案内板の設置など、工夫している点についても紹介した。
また、「多様な森林を知ってもらいたいと整備をしている。ここは市民の森。市民のみなさんが、使いやすいよう整備することも心掛けている」と話した。 -
公立高校入試後期選抜
公立高校の後期選抜試験が10日、県内の各高校で一斉に行われた。
上伊那地域では、9日から雪が降り、10日朝も小雨の降る中受験生が試験会場に向かっていた。
このうち伊那市の伊那弥生ヶ丘高校では、午前8時頃から受験生が集まり始めた。
伊那弥生ヶ丘高校は、199人の募集に対し194人が志願していて、倍率は0・97倍となっている。
県教育委員会によると、上伊那の高校で雪の影響による試験開始時間の遅れなどはなく、無事終了したという。
後期選抜試験の合格発表は19日となっている。 -
伊那地域降雪の影響
伊那地域では9日から10日午前中にかけて降った雪のため、停電や高速バスの運休、スリップ事故などが発生した。
伊那地域は、9日の降り始めから10日の降り終わりまでに10センチの積雪が観測された。
中部電力伊那営業所によると、伊那市では雪の重みで木が倒れ電線が切れたことにより、横山で21戸、ますみケ丘で15戸、小黒で11戸の合わせて47戸が停電した。午後5時30分現在、全戸復旧したという。
他には中央自動車道の諏訪インターチェンジと須玉インターチェンジの間などが雪の影響で通行止めになったことにより、高速バスが運休となった。
伊那バス株式会社によると、この影響で高速バス上下線合わせて49本が運休したが、通行止め解除により、正午から運行を再開している。
箕輪町のみのちゃんバスも雪のため遅れが出たが、午前10時に定時運行に戻った。
また、箕輪町八乙女の農道で9日の夕方、雪でスリップした軽トラックが、2台の乗用車に衝突する事故があった。
この事故で2人が軽傷を負った。
伊那警察署によると、伊那署管内では9日から10日にかけて4件のスリップ事故が発生したという。 -
子育て応援宣言 上伊那医療生協に登録証交付
箕輪町の上伊那医療生活協同組合が「社員の子育て応援宣言」登録企業となり10日、南信労政事務所から登録証が交付された。
「社員の子育て応援宣言」は、従業員が仕事と子育ての両立ができるような職場環境づくりを進めようという県の事業。
南信労政事務所の中島義則所長が、上伊那医療生協を訪れ、登録証を手渡した。
県ではこれに登録することにより、企業のイメージアップにつながり、職場が活性化される竏窒ニしている。
登録されたのは上伊那では2件目、病院関係では県内で初となる。
上伊那医療生協では、職員向けの病児保育室を設置していて、子どもが病気のときでも安心して働ける環境が整えられている。
今後は育児休業が取りやすい職場環境づくりやノー残業デーの推進に取り組んでいくという。 -
箕輪町第4次振興計画後期基本計画案を答申
箕輪町振興計画審議会は8日、町の平成22年度から26年度までの施策の方向性を示す第4次振興計画後期基本計画の最終案を平澤豊満町長に答申した。
審議会の柴壽会長らが役場を訪れ最終案を平澤町長に答申した。
審議会では、町の住民満足度調査などの結果を踏まえ後期基本計画の内容を検討してきた。
答申によると、平成22年度から26年度の施策の方向性を示した第4次振興計画後期基本計画は、協働のまちづくりや健康作りの推進、安全安心なまちづくりのためのセーフコミュニティ認証取得を目指した活動に取り組むことなどが盛り込まれている。
平澤町長は、「正式な後期基本計画として位置付け進めていきたい」と話していた。
箕輪町では、第4次振興計画後期基本計画のダイジェスト版を4月中に全戸配布する。 -
湯めぐりスタンプラリー抽選会
旅行券や上伊那の宿泊券などが当たる信州伊那谷温泉街道・湯めぐりスタンプラリー抽選会が9日、伊那市のいなっせで行われた。
地域の魅力をPRしようと上伊那広域連合が実施しているもので、昨年4月から今年の2月9日まで上伊那の温泉施設など22カ所でスタンプラリーを実施した。
今年は、昨年より376通多い過去最高の4362通の応募があった。
