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クリスマスローズ作品展
いよいよ受験シーズンも本番。伊那市西春近のかんてんぱぱ・くぬぎの杜では、受験生にぴったりのクリスマスローズの展示会が開かれている。
一見大きな花びらが並んでいるように見えるクリスマスローズ。実はこの部分は「がく」。
クリスマスローズは「がく」が落ちずに残るため、長持ちする花として人気が高いという。
また「がく」が落ちないことから、受験生に縁起の良い花とも言われている。
展示会は、県内のクリスマスローズ愛好家でつくるヘレボルスクラブ伊那支部が去年から開いているもので今年で2回目。
会場には、会員8人の作品約100点が並んでいる。
訪れた人たちは、カメラで花を撮影しながら楽しんでいた。
ヘレボルスクラブのクリスマスローズ展は28日まで。時間は午前9時から午後3時まで。 -
南原保育園で新園舎への引越し作業
このほど新しい園舎が完成した南箕輪村の南原保育園に27日、古い園舎で使われていた道具などが運び込まれた。
園児の保護者や保育士ら約60人が参加して作業を行った。
参加者らは、工事期間中に古い園舎から運び出された遊具やイスなどを、新しい園舎に運び込んでいた。
新しい園舎は、古い園舎を取り壊し、前の駐車場部分も使って建設された。
広さは約1200平方メートル。木造平屋建てで、大芝高原の間伐材などが使われている。
ペレットボイラーを利用した床暖房が備えつけられたほか、屋根の上にはソーラーパネルが約100枚設置されるなど、環境に配慮した建物になっている。
原訓子園長は「子ども達は園舎が建てられるところをずっと見てきたので、完成を本当に楽しみにしていた。新しい園舎で明るく元気に過ごしてほしい」と話していた。
新園舎での保育は、3月1日からスタートする。 -
福島病院で産婦人科の今後検討
箕輪町の福島病院が、産婦人科について、廃止も含め検討していることが、病院関係者の話で分かった。
福島病院の産婦人科は医師1人で、年間約100件の出産に対応している。
病院では現在、診療6科目のうち産婦人科について、廃止も含め内部検討を行っているという。
取材に対し福島病院では、「まだ検討中で何も決まっていない」としていて、結論を出す時期は今年度末を目途にしているという。 -
南大東島 ダイトウオオコウモリ
沖縄県南大東島にいる国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されているダイトウオオコウモリ。
南大東島第5次訪問団に同行した伊那ケーブルテレビ社員が撮影した。撮影したのは、24日の夜9時過ぎで、貴重な体験に訪問団一行は興奮気味だったという。 -
箕輪町平成22年度予算案発表
箕輪町は26日、総額で83億7千万円とする平成22年度一般会計当初予算案を発表した。
平成22年度一般会計当初予算案の総額は83億7千万円で、今年度より4億8千万円、率にして6・1%の増額となっている。
歳入では、法人町民税を中心に町税が1億4600万円減少する見込みだが、2億5千万円の財政調整基金の取り崩しなどで対応するという。
主な新規事業は、セーフコミュニティの実現に向けた事業に672万円、学校図書システムの構築に2110万円、小中学校長が中心となり学校教育の活性化を図るための教育振興活性化交付金に400万円、町制55周年記念そばうちもみじCUP箕輪大会に599万円となっている。
また来年度は、子どもの医療費無料化の対象年齢を、これまでの小学生までから中学生までに引き上げる計画で、その医療費給付に4621万円を盛り込んでいる。
この予算案は来月開会する箕輪町議会3月定例会に提出される。 -
地域連携マニュアル完成 協定締結
平成18年の7月豪雨災害を受け、関係する機関の連携や役割分担を決めた地域連携マニュアルが完成した。
26日、信州大学農学部や国、県、市町村が参加する大規模土砂災害対策検討会が駒ヶ根市の赤穂公民館で開かれ、地域連携マニュアルを確認した。
これは、平成18年7月豪雨災害を契機に、国や県、市町村の役割分担を決め、連携のあり方をマニュアル化しようと平成19年の3月から検討が進められてきた。 伊那市をモデルにマニュアルづくりを進め、今回その他の上伊那7市町村分が完成した。
マニュアルには、情報伝達の方法や前兆現象の確認の仕方、災害の確認の方法などが明記されている。
伊那市は、このマニュアルに基づいて天竜川上流河川事務所と相互協定を結んでいて、残る7市町村も近く協定を締結する運びとなっている。
協定には、大規模災害時に情報の共有や資材・機材の提供などの事柄が盛り込まれている。
信州大学農学部の平松晋也教授は、「マニュアルの完成で器は完成した。市町村間の連携では課題も残るが、後はいかに効率よく有機的に魂を入れるかだ」とコメントした。 -
公立高校後期選抜志願者数 発表
県教育委員会は、26日、平成22年度の公立高校・後期選抜の志願者数を発表した。
上伊那の公立高校の普通科全てで、倍率が1倍を割っている。
上伊那8校の状況は次のとおり。
辰野高校は、普通科が96人の募集に対し87人が志願、倍率は0.91倍。商業科が20人に対し20人の1倍となっている。
上伊那農業高校は、それぞれ20人の募集で、生産環境科に 28人が志願。倍率は1.4倍。園芸科学科が18人の0.9倍。生物工学科が21人の1.05倍。
緑地工学科が25人の1.25倍となっている。
高遠高校は、72人の募集に対し61人の0.85倍となっている。
伊那北高校は、普通科が204人に対し199人の0.98倍。理数科は4人に対し10人の 2.5倍となっている。
伊那弥生ヶ丘高校は199人の募集に対し194人の志願で0.97倍となっている。
赤穂高校は普通科が112人に対し101人の0.9倍。商業科は40人に対し30人の0.75倍となっている。
駒ヶ根工業高校は、機械科・電気科・情報技術科一括で60人の募集に対し52人の志願で、倍率は0.87倍となっている。
箕輪進修高校は、普通I部・II部・III部合わせて69人の募集に対し56人が志願、倍率は 0.81倍。工業I部は、22人の募集に対し15人が志願、倍率は0.68倍となっている。
後期選抜は、志望変更を3月1日から4日まで受け付ける。
試験は3月10日(水)に実施、合格発表は3月19日(金)となっている。 -
中病にMRI棟建設へ
伊那市の伊那中央病院は来年度、2台目のMRI導入に伴い、MRI棟の建設を計画している。
25日夜開かれた伊那中央病院運営審議会で計画が示された。
計画では、MRI棟は病院本館の東側に建設し、本館とつなぐ。
3階建てで、延べ床面積は約500平方メートル。
1階はMRI検査室、2階と3階は医局などに利用したい考え。
建設費は約2億3600万円で、来年度当初予算に計上する予定。
また審議会では、病院の運営状況も報告された。
伊那中央病院は今年度、平成15年の開院以来初となる6500万円の黒字決算を見込んでいる。
来年度の当初予算案は、黒字化の見込みを受け、これまでの赤字予算から、初めて差引収支が0となる収支均衡予算になるという。 -
はらぺこで醤油づくり
伊那市東春近の自由保育所「山の遊び舎はらぺこ」で24日、しょうゆ作りが行われた。
しょうゆ作りには、園児とその保護者約30人が参加した。
はらぺこでは去年5月に、醤油麹に塩と水を加え、約150リットル分を仕込み、熟成させてきた。
園児らは熟成したもろみをひしゃくですくい、布袋に入れていた。
醤油搾り機は、園児の保護者で伊那市の造り酒屋、漆戸醸造の漆戸正彦さんが用意した。
もろみを入れた布袋が醤油搾り機の中に積まれていくと重みでこされ、しばらくすると、醤油が出てきた。
園児らは、醤油が出てくる様子を見ながら歓声をあげていた。
この醤油はビン詰めにして、家に持ち帰り、それぞれの家庭で味わったという。 -
農事組合法人はるちか設立総会
伊那市東春近の農家らでつくる、農事組合法人はるちかの設立総会が24日JA上伊那東春近支所で開かれた。
総会には東春近の農家など約100人が集まった。
農事組合法人はるちかは、地域農家の協同による農業経営を行うことで、農地を荒廃から守り経済性を高めようと組織された。
会員数は236人で、水稲、麦、大豆などの栽培を行う。
平成22年度の作付面積は105ヘクタールで販売高9670万円を計画している。