上伊那広域連合では以前応募のあった人へのダイレクトメールや週末のETC割引が応募が増えたことの要因としている。
この日、小坂樫男上伊那広域連合長が5万円分の旅行券や上伊那の宿泊施設の宿泊券が当たる抽選をした。
1等の1泊2日のペア宿泊券には10人が選ばれた。
伊那ケーブルテレビエリア内では、伊那市の唐澤良二さん、中澤久美子さん、箕輪町の唐澤のり子さんが当選した。 -
親子わんぱくランド2010
子ども達が昔の遊びやものづくりを楽しむ「親子わんぱくランド2010」が6日、南箕輪村民センターで開かれた。
会場には親子連れなどが訪れ、各部屋に設けられたイベントを楽しんでいた。
わんぱくランドは、子ども達に遊びやものづくりの楽しさを知ってもらおうと、村教育委員会が毎年開いている。
昔遊び体験では、地域のお年寄りがメンコやあやとり、お手玉などを子ども達に教えていた。
また竹とんぼ作りの体験コーナーでは、誰でも簡単に作れるということもあり、小さい子ども達が母親と一緒に作っていた。
ある保護者は「子ども達はコンピューターゲームをして遊ぶことが多い。今日の体験を通じて、自分で遊びを考えたり工夫したりする力をつけてほしい」と話していた。 -
長谷で移送サービス 開始
伊那市長谷地区社会福祉協議会は、高齢者を対象にしたボランティア移送サービスを8日からスタートさせた。
8日は、長谷地区社協の役員や、運転ボランティア、市の関係者等が出席し、サービス開始のセレモニーが行われた。
移送サービスは、65歳以上の独り暮らしや、高齢者のみの世帯を対象に、運転ボランティアが、病院への送迎を行うサービス。
長谷地区社協の池上 明博会長は、「長谷は南北に長い地形。開始当初は、地区内全てでサービスを行えないが、支援体制の充実を図っていきたい」と挨拶した。
運転ボランティアの一人、中山 友悦(ともよし)さんは「近所でも通院の悩みを聞いていた。気兼ねなく安心して使ってもらえるよう努力したい」と話していた。
長谷地区では、運転ボランティアに10人が登録していて、当面の間は、美和診療所への送迎のみのサービスを行うという。
なお、伊那市では、今後、地区を超えた移送ボランティアサービスを行える体制について、検討をしたいとしている。 -
優先駐車区画 妊産婦らも利用へ
箕輪町の平澤豊満町長は9日、役場駐車場の障害者などの優先駐車区画を、妊娠中や出産前後の女性なども利用できるよう整備する考えを示した。
同日開かれた箕輪町議会3月定例会一般質問で議員の質問に答えた。
役場駐車場には現在、優先駐車区画は障害者用が2台分、高齢者用が4台分ある。
妊産婦や、心臓機能障害などの内部障害者のための駐車場について、平澤町長は、この6台分の優先駐車区画と併用する考えで、「妊産婦や内部障害者のマークを付け加え、早急に表示させてもらう」と答えた。
町総務課では、今年度中に対応する竏窒ニしている。 -
村事務事業評価に対する検討結果報告
南箕輪村の実施している事業の必要性を検討してきた「むらづくり委員会」に対し、唐木村長は8日、委員会の考え方に対する村の方針を説明した。
むらづくり委員会の唐澤俊男委員長らが役場を訪れ、村長から報告書を受け取った。
委員会では昨年、村が行った事業の効率性や有用性を検討し、その事業が必要かどうかを含めて検討を行った。
検討結果は昨年12月に唐木村長に報告した。
村では、その意見に基づき検討を行い、まとまった村の方針を委員会に伝えた。
委員会が「必要」として報告した防犯灯の整備事業については、唐木村長が村内ではほぼ整備が完了していることを話し、「今後は古くなったものからLEDにしていきたい」と話した。
また交通対策については、来年度中に検討組織を立ち上げ、検討していく方針を示した。
唐木村長は、「委員会の結果には十分配慮したいが、行政として、難しい部分もある。それをご理解いただきたい」と話した。 -
下水道料金未請求 原因内訳示す
下水道使用料の未請求があったことについて伊那市は9日、その原因の内訳を伊那市議会経済建設委員会で示した。
伊那市では、下水道に接続しているにもかかわらず、使用料を請求していなかった事例134件のうち何が要因でミスが起こったのかを調査した。