組合では、国が農業施策として掲げる個別所得補償制度などを例にあげ、どのように国の施策が変わっても動じない組織にしていきたいと決意を新たにしていた。 -
伊那小4年忠組がエコキャップ集め
伊那小学校4年忠組の児童は、去年4月から、ペットボトルのキャップを集め、ポリオワクチンにするエコキャップ運動に取り組んでいる。
今日は、忠組の児童33人が、エコキャップの取り次ぎをしている介護センター花岡を訪れ、これまでに集めた11,828個のキャップを伊那店店長の武田英敏さんに手渡した。
これは、14人分のワクチンになるという。
児童たちは、何か人の為になるようなことをしたいと去年4月下旬からキャップ集めを始めた。
忠組では、今後、この取組みを学校全体に広げ、地域にも呼びかけてエコキャップ運動の輪をさらに広げて行きたい考え。
26日届けられたキャップは、山梨県のNPO法人が再資源化事業者に売却しワクチンを購入。ユニセフを通じて発展途上国に届けられることになっている。 -
新保育園のテラスをビー玉で飾りつけ
伊那市の富県保育園の園児たちが25日、4月から通うことになる新しい保育園のテラスをビー玉で飾り付けた。
富県保育園の新しい園舎は、3月完成を目指して現在建設作業が進められている。
この日は、年少から年長までの80人が、新しい保育園の園舎を訪れ、思い思いのビー玉を持って、まだ固まっていないモルタルの上に、ビー玉を一つひとつ埋め込み飾り付けた。
子どもたちがビー玉を埋めた部分は、テラスとなる予定。 -
伊那市地域づくり活動事業報告
平成21年度伊那市地域づくり活動支援金事業の活動報告会が昨夜、伊那市役所で開かれました。
伊那市地域づくり活動支援金事業は、地元住民の地域活性化活動を支援しようとおこなわれている。
平成21年度は18の事業が行われ、支援金の総額は4149万円となった。
報告会は、そのなかから特色のある活動を広く知ってもらおうと開かれたもので、会場には地区役員など、約100人が集まった。
発表した団体のうち「歴史の道 伊那街道を歩こう会」の白石利彦さんは、いいとこマップの作成や案内看板を設置したことを発表し、活動を通して普段の生活の中で気付かなかった地元の、良さを感じたと話していた。
伊那市では3月1日から24日まで平成22年度の地域づくり活動支援事業の実施団体を募集することにしていて、4月上旬の選考委員会で決定する予定。 -
使う人の視点で贈り物づくり
使う人の気持ちを考えて贈り物をつくろうと、伊那市東春近小学校の1年生が25日、3月に卒業する6年生に贈る「しおり作り」に挑戦した。
この日、1年東組の児童およそ30人が、6年生に贈るしおり作りに挑戦した。
伊那市では、今年度、諏訪市のエプソンインテリジェンス株式会社に委託して、「ユーザー視点のものづくり事業」を東春近小学校で実施している。
誰かの役に立つものづくりを行い、ものづくりの楽しさを知ってもらおうという試みで、エプソンインテリジェンスからコーディネーターの河野満さんを迎え、各学年で取り組みをしてきた。
今回1年生は、3月で卒業する6年生に贈るしおりを作ることにした。
事前に6年生にアンケートを行い、好きなものを聞き、その中から選んだ絵をしおりに描き裏にはメッセージを付けることにした。
しおりは、6年生を送る会で贈るという。 -
箕輪町振興計画諮問
箕輪町の平澤豊満町長は、平成22年度から26年度までの施策の方向性を示す第4次振興計画後期基本計画について25日、審議会に諮問した。
箕輪町地域交流センターで審議会が開かれ柴壽会長は「町政の進め方に誤りのないようにするため、審議会の役割は大きい」と挨拶した。
平澤町長は、「皆さんの意見や、住民満足度調査を取り入れて計画を策定した。宜しく審議をお願いしたい」と諮問した。
平成22年度から26年度の施策の方向性を示した第4次振興計画後期基本計画は、協働のまちづくり、健康作りの推進、都市基盤の整備など7つの章により構成されている。
基本計画では多くの施策について数値目標が設定された。
委員からは、「農商工連携による新たな事業展開を産業振興施策に加えたほうが良い」などといった意見が出されていた。
審議会では出された意見を反映させ、3月8日に町長に答申する予定。 -