その結果、過去にアパートなどでは、入居者がいなければ下水道に接続していても、使用開始届けを出さなくてもよいとしていたことがあり、その後、入居者が入っても使用開始届けが未提出のままだったケースが57件、率にして42%を占めた。
また、工事を担当する係から料金の請求を行う係に事務処理が移る時、うまく伝わっていなかったケースが25件で18%、下水道の使用開始届けの必要枚数をチェックしていなかったり、提出してもらった届出を紛失したと思われるケースが19件で14%となった。
また、無届で工事を行った業者もあった。それらはすべて市の指定工事店ではなかったという。
年度別発生件数でみると、平成19年度が39件と最も多くなっていて、次いで平成16年の24件、平成17年の20件となっている。
市では、平成5年から下水道の供用を開始していて、「当時の不完全なシステムを見直さないまま、運用を続けてきたことが今回の問題を招いた」と説明した。
市では今後、聞き取り調査を行い、事実関係を確定するという。 -
唐沢幸一さんが懐かしい写真披露
伊那市小沢の唐沢幸一さんは、昭和20年代の懐かしい写真を大きく引き伸ばし、5日の地域社協の交流会で披露した。
自宅のアルバムを整理していた唐沢さんが、昭和20年代当時の青年会全盛期の写真をみつけ、大きく引き伸ばした。
今から60年前の昭和26年11月に、青年会メンバーを撮影した写真。現在79歳の唐沢さんは、当時21歳だった。
青年会による演劇や八木節の写真もみつかった。
昭和28年2月、伊那連合青年会の弁論大会で小沢青年会が優勝した写真もある。
当時は、戦後の農村のあり方について、真剣に議論をしていたという。
写真の隣りには、写っている人の氏名と屋号が記されている。
唐沢さんは、「小沢の歴史の一端を残したいと思い、このような形にした」と話している。 -
春の高校伊那駅伝に向け応援準備
21日に春の高校伊那駅伝が開かれる。
それを前に住民有志が応援準備を進めている。
このうち、伊那市の花の愛好家グループ、小沢花の会は今年も、春の高校伊那駅伝の発着点となる伊那市陸上競技場にパンジーや芝桜を飾りつける。
9日は、会員約10人がプランターの雑草をとったり、花の育ち具合を確認していた。
会によると例年ではこの時期、パンジーの花はすでに咲いているということだが、今年は天候不順により花が遅いという。
そのためハウス内にはストーブが置かれ温度調整をしている。
花の会では大会前日の20日に、会員40人ほどで約400のプランターを運びこむことにしている。 -
小沢地域社協が園児と交流
伊那市の小沢地域社会福祉協議会の呼び掛けで、地域のお年寄りと伊那西部保育園の子どもたちが5日、一緒に遊んだ。
小沢区のお年寄りと近くの伊那西部保育園の園児が参加し、小澤地域交流センターで交流した。
園児たちは、ステージであやとりやコマ回しを披露。
お年寄りたちが丸くなって座っている中に園児たちが入り、ペアになって手遊びなどをするゲームも楽しんだ。
また、穴のあいたゲートにボールを通す手作りのグラウンドゴルフも全員で楽しんだ。
小沢地域社協の唐澤忠彦会長は、「お年寄り、子どもたちにとって良い機会だが、高齢者同志の交流の場としても活用していきたい」と話している。 -
ますみヶ丘で炭焼き体験会
伊那市のますみヶ丘平地林で8日、間伐材を利用した炭焼き体験会が開かれた。
ますみヶ丘平地林の間伐材の有効利用を図ろうと行われたもので、8日は信州大学農学部の学生など10人が参加した。
体験会は、ますみヶ丘平地林内にある炭焼き小屋で行われ、アカマツやカラマツなどの薪を釜に入れる作業が行われた。
指導には、伊那財産区議員で炭づくりのベテランの田畑昌英(しょうえい)さんがあたった。
田畑さんは、「空気が入らないようなるべく密にして並べる事が大切」と炭作りのポイントを話していた。
学生達は、窯の中に入り薪を並べていった。
4時間かけて釜に約170キロ分の薪が詰められ、火が入れられた。
炭は来週のはじめに出来上がる予定で、伊那市では環境保全協定を結んでいる新宿区との交流事業などで炭を使うという。