紙ごみのアンケート実施へ
伊那市ごみ減量化・資源化推進委員会が25日、伊那市浄水センター開かれ、紙ごみを減らす方策を検討した。
空き箱や封筒などの雑紙は、資源ごみだと知らない市民も多いことから、実態を把握するアンケート調査を行う。
委員会では、排出ごみに占める割合が10%と2番目に多い紙ごみの減量化について話し合った。
菓子やティッシュペーパーの空き箱や、封筒などの「雑紙」と呼ばれる紙類は、伊那市では平成16年度
から資源ごみとして収集している。
しかし、「市民がまだ、新聞や雑誌以外の紙が資源ごみであると認識していない」などといった意見が多く出された。
そのため、伊那市では、今月末から始まる各地区のごみの出し方説明会でアンケートを実施し、どの程度の市民が、雑紙について認識しているか、調査することした。
また、紙ごみを減らす具体的な方策としては、過剰包装をやめる、紙ごみの分別を周知・徹底する、子どもに対し、啓発活動を行うなどといった案が出された。
紙ごみの減量化・資源化については、次回の委員会で意見をまとめる予定。 -
低カロリー減塩メニュー楽しむ
糖尿病などで食事制限をしている人も、外食を楽しみながら健康について学んでもらおうと、25日、南箕輪村のレストランで勉強会が開かれた。
勉強会は南箕輪村の信州大学近くにあるレストランびざびで開かれた。
勉強会を開いたのは、糖尿病などの生活習慣病を専門とする駒ヶ根市の中谷内科医院で、この日は、その患者や、予防に関心を持つ20人ほどが参加した。
食事制限がある人にも外食を楽しんでもらうとともに、自宅での調理の参考にしてもらおうと開かれた。
レストランびさびに協力を呼びかけ、この勉強会のために、低カロリー・減塩のメニューが用意された。
メニューは、ホタテのサラダにスープ、鶏肉のグリルにデザート。
これに加えてパンを2個食べても、500キロカロリー未満で、植物繊維が多く採れるなどの工夫がされている。
参加者は、レシピを確認しながら味を確かめていた。 -
伊那市観光協会通年ポスター審査
伊那市観光協会は、桜や紅葉の時期だけでなく、通年で伊那市をPRしていこうと、今回新たにポスターを作っている。
25日、伊那市役所で、審査会が開かれ、小坂樫男市長など6人が審査に当たった。
ポスターは、信州高遠美術館館長の竹内徹さんの作品を元に作られ、印刷業者4社から6点が寄せられた。
委員は、第一印象やキャッチフレーズ・コンセプトなどから、審査した。
審査の結果、「本当にあるんだ こんな風景」をコンセプトとする、田園風景の絵を使用したポスターが選ばれた。
伊那市観光協会では、構図など委員の意見を参考にしながら校正をし、3月19日に完成させる予定。
ポスターは200枚用意され、旅行業者や、県外の関係市町村に配布するほか、イベント等で活用される。 -
周回コース完成でランナー試走
伊那市の富士塚スポーツ公園にあるジョギングコースにウッドチップを敷く改修工事が完了し、25日、地元ランナーが試走して新しいコースの感触を確認した。
富士塚スポーツ公園のジョギングコースは、グラウンドまわり一周550mとなっている。
これまで土のコースだったが、今年度事業で、約110万円かけて、5センチ掘り下げウッドチップを敷き詰めた。
この日は、伊那市内の高校陸上部生徒などが試走し、新しくなったコースの感触を確かめた。
ウッドチップは、クッション性があり足に負担がかかりにくいとされていて、ランナーは、
「柔らかくて、とても走りやすい」と話していた。
伊那市では、来年度、ますみヶ丘平地林でのクロスカントリーコースの整備を予定していて、富士塚のコースを参考に、「駅伝のまち」として練習コースの整備を進めていくという。 -
スギ花粉22日から飛散始まる
飯田保健福祉事務所は、22日から飯田下伊那地域でスギ花粉の飛散が開始したと24日に発表した。
スギ花粉の飛散が確認されたのは22日月曜日で、去年より8日遅く、例年並みだという。
今年の花粉飛散量は少なめと予想されているが、飯田保健福祉事務所では、天気がよく風の強い日には花粉が多く飛散するとして、花粉症の人は対策をとるよう呼びかけている。 -
伊那市議会開会 43議案提出
伊那市議会3月定例会が24日開会し、市側から43議案が提出された。
今議会には、H22年度一般会計予算案や、今年度補正予算案、条例改正案など43議案が提出されている。
条例改正案では、伊那市海洋センターの利用料を1時間100円から300円に引き上げる条例改正案や、富県保育園の新築移転に関する条例改正案などが提出されている。
伊那市議会3月定例会は、3月3日から5日まで一般質問が行われ、3月15日に閉会する予定。 -
「もりもり上伊那山の感謝祭」
健全な森林づくりを進めようと「もりもり上伊那 山の感謝祭」が23日、伊那市のいなっせで開かれ、森林づくりで功績のあった人や林業ポスターコンクールの入賞者などが表彰された。
23日は、林業関係者やNPO、企業などからおよそ200人が集まった。
これは、上伊那地方事務所などが毎年開いている。
林業功労者では、元上伊那森林組合の職員として森林づくりに貢献した伊那市の城倉 寿美さんのほか、8人に感謝状が贈られた。
また、ポスターコンクールでは、野鳥愛護ポスター図案の部で南箕輪小学校2年の池口 輔(たすく)君、西箕輪中学校3年の赤羽咲紀(さき)さんが長野県知事賞に選ばれたほか、国土緑化・育樹ポスターの部で南箕輪小学校2年の羽生(はにゅう)楓菜(ふうな)さん、高遠中学校3年の宮澤(みやざわ) 翼矢(よくや)君が県知事賞選ばれた。
宮坂所長は、「県では、森林税を活用して、健全な山づくりを目指している。上伊那地域の林業が再生されるよう多くの皆様の協力をいただきたい」と話した。 -
箕輪町中学生模擬議会
箕輪中学校生徒による模擬議会が23日、箕輪町役場議場で開かれた。
模擬議会は町政に関心を持ってもらおうと町議会が開いたもので、箕輪中学校の生徒会役員、約40人が参加した。
また模擬議会の議長は生徒会議長の中谷 昭太郎君が務めた。
議員席には23人が座り、そのうち代表の10人が一般質問をした。
このうち小林大純(ひろすみ)君は「中学生も協力し、みのわ祭りを盛り上げたい。協力できることはないか」と質問した。
これに対し平澤豊満町長は、「祭り当日のボランティアを積極的に行い、盛り上げてもらいたい。」と答えた。
また市川沙貴さんは、「町が進めているひと味ちがう箕輪の子ども育成事業で保育園児や小学生は、運動あそびや、英語あそびなどがあるが、中学生には何もないのか」と質問した。
これに対し平澤町長は「子どもの頃からの人材育成は重要課題。武道館の整備や図書館の充実などを図り、生きる力の育成に務めたい。」と答えた。
参加した中学生らは模擬議会を通して、町政の一端に触れていた。 -
旧井沢家住宅で古い雛人形 一般公開
伊那市西町の旧井沢家住宅では古いひな人形などが飾られ一般公開されている。
ひな人形の展示は伊那部宿を考える会がおこなっているもので、市有形文化財に指定されている館内には約120体の人形が並べられている。
伊那部宿を考える会では、ひな祭りの行事を地域で受け継ごうと、毎年この展示を行っていて、今年で5年目となる。
飾られているのは会員が持ち寄った昭和初期の古いひな人形の他、布を貼り合わせてつくられた「押しびな」、御殿の中に人形がある「御殿びな」など様々。
他には珍しい手作りの「つるしびな」もあり、訪れた人たちの目を引いていた。
また女の子の節句に関連して、母、娘、孫の3代にわたり結婚式で着たといわれる花嫁衣装も展示されている。
伊那部宿を考える会では27日土曜日と28日日曜日には訪れた人たちに甘酒を振る舞うことにしていて、来場を呼びかけている。 -
伊那市 下水道使用料金の未請求が明らかに
伊那市は、下水道に接続しているにもかかわらず料金システムが未登録であったため使用料を請求していなかった事例が204世帯分あった事を明らかにした。
これは、24日開かれた伊那市議会全員協議会で小坂樫男市長が明らかにした。
伊那市によると、昨年末、下水道接続の推進のための個別訪問を行ったところ、無届工事や使用料未請求と思われる事例が発見されたため、今年1月から2月にかけ改めて現地調査を実施した。
調査の結果、未請求が判明したのは、2月23日現在で134件、204世帯で、金額は約2300万円、うち900万円は時効が成立しているため回収できない。