また、アカマツやカラマツなど、炭の出来上がりの違いを学習するという。 -
高遠城址公園さくら祭り対策会議
高遠城址公園さくら祭り対策会議が8日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれた。
会議には各種団体の代表者などおよそ70人が出席し、祭り期間中の交通規制や入園方法、出店者の食品衛生などについて確認が行われた。
去年の祭りでは、高速道路のETC割引により、市内各地で渋滞が起きた。
今回は、その反省を生かし、桜が最盛期となる週末、4月10・11日、17・18日に伊那市役所に臨時駐車場を設け、無料シャトルバスにより送迎すること、高速道路にかかる橋に、諏訪インターや駒ヶ根インター利用を呼びかける横断幕を設置することにしている。
なお、国道152号高遠バイパスが今月完成する予定で、高遠町商店街周辺の渋滞緩和が期待されている。
高遠城址公園の公園開きは、4月1日を予定している。 -
箕輪町が肺炎ワクチン予防接種に補助
箕輪町は来年度、75歳以上の町民を対象にした肺炎球菌ワクチンの予防接種補助事業を始める。
8日開かれた箕輪町議会3月定例会一般質問で、平澤豊満町長が説明した。
肺炎球菌ワクチンの予防接種をすると、肺炎にかかった場合に、軽症で済み、ワクチンの効果は5年位続くという。
箕輪町では、去年1年間で、肺炎など呼吸器系が原因で死亡した人の数が、ガンに次いで2番目に多く、そのうちの81%が75歳以上だったという。
このため町では、75歳以上を対象にワクチン接種の補助を決めた。
ワクチン接種の費用は6千円から7千円で、町は1人あたり3千円を補助します。
来年度予算には、補助費用として100人分、30万円を盛り込んでいる。
この肺炎球菌ワクチンの予防接種補助事業は、上伊那では飯島町が実施しているという。 -
郷土民俗芸能を語り継ぐ集い
第6回郷土民俗芸能を語り継ぐ集いが7日、伊那市の高遠さくらホテルで開かれた。
地元の民謡グループや踊り保存会など約20団体が参加し、歌や踊りを披露した。
地元の伝統芸能を後世に伝えていこうと行われているもので、今回で6回目。
伊那公民館を拠点に活動している「まほらいな民謡会」のメンバーは、正調伊那節など3曲を披露した。
また、高遠小学校の4年生が参加し、運動会の時にも踊るという「孤軍(こぐん)高遠城」を披露し、会場を楽しませていた。 -
音楽史コンサート6
地元在住のアマチュア・プロの演奏家が、クラシックを披露する音楽史コンサートが、7日、伊那市のいなっせで開かれた。
7日は、6回目となるコンサートが開かれ、世代を超えてステージに上がった。
音楽史コンサートは音楽の歴史をたどろうと、古典を中心に選曲している。
7日は14のプログラムが用意され、伊那市内の小学生2人によるバイオリン二重奏や、木管楽器の五重奏、混声合唱など、さまざまな演奏が披露された。
プログラムを締めくくったのは、クラシックワールド室内オーケストラと、赤穂中学校2年の春日啓一郎君によるモーツアルトのピアノ協奏曲。
春日君の熱の入った演奏に、会場からは大きな拍手が送られていた。 -
二・四事件に学ぶ上伊那の集い
戦時中、国内世論の統一を目的として、反政府的な意見を持つ農民や教員などが多数弾圧された「二・四事件」について学ぶ上伊那の集いが7日、伊那市のいなっせで開かれた。
7日は、教職員や一般など約60人が集まった。
二・四事件は、1933年の2月4日に起こった弾圧事件。
戦時中の政策として国や県が実施し、反戦運動などに関わった農民や労働者、教職員、学生などが一斉に検挙・起訴された。
県全体ではおよそ600人、上伊那では120人が検挙された。
二・四事件の掘り起こしをしている中村 正治(まさなお)さんは、上伊那では農民運動や労働運動が盛んで、反戦運動も行われていたことに触れ、「反戦運動の高まりを根こそぎ弾圧するため、上伊那は目を付けられた」と話した。
また、坂口 光邦(てるくに)さんは、県下の教職員をとりまとめていた信濃教育会が警察当局に協力し、県内での弾圧が行われたことを説明し、「二・四事件は事前に計画が十分に練られた周到なものだった」と話した。