原因として、下水道使用開始届の確認不足、関係部門の連携不足などが65%を占め、他に、指定工事店によらない無届工事などを挙げている。
小坂市長は「収益をあげようという職員の熱意のなさが原因。再発防止に努めたい」と話していた。
なお、今議会に提出予定だった下水道使用料金を値上げする条例改正案は、今回の不手際で市民の理解が得られないとして提出が見送られている。 -
人権擁護委員協議会が西春近北保育園で啓発
伊那人権擁護委員協議会は、24日、伊那市の西春近北保育園を訪れ、人形劇などを通して、思いやりの心を持とうと園児に呼びかけた。
24日は、伊那人権擁護委員協議会の伊那市と南箕輪村でつくる中部支部のメンバーが西春近北保育園を訪れ、園児に人権について話をした。
協議会では、子ども達に思いやりの心をもってもらおうと、上伊那各地の保育園で啓発活動を毎年行っていて、今年で5年目になる。
メンバーは、人権擁護のイメージキャラクター「まもるくん」と「あゆみちゃん」を使って、「いじめはダメ」、「悪い事をしたらゴメンネと言おう」と呼びかけていた。
中部支部の白田 信隆支部長は、「人権の基本となる、友達と仲良くしよう、喧嘩をやめようという心を育んでもらいたい」と話していた。 -
箕輪町に(株)ヌイテック進出
箕輪町木下にあるリズム時計工業の空き工場に新たに東京の株式会社ヌイテックが入り生産稼働を始めることになった。
ヌイテックは東京に本社を置き、自動車シート用縫製部品の製造販売を行っている。
ヌイテックは東証一部上場の自動車メーカーの100%出資子会社で、主な取引先が愛知県と東京都にあることから、その中間地点にあたる長野県で生産拠点を探していた。
そんななか去年3月にリズム時計が工場を閉鎖し、立地条件や労働力の確保が見込めることなどから町の仲介により空き工場を活用することを決めた。
現在は3月からの本格稼働を目指し従業員の訓練が行われている。
町で事業を始めるにあたり、24日、地域交流センターで記者会見が開かれ、松下和好社長が「箕輪町に来てみると環境がいいと感じる。皆さんの協力を頂いて工場進出にこぎ付ける事が出来た。今後も宜しくお願いします。」とあいさつした。
リズム時計の大川康寛社長は「工場の解体を予定していたが、建物は存続できることになった。町には大変お世話になった。」と話した。
ヌイテックは今年秋頃までに100人ほどの従業員を確保し、初年度の売り上げは2億円を見込んでいる。 -
152号バイパス東高遠工区3月25日完成
伊那市高遠町で工事が進められている国道152号バイパス東高遠工区が3月25日に完成する。
これは、24日開会した伊那市議会3月定例会で、小坂市長が示した。
国道152号バイパス東高遠工区は、的場から高砂までをつなぐ2,250メートル。152号バイパス工事は、昭和54年に国の補助事業としての採択を受け、総工費111億円をかけて工事を行ってきた。
今回開通する東高遠工区は、最終工区となるもので、これで、昭和54年からの事業は完了することになる。
伊那市では、高遠城址公園の花見シーズン前に完成予定であることから、交通渋滞の緩和に期待している。 -
伊那地域 4月中旬の暖かさ
今日の伊那地域の日中の最高気温は、例年より11度ほど高い16.7度まで上がり、4月中旬並の暖かさとなった。南箕輪村の牧草畑では、なずな摘みをする人の姿が見られた。
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伊那西スケート場利用状況まとまる
伊那市ますみヶ丘の天然リンク、伊那西スケート場は、14日で今シーズンの営業を終了した。
伊那市教育委員会によると、今シーズンは、去年12月25日から今年2月14日まで52日間の開場期間中、滑走可能になったのは、31日間で、入場者数は、のべ1,635人、一日の平均は53人だった。
シーズン中は、子どもスケート教室や市民体育祭スケート競技、プチカーリング大会などのイベントも予定通り開催された。
伊那西スケート場の入場者数は、昭和60年度の23,764人をピークに年々減少傾向にあり、平成7年度には、3,000人台、10年度には、1,000人台と推移している。